JPS63304010A - 新規エチレンランダム共重合体およびその製造方法 - Google Patents

新規エチレンランダム共重合体およびその製造方法

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JPS63304010A
JPS63304010A JP62327724A JP32772487A JPS63304010A JP S63304010 A JPS63304010 A JP S63304010A JP 62327724 A JP62327724 A JP 62327724A JP 32772487 A JP32772487 A JP 32772487A JP S63304010 A JPS63304010 A JP S63304010A
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間下 健太郎
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久雄 田中
Noboru Yamaguchi
登 山口
Koichiro Asao
浩一郎 浅尾
Masa Sakurai
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    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エチレンとエチレン性不飽和コモノマーとの
ラジカル共重合により得られる新規エチレン共重合体お
よびその製造方法に関するものである。さらに詳しくは
、エチレンとジアルキルアミノアルキルアクリルアミド
系コモノマーとの共重合体および高圧ラジカル重合方式
による該共重合体の製造方法に関するものである。
本発明により得られる新規エチレン共重合体は、ポリエ
チレンのもつ特性、たとえば、すぐれた加工性、耐低温
脆性、柔軟性などの性質を保持しつつ、さらにポリエチ
レンより染色性が良好で、かつポリ−α−オレフィンを
二対する相溶性がよく2 さらには4級塩化することを
こより成膜性、導電性にすぐれたカチオン性導電性ポリ
マーを提供することができるものである。
さらに2本発明による新規エチレン共重合体から得られ
る繊維、シート、フィルムなどの加工製品は、各種の有
機酸や無機酸の水溶液、および/または各種の金属塩の
水溶液を吸収する性能に優れる。
以上のごとく1本発明による新規エチレン共重合体には
種々の機能があるので多くの用途が考えられる。中でも
1次の2つの利用分野に対する期待が大きい。
すなわち、その第一はポリ−α−オレフィンに可染性を
付与するところの添加剤として使用することであり、そ
の第二は成膜性、導電性にすぐれた導電コーティング剤
の原料として使用することである。
〔従来の技術〕
上記1本発明の新規エチレン共重合体の第一の利用分野
について、従来の技術は以下のとおりである。
ポリエチレンやポリプロピレンのようなポリー〇−オレ
フィンはすぐれた物理的1機械的性質と加工性を有しな
がら、それ自体が疎水性であり、かつ化学的に不活性で
あるために、それらの成形物を染色することは極めて困
難である。
とりわけ結晶性ポリプロピレンの繊維は軽い。
強い、暖かいなどの数々の特長があり、開発当初は「夢
の繊維」として衣料など広範囲な応用が期待されたにも
かがわらず1通常の染色法では染色できないという重大
欠点があるため、無着色のふとん綿や無機顔料で着色さ
れたカーペットパイル系などの限定された用途分野でし
か使用されていない。
このため従来よりポリプロピレン繊維の染色性改良が強
く望まれており、現在まで多くの方法が提案されてきた
例えば、アニオン性染料に対する染着座席となりうる物
質をポリプロピレンに添加混合して溶融紡糸する方法は
、ポリプロピレンの有する易紡糸性や糸強度面での特性
を損わない点、ならびにナイロン糸やウールと共通の多
種類の染料を適用できる点で現実的であり、注目される
ものである。なかでも特公昭42−22523号公報に
記載されているエチレンとジメチルアミノエチルメタク
リレートに代表されるジアルキルアミノアルキルアクリ
レート系コモノマーとの共重合体は、熱安定性が良好で
、かつ溶融混線によりポリプロピレン中に極めて微細に
均一分散するので、紡糸性のすぐれた可染性ポリ−α−
オレフィン組成物を提供するものである。
また、特開昭48−66646号公報や特開昭59−4
1345号公報には、上記組成物に対し、さらに各種の
有機カルボン酸の金属塩を添加することによる染色性改
良効果が示されている。
一方、染色方法についても特開昭56−15483号公
報、特開昭56−154584号公報、特開昭57−1
33283号公報、特開昭58−149389号公報お
よび特開昭59−1786号公報等には、各種の染色助
剤や染色油剤の使用効果などが示されている。
しかしながら1本発明者らの数多い実用試験によると、
上記のごときエチレンとジアルキルアミノアルキルアク
リレート系コモノマーとの共重合体を構成成分とする。
公知の各種可染性ポリプロピレン組成物を紡糸して得ら
れる繊維を、現実に染色工業界で広く使用されている染
色装置を使って染色する場合、上記のごとき公知の改良
染色方法によっても、なお染料の吸尽速度が小さいため
に、染色時間が非経済的な程度まで長くなるという難点
が判明した。
例えば、該可染性ポリプロピレン組成物から得られる繊
維を、パイル糸として使ったタフトカーペットを酢酸酸
性の染色浴を使って95℃でウィンス染色する場合、同
じタイプの6−ナイロン糸やウール紡績糸を使ったカー
ペットの場合に比較して、浸漬時間を1.5倍ないし2
倍程度に長くしないと満足できる染料吸尽率が得られず
、これより短時間では染着性が不足で、単に糸の表面の
みの染色にとどまり、従って耐洗温性、耐光性、耐摩擦
性などの諸堅牢度の点で不十分な゛(のになることが判
った。
次に1本発明による新規エチレン共重合体の第2の利用
分野、すなわち導電コーティング剤についての従来の技
術を記す。
本分野では特開昭47−16542号公報に示されるよ
うに、エチレンとジアルキルアミノアルキルアクリレー
トとの共重合体を酸と水中で反応させることにより得ら
れるカチオン性水分散体ポリマーが提案されている。
この水性分散体は2紙もしくはプラスチックフィルムな
どの絶縁性基材の導電コーティング剤もしくは帯電防止
剤として使用され、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化チタンな
どの金属酸化物半導電体等の無機フィラーの受容性にす
ぐれ9紙もしくはプラスチックフィルム等の基材上に塗
布、乾燥して得られる塗膜は半導電性であり。
かつ柔軟性を有し、さらに耐水性、耐溶剤性を有すると
いう特長がある。
さらに1本発明者らの検討によると、特開昭58−98
304号公報や特開昭58−180697号公報に記載
されている方法、すなわち、エチレンとジアルキルアミ
ノアルキルアクリレートとの共重合体を水中にて水溶性
の4級塩とした後にエピハロヒドリンを付加反応する方
法にて得られる水分散体に、アルキロニルアミ/を追添
加して加熱処理することにより、広い湿度範囲で比較的
により低い表面抵抗値を持った塗膜を与え得るカチオン
性水分散体となることが認められている。
しかしながら、上述のエチレンとジアルキルアミノアル
キルアクリレート系コモノマーとの共重合体を原料とし
て得られるカチオン性水分散体を紙やプラスチックフィ
ルムなどの基材ニ塗布・乾燥して得られる塗膜にても、
なお静電記録体の導電層として応用するには導電性レベ
ルが十分でなく、特に塗膜の厚みが1μm前後と薄い場
合には満足できる鮮明な記録パターンが得られず、未だ
に実用化するまでには至っていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、エチレンとジアルキルアミノアルキル
アクリレートとの共重合体のもつ上述のごとき問題点を
解決して、染色性改良剤として応用する場合には染色工
程の初期段階、すなわち比較的低温条件域でもナイロン
糸やウールと同じレベルの染料吸尽速度を示すところの
ポリ−α−オレフィン繊維を製造することが可能であり
、また、導電コーティング剤として応用する場合には2
紙もしくはプラスチックフィルムなどの基材に塗布・乾
燥して得られる塗膜の導電レベルが飛躍的に向上し、塗
膜の厚みが小さい場合でも十分に低い表面抵抗値を示し
静電記録体の導電層として実用できるところのカチオン
性水分散体を合成するための原料として好適であるとこ
ろの新規なエチレン共重合体およびその製造方法を提供
することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、かかる観点よりエチレンとジアルキルア
ミノアルキルアクリレート系コモノマーとの共重合体に
比較して、ポリ−α−オレフィンに配合して、より7ニ
オン系染料の吸尽速度を高め、また4級塩化することに
より成膜性、導電性にすぐれたカチオン性導電性ポリマ
ーを提供し得るエチレン共重合体を、広汎かつ緻密に探
索検討した結果、新規なエチレンとジアルキルアミノア
ルキルアクリルアミド系コモノマーとの共重合体が有効
であることを見出し。
本発明に到達した。
すなわち2本発明は。
エチレンを40〜95重量%、一般式(A)(式中、 
R1は水素またはメチル基、R2およびR5は炭素数1
ないし4のアルキル基、nは2ないし4の整数を示す) で表わされる1種または2種以上のジアルキルアミノア
ルキルアクリルアミド系コモノマーを60〜5重量%、
および他の1種または2種以上のエチレン性不飽和コモ
ノマーを0〜201ifi%含有し、数平均分子量が5
,000〜50,000であることを特徴とする新規エ
チレン共重合体に関するものである。
さらには、エチレン40〜99重量%、一般式穴で表わ
される1種または2種以上のジアルキルアミノアルキル
アクリルアミド系コモノマー60〜1重重%、および他
の1種または2種以上のエチレン性不飽和コモノマー0
〜20重量%とからなる混合物を、ラジカル性重合開始
剤の存在下で500〜3,000Kf/iの重合圧力お
よび100〜300℃の重合温度の条件下で重合させる
ことを特徴とする新規エチレン共重合体の製造方法に関
するものである。
本発明において製造される新規エチレン共重合体用の(
8)ジアルキルアミノアルキルアクリルアミド系コモノ
マーの好ましい具体例としては。
ジメチルアミノエチルアクリルアミド、ジメチルアミノ
プロピルアクリルアミド、ジメチルアミノブチルアクリ
ルアミド、ジエチルアミノエチルアクリルアミド、ジエ
チルアミノプロピルアクリルアミド、ジエチルアミノブ
チルアクリルアミド、ジ−n−プロピルアミノエチルア
クリルアミド、ジ−n−プロピルアミノプロビルアクリ
ルアミド、ジ−n−プロピルアミノブチルアクリルアミ
ド、N−(1,1−ジメチル−3−ジメチルアミノプロ
ピル)アクリルアミドなと、およびこれらに対応するメ
タクリルアミド誘導体である。
特に好ましいコモノマーとしては、ジメチルアミノプロ
ピルアクリルアミド、ジメチルアミノプロピルメタクリ
ルアミド、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、およ
びジメチルアミノエチルメタクリルアミドが挙げられる
なお、ジアルキルアミノアルキルアクリルアミド系コモ
ノマーを示す上記の(イ)式において。
nが1あるいは5より大きいコモノマー、および/また
は炭素数が5より大きいR2およびR1に対応するコモ
ノマーについてはコモノマー自体の工業的合成が比較的
困難で高価であるばがりでなく、加熱状態で不安定であ
ったり、粘度が大きすぎるために、いわゆる高圧法のエ
チレン重合プロセスに適用することが不可能である。
本発明における新規エチレン共重合体中のジアルキルア
ミノアルキルアクリルアミド系コモノマーの重合単位は
60〜5重量%、好ましくは55〜15重量%である。
さらに好ましくは50〜20重量%である。アクリルア
ミド系コモノマーが5重量%以下では、ポリ−α−オレ
フィン組成物の染色性改良効果に欠け、また酸と反応さ
せ4級塩化する場合には、親水性に乏しく均一な微粒子
よりなる安定な水性分散液が得られない。また、ジアル
キルアミノアルキルアクリルアミド系コモノマーが60
重量%以上では、ポリーa−オレフィン組成物とした場
合には、糸物性および経済性に問題があり、また酸と反
応させて4級塩化する場合には、親水性が大きくなりす
ぎて塗膜の耐水性が劣るばかりでなく1強靭な膜が得ら
れず、静電記録体の導電層に用いた場合、筆記性等に問
題が生じる。
なお1本発明による新規エチレン共重合体を製造するに
あたっては、ジアルキルアミノアルキルアクリルアミド
系コモノマーを高圧の重合系にポンプで連続的に安定し
て供給しやすくする目的や、共重合体の柔軟性を増す目
的などのためにエチレンと共重合可能な少なくとも1種
以上の他のエチレン性不飽和コモノマーを必要に応じて
組み合わせることができる。この場合に使用される該エ
チレン性不飽和コモノマーの重合単位は、0〜20重量
%、好ましくは0〜15重量%である。また、該エチレ
ン性不飽和コモノマーの好ましい具体例としては、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル
、酢酸ビニル、ジメチルアミノエチルメタクリレート、
およびジメチルアミノエチルアクリレートなどが挙げら
れる。
本発明における新規エチレン共重合体の数平均分子量は
、テトラヒドロフラン溶液について測定したGPCチャ
ートのピークカウントを分子量既知の標準ポリスチレン
のピークと対比して求めた値として、  5,000〜
50,000 、好ましくはs、ooo〜40,000
の範囲である。溶融指数(JISK−6760,190
℃)で規定するならば、  1,000〜IP/10分
の範囲、好ましくは500〜50f/10分の範囲にほ
ぼ相当する。
分子量が50,000を超えた場合は、ポリ−α−オレ
フィンに混合する場合、相溶性に欠け。
紡糸性に問題があり、また酸と反応させて4級塩化する
場合には、水性分散液の分散性が低下し、粘度が高くな
り導電コーティング剤として紙もしくはプラスチックフ
ィルムなどの基材に塗工する時に問題がある。また、 
 s、ooo未満では、該ポリ−α−オレフィン組成物
の繊維を染色した後の洗濯堅牢度に問題があり、導電コ
ーティング剤としては、塗膜の耐水性、耐溶剤性。
強度等に問題が生ずる。
本発明の新規エチレン共重合体を製造する方法としては
、エチレン40〜99重量%、一般式(9)で表わされ
るアクリルアミド系コモノマー60〜1重量%、および
他の1種または2種以上のエチレン性不飽和コモノマー
0〜20重量%からなる混合物を、ラジカル性重合開始
剤の存在下で一定に制御された温度および圧力の条件に
て共重合させる方法によるものである。
該エチレン共重合体を製造するための共重合反応は、5
00〜3,000 Kg/ cdの重合圧力で行うこと
ができるが、好ましくは700〜2,500 Kf/−
である。重合温度は100〜300℃で行うことができ
るが、好ましくは150〜250℃である。
重合圧力が5001’q/d未満、または重合温度が1
00℃未満であると、いずれも重合速度、転化率が著し
く低下すると共に、多量の重合開始剤を必要とするため
に工業的に不利である。また。
重合圧力が3,000 Kp/−を超える高圧、または
重合温度が300℃を超える高温においては重合操作は
困難になり、安定な運転を期待することはできない。
本発明による重合方法としては、バッチ式。
半連続式、または連続式などの方法を採用することがで
きるが、高圧法連続プロセスが工業的に有利である。
本発明において、共重合反応を開始させるためのラジカ
ル性重合開始剤は採用する重合条件下でラジカルを発生
する開始剤を意味するものであって、酸素、 −〇−0
−結合または−N二N−結合をもつ化合物などを包含す
る。このような触媒としては酸素、各種の有機過酸化物
アゾ化合物などが良く、そのうちでも一般式%式% (式中、Xはアラルキル基およびその誘導体基。
アルリル基など、Yはアルリル基およびその誘導体基、
アラルキル基、アルキル基、水素などで、XとYとが同
一であっても異なってもよい。)で示される過酸化物お
よびアゾ化合物が特に有効である。具体的例示化合物と
しては、ジエチルパーオキサイド、第三ブチルヒドロパ
ーオキサイド、ジ第三ブチルパーオキサイド、ジクミル
パーオキサイド、第三ブチルパーオキシベンゾエート、
第三ブチルパーオキシアセテート。
第三ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、m
三ブチルパーオキシピパレート、2−エチルヘキサノイ
ルパーオキサイド、ビバリルバーオキサイド、イソプロ
ピルバーオキシンカーボイ・−トのような有機過酸化物
およびアゾビスイソブチロニトリル、アゾビス−2,2
−ジフェニルアセトニトリル、l−第三プチルアゾ−1
−シアノシクロヘキサン、2−第三プチルアゾ−2−シ
アノプロパン、2−第三プチルアゾ−2−シアノブタン
のようなアゾ化合物などの1種または2種以上の混合物
があげられる。
該ラジカル性重合開始剤の使用量はエチレン100万重
量部に対して5〜3,000重量部の範囲である。
連鎖移動剤は必要に応じて用いられる。たとLば、エタ
ン、プロパン、プロピレン、ブテン−1,イソグテン、
ヘキサン、ヘプタン、メチルシクロヘキサン、およびメ
タノールなどがとくに有効に使用できる。
本発明における新規エチレン共重合体は、ボ17− a
−オレフィンに混合した場合、均一に混合分散し、相分
離をおこさず、ポリ−α−オレフィンのすぐれた物理的
1機械的性質と加工性を損なうことなく、染色性、染色
堅牢度の極めてすぐれたポリ−α−オレフィン組成物を
得ることができる。
本発明における新規エチレン共重合体を結晶性ポリプロ
ピレンに代表されるポリ−α−オレフィンに混合する場
合、一般に該エチレン共重合体を、ポリ−α−オレフィ
ン100重量部に対し1〜20重量部の範囲、好ましく
は2〜10重量部の範囲で添加混合すればよい。この範
囲未満の添加量では染色性が不足し、またこれを超えた
添加量では紡糸性や糸の特性を損なう難点がある。
本発明における新規エチレン共重合体を混合したポリー
a−オレフィン組成物には、必要に応じて耐熱安定剤、
酸化防止剤、紫外線劣化防止剤、帯電防止剤、難燃剤な
ど、適当量の各種添加剤を追加したり、さらには少量の
無機フィラーや顔料を追加することも可能である。
一方2本発明による新規エチレン共重合体を水中で塩酸
との4級塩となし、ついでエピクロルヒドリンを付加反
応させることにより得られる水分散体に対して、さらに
ジェタノールアミンなどのアルキロールアミン化合物を
追添加して加熱処理することにより、広い湿度範囲で低
い表面抵抗値を持りた塗膜を与え得るところの安定なカ
チオン性水分散体となる。
この水分散体ポリマーは9紙もしくはプラスチックフィ
ルムなどの基材に塗布乾燥することにより、透明性が良
好で柔軟性を有する強靭な塗膜を提供し、さらに乾燥後
の塗膜は水不溶性となり、湿気あるいは水分に対してす
ぐれた安定性を示す。また、静電記録体の導電層として
使用した場合、得られた静電記録体は、記録濃度の湿度
依存性が小さく、さらに記録性の経時変化の少ないもの
が得られる。また帯電防止剤として使用した場合には、
帯電防止能の持続性にすぐれたものが得られる。
さらに9本発明による新規エチレン共重合体を熱加工し
て得られる繊維、シート、フィルムなどの製品は各種の
有機酸や無機酸の水溶液および/または各種の金属塩の
水溶液を吸収する性能に優れており、イオン交換樹脂、
キレート樹脂などへの応用が期待される。
〔実施例〕
以下2本発明を実施例および参考例によって説明するが
9本発明はこれらにより限定されるものではない。
実施例1 内容積2リツトルの攪拌式オートクレーブ型連続反応器
を用いて、第1表に示すごとく、液化エチレン17.4
 V4/hr 、 ジメチル7ミノプロピルアクリルア
ミド(80重量%メタノール溶液として) 0.49 
Kg / hr 、重合開始剤として第3ブチルパーオ
キシピバレー)(2ffif1%n−へブタン溶液とし
て) 2.59 /hr、連鎖移動剤としてメチルシク
ロヘキサン1.61Kf/hrの割合で連a的に供給し
9重合圧力1,700 K4/、−j、重合温度190
℃で共重合体を製造゛した。
得られたエチレン共重合体の溶融指数(JISK−67
60,190℃) 11108 f /10分テアリ1
元素分析法で求めたジメチルアミノプロピルアクリルア
ミドの共重合量は18重量%(3,8モル%)であった
。また9分子量が既知である標準ポリスチレン試料(東
洋曹達■製)との対比で下記の測定条件のGPC法で求
めた数平均分子量は19.100であった。
装 置;東洋曹達■製 室温型G PCrccP&80
00J検出器;示差屈折計(DRI) カラム;東洋曹達■製 TSKgel −G6000H,G4000H,G30
00H。
G2000H,G100OH,直列に結合温度;40℃ 溶媒;テトラヒドロフラン 流量; 1.2 mt/ min サンプル量;1−(ポリマー濃度0.1重量%)データ
処理;横河ヒーーレットバッカード製。
YHP −9825型デ一タ処理装置 実施例2〜8 実施例1と同じ装置を使って同様な方法で各種のエチレ
ン共重合体を得た。重合反応条件と得られたエチレン共
重合体の特性(コモノマー共重合量、溶融指数、数平均
分子量)を併わせて第1表に示す。
参考例1および2 本発明における新規エチレン共重合体を用いたポリ−α
−オレフィン組成物を調製し、染色性の評価を行った。
繊維サンプルの染色、および染着性と染色堅牢度の評価
は下記の方法によりた。
(1)染色法 ギ酸2%owfと染色助剤エレクトロストリツバ−K(
花王アトラス株式会社製、アルキルホスフェートのカリ
ウム塩)3%owfとからなる浴比l:60の染色浴中
に所定量の各種染料を溶解し、50℃に加温する。各種
の繊維サンプル3fを50℃で該染色浴に浸漬し。
上下攪拌しながら1℃/分の速度で昇温し。
50分で100℃になった後、30分間染色を継続する
染色された繊維サンプルを取り出し、水洗し、モノゲン
 (第−工業製薬株式会社製。
アルキル硫酸エステルのナトリウム塩)22/lを含む
浴比1:60のソーピング浴において60”Cで5分間
ソーピングを行い、更に水洗し乾燥した。
(2)  DR,。(70℃での染料吸尽率)上記の染
色法で昇温過程で、浴温か70℃になった時点で浴液を
約2m採取し、比色法により残存染料濃度を測定し、算
出する。すなわち、染色前の染料液の当該染料固有吸収
波長での吸光度をaとし、70℃で採取した浴液の吸光
度をbとすると、 DR7G= 100x(a−b)/
aで与えられる。
(3)DRIOo(100℃での最終吸尽率)100℃
で30分間染色した後の浴液の当該染料固有吸収波長で
の吸光度をCとすると。
DRIOo = 100 X (a  c )/ aで
与えられる。
(4)FR(最終染着率) ソーピングした後の残液の当該染料固有吸収波長での吸
光度をdとすると、FR=DR1o。
−100d / aで与えられる。
(5)耐光堅牢度・・・・・・JIS L−0842に
準拠した。
光源はカーボンアーク 63℃で80時間照射した後の
色調をブルースケールと対比して判定した。1級(最悪
)〜8級(I&良)で示す。
(6)摩擦堅牢度・・・・・・JIS L−0849に
準拠した。
荷重は20Ofで、湿潤した綿(JIS L−0803
)により30回/分の頻度で100回摩擦後1判定した
。1級(最悪)〜5級(最良)で示す。
繊維サンプルの調製は、下記の方法によった。
すなわち、第2表の脚注に示すポリプロピレンと実施例
4で得られたエチレン共重合体EC−4,さらには有機
カルボン酸ナトリウム塩からなる所定量の3種溝成分に
加えて、さらに安定剤として、イルガノックス@101
0 (チバガイギー社製)0.1重量部、紫外線吸収剤
としてスミソープ@300 (住友化学社製)0.5重
量部をヘンシェルミキサーで混合し1次いで30■φ押
出し機で溶融混練して、各々、第2表に示す組成物ベン
ツ)DC−1およびDC−2を得た。
かくして得られたペレットを25wφ押出し機(L/D
=15)の先端に穴径0.8園の12穴ノズルを付けた
紡糸機に供給し、樹脂温度240℃。
押出量IKp/hr、巻取速度450 m /minの
条件で溶融紡糸を行い2次いで110℃のホットプレー
トの上を走行させて3倍延伸し、10デニール/フイラ
メントのマルチフィラメントのサンプルを得た。
連続3時間運転したが、いずれの組成物の場合も糸切れ
は全く無く2表面が平滑で光沢のある均質なマルチフィ
ラメントであった。
かくして調製したマルチフィラメントサンプル糸をギ酸
酸性浴中で、酸性染料アミニール・ブルー・E−PRL
にて染色し、ついでソーピングをした結果、第3表に示
すように染着性、堅牢度共に良好であり、かつDR7゜
も高水準であった。
参考例3〜5 参考例1および2と同様の方法で、エチレン共重合体E
C−5またはEC−8を原料として第2表に示すポリプ
ロピレンとの可染性組成物DC−3、DC−4、および
DC−5を調製した。参考例1および2と同じ方法で紡
糸、延伸して得たマルチフィラメントのサンプル糸を染
 4色、ソーピングした。結果は第3表に示すごとく極
めて満足できるものであった。
参考比較例1〜5 参考例1および参考例2と同様な方法1条件にて、第2
表に示すごとく、ジメチルアミノエチルメタクリレート
とエチレンとの共重合体を含む各種の可染性ポリプロピ
レン組成物(RF−1〜RF−5)を調製した。
該組成物を参考例と同じ紡糸機、同じ条件で紡糸、延伸
して調製した10デニール/フイラメントのマルチフィ
ラメント(12本束)のサンプル糸について、参考例と
同じ方法、同じ条件で染色試験を行った。その結果を第
3表に示す。
紡糸性については、いずれの組成物も問題はなく、糸質
も均一で良好であったが、染料の吸尽速度を示すD R
yoの値は2本発明による参考例の組成物に比較して極
めて低水準であり、また、最終染着率と堅牢度の点にお
いても劣っていた。
一考例6 本発明による新規エチレン共重合体を用いて。
カチオン性水分散体を調製し、該水分散体を塗工した静
電記録体の表面抵抗値および記録性を評価した。
1.000 mtガラスフラスコに、第4表に示すよう
に、エチレン共重合体EC−4、100F、水357 
f 、 36%塩酸262(共重合体のアミン基100
モル部に対し、塩酸100モル部に相当する)を仕込み
、常温から100℃まで攪拌下30分で昇温後、100
℃にて60分間還流下で攪拌を行った。
引続いて、攪拌下80℃まで冷却したのち、エピクロル
ヒドリン249(共重合体のアミン基100モル部に対
し、エピクロルヒドリン100モル部に相当する)を投
入し、5時間反応を行わせた。
さらに80℃において、ジェタノールアミン27?(共
重合体のアミン基100モル部に対し、ジェタノールア
ミン100モル部に相当する)を投入し、5時間攪拌を
行って反応を終了した。冷却?L  200メツンーの
ステンレス製金網にて濾過を行った。
得られた反応物は、淡褐色の均一な水性分散体となり2
分散体の粒径は0.1ミクロン以下であった。またpH
は6.9を示し、粘度は17Cp(25℃)であった。
なお反応物を100℃に加熱して水分を蒸発して得られ
た固形分は30重量%であった。
この水性分散液を上質紙(84r/m”)上に#10バ
ーコーターを使用して塗工し、熱風循環式乾燥器にて1
00℃、5分間乾燥を行って塗工固形分1.2f/rr
?の均一な塗工膜を有するカールのまったくない塗工紙
を得た。
この塗工紙面の表面電気抵抗値を抵抗計(超絶縁計5M
−10E型;東亜電波工業社製)で印加電圧100V、
湿度30.50.70%RH,温度23℃にて測定した
ところ、それぞれ5 X 1o: 8X10i9XIO
5Ωを示した。一方、塗工前の紙の表面抵抗値は、湿度
50%RHで4 X 1013Ωでありた。
さら(こ、この半導電性の表面を有する塗工紙に、誘電
層用コーティング剤(誘電コーティング剤C;阪田商会
社製)70重量部に対して、炭酸カルシウム30重量部
を混合した溶液を”10バーコーターを使用して塗工し
、ドラフト内で通風乾燥した後、熱風循環式乾燥器にて
100℃。
5分間乾燥を行って塗工固形分6.Of/m″の静電記
録用の塗工紙を得た。
この静電記録紙を用い、湿度30%RHにて静電記録試
験機(静電プリンターEP 101. AOType:
松下電送社製)による静電記録試験を行ったところ、極
めて鮮明な記録画像を得た。
参考例7〜8 参考例6と同様な方法で、エチレン共重合体EC−4,
EC−6を原料として、水分散体液を調製し1表面抵抗
値測定、静電記録試験を行った。
結果を参考例6と共に第4表に示す。
参考比較例6〜7 参考例6と同様な方法1条件にて、第4表に示すように
、ジメチルアミノエチルメタクリレート、もしくはジメ
チルアミノエチルアクリレートとエチレンとの共重合体
を原料として、カチオン性水分散体液を調製し1表面抵
抗値測定。
静電記録試験を行なった結果を第4表に示す。
第4表に示される結果より2本発明におけるエチレンと
ジアルキルアミノアルキルアクリルアミド系コモノマー
との共重合体を原料としたカチオン性水分散体の方が1
例えば、エチレンとジアルキルア;ノアルキルアクリレ
ート系コモノマーとの共重合体を原料としたカチオン性
水分散体よりも、静電記録体の導電層としての性能にす
ぐれることは1表面抵抗値および記録性の両面から明白
である。
参考例9 実施例4で得られたエチレンとジメチルアミノプロピル
アクリルアミド゛との共重合体EC−4を二ついて、各
種の酸水溶液ならびに無機金属塩水溶液の吸収特性を評
価した結果を第5表に示す。
ベレット状の共重合体EC−4を130℃、 50Kf
/−の条件で加熱プレスして0.5sm+厚みのシート
から、縦2.5c1n、横4crnのサンプル片を多数
切り出した。該サンプル片を第5表に示すところの濃度
に調製した各種の酸水溶液や無機金属水溶液50−の中
に浸漬して、60℃の温度で4時間保持した後、取り出
してP紙にて付着水溶液をふき取り、秤量して重量増加
分を求めた。
いずれの場合にも高倍率で吸収した後にも、シート状の
形態が保持されていた。
参考比較例8 参考比較例1で使用したと同じエチレンとジメチルアミ
ノエチルメタクリレートとの共重合体E−1について、
参考例9と同じ方法で評価した各種の酸水溶液ならびに
無機金属塩水溶液の吸収特性を第5表に示す。
エチレン共重合体EC−4とE−1とは、コモノマー含
有量や平均分子量がかなり近似しているにもかかわらず
、酸水溶液や無機金属塩水溶液の吸収特性の点では驚く
程の差異がある。
この大きな特性の差異はエチレンとジアルキルアミノア
ル午ルアクリルアミド系コモノマーとの共重合体カ、エ
チレンとジアルキルアミノアルキルアクリレート系コモ
ノマーと共重合体よりも格段に優れた可染性付与効果(
参考例1などで例証)や導電コーティング剤としての性
能(参考例6などで例証)を示すことと関連づけられる
ものと考えられる。
参考例10 エチレンとジメチルアミノプロピルアクリルアミドとの
共重合体、およびエチレンとジメチルアミノエチルメタ
クリレートとの共重合体について、示差熱分析計(DS
C)により、結晶化温度(Tc)および融点(Tm)を
測定した。
各々のコモノマー組成(モル%)とTcおよびTmとの
間をこは、第1図(こ示すごとく良好な直線関係のある
ことが判明した。
すなわち、各々のコモノマーの共重合惜を〔M〕(モル
%)で表わすと、下式で整理される。
ジノチルアミノプロビルアクリルアミドとのエチレン共
重合体の場合。
Tm=−3,3CM)+113     (’C)Tc
=−4,1(:M)+97      (”C)ジメチ
ルアミ、ノエチルメタクリレートとのエチレン共重合体
の場合。
Tm= −4,6CM:] + 113     (℃
)Tc=−5,1CM)+97      (℃)第1
図に見られるごとく、同一のモル%含有量で比較した場
合、ジメチルアミノプロピルアクリルアミドの方がジメ
チルアミノエチルツタクリレートよりも、 Tmおよび
Tcがかくも高温であることは全く驚くべきことである
。両コモノマー自体の分子量、すなわち立体的サイズが
ほぼ同じであることを考えると、単なるコモノマー分岐
導入によるポリエチレン主鎖の結晶阻害効果だけでは説
明できない。
したがって、アミド結合とエステル結合の分子内もしく
は分子間相互作用機構に本質的な差異のあることを示唆
している。
このことは、参考例9と参考比較例8に見られたように
1両エチレン共重合体の間で、酸水溶液や無機金属塩水
溶液に対する吸収特性に格段の差異のあることとも関係
づけられる。
参考例11 エチレンとジメチルアミノプロピルアクリルアミドンと
ジメチルアミノエチルメタクリレートとの共重合体(E
−1)について、赤外分光光度計にて赤外吸収スペクト
ルを測定した。
得られた赤外吸収スペクトルを第2図および第3図に,
また、各々の特性吸収ピークの波数とその帰属を第6表
に示す。
第2図に示9チごとく,エチレンとジメチルアミノプロ
ピルアクリルアミドとの共重合体をこは。
アミド結合に基づくアミド■吸収帯( 1640 cr
n−’)。
およびアミド■吸収帯( 1550on−’ )が特徴
的にみられる。
第3図に示すごとく,エチレンとジメチルアミノエチル
メタクリレートとの共重合体をこは。
エステル結合に基づく吸収( 1730cy−’ 、 
1 150crn−’ )が特徴的にみられる。
〔発明の効果〕
以上述べたごとく3本発明におけるジアルキルレアミノ
アル牛ルアクリレート系コモノマーとの新規エチレン共
重合体は、ポリーα−オレフィ/に混合することにより
、すぐれた染色性を有するポリ−α−オレフィン組成物
を提供することができ、さらに2紙もしくはプラスチッ
クフィルムなどの基材に塗布、乾燥して得られる塗膜の
導電レベルが飛躍的に向上した。静電記録体の導電層用
ポリマーとしても十分利用できる水性分散体の原料とし
て使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明によるエチレンとジメチルアミノプロ
ピルアクリルアミドとの共重合体。 および先行技術としてのエチレンとジメチル7横軸はコ
モノマー組成(モル%)、縦軸は示差熱分析計(DSC
)により測定した。結晶化温度(Tc)および融点(T
m)である。なお、コモノマー組成O%は、低密度ポリ
エチレンスミカセン@G 807 (住友化学社製)の
測定値である。 O△   エチレンージノチルアミノブロピルアミド共
重合体 OΔ   エチレン−ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート共重合体 ロ  −  低密度ポリエチレン 第2図は本願発明によるエチレンとジメチルア 赤 吸収ピークの位置を示す。 第3図は先行技術としてのエチレンとジメチル 赤 収ピークの位置を示す。 Tc、Tm      (’C) 手続補正書 昭和63年3月30日 r゛

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレンを40〜95重量%、一般式(A)▲数
    式、化学式、表等があります▼(A) (式中、R_1は水素またはメチル基、R_2およびR
    _3は炭素数1ないし4のアルキル基、nは2ないし4
    の整数を示す) で表わされる1種または2種以上のジアルキルアミノア
    ルキルアクリルアミド系コモノマーを60〜5重量%、
    および他の1種または2種以上のエチレン性不飽和コモ
    ノマーを0〜20重量%含有し、数平均分子量が5,0
    00〜50,000であることを特徴とする新規エチレ
    ン共重合体。
  2. (2)(A)ジアルキルアミノアルキルアミド系コモノ
    マーがジメチルアミノプロピルアクリルアミド、ジメチ
    ルアミノプロピルメタクリルアミド、ジメチルアミノエ
    チルアクリルアミドおよびジメチルアミノエチルメタク
    リルアミドの中の1種または2種以上である特許請求の
    範囲第1項記載の新規エチレン共重合体。
  3. (3)エチレン性不飽和コモノマーがアクリル酸メチル
    、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、酢酸ビニル
    、ジメチルアミノエチルメタクリレート、およびジメチ
    ルアミノエチルアクリレートの中の1種または2種以上
    である特許請求の範囲第1項記載の新規エチレン共重合
    体。
  4. (4)エチレンを40〜99重量%、一般式(A)▲数
    式、化学式、表等があります▼(A) (式中、R_1は水素またはメチル基、R_2およびR
    _3は炭素数1ないし4のアルキル基、nは2ないし4
    の整数を示す) で表わされる1種または2種以上のジアルキルアミノア
    ルキルアクリルアミド系コモノマー60〜1重量%、お
    よび他の1種または2種以上のエチレン性不飽和コモノ
    マー0〜20重量%とからなる混合物を、ラジカル性重
    合開始剤の存在下で500〜3,000Kg/cm^2
    の重合圧力および100〜300℃の重合温度の条件下
    で共重合させることを特徴とする新規エチレン共重合体
    の製造方法。
  5. (5)(A)ジアルキルアミノアルキルアミド系コモノ
    マーがジメチルアミノプロピルアクリルアミド、ジメチ
    ルアミノプロピルメタクリルアミド、ジメチルアミノエ
    チルアクリルアミド、およびジメチルアミノエチルメタ
    クリルアミドの中の1種または2種である特許請求の範
    囲第4項記載の新規エチレン共重合体の製造方法。
  6. (6)エチレン性不飽和コモノマーがアクリル酸メチル
    、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、酢酸ビニル
    、ジメチルアミノエチルメタクリレート、およびジメチ
    ルアミノエチルアクリレートの中の1種または2種以上
    である特許請求の範囲第4項記載の新規エチレン共重合
    体の製造方法。
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CA000556621A CA1326730C (en) 1987-01-16 1988-01-15 Ethylene copolymer and process for producing said copolymer
KR1019880000275A KR950010549B1 (ko) 1987-01-16 1988-01-16 에틸렌 공중합체 및 이의 제조방법
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