JPS6333971B2 - - Google Patents

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JPS6333971B2
JPS6333971B2 JP57212897A JP21289782A JPS6333971B2 JP S6333971 B2 JPS6333971 B2 JP S6333971B2 JP 57212897 A JP57212897 A JP 57212897A JP 21289782 A JP21289782 A JP 21289782A JP S6333971 B2 JPS6333971 B2 JP S6333971B2
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JP
Japan
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box
box body
nipple
wrist casing
cylindrical body
Prior art date
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Expired
Application number
JP57212897A
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English (en)
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JPS59102539A (ja
Inventor
Goro Kozuka
Masaharu Hayashi
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP21289782A priority Critical patent/JPS59102539A/ja
Publication of JPS59102539A publication Critical patent/JPS59102539A/ja
Publication of JPS6333971B2 publication Critical patent/JPS6333971B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
    • B23P19/10Aligning parts to be fitted together

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ワークねじ込み用グリツパに関す
るものであつて、一層詳細には、重量のある各種
ワークを被加工対象物にねじ込む作業を全自動化
し、しかもワークねじ込み時の芯出し精度上の誤
差を吸収すると共にワーク当接時の衝撃を緩和し
得る可動部を備えたグリツパに関するものであ
る。
従来技術 産業界にあつては、必要に応じて各種のワーク
を被加工対象物にねじ込む作業を要することが多
い、例えば、アーク炉の発熱源として使用される
アーク電極の端部には、黒鉛製のニツプルが接続
端子としてねじ込まれる。すなわち、アーク炉で
は複数のアーク電極を前記ニツプルを介して順次
接続するようになつているため、アーク電極の製
造工程では、第1図に示す如く長円筒形状のアー
ク電極10(直径60cm、長さ280cm程度)の各端
部に円錐台形の陥凹部12が形成されてこの陥凹
部12に雌ねじが刻設され、外周に雄ねじを刻設
したバレル形状の黒鉛製ニツプル14(重量30Kg
乃至80Kg程度)を予めねじ込んでおく作業を要し
ている。
発明が解決しようとする問題点 従来このねじ込み作業は複数の人手により行わ
れているが、ニツプル自体相当重量があるため重
筋力作業となり、しかも黒鉛粉末が粉塵として飛
遊する劣悪な作業環境となるので、該作業の省力
化による全自動化が要請されていた。また、ニツ
プルのねじ込みを人手に依存する結果として、ア
ーク電極に対する該ニツプルのねじ込み深度には
ばらつきがあり、電極の品質管理上難点がある。
そこで、前述のような好ましくない環境下での
重筋力作業から人手を解放するためにはロボツト
の導入による機械化が着目されるが、実際に前記
各種ワークのねじ込み作業をロボツトの化するに
際しては、克服すべき問題点が多々残されてい
る。例えば、前記アーク電極へのニツプルのねじ
込みを想定した場合、重量のあるニツプルをフイ
ンガにより把持して電極端部のめす孔に宛てがう
に際し、芯出し精度の誤差を如何にして吸収する
か、またニツプル当接時の衝撃による損傷を如何
にして回避するか等の問題が提起される。この場
合ロボツト自体の精度向上を図ることにより芯出
し精度も向上させることができるが、そのために
は各種のセンサによる感覚機能や認識機能を付与
した知能ロボツトを指向しなければならず、構成
の複雑化および高価格化を招来することになると
共に、過酷な作業環境での長期の反復作用に耐え
得るか、等の問題も残される。
発明の目的 本発明は、このような問題点に鑑みこれを克服
するべく案出されたものであつて、簡単かつ低廉
な構成でありながら、芯出し精度上の誤差を良好
に吸収し、かつワークを被加工対象物に当接させ
る際の衝撃を緩和することのできるワークねじ込
み用グリツパを提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するため本発明に係るワークね
じ込み用グリツパは、ロボツトのアーム先端に軸
支され、外部駆動源により傾動付勢される箱体形
状で一方に開口するリストケーシングと、 前記リストケーシング内に開口方向を整列させ
て収納される第1箱体であつて、該リストケーシ
ングの奥側の内壁面および箱体の開口側の外壁面
に上下の関係で枢支される平行なリンクバー並び
にリストケーシングの開口側の上・下部と箱体の
開口部側の上・下部との間に弾力的に係着した各
弾性部材によつて平行移動自在に自由懸吊支持さ
れる第1箱体と、 前記第1箱体内に開口方向を整列させて収納さ
れる第2箱体であつて、第1箱体の最奥部および
箱体の後部を連結する球面軸受と、第1箱体の開
口側の上部と箱体の開口部側との間に弾力的に係
着した弾性部材とによつて傾動自在に関節軸支さ
れる第2箱体と、 前記第2箱体内に直線運動軸受を介して軸線方
向に前後摺動し得るよう収納され、第2箱体の最
奥部との間に介装した弾性部材により常に前方へ
弾力付勢される円筒体と、 前記円筒体にその軸線周りに旋回自在となるよ
う配設したフインガ支持体に、開閉自在に配設し
た一対のフインガとにより構成したことを特徴と
する。
実施例 次に、本発明に係るワークねじ込み用グリツパ
につき、好適な実施例を挙げて添付図面を参照し
ながら以下詳細に説明する。本実施例では、説明
の便宜上前記アーク電極10にニツプル14をね
じ込む作業を例示して説明するが、本発明に係る
グリツパはこのニツプルのねじ込みにのみ使用し
得るものではなく、各種のワークを被加工対象物
にねじ込む作業に好適に使用し得るものである。
第1図に、本発明に係るワークねじ込み用グリ
ツパを使用してニツプル14をアーク電極10の
端部にねじ込む作業の概略を示す。すなわち、参
照符号16で指示する破線のサークルで囲撓した
部分が本発明に係るワークねじ込み用グリツパで
あつて、このグリツパ16は適宜のロボツト、例
えば図示の如き円筒座標系の関節形ロボツト18
のアーム20先端に取付けられ、第2図に示すよ
うにニツプル集積プール22に位置するニツプル
14を前記グリツパで把持して、アーク電極10
の端部に向けて移送するようになつている。
第3図は本発明に係るワークねじ込み用グリツ
パ16の1部切欠側面図、第4図は第3図の横断
面図、第5図は第3図の水平縦断面図、第6図は
第3図の構成からヨーク部材を除去した垂直縦断
面図、第7図は本発明の要旨を概略説明するため
の斜視図である。第1図、第3図及び第4図にお
いて、ロボツトのアーム20先端には二股フオー
ク形状のヨーク部材24が取付けられており、こ
のヨーク部材24にリストケーシング26が傾動
自在に軸支されている。すなわちリストケーシン
グ26は一方の側部が開口した箱体からなり、こ
のリストケーシング26は、その対向し合う両側
板28,28に夫々水平に突出固定したピン30
を金記ヨーク部材24の軸受32に挿通すること
により、回動自在に軸支されている。第4図に示
すように一方のピン30は、他方のピン30より
軸方向の寸方が大きく設定されており、この長形
ピン30にピニオンギヤ34が固定されると共
に、このピニオンギヤ34に噛合するようラツク
36が配設され、このラツク36はヨーク部材2
4に固定した複動式油圧シリンダ38のピストン
ロツド40に接続されている。なお、前記ラツク
36とピニオンギヤ34との噛合いを確実にする
目的で、押圧ローラ42が配設され、この押圧ロ
ーラ42はラツク36の背面に回転自在に常時当
接している。従つて、前記油圧シリンダ38を正
逆何れかの方向に付勢することにより、ピニオン
ギヤ34が駆動され、ヨーク部材24に対してリ
ストケーシング26が所定角度だけ傾動(いわゆ
るチルト運動)するようになる。本実施例では、
第1図に示すように水平方向及び垂直下方向の約
90゜の中心角で傾動を行う。
前記リストケーシング26の内部には、該リス
トケーシング26より一廻り小さく、かつ一方の
側部が開口した第1箱体44が収納され、平行リ
ンク機構及び弾性部材を介して自由懸吊支持され
ている。その状態を第7図に概略的に図示する。
すなわち第1箱体44の開口部46を挾んで相対
向する2つの側板48,48には、前記開口部4
6に近接する端部近傍の上下において球面軸受5
0,50(いわゆるボールジヨイント)の固定脚
柱が夫々取付けられ、この球面軸受50の可動側
は夫々リンクバー52の一方の端部に取付けられ
ている。また前記リンクバー52の他端部にも同
様の球面軸受54の可動側が取付けられており、
この球面軸受54の固定脚柱56は、前記リスト
ケーシング26の内壁面に取付けられている(第
5図参照)。この場合、上下の関係で配設される
2つのリンクバー52,52は相互に平行となる
よう位置設定されている。従つて第1箱体44
は、リストケーシング26の内部に一種の平行リ
ンク機構によつて支持されて、上下並びに水平方
向に平行移動し得るようになつていることが諒解
されよう。
更に、第4図及び第7図から良好に判明するよ
うに、第1箱体44の天板の開口端縁部近傍には
係止ピン57,57が挿通取着されると共にリス
トケーシング26の天板の開口端縁部近傍にも調
節ピン59,59が対応的に挿通取着され、各対
応の係止ピン57及び調節ピン59の間には、圧
縮スプリングの如き弾性部材58が、夫々弾力的
に介装されている。また箱体44の底板の開口端
縁部近傍と、リストケーシング26の底板の開口
端縁部近傍との間にも、同様に一対の圧縮スプリ
ングからなる弾性部材60,60が弾力的に介挿
されている。この場合、上下各一対の弾性部材5
8,58及び60,60の弾力は、調節ピン59
の回動により調整して、箱体44の中心軸線がリ
ストケーシング26の中心軸線と略一致するよ
う、予め設定してあるものとする。このように第
1箱体44は、リストケーシング26中において
平行リンク機構及び前記弾性部材を介して平行移
動自在に自由懸吊支持されているものであつて、
この構成は、後述するように一対のフインガーに
よりニツプル14をアーク電極10の端部に宛て
がつた際に、該フインガに若干の上下並びに平行
方行に移動を許容し、芯出し精度の誤差を吸収す
るべく有効に機能する。
次に、前記第1箱体44内には、この箱体44
よりも一廻り小さい第2箱体62が傾動自在に関
節軸支されているので、この構成について説明す
る。第4図乃至第7図に示すように、開口部64
を有する第2箱体62は、第1箱体44内に同軸
的に収納され、球面軸受66を介して第1箱体4
4に1点支持されている。すなわち、第1箱体4
4の後部に球面軸受66の固定側が固着され、こ
の球面軸受66の可動側は第2箱体62の後部に
取付けられている結果として、第2箱体62は第
1箱体44にいわゆる関節軸支され、所定角度の
範囲内で全方位に傾動し得るようになつている。
なお、第4図及び殊に第7図に明確に示すよう
に、第1箱体44の両側板48,48の上方には
夫々L形ブラケツト68が固定され、このL形ブ
ラケツト68と、第2箱体62の両側板中央部に
固定したL形ブラケツト70との間に、圧縮スプ
リングの如き弾性部材72が介装されて、前記第
2箱体62を第1箱体44に対し弾力的に保持し
ている。この場合、L形ブラケツト68に挿通し
た調節ピン74を回動させることにより弾性部材
72の弾力調整を行い、無負荷状態において第2
箱体62の中心軸線が第1箱体44の中心線に一
致するようにバランス設定をしておく。このよう
に、第2箱体62が第1箱体44に対して、所定
角度内で全方位への傾動自在に構成されている結
果として、後述するように一対のフインガにより
把持したニツプル14をアーク電極10の雌ねじ
孔に挿入する際にその芯出しが極めて容易にな
り、ロボツト自体に内在する芯出し精度の誤差を
有効に吸収することができる。
また、ニツプル14をアーク電極14に宛てが
う際の衝撃を吸収するための手段として、前記第
2箱体62内に円筒体76が軸線方向に前後摺動
し得るよう弾力的に介装されているので、この構
成について説明する。この円筒体76は、第4図
及び第5図に示すように、第2箱体62内にその
軸線を一致させて挿通させており、リニアスライ
ドウエイの如き直線運動軸受78を介して軸線方
向に前後摺動自在に支持され、かつこの円筒体7
6に配設した係止板79と第2箱体62の後部と
の間に圧縮スプリングの如き弾性部材80が弾力
的に介装されて、常時前方へ弾力付勢されてい
る。前記直線運動軸受78は、第2箱体62の内
面に固定したリニアトラツクレール82と、円筒
体76の外周に固定したスライドユニツト84と
から構成され、本実施例では2組の直線運動軸受
78により円筒体76を摺動自在に支持してい
る。なお、第2箱体62の開口部64には、後述
する鎖錠用の張出板86が配設されており、この
張出板86の内面に前記円筒体76の直線運動軸
受78のスライドユニツト84端部が当接するよ
う寸法設定されているので、円筒体76は第2箱
体62から脱落することはない。
次に、前記円筒体76には、後述する一対のフ
インガを開閉自在に軸支するためのフインガ支持
体88が軸方向に旋回自在にとなるよう配設して
ある。すなわち、第5図及び第6図に示すよう
に、円筒体76の内面にライニング処理したいわ
ゆるドライベアリング90を介して、第2の円筒
体92が軸方向への回転自在に挿通してあり、こ
の第2の円筒体92の一方の端部に前記フインガ
支持体88が固定されている。また第2円筒体9
2の他端部(これは円筒体76内に臨んでいる)
には、リングギヤ94が同軸的に固定され、この
リングギヤ94は第3図及び第6図に示すように
油圧モータ96の出力軸に固定したピニオンギヤ
98と噛合している。従つて、前記油圧モータ9
6を付勢すれば、モータの回転力はピニオンギヤ
98及びリングギヤ94を介して第2円筒体92
に伝達され、該第2円筒体92及びこれに固定し
た前記フインガ支持体88を軸方向に旋回される
ことになる。なお、図中参照符号100は、第2
円筒体92を第1の円筒体76の内部に軸方向規
制するためのリング状ブツシユを示す。
前記フインガ支持体88は、第5図及び第7図
に示すように所定間隔離間させて対向配置した一
対の板体からなり、前記第2円筒体92の一端部
に設けた円板102に直立固定されている。前記
一対のフインガ支持体88には、第6図及び第7
図に示す如く一対のブロツク基板104,104
がピン106,106を介して相互に開閉自在に
対向軸支され、かつ前記対向し合う一対のブロツ
ク基板104,104間には圧縮スプリング10
7が弾力的に介挿されて、該ブロツク基板10
4,104を常時開法するよう弾力付勢してい
る。このブロツク基板104,104に、夫々フ
インガ108,108がねじ固定されて、いわゆ
るニツプル把持用のグリツパを構成している。こ
の一対のフインガ108,108の先端には、山
形に折曲したグリツプ板110,110が夫々固
定され、このグリツプ板110の内面にはウレタ
ンゴムのライニングを張設して、前記ニツプル1
4を柔軟に把持し得るよう構成しておくのが好ま
しい。
なお、前記ブロツク基板104,104の後部
には、夫々斜めの切欠部112が形成され、全体
として笠形に形成される両切欠部112,112
の端面部に山形の楔部材114が進退自在に臨む
ようになつている。すなわち、第6図に示すよう
に第2円筒体92中に同軸的に単独式の油圧シリ
ンダ116を挿通配置し、この油圧シリンダ11
6のピストンロツド118先端に前記楔部材11
4を固定し、前記シリンダ116の付勢によリピ
ストンロツド118がシリンダチユーブから延伸
した際に、楔部材114が両ブロツク基板104
の両切欠部112,112の端面部に強制的に当
接するよう構成してある。このように楔部材11
4が両切欠部112,112に強制的に当接する
ことによつて、一対のブロツク基板104及びフ
インガ108にピン106を中心として内方へ閉
成する運動を付与し、従つてフインガ108,1
08は圧縮スプリング107の弾力に抗して閉成
することになる。また、油圧シリンダ116の付
勢を解除すれば、前記圧縮スプリング107の弾
性復帰作用下に一対のフインガ108,108は
拡開することになる。
なお、前記油圧シリンダ116はフインガ支持
体88と共に旋回するので、ロータリージヨイン
ト119を介して圧油供給がなされる。
次に第4図及び第6図に図示される鎖錠機構に
ついて説明する。この鎖錠機構は、関節軸受66
により1点支持されかつ弾性部材72,72によ
り前方部分を懸吊保持される第2箱体62の傾動
動作を、必要に応じて制動固定するための一種の
ロツク機構であつて、先に述べて張出板86と、
この張出板86に取付けた円錐状の受座に進退自
在に挿通係止されるロツクピン120と、このロ
ツクピン120を付勢する油圧シリンダ122と
から基本的に構成される。すなわち、第4図に示
すように第2箱体62の開口部64の対角線位置
にある一対の角部には、符号86で指示される張
出板が夫々固定されており、この張出板86の裏
側には円錐状の窪みからなる受座124が取付け
られている。またリストケーシング26の内面に
は水平に単動式の油圧シリンダ122が配設さ
れ、このシリンダ122のピストンロツド126
には、先端を円錐形状に形成したロツクピン12
0が固定されて、このロツクピン120の先端が
前記シリンダ122の付勢作用下に前記受座12
4の円錐状窪みに係合・離増自在に進退し得るよ
うになつている。なお、第6図に示すようにロツ
クピン120は支持ブロツク128に穿設した通
孔中に摺動自在に挿通支持され、かつ前記支持ブ
ロツク128とロツクピン120の外周に固定し
たカラー130との間には、圧縮スプリング13
2が弾力的に介挿されて、ロツクピン120を油
圧シリンダ122中に後退させる押圧力を常時付
与している。これは油圧管系が複雑化するのを避
けるため前記油圧シリンダ122を単動式にした
結果、ピストンロツド126の復帰用に圧縮スプ
リング132を設けたまでであつて、複動式油圧
シリンダを使用する場合は、この圧縮スプリング
132を省略することができる。何れにしても、
油圧シリンダ122を付勢してロツクピン120
を張出板86の受座124に係合させると、第2
箱体62はリストケーシング26に対してロツク
され、その傾動並びに平行移動動作を完全に封じ
られることになるので、後述するように一対のフ
インガで重量のあるニツプル14を把持した後こ
れをアーク電極10の端部に宛てがうまでの間、
前記鎖錠機構を働かせておけば、ニツプル14と
アーク電極10との中心線が大きく相違すること
がなく、作業能率の向上に著しく貢献する。
本発明装置では、ニツプル14がアーク電極1
0の端面にまで到来したことを検出するセンサ、
その他グリツプミス検出用のセンサ等が配設され
ているので、これらのセンサ機構について第5図
を参照して説明する。リストケーシング26の一
方の側部には、前記フインガ108と平行に支持
筒136が固定され、この支持筒136中に電極
端面検出バー134が摺動自在に前進後退し得る
ように挿通されている。前記支持筒136中に
は、図示しない圧縮スプリングが検出バー134
と同軸的に介装され、該検出バー134を所定ス
トローク長だけ常時支持筒136から前方へ延出
させるよう弾力的に付勢してある。また前記検出
バー134に突出したピン138を、前記支持筒
136の長手方向に条設した長溝140から突出
させて、該検出バー134の摺動距離の規制をし
ている。すなわち、検出バー134の最大延伸距
離は前記長溝140の長さにより決定され、検出
バー134の先端に直角に固定した当接板142
は、その最大延伸時においてフインガ108,1
08により把持したニツプル14の前方端縁部よ
りも若干前方に位置するよう予め寸法設定してあ
る。
第5図に示すように、前記検出バー134の後
端部は支持筒136を貫通延出しており、この後
端部にリミツトスイツチのレバー押圧用ノツカー
144が固定されている。また検出バー134の
後退方向の軸線上の所定位置に、電極端面検出用
の第1リミツトスイツチ146が固定されてい
る。そして、ニツプル14を把持したフインガ1
08がアーク電極10の端面近傍に到来すると、
ニツプル14の前方に位置している当接板142
がいちはやく電極10端面に当接して、検出バー
134を所定距離だけ後退させ、前記ノツカー1
44により第1リミツトスイツチ146のスイツ
チレバーを押圧する。これによつてニツプル14
が電極10の端面近傍に到来したことを検出し、
ロボツトのアーム20の搬送速度を降下させる。
また、第5図に示す位置には、グリツプミス検出
用の第2リミツトスイツチ148が配設されてい
る。これは、何等かの理由によりフインガ108
がニツプル14を把持しないまま電極10に向け
て到来した際に、検出バー134が大きく後退し
て前記第2リミツトスイツチ148を作動させ、
ロボツトの運転を即時停止させるためのものであ
る。
更に、第3のリミツトスイツチ150が第2箱
体62内に配設され、円筒体76の後退ストロー
クにより付勢されるようになつているので、これ
について併せて説明する。すなわち、後述するよ
うにフインガ108,108により把持したニツ
プル14がアーク電極10の雌ねじ孔に挿入する
と、その際の慣性により円筒体76は軸線方向に
若干後退し、係止板79により前記第3リミツト
スイツチ150を押圧付勢する。これによつて、
第3リミツトスイツチ150は前記鎖錠機構にお
ける油圧シリンダ122の付勢を解除し、次いで
若干の時間差を置いた後、油圧モータ96の付勢
を行つて、フインガ108,108の旋回による
ねじ込み運動を開始する。
次に、このように構成した本発明に係るワーク
ねじ込み用グリツパの作用及び効果について説明
する。なお、この説明に先立ち本発明の構成につ
いて概略的にまとめてみると、 リストケーシング26内に第1箱体44は平
行リンク機構及び弾性部材によつて自由懸吊状
態でバランス支持されており、リストケーシン
グ26に対して平行移動し得るようになつてい
る。
第1箱体44内には第2箱体62が球面軸受
を介して関節支持されており、かつ前方部にお
いて弾性部材を介して第1箱体44から弾力的
に懸吊されていて、所定角度範囲内で全方位傾
動自在になつている。
第2箱体62内には円筒体76が直線運動軸
受を介して軸線方向に前進後退摺動自在になつ
ており、かつ第2箱体62との間に介装した弾
性部材80により前記円筒体76には前進推力
が付与されている。
円筒体76内には、フインガ支持体88に接
続する第2円筒体92が回転自在に挿通され、
油圧モータ96により回動力が付与されるよう
になつており、前記フインガ支持体88には一
対のフインガ108,108が開閉自在に軸支
されている。
従つて、フインガ108,108自体には、リ
ストケーシング26に対して上下の平行移動と所
定角度範囲内の全方位傾動及び軸線方向への弾力
的な往復摺動並びにフインガ108,108の開
閉及び旋回運動の5つの自由度が与えられている
ことになる。このような理解のもとに本発明の作
用及び効果を説明すると、先ず、チルト動作用の
油圧シリンダ38を付勢してラツク・ピニオン駆
動を行つてリストケーシング26を傾動させ、フ
インガ108,108を垂直下方に指向させる。
次いで第2図に示すニツプル集積プール22にロ
ボツトのアーム20を旋回到来させた後、油圧シ
リンダ116を付勢してフインガ108,108
を閉成させ、これによりニツプル14を把持す
る。また鎖錠機構の油圧シリンダ122を付勢し
てロツクピン120を受座124に係合させ、第
2箱体62をリストケーシング26に対して固定
した後、前記チルト用油圧シリンダ38を逆付勢
し、第1図に示すようにフインガ108,108
及びニツプル14を水平に保持し、ロボツト18
のアーム20を延伸動作させて、該ニツプル14
をアーク電極10の開放端部に向けて搬送する。
このとき、ロボツト18には所定のテイーチング
によりニツプル14はアーク電極10の端面の略
所定位置に到来するようになつている。しかし、
アーク電極10とフインガ108により把持され
たニツプル14との芯出しを同時に正確に行うこ
とは一般に困難であり、この芯出し精度を向上さ
せるには上級の機能と高価な設備とを要すること
は先に述べた通りである。そこで、この芯出し精
度上の誤差を吸収するべく本発明に係るグリツプ
が機能する。
すなわち、水平に保持されたニツプル14がア
ーク電極10の端面に到来すると、第5図に関連
して説明したように、当接板142がいちはやく
電極端面に当接して検出バー136を後退させ、
ノツカー144により第1リミツトスイツチ14
6を付勢して電極端面の検出を行い、これによつ
てアーム20の搬送速度は低速に切替えられる。
次いでニツプル14の雌ねじ山がアーク電極10
の雌ねじ山に当接するが、このときニツプル14
にはアーム20による搬送時の慣性モーメントが
加わつているため、当接時に過大な慣性力が作用
する。しかし、フインガ108,108に接続す
る円筒体76は、第2箱体62に対して直線運動
軸受78を介して摺動自在に構成されているか
ら、ニツプル14の電極端面当接時には圧縮スプ
リング80の弾力に抗しつつ円筒体76は緩徐に
後退し、従つて体記慣性力は弾性エネルギーに変
換吸収され、ニツプル14及びアーク電極10の
雌ねじ山を損傷することはない。また、円筒体7
6の後退により、先に説明したように第3リミツ
トスイツチ150が付勢され、この信号により鎖
錠機構における油圧シリンダ122の付勢が先ず
解除される。このためリストケーシング26に対
する第2箱体62の固定が解除され、従つてフイ
ンガ108,108はリストケーシング26に対
して上下方向への平行移動及び所定角度範囲内で
の全方位傾動が自由になる。また、若干の時間差
をもつて油圧モータ96が付勢され、フインガ1
08,108はニツプルねじ込み方向への旋回を
開始する。しかも、ニツプル14がアーク電極1
0の端面に当接したことにより、円筒体76は第
2箱体62中を若干距離後退しているが、圧縮ス
プリング80の弾発力によつて、円筒体76及び
これに接続するフインガ108,108には常時
前進推力が与えられている。
このようにフインガ108,108には、上下
方向への平行移動及び所定角度内での全方位傾動
が許容されている結果として、ニツプル14とア
ーク電極10の端面との芯出し精度上に若干の誤
差があつても、フインガ自体が上下並びに水平方
向に平行移動及び傾動して前記誤差を吸収するの
で、ニツプル14は最終的にアーク電極10と軸
芯が一致して好適にねじ込まれて行くことにあ
る。また、フインガ108,108には、圧縮ス
プリング80により前進推力が与えられている結
果として、電極端部へのニツプル14のねじ込み
が極めて容易になるものである。なお、前記油圧
モータ96の回転はそのまま継続され、ニツプル
14が電極端部に所定深度だけねじ込まれると、
例えばトルクリミツタ(図示せず)が作動して油
圧モータ96の回転を停止させる。このため、ニ
ツプル14はアーク電極10に対して常に同じト
ルク値で所定深度までねじ込まれることになり、
操作者による製品品質上のばらつきが生ずること
はない。
所定のニツプルねじ込み作業が終了した後は、
油圧シリンダ116の付勢を解除してやれば、フ
インガ108間に介装した圧縮スプリング80の
弾性復帰作用下に両フインガ108,108は拡
開し、ニツプル14に対する把持を解く。次いで
リストケーシング26をチルト動作させると共に
アーム20を前記ニツプル集積プール22に向け
て旋回させ、再び次のニツプルねじ込み作業のサ
イクルを反復する。
発明の効果 以上詳細に説明したように、本発明に係るワー
クねじ込みグリツパによれば、重量のあるワーク
をロボツトのフインガにより把持して被加工対象
物に全自動でねじ込むことができ、しかも該フイ
ンガにはリストケーシングに対して上下並びに水
平方向の平行移動及び所定角度内での全方位傾動
運動が許容されているので、ワークとそのねじ込
み対象物である被加工物との軸芯が必ずしも一致
していない場合でも、その誤差をフインガ自体の
運動により吸収することができ、円滑迅速なねじ
込み作業が達成される。ワークを把持したフイン
ガ自体は弾性部材により緩衝されつつ軸方向に後
退し得るよう構成してあるため、ワークを被加工
対象物に当接させた際の慣性力を好適に弾性吸収
し、ワーク等を損傷することもない。更に、ロボ
ツトにおいてワークとの芯出し精度を向上させる
には、知能ロボツト化を指向しなければならず、
構造が複雑化し設備費も嵩むのが通常であるが、
本発明では芯出し精度上の誤差を簡単な機械的構
成により吸収するものであるので製作が容易であ
り、また製造コストを低減させ得る等の有益な利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るワークねじ込み用グリツ
パを使用してニツプルをアーク電極の端部にねじ
込む作業の概略説明図、第2図は第1図に示す状
態の平面図、第3図は本発明に係るワークねじ込
み用グリツパの一部切欠側面図、第4図は第3図
の横断面図、第5図は第3図の水平縦断面図、第
6図は第3図の構成からヨーク部材を除去した垂
直縦断面図、第7図は本発明の要旨を概略説明す
るための構成斜視図である。 26……リストケーシング、44……第1箱
体、62……第2箱体、76……円筒体、88…
…フインガ支持体、108……フインガ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ロボツトのアーム20先端に軸支され、外部
    駆動源38により傾動付勢される箱体形状で一方
    に開口するリストケーシング26と、 前記リストケーシング26内に開口方向を整列
    させて収納される第1箱体44であつて、該リス
    トケーシング26の奥側の内壁面および箱体44
    の開口側の外壁面に上下の関係で枢支される平行
    なリンクバー52,52並びにリストケーシング
    26の開口側の上・下部と箱体44の開口部側の
    上・下部との間に弾力的に係着した各弾性部材5
    8,60によつて平行移動自在に自由懸吊支持さ
    れる第1箱体44と、 前記第1箱体44内に開口方向を整列させて収
    納される第2箱体62であつて、第1箱体44の
    最奥部および箱体62の後部を連結する球面軸受
    66と、第1箱体44の開口側の上部と箱体62
    の開口部側との間に弾力的に係着した弾性部材7
    2とによつて傾動自在に関節軸支される第2箱体
    62と、 前記第2箱体62内に直線運動軸受78を介し
    て軸線方向に前後摺動し得るよう収納され、第2
    箱体62の最奥部との間に介装した弾性部材80
    により常に前方へ弾力付勢される円筒体76と、 前記円筒体76にその軸線周りに旋回自在とな
    るよう配設したフインガ支持体88に、開閉自在
    に配設した一対のフインガ108と、 から構成したことを特徴とするワークねじ込み用
    グリツパ。
JP21289782A 1982-12-04 1982-12-04 ワ−クねじ込み用グリツパ Granted JPS59102539A (ja)

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