JPS6334925Y2 - - Google Patents

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JPS6334925Y2
JPS6334925Y2 JP1983082743U JP8274383U JPS6334925Y2 JP S6334925 Y2 JPS6334925 Y2 JP S6334925Y2 JP 1983082743 U JP1983082743 U JP 1983082743U JP 8274383 U JP8274383 U JP 8274383U JP S6334925 Y2 JPS6334925 Y2 JP S6334925Y2
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JP
Japan
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powder
rubber
clothing
rubberized
cloth
Prior art date
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JP1983082743U
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JPS59187444U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はゴム引布の打粉として特殊な性状を有
する粉体を使用して仕上られた衣料用ゴム引布に
関するものである。
[従来の技術] ゴム引布製造の際ダステイング工程に使用され
る打粉は、その後の操作及び出来上つた商品の外
観、機能に大きな影響を与え、商品価値を左右す
るものであるから、その選択はゴム引布特に衣料
用ゴム引布にとつては頗る重要な問題である。
従来打粉としては一般にタルク、炭酸マグネシ
ウム、炭酸カルシウム、甘藷デンプン、小麦デン
プン、コンスターチ、ステアリン酸亜鉛等が単独
又は併用して用いられ、その用途、用途に応じて
選択使用されてきた。例えば最終製品で接着工程
が重要な、エアーマツト、ゴムボート等のゴム引
布には加硫中にゴムに溶け込んで接着の妨げとな
らないように多少高価であるがステアリン酸亜鉛
等が用いられている。
衣料用ゴム引布としては商品価値が重要であ
り、かつ縫製加工時のミシンのすべり性、又はも
み及び屈曲に対する粉浮き、汚染等の問題のため
通常の無機質の打粉は不適として使用されず、専
らぱら小麦デンプン、馬鈴薯デンプン等のデンプ
ンの粉体が用いられてきた。ただ粉体の形態、附
着量等によつても又同一品種によつても銘柄によ
つて加硫後の外観、風合に微妙な差異を生ずるこ
ともあるが、現在も依然として主流となつてい
る。
[考案が解決しようとする問題点] しかし最近は衣料用ゴム引布の高級化に伴い、
昔の所謂ゴム防水布とは異なつた取扱いを受ける
ようになり、時には衣料として洗濯、ランドリー
及びドライクリーニングの別を問わずその操作を
受ける場合があり、更にその後の仕上げでボデー
プレス、ホフマンプレス或いはスチームアイロン
を使用される場合も生じてきた。
デンプンはアミロースとアミロペクチンの混合
物であり、普通水には溶けないが、水を加えて熱
するか、熱湯を加えると糊化してαデンプンとな
る。従つてたまたまゴム引衣料製品が上記のよう
な処理を受けると、打粉のデンプンが糊化し、ゴ
ム面のすべりが悪くなり、袖とおし性もそこなわ
れ着心地も悪くなるという思いがけない欠点を生
ずるようになつた。本考案は以上の欠点を解決す
るために考えられたものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は配合ゴム層の片面に接着剤を介して基
布を積層し、他面に架橋変性デンプン及び珪酸質
の粉体の混合粉体を付着せしめてなる衣料用ゴム
引布である。
[作用] 本考案の衣料用ゴム引布に使用した粉体は架橋
変性デンプン及び珪酸質の粉体の混合粉体である
が、これはデンプン粉体をエピクロールヒドリン
やフオルマリン等を用いて表面架橋し、グラフト
化させることにより難膨潤、難糊化性の変性デン
プンが得られることに着目したものである。ただ
この変性デンプンは高価であるために、耐熱性の
あるタルク、シリカ等の珪酸質の粉体を混合して
実験を行なつた。その結果これらの無機質の配合
が最大50%程度ならば出来上つたゴム引布の外
観、手ざわり、もみ及び屈曲の際の粉浮き、汚染
等の問題に関して従来のデンプン質粉体を主とし
て用いた衣料用ゴム引布と遜色がないことがわか
つた。而も本考案の混合粉体の使用により得られ
た衣料用ゴム引布は従来のものにみられない耐熱
水性を示し前記のような欠点を解消することが出
来る。
次に本考案のゴム引布の構成について製造の順
序を追つて具体的に説明する。
[実施例] 第1図は本考案による衣料用ゴム引布の構成を
示す。
まず基布1(例えばナイロン190本平織布)に
スプレツダーによつてゴム糊2を接着剤として、
ドクターナイフ刃により糊引(コーテイング)す
る。次いで混練されたゴム配合物をカレンダーに
よつて圧延し、このゴム層3を先の接着剤糊引布
の上に被覆トツピングし、その直後に打粉として
架橋変性デンプン(例えば商品名フロースター
チ、或いは精製殺菌コンスターチ:松谷化学製)
70%及びシリカ粉末30%の混合粉体4を粉着け機
で被着させ、しかる後に加熱加硫機に連続的に投
入して本考案の構成のゴム布を得た。ただ特殊変
性デンプンの粉体としての流動性質が従来のもの
と多少異なるのでダステイングの際の粉付装置に
関しては若干の工夫を要した。
[効果] かくして得られたゴム引布は従来の無機質の粉
体を単独で打粉として用いたゴム引布とは異な
り、汚染等の問題もなく外観上もすぐれ、又従来
の小麦デンプンを打粉として使用したゴム引布に
比べて縫製時のすべり性、又はもみ及び屈曲によ
る粉浮きの問題、外観上の商品価値の点において
も遜色なく又は温湯洗濯及び仕上げスチーアイロ
ン、ボデイプレス等によつてもゴム引布の打粉が
影響を受けることがなかつた。即ち本考案の構成
によるゴム引布によつて従来のものにみられな
い、外観、機能及び耐熱水性において共に優れた
衣料用のゴム引布が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるゴム布の構成を示す。 1……ナイロン基布、2……接着ゴム糊層、3
……配合ゴム層、4……変性デンプン粉体70%、
シリカ粉末30%の混合粉体付着層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 配合ゴム層の片面に接着剤を介して基布を積層
    し、他面に架橋変性デンプン及び珪酸質の粉体の
    混合粉体を付着せしめてなる衣料用ゴム引布。
JP8274383U 1983-05-31 1983-05-31 ゴム引布 Granted JPS59187444U (ja)

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JP8274383U JPS59187444U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 ゴム引布

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JP8274383U JPS59187444U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 ゴム引布

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59187444U JPS59187444U (ja) 1984-12-12
JPS6334925Y2 true JPS6334925Y2 (ja) 1988-09-16

Family

ID=30212698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8274383U Granted JPS59187444U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 ゴム引布

Country Status (1)

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JP (1) JPS59187444U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4876968A (ja) * 1972-01-19 1973-10-16
JPS5072974A (ja) * 1973-10-30 1975-06-16

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4876968A (ja) * 1972-01-19 1973-10-16
JPS5072974A (ja) * 1973-10-30 1975-06-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59187444U (ja) 1984-12-12

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