JPS6330476A - エチレンオキシドの精製方法 - Google Patents

エチレンオキシドの精製方法

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JPS6330476A
JPS6330476A JP61171831A JP17183186A JPS6330476A JP S6330476 A JPS6330476 A JP S6330476A JP 61171831 A JP61171831 A JP 61171831A JP 17183186 A JP17183186 A JP 17183186A JP S6330476 A JPS6330476 A JP S6330476A
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ethylene oxide
tower
column
liquid
conduit
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行彦 柿本
Masayuki Sawada
沢田 雅行
Nobuaki Kajimoto
梶本 宣明
Isamu Kiguchi
木口 勇
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エチレンオキシドの精製方法に関するもので
ある。エチレンを銀触媒の存在下、分子状酸素含有ガス
と接触気相酸化して生成したエチレンオキシドを含有す
る反応生成ガスをエチレンオキシド吸収塔へ導入し吸収
液と向流接触させ、エチレンオキシド吸収塔頂部よりの
ガスはエチレン酸化反応工程へ循環し、エチレンオキシ
ドを含むエチレンオキシド吸収塔底液はエチレンオキシ
ド放散塔へ供給し、エチレンオキシド放散塔頂からエチ
レンオキシドを放散せしめ、エチレンオキシドおよび水
を含む留出液を凝縮させ、脱水塔で水分を分離し、重質
分分離塔で重質分を分離し、ついでエチレンオキシド精
留塔でエチレンオキシドを精留する工程よりなるエチレ
ンオキシドの精製方法において、エチレンオキシド精留
塔および/または重質分分離塔の加熱エネルギーを低減
させるエチレンオキシドの精製方法に関するものである
(従来の技術) エチレンオキシドは一般につぎにようにして精製される
。エチレンと分子状酸素含有ガスとを銀触媒上で接触気
相酸化して生成するエチレンオキシドを含む反応生成ガ
スをエチレンオキシド吸収塔へ導びき水を主とする吸収
液と向流接触させエチレンオキシド水溶液として回収し
、ついでエチレンオキシド放散塔へ送りエチレンオキシ
ド放散塔底部を加熱蒸気で加熱することによってエチレ
ンオキシドを水溶液から放散させエチレンオキシド放散
塔底部より実質的にエチレンオキシドを含まない水溶液
は吸収液として循環使用し、エチレンオキシド放散塔頂
部より放散されるエチレンオキシド、水、二酸化炭素、
不活性ガス(窒素、アルゴン、メタン、エタン、)の他
ホルムアルデヒド等の低沸点不純物およびアセトアルデ
ヒド、酢酸等の高沸点不純物を含む放散物を脱水工程、
重質分分離工程および重質分分離工程の各々を経て精製
しエチレンオキシドを製造することができる。
エチレンオキシドの回収方法については種々の提案がさ
れている。たとえば、 米国特許第3.165.539号、米国特許第2゜77
1.473号、米国特許第4.028.070号、米国
特許第3,097,215号、米国特許第3.217.
466号、米国特許第3,745.092号、米国特許
第3,729.899号、米国特許第3.766.71
4号および米国特許第3.964.980号等が挙げら
れる。
従来公知の方法を具体的に説明すると、例えば第1図に
おいてエチレンを銀触媒の存在下、分子状酸素含有ガス
により接触気相酸化して生成するエチレンオキシドを含
む反応生成ガスを導管1を通して、充填塔あるいは棚段
塔型式のエチレンオキシド吸収塔2の下部へ供給し、導
管3よりエチレンオキシド吸収塔2の上部へ吸収液を導
入し、反応生成ガスと向流接触させ、反応生成ガス中の
99重量%以上のエチレンオキシドを回収し、エチレン
オキシド吸収塔2の塔頂より吸収しなかつたエチレン、
酸素、二酸化炭素、不活性ガス(窒素、アルゴン、メタ
ン、エタン)アルデヒド類、酸性物質等のガスは導管4
を通して二酸化炭素吸収工程および/または酸化反応工
程へ循環される。
この吸収工程においてエチレンオキシドの他、エチレン
、酸素、二酸化炭素、不活性ガス(窒素、アルゴン、メ
タン、エタン、)ならびにエチレン酸化反応工程で生成
したホルムアルデヒド等の低沸点不純物、アセトアルデ
ヒド、酢酸等の高沸点不純物もその実質量が同時に吸収
される。エチレンオキシド吸収塔2の塔底液を導管5を
通して熱交換固6へ送りエチレンオキシド放散塔底液と
熱交換して温度70〜110℃に高め、S管7によりフ
ラッシュタンク8へ送られ一部エチレンオキシド、水を
含む不活性ガスの重質分ガスが導管9により分離される
。重質分ガスをフラッシュした残部の吸収液を導管10
を通して塔頂圧力0.1〜2 Kg/ cd G、塔頂
温度85〜120℃のエチレンオキシド放散塔11の上
部へ供給し、エチレンオキシド放散塔11の加熱器12
より水蒸気またはダウサム(ダウ社、熱媒体商品)等の
加熱媒体で導管13を通して加熱するか、または直接エ
チレンオキシド放散塔11の底部へ水蒸気を導入する加
熱方式により加熱し、吸収液中に含まれるエチレンオキ
シドの99重量%以上を放散せしめ、エチレンオキシド
放散塔11の底部よりエチレンオキシドを実質的に含ま
ない温度110〜150℃のエチレンオキシド放散塔底
液の一部は導管14および導管15を通して熱交換器6
でエチレンオキシド吸収塔2の塔底液と熱交換し、導管
16を通して、さらに導管18および導管19に冷却水
が通る冷部器17により冷却し、ついで吸収液中のエチ
レングリコール濃度を調節するため新鮮な水を導管21
を通して4人し、必要により、吸収液中のpHを調節す
るため水酸化カリウム水溶液を添加し、吸収液中の消泡
剤濃度を調節するため消泡剤をエチレンオキシド吸収塔
2へそれぞれ導入することができる。エチレンを分子状
酸素で酸化する酸化工程およびエチレンオキシド放散工
程の間で吸収液中にエチレンオキシドと水との加水反応
で生成する副生エチレングリコールおよびホルムアルデ
ヒド等の低沸点不純物、アセトアルデヒドおよび酢酸等
の高沸点不純物の増加を防ぐためエチレンオキシド放散
塔11の塔底部より導管14および22を通してエチレ
ンオキシド放散塔11の底液を抜き出し、副生エチレン
グリコール濃縮工程に送られる。
一方、エチレンオキシド放散塔11の塔頂部より放散さ
れるエチレンオキシドを含む放散蒸気は導管23を通し
て、導管25および導管26に冷却水が通る凝縮器24
へ送り、凝縮液は導管27を通してエチレンオキシド放
散塔11の塔頂部へ還流し、未凝縮蒸気は導管28を通
して脱水塔29へ供給される。
脱水塔29の加熱器30により水蒸気またはダウサム(
ダウ社商品)等の加熱媒体で導管31を通して加熱する
か、または直接脱水塔29の下部へ水蒸気を導入する加
熱方式により加熱し、脱水塔29の塔底部より導管32
を通して実質的にエチレンオキシドを含まない水が抜き
出される。
脱水塔29の塔頂部よりエチレンオキシドを含む蒸気は
導管33を通して、導管35および導管36に冷却水ま
たはブラインが通る凝縮器34へ送り、凝縮液は導管3
7を通して脱水塔29の塔頂部へ運流し、凝縮器34の
未凝縮蒸気は導管39を通して再エチレンオキシド吸収
塔(図示していない)へ供給される。凝縮器34の凝縮
液の他部は導管38を通して軽質分分離塔40へ供給さ
れる。
軽質分分離塔40の加熱器41により水蒸気またはダウ
サム(ダウ社商品)等の加熱媒体で導管42を通して加
熱する方式により加熱し、軽質分分離塔40の塔頂部よ
り軽質分を含むエチレンオキシド蒸気は導管43を通し
て凝縮器44へ送り、凝縮液は導管47を通して軽質分
分離塔40の塔頂部へ還流し、未凝縮蒸気は導管48を
通してエチレンオキシドを回収するため再エチレンオキ
シド吸収塔(図示してない)へ供給される。
一方重質分を分離されたエチレンオキシドは軽質分分離
塔40の塔底部より導管4つを通してエチレンオキシド
精留塔50へ供給される。
エチレンオキシド精留塔50の加熱器58へ導管5つよ
り圧力0.5〜3.0に9/cMGの水蒸気を供給し、
エチレンオキシド精留塔50の塔底温度35〜85℃、
エチレンオキシド精留塔底圧力1.2〜8.21(g/
iGで精留を行ない、エチレンオキシド精留塔頂部より
塔頂温度29〜81℃、塔頂圧力1.0〜8.01(g
/CmGのエチレンオキシド蒸気を導管51を通して、
凝縮器52へ送りエチレンオキシド蒸気は液化し、液化
した液の一部は2!管56を通してエチレンオキシド精
留塔50の塔頂部へ還流液として導入し、液化した液の
他部は導管57を通してエチレンオキシド製品として抜
き出される。
エチレンオキシド精留塔50の凝縮器52の未凝縮蒸気
は導管55を通してエチレンオキシドを回収するため再
エチレンオキシド吸収塔(図示してない)へ供給される
エチレンオキシド精留塔50の塔底液はアセトアルデヒ
ド、水、および酢酸等の高沸点不純物の重質分分離のた
め必要により導管67を通して後き出される。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このようなエチレンオキシドの精製方法
は、エチレンオキシド放散塔頂蒸気の凝縮熱の回収やエ
チレンオキシド放散塔底部より抜き出された液が有する
熱エネルギーを回収する点については十分でなく、大暑
の熱量が系外に廃棄されるという問題があった。従来の
方法は100〜150℃のエチレンオキシド放散塔底液
をエチレンオキシド吸収塔底液と熱交換させ、熱量の回
収を行なった後、6朗してエチレンオキシド吸収塔の吸
収液としていた。また、エチレンオキシドの精製方法は
エチレンオキシド精留塔及び重質分分離塔における加熱
蒸気りを多量に消費する問題があった。
したがって、本発明の目的は、エチレンオキシドの新規
な精製方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、エチレンオキシド放散塔底液の有
するエネルギー有効利用をはかったエチレンオキシドの
精製方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、エチレンを分子状酸素含有ガスと接触気相酸
化して生成したエチレンオキシドを含有する反応生成ガ
スをエチレンオキシド吸収塔へ導入して吸収液と向流接
触させ、エチレンオキシド吸収塔頂部よりのガスはエチ
レン酸化反応工程へ循環し、エチレンオキシドを含むエ
チレンオキシド吸収塔底液はエチレンオキシド放散塔へ
供給してエチレンオキシド放散塔頂からエチレンオキシ
ドを放散せしめ、エチレンオキシドおよび水を含む留出
液を凝縮させ、脱水塔で水分を分離し、重質分分離塔で
重質分を分離し、ついでエチレンオキシド精留塔でエチ
レンオキシドを精留する工程よりなるエチレンオキシド
の精製方法において、エチレンオキシド放散塔頂部から
放散される放散物をエチレンオキシド精留塔の加熱源に
使用し、エチレンオキシド放散塔底部より抜き出されだ
液の一部はエチレンオキシド吸収塔底液と熱交換した後
エチレンオキシド精留塔の加熱源および/または重質分
分離塔の加熱源に使用することを特徴とするエチレンオ
キシドの精製方法に関するものである。 これらの諸口
的は、エチレンを分子状酸素含有ガスと接触気相酸化し
て生成したエチレンオキシドを含有する反応生成ガスを
エチレンオキシド吸収塔へ尋人して吸収液と向流接触さ
せ、エチレンオキシド吸収塔頂部よりのガスの一部はエ
チレン酸化反応工程へ循環し、エチレンオキシドを含む
エチレンオキシド吸収塔底液はエチレンオキシド放散塔
へ供給し、エチレンオキシド放散塔頂部からエチレンオ
キシドを放散せしめ、エチレンオキシドおよび水を含む
留出液をaIi!させ、脱水塔で水分を分離し、重質分
分離塔で重質分を分離し、ついでエチレンオキシド精留
塔でエチレンオキシドを精製する工程よりなるエチレン
オキシドの精製方法において、エチレンオキシド放散塔
頂部から放散される放散物をエチレンオキシド精留塔の
加熱源に使用し、エチレンオキシド放散塔底部より抜き
出された液の一部はエチレンオキシド精留塔の加熱源お
よび/または重質分分離の加熱源に使用することを特徴
とするエチレンオキシドの精製方法により達成される。
第1図は、公知のエチレンオキシドの精製方法の一例を
示すフローチャートであり、 第2〜5図は、本発明によるエチレンオキシドの精製方
法の実施態様を示すフローチャートである。
本発明においてエチレンオキシド吸収塔へ供給される吸
収液の温度は5〜40℃、好ましくは10〜35℃であ
り、吸収液の組成はpHが5〜12、好ましくは6〜1
1、エチレングリコール濃度が1〜40重量%、好まし
くは5〜30m石%、消泡剤濃度がQ、1pHIII以
上、好ましくは1〜iooppm、残り水の範囲に制翻
される。吸収液中のエチレングリコール濃度を一定に保
持するためエチレンオキシド吸収塔とエチレンオキシド
放散塔とを循環する吸収液の一部をエチレンオキシド放
散塔底部から抜き出し副生エチレングリコ−ル濃縮塔へ
送り、必要により新鮮な水が導入され制御される。l)
Hの調節は、たとえばカリウム、ナトリウムのようなア
ルカリ金属の水酸化物や炭M塩等の吸収液に溶解する化
合物を添加することにより行うのが好ましく、添加剤は
具体的には水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウムが好
ましい。
消泡剤は、エチレンオキシド、副生エチレングリコール
等に不活性であり、吸収液の消泡効果を有するものであ
ればいかなる消泡剤でも使用でき、代表的な例としては
水溶性シリコンエマルションが吸収液への分散性、希釈
安定性、熱安定性が優れているので効果的である。
エチレンオキシド吸収塔の操作条件は、反応生成ガス中
のエチレンオキシド濃度が0.5〜5容量%、好ましく
は1.0〜4容量%であり、エチレンオキシド吸収塔の
操作圧は2〜40に9/ciG、好ましくは10〜30
 K9 / ci Gである。エチレンオキシド放散塔
の操作条件は、エチレンオキシド放散塔頂圧力0 、1
〜2 K!J / cIliG 、好ましくは0゜3〜
0 、6 K9 / ctA G 1工チレンオキシド
放散塔頂温度85〜120’C、エチレンオキシド放散
塔底温度100〜150℃、エチレンオキシド放散塔底
エチレンオキシド濃度は101]t1m以下、好ましく
は0.5ppm以下である。
本発明の第1の特徴は、エチレンオキシド放散塔での塔
Ir1部から放散された蒸気をエチレンオキシド精留塔
の加熱器に導入することにより、エチレンオキシド精留
塔を加熱するに要する外部からの加熱熱量を大幅に減少
することが可能となる効果を発揮するものである。さら
にこの方法を実施することによってエチレンオキシドの
放散塔頂部で発生した蒸気相を冷却する冷却水の熱負荷
が低減される効果を有するものである。 本発明の第2
の特徴は、エチレンオキシド放散塔底部より抜き出され
た液の一部をエチレンオキシド吸収塔底部よりの液と熱
交換した俊、エチレンオキシド精留塔および軽質分分離
塔の加熱源として利用するすることによってエチレンオ
キシド精留塔および軽質分分離塔の加熱蒸気の削減をも
たらすものである。さらにエチレンオキシド吸収塔への
吸収液を冷却するための冷却水の熱負荷が低減されるも
のである。
本発明においてエチレンオキシド脱水塔へ供給される供
給蒸気の温度は5〜60℃、好ましくは10〜50℃で
あり、供給蒸気のエチレンオキシド濃度は80〜98重
量%の範囲である。
エチレンオキシド脱水塔の操作条件は、脱水塔頂点圧力
O〜2Kg/cdG1好ましくは0.3〜0゜6 Kg
/ cm G、脱水塔頂温度10〜40℃、脱水塔底温
度100〜130℃の範囲である。脱水塔底エチレンオ
キシド濃度は100 +o+m以下、好ましくは10p
pm以下の範囲である。
本発明においてエチレンオキシド軽質分分離塔へ供給さ
れる供給液の温度は0〜50℃、好ましくは5〜30℃
であり、供給液の組成は大部分がエチレンオキシドで、
わずかのホルムアルデヒド等のアルデヒド類及び水を含
/υでいる。
軽質分分離塔の操作条件は、軽質分分離塔偵圧力1〜1
0Kg/cdG好ましくは3〜789 / crl G
、軽質分分離塔頂温度30〜90℃、軽質分分離塔底温
度30〜90℃の範囲である。
軽質分分離塔底エチレンオキシド濃度は99.5重量%
以上、好ましくは99.95重量%以上の範囲である。
本発明においてエチレンオキシド精留塔は棚段塔型式お
よび充填塔型式がある。
棚段塔型式の蒸留塔の棚段としては種々あるがバブルキ
ャップトレイ、ユニフラックストレイ、ターボグリッド
トレイ、リップトレイ、フレキシトレイ、シーブトレイ
、パラストトレイ等が挙げられる。また、充填塔型式の
精留塔の充填物としては、ラシヒリング、ポールリング
、サドル型リング、スパイラルリング、マクマホンバッ
キング、インターロックスメタルバッキング、−論理段
数あたり10mmHQ以下の圧力損失を有する充填物、
織物または編物構造の金網積層板等が挙げられる。
本発明においてエチレンオキシド精留塔および軽質分分
離塔は一理論段数あたり20 mm H(+以下、好ま
しくは15mH(+以下の圧力損失を有する町段塔形式
および充填塔形式が好ましい。
本発明においてエチレンオキシド精留塔へ供給される供
給液の温度は30〜90℃、好ましくは50〜70℃で
あり、供給液の組成はエチレンオキシド濃度が99.5
重量%以上、好ましくは99.95重ω%以上の範囲に
IlIIJwJされる。
エチレンオキシドの精留塔の操作条件は、精留塔頂圧力
1.0〜8.C1/cdG、好ましくは1゜2〜5.O
Ks/ciG、精留塔頂温度29〜81℃、精密塔底温
度35〜85℃、エチレンオキシド精留塔底エチレンオ
キシド濃度は30〜90重ω%、好ましくは40〜80
1f量%の範囲である。
本発明において、エチレンオキシド精留塔底液はエチレ
ンオキシドの他にアセトアルデヒド、水および酢酸等の
高沸点不純物からなる。
したがって前記特徴は、エチレンを銀触媒の、存在下、
分子状酸素含有ガスと接触気相酸化して生成したエチレ
ンオキシドを含有する反応生成ガスをエチレンオキシド
吸収塔へ導入し、吸収液と向流接触させ、エチレンオキ
シド吸収塔頂部よりのガスの一部はエチレン酸化反応工
程へ循環し、エチレンオキシドを含むエチレンオキシド
吸収塔底液はエチレンオキシド放散塔へ供給し、エチレ
ンオキシド放散塔頂部からエチレンオキシドを放散せし
め、エチレンオキシド放散塔底部より抜き出した液の一
部は熱交換器にてエチレンオキシド吸収塔底部と熱交換
した後、冷却器にて冷却した後、エチレンオキシド吸収
塔へ尋き吸収液として循環使用し、残部はその液に含ま
れるエチレングリコールを濃縮するため副生エチレング
リコール濃縮塔へ送る工程において、エチレンオキシド
放散塔頂部より放散する蒸気が有する熱エネルギーを回
収し、その回収熱エネルギーの有効利用を計ることであ
る。その手段として、エチレンオキシド放散塔頂部より
放散する蒸気をエチレンオキシド精留塔の加熱器に送り
1.熱交換し放散物を液化し、凝縮した液はエチレンオ
キシド放散塔へ還流し、未凝縮ガスは脱水塔へ供給する
方法が採用される。
さらにエチレンオキシド放散塔底部より抜き出した液は
エチレンオキシド吸収塔底液と熱交換して熱量を回収し
た後、エチレンオキシド精留塔および/または軽質分分
離塔の加熱器に導かれ、エチレンオキシド精留塔および
/または軽質分分離塔の加熱源の一部として利用され、
ついで冷却水で冷却されエチレンオキシド吸収塔へ導か
れる。
一方、エチレンオキシド吸収塔底液はエチレンオキシド
放散塔底部よりの高温の液と熱交換された後、フラッシ
ュタンクにて軽質分ガスを分離した後、エチレンオキシ
ド放散塔頂部へ供給されてエチレンオキシドは放散され
る。本発明においてエチレンオキシド放散塔頂部より放
散されるものは、大部分が水、エチレンオキシド、受部
分が二酸化炭素、微量の酸素、エチレン、不活性ガス(
窒素、アルゴン、メタン、エタン)、ホルムアルデヒド
等の低沸点不純物、アセトアルデヒドおよび酢酸等の高
沸点不純物からなる放散物である。
本発明をさらに詳しく述べるために図面に基づいて説明
する。
第2図においてエチレンを銀触媒の存在下、分子状酸素
含有ガスにより接触気相酸化して生成するエチレンオキ
シドを含む反応生成ガスを導管301を通して、充填塔
あるいは棚段塔形式のエチレオキシド吸収塔302の下
部へ供給し、導波管303よりエチレンオキシド吸収塔
302の上部へ吸収液を導入し、反応生成ガスと向流接
触させ、反応生成ガス中の99重軽泥以上のエチレンオ
キシドを回収し、エチレンオキシド吸収塔302の塔頂
より吸収しなかったエチレン、酸素、二酸化炭素、不活
性ガス(窒素、アルゴン、メタン。
エタン)、アルデヒド、酸性物質等のガスは導管304
を通して二酸化炭素吸収工程および/また酸化反応工程
へ循環される。この吸収工程においてエチレンオキシド
の他、エチレン、酸素、二酸化炭素、不活性ガス(窒素
、アルゴン、メタン。
エタン)ならびにエチレン酸化反応工程で生成したホル
ムアルデヒド等の低沸点不純物、アセトアルデヒド、酢
酸等の高沸点不純物もその実質量が同時に吸収される。
エチレンオキシド吸収塔302の塔底液を導管305を
通して熱交換器306へ送りエチレンオキシド放散塔3
11底液と熱交換して温度70〜110℃に高め、導管
307によりフラッシュタンク308へ送られ一部エチ
レンオキシドおよび水を含む不活性ガスの軽質分ガスが
導管309により分離される。軽質分ガスをフラッシュ
した残部の吸収液を′S管310を通して塔頂圧力0 
、1〜2 kQ/cmczG 、温度90〜120℃の
エチレンオキシド放散塔311の上部へ供給し、エチレ
ンオキシド放散塔311の加熱器312より水蒸気また
はダウサム(ダウ社商品)等の加熱媒体で導管313を
通して加熱するか、または直接エチレンオキシド放散塔
311の底部へ水蒸気を導入する加熱方式により加熱し
、吸収液中に含まれるエチレンオキシドの99瓜量%以
上を放散せしめ、エチレンオキシド放散塔311の底部
よりエチレンオキシドを実質的に含まない温度 100〜150℃の放散塔底液の一部は導管314およ
び導管315を通して熱交換器306でエチレンオキシ
ド吸収塔302の塔底液と熱交換した後導管380によ
りエチレンオキシド精留塔350の加熱器358へ送ら
れ、加熱源とした後、導管316を通して、さらに導管
318および319に冷却水が通る冷却器317により
冷却し、ついで吸収液中のエチレングリコール濃度を調
部するため新鮮な水を導管321を通して導入し、必要
により、吸収液中のpHを調節するため水酸化カリウム
水溶液を添加し、吸収液中の涜泡剤濃度を調節するため
消泡剤をエチレンオキシド吸収塔302へそれぞれ導入
することができる。
エチレンを分子状酸素で酸化する酸化工程およびエチレ
ンオキシド放散工程の間で吸収液中にエチレンオキシド
と水との加水反応で生成する01生エチレングリコール
およびホルムアルデヒド等の低沸点不純物、アセトアル
デヒドおよび酢酸等の高沸点不純物の増加を防ぐためエ
チレンオキシド放散塔311の塔底より導管314iよ
び322を通してエチレンオキシド放散塔311の底液
を抜き出し、副生エチレングリコール濃縮工程に送られ
る。
一方、エチレンオキシド放散塔311の塔頂部より放散
されるエチレンオキシドを含む放散蒸気は導管323を
通して、エチレンオキシド精留塔350の加熱器360
へ送り加熱源とした後、凝縮液および未凝縮蒸気は導管
361を通して導管362および導管363に冷却水が
通る凝縮器364へ送り、凝縮液は導管365を通して
エチレンオキシド放散塔311の塔頂部へ還流し、未凝
縮蒸気は導管366を通して脱水塔329へ供給される
脱水塔329の加熱器330により水蒸気またはダウサ
ム(ダウ社商品)等の加熱媒体でη管331を通して加
熱するか、または直接脱水塔329の下部へ水蒸気を導
入する加熱方式により加熱し、脱水塔329の塔底部よ
り導管332を通してエチレンオキシドを実質的に含ま
ない水が抜き出される。
脱水塔329の塔頂部よりエチレンオキシドを含む蒸気
は導管333を通して、導管335および導管336に
冷却水またはブラインが通る凝縮器334へ送り、凝縮
液の一部は導管337を通して脱水塔329の塔頂部へ
還流し、凝縮器334の未凝縮蒸気はη管339を通し
て再エチレンオキシド吸収塔(図示していない)へ供給
される。
凝縮器334の凝縮液の他部は導管338を通して軽質
分分離塔340へ供給される。軽質分分離塔340の塔
頂部より軽質分ガスを含むエチレンオキシド蒸気は導管
343を通して凝縮器344へ送り、凝縮液は導管34
7を通して軽質分分離塔340の塔頂部へ還流し、未凝
縮蒸気は導・管348を通してエチレンオキシドを回収
するため再エチレンオキシド吸収塔(図示してない)へ
供給される。
軽質分分離塔340の塔底液は導管349を通してエチ
レンオキシド精留塔350へ供給される。
エチレンオキシド精留塔350の加熱器360ヘエチレ
ンオキシド放散塔311の塔頂部からの放散物を供給し
、エチレンオキシド精留塔350の加熱器358にエチ
レンオキシド放散塔311の底部よりの液をエチレンオ
キシド吸収塔底部よりの液と熱交換した後、導管380
を通して尋人する加熱方式により加熱し、エチレンオキ
シド精留塔350の塔底温度29〜81℃、エチレンオ
キシド精留塔底圧力1.2〜8.2kg/Cff1Gで
精留を行ない、エチレンオキシド精留塔350の頂部よ
り塔頂温度35〜75℃、塔頂部圧力1〜8ko/iG
のエチレンオキシド蒸気を1flf351を通して、エ
チレンオキシド凝縮器352へ送り、エチレンオキシド
を液化し、一部は導管356を通してエチレンオキシド
精留塔350の塔頂部へ還流液として供給し、他部は導
管357を通してエチレンオキシド製品として抜き出さ
れる。
エチレンオキシド精留塔350の塔底液はエチレンオキ
シドの他アセトアルデヒド、水および酢酸を含むため必
要により導管367を通して抜き出される。
エチレンオキシド放散塔311底液は熱交換、器306
によりエチレンオキシド吸収塔302底部からの液と熱
交換された後、導管380を経てエチレンオキシド精留
塔350の加熱器358に供給されて加熱源として使用
され、ついで導管316を経て冷却器317に送られて
冷却され、さらに導管320および303を経てエチレ
ンオキシド吸収塔302に循環される。
第3図は、本発明の別の実施態様を示すもので、第2図
に示す方法と同様な方法において、エチレンオキシド放
散塔底液は熱交換器406によりエチレンオキシド吸収
塔402底部からの液と熱交換されたのち、η管442
を経て軽質分分離塔440の加熱器441に供給されて
加熱源として使用され、ついで導管416を経て冷却器
417に送って冷却し、さらに導管420および403
を経てエチレンオキシド吸収塔402に循環される。
なお、第2図における符号に100をプラスした符号は
第3図において同一の部材を表わす。
第4図は、本発明の別の実施態様を示すもので、第2図
に示す方法と同様な方法において、エチレンオキシド放
散塔底液は熱交換器506によりエチレンオキシド吸収
塔502からの液と熱交換されたのち、導管580およ
び581.542を経てエチレンオキシド精留塔550
の加熱器558および軽質分分離塔540の加熱器54
1にそれぞれ供給して加熱源として使用し、ついで導管
582.583および516を経て冷却器517に送っ
て冷却し、ざらに導管520および503を経てエチレ
ンオキシド吸収塔502に循環される。
なお、第2図における符号に200をプラスした符号は
第4図において同一の部材を表わす。
第5図は、本発明のさらに別の実施態様を示すもので、
第2図に示す方法と同様な方法において、エチレンオキ
シド放散塔底液は熱交換5606によりエチレンオキシ
ド吸収塔602からの液と熱交換されたのち、導管68
0を経てエチレンオキシド精留塔650の加熱器658
に供給されて加熱源として使用され、ついで導管642
を経て軽質分分離塔640の加熱器641に供給されて
加熱源として使用され、ついで導管616を経て冷[1
617に送られて冷却され、さらに導管620および6
03を経てエチレンオキシド吸収塔602へ循環される
なお、第2図における符号に300をプラスした符号は
第5図において同一の部材を表わす。
(実 施 例) 以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。し
かし本発明はこの実施例のみによって本発明の範囲を規
制するものではない。
実施例 1 第2図において、エチレンを銀触媒の存在下、分子状酸
素含有ガスにより接触気相酸化して生成するエチレンオ
キシドを含む反応生成ガスを導管301を通して、充填
塔あるいは棚段塔形式のエチレンオキシド吸収W130
2の下部へ供給し、導管303よりエチレンオキシド吸
収塔302の上部へ温度29.6℃以下、p)l=6、
エチレングリコール濃度=9.0重量%、消泡剤(水溶
性シリコーンエマルジョン)濃度3 pDmおよび残部
は水からなる吸収液を導入し、反応生成ガスと向流接触
させ、反応生成ガス中の99川量%以上のエチレンオキ
シドを回収し、エチレンオキシド吸収塔302の塔頂よ
り吸収しなかったエチレン、M素、二酸化炭素、不活性
ガス(窒素、アルゴン。
メタン、エタン)、アルデヒド、酸性物質等のガスは導
管304を通して二酸化炭素吸収工程および/または酸
化反応工程へ循環した。この吸収工程においてエチレン
オキシドの他、エチレン、酸素、二酸化炭素、不活性ガ
ス(窒素、アルゴン。
メタン、エタン)ならびにエチレン酸化反応工程で生成
したホルムアルデヒド等の低沸点不純物。
アセ1−アルデヒド、酢酸等の高沸点不純物もその実質
量が同時に吸収した。エチレンオキシド吸収塔302の
塔底液を導管305を通して熱交換器306へ送りエチ
レンオキシド放散塔底液と熱交換して温度105.5℃
に高め、導管3゜7によりフラッシュタンク308へ送
られ一部エチレンオキシドおよび水を含む不活性ガスの
軽質分ガスが導管309により分離された。軽質分ガス
をフラッシュした残部の吸収液をiO管310を通して
塔頂圧力0.4kg/criG、 温度99.6℃のエ
チレンオキシド放散塔311の上部へ供給し、エチレン
オキシド放散塔311の加熱器312より水蒸気を通し
て加熱し、吸収液中に含まれるエチレンオキシドの99
重量%以上を放散せしめ、エチレンオキシド放散塔31
1の底部よりエチレンオキシドを実質的に含まない11
13.8℃′のエチレンオキシド放散塔底液の一部は導
管314および導管315を通して熱交換器306でエ
チレンオキシド吸収塔302の塔底液と熱交換した後、
導管380によりエチレンオキシド精留塔350の加熱
器358に送り加熱源とした後、導管316を通して、
さらに導管318および導管319に冷却水が通る冷加
器317により冷却し、ついで吸収液中のエチレングリ
コール濃度を調節するため新鮮な水を導管321を通し
て導入した。
エチレンを分子状酸素で酸化する酸化工程およびエチレ
ンオキシド放散工程の間で吸収液中にエチレンオキシド
と水との加水反応で生成する副生エチレングリコールお
よびホルムアルデヒド等の低沸点不純物、アセトアルデ
ヒドおよび酢酸等の高沸点不純物の増加を防ぐためエチ
レンオキシド放散塔311の塔底より導管314および
322を通してエチレンオキシド放散塔311の底液を
後き出し、nI生エチレングリコール濃縮工程に送った
一方、エチレンオキシド放散塔311の塔頂部より放散
されるエチレンオキシドを含む放散蒸気はiM管323
を通して、エチレンオキシド精留塔350の加熱器36
0へ送り加熱源とした後、凝縮液および未凝縮蒸気は導
管361を通して導管362および導管363に冷却水
が通る凝縮器364へ送り、凝縮液は導管365を通し
てエチレンオキシド放散塔311の塔頂部へ還流し、未
凝縮蒸気は導管366を通して脱水塔329へ供給した
脱水塔329の加熱器330により水蒸気を導管331
を通して加熱する加熱方式により加熱し、脱水塔329
の塔底より導管332を通して実質的にエチレンオキシ
ドを含まない水が抜き出された。
脱水塔329の塔頂部よりエチレンオキシドを含む蒸気
は導管333を通して、導管335および導管336に
ブラインが通る凝縮器334へ送り、凝縮液の一部は導
管337を通して脱水塔329の塔頂部へ還流し、凝縮
器334の未凝縮蒸気は導管339を通して再エチレン
オキシド吸収塔(図示していない)へ供給した。凝縮液
の他部は導管338を通して軽質分分離塔340へ供給
された。軽質分分離塔340の塔■部より軽質分ガスを
含むエチレンオキシド蒸気は導管343を通して凝縮器
344へ送り、凝縮液は導管347を通して軽質分分離
塔340の塔頂部へ運流し、未凝縮蒸気は導管348を
通してエチレンオキシドを回収するため再エチレンオキ
シド吸収塔(図示してない)へ供給した。軽質分分離塔
340の塔底液は4管349を通してエチレンオキシド
精留塔350へ供給した。
エチレンオキシド精留塔350の加熱器360ヘエチレ
ンオキシド放散塔からの放散物を供給し、エチレンオキ
シド精留塔350の加熱器358にエチレンオキシド放
散塔311底部の液を熱交換器306で熱回収した優、
導管380により加熱器358へ導入して加熱する方式
により加熱し、エチレンオキシド精留塔350の塔底温
度45℃。
エチレンオキシド吸収塔底圧力2.0にり/cfflG
で精留を行ない、エチレンオキシド精留塔頂より塔頂W
a39℃、塔頂部圧力1.8kO/cnGのエチレンオ
キシド蒸気を導管351を通して、エチレンオキシド凝
縮器352へ送り、エチレンオキシドを液化し、一部は
導管356を通してエチレンオキシド精留塔350の塔
頂部へ還流液として供給し、他部は導管357を通して
エチレンオキシド製品として抜き出した。
エチレンオキシド凝縮器352の未凝縮蒸気は導管35
5を通してエチレンオキシドを回収するため再エチレン
オキシド吸収塔〈図示してない)へ供給した。
エチレンオキシド精留塔350の塔底液はエチレンオキ
シドの他アセトアルデヒド、水および酢酸等の高沸点不
純物のため必要により導管367を通して抜き出された
表−1にこのプロセスの連続操作条件を一括して表示す
る。
実施例2 第3図に示すように、実施例1と同様な方法において、
エチレンエキシト放散塔411底液は熱交換器40.6
によりエチレンオキシド吸収塔402からの液と熱交換
したのち、導管442を経て軽質分分離塔440の加熱
器441に供給して加熱源として使用し、ついでQ14
16を経て熱交換器 417に送って冷却し、さらに導1420および403
を経てエチレンオキシド吸収塔402に循環した以外は
同様な方法を行なった。
表2にこのプロセスの連続条件を一括して表示する。
実施例3 第4図に示すように、実施例1と同様な方法において、
エチレンオキシド放散塔底液は熱交換器506によりエ
チレンオキシド吸収塔502からの液と熱交換したのち
、導管580および581゜542を経てエチレンオキ
シド精留塔550の加熱器558および軽質分分離塔5
40の加熱器541にそれぞれ供給して加熱源として使
用し、ついで導管582.583および516を経て冷
却器517に送って冷却し、さらにS管520および5
03を経てエチレンオキシド吸収塔502に循環した以
外は同様な方法を行なった。
表3にこのプロセスの連続条件を一括して表示する。
実施例4 第4図に示すように、実施例3の方法において各部の操
作条件を変えた以外は同様の方法を行なったところ、表
4の結果が得られた。
実施例5 第5図に示すようにして、実施例1と同様な方法におい
て、エチレンオキシド放散塔底液は熱交換器606によ
りエチレンオキシド吸収塔602からの液と熱交換した
のち、導管680を経てエチレンオキシド精留塔650
の加熱器658に供給して、加熱源として使用したのち
、導管642を通して軽質分分離塔640の加熱器64
1に供給して加熱源として使用し、ついで導管616を
経て冷1.1IB617に送って冷却し1、さらに導管
620および603を経てエチレンオキシド吸収塔60
2に循環した以外は同様な方法を行なった。
表5にこのプロセスの連続条件を一括して表示する。
比較例1 第1図に示すように、実施例1と同様の方法において、
エチレンオキシド放散塔11の塔頂部より放散されるエ
チレンオキシドを含む放散蒸気は導管23を通して、導
管25および導管26に冷却水が通る凝縮器24へ送り
、凝縮液は導管27を通してエチレンオキシド放散塔1
1の塔頂部へ運流し、未凝縮蒸気は導管28を通して脱
水塔29へ供給した。
脱水塔2つの加熱器30により水蒸気で導管31を通し
て加熱する加熱方式により加熱し、脱水塔29の塔底よ
り導管32を通してエチレンオキシドを実質的に含まな
い水が抜き出された。これ以外は実滴例1と同様な方法
を行なった。
表6にこのプロセスの連続条件を一括して表示する。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、エチレンオキシド放散塔での塔
頂部から放散された蒸気をエチレンオキシド精留塔の加
熱器に導入することにより、エチレンオキシド精留塔を
加熱するに要する外部からの加熱熱量を大幅に減少する
ことが可能となる効果を発揮するものである。さらにこ
の方法を実施することによってエチレンオキシドの放散
塔頂部で発生した蒸気相を冷部する冷却水の熱負荷が低
減される効果を有するものである。また、エチレンオキ
シド放散塔底部より抜き出された液の一部をエチレンオ
キシド吸収塔底部よりの液と熱交換した後、エチレンオ
キシド精留塔および/または軽質分分l1il塔の加熱
源として利用するすることによってエチレンオキシド精
留塔および軽質分分離塔の加熱蒸気の削減をもたらすも
のである。さらにエチレンオキシド吸収塔への吸収液を
冷却するための冷却水の熱負荷が低減される効果を有す
るものである。
(発明の効果) エチレンを分子状酸素含有ガスと接触気相酸化して生成
したエチレンオキシド含有反応生成ガスよりエチレンオ
キシドを精製する方法において、エチレンオキシド放散
塔から放散される放散物をエチレンオキシド精留塔の加
熱源に使用してなるエチレンオキシドの精製方法であり
、また該放散塔の塔底物は精留塔および/または重買弁
分離塔の加熱源としても使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に関連する公知のエチレンキシド回収
方法を示す一例である。 第2〜5図は、本発明のエチレンオキシド吸収塔法の好
ましい具体例を示す一例である。 (302)  エチレンオキシド吸収塔(317)  
冷却器 (30B)  フラッシュタンク (311)  エチレンオキシド放散塔(312)  
エチレンオキシド放散塔加熱器(364)  エチレン
オキシド放散塔凝縮器(329)  脱水塔 (330)  脱水塔加熱器 (334)  脱水塔凝縮器 (340)  重買弁分離塔 (341)  重買弁分離塔加熱器 (344)  H買弁分離塔凝縮器 (350)  エチレンオキシド精留塔(352)  
エチレンオキシド精留塔凝縮器(358)  エチレン
オキシド精留塔加熱器(360)  エチレンオキシド
精留塔加熱器(306)  熱交換器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレンを分子状酸素含有ガスと接触気相酸化し
    て生成したエチレンオキシドを含有する反応生成ガスを
    エチレンオキシド吸収塔へ導入して吸収液と向流接触さ
    せ、エチレンオキシド吸収塔頂部よりのガスはエチレン
    酸化反応工程へ循環し、エチレンオキシドを含むエチレ
    ンオキシド吸収塔底液はエチレンオキシド放散塔へ供給
    してエチレンオキシド放散塔頂からエチレンオキシドを
    放散せしめ、エチレンオキシドおよび水を含む留出液を
    凝縮させ、脱水塔で水分を分離し、軽質分分離塔で軽質
    分を分離し、ついでエチレンオキシド精留塔でエチレン
    オキシドを精留する工程よりなるエチレンオキシドの精
    製方法において、エチレンオキシド放散塔から放散され
    る放散物をエチレンオキシド精留塔の加熱源に使用し、
    エチレンオキシド放散塔より抜き出された液の一部はエ
    チレンオキシド精留塔の加熱後および/または軽質分分
    離塔の加熱源に使用することを特徴とするエチレンオキ
    シドの精製方法。
  2. (2)放散塔底液温度は100〜150℃である特許請
    求の範囲(1)に記載の方法。
  3. (3)エチレンオキシド放散塔底部より抜き出された液
    の一部はエチレンオキシド精留塔の加熱源として使用さ
    れてなる特許請求の範囲(1)に記載の方法。
  4. (4)エチレンオキシド放散塔底部より抜き出された液
    の一部は軽質分分離塔の加熱源として使用されてなる特
    許請求の範囲(1)に記載の方法。
  5. (5)エチレンオキシド放散塔底部より抜き出された液
    の一部はエチレンオキシド精留塔および軽質分分離塔の
    加熱源として使用されてなる特許請求の範囲(1)に記
    載の方法。
  6. (6)エチレンオキシド放散塔底部より抜き出された液
    の一部はエチレンオキシド精留塔の加熱源と併用された
    後、さらに軽質分分離塔の加熱源として使用されてなる
    特許請求の範囲(1)に記載の方法。
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