JPS63314008A - 自動キヤリアバランス回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、平衡変調器におけるキャリアバランスを自
動制御によって最適に調整する自動キャリアバランス回
路に関するものである。

〔従来の技術〕

平衡変調器は、例えば映像信号処理において、Ｒ−Ｙ、
Ｂ−Ｙの色差信号を３．５８　ＭＨｚ　（ＮＴＳＣ方式
）の色信号に変調する時に用いられている。この種の従
来装置として、第３図及び第４図に示すものがある。

第３図に示す装置は、変調器入力のＤＣバイアスをＩＣ
内部で設定している例であり、差動対を構成するトラン
ジスタＴ１〜Ｔ６．定電流源■１及びＩ２．抵抗Ｒ１〜
Ｒ３，及び基準電圧源Ｖａから構成されている。また、
図中、１１．１２は搬送波入力端子、２０は変調信号の
入力端子、３０は変調波出力端子である。

このような装置では、第３図に示すような互いに逆相の
搬送波を、第５図（ａ）に示すような変調信号により変
調し、これにより得られる変調波の差をとることにより
、同図（′ｂ）に示すような搬送波の抑圧された変調波
が出力端子３０より出力される。

なお、第５図（ａ）に示す変調入力は、無信号ＤＣレベ
ルが基準電圧Ｖａとなるよう直流再生処理されている。

また第４図に示す装では、変調入力のＤＣバイアスを集
積回路外より印加している例であり、ＤＣバイアスが外
付けの回路４０で作成されていることを除いて上記第３
図の装置と同様の構成である。各部の信号波形は第５図
に示すものと同様であるが、この第４図に示す装置に入
力される変調入力は、無信号ＤＣレベルが一定電位にな
るように直流再生処理されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の平衡変調器は上記のように構成されているが、第
３図に示す装置では、ｒｃ内部でＤＣバイアスが設定さ
れているので外部電極が不要であり、集積回路のピン数
が減少するという利点はあるものの、抵抗又はトランジ
スタの整合性がとれていない状態では、変調入力が無信
号時において搬送波出力漏れ（以下、キャリアリークと
記す）が増加してしまう。またキャリアリークを抑える
ために調整することも不可能である。一方、第４図に示
す装置では、第３図に示す装置のような不整合性は外部
からのＤＣバイアス電位の調整によってカバーし得るが
、調整の手間や調整後のずれがある等の欠点があった。

この発明は、上記従来の欠点を除去するためになされた
もので、キャリアリークを最小に抑えることのできる自
動キャリアバランス回路を得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る自動キャリアバランス回路は、平衡変調
器の出力を該平衡変調器に入力される搬送波と同一の搬
送波で同期検波する同期検波回路と、この同期検波回路
の出力を変調信号が無信号時のみ増幅する誤差増幅器と
、この誤差増幅器の出力をサンプルホールドするサンプ
ルホールド回路とを設け、上記誤差増幅器の出力により
上記平衡変調器に直流負帰還をかけるようにしたもので
ある。

〔作用〕

この発明においては、変調入力が無信号時の平衡変調器
出力を同期検波し、この同期検波出力を誤差増幅器によ
り増幅し、この誤差増幅器出力を上記平衡変調器に負帰
還をかけて該平衡変調器の変調入力のＤＣバイアス側の
電位を設定し、これによりキャリアリークを最小に抑え
る。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図について説明する。

ここで、本実施例では映像信号処理において色差信号を
色信号に変調する場合について説明する。

第１図において、１は色差信号を色信号に変調する平衡
変調器、２は平衡変調器１の出力をこの平衡変調器１に
入力される搬送波と同一の搬送波で同期検波する掛は算
器（同期検波回路）、３は掛は算器２の出力を増幅する
誤差増幅器である。また、４はスイッチ、５は定電流源
、６はＤＣ帰還用コンデンサ（サンプルホールド回路）
であり、上記スイッチ４は例えば複合同期信号等の色差
信号の無信号時を検出し得るパルスによりオン、オフ制
御される。これにより上記誤差増幅器３は、色差信号が
無信号時にのみ動作し、その他のスイッチ４がオフして
いる期間は、出力は高インピーダンスになり、外部電極
に接続されたＤＣ帰還用コンデンサ６の電荷を保持でき
るものとする。

次に動作について説明する。前述のように、抵抗又はト
ランジスタの整合性がとれていない場合、キャリアリー
クが生ずるが、これはＤＣバイアスを適宜調整すること
により抑えることができる。

ここで、第２図に示すように、平衡変調器１は変調入力
（色差信号）が無信号の時にキャリアリーク出力が「０
」となるＤＣバイアス点は一点しかなく、その点から上
下にずれていくと、逆極性でキャリアリーク量が増加す
る。従って、単純にキャリアリークの振幅のみを検波し
て負帰還をかけてもキャリアリークを抑えることは不可
能である。

そこで本実施例では、キャリアリークの極性及び振幅を
検波し、この検波結果を増幅して負帰還をかけるように
している。即ち、掛は算器２でキャリアリークの極性及
び振幅を検波する。そのとき、例えばＤＣバイアス点が
理想的な電位（キャリアリーク「０」）より、′″Ｈ″
にあると、平衡変調器出力は王権性キャリアリークを出
力するとする。このとき、掛は算器２の同期検波出力が
“Ｌ″になるようにしておく。この出力を誤差増幅器３
で増幅して帰還をかけると、ＤＣバイアス電位は下がり
、理想的な電位に近づこうとする。ＤＣバイアス電位が
“Ｌ”にあるときは、この逆の動作をする。

なお、上記の動作は変調入力の無信号時のみに行われ、
その他の期間は負帰還動作時の値をＤＣ帰還用コンデン
サ６でホールドし、これを平衡変調器１のＤＣバイアス
とする。

このように本実施例では、理想的には同期検波器の出力
が「０」になるように負帰還がかかり、キャリアリーク
を抑えることが可能となる。

なお、上記実施例では各機能ブロックのやりとりを両極
性で接続しているが、それぞれＤＣバイアスを構成して
片側出力接続でもよい。

また、上記実施例では映像信号を例としたが、平衡変調
器を使用して変調動作を行わせる場合、その変調入力信
号に無信号時が定期的に存在し、それを検出できる場合
であれば、本発明を適用することが可能である。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、変調入力が無信号時
の平衡変調器出力を同期検波し、この同期検波出力を増
幅して上記平衡変調器に負帰還をかけて該平衡変調器の
変調入力のＤＣバイアス側の電位を設定するようにした
ので、半導体集積回路において、種々の素子の不整合性
等によるキャリアリークを、調整の手間なしに、最小に
抑えることが可能となる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による自動キャリアバランス
回路の構成図、第２図はその動作を説明ｌ・・・平衡変
調器、２・・・掛は算器、３・・・誤差増幅器、６・・
・ＤＣ帰還用コンデンサ。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 第２図 ズーＯ−オ Ｚ叔ｌ勿Ｉ暦 第３図 第４図 第５図 手侵εネ甫正で）　岨発） ■、事件の表示 特願昭６２−１５０５８１号 ２、発明の名称 自動キャリアバランス回路 ３、補正をする者 事件との関係　　　特許出願人 住　所　　東京都千代田区丸の内二丁目２番３号名称　
（６０１）三菱電機株式会社 代表者　志岐守哉 ４、代理人　　郵便番号　５３２ 住　所　　大阪市淀用区宮原４丁目１番４５号５、補正
の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄、及び図面（第４図） ６、補正の内容 （１）　　明細書第２頁第１６〜１７行の「これにより
得られる変調波の差をとることにより、」を林力する。 （２）第４図を別紙の通り訂正する。 以　　　上 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）変調信号と搬送波信号とが入力される平衡変調器
   の出力を、該平衡変調器に入力される搬送波信号と同一
   の搬送波信号により同期検波して、上記平衡変調器の出
   力に含まれる搬送波出力漏れの極性及び振幅を検出する
   同期検波回路と、該同期検波回路の出力を上記変調信号
   が無信号時のみ増幅して上記平衡変調器に直流負帰還を
   かける誤差増幅器と、 該誤差増幅器の出力をサンプルホールドするサンプルホ
   ールド回路とを備えたことを特徴とする自動キャリアバ
   ランス回路。