JPS63334A - 樹脂ボンド炭素成形品の製造方法 - Google Patents

樹脂ボンド炭素成形品の製造方法

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JPS63334A
JPS63334A JP14411286A JP14411286A JPS63334A JP S63334 A JPS63334 A JP S63334A JP 14411286 A JP14411286 A JP 14411286A JP 14411286 A JP14411286 A JP 14411286A JP S63334 A JPS63334 A JP S63334A
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JP
Japan
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resin
carbon
particle size
molded product
coke oven
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JP14411286A
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English (en)
Inventor
Mikiro Kato
加藤 幹郎
Yoshihiko Sunami
角南 好彦
Kunihiko Nishioka
西岡 邦彦
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は導電性の良好な樹脂ボンド炭素成形品の製造方
法に係わり、特に耐摩耗性に優れ、整流特性の安定した
樹脂ボンドブラシとして用いられる樹脂ボンド炭素成形
品の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、炭素質或は黒鉛質の繊維又は粉末を合成樹脂で結
合させた複合材料、いわゆる樹脂ボンド炭素材が、耐熱
構造材、電磁波遮蔽材、導電材、更に摺動部材として注
目されている、とりわけ、天然黒鉛粉末を合成樹脂で結
合した樹脂ボンドブラシは、人造黒鉛系ブラシに比べて
整流火花が3号高く、広い無火花帯を有し、摩耗量が1
72〜I15と低く、寿命が長いという長所もあるため
、脈流高圧補助電動機、例えば鉄道車両の補助電動機用
に実用化されている。その樹脂ボンドブラシ用の黒鉛と
して鱗片状天然黒鉛が用いられていることは周知である
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、灰分が高い天然黒鉛は硬質の灰分が軟質な黒
鉛中に包埋されているため、これをに1脂ボンドブラシ
として用いた場合:よ摺動面に切削状の溝が生成し、i
’′it摩耗性が低下するばかりでなく動的な特性が低
下する。また、粒径分布が1ヨエして広く、特に小径粒
子の多い黒鉛粉を用いると、表面積の増大に伴う樹脂の
バインダ不足に起因し、動的特性が一層低下する。そこ
で、耐摩耗性に優れ、動的特性の安定した樹脂ボンドブ
ラシには低灰分で粒径分布の狭い天然黒鉛が要求される
しかしながら、天然黒鉛は、自然に産出されたものは通
常灰分を20〜95%含むので脱灰処理が必要で、物理
化学的脱灰処理、天分蒸発のための黒鉛化処理等が行な
われているが、高純度品を得ることが困難である。しか
も、天然黒鉛は、大きく広がった炭素の六角網面が垂直
方向に積層した層状構造を持つ完全結晶に近い構造であ
るので結晶層面間で滑り易い性質がある。このような性
質があるため、粉砕に困難をきわめ、特に微径となると
、長時間をかけて複雑な粉砕工程を経て行うものである
から、粒径分布が広がり、粒径分布の狭い黒鉛粉末を得
るには、更に分級等の粒度調整を必要とする。このため
、天然黒鉛から製造した高純度で粒径分布の狭い黒鉛粉
は高価であるに加えて、高純度品が得難い状況にある。
他方、液晶ピンチ、いわゆるメソフェーズや気相成長熱
分解炭素から高純度で結晶性の高い黒鉛が製造されてい
るが、製造工程の複雑さに加えて、設備費の面からも高
価である。
ところで、分野を異にするのであるが、石炭を乾留した
コークスを製造する際、コークス炉の炭化室炉壁にカー
ボンが付着する。この付着カーボンはコークス押し出し
時の押しづまりや炉壁1員傷を惹き起こすので、従来は
、空窩時に定期的に播き出し、若しくは、焼落しされて
いた。このような訳であるから1、炉壁付着カーボンは
コークスの製造コストアップや炉命短縮の主因となる物
質としてコークス工業界では険悪されており、廃却せら
れていた。しかしながら、本発明者らは、炉壁付着カー
ボンが若干の天分を含有するものの、熱分解炭素を主成
分としているので易黒鉛化性の高純度炭素材であること
に着眼し、炉壁付着カーボンから高純度炭素材料を安価
に製造する方法を開発し、特開昭59−141409号
に提案した。また、本発明者らは、同時に、石炭の乾留
時に副生ずる乾留ガスをコークス炉に4入し、炉壁に付
着カーボンを積極的に生成させ、付着カーボンから高純
度炭素材料を安価に製造する方法の提案も行っている。
本発明者らは、更に考究を重ねた結果、上記付着カーボ
ンを回収して黒鉛化処理した黒鉛が天然黒鉛に比べて容
易に粉砕できること、従って粒径分布の狭い黒鉛粉が容
易に製造できること、及びその黒鉛粉を樹脂で結着させ
た樹脂ボンド炭素成形品が良好な導電性、摺動性を有す
ることを見い出した。
そこで、本発明は上記利点を生かすべき研究開発された
もので、その目的とするところは、導電性、摺動特性に
優れた樹脂ボンド炭素成形品、特に耐摩耗性に優れ、整
流特性の安定した、安価な樹脂ボンドブラシの材料とな
る樹脂ボンド炭素成形品の製造方法を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明の要旨は次の2点にあ
る。その第1は、コークス炉の炭化室炉壁に生成する付
着カーボンを回収し、黒鉛化処理後粉砕した黒鉛粉末を
樹脂で結着させた樹脂ボンド炭素成形品の製造方法であ
り、その第2は、コークス製造過程で生成する乾留ガス
をコークス炉の炭化室に導入して、炭化室炉壁にカーボ
ンを付着生成させ、そのカーボンを回収し黒鉛化処理し
た後粉砕した黒鉛粉末を樹脂で結着させた樹脂ボンド炭
素成形品の製造方法である。
〔発明の具体例〕
本発明をさらに詳しく説明する。
コークス炉の炭化室炉壁への付着カーボンは、付着位置
により若干の品質偏析を有するが、熱分解炭素を90%
以上含有し、真比重は2.0〜2.2g / cIll
、灰分は0.5〜1.5%で天然黒鉛や無煙炭のような
炭素材料に比較して不純物が少く、かつ石油コークスや
ギルツナイトに比較しても硫黄分や重金属を含まず、高
純度の炭素材料になり得ることが判明した。
また、付着カーボンの結晶子の大きさLcは30〜45
人であり、媒や、石炭質炭素、灰分等の不純物の混入量
によっても異なるが、1500°C以上に熱処理を施す
ことにより、結晶子の大きさは大巾に成長する。また、
灰分ち1400°C以上の熱処理を施すことにより蒸発
し、更に高純度の炭素材料になる。以上のようにコーク
ス製造過程で生成する炉壁の付着カーボンは、高純度の
炭素材料となるものの、若干の天分および熱分解炭素以
外の炭素質を含有する。これは、付着カーボン中にコー
クス製造原料となる石炭が混入するためである。
そこで、本発明者らは、さらに高品位炭素材料を得るた
めには、コークス炉での乾留ガスを利用することが有効
であることを見い出した。コークス製造過程で副生ずる
乾留ガスを、空窩保温中のコークス炉の炭化室に導入し
て炉壁にカーボンを積極的に付着せしめて得られる付着
カーボンは、はぼ完全な熱分解炭素で占められ、不純物
をほとんど含有しない極めて高純度の炭素材料で、結晶
子の大きさLcも50人前後であり、特にこれを140
0℃以上、望ましくは1500℃以上に加熱することに
より結晶子の大きさも大幅に成長することが明らかにな
った。乾留ガスの導入量は炭化室容量で変わり一概には
云えないが、少なすぎるとカーボン生成速度が遅く、多
すぎると導入ガスの加熱容量が多く不経済となる。以上
のように、コークス炉を利用することによって高品位炭
素材料が得られるのは、コークス炉が加熱炉としては、
極めて良好な均熱炉であり、加熱温度としては熱分解炭
素製造に適した1000〜1200°Cに保持され、か
つ大きく平坦な加熱面を有しているとともに、コークス
製造過程で生成する乾留ガスが、熱分解炭素製造用原料
ガスとして理想的なガス組成を有しているためであると
考えられる。
ここで、コークス炉の炉温としては、付着カーボンの回
収の際において温度低下によりレンガを傷めないために
は、最低炉温を950〜1000℃とすることがよく、
またレンガの容積の点からは最高炉温を1350〜14
00°Cとするのが望ましく、通常はカーボンを付着し
易くするために1100〜1350°Cの範囲内に維持
するのが好ましい。
以上2種類の高純度炭素材料の製造法について説明した
が、次に、これらの高純度炭素材料を原料とした樹脂ボ
ンド炭素成形品、特に樹脂ボンドブラシを例にとり述べ
る。
コークス炉から回収された炉壁付着カーボンを1500
°C以上、望ましくは2000℃以上の温度で不活性雰
囲気下において再熱処理する。この再熱処理によって付
着カーボンは天分0.2%以下、LC60Å以上の滑性
に富む高純度黒鉛となることが判明した。
次いで上記高純度黒鉛を通常は粗砕、中砕、微砕の順に
粉砕する。粉砕機としては、粗砕領域ではショークラッ
シャー、レイモンドミル、乾式ロールミルなどが用いら
れ、中砕領域ではボールミル、コニカルミル、ハンマー
ミルなどカ用いラレ、さらに微砕領域では湿式ロールミ
ル、コロイドミル、振動ミル、アトライターなど一般的
に天然黒鉛の粉砕に用いられている粉砕機が使用される
が、目標製品の品質によっては粗砕、中砕工程を省略し
てもよい。また、粉砕時間も天然黒鉛の場合の172〜
’1 / 10に短縮できる。この理由は本発明に係る
高純度黒鉛の結晶性が天然黒鉛より若干劣るためである
と考えられる。さらに、本発明の高純度黒鉛粉は粉砕工
程が少なく、か9、粉砕時間が短いため、粒度分布が狭
く特別の分級を行なう必要がない。粉砕機の種類と組合
せ、さらに粉砕時間によっても異なるが通常は分級なし
で80%以上が目標平均粒径±20μm、例えば20〜
60μm(平均粒径40μm)の範囲内に入る。
このようにして粉砕した黒鉛粉末を合成樹脂と混合し、
冷間成形した後加熱硬化処理を行なうか、加熱下で成形
硬化させた後、後硬化処理を行なうか、いずれかの方法
により樹脂ボンドブラシとなし得る。黒鉛粉末の混合比
率は70〜90%であり、望ましくは75〜85れ%で
ある。黒鉛粉末が70wt%以下の場合には、最終製品
の電気抵抗が高くなるととも整流特性が不安定になり、
黒鉛粉末が90wt%以上の場合にはバインダー星の不
足による強度低下が生じ好ましくないからである。
結着材用の合成樹脂としては通常耐熱性の観点から、耐
熱性に優れた樹脂、例えばフェノール樹脂、エポキシ樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂
、ポリイミド樹脂、シリコン樹脂、ビスマレイミドトリ
アジン樹脂、フラン樹脂等の熱硬化性樹脂の外、ナイロ
ン6、ポリフェニレンスルファイド、芳香族スルホン、
芳香族ポリエステル、ポリアミド、ポリエーテルエーテ
ルケトン等の熱可塑性樹脂を用いることができる。
次いで冷間成形法の一例を述べる。上記黒鉛粉末とフェ
ノール樹脂、さらに必要に応じて座乗性(摺動接触安定
性)および電圧−電流特性の改善のために微量の半導体
油を配合する他、滑剤としてステアリン酸、あるいはス
テアリン酸のカルシウム、亜鉛、マグネシウム塩などや
カルナバワックスなどを0.1〜2wt%添加した後、
Z型ニーグーを用いて60〜100℃で1〜2時間混和
する。
この時、フェノール樹脂を、予め溶媒、例えばエタノー
ル、メタノール、アセトン、クロロホルムで希釈したも
のを用いることもできる。次いで、上記混和物を2軸形
ローラーを用いて更に混和した後、約50℃の温風を1
0〜20時間通気させて乾燥する。乾燥した混和物を約
40〜80μmの粒度になるまで粉砕した後、成形金型
に仕込み、続いて成型圧1〜3t/cn!で成形する。
次に成形体を金型から取出し、10〜20時間かけて1
50〜200℃まで昇温し、150〜200°Cで10
〜20時間保持して硬化処理した後、室温まで放冷し、
望む形状に整形加工して樹脂ポンドブラシを得る。
以上は冷間成形であるが熱間成形法においては、黒鉛粉
末とフェノール樹脂、更に必要に応じて滑剤を加え、乾
式混合した後、混合物を成形金型に仕込み、150〜2
00℃の温度で50〜120kg/−の加圧下のもとに
おいて10〜60分間加熱した後、冷間成形法と同様な
条件で後硬化、更に整形加工して樹脂ボンドブラシを製
造する。
〔実施例〕
以上具体例について説明したので、次いで実施例につい
て説明する。
(実施例1) 水分8.3%、揮発分29.7%の装入炭を炉温126
0℃、負荷率120%で操業中のコークス炉において、
3ケ月に1度の空窩焼落し時に、炭化室炉壁に付着した
カーボンを窯口より突棒で回収し、それらの一部を28
00℃の温度で再加熱処理して黒鉛を製造した。
この黒鉛の性状は下記の通りである。
真比重: 2.15 g/cd、  Lc  : 10
00人天 分:0.2%、硫黄分:0.02%この黒鉛
を振動ミルで2分間粉砕したところ、平均粒径40μm
で、80%以上が20μm〜60μmの範囲にある黒鉛
粉末が得られた。この黒鉛粉末80重量部とノボラック
型フェノール樹脂粉末20重量部およびステアリン酸カ
ルシウム0、1重量部の混合物を乾式混合した後、成形
金型に仕込み、5°C/分の昇温速度で加熱し、82℃
から180℃までの加熱過程においては80kg/cd
で加圧し、さらに80kg/cfflの加圧下で180
℃を維持して60分間加圧加熱した後、室温まで放冷し
、金型から成形品を取り出した。この成形品を乾燥機に
入れ、15時間かけて室温から180℃まで昇温し、1
80℃で10時間の後硬化処理を施した後、室温まで放
冷して樹脂ボンド炭素成形品を得た。この樹脂ボンド炭
素成形品の物性は下記の通りである。
曲げ強度     450 kg/crA嵩比重   
   1.81 電気比抵抗    7700μΩam 摩擦係数     0.23 この樹脂ボンド炭素成形品を整形加工して電動機に取付
け、1ケ月間運転したところ、整流特性は安定して良好
で、1ケ月後の摩耗景はQ、31mで、摩擦面は平滑で
あった。
(実施例2) 炉温1210℃の空窩保温中のコークス炉の炭化室に、
コークス製造過程で生成する乾留ガスをコークサイドの
炉蓋下部より、流量30 ONm’/Hrの吹込み量で
炭化室内に導入した。そのときの乾留ガスの組成は第1
表に示す通りである。
第   1   表 そして、上記ガスをマシンサイドに設置されている上昇
管より排出しながら、炭化室炉壁にカーボンを付着させ
た。この状態で1ケ月間カーボン付着テストを′m続し
て行ない、次いで乾留ガスに替えて少量のN2ガスを吹
込みなから炉壁を1000℃まで低下させた。その結果
、付着カーボンは炭化室の炉壁レンガとの熱膨張率差に
より剥離し、炉底に脱落した。これらの剥離カーボンを
回収し、2500℃の温度で再熱処理したところ、黒鉛
の性状は以下の通りであった。
真比重: 2.14 g/crl、 Le  : 64
0人灰 分:0.0%、 硫黄分:0.00%これらの
黒鉛を実施例1と同様に粉砕したところ、平均粒径34
μmで、そのうち80%以上が14μm〜54μmの範
囲にある黒鉛粉末が得られた。この黒鉛粉末75重量部
とノボラック型フェノール樹脂25重量部、半導体油0
.1重量部、ステアリン酸0.1重量部、メタノール1
00重量部を加えた混合物をZ型ニーダにて、85℃、
1時間混和した後、2軸型ローラーを用いてギャップ2
mmで2回掛は混和した。この混和物を乾燥機に入れ、
50℃の温風を5m/secの風速で15時間流通して
乾燥させた後、粒度分布が40〜80μmになるように
粉砕して成形金型に仕込み、室温、かつ2t/c++!
の加圧下で成形した。次いで金型から取出した成形品を
乾燥機に入れ、15時間かけて180℃まで昇温し、さ
らに180°Cで20時間加熱して硬化処理した後、室
温まで放冷した。この樹脂ボンド炭素成形品の物性は下
記の通りである。
曲げ強度     460kg/cnl嵩比重    
  1.80 電気比抵抗    7600μΩcm 摩擦係数     0.22 この樹脂ボンド炭素成形品を整形加工して実施例1と同
一の電動機に取り付け、1ケ月間運転したところ、整流
特性は安定して良好で、1ケ月後の摩耗量は0.7 m
m、摩擦面は平滑であった。
(比較例) 粒径分布1〜50μm、平均粒径30μmで灰分2%、
揮発分1%の市販鱗片状天然黒鉛粉を2500℃で脱灰
処理したところ、灰分0.2、揮発分0.0%の黒鉛粉
が得られた。この脱灰処理した天然黒鉛粉を実施例2の
黒鉛粉末の替りに用いて実施例2と同一条件で樹脂ボン
ド炭素成形品を製作した。この樹脂ボンド炭素成形品の
物性は下記の通りである。
曲げ強度     420 kg/co!嵩比重   
   1.82 電気比抵抗    7800μΩロ 摩擦係数     0.25 この樹脂ボンド炭素成形品を整形加工して、実施例1と
同一の電動機に取り付け、1ケ月間運転したところ、整
流特性は安定して良好であったが、1ケ月後の摩耗量は
1.9龍で、摩擦面には切削状の溝が観察された。
〔発明の効果〕
以上のことから明らかなように、本発明による樹脂ボン
ド炭素成形品は、耐摩耗性に優れ、整流特性の安定した
品質の高いものであり、しかも安価に製造できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コークス炉の炭化室炉壁に生成する付着カーボン
    を回収し、黒鉛化処理して得られる炭素材を樹脂で結着
    させることを特徴とする樹脂ボンド炭素成形品の製造方
    法。
  2. (2)コークス製造過程で生成する乾留ガスをコークス
    炉の炭化室に導入して炭化室壁にカーボンを付着生成さ
    せ、該カーボンを回収し、黒鉛化処理して得られる炭素
    材を樹脂で結着させることを特徴とする樹脂ボンド炭素
    成形品の製造方法。
JP14411286A 1986-06-20 1986-06-20 樹脂ボンド炭素成形品の製造方法 Pending JPS63334A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012101924A1 (ja) * 2011-01-27 2012-08-02 トライス株式会社 燃料ポンプ用のカーボンブラシとその製造方法
RU2656375C1 (ru) * 2017-09-05 2018-06-05 федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования "Южно-Уральский государственный университет (национальный исследовательский университет)" Композиция для изготовления электротехнических изделий

Cited By (3)

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WO2012101924A1 (ja) * 2011-01-27 2012-08-02 トライス株式会社 燃料ポンプ用のカーボンブラシとその製造方法
JP6137835B2 (ja) * 2011-01-27 2017-05-31 トライス株式会社 燃料ポンプ用のカーボンブラシとその製造方法
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