JPS6332753B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6332753B2
JPS6332753B2 JP58059162A JP5916283A JPS6332753B2 JP S6332753 B2 JPS6332753 B2 JP S6332753B2 JP 58059162 A JP58059162 A JP 58059162A JP 5916283 A JP5916283 A JP 5916283A JP S6332753 B2 JPS6332753 B2 JP S6332753B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
fixed
guide ring
aerated concrete
skin layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP58059162A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59184756A (ja
Inventor
Kinichi Tsucha
Yukio Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP5916283A priority Critical patent/JPS59184756A/ja
Publication of JPS59184756A publication Critical patent/JPS59184756A/ja
Publication of JPS6332753B2 publication Critical patent/JPS6332753B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は軽量気泡コクリート版およびそれを製
造するための切断装置に関する。
(従来の技術) オートクレーブ養生後に表面を削つて得た従来
の気泡コンクート版は、第2図に示すように、長
径が0.2ミリの気泡1が表面3にあり、表面が実
質的に平滑とは云えないものであつたり、ピアノ
線等の切断用の線材を単に緊張したのみの切断装
置を用いて、完全に固化する前に(例えば、オー
トクレーブ養生した軽量気泡コンクリート版で
は、オートクレーブ養生する前に)大きな塊から
一枚の版状物とした従来の軽量気泡コンクリート
版は、第3図に示すように、表面に毛羽立ちがあ
り、毛羽部の脱落のおそれもある粗面のものであ
つたり、また第3図の製品よりも平滑にするため
にピアノ線等の切断用の線材による切断方式を少
し改良して得られた従来の軽量気泡コンクリート
版でも第4図に示すように表面近くに0.1ミリ以
上の気泡1を有していたり、幅が2ミリ以上の窪
み3があつたりして実質的には平滑とは云えぬ代
物であつた。それ故に、これらの従来の軽量気泡
コンクリート版は、その表面の凹凸を消して表面
を塗装仕上材にて平滑にする為には多量の塗装材
を必要としていた。
この欠点を解決する為に、充分固まらない状態
で表面に強くローラーを押しつけて表面を平滑と
する方法が特開昭58−26065号公報等に提案され
ているが、この方法により得られたパネルの表面
層は、密実になりすぎ、軽量気泡コンクリートと
は異なり気孔が殆んど無い表面となり、更にその
密実層が50ミリ近くにもなり、水密性となるが、
軽量気泡コンクリートの優れた特性(例えば適度
な気体透過度)を有する層の厚みが相対的に減少
し、その結果、軽量気泡コンクリートの優れた特
性(例えば適度な気体透過度)を減少させるとい
う欠点を有していた。
(解決しようとする問題点) このように、いまだに、表面からの剥離がな
く、かつ軽量気泡コンクリートの優れた特性を失
わないで、一段と表面の平滑性が優れた軽量気泡
コンクリート版は見出されておらず、どのような
構造の軽量気泡コンクリート版がこれらの性能を
満足するのか知られていなかつた。本発明の目的
は、これらの性能を満足する新規な軽量気泡コン
クリート版を提供することおよびその軽量気泡コ
ンクリート版を製造するための切断装置を提供す
ることにある。
(問題を解決するための手段) 本発明の第一の目的は、長径が0.1ミリ未満の
気泡が存在するが長径が0.1ミリ以上の気泡のな
い厚さ0.1ミリ以上0.7ミリ未満の表面平滑なスキ
ン層を有し、該スキン層とその下の層とが同一材
料で一体に連続していることを特徴とする軽量気
泡コンクリート版によつて達成され、もう一つの
目的は、二本の平行なガイドと、該ガイドに沿つ
てスライド可能な跨状の架台と、該架台の両端部
側に設けられた案内輪と、前記各ガイドの互いに
反対方向の端部部分に設けられた固定案内輪と、
端部を固定部に固定されてガイドに沿つて前記案
内輪と固定案内輪との間に巻きつけられた後に、
跨状の架台の両端部側に設けられた案内輪間に張
設されて再びガイドに沿つて案内輪と固定案内輪
との間に巻きつけられた後に錘によつてもう一方
の端部が固定された線材とを有することを特徴と
する平滑な表面を有する軽量気泡コンクリート版
の切断装置によつて達成できることを発明した。
まず本発明の新規な構造の表面平滑なスキン層
を有する軽量気泡コンクリート版の実物を10倍に
拡大して示した断面図が第1図である。第1図に
見らるように、本発明の軽量気泡コンクリート版
は、0.1ミリ以上の径(直径もしくは長径、本発
明では単に長径という。)の気泡1を有する軽量
気泡コンクリート2の表面に、これと同一材料で
その下の層と一体に連続している表面平滑な新規
なスキン層4がある点が特徴である。そしてこの
スキン層4の厚みは0.1ミリ以上0.7ミリ未満であ
り、このスキン層4には、長径0.1ミリ以上の気
泡が存在せず、それでいながらこのスキン層4に
も図面に点々として示したような長径が0.1ミリ
未満、多くの場合0.05ミリ以下の小気泡が存在す
ることにより、本発明の製品が軽量気泡コンクリ
ート特有の性質を失わず、更にその上に、このス
キン層4もその下の層と同一材料で一体に連続し
て構成されており、かつ表面が平滑であるので、
この従来になく優れた特性を有したスキン層4自
体が剥離の恐れが全くないのである。
本発明の軽量気泡コンクリート版においては、
このスキン層は軽量気泡コンクリート版の一部に
存在すればよく、必ずしも六面体をこのような表
面にする必要はない。また、軽量気泡コンクリー
ト版の全体形状は、例えば長さ2メートル、幅60
センチ、厚さ10センチのパネル状物でも、長さ2
メートル、幅30センチ、厚さ10センチの版をL字
状に接合した形に一体に成形し、その表面をスキ
ン層を有する面とした謂わゆるコーナーパネルで
もよい。
このような軽量気泡コンクリート版を製造する
ためには、もう一つの本発明である切断装置を使
用する。この装置は、その一例を第5図に斜視図
を示すとともにその要部を第6図に示したよう
に、互いに平行な二本のガイド5と6とを有して
いる。そのガイド5,6に沿つてスライド可能な
跨状の架台7が存在している。また該跨状の架台
7の両端部側に案内輪11と16とが設けられて
いる。図面では、この案内輪11,16は夫々跨
状の架台7の内側に固定された台10と14との
上に設けられている。更に各ガイド5,6の互い
に反対方向の端部部分に固定案内輪12と17と
が設けられてている。軽量気泡コンクリートを切
断するためのピアノ線等の線材8が一端を、例え
ば図面で示したような、固定部9に固定され、ガ
イド5に沿つて前記案内輪11と固定案内輪12
との間に巻きつけられた後に、案内輪11と16
との間に張架されている。この際、例えば台10
と14の上に設けられかつ両案内輪11,16の
間に設けられたガイド輪13,15に切断用線材
8を接触するようにするのが好ましい。案内輪1
1と16との間に張架された線材8は更にガイド
6に沿つて案内輪16と固定案内輪17との間に
巻きつけられた後に錘20によつて、その線材8
の端部が固定されている。この錘20に線材8を
導くには、図面に示したように、ガイド輪18,
19を用いてもよい。
もう一度、線材8の巻きつけ方の一例につい
て、第6図を用いて説明する。端部係止用の固定
部9として働く台に線材8の一端が固定され、案
内輪11に2分の1周巻きつけられ、ついでガイ
ド5上に設けられた固定案内輪12に2分の1周
巻きつけられ、再度案内輪11に2分の1周巻き
つけられ、次に固定案内輪12に2分1周巻きつ
けられ、もう一度案内輪11に2分の1周巻きつ
けた後、ガイド輪13と16に接触させながら、
他方のガイド6側の案内輪16に4分の1周巻き
つけた後、ガイド6上の他端に設けられた固定案
内輪17に2分の1周巻きつけ、再度案内輪16
に2分の1周巻きつけ、その後、固定案内輪17
に2の1周巻きつけ、もう一度案内輪16に2分
の1周巻きつけ、ガイド輪18と19とを経て錘
20に線材8の他端が固定されたものである。第
6図に示した装置では案内輪11と固定案内輪1
2との間に(および案内輪16と固定案内輪17
との間に)線材8が2回半巻きつけられているの
で、跨状の架台7を一方向にスライドさせると、
その移動速度の5倍の速度で切断用線材8が、そ
の線材8の軸方向に走行することになる。
このような切断装置に用いて、本発明の表面平
滑なスキン層を有する軽量気泡コンクリート版を
得るには、例えば、案内輪11と16との2メー
トルの間に長さ50メートル、直径1.1から1.4ミリ
のピアノ線を緊張させて張設してALCと呼ばれ
る軽量気泡コンクリートのオートクレーブ養生前
のブロツク(貫入抵抗式土壌硬度計にて測定した
硬度が6〜12ポンドのブロツク)をガイド5と6
の間に置き、跨状の架台7の移動方向を一方向に
して移動速度を毎分10〜15メートルとし、ピアノ
線の移動速度を一方向でかつ跨状の架台7の移動
速度の2倍〜4倍、好ましくは3倍として、ブロ
ツクを切断して、その後オートクレーブ養生して
得られる。このように切断線材8の移動速度を3
倍とするためには、第5図の装置に於ける案内輪
11ならびに16と固定案内輪12ならびに17
との間の切断線材8の巻きつけ回数を1回半とす
ればよく、その回数を1回もしくは2回として切
断線材8の移動速度を跨状の架台7の移動速度の
偶数倍とするためには、例えば固定部9や錘20
を跨状架台7の上に設ければよい。このようにし
て得られた絶乾比重0.5の軽量気泡コンクリート
版は、線材による切断面において、長径が0.1ミ
リ以上の気泡を有しない表面平滑なスキン層を有
し、該スキン層の厚みは0.1ミリ以上0.7ミリ未満
であり、切断条件によつては0.6ミリ厚のスキン
層のものも得られた。
(発明の効果) 本発明の切断装置は、跨状の架台の両端部に設
けられた案内輪の間の線材部分がブロツクを切断
する部分となるので、言替えると、二つの案内輪
が跨状の架台と一体となつて移動するので、二つ
の案内輪の移動にズレがなく安定して移動がで
き、更に線材の他端が錘により固定されているの
で、ブロツクの切断時の荷重等により線材が伸び
ても常に線材を緊張した状態で使用できるように
なる。このような装置とすることにより、初めて
表面平滑なスキン層を有しながら優れた性能を損
わない軽量気泡コンクリート版が得られる。
また本発明の軽量気泡コンクリート版は、表面
に長径が0.1ミリ以上の気泡を有しない厚さ0.1ミ
リ以上の表面平滑なスキン層を有する為に、表面
層に剥離がなく、その上に第2図、第3図、第4
図(いずれも実物の10倍の大きさの断面図)に見
られる長径0.1ミリ以上の気泡や幅2ミリ以上の
窪みを表面に有する従来の軽量気泡コンクリート
版に比べ、下塗り塗料等を塗らなくともそのまま
で高品位感を与え、また直仕上げをしても少量の
塗料で均一に塗装材が塗装され、更に前記した新
規なスキン層を有する為に気体透過度等の優れた
軽量気泡コンクリートの特性を保有するのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の軽量気泡コンクリート版の一
例を実物の10倍の大きさで示した断面図であり、
第2図、第3図、第4図は従来の軽量気泡コンク
リート版を実物の10倍の大きさで示した断面図で
ある。第5図は本発明の切断装置の一例の斜視図
であり、第6図は切断用線材の取付け状態を示す
説明図である。 図において、1は長径が0.1ミリ以上の気泡、
2は軽量気泡コンクリート、3は表面、4はスキ
ン層、5と6はガイド、7は跨状の架台、8は線
材、9は固定部、11と16は案内輪、12と1
7は固定案内輪、20は錘である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 長径が0.1ミリ未満の気泡は存在するが長径
    が0.1ミリ以上の気泡のない厚さ0.1ミリ以上0.7ミ
    リ未満の表面平滑なスキン層を有し、該スキン層
    とその下の層とが同一材料で一体に連続している
    ことを特徴とする軽量気泡コンクリート版。 2 二本の平行なガイドと、該ガイドに沿つてス
    ライド可能な跨状の架台と、該架台の両端部側に
    設けられた案内輪と、前記各ガイドの互いに反対
    方向の端部部分に設けられた固定案内輪と、端部
    を固定部に固定されてガイドに沿つて前記案内輪
    と固定案内輪との間に巻きつけられた後に、跨状
    の架台の両端部側に設けられた案内輪間に張設さ
    れて再びガイドに沿つて案内輪と固定案内輪との
    間に巻きつけられた後に錘によつてもう一方の端
    部が固定された線材とを有することを特徴とする
    軽量気泡コンクリート版の切断装置。
JP5916283A 1983-04-06 1983-04-06 表面平滑なスキン層を有する軽量気泡コンクリート版およびそれを製造するための切断装置 Granted JPS59184756A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5916283A JPS59184756A (ja) 1983-04-06 1983-04-06 表面平滑なスキン層を有する軽量気泡コンクリート版およびそれを製造するための切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5916283A JPS59184756A (ja) 1983-04-06 1983-04-06 表面平滑なスキン層を有する軽量気泡コンクリート版およびそれを製造するための切断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59184756A JPS59184756A (ja) 1984-10-20
JPS6332753B2 true JPS6332753B2 (ja) 1988-07-01

Family

ID=13105400

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5916283A Granted JPS59184756A (ja) 1983-04-06 1983-04-06 表面平滑なスキン層を有する軽量気泡コンクリート版およびそれを製造するための切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59184756A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0534617Y2 (ja) * 1989-11-27 1993-09-01
JPH04133437U (ja) * 1991-05-31 1992-12-11 日本電気株式会社 半導体装置の検査装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS504115A (ja) * 1973-03-13 1975-01-17
JPS54158413A (en) * 1978-05-30 1979-12-14 Intong Ab Surface working machine
JPS5727981A (en) * 1980-07-26 1982-02-15 Matsushita Electric Works Ltd Manufacture of inorganic hardened board
JPS5826065A (ja) * 1981-08-10 1983-02-16 ミサワホ−ム株式会社 軽量気泡コンクリ−トパネル

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS504115A (ja) * 1973-03-13 1975-01-17
JPS54158413A (en) * 1978-05-30 1979-12-14 Intong Ab Surface working machine
JPS5727981A (en) * 1980-07-26 1982-02-15 Matsushita Electric Works Ltd Manufacture of inorganic hardened board
JPS5826065A (ja) * 1981-08-10 1983-02-16 ミサワホ−ム株式会社 軽量気泡コンクリ−トパネル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59184756A (ja) 1984-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106522577B (zh) 预应力碳纤维布加固钢筋混凝土方柱施工方法
US4007075A (en) Method of making a fiberglass pole
CN209323348U (zh) 中空夹层多腔钢管混凝土构件
CA1033192A (en) Method of determining dynamic strains in composite structures
FI850910A0 (fi) Laettbyggkonstruktioner med hoeg fasthet och formstyvhet.
JPS6332753B2 (ja)
US3988190A (en) Method of forming thermal insulation materials
CN104772853B (zh) 一种隔热铝型材双色注胶专用夹具及双色注胶工艺
JPS6332754B2 (ja)
JP2890222B2 (ja) 塗工装置用ロッドの製造方法及び装置
CN209954863U (zh) 一种胶合板黏合用基层整平装置
IT1090172B (it) Eteri oligomeri bromurati utili per l'ignifugazione di polimeri e procedimento per la loro produzione
CN219135926U (zh) 一种防水卷材收卷装置
JPS6126018Y2 (ja)
FI117028B (fi) Laitteisto ja menetelmä sandwich-rakennuselementin mineraalivillaa olevan lämmöneristeen leikkauslujuuden määrittämiseksi
DE69813989D1 (de) Verfahren zum Herstellen eines Rohres aus Polyurethan in einem Betonrohr und durch das Verfahren hergestelltes Verbundprodukt
SU779080A1 (ru) Форма дл изготовлени длинномерных изделий
JPS63317303A (ja) 光沢表面を有するセメント系硬化体製品の製作方法
JPH01207711A (ja) 光ファイバー補強用鋼線
JPS63333B2 (ja)
JPH0637797B2 (ja) Alcパネルの製造法
JPS54146871A (en) Production of composite pipe with socket
Kalinichenko et al. Structure and Properties of Continuous-Cast Thin Aluminium Strip
JPS6058807A (ja) 発泡コンクリ−ト半硬化体の切断方法
GB2340866A (en) Contoured roller for concrete finishing apparatus