JPS63315369A - 防護無線方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、保守員が発見した危険を走行中の移動体に
通知するための防護無線方式に関するものである。

［従来の技術］ 第３図は従来の防護無線方式を示す説明図であり、図に
おいて、（１）はパトロール中の保守員が携行する携帯
局、（２）はその送信器、（３）はその空中線、（４）
は軌道等の路線上を走行している新幹線等の移動体、（
５）はこの移動体（４）に搭載された移動体受信器、（
６）はその空中線である。

次に動作について説明する。保守員はパトロール中に軌
道の異常等の危険を発見した場合、携行している携帯局
（１）の送信器（２）を起動して空中線（３）より無線
電波Ｆ１による危険信号を送信する。この無線電波Ｆ、
による危険信号は、付近の軌道上を走行中の移動体（４
）の空中線（６）に達してそれより人力され、移動体受
信器（５）へ導かれて防護信号として受信される。新幹
線等の移動体（４）ではこの防護信号を受信することに
よって車両停止等の防護動作が実施される。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来の防護無線方式は以上のように構成されているので
、携帯局（１）には防護動作が確実に実施されたか否か
を確認する手段がなく、危険信号を発信した保守者は防
護動作が確実に実施されているか否か不安であり、また
、異動体受信器（５）では防護信号を携帯局（１）から
受信するだけであるため、受信した防護信号が正規の防
護信号なのか雑音による誤動作なのかの区別がっけにく
く、その確認のために多くの時間を必要とし、損失時間
が長くなるなどの問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、危険信号を発信した保守者も防護動作が実施
されたか否かの確認ができ、中央指令所でら防護信号の
確認を行うことによって、移動体における防護信号の真
否の判定時間を短縮した防護無線方式を得ることを目的
とする。

［問題点を解決するための手段］ この発明に係る防護無線方式は、危険を発見した保守員
の操作で危険信号を送信し、返送さ熟る防護確認信号の
受信を行う携帯局と、移動体に搭載されて防護信号の受
信を行う移動体受信器と、移動体の路線沿いに適宜間隔
で固定配置され、携帯局からの危険信号を受信し、その
危険信号に応動して移動体受信器への防護信号と携帯局
への防護確認信号を送信する基地局と、基地局からの防
護信号を中央指令所にも伝達する伝送手段とを備えたも
のである。

［作用コ この発明における基地局は、危険を発見した保守員の操
作によって携帯局より送信される危険信号を受信すると
、移動体受信器に対して防護信号を送信するとともに、
携帯局へ防護確認信号を返送し、さらに中央指令所にも
前記防護信号を伝達するものであり、移動体では中央指
令所との連絡等によって、移動体受信器にて受信した防
護信号の真否が速やかに識別され、保守員は防護確認信
号の返送を受けて防護動作が確実に実施されたことを確
認する。

［実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図において、（１）〜（６）は第３図に同一符号を付し
た従来のそれらと同等の携帯局、送信器、空中線、移動
体、移動体受信器、及び空中線で、（７）は防護信号を
防護確認信号として受信する受信器であり、携帯局（１
）はこの受信器（７）を備えている点で従来のそれとは
異なっている。また、（８）は新幹線等の移動体（４）
の軌道等の路線沿いに、適宜間隔で固定配置された基地
局、（９）はその受信器、（１０）はその送信器、（１
１）はその空中線であり、（１２）は各基地局（８）を
図示を省略した中央指令所へ接続している、伝送手段と
しての連絡線路である。

次に動作について説明する。保守員はパトロール中に軌
道の異常等の危険を発見すると、従来の場合と同様に、
携行している携帯局（１）の送信器（２）を起動して空
中線（３）より無線電波Ｆ、による危険信号を送信する
。この無線電波Ｆ、による危険信号は、最寄りの基地局
（８）の空中線（１１）に達し、それより入力されてそ
゛の受信器（９）にて受信される。基地局（８）はその
危険信号を受信すると、それに応動して無線電波ｆｔに
よる防護信号を送信する。この防護信号は軌道上を走行
中の移動体（４）の空中線（６）に達してそれより入力
され、移動体受信器（５）にて受信される。基地局（８
）はそれと同時に防護信号を連絡線路（１２）にも送出
する。この防護信号にはそれを送信した基地局（８）を
識別するだめの情報も含まれており、連絡線路（１２）
内を伝送されて中央指令所に伝達される。移動体（４）
では前記基地局（８）からの防護信号を受信すると、中
央指令所と連絡等をとって車両停止等の防護動作を実施
する。ここで中央指令所には前述のように連絡線路（１
２）を介して防護信号が伝達されており、従って、この
中央指令所との連絡等によって、より確実で安全な防護
動作の実施が可能となる。

また、基地局（８）から送信された無線電波ｆｔによる
防護信号は携帯局（１）の空中線（３）にも達し、それ
より入力されてその受信器（７）にて防護確認信号とし
て受信される。携帯局（１）はこの防護確認信号を受信
すると、その旨を保守員に知らせ、保守員はこれによっ
て防護動作が確実に実施されたことを確認する。

なお、上記実施例では移動体受信器として専用の受信器
を用いたものを示したが、移動体（４）としての新幹線
等がその内部に既に備でいるＡＴＣ装置、あるいはＣＴ
Ｃ装置等の信号受信器を利用してもよい。第２図はＡＴ
Ｃ装置の信号受信器を利用した場合の実施例を示す説明
図であり、図において、（１３）は移動体（４）内のＡ
ＴＣ信号受信器、（１４）は基地局（８）内に設けられ
、危険信号に応動して防護信号としてのＡＴＣ信号を発
生するＡＴＣ制御器、（１５）はＡＴＣ制御器（１４）
からのＡＴＣ信号を伝送・放射するＡＴＣ線路、（１６
）はＡＴＣ線路（１５）から放射されるＡＴＣ信号を受
けてＡＴＣ受信Ｗ（１３）に入力する空中線であり、他
は第１図に示す実施例のそれらと同等のものである。

携帯局（１）から送信された無線電波Ｆ＋による危険信
号を受信した基地局（８）は、ΔＴＣ制御器（１４）を
作動させてＡＴＣ線路（１６）へＡＴＣ信号を供給し、
同時に、連絡線路（１２）を介して中央司令所宛に当該
基地局（８）の識別情報を含んだ防護信号を送信する。

ＡＴＣ線路（１５）から放射されたＡＴＣ信号は空中線
（１６）で受けられてＡＴＣ信号受信器（１３）へ人力
され、このΔＴＣ信号に従って移動体（４）は停車する
。一方、基地局（８）は送信器（１０）より防護確認信
号を無線電波ｆ、によって送信し、携帯局（１）は受信
器（７）にてこの防護確認信号を受信すると、その旨を
保守員に知らせ、保守員はこれによって防護動作が確実
に実施されたことを確認する。

ＣＴＣ装置の信号受信器を利用する場合も全く同様であ
る。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば危険を発見した保守員
の操作によって携帯局より送信される危険信号を受信し
た基地局が、移動体受信器に対して防護信号を送信して
、携帯局へ防護確認信号を返送するとともに、中央指令
所にも前記防護信号を伝達し、移動体では中央指令所と
連絡等を行って受信した防護信号に応じた防護動作を行
うように構成したので、受信した防護信号が正規の防護
信号なのか雑音による誤動作なのかの区別を速やかにつ
けることができ、その確認のために費やされる損失時間
を短縮することができ、さらに、防護確認信号の受信に
よって、防護動作が確実に実施されたことを保守員が確
認することができるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による防護無線方式を示す
説明図、第２図はこの発明の他の実施例を示す説明図、
第３図は従来の防護無線方式を示す説明図である。 （１）は携帯局、（４）は移動体、（５）は移動体受信
器、（８）は基地局、（１２）は連絡線路（伝送手段）
、（１３）はＡＴＣ信号受信器（移動体受信器）。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 （外２名）

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）保守員に携行され、危険を発見した前記保守員の
   操作にて危険信号を送信するとともに、返送されてくる
   防護確認信号を受信する携帯局と、路線を走行する移動
   体に搭載され、防護信号を受信する移動体受信器と、前
   記移動体の路線に沿って適宜間隔で固定配置され、前記
   携帯局からの前記危険信号を受信するとともに、受信し
   た前記危険信号に応動して、前記移動体受信器への防護
   信号及び前記携帯局への防護確認信号を送信する基地局
   と、前記基地局と中央指令所とを接続して前記防護信号
   を前記中央指令所にも伝達する伝送手段とを備えた防護
   無線方式。
2. （２）前記基地局が送信する、移動体局への防護信号と
   携帯局への防護確認信号とが同一の信号であることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の防護無線方式。
3. （３）前記異動体受信器をＡＴＣ信号受信器あるいはＣ
   ＴＣ信号受信器で兼用し、前記基地局が送信する防護信
   号がＡＴＣ信号あるいはＣＴＣ信号であることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の防護無線方式。