JPS6335225A

JPS6335225A - 内視鏡挿入部の湾曲装置

Info

Publication number: JPS6335225A
Application number: JP61177724A
Authority: JP
Inventors: 成人真貝; 達也久保田; 次生岡崎; 利昭野口; 大桑　秀樹; 正明林; 川嶋　正博
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1986-07-30
Filing date: 1986-07-30
Publication date: 1988-02-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は内視鏡の挿入部を強制的に湾曲するための内視
鏡挿入部の湾曲装置に関する。

〔従来の技術〕

一般に、内視鏡の挿入部における湾曲部の構造はたとえ
ば実開昭５７−１９１３０３号公報に開示されるように
その軸方向に配設した複数の節輪を互いに回動自在に連
結し、これを操作ワイヤによって押し引きすることによ
り強制的に湾曲する構成になっている。また、挿入部内
には操作ワイヤを案内するワイヤ受などが組み込まれて
いる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記従来の構造ではその挿入部の外径が
太くなり、たとえば血管等のように細径な部位を観察す
る場合には使用できなかった。

本発明は上記事情に着目してなされたもので。

その目的とするところは、挿入部の細径化が図れるとと
もに、容易に湾曲操作できる内視鏡挿入部の湾曲装置を
提供することにある。

〔問題点を解決するための手段および作用〕上記問題点
を解決するために１本発明は内視鏡の湾曲可能な挿入部
の湾曲外側の外壁部にその挿入部の軸方向に沿って間隔
をあけて複数の切欠き開口部を配設し、この切欠き開口
部の開口はバルーンにより覆いその切欠き開口部内を密
閉した空間部とするとともに、その密閉した上記空間部
に連通ずる供給路に通じる流体給排手段により上記バル
ーン内の上記空間部に流体を給排するようにする。これ
により上記バルーンを膨張または収縮して挿入部を湾曲
するものである。

〔実施例〕

第１図ないし第４図は本発明の第１の実施例を示すもの
である。この実施例の内視鏡は血管用内視鏡であり１図
中１はその挿入部である。この挿入部１は中実軟性棒状
長尺部材内にその軸方向に沿って複数の孔を形成してな
るいわゆるマルチルーメンチューブによって構成されて
いる。そして。

」１記孔をそれぞれ利用してイメージガイドファイバや
ライトガイドファイバを挿通し、または鉗子チャンネル
などを構成するようになっている。

また、この挿入部１のたとえば図面において上側外壁部
には挿入部１を横切る方向に切欠き３角溝状に形成した
複数の切欠き開口部２．・・・が挿入部１の軸方向にそ
って一定の間隔で配設されている。そして、この各切欠
き開口部２．・・・にょって湾曲用関節部を構成してい
る。また、第３図で示すように各切欠き開口部２．・・
・の開口部分にはこの開口を覆いその切欠き開口部２．
・・・内を密閉するバルーン３．・・・がそれぞれ取着
されている。バルーン３．・・・によって密閉される上
記各切欠き開口部２．・・・内の空間部４．・・・は挿
入部１内に形成した孔によって形成された供給路５に連
通している。この供給路５はその挿入部１の基端に接続
される操作部やこの操作部に連結されるライトガイドケ
ーブルを通じて流体給排手段に接続されている。そして
、この流体給排手段により上記供給路５を通じて上記バ
ルーン３内の上記空間部４に流体（空気や液体）を給排
できるようになっている。

この流体給排手段は加圧または吸引用のポンプ。

加圧流体タンクおよび切換え弁などからなり、また、給
排切換え弁は内視鏡の操作部に設けてもよい。

しかして、この内視鏡の挿入部１を一湾曲する場合には
流体給排手段を操作制御し、供給路５を通じて挿入部１
の各空間部４．・・・に供給する。これにより各バルー
ン３．・・・がそれぞれ第４図で示すように膨張するか
らその各関節部分が曲がり、全体として第２図で示すよ
うに湾曲する。この湾曲量は流体の挿入量によって異な
る。また１元に戻す場合には戻し用弁部を開き、供給路
５を通じて自然排出またはポンプにより吸引して供給し
てあった流体を排出することにより各バルーン３．・・
・がそれぞれ第１図で示すように収縮し元の直線的な状
態になる。

第５図ないし第７図は本発明の第２の実施例を示すもの
である。この実施例は挿入部１の上側壁部にのみだけで
はなく、下側壁部にも同様の複数の切欠き開口部２．・
・・およびバルーン３．・・・がそれぞれ取着されてい
る。また、上側壁部のものの切欠き開口部２．・・・と
下側壁部のものの切欠き開口部２．・・・とは同じ位置
ではなく、互いにずれた位置に設けられている。第５図
で示すように供給路５，５は下側壁部のものと下側壁部
のものとは別々に設けられている。そして、そのいずれ
か一方のものに供給することにより第６図または第７図
で示すように湾曲できるようになっている。

第８図および第９図は本発明の第３の実施例を示すもの
である。この実施例は第１の実施例のように挿入部１の
上側壁部にのみ複数の切欠き開口部２．・・・およびバ
ルーン３．・・・を設けるが、この各切欠き開口部２．
・・・に対向して挿入部１の下側壁部には切欠きまたは
切欠部１０．・・・を形成したものである。これにより
挿入部１を真直ぐにするときにはバルーン３．・・・内
に流体を満たしておく。

バルーン３．・・・を膨張させると第１の実施例と同様
に湾曲させることができる。また、バルーン３゜・・・
を収縮させると第９図で示すようにそのバルーン３．・
・・側に湾曲させることができる。

なお、以下は本発明に近似するものの開示例である。第
１０図および第１１図は挿入部１の長手軸方向に沿う溝
２０を形成し、この溝２０に沿ってその内部に長いバル
ーン２１を挿入配置し、溝２０の底の部分２２だけで接
着する。このバルーン２１内に流体を送り込み、さらに
、加圧して行くと、バルーン２１は溝２０の底の部分２
２だけに接着しているので、突っ張りこのバルーン２１
のない側に挿入部１を湾曲させる。

第１２図はその長いバルーン２１において溝２０に接着
させていない部分に弛み２３を形成させたものである。

第１３図は細長いバルーン２５を挿入部１内に挿入配置
し、バルーン２５の基端を操作部の基端側で固定したも
のである。つまり、このバルーン２５はその挿入部１内
で軸方向に対して自由である。バルーン２５内に流体を
送り加圧すると、このバルーン２５の先端は挿入部１の
先端部材２６に押し当り挿入部１を湾曲する。

第１４図は第１０図および第１１図の構成においてさら
にその挿入部１内に曲がり癖の付いた針金、コイル、ピ
アノ線などの弾性部材２７を挿入部１の長手方向に沿っ
て挿入配置する。したがって、バルーン２１内に流体を
送り加圧しない通常の場合は挿入部１はその弾性部材２
７の曲がり癖の付いた特定の方向に湾曲される。しかし
、バルーン２１内に流体を送り加圧すると、その弾性部
材２７の曲がり癖を直す状態に変える。また、バルーン
２１内を減圧すると、その弾性部材２７の曲がり癖によ
り湾曲する。なお、挿入部１自体に曲がり癖を付けて」
二記弾性部祠２７を省略し、挿入部１のより細径化を図
ることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば３節輪、操作ワイヤ
、ワイヤ受などを設けることなく簡単な構成により湾曲
操作可能なものとすることができる。そして１挿入部の
細径化を達成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例のものの挿入部の側面図
、第２図は同じくその第１の実施例のものの挿入部の湾
曲状態の側面図、第３図は同じくその第１の実施例のも
のの挿入部の側断面図１第４図は同じくその第１の実施
例のものの挿入部の湾曲状態部分の拡大側面図、第５図
は本発明の第２の実施例の挿入部の側断面図、第６図お
よび第７図はそれぞれ同じく第２の実施例の挿入部の湾
曲状態を示す側断面図、第８図は本発明の第３の実施例
の挿入部の側面図、第９図は同じく第３の実施例の挿入
部の湾曲状態を示す側断面図、第１０図は開示例の挿入
部の斜視図、第１１図はその挿入部の側断面図、第１２
図ないし第１４図はそれぞれ異なる開示例を示す挿入部
の側断面図である。１・・・挿入部、２・・・切欠き開口部、３・・・バル
ーン。４・・・空間部、５・・・供給路。出願人代理人　弁理士　坪井　淳＝　９− 図面の浄計（内容に変更なし）第８図第９図

Claims

【特許請求の範囲】

内視鏡の湾曲可能な挿入部と、この挿入部の湾曲外側の
外壁部にその挿入部の軸方向に沿って間隔をあけて配設
された複数の切欠き開口部と、この各切欠き開口部の開
口を覆いその切欠き開口部内を密閉した空間部とするバ
ルーンと、上記挿入部内に形成され密閉した上記空間部
に連通する供給路と、この供給路を通じて上記バルーン
内の上記空間部に流体を給排する流体給排手段とを具備
することを特徴とする内視鏡挿入部の湾曲装置。