JPS6334374Y2 - - Google Patents

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JPS6334374Y2
JPS6334374Y2 JP1980080873U JP8087380U JPS6334374Y2 JP S6334374 Y2 JPS6334374 Y2 JP S6334374Y2 JP 1980080873 U JP1980080873 U JP 1980080873U JP 8087380 U JP8087380 U JP 8087380U JP S6334374 Y2 JPS6334374 Y2 JP S6334374Y2
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  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 1本の撮像管より複数の色信号を発生するよう
な形式のカラー撮像装置としては、従来から、例
えば、撮像管の光路中に色分解縞状フイルタを設
けた形態のものが広く知られており、また、近
時、撮像管の光電変換部自体を、各異なる分光特
性を有する部分が所要のパターンに従つて配列さ
れるような構成のものとするような形態のものに
ついての開発研究も行なわれている。
ところで、上記した1本の撮像管より複数の色
信号を発生するような形式のカラー撮像装置にお
いては、カラー撮像装置からの出力信号が、カラ
ー撮像装置に対する入射光量の著るしい増加時
に、カラー撮像装置の撮像管の入出力特性、その
他の諸条件を勘案して予め設定されている撮像管
の電子ビーム量による制限を受けるために、出力
信号中に信号歪が生じてしまうということが問題
となつていた。
次に、1本の撮像管より複数の色信号を発生す
るような形式のカラー撮像装置として、撮像管の
光路中に色分解縞状フイルタを設けた形態のカラ
ー撮像装置を例にとり、添付図面を参照しながら
上記した1本の撮像管より複数の色信号を発生す
るような形式のカラー撮像装置における上述のよ
うな問題点の所在をさらに具体的に説明する。
第1図は、1本の撮像管より複数の色信号を発
生するカラー撮像装置の一例のもののブロツク図
であり、図において、1は撮像対象物、2は撮像
レンズ、3はリレーレンズ、4は撮像管、5は偏
向ヨークであつて、撮像対象物1の像は、撮像レ
ンズ2を介して色分解縞状フイルタF上に結像さ
れた後に、さらに、リレーレンズ3を介して撮像
管4の光導電面(または光電面)上に結像され
る。
そして、撮像管4からの出力信号Sは、ブロツ
ク6で示す信号処理回路において、所要の信号形
態を有するカラーテレビジヨン信号(以下、テレ
ビジヨンをTVと略記する)として出力される。
以下説明において図示の例のものでは、カラー撮
像装置Aから出力導線l1,l2を介して送出される
出力信号YとCmとは、いわゆるNTSC方式のカ
ラーTV信号において輝度信号と搬送色信号と称
されている2つの信号と同様形態の2つの信号で
あるとされており、従つて、信号処理回路6の構
成としては、撮像管4からの出力信号を前記した
ような信号形態の2つの信号に変換しうるような
機能を備えているものとなされているのである
(撮像管4の出力信号に対する信号処理の手段と
しては、例えば、特開昭49−4923号公報、特開昭
49−17630号公報、その他多くの分献などに示さ
れている。なお、各原色信号から搬送色信号を得
るのには、例えば、NTSC方式などで公知の手段
を用いてもよいことは当然である)。
上記した第1図示のカラー撮像装置Aにおい
て、撮像管4からの出力信号Sの構成態様は、撮
像管4の光路中に設けられている色分解縞状フイ
ルタFのフイルタ細条片の構成態様によつて異な
るものとなることはいうまでもないが、以下の記
載においては、撮像管4の光路中に設けられてい
る色分解縞状フイルタFは、第2図示のように3
種類のフイルタ細条F1,F2,F3が一定の繰返し
順序で規則正しく撮像管4の水平走査方向と直交
する方向に配列されているものとし、かつ、フイ
ルタ細条F1が緑色光のみを透過させるもの、ま
た、フイルタ細条F2が黄色光を透過させるもの、
さらに、フイルタ細条F3が全色光(白色光)を
透過させるもの、であつた場合を一例にとつて説
明することにする。
第3図は、上記した第2図示のような構成態様
を有する色分解縞状フイルタFを撮像管4の光路
中に備えたカラー撮像装置Aに対して、等エネル
ギ白色光を与えた場合における撮像管4の出力信
号Sの出力波形(第3図には理想状態の出力信号
波形が示されている。実際に撮像管4から得られ
る出力信号の波形は、なだらかな立上がりを示す
ものである。)であり、図中におけるG,R,B
は、出力信号中における各原色成分を示し、ま
た、F1〜F3は第2図示の色分解縞状フイルタF
における各色のフイルタ細条F1〜F3との対応関
係を示すためのものである。
上記した第1図示のカラー撮像装置Aにおい
て、撮像管4はある定められた面照度を示すよう
な入射光量を基準とし(基準の入射光量を100%
とすれば、この100%の入射光量時に、カラー撮
像装置AからはカラーTVシステムにおいて規定
されている基準レベルの出力信号が得られる)、
前記の基準の入射光量よりも大きなある定められ
た入射光量(例えば、200%の入射光量とか、300
%の入射光量と、いうような基準の入射光量に比
べて大きな入射光量であり、これは、撮像管の入
出力特性、動作特性、その他の諸条件を勘案して
任意に設定される。)時までは、入射光量の増加
に従つて撮像管4の出力信号Sの振幅が増加して
行くが、前記の基準の入射光量よりも大きなある
定められた入射光量よりも過大な入射光量があつ
ても、その出力信号Sの振幅は前記の基準の入射
光量よりも大きなある定められた入射光量時の出
力信号Sの振幅と同じとなるように、電子ビーム
量が設定されているから、カラー撮像装置Aに対
して過大な入射光量が与えられた場合には、撮像
管4の出力信号Sは歪んでしまう。
上記の原因による撮像管4の出力信号Sの歪
を、先に一例として挙げた第2図示のような色分
解縞状フイルタFを用いたカラー撮像装置に対
し、等エネルギ白色光を与えた場合について説明
すると次のとおりである。すなわち、カラー撮像
装置Aに対する等エネルギ白色光の入射光量が、
前述した基準の入射光量よりも大きなある定めら
れた入射光量以下の場合には、撮像管4からの出
力信号Sの出力波形は、通常、第3図示の波形の
ように信号歪を伴なわないのであるが(通常、基
準の入射光量としては、上記のような状態におい
ては信号歪を伴なわないような範囲に設定される
ことが多いということを考慮して上述のような記
述を行なつたものである)、撮像管4における電
子ビーム量のある設定値の下において、カラー撮
像装置Aに対する等エネルギ白色光の入射光量
が、前記した基準の入射光量よりも大きなある定
められた入射光量よりも増大して行くと、撮像管
4からの出力信号Sの波形は、正常な状態時にお
ける第3図示の状態{第4図a図も第3図a図と
同じ状態を示す}から、次第に第4図b図→第4
図c図→第4図d図→第4図e図→第4図f図示
のように、相対的に信号波形の上部から歪んで行
く。
その結果、前記した撮像管4からの出力信号S
が与えられる信号処理回路6からの搬送色信号
Cm出力は、カラー撮像装置Aに対して等エネル
ギ白色光が与えられている状態における正常な出
力の状態、すなわち、搬送色信号Cmが零の状態
から、カラー撮像装置に対して等エネルギ白色光
が与えられているのにも拘わらず、搬送色信号
Cmが出力されるという異常な状態へと変化す
る。
それにより、前記した信号処理回路6の出力を
用いて作つたカラーTV信号をカラーTV受像機
で再生した場合には、本来、白として再生される
べき画面が着色画面としてデイスプレイ上に再現
されることになる。これを、撮像管4への入射光
量の増大に伴なつて撮像管4の出力信号Sに生じ
る信号波形の歪の状態を例示した第4図各図の場
合と対応させて説明すると、第4図a図に示す正
常な状態の場合には、カラーTV受像機のデイス
プレイ上には正常な白色が再現されるが、第4図
b図で示すような撮像管の出力信号Sの場合に
は、カラーTV受像機のデイスプレイ上に黄味が
かつた白が現われ、また、第4図c図示のような
撮像管4の出力信号Sの場合には、カラーTV受
像機のデイスプレイ上に黄色が現われ、さらに、
第4図d図示のような撮像管4の出力信号Sの場
合には、カラーTV受像機のデイスプレイ上に緑
がかつた黄色が現われ、さらにまた、第4図e図
示のような撮像4の出力信号Sの場合には、カラ
ーTV受像機のデイスプレイ上に緑色が現われる
ということになる。
従来、上記の原因による信号歪の発生を除去な
いしは軽減するための手段としては、カラー撮像
装置に対する過大入射光を、手動的な絞り機構、
あるいは自動絞り機構によつて制限することが行
なわれていたが、上記の何れの場合でも、撮像対
象物の一部のみに光量の大きな部分がある場合
に、その部分に着目して所要な入射光量となるよ
うな入射光量の制限が行なわれるように絞り機構
を動作させると、他の部分の映像が黒の方に沈ん
でしまい、それかといつて、撮像対象物の全体の
光量に着目して所要な入射光量となるような入射
光量の制限が行なわれるように絞り機構を動作さ
せると、再生画面の一部における過大入射光量の
部分に着色現象が生じるということが避けられな
かつたのである。
上記した従来の問題点を解決するために、本出
願人会社では先に、特開昭51−9332号公報に開示
されているような「カラー撮像装置において過大
入射光時に発生する信号歪の軽減方法」を提案
し、それの実施により良好な成果を挙げることが
できた。
第5図は、前記した本出願人会社による既提案
方法を実施した装置の一実施例ブロツク図であ
り、この第5図において、ブロツクAは、例え
ば、第1図中においてブロツクAで示したカラー
撮像装置と同様な構成であつても構わない適当構
成を有する1本の撮像管より複数の色信号を発生
する形式のカラー撮像装置であつて、その出力線
l1からは輝度信号Yが、また、出力導線l2からは
搬送色信号Cmが送出される。
ブロツクAから線l2を介して送出された搬送色
信号Cmは、破線枠で囲んで図示した信号歪軽減
回路Bの入力端子7に与えられる。信号歪軽減回
路Bは、図示の例においては、制御信号入力端子
10に与えられた制御信号(カラー撮像装置に対
する入射光量と対応するような制御信号…この制
御信号は、例えば、輝度信号であつてもよく、こ
の明細書中における既提案の説明においては、制
御信号入力端子10に印加される制御信号が輝度
信号Yであるとしている)に応じてインピーダン
スを変化する可変インピーダンス回路9と、前
記、可変インピーダンス回路9と並列に接続され
た共振回路8、及び、エミツタ抵抗R1などによ
る回路網をそのエミツタ回路に設け、また、コレ
クタと電源+Bとの間にコレクタ抵抗R2を接続
したトランジスタQの回路で構成されている。な
お、11は信号歪の軽減された搬送色信号Cm′の
出力端子である。
ブロツク9で示す可変インピーダンス回路は、
制御信号の信号レベルが予め定められたレベルよ
りも低い場合に、トランジスタQのエミツタ回路
のインピーダンスZeが略々エミツタ抵抗R1と等
しくなるように、すなわち、Ze≒R1とみなしう
る程度に、そのインピーダンスが非常に小さくな
るような構成を有しており、したがつて、制御信
号の信号レベルがある定められたレベルよりも低
い場合における信号歪軽減回路Bの出力端子11
からの出力信号Cm′は、次式のように示される。
Cm′≒(R2/R1)Cm …(1) (ただし、Cmは信号歪軽減回路Bに供給され
た搬送色信号である)制御信号の信号レベルは、
カラー撮像装置Aに対する入射光量が少ない場合
には低く、また、カラー撮像装置Aに対する入射
光量が多くなる程高くなるから、カラー撮像装置
Aに対する入射光量の増大によつて、制御信号の
信号レベルがある定められたレベルよりも高くな
つた時に、可変インピーダンス回路9のインピー
ダンスがある定められた変化特性に従つて増加す
るように、可変インピーダンス回路9を構成して
おくと、カラー撮像装置Aに対する入射光量の増
大によつて、トランジスタQのエミツタ回路のイ
ンピーダンスZe、すなわち、 Ze=R1+Z8Z9 …(2) (ただし、Z8は共振回路8のインピーダンス、
Z9は可変インピーダンス回路9のインピーダンス
である)も増加するから、信号歪軽減回路Bの出
力端子11から送出される出力信号Cm′は、カラ
ー撮像装置Aに対する入射光量の増大時には、 Cm′=Cm・R2/R1+Z8Z9 …(3) 上記(3)式中の分母第2項のインピーダンスの増
加によつて、その振幅が抑圧されたものとなる。
第6図は、カラー撮像装置Aに対する入射光量
を横軸にとり、また入出力比を縦軸にとつて示し
た信号歪軽減回路Bの動作特性例を示した図であ
り、第6図において、曲線〜で示すそれぞれ
異なる動作特性は、例えば、前記した可変インピ
ーダンス回路9におけるインピーダンスの変化特
性を変化させることによつて得られるのであり、
実施に当つては使用する撮像管における入出力特
性、撮像管の使用条件、撮像管のガンマ特性など
についての考慮をも加味して、1本の撮像管より
複数の色信号を発生するような形式のカラー撮像
装置から出力される複数の色信号によつて搬送波
を変調して得た色信号変調波(搬送色信号)の振
幅を、カラー撮像装置に対する入射光量の増減と
対応するような制御信号により変化させるように
することによつて、カラー撮像装置において過大
入射光時に発生する信号歪の除去乃至は軽減が達
成されるのである。
第7図a,b図は、前記した既提案方法を実施
するための他の構成回路例であり、第7図a図
は、端子7に供給された色信号変調波の振幅を端
子10に加えられた制御信号によつて変化させる
ようにした構成例を示し、また、第7図b図は、
端子7に供給された色信号の振幅を端子10に加
えられた制御信号によつて変化させるようにした
構成例を示している。
ところで、前記した既提案方法を実施して、過
大入射光時に発生する信号歪の軽減化を図かつた
場合には、過大入射光量の部分と対応する再生画
面に生じる着色現象はそれが良好に抑圧され得る
のであるが、前記した部分の前後の端部に着色現
象の生じることが判かり、それの改善が要望され
た。前記した問題点を第8図及び第9図を参照し
て説明すると次のとおりである。
今、カラー撮像装置によつて第8図及び第9図
の各a図に示すような、いわゆるウインドパター
ンを撮像した場合を考える(第8図及び第9図の
各a図においてWは白、BKは黒である)。第8
図b〜e図はカラー撮像装置への入射光量が、基
準の入射光量以下の場合、第9図b〜e図はカラ
ー撮像装置への入射光量が、基準の入射光量より
も著るしく大きな場合における信号波形を示すも
のであるが、この第8図、第9図の場合も、第2
図乃至第4図に関する説明の場合と同様に、カラ
ー撮像装置が第2図を参照して説明したような色
分解縞状フイルタFを備えて構成されている場合
の例である。
カラー撮像装置に対する入射光量が、基準の入
射光量以下の場合には、第8図b図に示す緑信号
Gと、第8図c図に示す赤R及び青Bなどの信号
がフイルタ細条の配列パターンに従つて定まる空
間周波数値の搬送波を振幅変調している状態の振
幅被変調波状態の赤信号や青信号も正常な状態で
生じるから、緑信号Gと赤信号R及び青信号Bと
の混合によつて白信号が生じ、搬送色信号{第8
図d図}は0となり、再生画面におけるウインド
パターンの縁部には着色現象が発生しない(前記
した搬送色信号は第5図中の端子11に出力され
る信号である)。また、このような状態において
は、既提案方法が実施されていたとしても、第8
図e図に示す制御信号は所定のしきい値Vp−Vp
以下であるので、制御信号による色信号の振幅の
圧縮は行なわれないことは当然である。
次に、カラー撮像装置に対して基準の入射光量
よりも著るしく大きな入射光が与えられた場合に
は、緑信号G{第9図b図}は生じるが、振幅被
変調波状態の赤信号や青信号は既述したように零
となり{第4図e図についての説明参照}、した
がつて、再生画面中のウインドパターンは緑色に
着色する。
第9図d図中の点線は、従来装置における問題
点として挙げた再生画面中に着色現象を生じさせ
る信号を表わしている。しかしながら、既提案方
法を実施した場合には、カラー撮像装置への過大
入射光と対応して生じた制御信号が、第9図e図
示のようにしきい値Vp−Vpを越えているので、
その制御信号によつて色信号の圧縮が行なわれ、
再生画面中のウインドパターンの部分の着色は良
好に防止される。このことは第9図d図中の実線
で図示されている搬送色信号(第5図中の端子1
1に出力される信号)の波形をみれば明らかであ
る。
ところが、既提案方法の実施によつて、カラー
撮像装置への過大入射光量時に色信号の振幅の圧
縮を行なつた時には、ウインドパターンの縁部に
第9図d図に示すような色信号が生じたままにな
るので、ウインドパターン自体の着色現象は防止
できても、ウインドパターンの縁部における着色
現象が目ざわりなものとなる。
既提案方法の実施により、カラー撮像装置への
過大入射光量時に色信号の振幅の圧縮を行なつた
時に、ウインドパターンの縁部に着色現象が生じ
る理由は、制御信号として用いられる輝度信号は
広帯域信号であるために、制御信号の立上がりや
立下がりが早いのに、色信号はそれの伝送系中に
低域濾波器あるいは帯域濾波器が設けられてい
て、輝度信号に比べて狭い帯域の信号となされて
いるために、信号の立上がりと立下がりとが制御
信号に比べて緩やかな傾斜を示しているというこ
とによる。
本考案は、既提案方法を実施した時に問題とな
る前記の問題点を良好に解消しうるカラー撮像装
置における過入射光歪の改善回路を提供すること
を目的としてなされたものであり、以下、添付図
面を参照しながら本考案回路の具体的な内容につ
いて詳細に説明する。
第10図は本考案のカラー撮像装置における過
大入射光歪の改善回路の一実施態様のもののブロ
ツク図であり、この第10図においてカラー撮像
装置Aから線l1に送出された輝度信号Yは遅延回
路DLにより所要の遅延を与えられて出力端子1
8に送出される。また、カラー撮像装置Aから線
l2に送出された搬送色信号Cmは、信号歪軽減回
路(過大入射光歪軽減回路)Bの入力端子7に与
えられる。この第10図中に示されている信号歪
軽減回路Bは、差動対をなすトランジスタQ4
Q5と、トランジスタQ8と、差動対をなすトラン
ジスタQ6,Q7と、トランジスタQ9と、トランジ
スタQ10と、抵抗R4〜R8と、バイアス電圧源E1
E2とによつて構成されているものとして示され
ているが、信号歪軽減回路Bとしては他の構成態
様のものが用いられてもよいことは勿論であり、
要するに、信号歪軽減回路Bとしては、それの端
子10に与えられる制御信号に応じて、振幅の大
きさが所要のように変化されている搬送色信号
Cm′が出力端子11に送出されるような特性を備
えているものであればよいのである。
第10図中に示されている信号歪軽減回路B
は、端子10に制御信号が加えられていない状態
におけるトランジスタQ10のコレクタの電位によ
つて、トランジスタQ5,Q6が導通状態、トラン
ジスタQ4,Q7が遮断状態になされると共に、ト
ランジスタQ8のコレクタ電流Iaとトランジスタ
Q9のコレクタ電流Ibとが等しい状態(Ia=Ib)と
なるようにバイアス電圧源E1,E2の電圧値の設
定が行なわれている。
端子10に制御信号が加えられてトランジスタ
Q10のコレクタ電位が変化すると、それに応じて
差動対をなすトランジスタQ4,Q5及び、差動対
をなすトランジスタQ6,Q7は、それぞれ周知の
差動増幅器の動作を行なうことにより、端子7に
供給されている搬送色信号Cmは、端子10に与
えられた制御信号に応じて振幅が変化されている
搬送色信号Cm′として出力端子11に送出され
る。
第10図示の例においては、端子7に供給され
ている信号が搬送色信号Cmであるとされている
が、端子7に供給される信号が緑(または赤もし
くは青)信号となされてもよい。
信号歪軽減回路Bにおける端子10に供給され
る制御信号としては、カラー撮像装置Aから線l1
を介して送出された輝度信号Yにそれぞれ異なる
遅延時間を与えて得た遅延輝度信号を合成回路1
9によつて合成したものが用いられる。第10図
示の例において、遅延回路DLの入力端子12a
に与えられた輝度信号Yは、出力端子12bから
τ1だけ遅延の与えられた遅延輝度信号として、合
成回路19におけるトランジスタQ1のベースに
供給され、また、出力端子12cからτ2だけ遅延
の与えられた遅延輝度信号として、輝度信号の出
力端子18と、合成回路19におけるトランジス
タQ2のベースとに供給され、さらに出力端子1
2dからτ3だけ遅延の与えられた遅延輝度信号と
して、合成回路19におけるトランジスタQ3
ベースに供給される。
第11図は、遅延回路DLの入力端子12aに
供給された輝度信号{第11図a図}と、出力端
子12bに現われた遅延輝度信号Sb(以下、信号
Sbと記載する){第11図b図}と、出力端子1
2c及び出力端子18に現われた遅延輝度信号
Sc(以下、信号Scと記載する){第11図c図}
と、出力端子12dに現われた遅延輝度信号Sd
(以下、信号Sdと記載する){第11図d図}及
び、合成回路19におけるエミツタ抵抗R3から
出力端子13に送出される制御信号Se{第11図
e図}との間の時間軸上での相対的な関係を示す
波形例図である。
すなわち、遅延回路12によつて各異なる時間
遅延τ1〜τ3の与えられた複数の信号Sb〜Sdが、
トランジスタQ1〜Q3及びエミツタ抵抗R3よりな
る合成回路19において合成された場合には、合
成回路19の出力端子13からは前記のようにそ
れぞれ所定の時間遅延が与えられている信号Sa
〜信号Sdが合成回路19によつて論理和された
制御信号、すなわち、第11図e図に示すような
時刻t1から時刻t5までの制御信号Seが送出される
のである。
ここで、出力端子18から輝度信号として送出
される信号Scは、第11図c図に示されている
ように、遅延回路DLの入力端子12aに入力さ
れた輝度信号Yにτ2の時間遅延が与えられている
状態のものであつて、それは時間軸上で時刻t2
ら時刻t4までの間に存在しているものである。そ
して、制御信号Seは、前記した出力端子18か
ら送出される輝度信号が現われる時刻t2以前の時
刻t1から、輝度信号がローレベルに下がつた時刻
t4よりも後の時刻t5までの間に存在している{第
11図e図}から、例えば第11図c図に示す輝
度信号(信号Scと同じ)が、第9図a図に示さ
れているようなウインドパターンと対応して発生
されたものであつた場合に、前記のような制御信
号Seが信号歪軽減回路Bの端子10に供給され
るならば、既提案のものにおいて問題となつた再
生画面中のウインドパターンの縁部に発色現象が
生じるという点が良好に解消できることは明らか
である。
なお、上記の実施例においては、制御信号を作
るために合成された信号が3個の場合を示した
が、制御信号を作るために合成すべき信号の個数
は2個でもあるいは4個以上であつてもよいこと
は勿論であり、上記の実施例では制御信号によつ
て振幅の制御される信号が搬送色信号であるとさ
れていたが、制御信号によつて振幅が制御される
信号が色信号であつてもよいのである。
以上、詳細に説明したところから明らかなよう
に、本考案はカラー撮像装置に対する入射光量の
増減と対応する信号にそれぞれ異なる遅延時間を
与えて得た複数個の信号を合成する手段を備え、
前記の手段より得た信号を制御信号として、色信
号変調波の振幅あるいは色信号の振幅を変化させ
ることにより、既提案のものにおいて問題となつ
た欠点を良好に解消できたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のカラー撮像装置の一例構成を示
すブロツク図、第2図は色分解縞状フイルタの一
例構成図、第3図は撮像管よりの出力信号波形例
図、第4図a〜e図、第8図a〜e図、第9図a
〜e図、第11図a〜e図は説明用波形図、第5
図は既提案回路の一例ブロツク図、第6図は説明
用特性曲線例図、第7図a,b図は従来例回路の
回路図、第10図は本考案回路の一実施態様のも
ののブロツク回路図である。 A……カラー撮像装置、B……信号歪軽減回
路、DL……遅延回路、F……色分解縞状フイル
タ、4……撮像管、19……合成回路、Q1〜Q10
……トランジスタ、E1,E2……バイアス電源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1本の撮像管より複数の色信号を発生するよう
    な形式のカラー撮像装置から出力される複数の色
    信号によつて搬送波を変調して得た色信号変調波
    の振幅、あるいは前記した色信号の振幅を、カラ
    ー撮像装置に対する入射光量の増減と対応するよ
    うな制御信号により変化させるようにしたカラー
    撮像装置における過大入射光歪の改善回路であつ
    て、輝度信号にそれぞれ異なる時間遅延を与える
    複数個の信号遅延手段と、前記した複数個の信号
    遅延手段から出力された複数個の遅延輝度信号を
    論理和した状態の制御信号を発生する信号合成手
    段と、前記した色信号変調波の振幅、あるいは前
    記した色信号の振幅を前記した信号合成手段から
    出力された制御信号によつて変化させる手段とか
    らなるカラー撮像装置における過大入射光入射光
    歪の改善回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5166722A (ja) * 1974-12-06 1976-06-09 Tokyo Shibaura Electric Co

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5166722A (ja) * 1974-12-06 1976-06-09 Tokyo Shibaura Electric Co

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