JPS6330521Y2 - - Google Patents

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JPS6330521Y2
JPS6330521Y2 JP1983058703U JP5870383U JPS6330521Y2 JP S6330521 Y2 JPS6330521 Y2 JP S6330521Y2 JP 1983058703 U JP1983058703 U JP 1983058703U JP 5870383 U JP5870383 U JP 5870383U JP S6330521 Y2 JPS6330521 Y2 JP S6330521Y2
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JP
Japan
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liquid
coating
coated
application
tank
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JP1983058703U
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JPS59166872U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、回転体状の被塗布部材の塗布面に液
体を塗布するための装置に関するものである。
〔従来の技術〕
例えば、乾電池等の製造工程においては、その
電池缶の端部における開口部分は絞られた円筒状
となつており、その内面は回転面形状となつてい
る。そして、この開口部における回転面部分には
液状のシール剤のような液体を塗布する必要があ
る。
上記のように、回転面に液体を塗布する方法と
しては、従来は手作業による筆塗り法を用いてい
たが、かかる筆塗り法では作業効率が悪いため、
この塗布作業を自動化してその塗布効率を向上さ
せるために、所謂デイツプ転写法が開発されてい
る。
このデイツプ転写法による塗布方式は、塗布液
のタンク内に被塗布部材の内面形状に沿う外形を
有する塗布棒を用い、該塗布棒を液面下にデイツ
プさせて、その表面に液体を付着させ、然る後に
それを上昇させることにより被塗布部材の内面に
対面させて、この塗布棒の表面に付着した液体を
被塗布部材の内面に転写するようにしたものであ
る。このように構成すれば、被塗布部材の内面を
自動的に、しかも効率良く塗布することができる
ようになるので、都合が良い。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、前述したデイツプ転写法による塗布
方式にあつては、被塗布部材の内面の寸法に誤差
等があると、塗布液の塗りむらが生じ易いという
欠点がある。
本考案は上記の事情に鑑み、従来のデイツプ転
写法による塗布装置も持つ欠点である、塗りむら
の発生を防止して、回転体形状の被塗布部材の内
面を塗りむらを生じることなく、極めて精度良く
塗布することができるようにした塗布装置を提供
することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記の目的を達成するために、塗布液
を満たしたタンク内に塗布部材を支承部材に支承
させて設け、該支承部材を、前記塗布部材が前記
タンクの液面に対して出没変位させるための昇降
手段に装着し、前記塗布部材が液面から上昇した
ときにそれを被塗布部材に挿嵌させて、該被塗布
部材の内面を塗布するようにしたものであつて、
塗布部材を上下両端が開放された中空回転体状に
形成して、その周胴部に被駆動部材を設け、また
タンクの外部には回転駆動用の押動部材を設置
し、前記塗布部材が前記被塗布部材の内面と対面
させたときに、前記被駆動部材を液面上にまで上
昇させて、それを前記押動部材で押動させること
により該塗布部材を所定角度回動させる構成とし
たことをその特徴とするものである。
〔作用〕
このように構成することによつて、液面下に塗
布部材を位置させたときに、該塗布部材の表面に
液体が付着し、この塗布部材を上昇させて、被塗
布部材の内面と対面させたときに、液体が該被塗
布部材の内面に転写され、しかも押動部材により
被駆動部材が押動されて、塗布部材が回転せしめ
られることによつて、その全面に塗り広められる
ことになる。さらに、この塗布部材は上下の両端
が開放された中空回転面形状となつているので、
その上端に液体が滞留することがなく、塗布すべ
き領域以外に塗布液が付着することがなく、均一
な幅でむらなく塗布することができるようにな
り、塗布精度が著しく向上することになる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は本考案の液体の塗布装置の一実施例を
示す一部を切断して描いた正面図である。
1はタンクを示し、その中には塗布すべき液体
(本実施例においてはシール剤)2を満たしてあ
る。2aはその液面である。
3は被塗布部材で、本実施例においては電池缶
である。この電池缶3は支承手段(図示せず)に
より液面2aの上方に鉛直状態に保持されてい
る。3aは塗布すべき塗布面を示す。
塗布部材4は、上記の塗布面3aに対応する回
転面形状を有するもので、前述したように、被塗
布部材3の塗布面3aが円筒状の場合は、塗布部
材4の外面もこれに対応する円筒状となせばよ
く、また例えば塗布面3aが円錐状等の場合に
は、塗布部材の外面もこれに対応する円錐面形状
とすればよい。そして、この塗布部材4は上下の
両端が開放された中空部4aを有する中空円筒状
となつている。
上記の塗布部材4はホルダ5により、鉛直状態
となるようにして、しかも回転自在に支承させる
ようにしている。このホルダ5は、支承手段(図
示せず)により上下に移動し得るように案内され
ている。
さらに、上記のホルダ5は、タンク1外に設け
たエアシリンダにより伝動部材(共に図示せず)
を介して往復矢印Aで示したごとく上下に駆動し
得る構造となつている。これにより、塗布部材4
は垂直な姿勢を保ち、かつ回転自在に支承された
状態で上下に駆動されるようになつている。その
上下動ストロークは次のように設定される。
() 下降したときには、第1図に示すように
塗布部材4が液面2a下に沈む。
() 上昇した状態の側面図を第2図に示す。
同図に示すように、塗布部材4が上昇したと
き、その上端部が塗布面3aに嵌入する。な
お、第2図においては塗布部材4の下半部及び
ホルダ5は省略して描いてある。
さらに、塗布部材4が液面2aの上方に上昇
した状態において、該塗布部材4を鉛直軸Z−
Zの回りに回動せしめる駆動手段を設ける。本
実施例においては塗布部材4の周胴面に被駆動
部材としてのローラ6を回転自在に軸支すると
ともに、このローラ6を押動部材としてのプツ
シヤ7を設けてある。
上記プツシヤ7は、第1図の往復矢印Bの如
く、水平に駆動せしめ得るように構成してあり、
上記のローラ6が塗布部材4と共に上昇して第2
図に示した位置になるとこのプツシヤ7と対向す
る。第2図においてプツシヤ7は紙面と垂直方向
に駆動され、紙面の手前方向に前進するとローラ
6を押動し、塗布部材4を鉛直軸Z−Zの回りに
矢印Cの如く回動させる。プツシヤ7が紙面背後
方向に後退すると、塗布部材4は付勢スプリング
(図示せず)の作用により反矢印C方向に復元回
動する。
以上のように構成した液体の塗布装置を使用す
るには、第1図に示す如く、塗布部材を液面2a
の下方に沈ませて、その外周面を液体2(本実施
例においてはシール剤)に触れさせる。
一方、被塗布部材3(本実施例においては電池
缶のような円筒体)は、液面2aの若干上方に、
その塗布面3aが塗布部材の鉛直軸Z−Zと同心
をなすように支承しておく。
次いで、塗布部材4を第2図に示したように上
昇させて、その上端部を被塗布面3a内に嵌入さ
せる。これにより、シール剤で濡らされた塗布部
材4からシール剤が被塗布面3aに転写されて、
デイツプ転写が行われる。そして、この状態にお
いて、プツシヤ7を作動させて、液面2a上にあ
るローラ6を押動させて、塗布部材4を矢印C方
向に所定角度だけ回動させる。この回動により、
被塗布面3aに付着したシール剤は円周方向に塗
り広げられ、前述したデイツプ転写時において、
塗り残しがある部分にもシール剤が供給され、こ
の結果塗りむらが無く、被塗布面3aの全面にシ
ール剤を回り込ませることができるようになり、
一様な膜厚に塗り整えられる。しかも、塗布部材
4には上下の両端部を開放した中空部4aが設け
られているので、該塗布部材4が液面2aから上
昇する際に余分のシール剤を掻き上げる虞がな
く、この塗布部材4の塗布面3a内への嵌入時及
びその回動時に被塗布面3a以外に余分のシール
剤が付着することがない。
然る後に、塗布部材4を下降せしめると、1サ
イクルが完了する。そこで、塗布済みの電池缶と
交換して上述の作動を繰返すと、連続的に、高能
率で、自動的に塗布が行われる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の液体の塗布装置
は、両端を開放した中空回転体状の塗布部材を上
下動自在かつ回動自在に支承し、この塗布部材を
タンク内に浸漬した状態から上昇させて、被塗布
部材の内面に嵌入させると共に、上昇した位置で
所定角度回動させるように構成したので、回転面
等の回転体形状の塗布面を有する被塗布部材に対
して塗布液を塗りむらなく、しかも塗布すべき領
域以外に塗布液を付着させることなく自動的に、
しかも高効率で塗布することができるようになる
という優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
添付の図面は本考案の液体の塗布装置の一実施
例を示し、第1図は塗布部材が下降した状態にお
ける一部断面正面図、第2図は塗布部材が上昇し
た状態における一部断面側面図で、塗布部材の下
半部及びそのホルダを省略して描いてある。 1:タンク、2:液体の一例としてのシール
剤、2a:液面、3:被塗布部材としての電池
缶、3a:塗布面、4:塗布部材、5:塗布部材
のホルダ、6:被駆動部材としてのローラ、7:
押動部材としてのプツシヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 塗布液を満たしたタンク内に塗布部材を支承部
    材に支承させて設け、該支承部材を、前記塗布部
    材を前記タンクの液面に対して出没変位させるた
    めの昇降手段に装着し、該塗布部材が液面から上
    昇したときにそれを被塗布部材に挿嵌させて、該
    被塗布部材の内面を塗布するようにしたものにお
    いて、塗布部材4を上下両端が開放された中空回
    転体状となして、その周胴部に被駆動部材6を設
    け、またタンク1の外部に回転駆動用の押動部材
    7を設置し、前記塗布部材4が前記被塗布部材3
    の内面と対面したときに、前記被駆動部材6を液
    面2a上にまで上昇させて、それを前記押動部材
    7で押動させることにより該塗布部材4を所定角
    度回動させる構成としたことを特徴とする液体の
    塗布装置。
JP5870383U 1983-04-21 1983-04-21 液体の塗布装置 Granted JPS59166872U (ja)

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JP5870383U JPS59166872U (ja) 1983-04-21 1983-04-21 液体の塗布装置

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JP5870383U JPS59166872U (ja) 1983-04-21 1983-04-21 液体の塗布装置

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JPS59166872U JPS59166872U (ja) 1984-11-08
JPS6330521Y2 true JPS6330521Y2 (ja) 1988-08-16

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ID=30188979

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5343062B2 (ja) * 1975-12-24 1978-11-16

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5343062U (ja) * 1976-09-18 1978-04-13
JPS5942141Y2 (ja) * 1980-05-27 1984-12-07 日立マクセル株式会社 ピツチ塗布装置

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5343062B2 (ja) * 1975-12-24 1978-11-16

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