JPS633194A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPS633194A
JPS633194A JP14748386A JP14748386A JPS633194A JP S633194 A JPS633194 A JP S633194A JP 14748386 A JP14748386 A JP 14748386A JP 14748386 A JP14748386 A JP 14748386A JP S633194 A JPS633194 A JP S633194A
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tank
resin
tank part
wall
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Hideaki Miura
三浦 秀明
Shoichi Watanabe
正一 渡辺
Noboru Ogasawara
昇 小笠原
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Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は例えば自動車用のラジェータやカークーラー
のコンデンサ等に用いられる熱交換器、特に熱交換器を
構成するタンク部とチューブとの接続構造の改良に関す
る。
なおこの明細書において、アルミニウムの語はアルミニ
ウム合金を含む意味において用いる。
従来の技術 上記のような用途に用いられる熱交換器、特に自動車用
ラジェータは、熱交換媒体流通用の複数本のチューブが
平行状に配設されるとともに、各チューブの両端が熱交
換媒体貯溜用のタンク部にそれぞれ接続され、チューブ
を流通する熱交換媒体とチューブ間に形成されたフィン
を含む空気流通間隙との間で熱交換を行うようになされ
ている。
而して、かかるラジェータにあっては、従来前記タンク
部として樹脂等の成形品が用いられており、またこのタ
ンク部と各チューブとの接続は従来タンク部とチューブ
との間にヘッダープレートを介在せしめて行われている
のが一般的であった。
かかる従来のラジェータの一例を第13図及び第14図
に示す。これらの図において、(61)は金型成形によ
って製作された断面爪状の樹脂製タンク部、(62)は
偏平状のチューブ、(63)は長さ方向に等間隔にチュ
ーブ挿入孔(64)を有するとともに、周端にタンク嵌
込み用の凹部(65)を有するヘッダープレートである
。この熱交換器においてタンク部(61)とチューブ(
62)との接続は次のようにして行われている。
即ちまず、予めチューブ(62)とフィン(66)とを
交互に並べてセットされたコア部を用意し、このコアの
チューブ先端にヘッダープレート(63)の挿入孔(6
4)を差込み、拡管後ろう付や溶接によりチューブ(6
2)をヘッダープレート(63)に接合する。次いでシ
ール用の0リング(67)をヘッダープレート(63)
の周端凹部(65)に装着する。続いてタンク部(61
)をその下端面が0リング(87)に当接するように前
記凹部(65)に嵌込み、しかるのちヘッダープレート
周縁のかしめ片(θ8)をタンク部側に屈曲してタンク
部(61)の突出部(61a )上面を押えて固定する
発明が解決しようとする問題点 ところが上記のような従来のラジェータでは、タンク部
(61)とチューブ(62)との接続のためにヘッダー
プレート(63)や0リング(67)を必要とするため
部品点数が多くなり、部品管理が面倒でコストも高くつ
くものであった。しかもタンク部(81)の取付は前に
、拡管、ろう付、溶接等によってチューブ(62)をヘ
ッダープレート(63)に接合しなければならないこと
も相俟って、製造工数が多く製作に時間がかかり、生産
性の点で必ずしも満足すべきものではなかった。
しかもタンク部(61)が比較的形状の複雑な合成樹脂
成形品であるために、その製作用の金型費が高価につき
、ひいては製品コストがますます高くなるというような
欠点があった。
この発明は、タンク部(61)とチューブ(62)との
接続に関して派生する上記のような問題を一挙に解決し
うる熱交換器の提供を目的とする。
問題点を解決するための手段 而してこの発明は、中空押出型材をもってタンク部が形
成され、該タンク部に長さ方向の仕切壁が設けられるこ
とによりタンク部内にチューブ固定用樹脂充填空間が形
成される一方、チューブの端部周面に抜落防止用の凹部
が形成され、該チューブの端部がタンク部外壁及び仕切
壁を貫通して前記樹脂充填空間を横断する状態にかつ前
記凹部が充填空間に臨む状態に挿入されるとともに、チ
ューブの前記凹部に食込み状態となるように樹脂が前記
充填空間に注入充填されることによりタンク部とチュー
ブが接合固定されてなることを特徴とする熱交換器を要
旨とする。
実施例 次にこの発明の構成を図示実施例に基いて説明する。
実施例1 この実施例は本発明を自動車用のラジェータに適用した
場合を示すものである。
第1図〜第6図に示すように、このラジェータは、チュ
ーブ(1)とコルゲートフィン(2)とが交互に複数段
積層されて熱交換部(3)が形成され、該熱交換部にお
ける最外側のコルゲートフィンの外側に2個のサイドピ
ース(4)(4)が配設されるとともに、チューブ(1
)の長さ方向の両端には2個のタンク部(5)(5)が
配設され、かつ各チューブ(1)の両端はそれぞれのタ
ンク部に接続されている。
前記チューブ(1)はアルミニウム製電縫管をもって形
成されるとともに、第1図、第3図及び第4図に示すよ
うに、両端部を除く中間部が偏平管部(1a)に形成さ
れる一方、両端部は縮径部(1b)を介して所定長さに
わたって拡管されて円管部(IC)に形成されている。
かつこの円管部(1c)の周面には、チューブの抜落防
止用凹部としての螺旋状に連続する溝(21)が刻設さ
れている。
前記タンク部(5)はアルミニウム製中空押出型材をも
って形成されたものである。この夕ンク部(5)は断面
形状において、第1図及び第3図に示すように、その外
周壁(5a)のうちのチューブ(1)側の外壁を除く他
の3壁が略長方形の3辺を形成するとともに、チューブ
側の外壁は中間部が内側へ退入して退入壁(5b)とな
されている。そしてこの退入壁(5b)の存在により退
入壁の外側に凹部(6)が形成されるとともに、退入壁
の両側に外壁の曲折部からなる凸部(5c)  (5c
)が形成されている。またタンク部(5)は長さ方向に
断面コ字状の仕切壁(5d)を有し、この仕切壁(5d
)によってタンク部外周壁(5a)による囲繞空間が、
退入壁(5b)と仕切壁(5d)との間に形成された樹
脂充填空間(7)とそれ以外の熱交換媒体貯溜用空間(
8)とに分割されている。さらに退入壁(5b)および
これに対向する仕切壁(5d)には、チューブ(1)の
円管部(1c)の外径に略等しい直径を有するチューブ
挿入孔(9)(9)が、各チューブの配置間隔に対応し
て列設されている。そして各チューブ(1)は、偏平管
部(1a)の幅方向を空気流通方向に一致する向きにし
て、両端の円管部(1c)を各タンク部(5)の退入壁
(5b)及び仕切壁(5d)の挿入孔(9)に挿入され
ることにより、退入壁(5b)及び仕切壁(5d)を貫
通し樹脂充填空間(7)を横断する状態となるように配
置されるとともに、樹脂充填空間(7)に注入充填され
た樹脂(10)を介してタンク部(5)(5)に強固に
接続固定されている。この接続状態において、チューブ
(1)の円管部(IC)先端は仕切壁(5d)端面にほ
ぼ合致してその開口部は熱交換媒体貯溜用空間(8)に
臨むとともに円管部(IC)の周面に形成された螺旋溝
(21)は充填空間に臨んで数構に樹脂が食込み状態に
充填され、かつ円管部(1c)の後端は退入壁(5b)
の外面にほぼ合致するとともに偏平管部(1a)の前端
はタンク部の凸部(5c)外面にほぼ合致し、チューブ
(1)の縮径部(1b)がタンク部(5)の四部(6)
に収容状態となされている。
タンク部(5)の樹脂充填空間(7)に充填された前記
樹脂(10)は、前述のようにタンク部(5)とチュー
ブ(1)とを接続固定する役割を果す。この樹脂(10
)は液体状態で樹脂充填空間(7)に注入後に硬化され
たものである。
また樹脂の注入はこの実施例の場合、タンク部(5)の
両端開口部(5e)を閉塞するエンドプレート(11)
の−方に設けた注入孔(12)から行われたものである
。かかる樹脂(10)としては、タンク部(5)とチュ
ーブ(1)との充分な接合力を発揮し、あるいは注入作
業性の良いものであれば任意のものを採用可能であるが
、特に好適なものとしてエポキシ樹脂をあげうる。
前記コルゲートフィン(2)はアルミニウムにて製作さ
れ、−楔板が連続的に等間隔で湾曲状に折返された波板
状の構造を有しており、好適には各垂直壁部にルーバー
を切起こし形成したものが用いられる。このコルゲート
フィン(2)は、隣接チューブ(1)(1)の間隔より
もわずかに高いフィン高さを有し、かつチューブの偏平
管部(1a)の長さにほぼ相当するフィン長さを有する
ものに設計されている。そして第4図に示すように、フ
ィン(2)の両端を偏平管部(1a)の両端に合致され
た状態で、かつ該コルゲートフィン間を流れる空気の方
向がチューブ(1)を流れる熱交換媒体の方向に対して
直交する向きに配設固定されている。かかるフィン(2
)の取付は状態においては、熱交換部(3)の両端すな
わちチューブ(1)の偏平管部(1a)前端と円管部(
IC)後端の間に第4図において示すようにフィンの非
存在部(P)が生じる。而してこの実施例では、前記タ
ンク部(5)の退入壁(1b)両端に形成された凸部(
5c)  (5c)によって、該非存在部(P)が両面
側から被覆されることとなる。従ってこれにより、該凸
部(5c)による被覆がない場合にフィンの非存在部(
P)において生じるいわゆる風波は現象、すなわち流通
空気が熱交換にほとんど寄与することなく無抵抗に通過
してしまう現象を防止でき、流通空気をすべてフィン(
2)の存在する領域を通過せしめることができ、熱交換
効率の向上に寄与するものとなる。のみならずチューブ
(1)とタンク部(5)との接続部が隠蔽されることに
より、外観上も見栄えの良いものとなる。
前記サイドピース(4)は第3図及び第5図に示すよう
に、幅細の中間片(4a)の両側縁に連続して直角折曲
げ状態に設けられた側片(4b)(4b)と、該側片(
4b)に連続して直角折曲状態に設けられた折曲片(4
c)  (4c)とにより、所定長さを有する断面口状
のものに形成されている。かつ前記中間片(4a)の長
さ方向の両端には該中間片に連続する突出状の差込片(
4d)(4d)が形成され、さらにこの差込片に1個の
円形の抜は止め孔(4e)が穿設されている。このサイ
ドピース(4)もアルミニウム製である。
そして、かかるサイドピース(4)は中間片(4a)が
内側すなわち熱交換部(3)側に位置する状態にして、
前記差込片(4d)をタンク部(5)の退入壁(5b)
に設けた対応挿入孔(14)に挿入され、チューブ(1
)と同じく樹脂(1o)によってタンク部(5)に接合
されている。ここで前記抜は止め孔(4e)は、抜孔(
4e)への樹脂(10)の進入によりサイドピース(4
)の抜は止め効果を生じさせるためのものである。
なお、抜は止め孔(4e)は1個に限定されるものでは
なく、2個あるいはそれ以上設けても良い。また孔の形
状は円形に限らず他の形状でも良い。
なお第2図において、(15)は熱交換媒体の温度検出
用センサーの取付ボスであり、押出後タンク部(5)を
2次加工して設けられたものである。また(16)は熱
交換媒体流入パイプ、(17)は同流出パイプ、(18
)はフィラーネック、(19)はラジェータを所期位置
に取付けるためのブラケットであり、これらはチューブ
(1)とタンク部(5)との接合以前にタンク部(5)
に別途ろう付されるものである。なお(20)はオーバ
ーフローパイプである。
上記のようなラジェータの製作は、まず所定長さの中空
押出型材をもってタンク部(5)を形成した後、該タン
ク部(5)に2次加工によりセンサー取付はボス(15
)を形成するとともに、別途製作したエンドプレート(
11) 、熱交換媒体流出入パイプ(16)  (17
) 、フィラーネック(18) 、ブラケット(19)
をろう付により対応部位に接合する。その後以下に示す
手順でタンク部(5)とチューブ(1)との接続を行う
。すなわちチューブ(1)を、その両端を各タンク部(
5)の退入壁(5b)及び仕切壁(5d)の挿入孔(9
)に挿入配置するとともに、サイドピース(4)を所定
の向きにして両端差込片(4d)を同じく挿入孔(14
)に挿入して枠組みを構成し、次いで隣接チューブ(1
)(1)間及び最外側のチューブとサイドピース(4)
との間にチューブ間の間隔よりもわずかに高いフィン高
さを有するコルゲートフィン(2)を所定向きに介装し
てラジェータの仮組状態とする。
このような組立方法を採用することによって、チューブ
(1)、フィン(2)、タンク部(5)、サイドピース
(4)が強固に固定され、従来必要とした治具や締付は
バンド等が不要となる。
そしてその後例えば反応性はんだ何誌等によりチューブ
(1)とフィン(2)とを接合固定する。なおかかる組
立方法によらず、他の方法として、チューブ(1)とフ
ィン(2)とを交互に並べ両側にサイドピース(4)を
配置してセットしたものを予めろう付接合し、その後タ
ンク部(5)に差込んでも良い。続いてエンドプレート
(11)の注入孔(12)からタンク部(5)の樹脂充
填空間(7)に固定用樹脂(10)を注入する。この際
、接合時の熱を利用することによって樹脂を隙間なく充
填せしめるものとしたのち、要すればさらに加熱して硬
化させる。樹脂(10)の硬化後においては、タンク部
(5)とチューブ(1)及びサイドピース(4)とが該
樹脂(10)を介して完全に接合固定されたものとなる
。従って接続に際して別部品としてのヘッダープレート
や0リングはもはや不要である。しかもチューブの円管
部(1c)には螺旋溝(21)が形成されているから、
該溝に樹脂が食込み状態に充填されてチューブの抜落が
防止され、−層強固な接合が保証されることとなる。
また樹脂充填空間(7)に充分な樹脂が充填されている
から、タンク部(5)とチューブ(1)との接合部から
液洩れか生ずるおそれもない。
実施例2 第7図及び第8図はラジェータ用熱交換器としてのこの
発明の他の実施例を示すものである。
この実施例ではタンク部(105)の外周壁(105a
)が断面形状において略長方形の4辺を構成するものと
なされるとともに、チューブ(101)側の外壁内面に
断面コ字状の仕切壁(105d)が−体に設けられるこ
とにより樹脂充填空間(107)が形成されている。か
つサイドピース(104)は断面コ字状のものに形成さ
れるとともに、該サイドピースの所定箇所にはシュラウ
ド取付用のナツト固定孔(25)を有する耳片(25a
 )が設けられている。さらにチューブ(101)の円
管部(101c)先端はタンク部(105)の熱交換媒
体貯溜用空間(108)に突出せられるとともに円管部
(101c)の周面には外周に沿って形成されたそれぞ
れ独立した複数個のリング状の溝(121)が刻設され
ている。このリング溝(121)もまた樹脂充填空間(
107)に注入される樹脂(110)が該溝に食い込み
状態に充填されることにより、チューブ(101)の抜
落防止効果を生せしめるためのものである。なおこの実
施例では、前述した第1の実施例におけるタンク部(5
)の凸部(5c)相当部位が存在しないが、凸部の存在
は本発明の構成要件ではない。しかし凸部が存在した方
が風波は防止、外観体裁の悪化防止の点で望ましいこと
は勿論である。
実施例3 第9図はこの発明のさらに他の実施例を示すものである
。この実施例では、チューブ(201)の挿入方向にお
いてタンク部(205)を仕切る2枚の縦仕切壁(20
5d−)  (205d−)が隔設されるとともに、タ
ンク部の厚さ方向にも2枚の横仕切壁(205d  )
  (205d  )が設けられることにより、樹脂充
填空間(207)がタンク部(205)の厚さ方向の中
間部においてチューブの挿入方向に2室に分離せられて
いる。そしてチューブの円管部(201a)の周面には
各室の樹脂充填空間に臨む位置に複数個の球面状のくぼ
み(221)が設けられている。このくぼみもまた該く
ぼみへの樹脂(210)の食込みによるチューブ(20
1)の抜落防止効果を生ぜしめるものである。なおこの
実施例においては、樹脂(210)の注入はタンク部(
205>壁面及びこれに対向する横仕切壁(205d 
 )に設けた注入孔(24)から行うものとなされてい
る。また図中(205c)は熱交換部両端におけるフィ
ンの非存在部分を被覆する凸部であり、互いに折曲部が
対向するようにタンク部(205)外壁に突設された断
面り状のものに形成されている。しかし凸部の構成に関
しては、熱交換媒体貯溜空間が広く確保できる点で第1
の実施例に示した構成とするのが有利である。
実施例4 この実施例は第10図ないし第12図に示すもので、こ
の発明をカークーラー用のコンデンサに適用したもので
ある。
コンデンサは、比較的高圧の冷媒ガスを取扱う関係上、
耐圧性に優れたものでなければならないが、この発明の
適用により、チューブ及びその両端のヘラグーの役目を
するタンク部をいずれも中空押出型材で製作することで
上記要請に対応しうるものである。
この実施例の熱交換器は、平行状に配置された上下1対
のタンク部(305)  (305G と、これらの間
に平行状に渡して両端を上記タンク部に接続した多数本
のチューブ(301)と、最外側の左右1対のサイドピ
ース(304)(304’)とを主要部材として構成さ
れている。
タンク部(305)(305−)はいずれもアルミニウ
ム材による断面円形の中空押出型材からなるもので、内
部の断面中央部に長さ方向に沿った横向きの仕切壁(3
05d)を有し、これによって内部が樹脂充填空間(3
07’)と冷媒通路(30g )とに分割されている。
かつ上段のタンク部(305)は両端が蓋片(300)
(300)で閉塞される一方、下段のタンク部(305
−)は両端にそれぞれ熱交換媒体の入口(317)と同
出口(318)が設けられると共に、その冷媒通路が上
記仕切壁(305d)の中央部と周壁内面との間に渡さ
れた縦隔壁(305e)により、前後2つの通路部分(
308a)  (308b)に仕切られている。そして
その後側の通路部分(308b)における入口側の一端
は、サイドピース(304)の延長部分からなる差込遮
蔽板(304a)  (第14図)で閉塞され、入口(
317)から流入される熱交換媒体を前側通路部分(3
08a)側のみに導入しうるようになされている。また
これとは逆に、前側の通路部分(308a)は出口側の
一端において他方のサイドピース(3f14 )による
前記同様の遮蔽tfz (304a)によって塞がれて
おり、出口(31g )を後側の通路部分(308b)
のみに開口せしめたものとなされている。
チューブ(301)は、これもアルミニウム材による偏
平状の中空押出型材からなるものであり、両端部が前記
実施例1に準じて、タンク部(305)  (305”
)にその外壁と仕切壁(305d)とを貫通して穿設さ
れた切欠部(309)に挿入され、その端面が冷媒通路
(308)に臨んで開口されたものとなされると共に、
樹脂充填空間(307)  (307)にいずれも樹脂
(310)が注入充填されることにより、該タンク部(
305)(305−)に強固に接合固定されている。か
つチューブ(301)の端部には抜は止め用のくぼみ(
323)が形成され、該くぼみへの樹脂の食込みにより
接合が一層強固なものに保証されている。
チューブ(301)’内の冷媒通路(321)は、これ
もその幅方向の中央部に設けられた隔壁(301a)に
より、前後2つの通路部分(321a)(321b)に
仕切られている。そしてその隔壁(301a)の下端が
、下段のタンク部(305−)の縦隔壁(305e)に
密接状に当接されることにより、両者即ちタンク部(3
05−)とチューブ(301)の各前側通路どおし及び
後側通路どおしが相互に連通されたものとなされている
。従って、この熱交換器の熱交換媒体回路は、下段のタ
ンク部(305″)の前側通路部分(308a)からチ
ューブ(301)の前側通路部分(321a)を経て上
段のタンク部(305)内で反転し、然るのちチューブ
(,301’Iの後側の通路部分(321b)から下段
のタンク部(305−)の後側通路部分(308b)を
経て出口(318)に至るものとなされている。
隣接するチューブ(301’I  (301)相互間の
放熱用のフィン(302)は、この実施例ではチューブ
(301)の外面を薄く切り起こすことにより、切り起
こしフィンとして形成されている。
なお、第14図中の(314)はサイドピース(304
)の挿入孔である。
この実施例の熱交換器の組立ても、前述の実施例1の場
合に準じて行われるものである。
なお以上の実施例では、タンク部(5)  (105)
  (205)  (305)  (305−)はアル
ミニウム製中空押出型材をもって構成されたものを示し
たが、アルミニウム製に限定されるものではない。さら
にはチューブの端部に設けたチューブ抜落防止用の凹部
は、螺旋溝(21) 、リング溝(121)、球面状の
くぼみ(221)  (323)に限定されるものでは
なく他の任意の形状を採用しうる。さらにはフィン(2
)  (102)  (302)はコルゲートフィンや
切り起こしフィンに限定されるものではなく、プレート
フィンを用いて該プレートフィンをチューブに拡管法に
よって接合するものであっても良く、あるいはチューブ
に切起こし形成した舌状フィンとしても良い。
発明の効果 この発明は上述した次第で、タンク部を中空押出型材を
もって形成するとともに、内部に長さ方向の仕切壁を設
けることによってチューブ固定用樹脂充填空間を有する
ものに形成し、このタンク部とチューブとの接続は、前
記樹脂充填空間を横断する状態となるようにチューブ端
部をタンク部に挿入し、かつ樹脂充填空間に樹脂を注入
充填することによって行う構成としたから、ラジェータ
等においてタンク部とチューブとの接続のために従来別
部品として必要であったヘッダープレートが不要となり
、かつ0リングも不要となる。従って部品点数が減少し
部品管理が容易になる。しかもチューブ挿入時にタンク
部とチューブとに隙間が生じていても、樹脂充填空間に
十分に注入された樹脂により、チューブは強固にタンク
部に接合固定されるから、タンク部とチューブとを密接
あるいは接合させるためのチューブの拡管作業やろう付
作業が不要となる。かつ該樹脂の存在によって熱交換媒
体が洩れる心配もない。従ってタンク部とチューブとの
接続作業を簡素化しえ、ひいては熱交換器の生産性を向
上できる。しかもチューブの端部には樹脂充填空間に臨
む位置に凹部を形成したから、この凹部に食込み状態に
樹脂が充填される結果チューブの抜落が防止され、タン
ク部とチューブとの接合をより一層強固なものとなしつ
る。さらには、タンク部は押出型材をもって形成するも
のであるから、長尺に押出したのち所定長さに切断する
ことによって容易に製作でき、熱交換部の幅寸法が変っ
てもタンクの切断長さを変えるだけで簡単に対応しうる
しかも従来の樹脂製タンク部を用いる場合のようにその
成形用の複雑で高価な金型の製作が不要になるとともに
、機種ごとにタンク部の成形用金型を用意する必要もな
いからタンク部の製作費を低減でき、前記部品点数の減
少とも相俟って熱交換器全体のコストを安価なものとな
しうる。
またタンク部が押出型材製であるから耐圧強度の高い強
固なものに製作でき、かつタンク部とチューブとの接続
も樹脂充填空間に充填された樹脂により強固な接合状態
となすことが可能であり、しかもチューブ端部に設けた
抜落防止用凹部の作用により一層強固かつ確実な接合状
態を保証しつるから、従来耐圧強度の問題でサーペンタ
イン型のものしか提供されていなかつたカークーラー用
のコンデンサ等についても、本発明の適用により実施例
に示したような構造のものを製作提供できることとなり
、熱交換器の形状や構造の選択範囲を大幅に拡大しうる
ちのとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はこの発明の第1実施例を示すもので、
この発明をラジェータに適用したものであり、第1図は
タンク部とチューブとの接続状態を示す要部断面図、第
2図は全体の外観斜視図、第3図はタンク部とチューブ
、コルゲートフィン及びサイドピースとを分解して示し
た要部の斜視図、第4図は一部を切欠いて示した要部の
平面図、第5図は第4図における■−v線断面図、第6
図は第1図におけるVl−vr線断面図、第7図及び第
8図はこの発明の第2実施例を示すもので、同じくラジ
ェータに適用したものであり、第7図はタンク部とチュ
ーブとの接続状態を示す要部断面図、第8図はラジェー
タの一部を示す外観斜視図、第9図はこの発明の第3実
施例を示すもので、同じくラジェータのタンク部とチュ
ーブとの接続状態を示す要部断面図、第10図〜第12
図はこの発明の第4実施例を示すもので、この発明をカ
ークーラー用コンデンサに適用したものであり、第10
図は一部を切断状態で示す全体の外観斜視図、第11図
は側断面図、第12図はタンク部とチューブ及びサイド
ピースとの分解斜視図、第13図及び第14図は従来の
熱交換器の要部を示すもので、第13図はタンク部とチ
ューブとの接続前の状態を分解して示す断面斜視図、第
14図は接続後の状態を示す断面斜視図である。 (1)  (101)(201)  (301)・・・
チューブ、(21)・・・螺旋溝、(121)・・・リ
ング溝、(221)・・・くぼみ部、(5)  (10
5)  (205’)  (305)(305−)−・
・タンク部、(5d)  (105d)  (205d
−)(205d  )  (305d)−=仕切壁、(
7)  (107)  (207)  (307)・・
・樹脂充填空間、(1o)(110)(210)(31
0)・・・樹脂。 以上 第4図 第7図 111   第8図 第9図 第11図     第12図 第13図 第14図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  中空押出型材をもってタンク部が形成され、該タンク
    部に長さ方向の仕切壁が設けられることによりタンク部
    内にチューブ固定用樹脂充填空間が形成される一方、チ
    ューブの端部周面に抜落防止用の凹部が形成され、該チ
    ューブの端部がタンク部外壁及び仕切壁を貫通して前記
    樹脂充填空間を横断する状態にかつ前記凹部が充填空間
    に臨む状態に挿入されるとともに、チューブの前記凹部
    に食込み状態となるように樹脂が前記充填空間に注入充
    填されることによりタンク部とチューブが接合固定され
    てなることを特徴とする熱交換器。
JP14748386A 1986-06-23 1986-06-23 熱交換器 Expired - Lifetime JPH0646156B2 (ja)

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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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