JPS6335150Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6335150Y2 JPS6335150Y2 JP6414783U JP6414783U JPS6335150Y2 JP S6335150 Y2 JPS6335150 Y2 JP S6335150Y2 JP 6414783 U JP6414783 U JP 6414783U JP 6414783 U JP6414783 U JP 6414783U JP S6335150 Y2 JPS6335150 Y2 JP S6335150Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- exhaust
- cell
- exhaust gas
- heating element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 21
- 238000000746 purification Methods 0.000 claims description 16
- 238000005485 electric heating Methods 0.000 claims description 12
- 239000011148 porous material Substances 0.000 claims description 4
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 21
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 20
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 16
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 16
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 6
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 6
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 6
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 description 4
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 description 2
- 229910052878 cordierite Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- JSKIRARMQDRGJZ-UHFFFAOYSA-N dimagnesium dioxido-bis[(1-oxido-3-oxo-2,4,6,8,9-pentaoxa-1,3-disila-5,7-dialuminabicyclo[3.3.1]nonan-7-yl)oxy]silane Chemical compound [Mg++].[Mg++].[O-][Si]([O-])(O[Al]1O[Al]2O[Si](=O)O[Si]([O-])(O1)O2)O[Al]1O[Al]2O[Si](=O)O[Si]([O-])(O1)O2 JSKIRARMQDRGJZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000011146 organic particle Substances 0.000 description 2
- 239000013618 particulate matter Substances 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 238000003915 air pollution Methods 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 1
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、デイーゼルエンジンの排気中に含ま
れるカーボン粒子や有機質粒子、例えばHC粒子
等の微粒子(パテイキユレート)を捕集除去する
排気浄化装置に関するものである。
れるカーボン粒子や有機質粒子、例えばHC粒子
等の微粒子(パテイキユレート)を捕集除去する
排気浄化装置に関するものである。
(従来技術)
一般に、吸入空気と燃料とを断熱圧縮すること
によつて燃焼させるデイーゼルエンジンでは、そ
の燃焼構造上、燃焼過程においてカーボン粒子や
HC粒子等の微粒子が発生しやすく、これら微粒
子が排気とともに大気中にそのまま放出されると
大気汚染の原因となるので、米国等においては、
デイーゼルエンジンに対する排気規制の一環とし
て、パテイキユレート規制を法制化する動きがあ
る。かかる微粒子は、もともと燃焼過程において
生成されるものであるから、燃焼過程の改善によ
つてその発生を抑制もしくは低減するのが本来で
あるが、燃焼の改善だけでは限界があり、実際に
は、排気通路にフイルター部材を配設して、排気
中の微粒子を捕集除去する対策が研究されてい
る。この種のフイルター部材の一つとして、軸方
向に延びるハニカム形状や四角形状の多数のセル
を、コージライト等の通気性を有する多孔質材料
の押出し成形によつて形成し、一部のセルは上流
端を、残りのセルは下流端を夫々ブラインドプラ
グで閉塞した所謂モノリスタイプのものが知られ
ている。このモノリスタイプのフイルター部材で
は、排気は上流端が開口したセル(下流端は閉塞
されている。)から流入し、セルとセルとを仕切
る通気性多孔質のフイルター壁を通つて上流端が
閉塞され、下流端が開口されたセルから下流に流
出するようになつており、排気中の微粒子は、フ
イルター壁を通過する際に捕集される。このよう
にして捕集された微粒子のうち、HC等の有機質
粒子は、比較的低温で燃焼するので堆積が問題と
なることはないが、カーボン粒子は650℃以上の
高温でしか燃焼しないため、上流端が開口したセ
ル内において次第に堆積して目詰まりを惹起し、
ひいては排圧を上昇させてエンジンの出力性能を
低下させるといつた問題がある。
によつて燃焼させるデイーゼルエンジンでは、そ
の燃焼構造上、燃焼過程においてカーボン粒子や
HC粒子等の微粒子が発生しやすく、これら微粒
子が排気とともに大気中にそのまま放出されると
大気汚染の原因となるので、米国等においては、
デイーゼルエンジンに対する排気規制の一環とし
て、パテイキユレート規制を法制化する動きがあ
る。かかる微粒子は、もともと燃焼過程において
生成されるものであるから、燃焼過程の改善によ
つてその発生を抑制もしくは低減するのが本来で
あるが、燃焼の改善だけでは限界があり、実際に
は、排気通路にフイルター部材を配設して、排気
中の微粒子を捕集除去する対策が研究されてい
る。この種のフイルター部材の一つとして、軸方
向に延びるハニカム形状や四角形状の多数のセル
を、コージライト等の通気性を有する多孔質材料
の押出し成形によつて形成し、一部のセルは上流
端を、残りのセルは下流端を夫々ブラインドプラ
グで閉塞した所謂モノリスタイプのものが知られ
ている。このモノリスタイプのフイルター部材で
は、排気は上流端が開口したセル(下流端は閉塞
されている。)から流入し、セルとセルとを仕切
る通気性多孔質のフイルター壁を通つて上流端が
閉塞され、下流端が開口されたセルから下流に流
出するようになつており、排気中の微粒子は、フ
イルター壁を通過する際に捕集される。このよう
にして捕集された微粒子のうち、HC等の有機質
粒子は、比較的低温で燃焼するので堆積が問題と
なることはないが、カーボン粒子は650℃以上の
高温でしか燃焼しないため、上流端が開口したセ
ル内において次第に堆積して目詰まりを惹起し、
ひいては排圧を上昇させてエンジンの出力性能を
低下させるといつた問題がある。
かかる目詰まり対策の一つとして、特開昭55−
131518号公報には、モノリスタイプのフイルター
部材の端面に、捕集したカーボン粒子を着火燃焼
させるヒータ(電気発熱体)を設け、定期的もし
くは目詰まりが検出される毎に、ヒータに通電し
て、カーボン粒子を燃焼させるようにしたものが
提案されている。
131518号公報には、モノリスタイプのフイルター
部材の端面に、捕集したカーボン粒子を着火燃焼
させるヒータ(電気発熱体)を設け、定期的もし
くは目詰まりが検出される毎に、ヒータに通電し
て、カーボン粒子を燃焼させるようにしたものが
提案されている。
かかるヒータ方式は、燃料を排気浄化装置内に
おいて燃焼させ、その燃焼によつて堆積したカー
ボン粒子を燃焼させる所謂バーナ方式に比して比
較的安価に製作でき、しかもその制御が容易であ
る利点があるが、カーボン粒子を燃焼させるのに
必要な温度までヒータを発熱させるためには相当
の電力を必要とする問題があり、さらに、ヒータ
によつて発生された熱がフイルター部材を通過す
る排気によつて持ち去られてしまうため、熱効率
が悪く、ひいてはヒータの発熱量を大きくしなけ
ればならず、それだけ電力消費量が多くなるとい
つた不具合がある。
おいて燃焼させ、その燃焼によつて堆積したカー
ボン粒子を燃焼させる所謂バーナ方式に比して比
較的安価に製作でき、しかもその制御が容易であ
る利点があるが、カーボン粒子を燃焼させるのに
必要な温度までヒータを発熱させるためには相当
の電力を必要とする問題があり、さらに、ヒータ
によつて発生された熱がフイルター部材を通過す
る排気によつて持ち去られてしまうため、熱効率
が悪く、ひいてはヒータの発熱量を大きくしなけ
ればならず、それだけ電力消費量が多くなるとい
つた不具合がある。
(考案の目的)
本考案の目的は、したがつて、デイーゼルエン
ジンの排気浄化装置に用いるモノリスタイプのフ
イルター部材に配設するヒータの熱効率を向上さ
せ、少ない電力で捕集したカーボン粒子等の微粒
子を効果的に燃焼除去することができるヒータの
設置構造を提供することにある。
ジンの排気浄化装置に用いるモノリスタイプのフ
イルター部材に配設するヒータの熱効率を向上さ
せ、少ない電力で捕集したカーボン粒子等の微粒
子を効果的に燃焼除去することができるヒータの
設置構造を提供することにある。
(考案の構成)
かかる目的を達成するため、本考案は、軸方向
に延びる複数のセルを備え、該セルの一部は上流
端が、残りは下流端が夫々ブラインドプラグによ
り閉塞された通気性多孔質材料からなるフイルタ
ー部材をエンジンの排気通路に配設し、該フイル
ター部材により排気中の微粒子成分を捕集すると
ともに、セル内に微粒子成分を燃焼除去する電気
発熱体を配設する構成としたデイーゼルエンジン
の排気浄化装置において、上記上流端を閉塞する
ブラインドプラグで電気発熱体を支持するととも
に、支持した電気発熱体を下流端がブラインドプ
ラグで閉塞されたセル内に所定長さ挿入したこと
を特徴としている。
に延びる複数のセルを備え、該セルの一部は上流
端が、残りは下流端が夫々ブラインドプラグによ
り閉塞された通気性多孔質材料からなるフイルタ
ー部材をエンジンの排気通路に配設し、該フイル
ター部材により排気中の微粒子成分を捕集すると
ともに、セル内に微粒子成分を燃焼除去する電気
発熱体を配設する構成としたデイーゼルエンジン
の排気浄化装置において、上記上流端を閉塞する
ブラインドプラグで電気発熱体を支持するととも
に、支持した電気発熱体を下流端がブラインドプ
ラグで閉塞されたセル内に所定長さ挿入したこと
を特徴としている。
(考案の効果)
したがつて、本考案によれば、電気発熱体を下
流端がブラインドプラグで閉塞されたセル内に挿
入する構造としたから、電気発熱体の発生熱を該
セル内に閉じ込めることができるので、電気発熱
体の熱損失を防止することができ、熱効率の向上
によつて少ない電力消費量で堆積カーボン粒子を
効率よく燃焼させることができ、カーボン粒子に
よるモノリスタイプのフイルター部材の目記まり
を確実に防止することができる。
流端がブラインドプラグで閉塞されたセル内に挿
入する構造としたから、電気発熱体の発生熱を該
セル内に閉じ込めることができるので、電気発熱
体の熱損失を防止することができ、熱効率の向上
によつて少ない電力消費量で堆積カーボン粒子を
効率よく燃焼させることができ、カーボン粒子に
よるモノリスタイプのフイルター部材の目記まり
を確実に防止することができる。
(実施例)
以下、本考案の実施例を具体的に説明する。
第1図において、1は吸気マニホールド2を介
して供給される空気を吸入してこれを断熱圧縮
し、燃料噴射ポンプ3によつて供給される燃料を
着火、燃焼させることによつて出力を得るデイー
ゼルエンジン、4はデイーゼルエンジン1の排気
を排気通路5に集合させる排気マニホールド、6
は排気通路5に介設され、モノリスタイプのフイ
ルター部材7を内蔵した排気浄化装置、8は排気
通路5の排気浄化装置6の上流と下流とを連通す
る排気バイパス通路である。
して供給される空気を吸入してこれを断熱圧縮
し、燃料噴射ポンプ3によつて供給される燃料を
着火、燃焼させることによつて出力を得るデイー
ゼルエンジン、4はデイーゼルエンジン1の排気
を排気通路5に集合させる排気マニホールド、6
は排気通路5に介設され、モノリスタイプのフイ
ルター部材7を内蔵した排気浄化装置、8は排気
通路5の排気浄化装置6の上流と下流とを連通す
る排気バイパス通路である。
上記排気浄化装置6に内蔵したモノリスタイプ
のフイルター部材7の排気流上流側には、以下に
詳述する様式で複数のヒータ線9(第1図では簡
単化のため、単線で示している。)が配設され、
各ヒータ線9の一端9aはアースに、他端9bは
リレースイツチ10を介して電源(バツテリ)1
1の正極に接続されている。上記ヒータ線9を電
源11に対してオンオフするリレースイツチ9
は、上記排気バイパス通路8に介設した電磁作動
やダイヤフラム作動の開閉弁12とともに、ヒー
タ制御回路13によつて制御される。
のフイルター部材7の排気流上流側には、以下に
詳述する様式で複数のヒータ線9(第1図では簡
単化のため、単線で示している。)が配設され、
各ヒータ線9の一端9aはアースに、他端9bは
リレースイツチ10を介して電源(バツテリ)1
1の正極に接続されている。上記ヒータ線9を電
源11に対してオンオフするリレースイツチ9
は、上記排気バイパス通路8に介設した電磁作動
やダイヤフラム作動の開閉弁12とともに、ヒー
タ制御回路13によつて制御される。
このヒータ制御回路13は、基本的には、フイ
ルター部材7に目詰まりが実際に生じたか、或い
は目詰まりが予想される段階で、ヒータ線9を電
源11に接続すべく、リレースイツチ10をオン
させるとともに、これに対応して排気バイパス通
路8の開閉弁12を開作動し、排気バイパス通路
8を通して排気の約1/2を排気浄化装置6をバイ
パスさせる制御を行なう。
ルター部材7に目詰まりが実際に生じたか、或い
は目詰まりが予想される段階で、ヒータ線9を電
源11に接続すべく、リレースイツチ10をオン
させるとともに、これに対応して排気バイパス通
路8の開閉弁12を開作動し、排気バイパス通路
8を通して排気の約1/2を排気浄化装置6をバイ
パスさせる制御を行なう。
第2図及び第3図にその基本構造を示すよう
に、排気浄化装置6に内蔵されるモノリスタイプ
のフイルター部材7は、コージライト等の通気性
多孔質材料を押出成形して焼成したものであつ
て、図示の如く、格子状に仕切られ、軸方向に延
びる多数のセル14,14,…,15,15,…
とを有している。そして、これらセルのうち、一
部のセル14,14,…は下流端がブラインドプ
ラグ16,16,…によつて閉塞され(以下、流
入セル14,14,…という。)、残りのセル1
5,15,…は上流端がブラインドプラグ17,
17,…によつて閉塞されている(以下、排出セ
ル15,15,…という)。このフイルター部材
7は、上流端が閉塞されていない流入セル14,
14,…からカーボン粒子等の微粒子を含有する
排気を流入させ、流入した排気を下流端が閉塞さ
れていない排出セル15,15,…に通過させる
過程で上記微粒子を捕集(トラツプ)する。
に、排気浄化装置6に内蔵されるモノリスタイプ
のフイルター部材7は、コージライト等の通気性
多孔質材料を押出成形して焼成したものであつ
て、図示の如く、格子状に仕切られ、軸方向に延
びる多数のセル14,14,…,15,15,…
とを有している。そして、これらセルのうち、一
部のセル14,14,…は下流端がブラインドプ
ラグ16,16,…によつて閉塞され(以下、流
入セル14,14,…という。)、残りのセル1
5,15,…は上流端がブラインドプラグ17,
17,…によつて閉塞されている(以下、排出セ
ル15,15,…という)。このフイルター部材
7は、上流端が閉塞されていない流入セル14,
14,…からカーボン粒子等の微粒子を含有する
排気を流入させ、流入した排気を下流端が閉塞さ
れていない排出セル15,15,…に通過させる
過程で上記微粒子を捕集(トラツプ)する。
なお、流入セル14,14,…と排出セル1
5,15,…との割合は、75%:25%程度とし
て、上流端側の開口率を大きくとることが排気抵
抗を減少させるうえで好ましい。
5,15,…との割合は、75%:25%程度とし
て、上流端側の開口率を大きくとることが排気抵
抗を減少させるうえで好ましい。
第3図、第4図および第5図に示すように、上
流端が開口された流入セル14,14,…には、
以下に詳述するように、ヒータ線9を折返して形
成したヒータ18を規則的に上流端側からブライ
ンドプラグ17により支持した状態で挿入して、
各流入セル14の上流端近傍(通常は開口から約
3cm以内)に最も多く堆積するカーボン粒子を着
火燃焼させる電気発熱体を形成する。
流端が開口された流入セル14,14,…には、
以下に詳述するように、ヒータ線9を折返して形
成したヒータ18を規則的に上流端側からブライ
ンドプラグ17により支持した状態で挿入して、
各流入セル14の上流端近傍(通常は開口から約
3cm以内)に最も多く堆積するカーボン粒子を着
火燃焼させる電気発熱体を形成する。
第4図および第5図に具体的に示すように、各
ヒータ18は、各流入セル14の上流端から約3
cmの内方でU字状に折返されたヒータ線9によつ
て形成され、このヒータ18は排出セル15の上
流端部を閉塞するブラインドプラグ17によつて
支持されている。即ち、ヒータ18を形成するヒ
ータ線9には、ヒータ18を挿入する流入セル1
4に相隣る排出セル15のブラインドプラグ17
内を両方向に貫通するように折返された折返し部
9cが形成されており、この折返し部9cがブラ
インドプラグ17によつて支持されることによつ
て、ヒータ線9全体、したがつて各ヒータ18が
支持されることとなる。
ヒータ18は、各流入セル14の上流端から約3
cmの内方でU字状に折返されたヒータ線9によつ
て形成され、このヒータ18は排出セル15の上
流端部を閉塞するブラインドプラグ17によつて
支持されている。即ち、ヒータ18を形成するヒ
ータ線9には、ヒータ18を挿入する流入セル1
4に相隣る排出セル15のブラインドプラグ17
内を両方向に貫通するように折返された折返し部
9cが形成されており、この折返し部9cがブラ
インドプラグ17によつて支持されることによつ
て、ヒータ線9全体、したがつて各ヒータ18が
支持されることとなる。
なお、ヒータ18を挿入する流入セル14に
は、折返される前のヒータ線9dと折返された後
のヒータ線9eとの間を仕切る細長板状の絶縁板
19を上流端から挿入、固定して、両ヒータ線9
d,9e間の短絡を防止している。
は、折返される前のヒータ線9dと折返された後
のヒータ線9eとの間を仕切る細長板状の絶縁板
19を上流端から挿入、固定して、両ヒータ線9
d,9e間の短絡を防止している。
かかる構造の結果、ヒータ18の発生熱は、流
入セル14の後端部を閉塞するブラインドプラグ
16によつて流入セル14内に閉じ込められるこ
ととなるので、ヒータ18に通電すると、流入セ
ル14内は早期に高温となり、流入セル14内に
堆積したカーボン粒子は良好に着火燃焼する。
入セル14の後端部を閉塞するブラインドプラグ
16によつて流入セル14内に閉じ込められるこ
ととなるので、ヒータ18に通電すると、流入セ
ル14内は早期に高温となり、流入セル14内に
堆積したカーボン粒子は良好に着火燃焼する。
次に、上記の如き配置構造を備えたヒータのオ
ン、オフ制御について説明する。
ン、オフ制御について説明する。
第1図に示すように、ヒータ制御回路13は、
燃料タンク20から燃料噴射ポンプ3に燃料を供
給する燃料供給通路21に介設した第1流量計2
2および燃料噴射ポンプ3から燃料タンク20に
燃料を帰還させる燃料リターン通路23に介設し
た第2流量計24の各出力、および排気浄化装置
6のフイルター部材7の上流側、下流側夫々に配
置した上流側、下流側温度センサ25,26の各
出力等を制御入力とし、例えば、第6図に示す如
き制御フローにしたがつて、ヒータ線9に接続さ
れたヒータ18,18,…および排気バイパス通
路8に介設された開閉弁12に対する制御を実行
する。
燃料タンク20から燃料噴射ポンプ3に燃料を供
給する燃料供給通路21に介設した第1流量計2
2および燃料噴射ポンプ3から燃料タンク20に
燃料を帰還させる燃料リターン通路23に介設し
た第2流量計24の各出力、および排気浄化装置
6のフイルター部材7の上流側、下流側夫々に配
置した上流側、下流側温度センサ25,26の各
出力等を制御入力とし、例えば、第6図に示す如
き制御フローにしたがつて、ヒータ線9に接続さ
れたヒータ18,18,…および排気バイパス通
路8に介設された開閉弁12に対する制御を実行
する。
この制御を第6図にしたがつて説明する。な
お、以下の説明において、S1〜S11は制御の
各ステツプを表わす。
お、以下の説明において、S1〜S11は制御の
各ステツプを表わす。
S1においてイニシヤライズを行なつた後、S
2,S3において、夫々第1、第2流量計22,
24の出力を読込み、S4において燃料タンク2
0から燃料噴射ポンプ3に供給された燃料供給量
Aと、燃料噴射ポンプ3から燃料タンク20に帰
還される燃料リターン量Bとの差(A−B)、即
ち燃料噴射量を求めてこれを積算し、スタート時
点からの燃料消費量Lを求める。
2,S3において、夫々第1、第2流量計22,
24の出力を読込み、S4において燃料タンク2
0から燃料噴射ポンプ3に供給された燃料供給量
Aと、燃料噴射ポンプ3から燃料タンク20に帰
還される燃料リターン量Bとの差(A−B)、即
ち燃料噴射量を求めてこれを積算し、スタート時
点からの燃料消費量Lを求める。
そして、S5では、この燃料消費量Lが目詰ま
りを発生するであろう燃料消費量L0に達したか
否かを判定し、達していない時にはS5からS2
にループして再び積算を行なう。燃料消費量Lが
上記設定値L0に達した時には、ヒータ制御回路
13はフイルター部材7に目詰まりが発生したも
のとして、S6で排気バイパス通路8の開閉弁1
2を開作動させ、次いでS7でリレースイツチ1
0のリレーコイル10aに通電してリレースイツ
チ10をオンさせ、ヒータ線9を電源11に接続
して各ヒータ18への給電を開始する。
りを発生するであろう燃料消費量L0に達したか
否かを判定し、達していない時にはS5からS2
にループして再び積算を行なう。燃料消費量Lが
上記設定値L0に達した時には、ヒータ制御回路
13はフイルター部材7に目詰まりが発生したも
のとして、S6で排気バイパス通路8の開閉弁1
2を開作動させ、次いでS7でリレースイツチ1
0のリレーコイル10aに通電してリレースイツ
チ10をオンさせ、ヒータ線9を電源11に接続
して各ヒータ18への給電を開始する。
上記の制御により、排気バイパス通路8が開通
されて、一部の排気(好ましくは、全体の1/2程
度の排気)を排気浄化装置6をバイパスさせて流
下させ、目詰まりによる排圧の上昇を回避する一
方、目詰まりの原因となる堆積カーボン粒子をヒ
ータ18,18,…の加熱により着火燃焼させ
る。
されて、一部の排気(好ましくは、全体の1/2程
度の排気)を排気浄化装置6をバイパスさせて流
下させ、目詰まりによる排圧の上昇を回避する一
方、目詰まりの原因となる堆積カーボン粒子をヒ
ータ18,18,…の加熱により着火燃焼させ
る。
カーボン粒子が着火燃焼すると、これに伴つて
フイルター部材7の下流側の温度も上昇するの
で、この温度上昇を下流側温度センサ28によつ
て監視して、設定値以上の温度が所定時間継続さ
れたときには、堆積カーボン粒子の全量が完全燃
焼されたと考えられるので、S9で排気バイパス
通路8の開閉弁12をオフし、S10でリレース
イツチ10をオフして、目詰まりがなくなつた排
気浄化装置6による排気の浄化を再開する。
フイルター部材7の下流側の温度も上昇するの
で、この温度上昇を下流側温度センサ28によつ
て監視して、設定値以上の温度が所定時間継続さ
れたときには、堆積カーボン粒子の全量が完全燃
焼されたと考えられるので、S9で排気バイパス
通路8の開閉弁12をオフし、S10でリレース
イツチ10をオフして、目詰まりがなくなつた排
気浄化装置6による排気の浄化を再開する。
なお、S8において、設定値以上の温度が所定
時間継続されないときには、ヒータ線9の断線等
の何らかの故障が生じたものとして、S11にお
いて警告を行なう。
時間継続されないときには、ヒータ線9の断線等
の何らかの故障が生じたものとして、S11にお
いて警告を行なう。
なお、上記の制御では、目詰まりの検出を燃料
消費量Lによつて推定したが、目詰まりの検出に
は、排圧の上昇を検出したり、デイーゼルエンジ
ン1が予め設定した時間以上連続して運転されて
ことをタイマ等で検出する等の方法を採用するこ
とができ、またイグニツシヨンスイツチがオンさ
れるごとに、ヒータ18,18,…に対する通電
を行なうようにしてもよい。
消費量Lによつて推定したが、目詰まりの検出に
は、排圧の上昇を検出したり、デイーゼルエンジ
ン1が予め設定した時間以上連続して運転されて
ことをタイマ等で検出する等の方法を採用するこ
とができ、またイグニツシヨンスイツチがオンさ
れるごとに、ヒータ18,18,…に対する通電
を行なうようにしてもよい。
さらに、設定値以上の排気温或いは設定負荷以
上の高負荷が所定時間継続したときには、セル内
に堆積したカーボン粒子は、排気の高熱によつて
自動的に着火燃焼すると考えられるので、このよ
うな場合には、例えば、上流側温度センサ25の
出力に応じて、ヒータ18,18,…に対する通
電をキヤンセルするサブルーチンを上記制御フロ
ーに付加するようにしてもよい。
上の高負荷が所定時間継続したときには、セル内
に堆積したカーボン粒子は、排気の高熱によつて
自動的に着火燃焼すると考えられるので、このよ
うな場合には、例えば、上流側温度センサ25の
出力に応じて、ヒータ18,18,…に対する通
電をキヤンセルするサブルーチンを上記制御フロ
ーに付加するようにしてもよい。
第1図は本考案の実施例の全体概略説明図、第
2図は第1図に示したフイルター部材のヒータを
省略した正面図、第3図は同じくフイルター部材
の垂直断面図、第4図,第5図は夫々ヒータの取
付構造を示すセル部上流端部の拡大断面図、拡大
正面図、第6図は第1図に示したヒータ制御回路
の実行する制御フローのチヤート図である。 1……デイーゼルエンジン、5……排気通路、
6……排気浄化装置、7……フイルター部材、9
……ヒータ線、10……リレースイツチ、11…
…電源、13……ヒータ制御回路、14……流入
セル、15……排出セル、16,17……ブライ
ンドプラグ、18,…,18……ヒータ。
2図は第1図に示したフイルター部材のヒータを
省略した正面図、第3図は同じくフイルター部材
の垂直断面図、第4図,第5図は夫々ヒータの取
付構造を示すセル部上流端部の拡大断面図、拡大
正面図、第6図は第1図に示したヒータ制御回路
の実行する制御フローのチヤート図である。 1……デイーゼルエンジン、5……排気通路、
6……排気浄化装置、7……フイルター部材、9
……ヒータ線、10……リレースイツチ、11…
…電源、13……ヒータ制御回路、14……流入
セル、15……排出セル、16,17……ブライ
ンドプラグ、18,…,18……ヒータ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 軸方向に延びる複数のセルを備え、該セルの一
部は上流端が、残りは下流端が夫々ブラインドプ
ラグにより閉塞された通気性多孔質材料からなる
フイルター部材をエンジンの排気通路に配設し、
該フイルター部材により排気中の微粒子成分を捕
集するとともに、セル内に微粒子成分を燃焼除去
する電気発熱体を配設する構成としたデイーゼル
エンジンの排気浄化装置において、 上記上流端を閉塞するブラインドプラグで電気
発熱体を支持するとともに、支持した電気発熱体
を下流端がブラインドプラグで閉塞されたセル内
に所定長さ挿入したことを特徴とするデイーゼル
エンジンの排気浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6414783U JPS59168510U (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | デイ−ゼルエンジンの排気浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6414783U JPS59168510U (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | デイ−ゼルエンジンの排気浄化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59168510U JPS59168510U (ja) | 1984-11-12 |
JPS6335150Y2 true JPS6335150Y2 (ja) | 1988-09-19 |
Family
ID=30194332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6414783U Granted JPS59168510U (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | デイ−ゼルエンジンの排気浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59168510U (ja) |
-
1983
- 1983-04-28 JP JP6414783U patent/JPS59168510U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59168510U (ja) | 1984-11-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4549398A (en) | Exhaust gas cleaning device for diesel engines | |
EP1158143B1 (en) | Device for purifying the exhaust gas of a diesel engine | |
US8615988B2 (en) | Electrical diesel particulate filter (DPF) regeneration | |
US4319896A (en) | Smoke filter rejuvenation system | |
US8151557B2 (en) | Electrically heated DPF start-up strategy | |
US7594940B2 (en) | Electrically heated particulate filter diagnostic systems and methods | |
JPS6335150Y2 (ja) | ||
JPS6335151Y2 (ja) | ||
JPS6335149Y2 (ja) | ||
JPH0218276Y2 (ja) | ||
JPH0218275Y2 (ja) | ||
JPH05222920A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
JPH04175415A (ja) | 排気浄化装置 | |
JPH0122447B2 (ja) | ||
JPS645048Y2 (ja) | ||
JPS6335154Y2 (ja) | ||
JPS6140896Y2 (ja) | ||
JP2847976B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
JPH0253605B2 (ja) | ||
JPH0214523B2 (ja) | ||
JPH0511293Y2 (ja) | ||
JPH0478809B2 (ja) | ||
JPH0420974Y2 (ja) | ||
JPH01182517A (ja) | ディーゼルエンジンの排気浄化装置 | |
JPH08296426A (ja) | 排気微粒子浄化装置 |