JPS6333772A - プラント運転訓練支援装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の目的〕 （産業上の利用分野） この発明は、プラントシミュレータを用いて行なう運転
訓練において運転の妥当性を評価する際に訓練指導者を
支援するプラント運転訓練支援装置に関する。

（従来の技術〉 原子力発電プラント等のｉ３ｒ！１なプロセスプラント
は複雑な構造および機能を有し、安全性上も重大な影響
力を持つことから、その運転の技術を習（ワするために
高度な訓練が必要となる。

近年、プラント運転技術の習得のためにプラン１−を模
擬したシミュレータが用いられ、実プラントに′近い状
況の下で訓練を行なうことが可能になっている。こうし
たシミユレータを用いた運転訓練にＪ５いては、訓練生
がシミュレータを用いて操。

作を行ない、訓練指導者が訓練生の行なった操作を評１
１Ｉする。

運転操作に対する妥当性の評価は、訓練指導者が訓練生
の操作を目視して監視し、予め作成された基準に基づき
チエツクリスト等を用いて行なわれる。また、訓練指導
者の目視による監８！以外に、ビデオレコーダやテープ
レコーダ等の視聴覚情報収集装置が併用され、これらの
装置が運転評価における補助的機能を果す場合もある。

さらに、どの操作具に対しどのような操作が行なわれた
かを示す操作情報や、アナンシェータの点燈の有無およ
び主要パラメータのプロセス値等からなるプラント状態
に関する情報を収集し、これらの情報に基き計算機を用
いて訓練生の操作を評価することも可能になっている。

このようにシミュレータを用いて行なわれた運転訓練に
おいて、運転操作の妥当性を評価する際に中心となる知
識は評価基準である。従来の運転評価においては、予め
訓練事象のシナリオを想定し、そのシナリオに対する標
準的な操作手順を評価基準として設定し、この評価基準
との比較により訓練生の行なった運転操作の妥当性を評
価している。

〈発明が解決しようとする問題点） しかしながら、特にプラントの巽常時・手放時における
運転は必ずしも予め想定された手順通りに行なわれるも
のではなく、プラントの状態に応じた柔軟な対応が要請
される。このため、従来、−発註１ｉ基準として標準的
な評価基準は作成されていたが、実際の訓練における運
転操作はこの手順通りに行なわれるとは限らず、訓練指
導者は、訓練生の運転操作が標準的な操作から外れた場
合にそれが妥当なずれであるか否かをその時々の状況に
応じて判断する必要がある。

しかし、実時間で進行している運転訓練中にこうした判
断を行なうことは訓練指導者に対する大きな負担となる
。また、個々の訓練指導者により評価基準が異なる可能
性も高く、均質な運転評価を行なうという点で必ずしも
十分とはいえない。

さらに、原子ノＪ発電プラント等の中央制御１１室はか
なりのスペースを有し、そのため訓練］はチームを組ん
で運転操作を行なうことがあるが、この場合、−人ない
し少数の訓練指導者が、チームを組んで行なわれた訓練
生の全ての操作を必ずしも確実に把握できるとは限らな
い。

この究明は、上記事実を考慮してなされたものであり、
訓練生の行なったプラント運転操作を評価する際に訓練
指導者の負担を軽減でき、かつ均質な運転評価を行なう
ことができるプラント運転訓練支援装置を提供すること
を目的とする。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） この発明は、訓練生の行なった運転操作に関する情報お
よびプラント状態に関する情報からなる運転データを収
集する運転データ収集装置と、この運転データ収集装置
からの運転データを統合し集約する運転データ処理装置
と、運転操作の妥当性を評価するために必要な運転評価
知識が格納された運転評価知識ベースと、上記運転デー
タ処理装置からの運転データを入力し、この運転データ
と上記運転評価知識とを照合して訓練生の行なった運転
操作の妥当性を評価する運転評価ｖｔ置とを有して構成
されたものである。

（作用） したがって、この発明に係るプラント運転訓練支援装置
は、運転評価知識ベースに格納された運転評価知識に基
づいて訓練生の行なった運転操作の適否を短時間に評価
し、訓練指導者を支援する。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は、この発明に係るプラント運転訓練支援装置の
一実施例を示すブロック線図である。

この実施例ではシミュレータ１が原子力発電プラントを
模擬し、訓練生が訓練生用マンマシンインタフェース３
を用いて原子炉スクラム発生後の運転゛操作を行ない、
この訓練生の運転操作をブラント運転訓練支援装は５が
評価する場合を説明する。

プラント運転訓練支援装置５は、運転データ収集装置７
、運転データ処理装置９、運転評価知識ベース１１、運
転評価装置１３および訓練指導者用マンマシンインタフ
ェース１５を有して構成される。

運転データ収集装置７は、シミュレータ１により模擬さ
れた原子炉スクラムに伴うプラント状態にｌ！Ｉする情
報および訓練生の行なった運転操作に関する情報からな
る運転データを収集する。プラント状態に関する情報は
、原子炉スクラムに伴う様々なアナンシェータ情報く例
えば原子炉水位低下を警告するアナンシェータ情報）や
原子炉水位および圧力等のプラントパラメータのプロレ
ス値等からなる。また、訓練生の行なった運転操作に関
する情報は、運転、起動、燃料交換および停止の４つの
モードを持つ原子炉モードスイッチの運転員による切換
等を示す操作情報である。

運転データ収集装置７によって収集された情報は人聞な
ものであり、この情報をそのまま運転評価に用いるのｔ
ｉＬ効率的でない。ぞこで、運転データ処理装置９が、
運転データ収集装置７によって収集された情報のうり類
似情報を集約し、プラント状態と運転操作の流れを把握
し易いように時系列に整理・統合ηる。

運転評価知識ベース１１には、訓練生の行なつＩζ運転
操作の妥３性を評価するために必要な運転評価知識が格
納されている。この運転評価知識は、予め想定された標
準的な運転手順をその手順の流れに沿ってそのまま格納
したものではなく、プラントのその時々の状態に柔軟に
対応できるようにルール化された評価基準を蓄積したも
のから構成される。各ルール化された評１１Ｉ２Ｊ　Ｂ
＝は、■（・１々のプラント状態においてそのプラント
状態を制御する運転操作の妥当性を評価するものであり
、この評価基準の例を第２図に示す。

第２図の評価基準△は、原子炉水位がレベル８という高
レベルに達したときにタービン駆動給水ボン′ブが運転
中であれば、原子炉へ過剰な水が供給されたと判断して
、タービン駆動給水ポンプのトリップ操作が忘れられた
ものと評価するものである。また、評１ｉｌＩｉ基準Ｂ
は、原子炉水位がレベル３という低レベル以下になり、
いまだ原子炉水位が下陪中で、さらにタービン駆動給水
ポンプが手動トリップ状態にあれば、原子炉へ必要な水
が供給されていないと判断し、このトリップ操作が誤操
作であると評価するものである。

運転評価装置１３は、運転データ処理装置９からの運転
データを入力し、この運転データと、運転評価知識ベー
スからの運転評価知識とを照合して訓練生の行なった運
転操作の妥当性を評価する。

例えば、第２図の評価基準Ａについて、運転データを時
系列的に検索していく過程で、原子炉水位がレベル８に
Ｗｌ　１したというパラメータがＯＮになり、その時点
でタービン駆動給水ポンプが運転中というパラメータが
ＯＮ！、：なっていれば、評１ｄ［ｉ基準△の１ｆ部が
満されたことになり、ｔｈｅｎ部の評価、つまりタービ
ン駆動給水ポンプトリップ操作忘れとの評価が下される
。

こうして運転評価装￥１１３で得られた評価結果は、訓
練指導者用マンマシンインタフェース１５を通じて訓練
指導者に表示される。また、訓練指￥３者は、１ｌｌｌ
ｌｌｌｌ老練マンマシンインタフェース１５を介して、
なぜそうした評価結果になったかを運転評価装置１３に
対し問い合けることかできる。この間合せに対し、運転
評価装置１３は、使用した評価基準の内容やその評１ｌ
Ｉｌｉ基準のｉｆ部の各条件が満された時刻を訓練指導
者用マンマシンインタフエース１５を介して表示する。

ざらに、訓練指導者は、訓練指導者用マンマシンインタ
フ−ｒ−ス１５を用いて、評価知識ベース１１の評１ｉ
ＩＩｉ基準の訂正（例えば評価基準Ａの水位レベルを８
から７に訂正づる′ｓ＞ｉ’＋新たな評１１Ｉｌｉルー
ルの追加を行なうことができる。また、訓練指導者は、
訓練指導者用マンマシンインタフェース１５を用いて、
シミュレータ１へ外乱を与える等シミュレータ１を制御
することができる。

上記実施例によれば、運転データ収集装冒７によ）でシ
ミュレータ１から収集され、運転データ処理装置９によ
って集約・統合された運転データに対し、運転評価知識
ベース１１に格納された評価基準を適用することにより
、運転評価装置１３において、訓練生の行なった運転操
作につき柔軟な運転評価を短時間に実行することから、
訓練性の運転操作に対する訓練指導者の負担を軽減する
ことができる。

また、運転評価知識ベース１１に格納された評価基準が
プラント状態のその時々の状態に対応できるようにルー
ル化されたものであり、明確化されていることから、運
転指導者による運転評価のばらつきが減少し、運転評価
の均質化を達成することができる。

さらに、運転データ収集装置７がシミュレータ１から運
転データを収集することがら、運転指導者が運転データ
を収集し忘れたり、助違いしたりすることがなくなり、
運転評価の信頼性を向上させることができる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明に係るプラント運転訓練支援装
置によれば、運転評価装置が、運転データ収集装置およ
び運転データ処理装置によって収集し集約された運転デ
ータを運転評価知識ベースに格納された運転評価知識と
照合することにより訓練生の行なった運転操作の妥当性
を評１ｉＩｌｉすることから、その運転操作の適否を短
時間に正確に評価することができ、訓練指導者の負担を
軽減することができるとともに、均質な運転評価を行な
うことができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るプラント運転訓練支援装置の一
実施例を示すブロック線図、第２図は第１図の運転評価
知識ベースに格納された評価基準の一例を示す図である
。 ５・・・プラント運転訓練支援装置、７・・・運転デー
タ収集装置、９・・・運転データ処理装置、１１・・・
運転評価知識ベース、１３・・・運転評価装置、１５・
・・訓練指導者用マンシンインタフェース。 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、訓練生の行なった運転操作に関する情報およびプラ
   ント状態に関する情報からなる運転データを収集する運
   転データ収集装置と、この運転データ収集装置からの運
   転データを統合し集約する運転データ処理装置と、運転
   操作の妥当性を評価するために必要な運転評価知識が格
   納された運転評価知識ベースと、上記運転データ処理装
   置からの運転データを入力し、この運転データと上記運
   転評価知識とを照合して訓練生の行なった運転操作の妥
   当性を評価する運転評価装置とを有して構成されること
   を特徴とするプラント運転訓練支援装置。 ２、運転評価知識ベースに格納された運転評価知識はル
   ール化された評価基準が蓄積されたものであり、各評価
   基準は個々のプラント状態において、そのプラント状態
   を制御する運転操作の妥当性を評価するよう構成された
   ものである特許請求の範囲第１項記載のプラント運転訓
   練支援装置。