JPS6331675B2 - - Google Patents
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- JPS6331675B2 JPS6331675B2 JP56051492A JP5149281A JPS6331675B2 JP S6331675 B2 JPS6331675 B2 JP S6331675B2 JP 56051492 A JP56051492 A JP 56051492A JP 5149281 A JP5149281 A JP 5149281A JP S6331675 B2 JPS6331675 B2 JP S6331675B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scroll member
- movable scroll
- guide grooves
- positive displacement
- compression device
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 8
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 8
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 7
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 5
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 3
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C17/00—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing
- F01C17/06—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements
- F01C17/063—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements with only rolling movement
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は固定スクロール部材のうず巻部と可動
スクロール部材のうず巻部とを偏心してかみ合
せ、可動スクロール部材のうず巻き部を公転させ
て両うず巻部間に形成される密閉空間を中心方向
へ移動させながら容積を減縮して中心部から圧縮
流体を吐出させるようにした容積式流体圧縮装
置、いわゆるスクロール型圧縮機における可動ス
クロール部材の自転防止機構に関するものであ
る。
スクロール部材のうず巻部とを偏心してかみ合
せ、可動スクロール部材のうず巻き部を公転させ
て両うず巻部間に形成される密閉空間を中心方向
へ移動させながら容積を減縮して中心部から圧縮
流体を吐出させるようにした容積式流体圧縮装
置、いわゆるスクロール型圧縮機における可動ス
クロール部材の自転防止機構に関するものであ
る。
このスクロール型圧縮機における可動スクロー
ル部材の自転防止機構として、従来第１０図及び
第１１図に示すようにセンタハウジング２１内に
嵌合固定された固定リング２２の角穴２２ａに四
角筒状の摺動体２３を左右方向のスライド可能に
嵌入するとともに、この摺動体２３に対しフラン
ジ体２４の角筒部２４ａを上下方向のスライド可
能に嵌入しておき、一方クランク軸２５に回転可
能に嵌合した可動スクロール部材２６の円筒部２
６ａを前記角筒部２４ａに相対回動不能にキー係
合して、前記クランク軸２５及び可動スクロール
部材２６を公転を許容し自転を防止し得るように
したものがあつた。（特開昭55−35152号公報参
照） ところが、上記従来の自転防止機構は、摺動体
２３及びフランジ体２４を使用しているので構造
が複雑になるばかりでなく、質量の大きい摺動
体、フランジ体が左右及び上下方向に往復動され
るので、振動が激しく加速時に大きい回転トルク
を必要とし動力損失が高くなり、又製作及び組付
けが面倒でコストが高くなるという欠陥があつ
た。
ル部材の自転防止機構として、従来第１０図及び
第１１図に示すようにセンタハウジング２１内に
嵌合固定された固定リング２２の角穴２２ａに四
角筒状の摺動体２３を左右方向のスライド可能に
嵌入するとともに、この摺動体２３に対しフラン
ジ体２４の角筒部２４ａを上下方向のスライド可
能に嵌入しておき、一方クランク軸２５に回転可
能に嵌合した可動スクロール部材２６の円筒部２
６ａを前記角筒部２４ａに相対回動不能にキー係
合して、前記クランク軸２５及び可動スクロール
部材２６を公転を許容し自転を防止し得るように
したものがあつた。（特開昭55−35152号公報参
照） ところが、上記従来の自転防止機構は、摺動体
２３及びフランジ体２４を使用しているので構造
が複雑になるばかりでなく、質量の大きい摺動
体、フランジ体が左右及び上下方向に往復動され
るので、振動が激しく加速時に大きい回転トルク
を必要とし動力損失が高くなり、又製作及び組付
けが面倒でコストが高くなるという欠陥があつ
た。
本発明の目的は可動スクロール部材の板体と固
定リングの対向面に付し、それぞれ少なくとも１
本のガイド溝を互に交差するように設け、各ガイ
ド溝の交差点には各ガイド溝の交差角度を一定に
保持して可動スクロール部材の自転を防止し得る
スライド部材を嵌合することにより、構造を非常
に簡素化して往復動重量を大幅に軽減することが
でき、振動や動力損失を少なくすることができる
とともに、製作及び組付を容易に行なうことがで
き、コストダウンを図ることができる容積式流体
圧縮装置における可動スクロール部材の自転防止
機構を提供することにある。
定リングの対向面に付し、それぞれ少なくとも１
本のガイド溝を互に交差するように設け、各ガイ
ド溝の交差点には各ガイド溝の交差角度を一定に
保持して可動スクロール部材の自転を防止し得る
スライド部材を嵌合することにより、構造を非常
に簡素化して往復動重量を大幅に軽減することが
でき、振動や動力損失を少なくすることができる
とともに、製作及び組付を容易に行なうことがで
き、コストダウンを図ることができる容積式流体
圧縮装置における可動スクロール部材の自転防止
機構を提供することにある。
以下、本発明を具体化した一実施例を第１図〜
第６図について説明すると、センタハウジング１
の左右両端面にはフロント及びリヤハウジング
２，３が接合され、第２，３図に示すように６本
の通しボルト４により互に締付固定されている。
フロントハウジング２の中心孔２ａには回転軸５
がラジアルニードルベアリング６を介して回転可
能に支承され、外端部において駆動源に接続され
る。なお、回転軸５とフロントハウジング２の間
にはシヤフトシール機構７が介装されている。
第６図について説明すると、センタハウジング１
の左右両端面にはフロント及びリヤハウジング
２，３が接合され、第２，３図に示すように６本
の通しボルト４により互に締付固定されている。
フロントハウジング２の中心孔２ａには回転軸５
がラジアルニードルベアリング６を介して回転可
能に支承され、外端部において駆動源に接続され
る。なお、回転軸５とフロントハウジング２の間
にはシヤフトシール機構７が介装されている。
前記回転軸５の内端にはクランクアーム８が固
着され、このクランクアーム８には回転軸５の中
心軸線O1から一定距離だけ偏心した中心軸線O2
を有するクランク軸９が固着され、一定の円軌跡
を描いて公転される。このクランク軸９にはラジ
アルニードルベアリング１０を介して可動スクロ
ール部材１１を構成する円形の板体１１ａの背面
中心部に固着した円筒状のボス部１１ｂが回動可
能に支承されている。可動スクロール部材１１の
板体１１ａ前面には第３図に示すようにうず巻部
１１ｃが一体的に形成されている。
着され、このクランクアーム８には回転軸５の中
心軸線O1から一定距離だけ偏心した中心軸線O2
を有するクランク軸９が固着され、一定の円軌跡
を描いて公転される。このクランク軸９にはラジ
アルニードルベアリング１０を介して可動スクロ
ール部材１１を構成する円形の板体１１ａの背面
中心部に固着した円筒状のボス部１１ｂが回動可
能に支承されている。可動スクロール部材１１の
板体１１ａ前面には第３図に示すようにうず巻部
１１ｃが一体的に形成されている。
前記センタハウジング１の内周面には係止突条
１ａが周方向に一体形成され、同係止突条１ａと
前記可動スクロール部材１１の板体１１ａの背面
外側４箇所に一体形成した突部１１ｄ（第４図参
照）との間には固定リング１２がキー１３により
回動不能に介装されている。前記可動スクロール
部材１１の板体１１ａ背面には上下方向に断面円
弧状をなす１本のガイド溝１１ｅが刻設されてい
る。このガイド溝１１ｅと直交するようにして前
記固定リング１２の前面には左右方向に断面円弧
状をなす２本のガイド溝１２ａ，１２ｂが互に平
行に刻設されている。そして、前記ガイド溝１１
ｅとガイド溝１２ａ，１２ｂの２つの交差点P1，
P2には、第４図に示すようにそれぞれ自転防止
用のボール１４，１５が係合され、両ボール１
４，１５は第６図に示すようにリテーナ１６の上
下両端部に透設した係止孔１６ａ，１６ｂに嵌入
され、常に一定距離に保持されている。
１ａが周方向に一体形成され、同係止突条１ａと
前記可動スクロール部材１１の板体１１ａの背面
外側４箇所に一体形成した突部１１ｄ（第４図参
照）との間には固定リング１２がキー１３により
回動不能に介装されている。前記可動スクロール
部材１１の板体１１ａ背面には上下方向に断面円
弧状をなす１本のガイド溝１１ｅが刻設されてい
る。このガイド溝１１ｅと直交するようにして前
記固定リング１２の前面には左右方向に断面円弧
状をなす２本のガイド溝１２ａ，１２ｂが互に平
行に刻設されている。そして、前記ガイド溝１１
ｅとガイド溝１２ａ，１２ｂの２つの交差点P1，
P2には、第４図に示すようにそれぞれ自転防止
用のボール１４，１５が係合され、両ボール１
４，１５は第６図に示すようにリテーナ１６の上
下両端部に透設した係止孔１６ａ，１６ｂに嵌入
され、常に一定距離に保持されている。
従つて、回転軸５によりクランク軸９が中心軸
線O1を中心として半径1 2の円軌跡を描きなが
ら第４図において反時計回り方向に例えば270度
回転されると、リテーナ１６によつて一定距離に
保持された２個のボール１４，１５がガイド溝１
１ｅ，１２ａ，１２ｂの交差点P1，P2に係合さ
れているので、第５図に示すように両ボール１
４，１５は平行なガイド溝１２ａ，１２ｂに沿つ
て右方へ同じ距離1 2だけ移動され、この結果
板体１１ａのガイド溝１１ｅも上下同じ方向に保
持され、可動スクロール部材１１の自転は防止さ
れる。
線O1を中心として半径1 2の円軌跡を描きなが
ら第４図において反時計回り方向に例えば270度
回転されると、リテーナ１６によつて一定距離に
保持された２個のボール１４，１５がガイド溝１
１ｅ，１２ａ，１２ｂの交差点P1，P2に係合さ
れているので、第５図に示すように両ボール１
４，１５は平行なガイド溝１２ａ，１２ｂに沿つ
て右方へ同じ距離1 2だけ移動され、この結果
板体１１ａのガイド溝１１ｅも上下同じ方向に保
持され、可動スクロール部材１１の自転は防止さ
れる。
なお、前記回転軸５の内端部には、前記フロン
トハウジング２の端面と可動スクロール部材１１
のボス部１１ｂ端面との間に位置するようにバラ
ンスウエイト１７が嵌合され、回転軸５に対し偏
心して装着された可動スクロール部材１１の公転
運動を円滑に行なうようになつている。
トハウジング２の端面と可動スクロール部材１１
のボス部１１ｂ端面との間に位置するようにバラ
ンスウエイト１７が嵌合され、回転軸５に対し偏
心して装着された可動スクロール部材１１の公転
運動を円滑に行なうようになつている。
センタハウジング１とリヤハウジング３の端面
には、固定スクロール部材１８を構成する円形の
板体１８ａの外周縁が挾着固定されている。この
板体１８ａの前面には、第３図に示すようにうず
巻部１８ｂが前記可動スクロール部材１１のうず
巻部１１ｃと常時２箇所以上で局部的に接触する
ように一体的に成形されている。前記板体１８ａ
の外周寄りには前記リヤハウジング３の隔壁３ａ
によつて区画形成された吸入室Ａから冷媒ガスを
吸入し得る吸入口１８ｃが２箇所に設けられ、又
板体１８ａのほぼ中央部にはリヤハウジング３の
隔壁３ａによつて中央部に区画形成された吐出室
Ｂへ圧縮された冷媒ガスを吐出し得る吐出口１８
ｄが設けられている。
には、固定スクロール部材１８を構成する円形の
板体１８ａの外周縁が挾着固定されている。この
板体１８ａの前面には、第３図に示すようにうず
巻部１８ｂが前記可動スクロール部材１１のうず
巻部１１ｃと常時２箇所以上で局部的に接触する
ように一体的に成形されている。前記板体１８ａ
の外周寄りには前記リヤハウジング３の隔壁３ａ
によつて区画形成された吸入室Ａから冷媒ガスを
吸入し得る吸入口１８ｃが２箇所に設けられ、又
板体１８ａのほぼ中央部にはリヤハウジング３の
隔壁３ａによつて中央部に区画形成された吐出室
Ｂへ圧縮された冷媒ガスを吐出し得る吐出口１８
ｄが設けられている。
従つて、クランク軸９により可動スクロール部
材１１のうず巻部１１ｃが固定スクロール部材１
８のうず巻部１８ｂに局部的に接触しながら第３
図時計回り方向へ公転されると、両うず巻部１１
ｃ，１８ｂの接触部がうず巻部１８ｂの内周面上
を中心へ向つて移動し、このため前記２つの接触
部によつて形成される密閉空間（第３図点を施し
た部分）が徐々に取り込んだ冷媒ガスを圧縮しな
がら中心部へ移動され、吐出部１８ｄから吐出室
Ｂへ吐出される。
材１１のうず巻部１１ｃが固定スクロール部材１
８のうず巻部１８ｂに局部的に接触しながら第３
図時計回り方向へ公転されると、両うず巻部１１
ｃ，１８ｂの接触部がうず巻部１８ｂの内周面上
を中心へ向つて移動し、このため前記２つの接触
部によつて形成される密閉空間（第３図点を施し
た部分）が徐々に取り込んだ冷媒ガスを圧縮しな
がら中心部へ移動され、吐出部１８ｄから吐出室
Ｂへ吐出される。
なお、リヤハウジング３の背面には吸入室Ａ及
び吐出室Ｂにそれぞれ連通する吸入孔３ｂ、吐出
孔３ｃが設けられている。
び吐出室Ｂにそれぞれ連通する吸入孔３ｂ、吐出
孔３ｃが設けられている。
さて、本発明実施例においては、可動スクロー
ル部材１１の板体１１ａに上下方向のガイド溝１
１ｅを設け、固定リング１２の前面に左右方向の
ガイド溝１２ａ，１２ｂを上下二段に互に平行に
設け、さらに前記ガイド溝１１ｅ，１２ａ，１２
ｂの２つの交差点P1，P2に対しリテーナ１６に
よつて位置規制された２つのボール１４，１５を
それぞれ嵌合したので、可動スクロール部材１１
の自転防止機構を非常に簡素化して往復動重量を
大幅に軽減することができ、このため振動や動力
損失を少なくし、製作及び組付を容易に行ない、
コストダウンを図ることができるのである。
ル部材１１の板体１１ａに上下方向のガイド溝１
１ｅを設け、固定リング１２の前面に左右方向の
ガイド溝１２ａ，１２ｂを上下二段に互に平行に
設け、さらに前記ガイド溝１１ｅ，１２ａ，１２
ｂの２つの交差点P1，P2に対しリテーナ１６に
よつて位置規制された２つのボール１４，１５を
それぞれ嵌合したので、可動スクロール部材１１
の自転防止機構を非常に簡素化して往復動重量を
大幅に軽減することができ、このため振動や動力
損失を少なくし、製作及び組付を容易に行ない、
コストダウンを図ることができるのである。
なお本発明は次のような実施例で具体化するこ
とも可能である。
とも可能である。
(1) 第７図及び第８図に示すように板体１１ａの
背面に対し３本のガイド溝１１ｅ，１１ｆ，１
１ｇを上下方向にかつ互に平行に形成するとと
もに、固定リング１２の前面に対し３本のガイ
ド溝１２ａ，１２ｂ，１２ｃを左右方向にかつ
互に平行に形成し、さらに前記各ガイド溝１１
ｅ，１１ｆ，１１ｇ，１２ａ，１２ｂ，１２ｃ
の中心を除く８つの交差点に対し８個のボール
１４をそれぞれ嵌合し、各ボール１４を四角枠
状のリテーナ１６′によつて保持するようにす
ること。この場合には、板体１１ａの背面に設
けた突部１１ｄを省略して、前記ボール１４に
より板体１１ａのスラスト方向の力を受けるよ
うにし、摩擦抵抗を軽減するようにしてもよ
い。
背面に対し３本のガイド溝１１ｅ，１１ｆ，１
１ｇを上下方向にかつ互に平行に形成するとと
もに、固定リング１２の前面に対し３本のガイ
ド溝１２ａ，１２ｂ，１２ｃを左右方向にかつ
互に平行に形成し、さらに前記各ガイド溝１１
ｅ，１１ｆ，１１ｇ，１２ａ，１２ｂ，１２ｃ
の中心を除く８つの交差点に対し８個のボール
１４をそれぞれ嵌合し、各ボール１４を四角枠
状のリテーナ１６′によつて保持するようにす
ること。この場合には、板体１１ａの背面に設
けた突部１１ｄを省略して、前記ボール１４に
より板体１１ａのスラスト方向の力を受けるよ
うにし、摩擦抵抗を軽減するようにしてもよ
い。
(2) 第９図に示すように可動スクロール部材１１
及び固定リング１２にそれぞれ互に直交する断
面四角形状のガイド溝１１ｅ，１２ａを設け、
両ガイド溝１１ｅ，１２ａの交差点に立方体の
スライド部材１９を嵌合し、１つのスライド部
材１９のみによつて２本のガイド溝１１ｅ，１
２ａの交差角を一定に保持するようにするこ
と。又、前記２本のガイド溝１１ｅ，１２ａの
交差角を例えば45度にして菱形のスライド部材
を嵌合すること。
及び固定リング１２にそれぞれ互に直交する断
面四角形状のガイド溝１１ｅ，１２ａを設け、
両ガイド溝１１ｅ，１２ａの交差点に立方体の
スライド部材１９を嵌合し、１つのスライド部
材１９のみによつて２本のガイド溝１１ｅ，１
２ａの交差角を一定に保持するようにするこ
と。又、前記２本のガイド溝１１ｅ，１２ａの
交差角を例えば45度にして菱形のスライド部材
を嵌合すること。
(3) 第４図及び第８図に示すガイド溝１１ｅ，１
１ｆ，１１ｇ，１２ａ，１２ｂ，１２ｃ等を断
面四角形状にしてそれらの交差点に前記スライ
ド部材１９を嵌合し、リテーナ１６，１６′を
省略すること。なお、前記スライド部材１９は
ガイド溝の交差角を規制し得る形状のものであ
れば任意の形状のものでも良い。
１ｆ，１１ｇ，１２ａ，１２ｂ，１２ｃ等を断
面四角形状にしてそれらの交差点に前記スライ
ド部材１９を嵌合し、リテーナ１６，１６′を
省略すること。なお、前記スライド部材１９は
ガイド溝の交差角を規制し得る形状のものであ
れば任意の形状のものでも良い。
以上詳述したように本発明は、可動スクロール
部材と固定リングに少なくとも１本のガイド溝を
交差するように設け、この交差点に自転防止用の
スライド部材を嵌入したので、構造を至極簡素化
して往復動重量を大幅に軽減することができ、こ
のため振動や動力損失を少なくし、製作及び組付
を容易に行ない、コストダウンを実現することが
できる効果がある。
部材と固定リングに少なくとも１本のガイド溝を
交差するように設け、この交差点に自転防止用の
スライド部材を嵌入したので、構造を至極簡素化
して往復動重量を大幅に軽減することができ、こ
のため振動や動力損失を少なくし、製作及び組付
を容易に行ない、コストダウンを実現することが
できる効果がある。
第１図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第
２図は通しボルト付近の部分断面図、第３図は第
１図のＸ−Ｘ線断面図、第４図は第１図のＹ−Ｙ
線断面図、第５図は第４図の位相変化状態を示す
断面図、第６図は本発明の要部を示す分解斜視
図、第７図は本発明の別例を示す一部破断正面
図、第８図は第７図のＺ−Ｚ線断面図、第９図は
本発明の別例を示す分解斜視図、第１０図は従来
例を示す縦断面図、第１１図は第１０図のＷ−Ｗ
線断面図である。 センタハウジング……１、可動スクロール部材
……１１、板体……１１ａ、うず巻部……１１
ｃ、ガイド溝……１１ｅ，１１ｆ，１１ｇ，１２
ａ，１２ｂ，１２ｃ、固定リング……１２、ボー
ル……１４，１５、リテーナ……１６，１６′、
スライド部材……１９。
２図は通しボルト付近の部分断面図、第３図は第
１図のＸ−Ｘ線断面図、第４図は第１図のＹ−Ｙ
線断面図、第５図は第４図の位相変化状態を示す
断面図、第６図は本発明の要部を示す分解斜視
図、第７図は本発明の別例を示す一部破断正面
図、第８図は第７図のＺ−Ｚ線断面図、第９図は
本発明の別例を示す分解斜視図、第１０図は従来
例を示す縦断面図、第１１図は第１０図のＷ−Ｗ
線断面図である。 センタハウジング……１、可動スクロール部材
……１１、板体……１１ａ、うず巻部……１１
ｃ、ガイド溝……１１ｅ，１１ｆ，１１ｇ，１２
ａ，１２ｂ，１２ｃ、固定リング……１２、ボー
ル……１４，１５、リテーナ……１６，１６′、
スライド部材……１９。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ハウジング内に設置された固定スクロール部
材のうず巻部に対し、円軌跡上を公転運動するよ
うに装着された可動スクロール部材のうず巻部を
少なくとも２箇所以上で部分接触した状態で重ね
合せ、前記可動スクロール部材の公転運動により
両うず巻部間に形成された密閉空間を中心に向つ
て移動させながら容積の減縮を生じさせて一方向
性連続圧縮作用を行なわせるようにした容積式流
体圧縮装置において、前記ハウジングに対し前記
可動スクロール部材の板体背面と対応して固定リ
ングを回動不能に嵌合配置し、この固定リング及
び前記板体の対向面に対し少なくとも１本以上の
ガイド溝を互に交差するように設けるとともに、
前記交差点にはガイド溝の交差角を一定角度に保
持するための自転防止用のスライド部材を嵌合し
たことを特徴とする容積式流体圧縮装置における
可動スクロール部材の自転防止機構。 ２ 可動スクロール部材の板体には１本のガイド
溝が設けられ、一方固定リングには前記ガイド溝
と直交する２本のガイド溝が互に平行に設けら
れ、各ガイド溝の２つの交差点には自転防止用の
ボールがそれぞれ嵌合されており、両ボールはリ
テーナによつて一定間隔に保持されている特許請
求の範囲第１項記載の容積式圧縮装置における可
動スクロール部材の自転防止機構。 ３ 可動スクロール部材の板体及び固定リングの
対向面にはそれぞれ複数本のガイド溝が互に直交
するように設けられ、４つ以上の各交差点には可
動スクロール部材の公転中心を取り巻く環状のリ
テーナによつて保持されたボールがそれぞれ嵌合
されている特許請求の範囲第１項記載の容積式圧
縮装置における可動スクロール部材の自転防止機
構。 ４ 可動スクロール部材の板体及び固定リングの
対向面には、少なくとも１本の断面ほぼ四角形状
をなすガイド溝が交差するように設けられ、各交
差点には四角形状又は菱形状のスライド部材がそ
れぞれ嵌入されている特許請求の範囲第１項記載
の容積式圧縮装置における可動スクロール部材の
自転防止機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5149281A JPS57165686A (en) | 1981-04-06 | 1981-04-06 | Self rotation preventive mechanism of movable scroll member in capacity type fluid compressor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5149281A JPS57165686A (en) | 1981-04-06 | 1981-04-06 | Self rotation preventive mechanism of movable scroll member in capacity type fluid compressor |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57165686A JPS57165686A (en) | 1982-10-12 |
| JPS6331675B2 true JPS6331675B2 (ja) | 1988-06-24 |
Family
ID=12888460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5149281A Granted JPS57165686A (en) | 1981-04-06 | 1981-04-06 | Self rotation preventive mechanism of movable scroll member in capacity type fluid compressor |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57165686A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58101284A (ja) * | 1981-12-10 | 1983-06-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スクロ−ル型流体機械 |
| JPS5935601U (ja) * | 1982-08-31 | 1984-03-06 | 三菱重工業株式会社 | 回転式流体機械 |
| JP4912788B2 (ja) * | 2006-08-17 | 2012-04-11 | 株式会社タダノ | フライジブ付きラフィングジブ装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49105057A (ja) * | 1973-02-07 | 1974-10-04 | ||
| JPS55155916A (en) * | 1979-04-23 | 1980-12-04 | Little Inc A | Thrust bearing*joint component and scroll type machine |
-
1981
- 1981-04-06 JP JP5149281A patent/JPS57165686A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49105057A (ja) * | 1973-02-07 | 1974-10-04 | ||
| JPS55155916A (en) * | 1979-04-23 | 1980-12-04 | Little Inc A | Thrust bearing*joint component and scroll type machine |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57165686A (en) | 1982-10-12 |
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