JPS63314542A - 情報カ−ド用写真フィルム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は感光シートに写し込まれた像を現像液層を介
して受像シートに転写することにより、退影した画像を
瞬時に再現するピールアパートタイプのフィルムに関し
、特に情報記録層を有する情報カードの作成に適した情
報カード用写真フィルムに関するものである。

〔従来の技術〕

近年、情報処理技爾の急速な発達に伴って、各種情報の
記録および読み出しを可能とした情報カードの利用が各
種分野において普及されている。

例えば、公衆電話機あるいは乗車券販売機においては、
テレホンカードあるいはオレンジカードと称される情報
カードを使用することにより、通話あるいは乗車券の購
入が、この情報カードに記録されている残度数あるいは
残料金分に渡って行えるようになっている。

ここで、上記情報カードは、その表面に人物。

景色等の所望パターンが印刷されており、またその裏面
部分には情報記録層が印刷されている。そして、この情
報記録層には、例えばテレホンカードの場合には認定さ
れた真のカードであることを示す識別コード、残度数値
等の情報が高度に暗号変調されて磁気的に記録されてい
る。

そして、上記構成によるテレホンカードをカード公衆電
話機に挿入すると、カード公衆電話機はこの挿入カード
の情報記録層に記録されている情報を先ず読み出す、そ
して、真のテレホンカードであって、かつ残度数が存在
する場合のみ、係る残置数分の通話を許容する通話制御
が実行されるようになっている。

ここで、上記情報カードとしての例えばテレホンカード
をオリジナルなものとして多数枚作成するに際しては、
日本電信電話株式会社から発売される表面が無地で、か
つ裏面に設けられている情報記録層に、識別コード、残
度数値等の必要情報が予め磁気記録されているテレホン
カードを購入し、その表面に必要とするパターンを印刷
することによって作成している。

また、他の方法としては、薄い写真フィルムに焼き付け
られた写真をテレホンカードの表面に張り付ける等の方
法が用いられている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の情報カードは以上のように構成されているので、
印刷する場合には服代が高くなることから、多量の情報
カードを作成する場合にしか適用することが出来ないと
共に、製品の仕上がりまでに可なりの日数が必要になる
。また、後者の薄い写真フィルムに焼き付けられた写真
をテレホンカードの表面に張り付ける構成のものは、版
を必要としないことから、比較的安価にかつ容易に作成
することが出来、これに伴って少量の情報カードを作成
する場合に適してはいるが、この場合においても薄い写
真フィルムへの写真焼き付けおよびその張り付は作業は
特殊なものであることから、専門業者に依頼しなければ
ならず、個人的にオリジナルカードを容易にかつ瞬時に
作成することが出来るものでは無かった。

この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたものであって、表面に所望の画像を写し込んだ情報
カードが容易にかつ瞬時に得られる情報カード用写真フ
ィルムを提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明による情報カード用写真フィルムは、感光シー
トに写し込まれた像を現像液層を介して受像シートに転
写することにより、撮影した画像を瞬時に再現するピー
ルアパートタイプのフィルムに於いて、前記受像シート
の像転写面とは反対側の裏面に、予め情報記録層を設け
ると共に、この受像シートの形状を必要とする情報カー
ドの形状に設定したものである。

〔作用〕

この発明における情報カード用写真フィルムは、ピール
アパートタイプのインスタント写真フィルムにおける受
像シートの裏面に予め情報記録層を設けると共に、受像
シートの形状を必要とする情報カードの形状に設定した
ものであることから、例えばテレホンカードの場合には
、日本電信電話株式会社との提携において、前記情報記
録層に予め情報を記録してお（ことにより、この情報カ
ード用写真フィルムを通常のインスタントカメラに装填
して撮影するのみで、所望のオリジナルパターンが描か
れたオリジナルテレホンカードが瞬時にかつ容易に作成
されることになる。

〔発明の実施例〕

以下、この発明による情報カード用写真フィルムを図を
用いて説明する。第１図はこの発明による情報カード用
写真フィルムの一実施例を示す分解斜視図であって、特
に情報カードとしてのテレホンカードの作成に適用した
ものである。同図において、１，２はピールアパートタ
イプのインスタント写真フィルムを構成する感光部と受
像部である。そして、感光部１は略テレホンカードの規
格形状をカバースルことが出来る長方形状をなした樹脂
写真フィルムの表面に、感光材料等が塗布されて形成さ
れた感光層を有する感光シーｔ−１ａを有している。そ
して、この感光シート１ａに於ける長手方向の両端部分
には、逼影後の写真フィルムをインスタントカメラに装
着されている写真フィルムマガジンから引き出す為のメ
イン引出シート１ｂと、後述する現像液の残り分を収容
する部分を構成する舌片１ｃがそれぞれ張り付けられて
その全体形状が帯状となっている。ここで、上記メイン
引出シート１ｂは、その先端部分が縮小幅形状とされて
、該部分を摘んでの引き出し操作の安定化を図っている
。また、このメイン引出シートｉｂ上における感光シー
トｌａから多少離れた部分には、現像液が収容された現
像液袋１ｄが固定されている。なお、現像液袋１ｄは、
規定以上の外圧が加わると、感光シートｌａに面した側
のシール部分が解かれて、内部に収容されている現像液
が流れ出るようになっている。１ｅは現像液案内シート
であって、感光シートｌａと現像液袋１ｄとの間に、そ
の一部が現像液袋１ｄの現像液出口部分に重なる様に配
置され、その長手方向の両側部分のみがメイン引出シー
ト１ｂにシールされている。

次に、前記受像部２は、感光部１の形状に略一致する形
状を有するサブ引出シート２ａを有しており、その先端
部分は前記感光部１におけるメイン引出シートｌｂ上の
糊付は部分Ｉｆに張り付けられて一体となっている。そ
して、このサブ引出シート２ａにおける感光シート１ａ
と対向する部分には、第２図に示す様に、規格化されて
いるテレホンカードの形状よりも−回り小さい形状の孔
２ｂが形成されて、その周辺部分に枠２ｃが設けられて
いる。また、この様に形成されたサブ引出シート２ａの
上には、規格化されているテレホンカードの形状に一致
する受像シート２ｃが、その表面を感光シートｌａに対
向させた状態で重ねられ、その周辺部分がサブ引出シー
ト２ａにおける枠２ｅ部分に比較的弱く張り付けられて
いる。ここで、受像シート２ｃは、第３図にその断面図
を示すように、テレホンカードが要求する形状、厚み及
び剛性を有する例えば合成樹脂製の基板２ｅの表面に、
受像用の各種物質が塗布されて形成された受像層２ｆを
有している。また、この基板２ｅの裏面部分には、テレ
ホンカードにおいて規格化されている位置に、情報記録
層としての磁気記録Ｊｉ２ｇが印刷等によって形成され
ている。そして、この磁気記録層２ｇを含む基板２ｅの
裏面全域には、保護層２ｈが設けられて、磁気記録層２
ｇが損傷を受けるのを防止している。

なお、磁気記録層２ｇには、日本電信電話株式会社等と
の提携において、出荷時までに識別コード、残度数値等
の必要情報が予め磁気記録されているものとする。

このように構成されたピールアパートタイプの情報カー
ド用写真フィルムは、先ず写真フィルムマガジンに装填
した後、一般に周知のインスタントカメラに装着する。

そして、先ず撮影開始の為に遮光用のシートを引き抜く
と、感光シート１ａにおける感光層塗布面がシャッター
に直接対向することになる。

ここで、目的とする被写体にインスタントカメラを向け
て撮影を行うと、感光シー）１ａの表面に設けられてい
る感光層が被写体像を光学的に取り込むことになる。次
に、写真フィルムマガジンからその先端部分が突出して
いるメイン引出シートｌｂを摘んで、矢印による指示方
向に引き抜くと、先ず第４図に示すように感光部１にお
ける感光シート１ａの感光層形成面と、受像部２におけ
る受像シート２ｄの受像層形成面が接する様に重ねられ
る。次に、インスタントカメラの写真フィルム引き出し
口に設けられている２個のローラ３ａ、３ｂ間を通過す
る時点において、現像液袋１ｄがつぶされることから、
内部の現像液が感光シー　トｌ　ａ側に押し出されるこ
とになる。そして、この部分には、現像液案内シートｌ
ｅが設けられていることから、現像液袋１ｄから押し出
された現像液は、写真フィルムが更に引き出されること
により、現像液案内シートｌｅとメイン引出シートｌｂ
間を介して、感光シー）１ａと受像シート２ｄ間に送り
込まれる。写真フィルムが更に引き出されると、ローラ
３ａ、３ｂによって現像液が感光シートｌａと受像シー
１−２ｄ間の全域に延ばされ、余った分が舌片ＩＣとサ
ブ引出シーｆ−２ａの末端部分との間に収容された状態
で、全体が外部に取り出されることになる。

この様にして、情報カード用写真フィルムの取り出しが
完了したならば、指定された現像時間の経過後に、受像
シート２ｄをサブ引出シー）２ａから引き離す。すると
、感光シート１ａの感光層に写し込まれた被写体像が、
受像シート２ｄの受像層２ｆに転写されたものが得られ
ることになる。

ここで、受像シート２ｄは、その形状が規格化されたテ
レホンカードの形状に一致されていると共に、その裏面
に設けられている磁気記録１２ｇには、前述したように
識別コード、残度数値等のテレホンカードとして必要な
情報が予め磁気記録されていることから、撮影の完了と
同時に、即オリジナルなテレホンカードとしての使用が
可能になる。

ここで、作成されたテレホンカードの表面には、撮影さ
れた被写体像のみが写し込まれることになるが、サブ引
出シート２ａにおける枠２ａ部分は、転写が阻止されて
白枠となることから、この部分に第５図に示す様に、使
用案内、使用度数および宣伝文等を定形印刷することも
可能である。また、テレホンカードにおいて規格化され
ている四角部分の丸め、および挿入方向を検出するため
の切り欠き４等は、受像シー）２ｄの製造時に加工すれ
ば良い。

なお、上記実施例においては、テレホンカードに適用し
た場合についてのみ説明したが、この発明はこれに限定
されるものでは無く、情報の記録および読み出しを行う
カード全てに適用することが可能である。そして、この
情報カード用写真フィルムの使用に際しては、情報記録
層に必ずしも先に情報を記録しておく必要は無く、身分
証明書。

運転免許書１診療カード等においては、各人の上半身等
の撮影を完了した受像シートに対して、各種必要事項の
記録、訂正、記録補充等を行えば良いことになる。そし
て、この情報カード用写真フィルムの利用分野によって
は、テレホンカードと同様な情報記録方法では、記録情
報の容量が不足することになるが、この場合には例えば
第６図に示す様に、情報記録層２ｇを併設することによ
り記録トラックを多数設けたり、或いは第７図に示すよ
うに、基板２の表面に光記録層５を設け、この光記録層
５に対してレーザービーム６を使用して、情報の高密度
記録および読み取りを行うことにより、その記録情報量
は飛躍的に増大させることも容易である。

〔発明の効果〕

以上説明した様に、この発明による情報カード用写真フ
ィルムは、感光シートに写し込まれた像を現像液層を介
して受像シートに転写することにより、撮影した画像を
瞬時に再現するピールアパートタイプのフィルムに於い
て、前記受像シートの像転写面とは反対側の裏面に、予
め情報記録層を設けると共に、この受像シートの形状を
必要とする情報カードの形状に設定したものである。従
って、利用者はインスタントカメラを使用して、目的と
する被写体を写し込むのみで、表面に所望の画像が描か
れたオリジナルな情報カードが瞬時に且つ容易に作成す
ることが可能になる。また、この情報カード用写真フィ
ルムは、一般に使用されているピールアパートタイプの
フィルムに於ける受像シートの不使用部分に情報記録層
を設けるのみで良い事から、オリジナルな情報カードが
安価に得られる等の種々優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による情報カード用写真フィルムの一
実施例を示す分解斜視図、第２図は第１図に示す受像部
の分解斜視図、第３図は第１図に示す受像シートの断面
図、第４図は現像工程を説明するための側面図、第５図
は作成されたテレホンカードの平面図、第６図および第
７図は他の実施例を示す裏面図および断面図である。 ｌは感光部、１ａは感光シート、２は受像部、２ｄは受
像シート、２ｇは磁気記録層（情報記録層）。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）感光シートに写し込まれた像を現像液層を介して
   受像シートに転写することにより、撮影した画像を瞬時
   に再現するピールアパートタイプのフィルムに於いて、
   前記受像シートを目的とする情報カードの形状に設定す
   ると共に、その像転写面とは反対側の裏面側に各種情報
   の記録・読み出しを可能とする情報記録層を設けたこと
   を特徴とする情報カード用写真フィルム。
2. （２）情報記録層には、予め情報が書き込まれているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の情報カード
   用写真フィルム。
3. （３）情報記録層は、撮影終了後に必要情報が書き込ま
   れることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の情報
   カード用写真フィルム。
4. （４）情報記録層には、テレホンカードとして必要な情
   報が予め書き込まれていることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の情報カード用写真フィルム。