JPH0637797B2 - Ａｌｃパネルの製造法 - Google Patents
Ａｌｃパネルの製造法Info
- Publication number
- JPH0637797B2 JPH0637797B2 JP59025719A JP2571984A JPH0637797B2 JP H0637797 B2 JPH0637797 B2 JP H0637797B2 JP 59025719 A JP59025719 A JP 59025719A JP 2571984 A JP2571984 A JP 2571984A JP H0637797 B2 JPH0637797 B2 JP H0637797B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piano wire
- piano
- length direction
- manufacturing
- parallel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は高温高圧蒸気養生してなった軽量気泡コンク
リートパネル（一般にＡＬＣパネルと称されている。）
の製造法に関する。
リートパネル（一般にＡＬＣパネルと称されている。）
の製造法に関する。
通常ＡＬＣパネルを製造するには、所定の硬度になった
半硬化状態の気泡コンクリート塊を、所定間隔で並列す
る複数条の緊張ピアノ線を使用して切断し、所望の厚み
の複数枚のパネルを同時に得、これを高温高圧養生して
ＡＬＣパネルとしている。
半硬化状態の気泡コンクリート塊を、所定間隔で並列す
る複数条の緊張ピアノ線を使用して切断し、所望の厚み
の複数枚のパネルを同時に得、これを高温高圧養生して
ＡＬＣパネルとしている。
上記の従来の製法で得られたＡＬＣパネルは、両表面が
粗面であり、そのため、このＡＬＣパネルを建込んで壁
を構成し、その屋外側に面した一方の表面に外装仕上げ
をなし、他方の表面に内装仕上げを行う場合には不都合
を生じた。即ち、一般に内装仕上げと外装仕上げでは施
工法が異なり、内装仕上げでは塗装仕上げあるいは張り
仕上げを施す場合が多く、外装仕上げでは防水性が要求
されるために吹付け仕上げや佐官仕上げが多い。従っ
て、両表面が粗面であるので外装仕上げには問題を生じ
ないが、内装仕上げをパネルに直接行うと塗装仕上げで
は平滑性に欠けて美観を損ない、張り仕上げでは接着性
が良くない。
粗面であり、そのため、このＡＬＣパネルを建込んで壁
を構成し、その屋外側に面した一方の表面に外装仕上げ
をなし、他方の表面に内装仕上げを行う場合には不都合
を生じた。即ち、一般に内装仕上げと外装仕上げでは施
工法が異なり、内装仕上げでは塗装仕上げあるいは張り
仕上げを施す場合が多く、外装仕上げでは防水性が要求
されるために吹付け仕上げや佐官仕上げが多い。従っ
て、両表面が粗面であるので外装仕上げには問題を生じ
ないが、内装仕上げをパネルに直接行うと塗装仕上げで
は平滑性に欠けて美観を損ない、張り仕上げでは接着性
が良くない。
この発明は、片側の表面が粗面であり、外装仕上げに適
し、他方の表面が平滑面であり、内装仕上げに適したＡ
ＬＣパネルを能率良く製造できる方法を提供することが
目的である。
し、他方の表面が平滑面であり、内装仕上げに適したＡ
ＬＣパネルを能率良く製造できる方法を提供することが
目的である。
この発明は並列する複数条の緊張ピアノ線を使用して半
硬化状の気泡コンクリート塊を切断し、複数枚のＡＬＣ
パネルを得る製造法であって、該複数条の緊張ピアノ線
はその長さ方向に運動する緊張ピアノ線と、長さ方向に
運動しない緊張ピアノとを交互に配置することを特徴と
するＡＬＣパネルの製造法にある。この構成とすること
により、一方の表面は平滑面、他方の表面は粗面のパネ
ルを同時に複数枚得ることができる。
硬化状の気泡コンクリート塊を切断し、複数枚のＡＬＣ
パネルを得る製造法であって、該複数条の緊張ピアノ線
はその長さ方向に運動する緊張ピアノ線と、長さ方向に
運動しない緊張ピアノとを交互に配置することを特徴と
するＡＬＣパネルの製造法にある。この構成とすること
により、一方の表面は平滑面、他方の表面は粗面のパネ
ルを同時に複数枚得ることができる。
この長さ方向に運動していないピアノ線に太いピアノ線
を使用することにより一層粗面とすることも可能であ
る。
を使用することにより一層粗面とすることも可能であ
る。
また、長さの方向に運動しているピアノ線として例えば
ピアノ線を長さ方向に走行運動させているもの、ピアノ
線を長さ方向に往復運動させているもの、ピアノ線を長
さ方向に振動運動をせしめているもの等がある。
ピアノ線を長さ方向に走行運動させているもの、ピアノ
線を長さ方向に往復運動させているもの、ピアノ線を長
さ方向に振動運動をせしめているもの等がある。
このように本発明では長さ方向に運動していないピアノ
線により粗面が得られ、長さ方向に運動しているピアノ
線により平滑面が得られ、しかもこのような表面状態の
パネルが同時に多数枚得られる。
線により粗面が得られ、長さ方向に運動しているピアノ
線により平滑面が得られ、しかもこのような表面状態の
パネルが同時に多数枚得られる。
以下に図面を使用しながら本発明を具体的に説明する。
先ず、第１図の正面図と第２図の平面図に示した切断装
置を使用した本発明の製造法の一例を説明する。
置を使用した本発明の製造法の一例を説明する。
これらの図において、中央に直方体の半硬化状態の気泡
コンクリート塊１を載置する昇降自在の架台２があり、
架台２の上部に複数条のピアノ線３が対向する架台２の
辺方向に架台２の面と平行面をなし並列して張り渡して
ある。この複数条のピアノ線３は、その一本おきにピア
ノ線の長さ方向に運動するピアノ線３−１とピアノ線の
長さ方向に運動しないピアノ線３−２となるように、ピ
アノ３−１は架台２の両側に対向して設置した巻取ドラ
ム４，4′に巻き取り巻き戻しできるように張り渡して
あり、もう一方のピアノ線３−２は架台２の両側に対向
して設置した固定杆５に両端部を固定し緊張して張り渡
してある。
コンクリート塊１を載置する昇降自在の架台２があり、
架台２の上部に複数条のピアノ線３が対向する架台２の
辺方向に架台２の面と平行面をなし並列して張り渡して
ある。この複数条のピアノ線３は、その一本おきにピア
ノ線の長さ方向に運動するピアノ線３−１とピアノ線の
長さ方向に運動しないピアノ線３−２となるように、ピ
アノ３−１は架台２の両側に対向して設置した巻取ドラ
ム４，4′に巻き取り巻き戻しできるように張り渡して
あり、もう一方のピアノ線３−２は架台２の両側に対向
して設置した固定杆５に両端部を固定し緊張して張り渡
してある。
巻取ドラム４をモーター６により回転し、ピアノ線３−
１をドラム4’から引出して巻取り、ピアノ線３−１を
架台２の上部を走行せしめる。この際にドラム4’にブ
レーキ装置を働かせて走行するピアノ線３−１を緊張状
態に保持する。
１をドラム4’から引出して巻取り、ピアノ線３−１を
架台２の上部を走行せしめる。この際にドラム4’にブ
レーキ装置を働かせて走行するピアノ線３−１を緊張状
態に保持する。
このような状態で架台２に載置した半硬化状態の気泡コ
ンクリート塊１を架台２を上昇せしめることにより、ピ
アノ線３−１、３−２を半硬化状態の気泡コンクリート
塊１に押付け、所定厚みの複数枚のパネルに同時に裁断
成形する。
ンクリート塊１を架台２を上昇せしめることにより、ピ
アノ線３−１、３−２を半硬化状態の気泡コンクリート
塊１に押付け、所定厚みの複数枚のパネルに同時に裁断
成形する。
また、本発明は、第３図に示した装置を用いて実施して
もよい。この第３図に示す装置は、上下位置に平行して
配置された固定杆５、５に端部が固定された互いに並列
な複数条のピアノ線３−３と、前記固定杆５、５と平行
して互いに平行に上下位置に配置された二本の回動シリ
ンダー７、７の間に巻回されて緊張した状態で張り渡さ
れて切断面が互いに重なる位置となるよう配置された二
列のピアノ線３−４、３−４とを有している。尚、図に
示されるように、一列のピアノ線３−３と平行二列に重
なったピアノ線３−４，３−４とは互いに一列おきに並
列して張り渡してある。
もよい。この第３図に示す装置は、上下位置に平行して
配置された固定杆５、５に端部が固定された互いに並列
な複数条のピアノ線３−３と、前記固定杆５、５と平行
して互いに平行に上下位置に配置された二本の回動シリ
ンダー７、７の間に巻回されて緊張した状態で張り渡さ
れて切断面が互いに重なる位置となるよう配置された二
列のピアノ線３−４、３−４とを有している。尚、図に
示されるように、一列のピアノ線３−３と平行二列に重
なったピアノ線３−４，３−４とは互いに一列おきに並
列して張り渡してある。
この装置の上下の回動シリンダー７、７を同調させて反
転回動を繰返すことによりピアノ線３−４の長手方向に
往復振動を与えながら、固定されたピアノ線３−３や往
復振動するピアノ線３−４を半硬化状態の気泡コンクリ
ート塊１に押しつけるように水平移動せしめ、半硬化状
態の気泡コンクリート塊１を所定厚みの複数枚のパネル
に同時に裁断する。
転回動を繰返すことによりピアノ線３−４の長手方向に
往復振動を与えながら、固定されたピアノ線３−３や往
復振動するピアノ線３−４を半硬化状態の気泡コンクリ
ート塊１に押しつけるように水平移動せしめ、半硬化状
態の気泡コンクリート塊１を所定厚みの複数枚のパネル
に同時に裁断する。
そうすると、平行二列のピアノ線３−４、３−４はピア
ノ線の水平移動方向に並んでおり、水平移動方向の先に
位置するピアノ線と後に位置するピアノ線とは同じ位置
で一つの切口をつくり、その半硬化状態の気泡コンクリ
ート塊１の切断面は平滑なものとなる。
ノ線の水平移動方向に並んでおり、水平移動方向の先に
位置するピアノ線と後に位置するピアノ線とは同じ位置
で一つの切口をつくり、その半硬化状態の気泡コンクリ
ート塊１の切断面は平滑なものとなる。
また、ピアノ線３−３は端部が固定されているので、そ
れによる切断面は粗面となる。
れによる切断面は粗面となる。
このようにして片表面が平滑面で他表面が粗面である所
定厚みのパネルが複数枚同時に製造できる。
定厚みのパネルが複数枚同時に製造できる。
この発明の製造法に従えば、壁の屋内側の面に直接塗装
仕上げを行っても美観を損なわず、直接張り仕上げを行
っても接着強度が高い内装仕上げとすることが可能であ
り、壁の屋外側の面に吹付け仕上げや佐官仕上げによっ
て外装しても仕上げ材料の付着性がよく防水性等の性能
が優れた外装仕上げを容易確実に施すことができる片表
面が平滑面であり、他の表面が粗面であるＡＬＣパネル
とするためのパネルが、半硬化状態の気泡コンクリート
塊から複数枚同時に能率良く得られる。
仕上げを行っても美観を損なわず、直接張り仕上げを行
っても接着強度が高い内装仕上げとすることが可能であ
り、壁の屋外側の面に吹付け仕上げや佐官仕上げによっ
て外装しても仕上げ材料の付着性がよく防水性等の性能
が優れた外装仕上げを容易確実に施すことができる片表
面が平滑面であり、他の表面が粗面であるＡＬＣパネル
とするためのパネルが、半硬化状態の気泡コンクリート
塊から複数枚同時に能率良く得られる。
第１図は第２図は、この発明の製造法に使用できる裁断
装置の正面図および平面図、第３図はこの発明の製造法
に使用できる他の裁断装置を示す一部断面斜視図であ
る。 １……気泡コンクリート塊、２……架台、３−１……長
さ方向に走行するピアノ線、３−２……固定された緊張
ピアノ線、３−３……固定された緊張ピアノ線、３−４
……長さ方向に往復振動するピアノ線、４……巻取りド
ラム、５……固定杆、６……モーター、７……回動シリ
ンダー。
装置の正面図および平面図、第３図はこの発明の製造法
に使用できる他の裁断装置を示す一部断面斜視図であ
る。 １……気泡コンクリート塊、２……架台、３−１……長
さ方向に走行するピアノ線、３−２……固定された緊張
ピアノ線、３−３……固定された緊張ピアノ線、３−４
……長さ方向に往復振動するピアノ線、４……巻取りド
ラム、５……固定杆、６……モーター、７……回動シリ
ンダー。
Claims (1)
- 【請求項１】並列する複数条の緊張ピアノ線を使用して
半硬化状の気泡コンクリート塊を切断し、複数枚のＡＬ
Ｃパネルを得る製造法であって、該複数条の緊張ピアノ
線はその長さ方向に運動する緊張ピアノ線と、長さ方向
に運動しない緊張ピアノ線とを交互に配置することを特
徴とするＡＬＣパネルの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59025719A JPH0637797B2 (ja) | 1984-02-14 | 1984-02-14 | Ａｌｃパネルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59025719A JPH0637797B2 (ja) | 1984-02-14 | 1984-02-14 | Ａｌｃパネルの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60173241A JPS60173241A (ja) | 1985-09-06 |
| JPH0637797B2 true JPH0637797B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=12173597
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59025719A Expired - Lifetime JPH0637797B2 (ja) | 1984-02-14 | 1984-02-14 | Ａｌｃパネルの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0637797B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5845146A (ja) * | 1982-05-26 | 1983-03-16 | 旭化成株式会社 | Ａｌｃ大型パネル |
-
1984
- 1984-02-14 JP JP59025719A patent/JPH0637797B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60173241A (ja) | 1985-09-06 |
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