JPS63303655A - 連続鋳造設備におけるロ−ル間隔制御装置 - Google Patents
連続鋳造設備におけるロ−ル間隔制御装置Info
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- JPS63303655A JPS63303655A JP13864987A JP13864987A JPS63303655A JP S63303655 A JPS63303655 A JP S63303655A JP 13864987 A JP13864987 A JP 13864987A JP 13864987 A JP13864987 A JP 13864987A JP S63303655 A JPS63303655 A JP S63303655A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/06—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
- B22D11/0622—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars formed by two casting wheels
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、ツインロール型連続鋳造設備におけるロー
ル間隔制御装置に関する。
ル間隔制御装置に関する。
従来の技術とその問題点
ツインロール型薄板連続鋳造設備として、固定ロールと
、可動ロールと、これらの両端面に押当てられたサイド
ダムと呼ばれる短辺耐大物とを備え、可動ロールがその
両端部に取付けられた油圧シリンダにより固定ロール側
に押付けられるものが知られている。
、可動ロールと、これらの両端面に押当てられたサイド
ダムと呼ばれる短辺耐大物とを備え、可動ロールがその
両端部に取付けられた油圧シリンダにより固定ロール側
に押付けられるものが知られている。
このような連続鋳造設備においては、鋳造開始時に、ロ
ールの間隔を所定鋳造厚みより小さい寸法にしておく。
ールの間隔を所定鋳造厚みより小さい寸法にしておく。
たとえば、ロールキツス状態にする。そして、注湯開始
前に、ロールを回転駆動し、しかも可動ロールを固定ロ
ールに押付けている。このような状態で注湯が開始され
ると、注湯流がロール表面に接して凝固し、ロール間を
通って引抜かれるが、初期の注湯の流れに問題がある。
前に、ロールを回転駆動し、しかも可動ロールを固定ロ
ールに押付けている。このような状態で注湯が開始され
ると、注湯流がロール表面に接して凝固し、ロール間を
通って引抜かれるが、初期の注湯の流れに問題がある。
すなわち、注湯ノズルはロール端面に押当てられている
サイドダムの壁面に向って注湯を吐出すようになってい
る。その理由は、注湯の吐出流がロール表面に生成した
鋳片シェルを洗い流すことを少なくするためである。サ
イドダムは外面からのバーナによる予熱や内部に埋込ま
れたヒータなどによって高温になっているが、注湯され
た最初の溶鋼がサイドダムの壁面に流れたときに、少量
の凝固した鋼が壁面に付着する。残りの鋼は下方へ流れ
おちて、ロール間に形成されたデルタ部に溜まる。
サイドダムの壁面に向って注湯を吐出すようになってい
る。その理由は、注湯の吐出流がロール表面に生成した
鋳片シェルを洗い流すことを少なくするためである。サ
イドダムは外面からのバーナによる予熱や内部に埋込ま
れたヒータなどによって高温になっているが、注湯され
た最初の溶鋼がサイドダムの壁面に流れたときに、少量
の凝固した鋼が壁面に付着する。残りの鋼は下方へ流れ
おちて、ロール間に形成されたデルタ部に溜まる。
ロール間から鋳造される鋼の量より多い注湯量のため、
デルタ部に溜まる溶鋼面は上昇し、初期注湯の際にサイ
ドダムの壁面に付着した鋼を巻込む。このようにして巻
込まれたシェルが鋳片シェルとなってロール間を通過す
るときにロール間隔が大きく広がり、通過後は元に戻る
。
デルタ部に溜まる溶鋼面は上昇し、初期注湯の際にサイ
ドダムの壁面に付着した鋼を巻込む。このようにして巻
込まれたシェルが鋳片シェルとなってロール間を通過す
るときにロール間隔が大きく広がり、通過後は元に戻る
。
このとき、可動ロールの両端部の油圧シリンダが受ける
ロール反力は必ずしも同じではないから、ロール間隔の
変化はロール間隔の傾きをともない、ロール間隔の傾き
はサイドダム式ツインロールの場合にとくに問題を生じ
る。すなわち、ロール間隔の傾きが生じると、サイドダ
ムとロール端面の間にすきまができるため、そのすきま
に溶鋼が差込み、凝固してばりとなる。
ロール反力は必ずしも同じではないから、ロール間隔の
変化はロール間隔の傾きをともない、ロール間隔の傾き
はサイドダム式ツインロールの場合にとくに問題を生じ
る。すなわち、ロール間隔の傾きが生じると、サイドダ
ムとロール端面の間にすきまができるため、そのすきま
に溶鋼が差込み、凝固してばりとなる。
このため、ロールの回転にむらが生じたり、サイドダム
やロール端面を切削損耗させたりし、さらにそのすきま
を大きくして、ついにはオーバートルクや鋳片表面のし
わなどを生じるという問題がある。
やロール端面を切削損耗させたりし、さらにそのすきま
を大きくして、ついにはオーバートルクや鋳片表面のし
わなどを生じるという問題がある。
この発明の目的は、上記の問題を解決したロール間隔制
御装置を提供することにある。
御装置を提供することにある。
問題点を解決するための手段
この発明によるロール間隔制御装置は、1対のロールの
両端部の相互間隔を検出することによりロールの相互の
傾きを検出する手段と、ロールの傾きが所定値を越えた
ときに狭い方の端部のロールの相互間隔が広い方の端部
のロールの相互間隔に近づくようにロールを移動させる
手段とを備えているものである。
両端部の相互間隔を検出することによりロールの相互の
傾きを検出する手段と、ロールの傾きが所定値を越えた
ときに狭い方の端部のロールの相互間隔が広い方の端部
のロールの相互間隔に近づくようにロールを移動させる
手段とを備えているものである。
実 施 例
第1図は、ツインロール型薄板連続鋳造設備の1対のロ
ール(10) (11)とその制御装置のブロック図を
示す。
ール(10) (11)とその制御装置のブロック図を
示す。
一方のロール(固定ロール) (10)の両端部は、固
定状の軸受箱(12)に支持されている。他方のロール
(可動ロール) (11)の両端部はそれぞれ油圧シリ
ンダ(13a) (18b)により移動させられる軸受
箱(14)に支持されている。また、これらのロール(
1(1) (11)の両端面にサイドダム(29)が押
当てられている。各油圧シリンダ(13a) (13b
)には、ロッドの変位を検出することにより可動ローラ
(11)の位置を検出するたとえば差動トランスまたは
渦電流式変位計などを使用した位置検出器(15a)
(15b)がそれぞれ設けられており、各検出器(15
a) (15b)はそれぞれ増幅器(lea) (16
b)を通して、ロール間隔制御装置(17)に接続され
ている。そして、制御装置(17)は、2個の位置検出
器(15a) (15b)の出力より、両端部における
ロール(10)(11)の相互間隔(ロール間隔)を検
出する。なお、一端部の油圧シリンダ(13a)側(第
1図上側)のロール間隔を第10−ル間隔a1他端部の
油圧シリンダ(13b)側(第1図下側)のロール間隔
を第20−ル間隔すとする。
定状の軸受箱(12)に支持されている。他方のロール
(可動ロール) (11)の両端部はそれぞれ油圧シリ
ンダ(13a) (18b)により移動させられる軸受
箱(14)に支持されている。また、これらのロール(
1(1) (11)の両端面にサイドダム(29)が押
当てられている。各油圧シリンダ(13a) (13b
)には、ロッドの変位を検出することにより可動ローラ
(11)の位置を検出するたとえば差動トランスまたは
渦電流式変位計などを使用した位置検出器(15a)
(15b)がそれぞれ設けられており、各検出器(15
a) (15b)はそれぞれ増幅器(lea) (16
b)を通して、ロール間隔制御装置(17)に接続され
ている。そして、制御装置(17)は、2個の位置検出
器(15a) (15b)の出力より、両端部における
ロール(10)(11)の相互間隔(ロール間隔)を検
出する。なお、一端部の油圧シリンダ(13a)側(第
1図上側)のロール間隔を第10−ル間隔a1他端部の
油圧シリンダ(13b)側(第1図下側)のロール間隔
を第20−ル間隔すとする。
また、各油圧シリンダ(13a) (13b)の基端部
にはロール(11)の反力(ロール荷重)を検出するた
めのロードセル(18a) (18b)がそれぞれ設け
られており、各ロードセル(18a) (18b)はそ
れぞれ増幅器(19a) (19b)と荷重制限値比較
器(20a) (20b)を通して制御装置(17)に
接続されている。これらは、ロール(10)(ll)の
過負荷を検知するためのものである。
にはロール(11)の反力(ロール荷重)を検出するた
めのロードセル(18a) (18b)がそれぞれ設け
られており、各ロードセル(18a) (18b)はそ
れぞれ増幅器(19a) (19b)と荷重制限値比較
器(20a) (20b)を通して制御装置(17)に
接続されている。これらは、ロール(10)(ll)の
過負荷を検知するためのものである。
油タンク(21)および油圧ポンプ(22)を備えた油
圧ユニット(23)と2つの油圧シリンダ(1,3a)
(13b)の間にサーボ弁(24a) (24b)がそ
れぞれ設けられており、各サーボ弁(24a) (24
b)はそれぞれサーボ増幅器(25a) (25b)を
通して制御装置(17)に接続されている。また、油圧
ポンプ(22)と2つのサーボ弁(24a) (24b
)との間に、2つの圧力制御弁(2B) (27)と1
つの圧力切換弁(28)が設けられている。第1の圧力
制御弁(2B)は油圧力Iを設定するためのもので、第
2の圧力制御弁(27)は油圧力■を設定するためのも
のであり、圧力切換弁(28)は油圧力lと油圧力■を
切換えるためのものである。油圧力■は、定常鋳造運転
(ロール(10)(11)間のデルタ部に溜まる溶鋼面
が所定値に達してほとんど変化しなくなったのちの運転
)に使用される比較的高い圧力であり、たとえば油圧ユ
ニット(23)の能力の90%程度に設定される。油圧
力Iは、非定常始動運転(ロール(10)(11)間の
デルタ部への注湯の開始から溶鋼面が高くなって上記所
定値に達するまでの運転)に使用される比較的低い圧力
であり、油圧力■よりかなり低く設定される。
圧ユニット(23)と2つの油圧シリンダ(1,3a)
(13b)の間にサーボ弁(24a) (24b)がそ
れぞれ設けられており、各サーボ弁(24a) (24
b)はそれぞれサーボ増幅器(25a) (25b)を
通して制御装置(17)に接続されている。また、油圧
ポンプ(22)と2つのサーボ弁(24a) (24b
)との間に、2つの圧力制御弁(2B) (27)と1
つの圧力切換弁(28)が設けられている。第1の圧力
制御弁(2B)は油圧力Iを設定するためのもので、第
2の圧力制御弁(27)は油圧力■を設定するためのも
のであり、圧力切換弁(28)は油圧力lと油圧力■を
切換えるためのものである。油圧力■は、定常鋳造運転
(ロール(10)(11)間のデルタ部に溜まる溶鋼面
が所定値に達してほとんど変化しなくなったのちの運転
)に使用される比較的高い圧力であり、たとえば油圧ユ
ニット(23)の能力の90%程度に設定される。油圧
力Iは、非定常始動運転(ロール(10)(11)間の
デルタ部への注湯の開始から溶鋼面が高くなって上記所
定値に達するまでの運転)に使用される比較的低い圧力
であり、油圧力■よりかなり低く設定される。
上記の連続鋳造設備では、たとえば次のように、非定常
始動運転時および定常鋳造運転時のロール間隔の制御が
行なわれる。
始動運転時および定常鋳造運転時のロール間隔の制御が
行なわれる。
連続鋳造設備の運転が始まると、第2図のフローチャー
トに示すように、ロール間隔制御が開始する(ステップ
1)とともに、ロール間隔計測制御が開始しくステップ
2)、まず、非定常始動運転制御を一定時間行ない(ス
テップ3)、こののち定常鋳造運転制御を行なう(ステ
ップ4)。
トに示すように、ロール間隔制御が開始する(ステップ
1)とともに、ロール間隔計測制御が開始しくステップ
2)、まず、非定常始動運転制御を一定時間行ない(ス
テップ3)、こののち定常鋳造運転制御を行なう(ステ
ップ4)。
非定常始動運転制御のフローチャートは、第3図に示さ
れている。
れている。
まず、ステップ101において、非定常始動運転用の低
い油圧力Iに切換える。次に、ステップ102において
ロール間隔現在値(現在のロール間隔の実際の値)をI
に入れ、ステップ103においてIより一定値fだけ小
さい値(/−f)をロール間隔指令値りとする。そして
、これにより、両方のシリンダ(13a) (13b)
とも指令値りで制御される。これは、指令値りを現在値
Iよりfだけ小さくすることにより、油圧による押付力
を得るためである。次に、ステップ104において一定
時間経過させたのち、ステップ105に進み、第10−
ル間隔aと指令値りの差(a−L)および第20−ル間
隔すと指令値りの差(b−L)がともに一定値g(0に
近い正の値)より小さいか否かを判断する。上記のよう
に指令値りを現在値Iより小さくして可動ロール(11
)を押込むように制御しているのであるから、(a−L
)と(b−L)がともにgより小さいことすなわちaと
bがLに近いということは反力が少ないことを示す。し
たがって、ステップ105においてYesの場合すなわ
ち反力が小さい場合は、さらに指令値りを小さくしてロ
ール間隔を小さくするためにステップ102に戻る。逆
に、ステップ105においてNoの場合すなわち反力が
大きい場合は、次のステップ106に進んでaとbの差
Cを求めたのち、さらにステップ107においてこの差
Cが一定値d(負の値)とe(正の値)の間にあるか否
かを判断する。ロール(10)(11)がほぼ平行にな
っている場合、aとbの差CはOに近い値になっている
。したがって、この場合は、ステップ107からステッ
プ108に進み、第10−ル間隔aが上限ロール間隔A
より大きいか否かを判断する。そして、aがAより大き
くないときには、ステップ102に戻り、上記の動作を
繰返す。aがAより大きいときには、ステップ109に
進み、ロール間隔が大きく開くのを防止するために大き
な油圧力■に切換えたのち、ステップ110において油
圧シリンダ内の圧力Pが一定値Gより低いか否かを判断
する。
い油圧力Iに切換える。次に、ステップ102において
ロール間隔現在値(現在のロール間隔の実際の値)をI
に入れ、ステップ103においてIより一定値fだけ小
さい値(/−f)をロール間隔指令値りとする。そして
、これにより、両方のシリンダ(13a) (13b)
とも指令値りで制御される。これは、指令値りを現在値
Iよりfだけ小さくすることにより、油圧による押付力
を得るためである。次に、ステップ104において一定
時間経過させたのち、ステップ105に進み、第10−
ル間隔aと指令値りの差(a−L)および第20−ル間
隔すと指令値りの差(b−L)がともに一定値g(0に
近い正の値)より小さいか否かを判断する。上記のよう
に指令値りを現在値Iより小さくして可動ロール(11
)を押込むように制御しているのであるから、(a−L
)と(b−L)がともにgより小さいことすなわちaと
bがLに近いということは反力が少ないことを示す。し
たがって、ステップ105においてYesの場合すなわ
ち反力が小さい場合は、さらに指令値りを小さくしてロ
ール間隔を小さくするためにステップ102に戻る。逆
に、ステップ105においてNoの場合すなわち反力が
大きい場合は、次のステップ106に進んでaとbの差
Cを求めたのち、さらにステップ107においてこの差
Cが一定値d(負の値)とe(正の値)の間にあるか否
かを判断する。ロール(10)(11)がほぼ平行にな
っている場合、aとbの差CはOに近い値になっている
。したがって、この場合は、ステップ107からステッ
プ108に進み、第10−ル間隔aが上限ロール間隔A
より大きいか否かを判断する。そして、aがAより大き
くないときには、ステップ102に戻り、上記の動作を
繰返す。aがAより大きいときには、ステップ109に
進み、ロール間隔が大きく開くのを防止するために大き
な油圧力■に切換えたのち、ステップ110において油
圧シリンダ内の圧力Pが一定値Gより低いか否かを判断
する。
そして、PがGより小さくないときには、ステップ10
4に戻り、上記の動作を繰返す。逆にPがGより小さい
場合すなわち油圧シリンダ内の圧力が低い場合は、反力
が小さいことになるので、ステップ111において小さ
い油圧力lに戻し、ステップ112において一定時間経
過させたのち、ステップ113において第10−ル間隔
aを現在値とし、ステップ102に戻る。
4に戻り、上記の動作を繰返す。逆にPがGより小さい
場合すなわち油圧シリンダ内の圧力が低い場合は、反力
が小さいことになるので、ステップ111において小さ
い油圧力lに戻し、ステップ112において一定時間経
過させたのち、ステップ113において第10−ル間隔
aを現在値とし、ステップ102に戻る。
そして、このような動作を繰返すことにより、ロール(
10)(11)をほぼ平行に保った状態でロール間隔の
制御が行なわれる。
10)(11)をほぼ平行に保った状態でロール間隔の
制御が行なわれる。
非定常始動運転中に前述のようにロール(lO)(11
)に傾きが発生した場合は、次のように制御される。ロ
ール(J、0)(11)に傾きが生じると、第10−ル
間隔aと第20−ル間隔すの差Cがある程度大きくなり
、ステップ107からステップ114に進む。そして、
ステップ114においてaがbより小さいか否かを判断
する。aがbより小さいときは、ステップ115に進み
、bを現在値とし、ステップ102に戻る。aがbより
小さくないときは、ステップ116に進み、aを現在値
とし、ステップ102に戻る。
)に傾きが発生した場合は、次のように制御される。ロ
ール(J、0)(11)に傾きが生じると、第10−ル
間隔aと第20−ル間隔すの差Cがある程度大きくなり
、ステップ107からステップ114に進む。そして、
ステップ114においてaがbより小さいか否かを判断
する。aがbより小さいときは、ステップ115に進み
、bを現在値とし、ステップ102に戻る。aがbより
小さくないときは、ステップ116に進み、aを現在値
とし、ステップ102に戻る。
すなわち、ステップ114〜116において、aとbの
うち大きい方を現在値とする。そして、この現在値にも
とづいてステップ102以下の制御が行なわれることに
より、ロール間隔の狭い方が広い方に近づくようにロー
ル(11)が移動する。このため、ロール(to)(1
1)の傾きが一定値以下に押えられる。
うち大きい方を現在値とする。そして、この現在値にも
とづいてステップ102以下の制御が行なわれることに
より、ロール間隔の狭い方が広い方に近づくようにロー
ル(11)が移動する。このため、ロール(to)(1
1)の傾きが一定値以下に押えられる。
非定常始動運転制御が開始してから一定時間経過すると
、自動的に定常鋳造運転制御に移る。
、自動的に定常鋳造運転制御に移る。
定常鋳造運転制御のフローチャートは、第4図に示され
ている。
ている。
まず、ステップ201において、定常鋳造運転用の高い
油圧力■に切換える。次に、ステップ202においてロ
ール間隔現在値をIに入れ、ステップ203においてl
が設定ロール間隔りより小さいか否かを判断する。そし
て、IがDより小さいときは、ステップ204に進み、
ロール間隔を大きくするためにIより一定値y大きい値
(/+y)をロール間隔指令値Eにする。
油圧力■に切換える。次に、ステップ202においてロ
ール間隔現在値をIに入れ、ステップ203においてl
が設定ロール間隔りより小さいか否かを判断する。そし
て、IがDより小さいときは、ステップ204に進み、
ロール間隔を大きくするためにIより一定値y大きい値
(/+y)をロール間隔指令値Eにする。
逆に、lがDより小さくないときには、ステップ205
に進み、押込み力を得るために、lより一定値j小さい
値(/−j)を指令値Eにする。そして、これにより、
両方のシリンダ(13a)(13b)とも指令値Eで制
御される。次に、ステップ206において一定時間経過
させたのち、次のステップ207に進んでa&bの差C
を求めたのち、さらにステップ208においてこの差C
が一定値dとeの間にあるか否かを判断する。ロール(
10)(11)がほぼ平行になっている場合、aとbの
差Cは0に近い値になっている。
に進み、押込み力を得るために、lより一定値j小さい
値(/−j)を指令値Eにする。そして、これにより、
両方のシリンダ(13a)(13b)とも指令値Eで制
御される。次に、ステップ206において一定時間経過
させたのち、次のステップ207に進んでa&bの差C
を求めたのち、さらにステップ208においてこの差C
が一定値dとeの間にあるか否かを判断する。ロール(
10)(11)がほぼ平行になっている場合、aとbの
差Cは0に近い値になっている。
したがって、この場合は、ステップ208からステップ
209に進み、第10−ル間隔aと設定ロール間隔りの
差を求めたのち、ステ・ツブ210に進んで、この差S
が一定値t (負の値)とU(正の値)の間にあるか否
かを判断する。
209に進み、第10−ル間隔aと設定ロール間隔りの
差を求めたのち、ステ・ツブ210に進んで、この差S
が一定値t (負の値)とU(正の値)の間にあるか否
かを判断する。
そして、Yesの場合すなわちaとDの差が小さい場合
は、ロール間隔を変更する必要がないので、ステップ2
11に進み、油圧シリンダ内の圧力Pが一定値Gより低
いか否かを判断する。
は、ロール間隔を変更する必要がないので、ステップ2
11に進み、油圧シリンダ内の圧力Pが一定値Gより低
いか否かを判断する。
そして、PがGより小さい場合すなわち油圧シリンダ内
の圧力が低い場合には、ステップ205に戻り、上記の
動作を繰返す。逆にPがGより小さくない場合は、次の
ステップ212に進み、圧力Pが一定値Fより大きいか
否かを判断する。そして、PがFより大きくない場合に
は、そのままステップ206に戻り、PがFより大きい
場合すなわち油圧シリンダ内の圧力が高い場合には、ス
テップ213に進んで指令値EよりWだけ大きい値(E
+W)を新しい指令値Eにしたのち、ステップ206に
戻り、上記の動作を繰返す。ステップ210においてN
oの場合すなわち第10−ル間隔aと設定ロール間隔り
の差Sが大きい場合は、ロール間隔を変更するために、
ステップ214に進み、aがDより大きいか否かを判断
する。そして、aがDより大きいときには、ステップ2
15に進み、シェル厚を薄くするために鋳造速度を大き
くし、ステップ206に戻る。逆にaがDより大きくな
い場合は、ステップ216に進み、シェル厚を厚くする
ために鋳造速度を小さくし、ステップ206に戻る。そ
して、このような動作を繰返すことにより、ロール(1
0)(11)をほぼ平行に保った状態でロール間隔の制
御が行なわれる。
の圧力が低い場合には、ステップ205に戻り、上記の
動作を繰返す。逆にPがGより小さくない場合は、次の
ステップ212に進み、圧力Pが一定値Fより大きいか
否かを判断する。そして、PがFより大きくない場合に
は、そのままステップ206に戻り、PがFより大きい
場合すなわち油圧シリンダ内の圧力が高い場合には、ス
テップ213に進んで指令値EよりWだけ大きい値(E
+W)を新しい指令値Eにしたのち、ステップ206に
戻り、上記の動作を繰返す。ステップ210においてN
oの場合すなわち第10−ル間隔aと設定ロール間隔り
の差Sが大きい場合は、ロール間隔を変更するために、
ステップ214に進み、aがDより大きいか否かを判断
する。そして、aがDより大きいときには、ステップ2
15に進み、シェル厚を薄くするために鋳造速度を大き
くし、ステップ206に戻る。逆にaがDより大きくな
い場合は、ステップ216に進み、シェル厚を厚くする
ために鋳造速度を小さくし、ステップ206に戻る。そ
して、このような動作を繰返すことにより、ロール(1
0)(11)をほぼ平行に保った状態でロール間隔の制
御が行なわれる。
定常鋳造運転中にロール(10)(11)に傾きが発生
した場合は、次のように制御される。ロール(10)(
11)に傾きが生じると、第10−ル間隔aと第20−
ル間隔すの差Cがある程度大きくなり、ステップ208
からステップ217に進む。
した場合は、次のように制御される。ロール(10)(
11)に傾きが生じると、第10−ル間隔aと第20−
ル間隔すの差Cがある程度大きくなり、ステップ208
からステップ217に進む。
そして、ステップ217においてaがbより小さいか否
かを判断する。aがbより小さいときは、ステップ21
8に進み、bを現在値とし、ステップ202に戻る。a
がbより小さくないときは、ステップ219に進み、a
を現在値とし、ステップ202に戻る。ステップ217
〜219の動作は非定常始動運転制御におけるステップ
114〜116の動作と同じであり、aとbのうち大き
い方を現在値とする。そして、この現在値にもとづいて
ステップ202以下の制御が行なわれることにより、ロ
ール間隔の狭い方が広い方に近づくようにロール(11
)が移動する。このため、ロール(10)(11)の傾
きか−、定値以下に押えられる。
かを判断する。aがbより小さいときは、ステップ21
8に進み、bを現在値とし、ステップ202に戻る。a
がbより小さくないときは、ステップ219に進み、a
を現在値とし、ステップ202に戻る。ステップ217
〜219の動作は非定常始動運転制御におけるステップ
114〜116の動作と同じであり、aとbのうち大き
い方を現在値とする。そして、この現在値にもとづいて
ステップ202以下の制御が行なわれることにより、ロ
ール間隔の狭い方が広い方に近づくようにロール(11
)が移動する。このため、ロール(10)(11)の傾
きか−、定値以下に押えられる。
このように、非定常始動運転および定常鋳造運転のいず
れの場合も、ロールの傾きが一定値を越えたときに、狭
い方のロール間隔が広い方のロール間隔に近づくように
ロール(11)が移動させられる。このため、ロール(
10)(11)の傾きを一定範囲内に押えることができ
、ロールの傾きによる前述の問題の発生を防止すること
ができる。
れの場合も、ロールの傾きが一定値を越えたときに、狭
い方のロール間隔が広い方のロール間隔に近づくように
ロール(11)が移動させられる。このため、ロール(
10)(11)の傾きを一定範囲内に押えることができ
、ロールの傾きによる前述の問題の発生を防止すること
ができる。
なお、鋳造後の鋳片厚を測定した試験結果より、上記の
ような制御を行なうことによりロールの傾きすなわち第
10−ル間隔aと第20−ル間隔すの差Cが0.3〜1
.5mm1こ押えられることが確認されている。
ような制御を行なうことによりロールの傾きすなわち第
10−ル間隔aと第20−ル間隔すの差Cが0.3〜1
.5mm1こ押えられることが確認されている。
上記実施例では、ロードセルによりロールの過負荷を検
知しているが、油圧力により検知してもよい。また、油
圧シリンダは2つのロールの間に組込んでもよく、油圧
シリンダとサーボ弁を組合せたステッピングシリンダに
よりロール間隔を制御してもよい。
知しているが、油圧力により検知してもよい。また、油
圧シリンダは2つのロールの間に組込んでもよく、油圧
シリンダとサーボ弁を組合せたステッピングシリンダに
よりロール間隔を制御してもよい。
発明の効果
この発明のロール間隔制御装置によれば、上述のように
、ロールの傾きを所定の範囲内に押えることができ、ロ
ールの傾きによる前述の種々の問題は生じない。
、ロールの傾きを所定の範囲内に押えることができ、ロ
ールの傾きによる前述の種々の問題は生じない。
第1図はこの発明の実施例を示すブロック図、第2図は
全体の制御動作を示すフローチャート、第3図は非定常
始動運転の制御動作を示すフローチャート、第4図は定
常鋳造運転の制御動作を示すフローチャートである。 (lO)・・・固定ロール、(11)・・・可動ロール
、(13a)(tab)・・・油圧シリンダ、(15a
)(15b)・=位置検出器、(17)・・・ロール間
隔制御装置。 以上
全体の制御動作を示すフローチャート、第3図は非定常
始動運転の制御動作を示すフローチャート、第4図は定
常鋳造運転の制御動作を示すフローチャートである。 (lO)・・・固定ロール、(11)・・・可動ロール
、(13a)(tab)・・・油圧シリンダ、(15a
)(15b)・=位置検出器、(17)・・・ロール間
隔制御装置。 以上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ツインロール型連続鋳造設備において、 1対のロールの両端部の相互間隔を検出することにより
ロールの相互の傾きを検出する手段と、ロールの傾きが
所定値を越えたときに狭い方の端部のロールの相互間隔
が広い方の端部のロールの相互間隔に近づくようにロー
ルを移動させる手段とを備えている連続鋳造設備におけ
るロール間隔制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13864987A JPS63303655A (ja) | 1987-06-01 | 1987-06-01 | 連続鋳造設備におけるロ−ル間隔制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13864987A JPS63303655A (ja) | 1987-06-01 | 1987-06-01 | 連続鋳造設備におけるロ−ル間隔制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63303655A true JPS63303655A (ja) | 1988-12-12 |
Family
ID=15226923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13864987A Pending JPS63303655A (ja) | 1987-06-01 | 1987-06-01 | 連続鋳造設備におけるロ−ル間隔制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63303655A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994026443A1 (en) * | 1993-05-12 | 1994-11-24 | Davy Mckee (Poole) Limited | Two-roll continuous casting |
JP2000511117A (ja) * | 1997-12-24 | 2000-08-29 | ポハング アイアン アンド スチール カンパニイ リミテッド | ツインローラ型薄板製造装置における薄板厚さの制御装置及び制御方法 |
CN104128581A (zh) * | 2014-07-23 | 2014-11-05 | 河北钢铁股份有限公司 | 一种板坯连铸机扇形段的在线标定方法 |
JP2015120198A (ja) * | 2013-12-24 | 2015-07-02 | ポスコ | 薄板製造装置における鋳造ロールの損傷防止装置 |
-
1987
- 1987-06-01 JP JP13864987A patent/JPS63303655A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994026443A1 (en) * | 1993-05-12 | 1994-11-24 | Davy Mckee (Poole) Limited | Two-roll continuous casting |
JP2000511117A (ja) * | 1997-12-24 | 2000-08-29 | ポハング アイアン アンド スチール カンパニイ リミテッド | ツインローラ型薄板製造装置における薄板厚さの制御装置及び制御方法 |
JP2015120198A (ja) * | 2013-12-24 | 2015-07-02 | ポスコ | 薄板製造装置における鋳造ロールの損傷防止装置 |
US9289821B2 (en) | 2013-12-24 | 2016-03-22 | Posco | Apparatus for preventing damage to casting rolls in strip casting machine |
CN104128581A (zh) * | 2014-07-23 | 2014-11-05 | 河北钢铁股份有限公司 | 一种板坯连铸机扇形段的在线标定方法 |
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