JPS63305261A - Lcrメ−タ - Google Patents

Lcrメ−タ

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JPS63305261A
JPS63305261A JP14118687A JP14118687A JPS63305261A JP S63305261 A JPS63305261 A JP S63305261A JP 14118687 A JP14118687 A JP 14118687A JP 14118687 A JP14118687 A JP 14118687A JP S63305261 A JPS63305261 A JP S63305261A
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Japan
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range
impedance
measured
measurement
current
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Koichi Shimada
宏一 島田
Wataru Horiuchi
堀内 亘
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Hioki EE Corp
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Hioki Denki KK
Hioki EE Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はLCRメータに係り、更に詳しく言えば、被
測定体に測定用信号を加え、その流れる電流の大きさに
応じて被測定体のL、C、R検出用抵抗を切り換えるよ
うにしたLCRメータに関するものである。
〔従 来 例〕
従来のLCRメータにおいては、一般に、被測定体に所
定周波数の測定用電圧を加え、被測定体に流れる電流を
例えば電流/電圧変換器にて電圧に変換するとともに、
移相器により測定用電圧と同相、90”進相、及び90
6遅相の3つの信号を形成し、上記変換電圧をこれら3
つの信号にて同期検波するようにしている。このように
すると、その検波出力からはそれぞれ測定用電圧と同相
、90@進相、及び90°遅相した電流成分を表す3つ
の電圧が得られるから、これらの電圧と上記測定用電圧
とから演算により被測定体のL、C、Rを求めるように
している。
なお、測定周波数は例えば10011z、 500m、
 1k11z、 10k)lz・・・・・・などと×1
0nを標準にしてスポット状に数点膜けられ、所望の周
波数を適宜選択して測定を行うようになっている。
L、C,Rの測定レンジも同様にX 10”のステップ
で設けられている。例えばRについては10Ω。
100Q 、 1 kQ 、 10kQ ・・−・−1
Lについては10pH。
10QpH,1n+H,10m[・・・・・、Cについ
てはl0PF、 100pF、 1 nF、 10nF
・・・・・・などである。この場合、被測定体の定格値
は一般に既知であるから、それに適合したレンジを設定
する0例えばコンデンサの容量測定の場合、定格値が2
nFであれば測定レンジは1−10 n fとする。オ
ートレンジの場合には装置が適合レンジを自動的に設定
するようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来のLCRメータにおいては1通常、被測定体が
有するL、C、R等の定格値を目安にして電流711を
圧変換器に接続された検出用のレンジ抵抗を切り換える
ようにしている。したがって例えば測定周波数が1桁違
うと、同一レンジ内であっても被測定体によりそのイン
ピーダンスの最大値と最小値の比が100倍の大きさと
なることがある。
一例としてコンデンサの容量測定の場合を第10図によ
り説明すると、横軸は周波数、縦軸はコンデンサのりア
クタンス(以下、「インピーダンス」と総称する。)、
斜線(イ)、(ロ)はそれぞれ容量C,及びC2を有す
るコンデンサのインピーダンス/周波数特性を表すもの
とし、横軸と縦軸を対数目盛にするとコンデンサのイン
ピーダンス変化は図示のように直線で示すことができる
同図において、例えば測定レンジをレンジC2゜測定周
波数をflに設定したとすると1周波数f□における容
it c tのインピーダンス(点A)はzlで、容量
C2のインピーダンス(点B)はZ2である。
ここで、例えば容量C2の値が容量C工の10倍、すな
わちC,、=C,X10とすると、インピーダンスに関
しては、Z、=ZL/10となることは明らかである。
次に、測定周波数を上記f、の10倍の周波数f2に設
定し、同様に容量C,,C,のインピーダンスを測定す
ると、点Cにおける容量C1のインピーダンス72′は
上記点AにおけるインピーダンスZ、(7)1/10、
すなわちz、’ = z、となる、同様にじて9点りに
おける容量C2のインピーダンスz、′は上記点Bにお
けるインピーダンスz2の1/10.すなわち73′=
Z、、となる。
よって、同一レンジC2内であっても測定周波数が1桁
異なると、点A近傍と点り近傍におけるコンデンサのイ
ンピーダンスはその大きさの比がほぼ100倍となる。
したがって1例えば周波数f1の測定用定電流にて容量
cmを測定した場合、点AのインピーダンスZ、に発生
する電圧は、周波f2の同一レベルの測定用電流にて容
量C2を測定したとき、点りにおけるそのインピーダン
スZ3に発生する電圧の100倍となる。また1例えば
周波数f4の定電圧で容“量C1を測定した場合に流れ
る電流は1周波数f2の同一レベルの定電圧で容量C2
を測定した場合に流れる電流の1/100になることも
容易にわかる。
このため従来のLCRメータにおいては、測定周波数を
微細に変化させて測定しようとすると、測定系全般にわ
たり直線性に優れた40dBのダイナミックレンジを必
要とするが、温度変化等の周囲条件を考慮すると回路が
一般に高価格となる。
また、上記のように測定信号に対する応答信号が小さく
なると、ディジタル変換した場合の有効ビットが比較的
下位に存在し1分解能が低下するため以後の演算処理に
おける誤差が無視できない値に増大する。
この場合、10倍ステップで設定されている測定レンジ
C1,C2等を、周波数を変えたときそれぞれ検出抵抗
も切り換え、例えば3分割して3倍ステップのレンジに
すると、同一レンジ内ではインピーダンスの最大/最小
の比を30:1に減少させることができる。しかし切換
回路が3倍になるなど装置が大形化するとともにコスト
アップを招き、いずれにしても好ましくない。
この発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的は
、測定周波数によるインピーダンスの変化が例えば10
倍を超えないレンジを選択して測定するようにした高精
度で、かつ、広帯域のLCRメータを提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図に示されている実施例を参照すると、上記の問題
点を解決するため、この発明によるLCRメータは例え
ば被測定体2のインピーダンスZ8に流れる電流に応じ
て切り換えられる電流検出用抵抗(以下、「基準抵抗」
と言う−)Rstないし5lInを有するレンジ設定器
5と、上記被測定体2のインピーダンスZXを求めるイ
ンピーダンス演算手段14と、上記インピーダンスZx
に流れる電流の大きさに対してその上限値と下限値の2
つの基準値を備えた比較基準データ保持手段15と、上
記インピーダンスZ、に流れる電流を上記2つの基準値
と比較しその範囲内にあるように電流の大きさを制御す
る電流比較手段16.及び求めたインピーダンスZ、を
測定範囲に含むレンジを選択する測定範囲検出手段17
とを備え、この電流比較手段16又は?l+す定範囲検
出手段17からの制御出力により、レンジ切換手段18
を介して上記レンジ設定器5の基準抵抗R3が最適値に
切り換えられるようになっている。
〔作   用〕
上記の構成により、測定周波数を連続変化させた場合で
もレンジ設定器5には、被測定体2のインピーダンスZ
、に対してその大きさの比が10=1を超えない値の基
準抵抗が切り換え可能に設定され、高精度のL、C、R
測定ができる。
〔実 施 例〕
第2図に示されるように1例えば容量Cを有するコンデ
ンサのインピーダンスが周波数fにおいてzcであると
すると、そのn倍の周波数nfにおいてはZ c / 
nとなり、インダンタンスLを有するコイル等のインピ
ーダンスが周波数fにおいてZLであったとすると1周
波数nfにおいてはZt、X nとなる。
この場合、横軸の周波数と縦軸のインピーダンスをそれ
ぞれ対数目盛にすると、容量CとインダクタンスLのイ
ンピーダンス/周波数特性は図示のように直線で表すこ
とができる。ここで1例えばコイルのインピーダンスZ
LないしnZt、の値の逆数(アドミッタンス)をとっ
て結ぶとその直線の傾斜が反転し、コンデンサのインピ
ーダンス/周波数特性を表す直線と平行になり、同一特
性となることが知られている。よってインダクタンス測
定の場合には、そのインピーダンスの逆数を用いること
によりコンデンサの場合と同一手段にて測定できるから
、以下、被測定体がコンデンサの場合について述べるこ
とにし、コイル等の場合については説明を省略する。
」二記第1図のレンジ設定器5を含む入力部が第3図に
示されている。
この第3図において、信号源lからインピーダンスZ、
を有する被測定体2に測定用電圧Vvが加えられたもの
とすると、この電圧VVは例えば電圧検出器3にて検出
される。
上記電圧VVにより被測定体2に流れる電流をIとする
と。
1=Vv/之。         ・・・・・・(1)
−である。
電流/電圧変換器4に接続されたレンジ設定器5の基準
抵抗R51(i= 1 、2 、・・・・・・n)には
、上記電流Iを打ち消すための帰還電流−■が流され。
電流/fi圧変換器4の出力側にはこの電流−工に比例
した大きさの電圧V、が発生する。
すなわち Q+= −i  x Rsw+          ・
・−・(2)式(1)と(2)から、被測定体2のイン
ピーダンスZ、は 之x=(Qv/ ’J 1) Rsm  ・・・・・・
・・・・・・(3)となる。ただし、−符号は省略しで
ある。
式(3)において、基準抵抗Rs+wは既知の値である
から、2つの電圧信号VvとVlを例えばそれぞれ電圧
検出器3と電流/電圧変換器4の後段に設けられたAC
/DC変換器6,7にて直流化し、A/Dコンバータ1
3を介してディジタル変換されたデータをインピーダン
ス演算手段14によって算出すれば、上記式(3)のイ
ンピーダンスZ、の大きさが求まる。
L、C,Rの測定は次のようにして行われる。
被明定体2が容量Cを有するコンデンサの場合、例えば
リード線等の抵抗成分Rを考慮すると、その等価回路は
一般に第4図(A)に示されるようになり1等価直列イ
ンピーダンスZXCは之xc= Rj (1/ ωC)
  −・・−・(4)で表される。
また、各インピーダンスの大きさについては例えば第4
図(B)に示されるように、 R= ZXCcosθ ・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・(5)1/ωC” Zxc sinθ 
・・・・・・・・・・・(6)であるから、容!iCの
値は式(6)よりC= 1 / (J ZXCsin 
O−・−・・・・・(6a)である。
ここで、Oは遅れ位相角を示し 0 =jan ”(1/ (J CR)であり、このθ
の値を測定すれば上式(5)、 (6a)によりLCR
演算手段19において、R,Cの値が求められる。
位相角0の測定は次のようにして行われる。電圧検出器
3にて検出された測定用電圧Vνは、例えば自動利得制
御器8により一定レベルA。を有する電圧信号にされる
。それを例えば V y = A 6 sinωt・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・(7)とする。
電流/電圧変換器4にて変換された電流成分を表す電圧
vIも同様に、自動利得制御器9にて上記電圧信号VV
と同一の一定レベルにされる。それを V1=A、5in(ωを一θ)・・・・・・・・・(8
)とする。
ここで、θは基準とする電圧信号Vvに対しての遅れ位
相角を表すものとする。
上記2つの電圧信号VVとV、は例えば引算器10に加
えられ、次のようにアナログ演算される。
Vv−Vl:Ao sinωt−AOsin(ωt −
(1)= 2 Aa 5in(θ/ 2)sin(ωt
 −0/ 2)この演算出力を例えばAC/DCC/鉛
C8にて直流に変換すると、位相角θの1/2のsin
に比例した電圧が得られる。
すなわち Vv  V1==2Aoksin(θ/ 2 ) ・−
・・−(9)ただし、kは回路形式によって定まる既知
の比例定数である。
よって、この直流電圧をA/Dコンバータ13にてディ
ジタル変換し、インピーダンス演算手段14にて演算す
ればθが求まる。
この場合、位相角0はその絶対値+131で求まるので
、士、−の進み遅れ位相については例えば自得利得制御
器8,9の出力を位相比較器12に入力し、その+、−
の出力をディジタル変換したのちインピーダンス演算手
段14を介してL CR演算手段19へ与えるようにな
っている。
なお、被測定体2がインダクタンスLを有するコイル等
の場合には、第5図(A)及び第5図(B)に示される
ように、その等個直列インピーダンスz、t、は例えば 之xL=R+jωL で、各インピーダンスの大きさについてはR= ZXL
  cos O ωL、= ZXL sinθ である。
よって、インダクタンスLは上式から L = Zxt(sinθ)/ω となる。この場合、0は進み位相角を表し0 =jan
 ’((1) L/ R)であり、8.R,Lの測定は
上記容量測定の場合と同様なので、その説明は省略する
第6図には、容量C1ないしC7をパラメータとしてコ
ンデンサのインピーダンス/周波数特性の一例が示され
ている。
同図において、測定周波数帯域は例えばf、からf6ま
でとし、この帯域内における測定可能な最大及び最小イ
ンピーダンスをそれぞれZXI及びZttとする。
ここで、例えば下限周波数f1において最大インピーダ
ンスZXユとなる容量がC1であったとすると、この周
波数f1の10倍、100倍、 1000倍・・・・・
・の周波数f、、 f、、 f4・・・・・・における
容量C0のインピーダンスZ Xll ZXl、 ZX
4・・・・・・は、上記第2図の説明で明らかなように
それぞれ最大インピーダンスZXIの1/10.1/1
00.1/1000.−=・・・となり、上限周波数f
5においてはそのインピーダンスがZXcとなる。
上記容量C□より10倍ステップで大きい容量C2゜C
1・・・・・・のインピーダンスは、周波数が10倍ス
テップで高くなるにしたがいそれぞれ同様に1/10ス
テツプで低くなり1点P、Q、R,Sを結ぶ直線で囲ま
れた範囲内の容量がこの周波数帯域で測定可能となる。
抵抗については、例えばp、p’。
R,Sを結ぶ直線で囲まれた範囲のインピーダンスに相
当する値の抵抗が測定可能となる。
これらのインピーダンスを測定するに当り、上記第3図
に示されている基準抵抗Ratは1例えばZXa≦R3
I<ZXl すなわち Z x z / 10≦Rs□<Zx□であるようにそ
の値が設定され、以下、 R8,、R3,・・・・・・
については Rsz=Rst/10 R83= R82/ 10(= Rst/ 10−”)
R5+4 = Rs3/ 10(= Rst / 10
 ’)のように1/10ステツプでその値が定められて
いる。
このように基準抵抗の値を定めると、例えば容Mkc 
tの周波数f1におけるインピーダンスZXxは、周波
数がf2になるとZX2まで下がり、その途中の周波数
f 、/では基準抵抗R’A tと等しい値のインピー
ダンスZs□(○印箇所)となる。
ここで、上記式(3)を変形して電流/電圧変換器4の
変換利得Gを G = V t / V v・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・(10a)=Rsi/Zx・
・・・・・・・・・・・・・・・1旧・・(10)と表
し、R51=Rsxとおくと に対応して となる。これを周波数の面から見ると に応じて となる。
よって、周波数f 、lを検出する代わりに変換利得G
が1.すなわちVV=V、になったことを検出して基準
抵抗RS tを1桁低い値に順次切り換えれば、測定周
波数を広範囲に、かつ、連続的に変化させた場合でも変
換利得Gを0.1から1の範囲で。
すなわち、被測定体のインピーダンス変化が1:10を
超えない範囲で所定の測定を行うことができる。以下、
容量C,,C3・・・・・・についても同様である。
ここで、上記基準抵抗Rsiの設定条件ZX(11)≦
Rsi<Zxi において5例えば左辺の等号を適用し Zx(i −1)= Rsi とおいて、計算上の値ZX2ないしZXtをそれぞれ実
際の基準抵抗R31ないしR5sに置き換えると、変換
利得G=1となる中間の周波数f 2’ s f x’
 t・・・・・・はそれぞれfztfi*・・・・・・
となり、第7図に示されるように、第6図と等価な見や
すいインピーダンス/周波数特性図が得られる。
ここで7式(10a)と(10)から Vr”VvRsi/ZX・・・・・・・・・・・・・・
・・・・(10b)” G V v  ・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(10c)
を得る。
いま、例えば■1の許容最大値と許容最小値をそれぞれ
VKmax及びV!minとし、V■ max=GVv V 1m1−n= G Vv/ P とすると VHmin ≦V!〈vf l1ax より aVv/p≦v1≦G Vv ・= −−−(11)で
ある。ただし、pは定数とする。
ここで、測定系のダイナミックレンジが例えば10倍(
20db)であるとすると、p=10であればよいから
、式(11)より GVv/10≦V r < G V v簡単化のため、
例えば変換利得GをG=1すなわちV r ” V v
とすると、上式はVv/10≦vl<vv  ・・・・
・・・・・・・・・・・・・(12)となる。
この式(12)に式(10b)を代入すると、Vv/1
0≦VyRsi/Zx<Vv より Zx/10≦R5j≦Zス・・・・・・・・・・・・・
・・・・・(12a)を得る。
式(12)と(12a)を見ると、測定用電圧Vvに対
して電流を表す電圧V「の大きさがVvないしVv/1
0の範囲にあるように制御することは、被測定体のイン
ピーダンスZXに対して抵抗Rsiの値を1桁以内に合
わせることと等価であることがわかる。
よって、この実施例においては電圧v■の上限値と下限
値をそれぞれVv及びVV/10とする2つの基準値を
比較基僧データ保持手段15に備え、電流比較手段16
において上記電圧V!を上、下限値VV及びVv/10
と比較するようになっている。
この場合、もし VI<Vv/10 又は ■!≧Vv であれば、式(12)を満足するようにその比較出力で
基準抵抗Rsiを切り換える。これにより最適レンジが
得られる。
なお、式(12a)においてZx/10は右辺のZ、よ
り1折重さい値であるから、例えば ZXz≦R51≦ ZXt ZX3≦R8□≦ZXz とおいても式(12a)の意味は失われない。上記第7
図の縦軸には、測定レンジとこれらのインピーダンス、
及び比較用上、下限値電圧が記載されている。 上記の
ように、Vv/10≦v1≦VVに対応するレンジが設
定されると、次には例えば被測定体2のインピーダンス
ZX、及びL、C、R等の測定が行われる。
この実施例においては1表示器21の最大表示数が例え
ば1999にされているので1表示範囲としては200
−1999が標準となっており、各測定レンジは上記範
囲に10’が乗じられている0例えばインピーダンス測
定レンジR3の測定範囲が(0,200−1,999)
 x 10−” MΩであるとすると、レンジR4の測
定範囲は(0,200−1,999) X 10−3M
Ωにされている。
したがって、上記第7図の一部を抜すいした第8図にお
いて周波数fにおける容量C,のインピーダンスZ、を
測定する際1例えば基憎抵抗がRS4に設定されたとす
ると、インピーダンスZXの値をA’Xl0−” (M
Ω〕とした場合、それがレンジR3の測定範囲内にある
かどうかを確めるようになっている。この場合、ZXの
値がレンジR3の測定範囲の上、下限値に対して 200≦100A’≦1999 であればこのレンジにてインピーダンス測定が行われる
が、もし 100A’≧2000 ならば基準抵抗R34がR8xに切り換えられ、上位レ
ンジR2にて測定される。また、 100A’<2000 ならば基準抵抗RS4がR8sに切の換えられ、下位レ
ンジR4にて測定される。実際には下限値を190とし
、下位レンジの上限値とオーバラップさせてレンジ間に
切れ目が生じないようにしている。
なお、上記容量Cxの周波数fにおけるインピーダンス
Zxが正規のレンジR3で測定されたとしても、測定周
波数がfからf′に変った場合にはレンジR3の下限値
を下回るので、第6図及び第7図の説明で述べたように
基準抵抗がR8sに切り換えられ、上記同様にレンジR
4へ桁下げされる。
容量CX工、C,,の周波数fにおけるインピーダンス
2X1.2.についても上記同様にレンジ設定後、測定
範囲の上、下限値と比較がなされ、適合レンジが選択さ
れる。この場合、図示が適合レンジであったとすると、
インピーダンスzxよ+ZX□はそれぞれレンジR3と
レンジR4にて測定される。容量については、Cx1と
CX2は例えばレンジC3にて測定され、CXIの容量
値はレンジC2にて測定される。この実施例においては
容量レンジの選択はLCR演算手段21にて行われ、例
えば測定値に対して小数点の位置変更、又は10のベキ
乗を変えることによりレンジアップ、レンジダウンがな
されるようになっている。したがってこの場合、基準抵
抗の切り換えは行われない。
上記第1図において、インピーダンス演算手段14ない
しLCR演算手段19を例えばマイクロコンピュータ2
2に置き換えてもよく、その場合の制御動作の一例が第
9図に示されている。
この実施例においては、測定可能最大インピーダンスを
MΩ単位で表し、それを、基準にして基準抵抗Rsiを
定めた場合の例が示されているが、例えば測定可能最小
インピーダンスをΩ単位で表し、それを基準にして基準
抵抗Rsiを設定してもよい。
また、電流/電圧変換器4にレンジ設定用抵抗を設けた
電圧測定法について説明されているが、電流測定法によ
る場合には、その電圧検出に上記の方法を応用してもよ
い。なお、電流/電圧変換器の変換利得Gを、0.1≦
G≦1としたが、これは変換器の周波数特性を許容最大
値まで利用するためであって、もし測定帯域周波数に対
して変換器の周波数特性に十分余裕があれば、G≧1と
してもさしつかえない。
〔効   果〕
以上、詳細に説明したように、この発明によるL CR
メータは、被測定体に所定の副室用電圧を加え、その流
れる電流を切り換え可能な基準抵抗を介して電圧に変換
し、この変換電圧と上記?1lll定電圧とから被測定
体のインピーダンスを測定するインピーダンス演算手段
と、レンジ切り換え用の上限電圧と下限電圧とからなる
2つの比較基準値を備えた比較基準データ保持手段と、
上記変換電圧を検出して上記2つの基準値と比較する電
流比較手段、及び上記インピーダンス測定データが所定
の測定範囲内に入るようにレンジ選択を行う測定範囲検
出手段とを備え、上記電流比較手段もしくは測定範囲検
出手段からの制御出力にて上記基準抵抗を最適値に切り
換えるようにしている。
したがってこのLCRメータによれば、被測定体に流れ
る電流の大きさに応じて適正レンジに切り換えるため極
めて高速である。また、測定周波数を連続的に変化させ
た場合でも測定系のダイナミックレンジが10倍(20
db)でればよく、このため高精度で、かつ広帯域のL
 CR測定が可能である。なお、同期検波器などを必要
としないので切換回路が簡単であり、装置の小形化簡素
化にも有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図はこの発明によるLCRメータの実
施例に係り、第1図はその構成を示すブロック線図、第
2図はインピーダンス測定説明用の周波数特性図、第3
図は入力部の動作説明用回路図、第4図(A)、第4図
(B)及び第5図(A)、第5図(B)は被測定体の等
価インピーダンス説明図、第6図及び第7図は基準抵抗
と測定レンジの説明図、第8図は測定の具体例説明図、
第9図はマイクロコンピュータによる制御動作の一例を
示すフローチャート、第10図は従来装置による1ll
ll定例の説明図である。 図中、1は信号源、2は被測定体、3は電圧検出器、4
は電流/電圧変換器、5はレンジ設定器。 14はインピーダンス演算手段、15は比較基準データ
保持手段、 16は電流比較手段、17は測定範囲検出
手段、18はLCR演算手段、22はマイクロコンピュ
ータである。 特許出願人   日置電機株式会社 代理人 弁理士   大 原  拓 也第2図 Jす゛ 第3図   a2 第4図(A)      第4図(B)第5図(A) 
    第5図(B) 之XL= R+ jwL        θ=x ja
n−’ (WL/ R)第10図 nX[−一◆ 手続補正帯(自発) 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿 1、事件の表示 昭和62年特許願第141186号 2、発明の名称 LCRメータ 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 長野県埴科郡坂城町大字坂城6249番地日置電機株式
会社 代表者 日 置 恒 明 5、補正命令の日付(自 発) 昭和 年 月 日(発送日:同年 月 1」)6、補正
の対象 明細書中のr発明の詳細な説明」の欄 7、補正の内容 (1)明細書、第18頁第19行目(1) r(20d
 b)」ヲ[1’ (20d 13 )」と訂正する。 (2)同、第25頁第6行14ノr(20d b)J 
ヲff’(20dB)」と訂正する。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 被測定体に測定用信号を加え、レンジ設定用の基準抵抗
    を介して得られる一応答信号と上記測定用信号とから上
    記被測定体のL、C、R成分を測定するLCRメータに
    おいて、 上記被測定体に流れる電流を表す応答信号を検出して所
    定の許容上、下限値と比較する電流比較手段と、 上記測定用信号と上記応答信号とにより上記被測定体の
    インピーダンスを測定するインピーダンス演算手段と、 上記インピーダンス測定値により所定の測定範囲を有す
    るレンジを選択する測定範囲検出手段と、上記電流比較
    手段もしくは上記測定範囲検出手段からの制御出力にて
    上記基準抵抗の最適値が切り換え設定されるレンジ設定
    器とを備えていることを特徴とするLCRメータ。
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