JPS63310709A - 蒸発による硫酸の濃縮方法 - Google Patents

蒸発による硫酸の濃縮方法

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JPS63310709A
JPS63310709A JP63130478A JP13047888A JPS63310709A JP S63310709 A JPS63310709 A JP S63310709A JP 63130478 A JP63130478 A JP 63130478A JP 13047888 A JP13047888 A JP 13047888A JP S63310709 A JPS63310709 A JP S63310709A
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sulfuric acid
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    • C01B17/69Sulfur trioxide; Sulfuric acid
    • C01B17/90Separation; Purification
    • C01B17/901Recovery from spent acids containing metallic ions, e.g. hydrolysis acids, pickling acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
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    • C01B17/69Sulfur trioxide; Sulfuric acid
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属硫酸塩を含有する60ないし75%硫酸の
蒸発による濃縮方法に関するものである。
U S 3,280.156は金属硫酸塩を含有する硫
酸、いわゆる“廃酸”の、浸漬ヒーター蒸発器中での濃
縮、60ないし75%硫酸よりの固体金属硫酸塩の分離
、およびこの硫酸の分縮器(dephlegmator
)付き銑鉄ボイラー中での300ないし330°0にお
ける93.5ないし95%のH2SO4含有量への再度
の濃縮による処理方法を記述している。
金属硫酸塩の分離後に、この高度に濃縮された硫酸をチ
タニウム原材料の温浸(digestion)に用いて
いる。この方法の欠点は、特殊なプラントの極めて高額
の経費以外に、その高度のエネルギー消費と高額の修繕
費用にもある。
E P −A 133505によれば、廃酸を、数段階
での真空蒸発により、金属硫酸塩の62ないし70%硫
酸中けん濁液が形成される程度にまで濃縮する。この酸
はそのまま、または蒸発により 75ないし85%のH
,So、含有量にまでさらに濃縮したのちにチタニウム
原材料の温浸に用いる。この方法の欠点は1.温浸反応
に必要な濃度を得るために回収酸と混合す、る発煙硫酸
を必要とすることである。
本発明の目標は、上記の方法の欠点を持たない方法を提
供することにある。
本発明によればこの目標は、廃酸を蒸発させて結晶化お
よび固体金属硫酸塩の分離後になお溶存金属硫酸塩を含
有する60ないし75%の硫酸が得られるような程度に
まで濃縮することにより達成される。本発明によれば、
蒸発により濃縮すべき硫酸は実質的に鉄(III)イオ
ンを含有しないものでなければならない。ついで、この
硫酸を真空中、150ないし220°Cでの蒸発により
 85ないし96%H,SO,(塩を含有しない酸を基
準にして)にまで濃縮する。したがって本発明はまた、
金属硫酸塩を含有する、0.01重量%未満の、好まし
くは0 、005重量%未満の鉄(Ill)イオン含有
量である60ないし75%硫酸を真空中、150ないし
 220℃の温度での蒸発により 85ないし96%H
x S O4の濃度にまで濃縮することを特徴とする、
金属硫酸塩を含有する60ないし75%の硫酸の蒸発に
よる濃縮方法に関するものでもある。この方法で得られ
る硫酸は単独で、または塩類非含有濃硫酸とともに、原
材料の温浸に使用し得る。
本発明記載の方法の好ましい具体例の一つにおいて、金
属硫酸塩を含有する硫酸の蒸発による濃縮はタンタルの
熱交換器を備えた水平蒸発器または強制循環蒸発器中で
実施する。本発明記載の蒸発をエナメル被覆熱移動面を
備えた強制循環蒸発器中で実施するのも同等に有利であ
る。この種の蒸発器系の一つは E P−B 2218
1に記載されている。
金属硫酸塩を含有する硫酸を比較的高濃度に濃縮する企
画はこれまでにも数多くなされてきた。
しかし一般には、熱交換面に通常は皮殻が形成され、こ
れが蒸発効率を損なうか、または熱交換器を清浄にする
ために工程を中断する必要が生ずることを意味していた
驚くべきことには、本発明記載の方法においてはこの種
の金属硫酸塩の堆積物が熱交換面に形成されないことが
ここに見いだされた。濃縮すべき硫酸中の鉄(III)
イオンの含有量が低いことが、このことの部分的な理由
である。鉄CII+)イオンの低い含有量に対する要求
は特に、金属硫酸塩を含有する硫酸を蒸発させて92%
H,SO,以上の濃度に濃縮する場合に基本的なものに
なる。
この場合には、60ないし75%の硫酸の鉄(Ill)
含有量は50 ppm以下でなければならない。この目
的には、蒸発により濃縮すべき硫酸に還元剤を添加する
。本発明記載の方法の特に有利な具体例の一つにおいて
は、これは、還元剤としてのナトリウムホルムアルデヒ
ドスルホキシレートの添加により行われるが、金属鉄の
添加により、または電気化学的還元により必要な低鉄(
Ill)イオン含有量を達成することも可能である。
チタニウム原材料によっては、回収された62ないし・
70%の硫酸のクロミウムおよびバナジウムイオン含有
量が顔料製造工程に有害な効果を有することがあり得る
。この酸を蒸発により 75ないし85%H,SO,の
濃度に濃縮したのちには、金属硫酸塩は濾過が極めて困
難な微細に分割された形状で沈澱し、酸の品質はほとん
ど改良し得ない。しかし驚くべきことには、回収した硫
酸を本発明に従って蒸発により85ないし96%H,S
o、の濃度に濃縮したのちには、金属硫酸塩はより濾過
し易い形状で結晶化する。したがって、本発明記載の方
法の他の目標は金属硫酸塩、特に100℃以下の温度に
冷却する過程で結晶化する重金属硫酸塩を分離して、回
収した硫酸の品質を改良することにある。この金属硫酸
塩は公知の手法で、濾過または遠心により分離し得る。
固体金属硫酸塩および硫酸水素塩を分離した85−96
%硫酸のクロミウム含有量は60ないし75%の硫酸の
それよりも明らかに低く、回収酸が原材料の温浸に必要
な酸の大部分を占める場合においても顔料の品質が回収
硫酸により影響を受ける危険はない。
以下の実施例は本発明記載の方法を説明することを目的
としたものであって、本発明記載の方法を限定するもの
ではない。
比較例 蒸発による濃縮および固体金属硫酸塩の分離により廃酸
より回収した硫酸は以下の組成(重量%)を有していた
: H,so、64.2%; F e” 0.08% 
;  F e”  0.06  % ;  A l” 
9.3  % ; Mg”  0.4%; Cr3” 
0.02%; V ” 0.004%。
この酸を水平蒸発器(タンタル製多行路(multi−
pass)熱交換器を備えたエナメル[ename l
 led]鋼鉄製容器)中、40ミリバールでの、かつ
、185°Cの酸排出温度での蒸発により 9:2.6
 H□s O4(塩類非含有硫酸を基準にして)の濃度
に濃縮した。
1週間経過後には、他の操作条件を変更しなかったにも
拘わらず、硫酸濃度は90.3%に低下した。
内容物を取り出して蒸発器を洗浄したのちには92.6
%の濃度が再び得られた。
実施例 l 比較例におけるものと同一の組成を有する硫酸に、水平
蒸発器に導入する前に1リツトルあたり2gのナトリウ
ムホルムアルデヒドスルホキシレートを添加した。導入
した酸のFe3+含有量は0.004%であった。2週
間の操作期間が経過したのちにも蒸発効率には低下が観
測されなかった。
実施例 2 予備濃縮した硫酸(廃酸より回収したもの)を、熱担体
油(heat carrier oil)により蒸発熱
を供給するエナメル被覆二重壁管付きエナメル被覆鋼鉄
製強制循環蒸発器中、220°C/絶対圧60ミリバー
ルでの蒸発により、さらに濃縮した。
蒸発器より流出する濃硫酸を62°Cの温度に冷却し、
加圧濾過器で濾過した。E P−A 133505に従
って回収した硫酸と本発明に従ってさらに濃縮、濾過し
た硫酸との品質を、以下の表に比較しである。
硫酸の組成(重量%) 予備濃縮酸  濃縮酸 H2S O465,394,7 F eS O40,110,04 F ez(S O4)3      0.015   
 0.01Mg5 O42,00,19 A 12(S O4)3      1−5     
0.14TlO3O10,030,005 Mn5 O40,0370,002 V OS 0 、       0.003    0
.002Cr2C5O4)3      0.047 
   0.008本件明細書および特許請求の範囲が説
明により(限定ではなく)明らかになること、ならびに
種々の改良および変更が本発明の精神および範囲より逸
脱することなくなされ得ることが評価されるであろう。
本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。
1、金属硫酸塩を含有する60〜75%硫酸の蒸発によ
る濃縮法であって、 金属硫酸塩を含有する60〜75%硫酸を真空下150
〜220°Cの温度で85〜96%硫酸の濃度に濃縮し
、蒸発により濃縮さるべき該硫酸が0〜0.01重量%
の鉄(I[I)イオン含有量を有する濃縮法。
2、鉄(Ill)イオンの重量%が0ないし0.005
%であることを特徴とする上記の第1項記載の方法。
3、蒸発による濃縮をタンタル製熱交換器を有する水平
蒸発器中で実施することを特徴とする上記の第1項記載
の方法。
4、蒸発による濃縮をタンタル製熱交換器を有する強制
循環蒸発器中で実施することを特徴とする上記の第1項
記載の方法。
5、蒸発による濃縮をエナメル熱交換表面を有する強制
循環蒸発器中で実施することを特徴とする上記の第4項
記載の方法。
6、蒸発による濃縮前に蒸発に、より濃縮すべき硫酸に
還元剤を添加することを特徴とする上記の第1項記載の
方法。
7、還元剤がナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレ
ートであることを特徴とする上記の第6項記載の方法。
8、鉄(Ill)イオンを電気化学的に鉄(11)イオ
ンに還元することを特徴とする上記の第1項記載の方法
9、金属鉄を添加することにより鉄(III)イオンの
低含有量を達成することを特徴とする上記の第1項記載
の方法。
10、100°C以下の温度での固体金属硫酸塩の分離
により濃縮酸の品質を改良することを特徴とする上記の
第1項記載の方法。
特許出願人 バイエル・アクチェンゲゼルシャフト ロ〒]

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、金属硫酸塩を含有する60〜75%硫酸の蒸発によ
    る濃縮法であって、 金属硫酸塩を含有する60〜75%硫酸を真空下150
    〜220℃の温度で85〜96%硫酸の濃度に濃縮し、
    蒸発により濃縮さるべき該硫酸が0〜0.01重量%の
    鉄(III)イオン含有量を有する濃縮法。
JP63130478A 1987-06-04 1988-05-30 蒸発による硫酸の濃縮方法 Expired - Fee Related JP2659397B2 (ja)

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DE3718675.2 1987-06-04
DE19873718675 DE3718675A1 (de) 1987-06-04 1987-06-04 Verfahren zum eindampfen von schwefelsaeure

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DE3865096D1 (de) 1991-10-31
EP0293710B1 (de) 1991-09-25
CA1336126C (en) 1995-07-04
EP0293710A2 (de) 1988-12-07
EP0293710A3 (en) 1989-07-26
DE3718675A1 (de) 1988-12-15
JP2659397B2 (ja) 1997-09-30

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