JPS6336041Y2 - - Google Patents

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JPS6336041Y2
JPS6336041Y2 JP1985179610U JP17961085U JPS6336041Y2 JP S6336041 Y2 JPS6336041 Y2 JP S6336041Y2 JP 1985179610 U JP1985179610 U JP 1985179610U JP 17961085 U JP17961085 U JP 17961085U JP S6336041 Y2 JPS6336041 Y2 JP S6336041Y2
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JP
Japan
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steering rack
teeth
width
induction
hardening
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JP1985179610U
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JPS6288746U (ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

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  • Heat Treatment Of Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車等の部品に使用されるステ
アリングラツクの高周波焼入れ装置にかかり、特
にステアリングラツクの歯部に高周波電流を直接
通電するとともに、ステアリングラツクの歯部に
対向させて配置された断面凸形状の高周波焼入れ
コイルの接触子の幅を調整することにより、焼入
れされるステアリングラツクの焼割れの発生を防
止することができるステアリングラツクの高周波
焼入れ装置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、直接通電方式の高周波焼入れは、焼入れ
されるべき金属部材に直接高周波電流と通電しそ
の表面のみを加熱し、次にこれを急冷することに
より表面硬化焼入れするものである。このような
技術は例えば、特開昭57−158325号に開示されて
いる。
そして、一般に焼入れされるべき金属部材に実
質的に面接触しうるように構成された2つの接触
子を含み、これら接触子と金属部材とが互いにお
しつけられた状態において接触子間に高周波電流
が通電されるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の高周波焼入れ装置はステ
アリングラツクの歯部の幅に対して高周波焼入れ
コイルの接触子の幅が大きいため、焼入れパター
ンが不均一となり焼割れが発生し易いという問題
があつた。
これは、ステアリングラツクの歯部と高周波焼
入れコイルの接触子との接触部付近は接触抵抗が
大きいため温度上昇が早いこと、および高周波電
流は表皮効果のため歯部表面を流れ易いこと等に
よるものであつた。
そして、これによつてステアリングラツクの歯
部の幅に対して接触子の幅が大きいと歯部側面部
の焼入れ深さが深くなり、逆に接触子の幅が小さ
いと歯部側面部の焼入れ深さが浅くなるという問
題があつた。
従つて、本考案の目的は、ステアリングラツク
の歯部全体に渡つて焼入れパターンの均一化を図
ることにより、焼割れを防止することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案にかかるステアリングラツク
の高周波焼入れ装置は、直接通電焼入れ用コイル
に設けられた接触子の幅をステアリングラツクの
歯部の幅に対して0.5〜0.9の範囲に規定したこと
を特徴とするものである。
具体的には、ステアリングラツクの歯部に直接
通電するとともに、ステアリングラツクの歯部に
対向させて冷却ジヤケツトを内蔵した高周波焼入
れコイルを配して高周波焼入れするステアリング
ラツクの高周波焼入れ装置において、焼入れする
前記ステアリングラツクの歯部に対向しかつ該ス
テアリングラツクの長手方向に平行に配置された
高周波焼入れコイルの接触子の幅W1を該ステア
リングラツクの歯部の幅Wに対して、W1/W=
0.5〜0.9としたものである。
〔作用〕
上記の構成にかかる本考案の作用を説明する
と、高周波焼入れコイルの接触子の幅W1を該ス
テアリングラツクの歯部の幅Wに対して、W1/
W=0.5〜0.9としたことにより、焼入れパターン
を均一化でき、焼割れを防止する作用をする。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図は本考案にかかるステアリングラツクの
高周波焼入れ装置の概略構成を示す正面図、第2
図はその側面図である。
ステアリングラツクの高周波焼入れ装置(以
下、高周波焼入れ装置と称する)1は、クランパ
2,3と、高周波焼入れコイル4および接触子
5,6から構成されている。
クランパ2,3は焼入れするステアリングラツ
ク12を固定するためのもので、スプリング1
3,14の付勢力によりステアリングラツク12
を接触子5,6に向けて押しつけている。なお、
15はクランパ2,3を保持するための保持部材
である。
高周波焼入れコイル4はステアリングラツク1
2に通電後、歯部122を急冷して焼入れするた
めのもので冷却ジヤケツト(図示しない)を内蔵
している。32は絶縁板、34は高周波焼入れコ
イル取り付け部、35は支持部材である。
接触子4はステアリングラツク12に通電する
ためのもので、高周波焼入れコイル4の両端に一
対取り付けられ、上端でステアリングラツク12
の歯部122に当接している。
本実施例においてはステアリングラツク12の
歯部122の幅Wを20mmに対し、接触子5,6の
幅W1を18mmとした。
上記の構成にかかる実施例の作用を説明する
と、まず焼入れするステアリングラツク12の左
右センタを保持治具(図示しない)により固定し
た状態で、ユニツト全体を高周波焼入れコイルの
位置まで移動させる。
次に、左右センタをアンクランプしてステアリ
ングラツク12を接触子5,6上に載せ、クラン
プ2,3により接触子5,6上に固定した後、通
電し高周波焼入れするものである。
このようにして得られたステアリングラツク1
2の焼入れ深さとステアリングラツク12の歯部
122の幅Wに対する高周波焼入れコイル4の接
触子5の幅W1の比率(W1/W)の関係を第4図
に示す。
第4図から明らかなように、W1/W=0.5未満
では第3図に示す歯部122の側面部126の焼
入れ深さbがb<0.5mmとなり焼入れ深さが不足
する。
一方、W1/W=0.9を超えると逆に焼入れ深さ
bがb>2mmとなり焼入れ深さが深すぎる。な
お、このときステアリングラツク12の歯部12
2の正面部128の焼入れ深さaはW1/W=0.5
〜1.5の範囲で約1mmであつた。
このため、正面部128および側面部126の
焼入れ深さa,bを同時に満足するW1/W=0.5
〜0.9とした。
以上、本考案を特定の実施例に基づいて説明し
たがこれに限定されるものではなく、実用新案登
録請求の範囲に記載した範囲内で当業者が実施可
能な種々の別な態様が考えられる。
例えば、上記の実施例においてはステアリング
ラツクの歯部の幅W=20mmに対し、接触子の幅
W1=18mmとしたが、W1/Wの範囲が維持される
限りにおいてステアリングラツクの種類に応じて
幅は大きくも小さくも任意に変えることができ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案にかかるステアリ
ングラツクの高周波焼入れ装置は、直接通電焼入
れ用コイル内に設けられた接触子の幅をステアリ
ングラツクの歯部の幅に対して0.5〜0.9の範囲に
規定したため、ステアリングラツクの歯部全体に
渡つて焼入れパターンの均一化を図ることによ
り、焼割れを防止することができるというすぐれ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるステアリングラツクの
高周波焼入れ装置の概略構成を示す正面図、第2
図はその側面図、第3図はステアリングラツクの
横断面図、第4図はステアリングラツクの歯部の
幅Wに対する高周波焼入れコイルの接触子の幅
W1の比率(W1/W)と焼入れ深さの関係を示す
グラフである。 1……高周波焼入れ装置、4……高周波焼入れ
コイル、5,6……接触子、12……ステアリン
グラツク、122……歯部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ステアリングラツクの歯部に直接通電するとと
    もに、ステアリングラツクの歯部に対向させて冷
    却ジヤケツトを内蔵した高周波焼入れコイルを配
    して高周波焼入れするステアリングラツクの高周
    波焼入れ装置において、焼入れする前記ステアリ
    ングラツクの歯部に対向しかつ該ステアリングラ
    ツクの長手方向に平行に配置された高周波焼入れ
    コイルの接触子の幅W1を該ステアリングラツク
    の歯部の幅Wに対して、W1/W=0.5〜0.9とし
    たことを特徴とするステアリングラツクの高周波
    焼入れ装置。
JP1985179610U 1985-11-21 1985-11-21 Expired JPS6336041Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985179610U JPS6336041Y2 (ja) 1985-11-21 1985-11-21

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JP1985179610U JPS6336041Y2 (ja) 1985-11-21 1985-11-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6288746U JPS6288746U (ja) 1987-06-06
JPS6336041Y2 true JPS6336041Y2 (ja) 1988-09-26

Family

ID=31122821

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JP1985179610U Expired JPS6336041Y2 (ja) 1985-11-21 1985-11-21

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JPS6288746U (ja) 1987-06-06

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