JPS63305841A

JPS63305841A - 指用電子血圧計

Info

Publication number: JPS63305841A
Application number: JP62143675A
Authority: JP
Inventors: Yukio Higashiisokawa; 行雄東五十川; Tsutomu Yamazawa; 勉山沢
Original assignee: Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1987-06-09
Filing date: 1987-06-09
Publication date: 1988-12-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は、指の動脈を阻血して血圧を測定する指用電
子血圧計であって、カフを収納するカフケースを計器本
体ケースに対し回動可能に配備し、カフケースの取出し
収納の便宜性を図ったコンパクトな指用電子血圧計に関
する。

（ロ）従来の技術第８図及び第９図は、従来の指用電子血圧計を示す斜視
図である。

指用電子血圧計は、挿入される指を圧迫するカフ（マン
シェラ１〜と称するゴム製空気袋）を収納する円筒状カ
フケースと、このカフを加圧する加圧ポンプ及び血圧を
測定する電子回路部を内蔵し、適所に血圧値表示部と電
源スィッチ及びスタートスイッチを備える計器本体とか
らなる。

第８図に示す指用血圧計は、器体ケース９に計器本体部
９１とカフケース部９２とを一体に収納した、所謂一体
型の血圧計であって、器体ケース９内においてカフ９３
はチューブを介して加圧ポンプと接続され、計器本体部
９１の圧力センサはカフ９３及びＣＰＵ　（セントラル
プロセッシング）等の電子制御部に電気的に接続されて
いる。また、第９図に示す指用血圧計は、計器本体９１
とカフケース９２とを別体とした、所謂分離型の血圧計
であって、カフ（カフケース９２）９３は空気の給・排
気用ホースとリード線とを内包するコード（及びコネク
タ）９４を介して計器本体９１と肌着自在に接続されて
いる。

血圧測定に際しては、いずれの血圧計にあっても、カフ
に指を挿入した後、加圧ポンプでカフに空気を送り膨張
させて指を圧迫し、動脈を阻血したあと減圧し、その減
圧過程で生じる脈波成分を検出し、この脈波振幅の変化
によって血圧を測定する。

（ハ）発明が解決しようとする問題点上記従来の指用血圧計のうち、前者の一体型の血圧計で
は、カフケース部と計器本体部とを単一の器体ケース内
に一体に収納した構造であるため、計器自体が大型化す
る許かりでなく、カフ内に指を筒易、且つ適正に挿入し
難い等の不利がある。

一方、後者の分離型血圧計では、カフケースと８４器本
体ケースとを分離することが出来、前者のような大型化
の不利は解消される反面、カフケースと計器本体ケース
とが外部に露出するコード（空気チューブ・リード線）
で接続されているため、カフへの指挿入が不安定となる
不利がある。また、カフに圧縮空気を送出するとき、そ
の流体圧等によって接続部（コネクタ）が緩み、リード
線の接続不良を起こす等の不利があった。更に、上記い
ずれの血圧計にあっても、その構造」二、血圧測定に際
し計器を把持する一方の手の他に、電源スィッチ及びス
タートスイッチ等の押し操作に他方の手を必要とする、
所謂両手操作を要し、操作上の不便があった。

この発明は、不使用時はカフケースをコンパクトに収納
出来、血圧測定時にカフケースを引出すことで指挿入が
図れ、操作性の便宜な超小型の借用電子血圧計を提供す
ることを目的とする。

（ニ）問題点を解決するための手段及び作用この目的を
達成させるために、この発明の借用電子血圧計では、次
のような構成としている。

借用電子血圧計は、カフを収納するカフケースと、この
カフを加圧する加圧ポンプ及び血圧を測定する電子回路
部を内蔵する計器本体とからなり、カフケースの取付軸
部を上記計器本体のケース適所に回動可能に軸支すると
共に、前記カフケースの取付軸部と計器本体ケースとの
間にカフケースの回動を阻止する係脱可能な係止手段及
び係止解除手段とを備えて構成されている。

このような構成を有する借用電子血圧計では、カフケー
スは計器本体ケースに対し回動可能に軸支されている。

そして、例えばカフケースは計器本体ケースの上部に設
けた切欠き部内に伏倒した状態で配置され、常態（不使
用時）において、この伏倒状態が係止手段（カフな−ス
の取付軸部に備えた保合爪部と、計器本体ケースに備え
た係合受は爪部との係合）により保持固定されている。

従って、不使用時、カフケースは計器本体ケースの一部
としてコンパクトに収納されている。

血圧測定に際しては、係止解除手段、例えば計器本体ケ
ースに備えた押しボタンを押し操作することで、カフケ
ースの取付軸部に備える保合爪部を移動（降下）させ、
計器本体に備える保合受は爪部との係合を解除させる。

これにより、カフケースのロック状態が解除される。こ
の状態で、カフケースを計器本体に対し回動させ、つま
り枢支ピンを支点にカフケースを外方向へ回動させ、伏
倒状態から起立状態に移動させる。ここにおいて、カフ
ケースの筒袖が計器本体ケースに対し例えば４５度角に
傾動し、カフケース（カフ）に対する指挿入が可能とな
る。血圧測定が終了した時、カフケースを手指にて原状
位置へ押し戻す。そして、カフケースが計器本体ケース
の切欠き部に適正に伏倒位置した時、係止手段（係合爪
部と係合受は爪部）により、この適正収納状態がロック
保持される。また、カフケースの取付軸部と計器本体ケ
ースとの間をバネにて連結させ、カフケースを計器本体
ケースの外方向（回動方向）へバネ附勢させておくこと
で、係止解除手段によりロック状態を解除する時、カフ
ケースをバネ力で自動的に外方向へ回動（起立）させ得
る。

従って、不使用時にあってはカフケースは計器本体ケー
スの一部としてコンパクトに収納され、且つ使用時はカ
フケースの伏倒状態を係止解除手段により簡易に起立状
態に変位させ得、且つ計器本体ケースを把持する手の指
でスタートスイッチを押し操作し得る片手操作が実現で
きる。

（ボ）実施例第１図は、この発明に係る指用電子血圧計の具体的な一
実施例を示す斜視図である。

指用電子血圧計は、カフを収納するカフケース１と、こ
のカフを加圧する加圧ポンプ及び血圧を測定する電子回
路部を内蔵する計器本体２とから成る。

カフケース１は、両端部開口の一定長さを有する円筒体
で、内部にカフ（ブム製空気袋）３を内蔵している。カ
フ３は、例えばゴム製平板シートの１面に加圧袋を貼着
し、加圧袋の内部適所に受・発光素子からなる脈波検出
センサを配備している。このカフ３に後述する計器本体
２の加圧ポンプよりチューブを介して圧縮空気が送出さ
れ加圧される（第２図参照）。また、このカフケース１
の円筒外周面には、第６図で示すようにコーションラベ
ル８が貼着してあり、このコーションラベル８には第７
図に示すような操作手順等の操作案内が記述しである。

上記計器本体２は、偏平な角筒状のケース体に形成され
、第２図で示すように内部に加圧ポンプ２１、圧力セン
サ２２、電子回路部及び電源電池（図示せず）が内装さ
れ、加圧ポンプ２１はエアチューブ２３を介してカフ３
と接続し、圧力センサ２２はリード線を介してカフ３に
接続されている。更に、エアチューブ２３．２４にはそ
れぞれ急速排気弁２５、微速排気弁２５ａを備え、カフ
３の圧力を減圧するように設定されている。また、計器
本体ケース２の外面には測定結果表示部２６、電源スイ
ツチ部２７、スタートスイッチ部２８及び後述する係止
解除手段（押しボタン）５が臨出配備しである。

この発明の特徴は、カフケース１を計器本体ケース２に
対し回動可能に枢支し、カフケース１と計器本体ケース
２との間にカフケース１の回動を阻止する係止手段４及
び係止解除手段５を配備した点にある。

計器本体ケース２は、上部（角筒ケース２の上部、第２
図で示す加圧ポンプ２１側）に切欠き部２９を設け（第
４図参照）、一方カフケースｌはこの切欠き部２９に対
応する大きさく筒体）に設定しである。そして、カフケ
ース１は第２図で示すように、円筒体の周面適所に取付
軸部１１を突設し、この取付軸部１１を計器本体ケース
２の切欠き部２９近傍位置で枢支ピン１２により枢着し
、計器本体ケース２に対し外方向へ回動可能に設定され
ている。

係止手段４は、第３図で示すように取付軸部１１の一側
面に設けた上下動可能な保合片４１と、計器本体ケース
２の内面側に設けた係合光は部４２とから成る。

取付軸部１１の係合片４１は、取付軸部１１の一側面に
一定間隔を開いた２条の貫通溝部１３．１３を形成しく
第２図及び第４図参照）、この貫通溝部１３．１３間の
平板部分を保合片４１とし、係合片４１の一端部を取付
軸部１１と切り離し自由端に設定している。そして、こ
の係合片４１の自由端側の面内に、係合爪部４１ａを突
設している。−力計器本体ケース２側の係合光は部４２
は、取付軸部１１の回動軌道上であって、計器本体ケー
ス２の壁内面、つまり切欠き部２９近傍の壁内面に、係
合爪部４１ａに対応する係合光は爪部４２を突設してい
る。この係合光は部（係合光は爪部）４２と係合爪部４
１ａとは、カフケース１が切欠き部２９内に伏倒した状
態で、係合するように設定されている。

前記係止解除手段５は、第４図で示すように、計器本体
ケース２の切欠き部２９近傍、つまり上記係合光は爪部
４２の僅か上方位置に押しボタン５１を配置して構成し
である。この押しボタン５１は計器本体ケース２の外面
から押し操作可能に設定してあり、第３図で示すように
ボタン５１の下端（軸部）５２は、常態において上記係
合片４１に当接している。このボタン５１は軸部５２に
バネを介して常時上方へ附勢させである（図示せず）。

このボタン５１の押し操作で、軸部下端５２が自由端の
係合片４１を下院させ、この下降により係合爪部４１ａ
と係合受げ爪部４２との係合が外れるように設定されて
いる。

更に、実施例では、第２図で示すように取付軸部１１の
他側面（係合片４１０反対側面）にコイルスプリング６
を取付けるバネ取付部１４を突設している。つまり、コ
イルスプリング６の一端をハネ取付部１４に止着し、他
端を計器本体ケース２の適所に止着し、常時取付軸部（
カフケース１）１１を計器本体ケース２に対し外方向（
回動方向）へハネ附勢させている。係止解除手段５によ
り、係止手段４のロック状態が解除された時、コイルハ
ネ６の附勢力によりカフケース１が自動的に外方向へ回
動（起立）するように設定しである。

このような構成を有する指用電子血圧計では、常態（不
使用時）において、カフケース１が計器本体ケース２の
切欠き部２９に適嵌着し、且っ係合爪部４１ａと係合受
は爪部４２とが係合し、嵌着状態が保持固定されている
。つまり、コイルスプリング６のハネ附勢力に抗してカ
フ収納ケース】は計器本体ケース２の切欠き部２９内に
伏倒状態で位置し、計器本体ケース２の一部としてコン
パクトに収納されている。そして、この状態において通
常は、第５図に示すようにカバケースエの外面を覆うカ
バーケース８が計器本体ケース（切欠き部２９）２に嵌
着してあり、カフケース（カフ３）■を保護している。

今、血圧測定を実行する場合は、カバーケース８を取外
し、カフケース１を臨出させる（第１図参照）。次いで
、押しボタン（係止解除手段５）５１を押し操作する時
、保合片４１がボタン軸部５２により降下し、係合爪部
４１ａと係合受は爪部４２との係合が外れる。同時にコ
イルスプリング６のハネ附勢力でカフケース（バネ取付
部１４）１が、計器本体ケース２に対し回動し外方向へ
約４５度角で傾動突出する。つまり、伏倒状態から起立
状態に移動する（第４図参照）。そして、この突出状態
がコイルスプリング６によって保持され、この状態でカ
フケース（カフ３）１内に指を挿入することが可能とな
る。被測定者は、計器木目体ケース２を片手で保持し、且つその持ち手の指でスタ
ートスイッチ２８を押すことが出来、簡易な片手操作で
血圧測定を実行し得る（第６図参照）。

血圧測定が終了した時点で、カフケース１から指を抜き
、カフケース１をコイルスプリング６に抗して原状位置
へ回動復帰させる。カフケース１が、切欠き部２９内に
伏倒位置した状態において、係合爪部４１ａが自由端の
弾発力で係合受は爪部４２を通過した後、係合止着し、
カフケース１のコンパクトな収納状態が保持される。

（へ）発明の効果この発明では、以上のように、カフケースを計器本体ケ
ースに対し回動可能に配備し、カフケースと計器本体ケ
ースとの間にカフケースの回動を阻止する係止手段及び
係止解除手段を配備することとしたから、不使用時にお
いてカフケースは計器本体ケース側に伏倒し、計器本体
ケースの一部としてコンパクトに収納され、係止解除手
段にまり係止手段のロック状態を解除させることで、計
器本体ケースに対しカフケースが外方向へ回動起立し血
圧測定が可能となる。

従って、被測定者は片手で計器本体ケースを把持し、且
つその持ち手の指でスタートスイッチを押し操作し得、
極めて簡易な片手操作で安定した血圧測定を実行し得る
等、・発明目的を達成した優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、実施例指用電子血圧計を示す斜視図、第２図
は、実施例指用電子血圧計の要部を示す一部切欠き平面
図、第３図は、実施例指用電子血圧計の要部を示す一部
切欠き側面図、第４図は、実施例指用電子血圧計のカフ
ケースを起立させた状態を示す斜視図、第５図は、実施
例指用電子血圧計のカフケースにカバーケースを取付け
た状態を示す斜視図、第６図は、実施例指用電子血圧計
により血圧を測定する状況を示す斜視図、第７図は、カ
フケースに貼着されるコーションラヘルを示す説明図、
第８図は、従来の一体型指用血圧計を示す斜視図、第９
図は、従来の分離型指用血圧計を示す斜視図である。１：カフケース、　２：計器本体ケース、３：カフ、　
　　　　　４：係止手段、５：係止解除手段。特許出願人　　　　　　　　立石電機株式会社（ばか１
名）代理人　　　　　弁理士　　中　村　茂　信第３図２：１千各第４１ケー又４°Ｂ手没５：傳ねヒ鮮；を子才文第４図ｑ１′カ７ケー又２゛川４引木オトケー又３：カフ５：イノ！（止１ｍ　戸ｉ・役第６図第７図第８図第９図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）カフを収納するカフケースと、このカフを加圧す
る加圧ポンプ及び血圧を測定する電子回路部を内蔵する
計器本体とからなり、カフケースの取付軸部を上記計器
本体のケース適所に回動可能に軸支すると共に、前記カ
フケースの取付軸部と計器本体ケースとの間にカフケー
スの回動を阻止する係脱可能な係止手段及び係止解除手
段とを備えて成る指用電子血圧計。
（２）前記カフケースの取付軸部と計器本体ケースとの
間をバネで連繋し、カフケースを計器本体ケースの外方
向へ附勢させたものである特許請求の範囲第１項記載の
指用電子血圧計。