JPS6331012B2 - - Google Patents

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JPS6331012B2
JPS6331012B2 JP57148776A JP14877682A JPS6331012B2 JP S6331012 B2 JPS6331012 B2 JP S6331012B2 JP 57148776 A JP57148776 A JP 57148776A JP 14877682 A JP14877682 A JP 14877682A JP S6331012 B2 JPS6331012 B2 JP S6331012B2
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JP
Japan
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joint
support
friction
brake
supported
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JP57148776A
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English (en)
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JPS5940036A (ja
Inventor
Toshio Yajima
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NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/524,847 priority patent/US4513846A/en
Priority to DE19833330753 priority patent/DE3330753A1/de
Publication of JPS5940036A publication Critical patent/JPS5940036A/ja
Publication of JPS6331012B2 publication Critical patent/JPS6331012B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F7/00Vibration-dampers; Shock-absorbers
    • F16F7/02Vibration-dampers; Shock-absorbers with relatively-rotatable friction surfaces that are pressed together
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/16Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with special provision allowing movement of the pipe
    • F16L3/20Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with special provision allowing movement of the pipe allowing movement in transverse direction
    • F16L3/202Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with special provision allowing movement of the pipe allowing movement in transverse direction the transverse movement being converted to a rotational movement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、化学プラントや原子力発電所などに
設置される配管系などの支持のために、一端が配
管等の被支持体に、他端が建屋等の支持体に取付
けられ、支持体と被支持体の間の常態において発
生する低加速度変位を許容するとともに、急激な
外力に起因する高加速度変位を抑制する摩擦制振
装置に関する。
この種、装置においては、配管の温度変化等に
おける配管のゆつくりした運動、すなわち低加速
度変位の際には、その運動に配管を追従させ、他
方、地震等の急激な力が加わつて配管に一定限度
の加速度、いわゆるスレスホールド加速度、を越
えるような高加速度変位が生じ得るような場合に
は、その外力を当該装置内のブレーキ作動によつ
ておさえて、配管の破損や破壊を防止して長期に
安定した配管支持を行なうことが意図される。
この種装置は、一般にスナツバーともいわれ、
その内部機構は、今までに種々のものが見られ
る。本発明が属する形式の装置は、ブレーキ・シ
ユーを備えるとともに回転軸上に固定した可撓性
の部材と、それに対向して回転軸上に回転自在に
設けた慣性体と、ブレーキ・シユーと摩擦係合す
る摩擦壁とを有し、低加速度領域では可撓性部材
と慣性体と一緒に回転させるが、高加速度変位の
発生時に慣性体が可撓性部材の回転に応答し得な
くなつて遅延し、その遅延動作に基づいてブレー
キ・シユーを摩擦壁に係合させてブレーキ作動を
生じさせる構成となつている。
この形式の装置では、慣性体を回転軸上に回転
自在に設けたので、一たん高加速度変位の発生に
よつてブレーキ作動が生じた後、更に連続して急
激な外力が加わつた場合でもブレーキ作動面を拘
束することがない。つまり、慣性体の作動遅れに
よりブレーキが作動した後、慣性体が追従回転す
るのでブレーキ作動が解除され、外力の作用の
間、この動作が繰り返されるので、変位動作がロ
ツクして破壊を引起こすようなことはない。いわ
ゆるブレーキ作動の「自動解除」機能が発揮され
るのである。
しかし、従来のこの種形式のものでは、慣性体
が回転軸のまわりに自由回転する構成ではある
が、軸線方向には固定された構成であつた。従つ
て、ブレーキ作動の開始時に、ブレーキ・シユー
が摩擦面に対して衝撃的に当接した場合、構成部
品の破損をまねく恐れがあるとともにブレーキ作
動面の反作用のため効率も望ましくなかつた。
又、従来のものでは、ブレーキ・シユーと摩擦壁
との間の間隙が固定的であつたため、各製品毎の
バラツキの調整や、まもうした摩擦面の位置調整
も困難であつた。
従つて、本発明の目的は、高加速度変位の発生
時におけるブレーキ作動を、きわめて滑らかに効
率よく行なうことができるとともにブレーキ力の
調整が簡単にでき、外力に対する構成部品の破損
等の問題をより一層解消することのできる改良さ
れた摩擦制振装置を提供するにある。
上記目的達成のために、本発明の装置において
は、慣性体を回転軸上で軸線方向に弾性的に移動
可能に支持する弾性支持手段を設け、その支持手
段によつて、ブレーキ作動の開始時に慣性体をブ
レーキ作動の衝撃に応じて弾性的に移動させるよ
うに構成した。
従つて、本発明の装置では、慣性体の弾性移動
によつて衝撃が吸収されるために、ブレーキ作動
面ではスムーズな摩擦係合がなされ、効率の良い
ブレーキ作動が果せるとともに衝撃による構成部
品の破損を招くおそれもない。
又、本発明の装置では、ブレーキ・シユーに対
向する摩擦壁を、支持部材の一方に対して、軸線
方向に調整移動可能にねじ込まれるとともに、ね
じの回転を固定する手段をもつたブレーキ・リン
グにより構成した。従つて、ブレーキ作動のタイ
ミングが自由に調整されるとともに各製品毎のブ
レーキ間隙のバラツキや、まもうによる間隙の変
化も容易に修正し得る。
更に、本発明の好ましい具体的構成において
は、互いに相対移動する一対の支持部材の相対移
動の始端位置と終端位置において、それぞれ互い
に対向する当接面を、各支持部材に形成するとと
もに、これら対向する当接面間に緩衝材を配置す
るようにした。このため、両支持部材が最大に引
伸ばされた場合ないし圧縮された場合に緩衝材に
よつて当接面の衝撃が緩和されるので、衝撃によ
る構成部品の破損のおそれが、ここにおいても防
止される。更に又、本発明では、ブレーキ作動時
に発生する回転トルクにより、制振装置本体が回
転し、ブレーキ効率が低下するのを防止するた
め、制振装置本体の回転を防止し、しかも、取付
部を自由に傾斜させることができる継手部分の構
造の改善を提案した。
以下、本発明の詳細を図面に示す実施例に従つ
て更に説明する。
第1図において、本発明の摩擦制振装置10
は、筒形に構成されて互いに長手方向の軸線X−
Xに沿つて伸縮するように相対移動可能な一対の
支持部材11,12を有し、その一方の支持部材
11の端部11aは継手部分13を介して、たと
えば原子力発電所内の配管よりなる被支持体14
に取付けられ、他方の支持部材12の端部12a
は、たとえば配管を設置する基盤よりなる支持体
15に継手部分16を介して取付けられている。
通常、当該装置は垂直方向に被支持体の配管に沿
つて所定の間隔をおいて多数設置される。第1図
では当該装置を横に寝かせた態様で示してある。
ただし、その設置の方向は必ずしも垂直方向には
限らない。又、支持部材11,12と支持体15
及び被支持体14との取付関係は、この実施例と
は逆にしても何等変わりはない。
両支持部材11,12の相対移動を、内部に軸
線方向に配置された回転軸17に回転運動として
伝達するボールナツト機構18が両部材11,1
2間に設けられ、運動変換手段を構成する。この
ボールナツト機構18は慣用のものでよく、支持
部材11のシリンダ部19に螺合し、止めねじ2
0で固定されている。回転軸17は、このボール
ナツト機構18に螺合状態で通されていて、その
一端部、すなわち、第1図において左側の端部分
は、第2図に示すように、支持部材12のフレー
ム21に軸受22にスリーブ23を介して回転可
能に、かつ軸線方向には移動し得ない状態で支持
されている。
左右の継手部分13,16は、それぞれ対応す
る支持部材の端部に結合された第1の継手部材2
4と、支持体15ないし被支持体14に取付けら
れる第2の継手部材25を有し、両継手部材はリ
ンク軸26により相対回動可能に連結されてい
る。なお、継手部分の構造の詳細は後述する。
第1図において、支持部材11のシリンダ部1
9と他方の支持部材12のシリンダ部27は互い
にスライド可能に係合するとともに、両シリンダ
部19,27には軸線X−Xに対し半径方向に沿
う環状の対向当接面28,29が形成され、か
つ、一方の当接面28には、たとえばゴムなどで
つくられた環状の緩衝材30が配置されている。
両対向当接面28,29は、両支持部材の最も引
き伸ばされた相対移動の端位置を決める。一方、
支持部材12のシリンダ部27と支持部材11の
端部11aを構成する端部材31との間にも、同
様に、軸線X−Xに対して半径方向に沿う環状の
対向当接面32,33が形成され、両面間に、同
じくゴムなどでつくられた緩衝材34が配置され
ている。この両対向当接面は、両支持部材の最も
縮められた相対移動の他方の端位置を決める。こ
のように、両端位置、すなわちストローク・エン
ドの当接面間に緩衝材を配置したので、ストロー
クエンドにおける当接の衝撃が緩和され、装置の
構成部品の破損等を防ぐことができる。通常の設
置状態にあつては、両支持部材11,12がスト
ローク・エンドの略中間位置に来るようになつて
いるので、ストローク・エンドに達することは、
まず起こらない。しかし、当該装置の取付時、装
置を設置のために垂直状態にした際に自重で移動
してストローク・エンドに当接することが起こり
得、又、当接時には相当に高い加速度状態になつ
て設計の許容値を越えることもあり得る。このた
め、このような緩衝材30,34は、取付作業時
の衝撃による構成部品の破損を防ぐすぐれた効果
を発揮する。
第2図において、回転軸17の端部17aは、
支持部材12のケーシング35内に延出し、そこ
に、キー36によりデイスク状の可撓性部材37
が軸線X−Xに対して半径方向に延出した状態で
固定されている。
可撓性部材37は金属の薄板で円形状に構成さ
れ、その一側面の外周部には扇形状にブレーキ・
シユー38が固定され、それに対応する他側面の
外周部には、第3図に部分的に示すように、扇形
状のブロツク39が間隔をおいて設けられてい
る。このブロツク39には舟形状のくぼみ40が
形成されている。
前記ブレーキ・シユー38に対向して可撓性部
材37の右側には、ブレーキ摩擦面41aを対向
側面に有するブレーキ・リング41が配置されて
いる。当該リング41はブレーキ・シユー38に
対する摩擦壁手段を構成し、その内周面に形成し
たねじが、フレーム21に一体に設けた環状のボ
ス部21aの外周に形成したねじに螺合してい
る。従つて、そのねじ込みの度合を変えることに
よつて、ブレーキ・リング41の軸線X−X方向
に移動させてブレーキ・シユー38との間の間隙
を調整し得る。調整後、ブレーキ・リング41は
ボス部21aに、止めねじ52の固定手段により
回転しないように固定される。
可撓性部材37の、ブレーキ・リング41とは
反対の左側には、慣性体42が回転軸17上に、
スライド・ベアリング43及びばね受部材44の
ボス部を介して回転可能に支持されている。慣性
体42の可撓性部材37と対向する外周面には、
第3図に示す前記ブロツク39と同様に、それと
対向してブロツク45が埋設され、そこには、そ
れぞれ、舟形状のくぼみ46が形成され、その各
くぼみ46と、それに対向するブロツク39のく
ぼみ40との間に転動体としてのボール47が挾
持されている。これら各くぼみ40,46とボー
ル47とにより加速度応答連結手段が構成されて
いる。
慣性体42は、デイスク・スプリングよりなる
ばね部材48によつて軸受49を介して軸線X−
X方向に沿つて可撓性部材37に向かつて押圧付
勢されている。そのばね部材48は、回転軸17
の端部17aにねじ込まれた前記ばね受部材44
に支持され、そのねじ込みの度合を変えることに
より、ばね部材48の付勢力を調整し得るように
なつている。
ばね部材48の付勢力に抗して、慣性体42は
回転軸17に嵌め込まれた停止板50によりまさ
つリング51を介して図示のように所定位置に保
持されている。
前述のように、慣性体42は、ばね部材48に
より一方向に絶えず付勢されているが、それと反
対方向に衝撃力が加われば、軸線X−Xに沿つ
て、ばね部材48の付勢に抗して弾性的に若干の
距離移動し得る。すなわち、ばね部材48と、ば
ね受部材44とより、慣性体42の軸線方向の移
動を許容する弾性支持手段が構成されている。
なお、この支持手段は、実施例の構成と異な
り、デイスク・スプリングの代りにコイル状の圧
縮スプリングや、ゴム材等の弾性体を用いても構
成し得る。又、慣性体自体を弾性材料で構成して
もよい。いずれにしても、慣性体42のブロツク
45の部分が可撓性部材37より離れる方向に弾
性的に移動する構成であれば良い。
当該装置に、支持体15及び被支持体14を介
して外力が加わつたとき、一対の支持部材11,
12は相対移動し、それに応じて回転軸17が回
転して可撓性部材37を一体に回転させる。その
外力が温度変化等に起因する常態における程度の
ものであつて、生ずる運動の加速度が低い場合、
ボール47と、両ブロツク39,45の舟形状の
くぼみ40,46との係合関係は維持され、慣性
体42も可撓性部材37と一緒に回転する。従つ
て、一対の支持部材11,12は外力に応じてゆ
つくりと移動する。
外力が、地震等の衝撃的な力の場合、可撓性部
材37が回転軸17と一緒に急激に回転するが、
その運動の加速度が設定値、すなわちスレスホー
ルド加速度の値を越える状態にまでなると、慣性
体42は自己の慣性力によつて、もはや可撓性部
材37の回転に追従し得なくなり、回転が遅れ
る。そのため、ボール47が対応するくぼみ4
0,46から出る方向に移動し、それに伴つて、
可撓性部材37は軸線方向の力をうけて撓んでブ
レーキ・シユー38がブレーキ摩擦面41aに接
する。これにより、ブレーキ作動がなされて可撓
性部材37の回転が止められ、一対の支持部材1
1,12の移動も拘束されて外力に抗して支持体
15を保持する。
本発明の場合、外力が衝撃的に強い場合では、
ブレーキ・シユー38はブレーキ・リング41の
摩擦面41aに、激しく打ちつけられることが避
けられる。これは、慣性体42がばね部材48に
抗して軸線方向に弾性的に移動するようになつて
いるためである。ただし、慣性体42がこのよう
に移動するのは、ブレーキ作動の開始時のみであ
り、瞬時的に再び元位置に戻つてブレーキ作動を
確実に維持させる。このために、ブレーキ作動
は、きわめてスムーズに、かつ、効率的になさ
れ、衝撃による構成部品の破損等の問題が解消さ
れる。
なお、ばね部材48は、従つて相当に強いばね
力を持つものであり、可撓性部材37が撓む力よ
りも十分に強いものが選ばれる。
又、当該装置では、高加速度変位の外力が連続
して加わつた場合に、一たびブレーキ・シユー3
8が摩擦面41aに当接して停止状態になると、
慣性体42は、ボール47が元のくぼみ40,4
6内に入る方向に追従回転し、それに伴ない可撓
性部材37が、いわゆるスプリング・バツクして
ブレーキ・シユー38を摩擦面41aより離脱さ
せるようになる。そして、その動作が外力の使用
中繰り返えされるので、変位動作がロツクされ
て、すなわち、ブレーキ作動の自動解除がなされ
るのである。
第4図及び第5図には、変形例として、支持部
材11と継手部分13の間に、ターン・バツクル
状の部材60を配した構成を示している。この変
形例において前の実施例と対応する部分には同じ
参照番号を付してある。支持部材11のシリンダ
部19の内周に、たとえば、ねじの巻き方向が右
のめすねじ61を形成し、他方、継手部分13の
第1の継手部材24に、ねじの巻き方向が左の、
前記めすねじと等ピツチのおすねじ62を形成
し、それら両者間に、一端部60aに右のおすね
じが形成されるとともに他端部60bに左ねじの
めすねじが形成されたターン・バツクル状の部材
60を螺合させる。
このような構成にすると、ターン・バツクル状
の部材60を第5図のように適宜回わしてやるこ
とにより、支持部材11は矢印方向に移動する。
従つて、装置の内部機構が、たとえば、ブレー
キ・シユー38と摩擦面41aとの間のヤキ付き
などにより拘束状態、いわゆるステツクしている
か否かを取付状態のままで確認できる。このよう
に、プラントの寿命中に装置がステツクしている
か正常に作動するか、すなわち配管の温度変化等
による緩慢な変位に装置が追従しているか否かを
取付たままで簡単に確認できることは、装置の故
障による配管の破損を未然に防止でき、装置の保
守・点検の作業を容易にするので、大きな利便が
ある。
なお、このターン・バツクル状の部材60は他
方の支持部材12側にも設けることができる。
又、その取付位置は、上述と同様の作用を果せる
限り、図示の構成に限定されない。
第6図及び第7図において、継手部分16の第
1の継手部材24は内部スペース70に球面軸受
71を収容し、その内輪72にはピボツト軸26
が固定状態に嵌合し、その軸26の端部は第1の
継手部材24の側面に形成した長溝76aを介し
て外方に突出している。軸26の各突出端は、U
字形をなす第2の継手部材25の互いに平行な腕
25aに挿通されてピン73により止められてい
る。軸26は軸線X−Xに対して横方向の軸線Y
−Yを有する。
第1の継手部材24は、球面軸受71の外輪7
4と、それを支持するように支持部材12の端部
12aと一体にリング状に設けられた外周部75
と、その外周部に対して嵌合されて止めねじなど
の適宜の手段で固定された一対の側板76よりな
り、側板76の側面は球面あるいは円錐面に形成
されている。第1の継手部材24の内部スペース
70は、球面軸受の内輪72に対して、側面側に
若干の遊びが形成されている。一方、前記一対の
長溝76aは両側板76に貫通形成され、その長
溝の長手方向は軸線X−Xに沿つているとともに
溝の幅は、第6図でわかるように、リンク軸26
の径とほぼ同じ寸法である。このため、第1の継
手部材24は、軸線X−Xのまわりの回転に対し
ては、軸26と長溝76aとにより阻止され、軸
線Y−Yのまわりにのみ第2の継手部材25と相
対的に回動する。
又、一方、第7図に示すように、軸26は球面
軸受の内輪72とともに軸線Y−Yを含む平面内
で軸受の中心Pのまわりに、長溝76aが許す範
囲、回動できる。つまり、第1及び第2の継手部
材24,25は、軸26の軸線Y−Yのまわりだ
けでなく、その軸線を含む平面内においても、角
度αで示すように相対的に回動できる。
このため、第2の継手部材25が取付けられる
支持体15が若干傾いていても、無理なく取付け
作業をなし得るとともに、装置の継手部分の破損
等を防ぐことができる。いわゆる、継手部分16
が2方向に回動し得る構成である。かかる構成
を、たとえば、リンク軸を2本用いて長手方向に
沿つて配してリンクで連結することによつても構
成し得るが、そうすると、継手部分が長くなつて
望ましくない。
本発明の装置では、これを球面軸受を用いるこ
とによつて継手部分の長くなるのを解決し、か
つ、この場合問題となる長手方向の軸線X−Xの
まわりの回転をも長溝76aの構成により阻止す
るようにしたものである。
第8図ないし第10図は、継手部分の変形例で
あり、前述の構成と対応する部分には同じ参照番
号を付して説明する。
ここにおいて、第2の継手部材25は前述の構
成と同様である。又、リンク軸26に球面軸受7
1の内輪72が固定され、軸26の両端部が第2
の継手部材の腕25aに支持され、かつ、第1の
継手部材24の外周部75に球面軸受の外輪74
が支持される構成も前述と同様である。
前述の構成と異なるのは、ここでは、球面軸受
71を囲む側板が設けられず、第1の継手部材の
両側面に、軸26をはさんで、軸線X−Xに対し
直角方向に突起80が設けられた点である。各突
起80の先端部は球面状等の丸みがつけられ、第
2の継手部材25の腕25aの内側面に当接した
状態となつている。従つて、この突起80によ
り、第1の継手部材24は軸線X−Xのまわり
の、第2の継手部材25に対する相対回転が阻止
される。一方、第10図に示すように、軸線Y−
Yを含む平面内において、第1及び第2の継手部
材24,25は角度αで示すように相対的に回動
し得る。この回動の間、両腕25aの内側面81
は対応する突起80に係合しながらすべる。
このような構成としても、継手部分に2方向の
相対回動の機能を与えることができる。
なお、第6図ないし第10図の継手部分の構成
は、被支持体側の継手部分13についても同様に
適用し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の摩擦制振装置の実施例の部分
破断全体図、第2図は第1図の要部拡大断面図、
第3図は第2図の−線に沿つて見た部分図、
第4図は支持体ないし被支持体に対する取付部分
の変形例の要部断面図、第5図は第4図の動作説
明図、第6図は継手部分の構成を示すための第1
図の−線拡大断面図、第7図は第6図に示す
継手部分の動作を鎖線で付加した第1図の−
線に沿う拡大断面図、第8図は継手部分の変形構
成を示すために第6図と同じ断面で表わした断面
図、第9図は第8図の−線より見た継手部分
の図、第10図は継手部分の動作と鎖線で付加し
た第9図の上面図である。 10……摩擦制振装置、11,12……支持部
材、13,16……継手部分、17……回転軸、
37……可撓性部材、42……慣性体、44……
ばね受部材、48……ばね部材、60……ター
ン・バツクル状の部材、71……球面軸受、80
……突起。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 支持体と被支持体との間に設置され、両者の
    相対的な低加速度変位を許容するとともに、急激
    な外力に起因する高加速度変位を抑制する摩擦制
    振装置において、軸線方向に沿つて互いに相対移
    動可能な一対の筒状支持部材と、そのいずれか一
    方の支持部材の端部を支持体に、又、他方の支持
    部材の端部を被支持体にそれぞれ連結する継手手
    段と、両支持部材の間に設けられるとともに両部
    材の相対移動を回転運動に変換する運動変換手段
    と、その変換手段によつて回転可能に支持部材の
    一方に軸支された回転軸と、その回転軸上に国定
    されるとともに半径方向に延出した可撓性部材
    と、その部材の一側面に設けたブレーキ・シユー
    と対向して前記支持部材の一方に設けられた摩擦
    壁手段と、前記可撓性部材をはさんで前記壁手段
    とは反対側において前記回転軸上に回転自在に設
    けられた慣性体と、その慣性体を回転軸の軸線方
    向に弾性的に移動可能に支持する弾性支持手段
    と、前記可撓性部材の他側面と慣性体との間に設
    けられるとともに常態において慣性体を可撓性部
    材と一体に回転させ、高加速度変位の発生に応じ
    て、可撓性部材に対する慣性体の回転の遅延を許
    容するように可撓性部材と慣性体とを連結する加
    速度応答連結手段とを備え、前記慣性体の遅延動
    作に応じて前記可撓性部材上のブレーキ・シユー
    を前記摩擦壁手段に係合させて可撓性部材の回転
    を制動してなる摩擦制振装置。 2 前記弾性支持手段は、前記慣性体を回転軸の
    軸線方向に沿つて前記可撓性部材に向つて押圧付
    勢するばね部材と、そのばね部材を支持するばね
    受部材とを含んでなる特許請求の範囲第1項に記
    載の摩擦制振装置。 3 前記摩擦壁手段は、前記ブレーキ・シユーに
    対向するブレーキ摩擦面を一側に備えたブレー
    キ・リングよりなり、当該リングの内周面にねじ
    が形成され、前記支持部材の一方に形成されたボ
    ス部外周のねじに当該リング内周面のねじが螺合
    し、そのねじ込みの度合を変えるとともにねじの
    回転止めを施すことによつてブレーキ摩擦面とブ
    レーキ・シユーとの間の間〓を調整し得るように
    してなる特許請求の範囲第1項に記載の摩擦制振
    装置。 4 前記一対の支持部材は、軸線方向に沿う相対
    移動の一方の端位置と他方の端位置において、そ
    れぞれ互いに対向する当接面を有し、これら対向
    する当接面間に緩衝材を配置してなる特許請求の
    範囲第1項に記載の摩擦制振装置。 5 前記継手手段は、支持部材の端部に結合され
    た第1の継手部材と、当該支持部材に対応する支
    持体又は被支持体に取付けられる第2の継手部材
    とを含む特許請求の範囲第1項に記載の摩擦制振
    装置。 6 前記第1の継手部材と、それに対応する支持
    部材とがターン・バツクル状の部材を介して結合
    され、当該ターン・バツクル状の部材の一端部は
    支持部材に対し、又、他端部は第1の継手部材に
    対し、互いにねじの巻き方向を異にして螺合して
    なる特許請求の範囲第4項に記載の摩擦制振装
    置。 7 前記第1の継手部材は内部に収容した球面軸
    受によつて支持され、その軸受の内輪に固着され
    たリンク軸が第1の継手部材の両側面に形成した
    長孔より外方に突出するとともに前記第2の継手
    部材に設けられた一対の平行な腕に支持され、そ
    れによつて第1及び第2の継手部材の長手方向の
    軸線のまわりの相対回転を阻止するとともに前記
    リンク軸の軸線を含む平面内における第1及び第
    2の継手部材の相対的回動を一定範囲において許
    容してなる特許請求の範囲第4項に記載の摩擦制
    振装置。 8 前記第1の継手部材は球面軸受によつて支持
    され、その軸受の内輪に固着されたリンク軸が前
    記第2の継手部材に設けられた一対の平行な腕に
    支持され、前記リンク軸をはさんで直径方向に沿
    つて前記第1の継手部材の両側面に突起を設け、
    それら突起を対向する第2の継手部材の腕の側面
    に係合させ、それによつて、第1及び第2の継手
    部材の長手方向の軸線のまわりの相対回転を阻止
    するとともに前記リンク軸の軸線を含む平面内に
    おける第1及び第2の継手部材の相対的回動を一
    定範囲において許容してなる特許請求の範囲第4
    項に記載の摩擦制振装置。
JP57148776A 1982-08-27 1982-08-27 摩擦制振装置 Granted JPS5940036A (ja)

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DE19833330753 DE3330753A1 (de) 1982-08-27 1983-08-26 Bewegungsdaempfungseinrichtung

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US4513846A (en) 1985-04-30
JPS5940036A (ja) 1984-03-05
DE3330753C2 (ja) 1987-03-12
DE3330753A1 (de) 1984-03-01

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