JPS6333622A - 受光素子接続構造及びその製造方法 - Google Patents

受光素子接続構造及びその製造方法

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JPS6333622A
JPS6333622A JP61178515A JP17851586A JPS6333622A JP S6333622 A JPS6333622 A JP S6333622A JP 61178515 A JP61178515 A JP 61178515A JP 17851586 A JP17851586 A JP 17851586A JP S6333622 A JPS6333622 A JP S6333622A
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JP
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light
color filter
chip
color
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JP61178515A
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Yoshitaka Shibata
柴田 良隆
Sadafusa Tsuji
辻 完房
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カラーフィルターを取り付けられた受光素子
を半田付けによって他部材に電気接続するようにした受
光素子接続構造及びその製造方法に関するものである。
(従来の技術) 近年、チップ部品をプリント配線板やフレキシブル配線
板上に直接半田付けする高密度表面実装技術が注目され
ている0表面実装に用いられる半田付けの方法としては
、半田フロー法と半田リフロー法の2つの方式がある。
前者は噴流半田槽を用いて溶融半田に配、線板を浸漬し
て半田漬けを行う方法で、従来から電子機器のアッセン
ブリに広く用いられている。また、後者は基板にクリー
ム半田を印刷し、その上にチップ部品を装着し、加熱溶
融して半田付けを行う方法であり、加熱法によって種々
の方法がある。なお、半田フロー法及び半田リフロー法
の両方式とも半田の溶融温度は215℃〜250℃であ
り、表面実装するに際し、個々の部品はこの温度に耐え
ることが当然必要である。
一方、受光素子用の安価なカラーフィルターとして、ゼ
ラチンやカゼイン、ポリビニルアルコール等の染色基質
を染料により染色して有機膜カラーフィルターを形成す
ることが提案されている。
これには、カラーフィルターの取り付は構造について2
つのタイプがあり、ガラス基板上にゼラチン等を塗布・
染色し、別途製作した受光素子の受光部に各々のフィル
ターを位置合わせして貼り合わせるタイプと、受光素子
の受光部上に直接ゼラチ、ン等を塗布し、染色するタイ
プとがある。
(発明が解決しようとする問題点) 前述のような有機膜カラーフィルターを有する受光素子
を、半田付けによりプリント配線板やフレキシブル配線
板などに表面実装することができれば、安価で実装密度
の高い受光素子接続構造を提供できると考えられる。し
かしながら、従来の染色された有機膜カラーフィルター
は耐熱性に乏しく(140℃近辺が限界)、プリント配
線板やフレキシブル配線板上に実装する際に、前述のよ
うな半田溶融温度を必要とする半田フロー法や半田リフ
ロー法を用いることはできず、他のチップ部品を半田付
けした後、受光素子のみを別の方法(例えば銀ペースト
)で別途接続しなければならないので、製造工程が複雑
となり、コストアップになり勝ちであった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、ポリイミド樹脂を素材にした耐
熱性の高いカラーフィルターを用いることにより、カラ
ーフィルターを有する受光素子を半田付けによって実装
できるようにして、安酒で且つ実装密度の高い受光素子
接続構造を提供し、併せて、その製造方法を提供するに
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明に係る受光素子接続構造にあっては、上述のよう
な問題点を解決するために、有機顔料が含有されたポリ
イミド樹脂からなるカラーフィルターを備えた受光素子
が半田付けによって他部材に電気接続されて成るもので
ある。
また、併合発明に係る製造方法にあっては、有機顔料が
含有されたポリイミド樹脂からなるカラーフィルターを
受光素子の前部に取り付ける工程と、前記カラーフィル
ターが取り付けられた受光素子を他部材に半田付けする
工程とを含むものである。
なお、受光素子が他部材に半田付けされる態様としでは
、受光素子用チップをそのまま配線板等に半田付けする
場合(ダイレクトボンディング)と、受光素子用チップ
をチップキャリアやリードフレームあるいは各種のパッ
ケージにグイボンド及びワイヤーボンディングしてから
半田付けする場合とがある。
(作用) 本発明に係る受光素子接続構造にあっては、半田付けに
よって他部材に電気接続される受光素子用のカラーフィ
ルターとして、有機顔料を含むポリイミド樹脂からなる
カラーフィルターを用いたものであるから、従来の有機
膜カラーフィルターに用いられていたゼラチンやカゼイ
ン、ポリビニルアルコールのような染色基質に比べると
、ポリイミド樹脂は耐熱性が高く、また、従来用いられ
ていた染料に比べると、有機顔料の耐熱性も高く、した
がって、カラーフィルターとしての耐熱性が改善されて
おり、300℃程度の温度条件には充分に耐えることが
できる。したがって、通常の半田付けの作業温度条件で
ある215℃〜250℃の半田溶融温度には軽く耐える
°ことができ、半田付けによる実装が可能となるもので
ある。
また、併合発明に係る製造方法にあっては、受光素子の
前部に有機顔料が混合されたポリイミド樹脂よりなるカ
ラーフィルターを収り付けてから、受光素子を他部材に
半田付けするようにしたから、カラーフィルターを取り
付けた段階で受光素子の分光特性に不良があるか否かを
事前に検査することができ、分光特性に不良のある受光
素子は半田付けによる実装を止めることにより、他の部
品と共に半田付けの完了した製品に不良が発生すること
を防止できるものである。
(実施例) 以下、本発明の好ましい実施例を図面と共に説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る受光素子接続構造の断
面図である。受光部にカラーフィルターを有する受光素
子用のチップ10は、チップキャリア21にグイボンド
されて保持されている。受光素子用チップ10の縁部に
はアルミニウム膜よりなるポンディングパッド部が形成
されており(第4図参照)、このボンデイングパ・ンド
部は、金ワイヤ22を介してチップキャリア21の導電
部(図示せず)に接続されている。チップキャリア21
の導電部は半田層20によりプリント配線板(又はフレ
キシブル配線板)24上の配線パターンに電気接続され
ている。受光用チップ素子10の受光面には、カットフ
ィルターが直接接するように取り付けられている(第4
図参照)、また、受光用チップ素子の前面には、IR(
赤外線)カットフィルター23が装着されている。なお
、カラーフィルターを受光素子用チップ10の受光面上
に直接取り付けることなく、図示されたIR(赤外線)
カットフィルター23に代えて、受光素子用チップ10
の前面にカラーフィルターを装着するようにしても構わ
ない。
第2図は前記受光素子接続構造の製造工程図である。プ
リント配線板(又はフレキシブル配線板)には、予め半
田クリームが塗布される。半田クリームを塗布した部分
には、チップ部品とチップキャリアとがマウントされる
。チップ部品としては各種の受動素子や能動素子のチッ
プ部品がマウントされ、チップキャリアとしては、受光
素子用のチ・7ブや他の集積回路のチップを搭載された
チップキャリアがマウントされる。受光素子用チップは
導電性接着剤等によりチップキャリアにダイボンドされ
た後、エポキシ樹脂のような透明樹脂をチップキャリア
内にボッティングされ、樹脂硬化のために180℃f寸
近でキュアーされる。チップキャリアが完成した段階で
受光素子の検査が行われ、分光特性等に不良のあるもの
は除去されて、良品を搭載したチップキャリアのみが配
線板へのマウントに用いられる。チップ部品及びチップ
キャリアのマウントが完了した配線板は、例えばVPS
(ペーパーフェイズソルダリング)装置による一様な加
熱を受ける。vps装置は、不活性なフッ素系有機溶剤
を加熱沸騰させ、蒸発した飽和蒸気(約215℃)の雰
囲気内に被加熱物を入れて、蒸気のaUa潜熱を利用し
て被加熱物を一様に加熱する装置であり、良好なりフロ
ー半田けけを実現する装置として注目されている。なお
、リフロー半田付けのための加熱装置としては、■PS
装置の他、赤外線照射による加熱装置や熱風噴射による
加熱装置を用いても構わない、配線板上の半田クリーム
は前記加熱によりほぼ同時にリフローされて、各種のチ
ップ部品やチップキャリアの配線板への半田付けが同時
に行われる。
第3図は受光素子や他のチップ部品が実装された配線板
に、手挿入が必要な特殊部品を実装する場合の製造工程
図である。この場合においては、まず、プリント配線板
(又はフレキシブル配線板)のスルーホールに各種の自
動挿入部品のリードを自動挿入機によりマウントする0
次に、受光素子用のチップや他のチップ部品を導電性接
着剤により配線板にマウントし、接着剤を硬(ヒさせて
各チップを固定した後、配線板を噴流半田槽に浸漬して
フロー半田1寸けを行う、その後、特殊部品を手挿入し
て半田付けする。最後に実装の完了した配線板の検査を
行う。
以上のようなりフロー半田付は又はフロー半田付けの工
程においては、カラーフィルターを取り付けた受光素子
用のチップが半田の溶融温度付近まで加熱されるが、本
発明におけるカラーフィルターは有機顔料を含有するポ
リイミド樹脂からなるものであるから、約300℃まで
の耐熱性があり、半田の溶融温度(215〜250℃)
では光学的特性が変化することはない、なお、本発明者
らは半田の溶融温度においては、カラーフィルターの光
学的特性が変化していないことを確認している。
第4図は半田付けにより電気接続される受光素子用のチ
ップ10の断面構造を例示する図である。
このチップ10は、カラービデオカメラのホワイトバラ
ンスセンサーとして用いられるものであり、R(赤色光
)、G(緑色光)、B(青色光)についての光強度を測
定できるようになっている。シリコン基板1の表面には
、通常の半導体製造プロセスを用いて受光部2が形成さ
れており、各受光部2の表面にはそれぞれ赤色フィルタ
ー3、緑色フィルター4及び青色フィルター5が受光面
上及びその近傍を覆うように設けられている。各フィル
ター3〜5の表面には、トップコート膜6が施されてお
り、表面を平坦化されている。シリコン基板1の縁部に
は、アルミニウム膜よりなるポンディングパッド部7が
露出されている。
第5図はカラーフィルターを作成するための製造工程を
示す図である。また、第6図乃至第8図は各工程の説明
図である。以下、これらの図を参照しながら、カラーフ
ィルターを有する受光素子用チップの製造工程を説明す
る。尚、第6図及び第7tFの各工程はウェハ一単位で
処理されるものであるが、図面は1個のチップのみを示
している。
また、第6図及び第7図では配線を省略して示している
(i>カラーペーストの塗布、セミキュアの工程(第6
図(a)参照) まず、カラーフィルター用の耐熱性カラーペースト8を
受光素子が形成されたシリコン基板1の表面に塗布する
。この段階では、シリコン基板1は個々のチップ単位で
はなく、ウェハ一単位で処理されている。耐熱性カラー
ペースト8は、溶剤と、溶剤に対して不溶な有機顔料と
、ポリイミド前駆体とから成る。塗布に際しては、予め
、受光素子を形成されたシリコン基板1を200℃のN
2ガス中で10分間乾燥させた後、第1色目のカラーペ
ースト8をシリコン基板1上に少量滴下し、スピンナー
(例えばミカサ製IH−DS型)を用いて、500rp
論の回転数で5秒、さらに3000rpmの回転数で3
0秒の条件で塗布膜を形成する。
この塗布膜を通風乾燥機を用いて、140’Cの空気中
で30分間セミキュアする。第1色目のカラーペースト
8としては、赤色、緑色、青色のうちどの色を用いても
良い。
第9図はスピンナーを用いたカラーペースト8の塗布の
様子を示す図である。溶剤とポリマーとを混ぜたフェス
に有機顔料を混ぜてカラーペースト8とし、このカラー
ペースト8を例えばビーカーからシリコン基板1の表面
に注ぐ(第9図(a)参照)、シリコン基板1はスピン
ナーを用いて高速度で回転駆動されており、シリコン基
板1の表面に注がれたカラーペースト8は、遠心力によ
りシリコン基板1の表面に一様に分散する(第9図(b
)参照)、第10図はスピンナーの回転数と塗布膜厚と
の関係を示す図である。この図から明らかなように、ス
ピンナーの回転数を上げることにより、塗布膜厚を薄く
することができる。なお、第10図において、各線はカ
ラーペーストを塗布する場合の特性(赤色O印、緑色Δ
印、青色・印)を示している。
カラーペーストの塗布工程において、使用される耐熱性
カラーペーストの成分を例示すれば、次の通りである。
熱性 ラーペースト I) 一般式 但し、R1:芳香族炭化水素環又は複素環R2:水素又
は炭素数1〜10の炭化水素基で示されるポリマー10
0gに対し、有機顔料について、 赤色顔料として、カラー・インデックスN017390
5のピグメントRed209、同No、46500のピ
グメントV 1olet 19等で示されるキナクリド
ン系顔料: 又は、 緑色顔料として、カラー・インデックスN017416
0のピグメントG reen 36 、同No、742
60のピグメントG reen 7等で示されるフタロ
シアニングリーン系顔料; 又は、 青色顔料として、カラー・インデックスN017416
0のピグメントBlue15 3、同N0074160
のピグメントBlue15−4等で示されるフタロシア
ニンブルー系顔料; のいずれかを10〜300gの割きで混合されてなるカ
ラーフィルター用耐熱性カラーペースト。
弧  −−ペースト 一般式 に2Uすし    しりVへ2 但し、R1:芳香族炭化水素環又は複素環R2,水素又
は炭素数1〜10の炭化水素基で示されるポリマー10
0gに対し、有機顔料について、前記カラーペースト<
1)について用いたのと同じ赤色部将、緑色顔料、又は
、青色顔料のいずれかを、10〜300gの割合で混合
されてなるカラーフィルター用耐熱性カラーペースト。
^  −−ペースト ■ 一般式 但し、R3:芳香族炭化水素環又は複素環R2:水素又
は炭素数1〜lOの炭化水素基で示されるポリマー10
0gに対し、有機顔料について、前記カラーペースト(
1)について用いたのと同じ赤色顔料、緑色顔料、又は
、青色顔料のいずれかを、10〜300gの割合で混合
されてなるカラーフィルター用耐熱性カラーペースト。
シリコン基板1に塗布されるカラーペーストとしては、
前記(I)〜(I[[)のうちいずれのカラーペースト
を用いても構わない、なお、カラーペーストの塗布を行
う前に、受光面の凹凸を平坦化するために、受光面に透
明なポリイミド層を塗布しておいても良い。
(ii)レジスト塗布、プリベークの工程(第6図(b
)参照) カラーペースト8が塗布されて、セミキュアされたシリ
コン基板1を通風乾燥機から取り出し、冷えてくるのを
待って、フォトレジスト9を塗布する9本実施例では、
ポジレジストであるシブレイ社製の“マイクロポジット
フォトレジスト1400−31”(商品名)を用いた。
フォトレジスト9の塗布もスピンナーを用いて行うもの
であり、500 rp輪の回転数で5秒、さらに200
0 rpvAの回転数で30秒の条件で塗布膜を形成す
る。プリベークは、通風乾燥機を用いて90℃の窒素ガ
ス(N2ガス)中で30分間行う。
(iii)露光工程く第6図(c)9照)次に、マスク
アライナ−を用いてシリコン基板1への露光位置を調整
した後、70mJの露光を行い、受光面上及びその近傍
のみにフォトレジスト9が残るように、フォトマスク1
1を介して紫外線による露光を行う。
(iマ)レジスト現像、エツチングの工程(第6図(d
)g照) 次に、露光を終えたシリコン基板1のフォトレジスト9
を現像する。現像液としては、シブレイ社製のマイクロ
ポジット°“MF−312デベロツパー”(商品名)と
水とを、1・1で混合したものを用いて、液温22℃で
60秒かけてレジスト現像を行う、その後、余分なカラ
ーペースト層のエツチングを行う、エツチングを終えた
シリコン基板1を水でリンスし、N2ガスを吹き付けて
乾燥させる。
(v)レジストより離、リンス、キュアの工程(第6図
(e)参照) 次に、カラーペースト層の上に残っているフォトレジス
トリを剥離させるために、シリコン基板1を酢酸エチル
中に浸漬、・撹拌し、5分後に取り出し、イソプロピル
アルコールでリンスした後、N2ガスを吹き付けて乾燥
させ、その後、通風乾燥機で300℃のN2ガス中で3
0分間キュアせしめる。
なお、実施例では、フォトレジスト9としてポジレジス
トを用いる例を示したが、ネガレジスト(例えば日立化
成工業社製の本ガ型レジスト’RU−I100N”(商
品名))を用いても良い。
(vi)第2色目のカラーフィルターの作成工程状に、
第2色目のカラーフィルターの作成に入るが、第2色目
のカラーフィルターの作成においても、カラーペースト
8を塗布し、キュアするまで、第1色目と同等のプロセ
ス(i)〜(V)を繰り返す、第2色目は、赤色、緑色
、青色のうち、第1色目を除く2色のうち、どちらの色
を選んでもよい、たとえば、第1色目が緑色であれば、
第2色目は赤色として良い。
(vii)第3色目のカラーフィルターの作成工程状に
、第3色目のカラーフィルターの作成に入るが、第3色
目のカラーフィルターの作成においても、カラーペース
ト8を塗布し、キュアするまで、第1色目と同等のプロ
セス(i)〜(V)を繰り返す、第3色目は、赤色、緑
色、青色のうち、第1色目と第2色目とを除く残りの1
色となる。たとえば、第1色目が緑色で、第2色目は赤
色であれば、第3色目は青色ということになる。
このように、受光面を複数個持つ受光素子の場合、色の
異なる有機顔料を含むカラーペーストを用いて、前述の
ようにフォトリソグラフィ法を繰り返すことによって、
各受光面にそれぞれ色の異なるカラーフィルターを取り
けけることができ、それぞれのカラーフィルターに含ま
れる有機顔料の種類によって主に決まる分光特性を持つ
分光検出受光素子を形成することができる。
(痘)トップコート膜の塗布工程(第7図(a)参照)
3色のカラーフィルター3.4.5を同一シリコン基板
1上に作成し終えた後、最後にトップコート膜6を形成
する。トップコート膜6含形成するには、例えば日本合
成ゴム社製JSRポリイミド“JIA−1−2”(商品
名)を、0.5μ輪の膜厚で塗布し、ベークする。ベー
キング条件は、150℃の雰囲気で1時間である。トッ
プコート膜6としては、この他に、例えば日本合成ゴム
社製の表面平坦化剤“JSS−17”(商品名)を用い
て形成しても良い。
このトップコート膜6を施す目的は、前述の(i)〜(
vii)の工程により形成された着色ポリイミドカラー
フィルターの表面には、いわゆるオレンジピール状の肌
あれが発生し、表面の乱反射による光透過率の低下を招
くことが多いので、トップコート膜6によって表面を平
坦化して表面の乱反射を防止し、光透過率を向上させる
ためである。第12図乃至第14図に示されるように、
光透過率はトップコーティングが施されることにより、
数%改善されている。第12図乃至第14図は、前述の
工程により作成された青色、赤色及び緑色のカラーフィ
ルターの分光透過率特性をそれぞれ示す図であり、実線
で示した特性はトップコーティングかない場合、破線で
示した特性はトップコーティングがある場合の特性をそ
れぞれ示している。
また、第11図はl・ツブコーティングの施されていな
い青色のカラーフィルターについて、膜厚を変えた場合
の分光透過率特性の変化を示すものであり、■はスピン
ナーの最終的な回転数が200Q rpmである場合、
■は同3000 rpmである場合、■は同4000 
rpmである場きの分光透過率特性をそれぞれ示してい
る。さらに、第15図はシリコンチップ上に設けた青色
、緑色、赤色の各カラーフィルターの特性を示している
。なお、この特性を得るために、第16図に示す特性の
赤外カットフィルターを外付けしている。
(ix )レジスト塗布の工程(第7図(b)参照)次
に、トップコート膜6にて覆われたアルミニウム膜より
なるポンディングパッド部7を露出させるために、フォ
トレジスト12を塗布し、ポンディングパッド部7に対
応する部分のフォトレジスト12のみが除去されるよう
に、フォトマスク13を介して紫外線による露光を行う
、ボンディングバッド部7はシリコン基板1の縁部に形
成されており、したがって、例えば第6図(a)は少し
誇張して描けば第8図に示されるようになっている。
(x)トップコート膜のエツチング工程く第7図(c)
参照) 次に、露光済みのシリコン基板1を現像し、エツチング
によりポンディングパッド部7に対応する部分のトップ
コート膜6を除去する。
(xi)レジスト剥離の工程(第7図(d)9照)さら
に、トップコート膜6を覆っているフォトレジスト12
を酢酸エチルあるいはアセトン′により)す離する0以
上の(i×)〜(xi)の工程により、ポンディングパ
ッド部7に対応する部分のトップコート膜6が除去され
、ポンディングパッド部7が露出される。
(xi)組み立て工程(第1図乃至第3図参照)次に、
ウェハーテストを行い、良否の判定をして、個々のチッ
プにダイシングした後に良品のチップ10のみをチップ
キャリア21にダイボンドする。ダイボンドは導電性の
エポキシ樹脂よりなる接着剤を用いて低温硬化法により
行うが、富温を必要とする半田方式を用いても良い。ダ
イボンドを終えたら、100℃で1時間キュアした後、
サーモソニック法によるAu線のワイヤーボンディング
を行って結線する。ワイヤーボンディング時の基板加熱
温度は150〜250℃である。なお、超音波法による
AI線のワイヤーボンディングを行えば、基板加熱は不
要である。ワイヤーボンディングが完了すると、透明ア
クリル四指あるいはエポキシ樹脂、又はシリコーン樹脂
等の透明樹脂をチップキャリア21内に充填し、さらに
、I’Rカットフィルター23を取り付ける。チップキ
ャリア21の完成後に再度検査を行い、良品のみをプリ
ント配線板(又はフレキシブル配線板)24にマウント
する。なお、第1図に示すようなチップキャリア21に
代えて、DIR,SIL、フラットパッケージ等の各種
のパッケージやリードフレームを用いても構わない。
最後に、上述のように、チップキャリア21をプリント
配線板(又はフレキシブル配線板)24に電気接続する
ものであるが、半田付けの方法は半田リフロー法(第2
図の製造工程図参照)、又は、半田フロー法(第3図の
製造工程図参照)のいずれの方法を用いても構わない、
このときの半田溶融温度である215〜250℃の温度
には、上述のように、有機膜カラーフィルターが300
℃までの耐熱性を持つので、十分に耐えることができる
ものである。
なお、半田付けによって他部材に電気接続される受光素
子としては、本実施例において例示したホワイトバラン
スセンサーの他にも、共通のチップに処理回路と受光素
子とを有するa積回路チップ(ICチップ)、輝度測定
用センサーや2次元イメージセンサ−(CCDやMOS
による固体撮像素子)、測色センサー等が考えられる。
(発明の効果) 以上のように、本発明に係る受光素子接続構造にあって
は、半田(4げによって他部材に電気接続される受光素
子に取り付けられるカラーフィルターとして、有機顔料
を含むポリイミド樹脂からなるカラーフィルターを用い
たものであるから、カラーフィルターの耐熱性が改善さ
れており、したがって、有機膜カラーフィルターが取り
1・[けられた受光素子を他の部品と共に半田r+げに
より接続することが可能となって、製作コストを低減で
きると共に、表面実装による高密度な実装も可能になる
という効果がある。
また、併合発明に係る製造方法にあっては、有機顔料を
含有するポリイミド樹脂からなるカラーフィルターを受
光素子の前部に取り付けた後で、受光素子を他部材に半
田付けするようにしたので、カラーフィルターを取り付
けた段階で分光特性に不良があるか否かを事前に検査す
ることができ、分光特性に不良のある受光素子は半田付
けによる実装を止めることにより、他の部品と共に実装
の完了した製品に不良が生じることを防止でき、歩留ま
りの向上により製造コストを低減できるという効果があ
る。
なお、実施例の説明において述べたように、つ工バーの
状態で複数の受光用チップ素子にJ〕ける各受光面に一
度にカラーフィルターを収り付けるようにすれば、各チ
ップ素子毎にカラーフィルターを取り付ける作業が不要
となり、製造コストのより一層の低減が可能となるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る受光素子接続構造を示
す断面図、第2図は併き発明の一実施例に係る製造方法
の工程図、第3図は併合発明の池の実施例に係る製造方
法の工程図、第40は前記各製造方法に用いられるカラ
ーフィルターを有する受光素子の断面図、第5図は同上
の製造工程を示す工程図、第6図乃至第8図は同上の製
造工程の各々を説明するための説明図、第9図(a) 
(b)はカラーペーストの塗布工程を示す説明図、第1
0図はスピンナーの回転数と塗布膜厚との関係を示す図
、第11図乃至第15図はカラーフィルターの分光透過
率特性を示す図、第16図は受光素子に外付けされる赤
外カントフィルターの分光透過率特性を示す図である。 3.4.5はカラーフィルター、1oは受光素子用チッ
プ、20は半田層である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有機顔料が含有されたポリイミド樹脂からなるカ
    ラーフィルターを備えた受光素子が半田付けによって他
    部材に電気接続されて成ることを特徴とする受光素子接
    続構造。
  2. (2)カラーフィルターが受光素子の前方に配されて成
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の受光素
    子接続構造。
  3. (3)カラーフィルターが受光素子の前面に直接接する
    ように取り付けられて成ることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の受光素子接続構造。
  4. (4)受光素子は半田フロー法により電気接続されるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項又は第3
    項記載の受光素子接続構造。
  5. (5)受光素子は半田リフロー法により電気接続される
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項又は第
    3項記載の受光素子接続構造。
  6. (6)有機顔料が含有されたポリイミド樹脂からなるカ
    ラーフィルターを受光素子の前部に取り付ける工程と、
    前記カラーフィルターが取り付けられた受光素子を他部
    材に半田付けする工程とを含むことを特徴とする受光素
    子接続構造の製造方法。
  7. (7)カラーフィルターを受光素子の前部に取り付ける
    工程は、ウェハー上に形成された複数の受光素子用チッ
    プにおける各受光面に直接カラーフィルターを取り付け
    る工程と、前記カラーフィルターを取り付けられたウェ
    ハーを各受光素子用チップにダイシングする工程とを含
    むことを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の受光素
    子接続構造の製造方法。
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