JPS63318314A - 磁気軸受の制御装置 - Google Patents

磁気軸受の制御装置

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JPS63318314A
JPS63318314A JP15515287A JP15515287A JPS63318314A JP S63318314 A JPS63318314 A JP S63318314A JP 15515287 A JP15515287 A JP 15515287A JP 15515287 A JP15515287 A JP 15515287A JP S63318314 A JPS63318314 A JP S63318314A
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rotor
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Yutaka Kurita
裕 栗田
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加藤 一路
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  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、宇宙用機器、高速回転機等に使用して好適
な磁気軸受の制御装置に関する。
[従来の技術] 磁気軸受は、その名の示すとおり、磁気の吸引力や反発
力を利用して、物体を無接触で支持するものであり、低
摩擦、低振動、低騒音等の特徴がある。また、超高速回
転、真空中での回転に使用できるため、人工衛星の姿勢
制御装置や高速回転機等に使用され始めている。
磁気軸受は、制御軸数により、−軸制御のものと、多軸
制御のらのとに大別される。
−軸制御の磁気軸受は、スラストfdt受などに通用さ
れろ。その制御装置としては、PID(比例・積分・微
分)調節器が使用され、電流マイナーフィードバック補
償と合イっけて、不平衡剛性とコイル電流の遅れを補償
するのか一般的である。ここで、不平衡剛性というのは
、磁気による吸引力の場合、回転軸が平衡状態からずれ
たとき、そのずれを助長する方向に働くのであり、磁気
吸引力の不平衡分を変位置て除した値、すなわち、不安
定化力の磁気ばね定数を意味している。なお、これは、
後述する(I4)式のδJの係数に相当するものである
一方、多軸制御の磁気軸受には、多入力、多出力の制御
装置が必要であり、次のような制御方式%式% ■各軸受を単独にPAD制御する方式 ごれは、上述した一軸制御方式を各軸受にそれぞれ独立
に適用し、各軸受を単独にPID制御するようにしたも
のである。
■回転子重心の各軸方向の運動を、それぞれ独立にPI
D制御する方式 これは、回転子の重心の並進3方向、回転2方向の運動
を、それぞれ独立にPID制御する乙のである。
第9図は、この種の方式を説明するための図である。制
御対象(磁気軸受)120の回転子の重心は、軸方向、
径方向(2方向)に並進運動を行うとともに、2方向に
回転運動を行う。これらの重心変位は、変位検出器+2
1によって検出され、変位推定器122に供給される。
ただし、軸方向の運動は、他の方向の運動とまったく独
立に制御できるので、第9図では省略しである。
変位推定器122は、上記検出量から回転子の推定重心
変位96.δ2.δy、26を演算し、加算器+23に
フィードバックする。加算器123は、重心変位指令値
からフィードバック量を減算し、その偏差をPID制御
器124に供給する。PID制御器124の出力は、重
心に作用する力の指令値に関するものであるが、これが
荷重指令変換器125により、軸受部に作用する磁気力
の指令値に変換され、電流指令器126に送られる。電
流指令器126は、前記指令値から、軸受部の電磁石へ
供給する電流指令値を作成し、これにより、制御対象1
20を制御する。こうして、回転子が無接触で軸受部に
支持される。
一方、前記推定重心変位θz、/3yは、それぞれ、微
分7S ! 27を通して乗算器!28に供給され、回
転数検出器129から送られた回転数と乗算されて、P
rD制御器124の後段に介装された加算器130に、
クロスした形でフィードバックされ、ジャイロモーメン
トの補償をするようになっている。
■現代制御理論に基づく状態フィードバックによる制御
方式 これは、松村文夫他 「横軸形磁気軸受の基本方程式と
制御系設計」 電気学会論文誌C,I 01巻6号、+
37(+981)に記載されたものである。この制御方
式では、所定の評価関数が最小になるように、数値計算
によってフィードバック係数を求めるようになっている
1発明か解決しようとする問題点] ところで、上述した従来の制御方式には、次のような欠
点があった。
(1)各軸受を単独に制御する■の方式では、左右の軸
受の相互干渉や、回転子の回転にともなうジャイロモー
メントの影響を補償することができない。
(2)回転子の重心の運動をそれぞれ独立にPID制御
する■の制御方式では、左右対称な構造をもつ場合には
、重心の各軸方向の運動をそれぞれ制御することができ
る。しかし、左右非対称な場合には、左右の軸受の不平
衡剛性の影響が、反対側の軸受に影響して相互干渉を起
こし、この■の制御方式では、これを補償できない。
また、回転子が回転を開始すると、ジャイロモーメント
が発生し、水平方向と垂直方向の各回転運動が相互干渉
を起こす。これを補償するために、第9図に示す従来の
方式においては、推定重心角変位δZ、byをフィード
バックして補償を行っている。すなわち、上記角変位δ
z、i3yを微分して角速度を求め、これをフィードバ
ックすることによりジャイロモーメントを補償していた
しかしながら、このジャイロモーメント補償では、単に
角変位δz、4yを微分しfこ値だけで、ジャイロモー
メント補償を行っていたため、電磁石のコイルの遅れを
補償できなかった。この結果、コイルの応答遅れにより
、連応性に欠けろという問題があった。
なお、上述した左右の軸受の相互干渉、およびジャイロ
モーメントによる各軸回りの相互干渉ハ、重心変位のフ
ィードバックループの係数行列の中に、非対角項が現れ
ることに対応するが、その詳細は後述する。
(3)現代制御理論による■の制御方式では、上記(1
)、(2>の不都合は解消されるが、回転数が変わると
フィードバック係数の最適値ら変化するために、最適な
制御ができなくなってしまう。また、すべての状部変数
のフィードバックをとる必要があるため、フィードバッ
クループが多数となり、数値計算によって求めたフィー
ドバック係数の設定も、また微調整も複雑で困難である
この発明は、このような背景の下になされたもので、ジ
ャイロモーメントによる相互干渉を補償し、常に最適な
制御を行うことのできる磁気軸受の制御装置を提供する
ことを目的とする。
[問題点を解決するためめ手段] 上記問題点を解決するために、この発明は、軸受部に配
設された電磁石に流す電流を制御することにより、回転
子を無接触で支持するようにした磁気軸受においで、 前記回転子の回転軸の径方向の変位を検出する変位検出
器と、 この変位検出器の出力に基づいて前記回転子の重心変位
を推定する変位推定器と、 この変位推定器から出力された推定重心変位に基づいて
重心の並進、回転運動を制御するI−PD方式の主制御
器と、 前記回転子の回転数を検出する回転数検出器と、前記推
定重心変位の回転成分のr−PD比出力前記回転数検出
器の出力を乗じた値により、前記主制御器から出力され
た回転成分を補償するジャイロモーメント補償器と を具備することを特徴とする。
[作用 ] 上記手段によれば、推定重心変位の回転成分の1−PD
比出力回転子の回転数とに応じて、主制御器から出力さ
れた回転成分が補償され、ジャイロモーメント補償が行
われる。
この場合、上記1−PDの各ゲインは、軸受部の電磁石
コイルの電流特性を考慮して決定するので、コイルによ
る遅れを見込んだ、応答性の良いジャイロモーメント補
償が可能である。
[実施例] 以下、図面を参照して、本発明の詳細な説明する。
第1図は、この発明の一実施例による磁気軸受制御装置
の構成を示すブロック図であるが、この制御装置の説明
に入る前に、まず第2図以降を参照して、上記制御装置
の制御対象である磁気軸受につき説明する。
磁気軸受(制御対象)の構造と各関連量第2図は、磁気
軸受の構造を示す斜視図である。
図において、lは回転子、2は回転子lの回転軸である
。回転軸2は、左右の軸受部3Q、3rにより無接触で
支持されている。軸受部3Q、3rは、それぞれ4個の
電磁石をもち(第1図の3C,〜3Q、、および3rl
〜3ra参照)、回転軸2を吸引することにより、これ
を平衡位置に保持しようとする。この軸受部3Q、3r
の外方には、左右ノ検出部4a、4rが配設されている
。検出部i&。
4rは、たとえば渦電流式の非接触変位計からなるもの
で、回転軸2の径方向の変位量を検出するものである。
上記回転子1につき、次のような静止来標系を定める。
まず、平衡状態における回転子lの、重心Gの位置を原
点0とする。また、平衡状態における回転軸2の軸心を
X軸、鉛直下方を2軸とし、y軸は、これら各軸が右手
系をなすように定める。
なお、重心Gと回転子lの中心とは、必ずしも一致しな
い(第3図(a)参照)。
第3図は、上記各部の位置関係を示す図であり、同図(
a)と(c)は正面図、(b)は平面図である。同図(
a)に示すように、重心Gと回転子1の中心との距離を
Q。、回転子1の中心と左右の軸受部3e、3rとの距
離をそれぞれ01.ρ7、回転子1の中心と検出部4L
4rとの距離をそれぞれ(1,′、Q2’とする。
また、同図(1))に示すように、回転軸2のX軸方向
の変位量を記述する。すなわち、左右軸受部3ρ。
3rにおけろ回転軸2のX軸方向の変位量(平衡位置か
らの変位量)を)’J 、yr、左右検出部−IL4r
における回転軸2のX軸方向の変位量をyノ’、yr′
とする。また、重心Gの位置での回転軸2のX軸方向の
変位量をy6とする。さらに、同図(c)に示すように
、X軸方向の各変位量をそれぞれ、zi 、zr。
Zl ′、Zr ’、Zcとする。
次に、左軸受部3夕において、回転軸2に作用する吸引
力は、鉛直−F方にft、、鉛直下方にft2、水平左
方にft3.水平右方にft4であるとする。また、右
輪受部3rにおいて、回転軸2に作用ずろ吸引力は、そ
れぞれfrH,htAr3.ft4であるとする。こう
すると、左右の軸受部3Q 、3rにおいて、X軸方向
、X軸方向に作用する力fyi 、fyr、rzi、r
zrは、次のようになる。
rya=fI34t4. ryr:yr3−ft4゜f
zi4at4i1.rzr4r2−fr+      
  −(1)また、回転子lのX、LZ各軸回りの回転
量を08゜θ7.θ2、回転子lのX軸回りの回転角速
度をω8とする。
磁気軸受の伝達特性 次に、このような磁気軸受の運動方程式から始めて、磁
気軸受の伝達特性を求め、そのブロック線図を定めるこ
ととする。
(1)運動方程式 回転子lを、軸対称の構造をもつ剛体とみなして、X軸
回りの回転を除いた5自由度を制御する場合を考える。
ここで、回転軸2の方向、つまりスラスト方向(X軸方
向)については、変位量の検出も、力を加えることら、
他方向の運動とは独立に行えるから、単独に制御するこ
とができる。
しかしながら、径方向、すなわちラジアル方向(y軸お
よびX軸方向)の4軸は、互いに影響しあっている。た
とえば、左の軸受部3Qに吸引力が働くと、右の軸受部
3rの方でら運動が生じる。
また、一般に、検出部4ρ、4rの位置と、軸受部3C
,3rの位置とは異なるので、左の軸受部3aにおける
回転軸2の変位を知ろうとすると、左右の検出部40.
.4rにおける変位量から推定しなければならない。
このように、左右の運動は、吸引力の発生においても、
変位の検出においても関連している。また、回転子lが
回転し始めると、ジャイロモーメントが発生するので、
X軸方向とX軸方向の運動も干渉しあっている。つまり
、ラジアル4軸は、すベテ関連していることとなる。
さて、第2図、第3図において、重心Gの並進運動の運
動方程式は、次のようになる。
mT:G=Fx、 m9 cmFy、 mZc=Fz 
   −(2)また、重心Gの回転運動の運動方程式は
、次のようになる。
Jy6□−ω、Jに9 、=Mz Jyijy十ω いJKθ z:■Y        
          ・・・・・・(3)ここて、mは
回転子1の質量、JX、、JYはX軸、X軸回りの慣性
モーメント(たたしZ軸回りの慣性モーメント、J z
= 、J y)、XG、YG、ZGは重心Gの各軸方向
の平衡位置からの変位量、θア、θアは重心Gの回りの
角変位量、ωいは回転子lの回転角速度、Fx。
F y、’F zは重心Gに作用する力、M y 、 
M zは重心Gに働くモーメントである。
ラジアル4軸の運動方程式を行列で表記すると、次のよ
うになる。
・・・(4) これを直接記法で表記すると、 /’f z c+c ’L G−f c       
    −(4a)となり、さらにラプラス変換すると
、 (s2M +sC) z cm f c       
    −(4b)となる。これが回転子の運動を表す
運動方程式である。なお、本明細占では、便宜上、時間
領域での関数ら、ラプラス変換後の複素周波数領域での
関数ら同じ記号を用いることとする。
(2)軸受部312,3r、検出部4ρ、4r′、およ
び重心Gでの、回転軸2の変位量の関係を記述する。
まず、重心変位と軸受部変位の関係は、次のようになる
・・・(5) または、直接記法で次のようになる。
x a−A X: G              −
(5a)また、重心変位と検出部変位の関係は、次の通
りである。
・・・(6) 直接記法で、 χS=BχG            ・・・(6a)
となる。
上記(6)式を解けば、検出部変位xsから推定重心変
位t6を推定することができる。すなわち、 臣・」 ・・・(7) となる。直接記法で 2 c・B −’ z g            −
(7a)となる。
上記(7)式を(5)式に代入すると、推定重心変位9
 aを推定することができる。すなわち、・・・(8) となる。直接記法で表記すると、 t B=A B −’ z s           
−(8a)となる。
こうして、検出部変位Isから軸受部変位7と重心変位
の推定値iB、仝6を求めることができろ。
一方、軸受部3i2.3rに発生した吸引力fa(前記
(1)式参照)と、回転子1の重心Gに作用する一般化
力f6との関係は、次式のようになる。
・・・(9) 直接記法で表記すると、 f a・D f B−(9a) となる。
こうして、検出部4、重心G1および軸受部3における
変位量と力との関係が求められた。
(3)軸受部3Q、3rに発生した吸引力を求めろ。電
磁石(馬てい形)の吸引力fは、一般に、次のように表
すことができる。
= u oAgN2(1) 2          、
、、(10)4   δ ここで、fは吸引力、iはコイル電流、δは電磁石と回
転軸2との間のギャップの大きさ、φgは磁束、Pgは
ギャップ部のパーミアンス、Agはギャップ部の断面積
、μ。は真空中の透磁率、Nはコイルの巻数である。
上記(10)式中、吸引力、電流、ギャップの大きさを
、それぞれ定常分と変動分とに分けると次の式が成立す
る。
ここで、定常分とは平衡時における値であり、大文字で
示しである。また、変動分は平衡状態からのずれに相当
し、小文字で示しである。
変動分が定常分と比べて十分少さいとすれば、2次以上
の微小項が省略でき、次の式が成立する。
・(12) よって、 fj−2Fj(−L!−一旦 )       ・・(
14)lj     W の2式が成り立つ。
ここで、F j、 r j、wは、吸引力、電流、ギャ
ップの大きさの各定常分、fj、iJ、δjはこれらの
変動分である。また、サフィックスjは、j+、J2+
73+j4.r++r2.r++r4をとる。つまり、
左右軸受部3Q、。
3rの外方向につき、吸引力、電流、ギャップの大きさ
の、それぞれの定常分と変動分とが定まる。
次に、コイル電流の変動分IJ%軸受部変位yi 。
yr、zt 、zr、軸受部吸引力ryt 、f’yr
Jzi 、fzrの各関係を求める。まず、電流iyI
、iyr、iz1.izrの正の向きとして、正の吸引
力fyi 、ryr、fzt 、fzrを発生させろ電
流の向きをとると、次式か成立する。
y j−−δ I3− δ I番 yr=−δr3−δr4 ZJ”−δI、=δ、1 zr”−δr2−δr、           −(t
ie)ly1=iI3=   I14 +zr= 1rt= −i r+          
     +++(16)これらの式と(I4)式とか
ら、次の式が得られろ。
・・・(17) この式を行列で表せば、 (以下、余白) ・・・(17a) となる。また、直接記法で表すと、 f  B=P  i  十〇 I B’       
              −(17b)となる。
こうして、電流変動分iと、吸引力変動分子aと、軸受
部変位m t nとの関係が得られた。
(4)電磁石の電流特性 電磁石に与えられる電流指令Iと、応答(実際に流れる
コイル電流)jとの関係を次の式で表す。
【・G(s)i             ・・・(1
8)ここで、4組のラジアル軸受をすべて同じ特性とす
ると、次のようになる。
j = G (s) I i           −
(18a)ただし、lは単位行列 なお、伝達特性G’ (s )の具体例としては、次の
ようなものがある。
■電流マイナーフィードバックがないとき第8図(a)
に示すように、電流マイナーフィードバックがない場合
は、 17G(s) −1+as となる。なお、aはコイルの時定数を表す。
■比例電流マイナーフィードバックがあるときこの場合
は、第8図(b)に示すように、G(s) −に/(1
+as+K) 1/G(s)=  (1+K)/に+as/にノーなる
。なお、Kは比例ゲインである。
■PI電流マイナーフィードバンクのときこの場合は、
第8図(C)に示すような構成となる。ここで、系を安
定にするために、比例ゲインKp1および時定数Tを、
K p = 2 a / Tに設定すると、1 / G
 (s )は、次のようになる。
1/G(s)−1+T’s/2a+ T2(a−T)s
2/2a−T3s3(a−T)/2a+ T’(a−T
)s’/2a+=−・=■PI電流マイナーフィードバ
ックと一次遅れフィルタ(時定数T)との組み合わせ この場合は、第8図(d)のようになり、I、/G(s
)は、次の式で与えられろ。
17G(s) = l + T(1+T/2a)s +
 T2s’/2(5)制御対象の伝達特性 以上を総合して、磁気軸受、つまり制御対象の伝達特性
を求める。
上述した運動方程式等を改めて書くと、運動方程式  
  Cs’M+sC)χ6・f6 ・・・(4b)軸受
部変位    7a=AI。     ・・・(5a)
検出部変位    l5=BIG     °°°(6
a)推定重心変位   仝。=B−’is     ・
・・(7a)推定重心変位  全8・AB−’zs  
  ・・・(8a)一般化力と吸引力 f6・DfB 
    ・・・(9a)電磁吸引力    f 6□P
 i ”Q X a   −(17b)コイル電流特性
  i = G(s) / i    −(18a)と
なる。
上記(4b)、(5a)、(6a)式および(9a)、
(17b)。
(18a)式から、次の式が得られる。
(s”M+sc )z c4 c =D f。
・D CP  t 十Q z a) =D PG(s)/ r +DQ A zG・・・(1
9) ここで、 電流指令値  1=P−’(ts       ・・・
(20)吸引力指令値T a□D −’ F c   
   −(21)とおき、これらの式を(19)式に代
入すると、次の式か成立する。
(s”M+5c−DQA)zc=DPG(s)I P−
’D−’丁。
・G (s) r c     ・・・(22)よって
、 ニーCs’M+5C−DQ A ) x c4 c  
   ・・・(23)G(s) となる。これが、重心に作用する一般化力の指令値t。
と重心変位x6との関係を示す式である。
この(23)式を、運動方程式(4b)と比較すると、
DQAの項が新たに加わっていることが分かる。このD
QAC以下、不平衡剛性行列DQAとよぶ)は、軸受部
変位工、によって生じるもので、不平衡剛性の影響を表
す項であり、次式で表される成分を持つ。
(以下、余白) DQA ’ (Fr3+Fra)+(Fr3−Fr+)    
 01   °   CFie+Fi″9“0゛′°“
′°9=21 ’ −(Fr3+Fra)(&2□(!o)。
■ 0       −(pjt+pl+)(c’+−ao
)L        ・“(F・・“F・・)(Qパり
・)・(Fr2+Fr+)(f21−Co)     
 O]−(Fr3”Fr4)(122+12o/  1
o        −(Fjz+F〕+)(L−Ro)
、+(Fr2+Fr’+X12z+f2o)   1(
FI3+FJ*8(2+−ρ。)2     0   
  :* +(Prs+prtXL+r:lo  )2゜0   
     (Fr2+Fr+)(&I−σ。)2、+(
pr2+pr+)(i+z+ρo)2:・・・(24) 磁気軸受の機械構造が左右対称のときは、りo”o、(
!+1!2.FJa+FJt”Fr+”Fr+、FJz
+PL+”Fr2+Fr+・・(25) となるから、不平衡剛性行列DQAは対角行列とr;る
。よって、この行列DQAを通して重心変位m x c
がフィードバックされても、各軸の相互干渉は生じない
。しかしながら、左右非対称のときは、不平衡剛性行列
DQAは非対角となるから、y軸と02軸、およびZ軸
とθヶ軸の運動は、互いに干渉しあう。
このように、上記(23)式で示される重心Gの運動に
は、行列DQAで表現される不平衡剛性の影響と、ジャ
イロモーメント行列Cで表現されるジャイロモーメント
の影響とがあるため、各軸の運動は相互に関連している
第4図は、上述した(23)式で示される伝達特性を示
すブロック線図である。
この図において、一点鎖線で囲んだ部分が制御対象であ
る。この制御対象の前段には、重心に作用する力の指令
値t6から吸引力指令値t8を算出するための荷重指令
変換器(上記(2I)式の行列D−1に相当)と、吸引
力指令値FBから電流指令値正を算出するための電流指
令器(上記(20)式の行列p−Iに相当)が設けられ
ている。
上記制御対象は、電流指令値Iに応じてコイル電流i(
変動分)を電磁石に流し、軸受部吸引力fB(変動分)
を発生する。この吸引力faにより、回転子!の重心G
に力f6が作用し、回転子1が(4b)式の運動を行う
。これにより、重心変位【6、軸受部変位I8が生じ、
軸受部変位I8が行列Oを介して、行列Pの出力側に正
帰還される。
これが、不平衡剛性を表す行列DQAに相当する。
第4図のブロック線図で示す系は、重心に作用する一般
化力の指令ircの4つの成分を入力とし、重心変位χ
6の4つの成分を出力とする多入力・多出力系である。
この場合、不平衡剛性行列DQAと、ジャイロモーメン
ト行列Cが非対角なので、各軸か干渉しあっている。ま
た、行列DQAが正帰還されているので、不安定な系で
ある。
制御装置の構成法 次に、この制御対象を制御する制御装置について説明す
る。制御対象に制御装置を加えた制御系の特性としては
、ある一つの出力変数に対して、一つの入力で制御でき
るように非干渉化されているのが望ましい。また、非干
渉化された各部分系。
は、制御性、安定性、連応性の面でも十分に良い性能を
備えているのがよい。
これらの制御特性をI−PD方式の制御装置を用いて実
現することを考える。以下、I−PD方式という場合、
r −P D ノホかに、I−[’DD’、I−PDD
’D3・・・・・・の各方式を含むものとするっ1−P
D方式の制御系の構成は、第5図に示すように、伝達関
数H″′で表される制御対象(これは、第4図の制御対
象に荷重指令変換器と、電流指令器を加えたものに相当
する)に、伝達関数Fで示されるP(比例)、D(微分
)、D’(2回微分)・・・・・・の局所フィードバッ
クをかけて極配置を調整し、特性を改善する一方、制御
myを目標値r側に直結フィードバックし、■(積分)
動作て定常位置偏差がゼロになるように制御する乙ので
ある。なお、上記伝達関数〃−1のアンダーラインは、
複素周波数Sの昇べき多項式を表す。たとえば、!’/
 = 7(n + s 11 I+ s ’ # 2 
+ ・・・   となる。
1− P D制御装置に含まれる積分ゲインに1比例ゲ
インF。、微分ゲインF1.2回微分ゲインF2・・・
・・を、北森俊行 1制御対象の部分的知識に基づ<I
−PD方式非干渉制御系の設計」 計測自動制御論文集
、16−1.112/117(1980)に記載されて
いる部分モデルマツチング法に基づいて設計する。
(+)部分モデルマツチング法 非干渉性、制御性、安定性、連応性の面で、十分に設計
仕様を満たす制御系として、次の式で表される伝達特性
をもつ参照モデルを考える。
(/ +a、Σs+a、Σ’s’+−)y二r    
=(26)ここで、  Y:出力 r:入力 Σ:立ち上がり時間行列(対角行列) aI + a 2・・・・・・:係数 である。
(26)式の()の中は、対角行列となるので、入出力
はそれぞれ非干渉化されて、部分系に分かれている。ま
た、適当な係数列を選ぶことにより、各部分系に適当な
減衰性、応答性を与えることができる。
ここで、制御対象である磁気軸受をI−PD方式の制御
装置で制御する場合の、制御系の入出力関係を、(26
)式の参照モデルに一致させる操作を行う。この制御系
の伝達特性の各項の係数を、Sの低次の方から補償要素
に応じた次数まで、上記参照モデルの係数と等しくする
ことを、部分モデルマツチング法といい、これに基づい
て各ゲインの設計公式が導かれる。すなわち、フィード
バックループ中の補償要素として、比例要素F。と1回
微分要素F1とを使用するとき、各ゲインは、上記文献
により、次の式で与えられる。
Σ゛拝EH2−’H3]、、、、        、(
27)Fo=a1にΣ−Ho            
    ・・・(29)FI:a2にΣ”H、、(30
) ここで、[]d1agは、行列の対角成分を表す。
(27)〜(30)式で与えられる各ゲインを補償要素
として用いれば、(26)式で表される参照モデルの伝
達特性をらっ、非干渉で安定な制御系が得られる。
なお、フィードバックループ中の補償要素に、さらに高
次の微分要素、すなわち、2回微分要素、3回微分要素
などを含む場合も、上記(27)〜(30)式と同様に
、各ゲインが与えられる。
(2)次に、第4図で示される本実施例の伝達特性と、
上記1−PD制御方式の行列蕉とを等異することにより
、積分ゲインK、比例ゲインF。、微分ゲインF1を算
出する。
まず、本実施例装置のコイル電流特性G (s)を次式
で表す。
!/G  (s)  −g。4− gls”””(31
)この式は、面述した電流マイナーフィードバックかな
いとき、あるいは比例電流マイナーフィードバックのと
きには、厳密に成立する。また、その他の電流マイナー
フィードバック方式のときには、近似的に成り立つ。こ
の(3I)式を、第4図のブロック線図に対応する(2
3)式に代入すると、(go+g+s)(s2M+sC
−D Q  A )x  c・F  c     −(
32)七なる。この式の左辺のx6の係数が、行列りに
対応するから、これらを存置することにより、H= −
goDQA+gocs−g+DQAs+g、oMs2+
g、Cs2+g、Ms3−(33)となり、次の各式が
成立する。
Ho−go D Q A Ho・gac −gl D Q A If 2 ”go M +g lC H3・glM               ・・(3
4)したがって、立ち上がり時間、積分ゲイン、比例ゲ
イン、および微分ゲインは、次の式で規定される。
立ち上かり時間 Σ・扛[1# 2−’ /(3L +al−!−!−g
−!−/−σIa4                
  ah  g。
ただし  σ−a−!−L       ・・・(35
)ah  g。
積分ゲイン 比例ゲイン Fo”a+/(Σ −Ho=  a + g o 、 
H+a + g≧1.  c 十g。DQAa3σ  
    a3σ ・・・(37) 微分ゲイン F、−λ、にΣ’−11゜ 一吐” (””   g o) C+g+Z)Q Aa
3σ        a3σ ・・・(38) こうして、積分ゲイン、比例ゲイン、および微分ゲイン
が求められた。ここで、上記各ゲインの右辺第1項は、
質量行列M(対角行列)に関する成分、第2項は、ジャ
イロモーメント行列C(非対角行列)に関する成分であ
る。また、比例ゲインおよび微分ゲインの第3項は、不
平衡剛性行列DQA (非対角行列)にかかわる成分で
、不平衡剛性を補償するものである。このI−PD制御
装置を、第4図に示す制御対象に付加すると、第6図の
ようになる。
第6図において、加算器7は第5図の積分器の入力端の
加算器に対応し、加算器8は第5図の積分器の出力側の
加算器に対応する。また、第6図の荷重指令変換器から
変位推定器までが、第5図の!L−1に対応し、第6図
のF。十Flsが第5図のFに対応する。
第6図において、検出部412.4rから出力された検
出部変位I5は、行列B−Iにより推定重心変位仝6に
変換される。この推定重心変位窒。が、目標値側にある
加算器7に直接フィードバックさ1れろとともに、PD
要素(F、+F、s)を介して積分要素の出力側にある
加算器8にフィードバックされる。この加算器8の出力
が重心に作用する一般化力の指令値tcとなる。
この図では、制御対象内のフィードバックループが不平
衡剛性行列DQAで表されている。これは、第4図のフ
ィードバックループを等価変換したものである。
ここで、積分ゲイン、比例ゲイン、および微分ゲインの
、質量行列Hにかかわる各成分は、対角成分のみである
が、ジャイロモーメント行列C1および不平衡剛性行列
DQAにかかわる各成分は、非対角成分をもっこととな
る。すなイっち、ジャイロモーメント行列Cで表現され
るジャイロモーメントの影響と、行列DQAで表現され
る不平衡剛性の影響とで、互いに関連し合っている重心
Gまわりの各軸の運動を非干渉化して、各軸をそれぞれ
独立に制御するためには、補償のための制御装置もクロ
スして設ける必要がある。
このうち、不平衡剛性の補償部分は、対角行列にするこ
とができ゛る。すなわち、上記(37)。
(38)両式の不平衡剛性補償部分であるDQAに関す
る成分を他の部分と分離することにより、この部分を対
角化することができる。
このために、第7図に示すように、重心変位量仝6を係
数行列Aによって、軸受部変位量iBに変換し、これを
PD要素(go+g+s)Qを介して、加算器9ヘフイ
ードバツクするようにした。このように構成しても、第
6図と全く等価である。これによって、補償フィードバ
ックループ中に、対角行列Qが入ることとなり、不平衡
剛性補償部分を対角化することができる。
対角化できれば、不平衡剛性の補償フィードバックルー
プは、クロスしなくなり、制御装置が簡略化されるとと
もに、現場におけるゲインの微調整も容易となる。
なお、第7図において、積分、比例、微分路ゲインの質
量行列Nとジャイロモーメント行列Cにかかわる成分は
、推定重心変位2Gを入力とするフィードバックループ
を形成している。
実施例の構成 第7図を具体化することにより、第1図の構成が得られ
る。
第1図において、30は変位推定器である。変位推定器
30は、検出部40..4rに接続されている。そして
、検出部変位χ5に(7a)式の変換を施して推定重心
変位±6を求めるとともに、(8a)式の変換により、
検出部変位xqから推定軸受座変位仝8を求める。すな
わら、第7図の構成要素B−IとAとに対応する部分で
ある。ここで求められた推定重心変位全6は、主制御器
40゜50、ジャイロモーメント補償器60に供給され
、推定軸受座変位IBは、不平衡剛性補償器80に供給
される。
これらの構成要素40,50.60は、第7図の比例・
微分要素と漬方要素とに対応し、f−PD方式の制御を
実行するものである。
まず、主制御器40.50は、推定重心変位仝。
と重心変位指令値デ。とから、重心に作用する一般化力
の指令値t6を求めるものである。すなわち、主制御器
40は、第7図に示す加算器7と、積分ゲイン中の質量
行列Nに関ずろ成分に相当する■要素41a、41bと
、比例ゲインおよび微分ゲイン中の質量行列Hにかかわ
る成分に対応するPD要素42a、42bと、加算器8
とを有し、推定重心変位仝Gから重心に作用する一般化
力の指令値Fcを演算する。
上記■要素41a、41bは、重心変位指令値デ。から
推定重心変位±6を引いた偏差に対して、(goM/ 
a 3(73)のゲインで積分しく(36)式参照)、
PD要素42a、42bは、推定重心変位テ。に(a+
goM/a3σ2+aygo/’f−s/a3σ)の演
算を施す((37)、(38)式)。また、主制御器5
0も同様に構成され、加算器7.8と、■要素51a、
51bと、PD要素52a、52bとからなっている。
次に、ジャイロモーメント補償器60は、前述した積分
ゲイン、比例ゲイン、微分ゲイン(前記(36)〜(3
8)式参照)のジャイロモーメント行列Cに関する各成
分の演算を行うものである。
すなわち、回転数検出器6から供給される回転子lの角
速度ω8と、X軸回りの慣性モーメントJxとの積をと
って行列Cの成分ωxJxを求め(前記(4)〜(4b
)式参照)、これにI−PD出力を乗じて、(36)〜
(38)式のジャイロモーメントの補償値を演算する。
このジャイロモーメント補償器60には、重心変位の指
令値ヱ。と推定値士。の内の回転に関する成分、すなわ
ち、θ2、θ2、δ2、δ2が供給され、以下の演算が
行われる。まず、指令値と推定値の偏差(7j、−6y
)、(θ、−L)がそれぞれ、加算器7から■要素61
a、61bに供給される。また、推定値iyがP要素6
2aおよびD要素63aに、推定値δ2がP要素62b
およびD要素63bに、それぞれ供給される。これらの
各要素の出力は、加算器8で加減算され、乗算器64a
、64bにそれぞれ供給される。乗算器64a、64b
には、増幅器65から値ωxJxが供給され、乗算か行
イつ れ る 。
上述したP要素62a、62bは、入力に対して(a+
g+/a3σ2)倍の増幅を行う((37)式参照)。
また、D要素63a、63bは、入力に対して(a!g
l/a3σ−go)sの演算を行う(上記(38)式)
。さらに、■要素61a、61bは、入力に対して(g
1/a3σ3)(1/s)の演算を施すようになってい
る(上記(36)式参照)。
こうして求められたジャイロモーメントの補償値は、加
算器II、+2に供給され、Z軸回りのモーメントと、
y軸回りのモーメントとが補償され、重心に作用する一
般化力の指令値1゜が求められ、荷重指令変換器70に
供給される。
荷重指令変換器70は、第7図の行列要素D−1にト目
当するもので、(21)式の演算により、重心に作用す
る一般化力の指令値FGを、軸受座吸引力の指令値F8
に変換するものである。ここで、係数行列りの逆行列D
−1は、次式で与えられる。
・・・(39) 上記の演算を実行するために、荷重指令変換器70は、
入力を(ρ2+(2o)/(夕i+&2)倍にする増幅
器71a、73aと、(ρ、−ρ、)/(6,+L)倍
1こずろ増幅器71b、73bと、1 / (Q、 +
 Q、)Iきにする増幅器72a、72b、74 a、
74 bと、加算器75a。
75bと、加算器76a、76bとを有している。そし
て、これらの加算器75a〜76bから軸受座吸引力の
指令値「8が出力され、不平衡剛性補償器80へ供給さ
れる。
不平衡剛性補償器80は、第7図のフィードバックルー
プに挿入された(go+gas)Q要素と加算器9とに
相当する乙ので、上記軸受座吸引力の指令値FBが供給
される加算器9と、推定軸受部変位仝8に対して、(g
 、+ g +S )Qの比例・微分演算を実行するP
D要素81a、8 lb、82a、82bとから構成さ
れる。
PD要素81a〜82bのP要素は推定軸受部変位仝8
をk。Q倍に増幅し、D要素は推定軸受部変位2 aに
g、sQの演算を施す。そして、軸受座吸引力の指令値
FBからPD要素81i〜82bの出力を引いた偏差値
(r a  (go+g+s) 09e)を電流指令器
90に供給する。
電流指令器90は、第7図の7)−1要素に相当するも
のである。すなわち、加算器9から供給された上記偏差
値を増幅して、コイル電流変動分の指令値を出力する増
幅n91 a、9 lb、92a、92bと、コイル電
流の定常分から、これらの変動分指令値を加減算する加
算器93a〜96bから構成されている。そして、加算
器93a〜96bから、各−コイル3&、〜3aいおよ
び3r、〜3r4へ供給する電流の指令値が出力される
この実施例による磁気軸受制御装置は、上述したように
、I−PD方式の参照モデルにマツチングさせであるか
ら、良好な制御特性を得ることができる。すなわち、制
御性、安定性、連応性の面で優れた特性を有している。
また、推定軸受部変位デ、を、不平衡剛性補償器80の
PD要素81a〜82bの各入力側にフィードバックし
て、不平衡剛性の補償が対角行列Qにより行われるよう
にしたから、不平衡剛性の補償制御の簡単化を図ること
ができる。これにより、y軸とθ2軸、あるいはZ軸と
θ2との相互干渉を回避できる。
さらに、ジャイロモーメント補償器60により、ジャイ
ロモーメントの影響を解消するようにしたから、回転子
1の回転数にかかわらず、常に安定した制御が可能とな
る。特に、このジャイロモーメント補償器60は、電磁
石のコイル特性による電流遅れを補償するようにしたか
ら、応答性のよい補償を行うことができる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明は、軸受部の電磁石のコ
イルによる遅れをも考慮して、ジャイロモーメント補償
を行うようにしたから、応答性のよいジャイロモーメン
ト補償を行うことができる。
また、フィードバック定数が回転数によらないから、回
転数が変化してら常に最適な制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例による磁気軸受制御装置の構
成を示すブロック図、第2図は磁気軸受の構成を示す斜
視図、第3図は同磁気軸受の座標系を説明するための概
念図であり、同図(a)と(c)は正面図、同図(b)
は平面図、第4図は制御対象たる磁気軸受の伝達特性を
示すブロック線図、第5図はI−PD方式の制御系の構
成を示すブロック線図、第6図は第4図の制御対象jこ
I−PD制御装置と、検出部とを付加して構成した装置
の特性を示すブロック線図、第7図は上記第1実血例装
置の特性を示すブロック線図、第8図は軸受都電磁石の
特性例を示すブロック線図、第9図は従来の制御方式を
説明するためのブロック線図である。 1・・・・・回転子、2・・・・回転軸、3・・・・・
・軸受部、4・・・・検出部、30・・・・変位推定器
、40.50・・。 ・・主制御器、60・・・・・・ジャイロモーメント補
償器、70・・・・・・荷重指令変換器、80・・・・
・不平衡剛性補償器、90・・・・・・電流指令器。 出願人 神f、i N +1!J株式会社第2図 第3図 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 軸受部に配設された電磁石に流す電流を制御することに
    より、回転子を無接触で支持するようにした磁気軸受に
    おいて、 前記回転子の回転軸の径方向の変位を検出する変位検出
    器と、 この変位検出器の出力に基づいて前記回転子の重心変位
    を推定する変位推定器と、 この変位推定器から出力された推定重心変位に基づいて
    重心の並進、回転運動を制御するI−PD方式の主制御
    器と、 前記回転子の回転数を検出する回転数検出器と、前記推
    定重心変位の回転成分のI−PD出力と前記回転数検出
    器の出力を乗じた値により、前記主制御器から出力され
    た回転成分を補償するジャイロモーメント補償器と を具備することを特徴とする磁気軸受の制御装置。
JP62155152A 1987-06-22 1987-06-22 磁気軸受の制御装置 Expired - Lifetime JPH0610485B2 (ja)

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CN114326394A (zh) * 2021-12-17 2022-04-12 中国人民解放军战略支援部队航天工程大学 一种磁悬浮转子交叉反馈完全解耦控制方法

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