JPS6330314B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6330314B2
JPS6330314B2 JP7734485A JP7734485A JPS6330314B2 JP S6330314 B2 JPS6330314 B2 JP S6330314B2 JP 7734485 A JP7734485 A JP 7734485A JP 7734485 A JP7734485 A JP 7734485A JP S6330314 B2 JPS6330314 B2 JP S6330314B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cyclic siloxane
group
acrylate
following formula
methacrylate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7734485A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61236786A (ja
Inventor
Hironao Fujiki
Hideto Kato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP7734485A priority Critical patent/JPS61236786A/ja
Publication of JPS61236786A publication Critical patent/JPS61236786A/ja
Publication of JPS6330314B2 publication Critical patent/JPS6330314B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は文献末載の新規な環状ポリシロキサ
ン、特にはアクリル基またはメタクリル基を含有
する(共)重合性を有する、耐熱性、耐候性、柔
軟性にすぐれ、ガス透過性も良好な重合体成形品
を与える新規な環状シロキサンおよびその製造方
法に関するものである。 (従来の技術) アクリル基またはメタクリル基を含有するオル
ガノシロキサンについてはすでに数多くのものが
知られており、これらはラダーポリマーの合成、
コンタクトレンズ材料への応用あるいは光または
電子線照射により硬化されるポリマーへの応用な
どに使用されている。 (発明の構成) 本発明はアクリル基またはメタクリロ基を含有
する文献末載の環状シロキサンに関するものであ
り、これは一般式 (ここにR1は水素原子またはメチル基)で示さ
れる環状シロキサンに関する。 この環状シロキサンはアクリル基またはメタク
リル基を含有するためラジカル重合性、イオン重
合性、光反応性を有するほか、このものはそのシ
ロキサン部分も反応性を有しており、通常の環状
シロキサンと同様に酸、アルカリを触媒とする加
熱によつてシロキサンポリマーになるので、機能
性の高い材料として各種方向に利用することがで
きる。 上記した本発明の環状シロキサンはアリルアク
リレートまたはアリルメタクリレートにトリクロ
ロシランを白金触媒の存在下に70〜120℃で付加
反応させて式 で示される(トリクロロ)シリルプロピル(メ
タ)アクリレートとし、ついでこれをヘキサメチ
ルシクロトリシヨロキサン
【式】 とヘキサメチルホスホリツクトリアミドの存在下
常温で反応させて、次式 (R1は前記に同じ)で示されるシランとし、つ
ぎにこれを加水分解することによつて得ることが
できる。 本発明の環状シロキサンは官能基としてのアク
リル基またはメタクリル基と反応性のシロキサン
基とを同時に含有するものであることから各種の
用途に使用することができ、これを例えばメチル
メタクリレートなどと共重合させたものはコンタ
クトレンズ材料などの用途に使用することが可能
であり、またこれを他の適当な共重合性のモノマ
ー、例えばメチルメタクリレート、エチルメタク
リレート、エチルメタクリレート、ブチルメタク
リレートなどのアルキルメタクリレート、塩化ビ
ニル、酢酸ビニル、エチレン、プロピノンなどの
ビニル系モノマー、式CH2=C(CH3
CO2CH2CF3、CH2=C(CH3)CO2(CH22C8F17
で示されるフツ素化アルキルメタクリレートまた
はアクリレートと共重合させたものはこの化合物
中の≡SiOH基または環状シロキサンを利用して
硬化性皮膜形成剤として利用することはできるの
で、これは塗料、コーテイング剤などへの応用が
可能である。また、このものは公知の環状シロキ
サン、例えばオクタメチルシクロラトラシロキサ
ン、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、1,
3,5―トリメチル―1,3,5―トリス(3,
3,3―トリフルオロプロピル)シクロトリシロ
キサン、ヘキサフエニルシクロトリシロキサン、
1,3,5―トリフエニル―1,3,5―トリメ
チル―シクロトリシロキサンなどと開環共重合さ
せることによつてシロキサンポリマー中にアクリ
ル基またはメタクリル基をペンダンンとして導入
するとが可能で、このものは光または熱、ラジカ
ル硬化性のシリコーン皮膜を与えるので、これは
被覆剤、オプテイカルフアイバークラツド材、シ
ース材などへの利用が可能とされる。 つぎに本発明の実施例をあげる。 実施例 1 アリルメタクリレート315gにトリクロロシラ
ン340gを塩化白金酸のオクチルアルコール変性
溶液(白金含量2重量%)5ppmの存在下で95℃
で反応させて(トリクロロ)シリルプロピルメタ
クレート 570gを得た。 ついでこの(トリクロロ)シリルプロピルメタ
クレート570gを撹拌器、温度計、冷却管を取り
つけた三ツ口フラスコ中に装入してから、ここに
ヘキサメチルシクロトリシロキサン537gとヘキ
サメチルホスホリツクトリアミド5.3gを添加し、
常温で6時間撹拌したところ、(トリクロロ)シ
リルプロピルメタクリレートはその全量が次式 で示される化合物に変換されていることがガスク
ロストグラフによる分析で確認された。 つぎに撹拌器、温度計、冷却官および滴下ロー
トを取りつけた四ツ口フラスコにトルエン1000
g、水450gおよび炭酸水素ナトリウム180gを装
入してから、ここに上記で得た化合物1000gを滴
下ロールから滴下して溶液が中性になるまで撹拌
し、得られた反応混合物を分液し、有機溶媒層を
芒硝を乾燥してからトルエンを留去し、ついで減
圧蒸留したところ、沸点139〜141℃/2mmHgの
化合物を収率35%、純度95%で得ることができ、
このものはNMRの分析結果が第1図に示したよ
うに Ha=6.08ppm(s)、 Hb=5.52ppm(s)、 Hc=1.92ppm(s)、 Hd=4.12ppm(t)、 He=1.78ppm(m)、 Hf=0.60ppm(m)、 HoH=3.70ppm(s)、 HSiCH3=0.08ppm(d) であることから、次式 で示される環状シロキサンであることが確認され
た。 実施例 2 実施例1におけるアリルメタクリレートをアリ
ルアクリレートとしてこれにトリクロロシランを
反応させて(トリクロロ)シリルプロピルアクリ
レート を作つた。 ついでこの化合物に実施例1と同じ方法でヘキ
サメチルシクロトリシロキサンをヘキサメチルホ
スホリツクトリアミドの存在下で反応させたとこ
ろ、環状シロキサンが得られ、これらの化合物の
NMRの分析結果が Ha=5.70〜6.72ppm Hb=4.18ppm(t) Hc=1.82ppm(m) Hd=0.62ppm(m) SiO(H)=0.08ppm(t) SiCH3=0.08ppm(t) であることから、、このものは次式でしめされる
ものであることが確認された。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の環状シロキサンの
NMR結果を示したものであり、第1図は実施例
1、第2図は実施例2で得られた環状シロキサン
の結果を示したものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (ここにR1は水素原子またはメチル基)で示さ
    れる環状シロキサン。 2 アリルアクリレートまたはアリルメタクリレ
    ートにトリクロロシランを触媒の存在下に付加反
    応させて(トリクロロ)シリルプロピル(メタ)
    クリレートを合成したのち、これをヘキサメチル
    シクロトリシロキサンと触媒の存在下で反応させ
    て、次式 (ここにR1は水素原子またはメチル基)で示さ
    れるシランを作り、ついでこれを加水分解して次
    (ここにR1は前記に同じ)で示されるアクリル
    基またはメタクリル基を含有する環状シロキサン
    を得ることを特徴とする環状シロキサンの製造方
    法。
JP7734485A 1985-04-11 1985-04-11 環状シロキサンおよびその製造方法 Granted JPS61236786A (ja)

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