JPS63301325A - 図書管理システムにおけるデ−タベ−ス方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は図書館システムのデータベース方式に関するも
のである。

〔従来の技術〕

従来の図書館システムにおける情報構造を第６図に基づ
いて説明する。第６図は書誌情報を管理する図書マスタ
ファイル（１）とそのファイル構造（２）を示すもので
ある。図書マスタファイル（１）には、各図書の図書情
報が集められており、各図書ごとに固定された空間（以
下「固定長」と称す）がｌレコードとして格納されてい
る。図書マスタファイル（１）のファイル構造（２）は
同図に示す如く、図書コードを主キーとし、複本コード
、分類コード、書名カナ、双書基カナを副キーとして、
更に他の必要書誌データを備えてｌレコードを形成して
いる。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、従来のファイル構造（２）は上述の如く
各図書につき一定の固定長から成るレコード内に書誌の
データを格納するために、例えば書名が３０文字を越え
る場合には、マスタファイル（１）上の桁数が３０文字
であるため、３０文字を越えた文字については格納する
ことができず割愛されてきた。このことは書名以外の双
書名、副書名、内容注記などについても同様に扱われて
いた。更に図書館には、同一内容の本、いわゆる副本が
多数蔵書され、副本があるにも係らず各図書ごとに図書
コードが付与されているために、図書内容を示す書誌デ
ータが同一のものであっても、それぞれに対してルコー
ドを確保せざるを得す、このことは副木に限らず、書誌
データを共通する複数の図書に対してもの同様であった
。従って従来の図書マスタファイル（１）にあっては重
複した書誌データを格納する無駄を生じたり必要な書誌
データを割愛せざるを得ない状況を生み、また、有効利
用しない書誌データであっても画一的に格納するなどし
て格納媒体であるディスク容量を有効に利用する点に関
しては従来の図書マスタファイルは必ずしも得策ではな
かった。

本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、
図書ファイル構造を改良することによって、アクセスタ
イムを低下させることなく、図書マスタファイルをより
有効に利用した図書館システムのデータベース方式を提
供するものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係る図書館システムにおけるデータベース方式
は、図書マスタファイルを複数に分割し、各図書におけ
る必要最小限の書誌データを書誌管理ファイルに格納し
、書名、副書名等他の書誌データは他の分割ファイルに
より連結したものである。

〔作用〕

本発明によれば、書誌の管理ファイルには画面表示上必
要数小言の漢字（書名、著者名、出版社）を極力短縮し
て格納し、残余の書誌データは書誌管理ファイルに基づ
いて直接他の分割ファイルを参照することができるため
に、各図書のレコード長を最小限に抑制することができ
ファイル空間を有効利用することができる。

〔実施例〕

以下、第１図ないし第５図に示す実施例に基づいて本発
明を説明する。第１図によれば、図書マスタファイル（
１）は複数に分割され、それぞれは書誌管理ファイル（
３）、書名、副書名ファイル（４）、内容注記、双書名
ファイル（５）、変換ファイル（６）、著者名、出版社
名、典拠ファイル（７）、件名（双書名）、典拠ファイ
ル（８）、著者区分、出版地典拠ファイル（９）及び分
類ファイル（ｌＯ）として形成されている。

第２図は書誌管理ファイル（３）を示すもので、書誌管
理ファイル（３）には、従来と同様、図書１冊につきル
コードが付与されており、ファイル構造（３八）におけ
る図書コードが主キーとなり、管理コード、複本コード
、書名カナが副キーとして構成されている。そして書誌
データ項目は日本目録規則に準拠して構成されている。

尚、本実施例におけるレコードも固定長として形成され
ている。

また書誌管理ファイル（３）以外の各ファイルは第３図
に示すファイル構造として形成されている。

書名、副書名ファイル（４）は、書誌管理ファイル（３
）のルコードに格納しきれなかった場合に、残余部分を
格納するファイルで、書誌管理ファイル（３）の管理コ
ードをキーにしてＮ　ＥＸＴｎＥ八りすることによって
とり込み直接参照することができるようになフている。

双書名、内容注記ファイル（５）も同様に書誌管理ファ
イル（３）　に格納しきれなかった部分を格納したファ
イルで上述したと同様にとり込むことができる。

変換ファイル（６）は、書誌管理ファイル（３）と上記
以外の他の分割ファイル（７）〜（１０）とを管理コー
ドによって連結するファイルであり、例えば、著者名、
著者区分は第２著者以降の著者について管理コードを対
応した典拠コードをもっており、管理コードをキーにし
て上記各典拠コードを介してＮＥＸＴ　ＲＥ八りを繰り
返して目的の書誌データをとり込み参照することができ
るようになっている。

著者名、出版者名典拠ファイル（７）は、第１著者名、
出版社を格納したファイルで、書誌管理ファイル（３）
におけるそれぞれの典拠コードをキーとしてとり込むこ
とができるようになっている。第２著者名、発表者名簿
の典拠コードは上記変換ファイル（６）によって得るこ
とができる。

件名典拠ファイル（８）は上記変換ファイル（６）から
得た典拠コードをキーとしてとり込むことができ、著者
区分、出版地典拠ファイル（９）は上記著者名、出版社
典拠ファイル（７）と同様に構成されている。

また、分類ファイル（１０）は、書誌管理ファイル（３
）の管理コードをキーとして分類、分出分類をとり込む
ことができるようにしたもので、　ＮＥＸＴＲＥ八りを
繰り返すことによって直接参照することができる。

上述の如く、本実施例ではリレーショナル型データベー
スのデータ管理上、コードを変換し、各書誌のデータを
構築して１資料の情報として取り出すことができる。

このようにすることによって、図書における必要な書誌
データだけを取り出すことができる。また、経験則によ
れば、図書館システムのうち、上記ファイルを全てアク
セスして書誌情報を構築するのは全プログラム中５を程
度にすぎず、殆どはコンパクト化した書誌管理ファイル
のアクセスだけで済ませることができるため、アクセス
タイムを犠牲にすることなくデータベース化を行うこと
ができく第４図参照）、ディスク容量等から成る補助記
憶装置容量を従来と比較して格段に軽減することができ
る（第５図参照）。

尚、上記実施例では図書館システムの蔵書管理における
図書マスタファイルについて説明したが、新刊情報の書
誌情報にも同様に本発明を適用することができる。

〔発明の効果〕

以上本発明によれば、図書マスタファイルを複数に分割
することによって、アクセスタイムを犠牲にすることな
く、ファイルの空間を存効に利用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る図書マスタファイルを示す概念図
、第２図は書誌管理ファイル及びそのレイアウトを示す
図、第３図は他の分割ファイルを示す第２図相当図、第
４図は本実施例と従来例とのアクセスタイムを比較して
示したグラフ、第５図は第４図と同様ディスク容量を比
較して示したグラフ、第６図は従来の図書マスクを示す
第１図相当図である。 図において、 （１）は図書マスタファイル、 （３）は書誌管理ファイル、 （４）は書名、副書名ファイル、 （５）は内容注記ファイル、 （６）は変換ファイル、 （７）は著者名、出版社名典拠ファイル、（８）は件名
（双書名）典拠ファイル、（９）は著者区分、出版地典
拠ファイル、（１０）は分類ファイルである。 尚、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 図書情報として構築する書誌データを格納するファイル
   を複数に分割し、その１つを図書を検索するに必要な最
   小限の書誌データを格納した書誌管理ファイルとし、他
   の１つを該書誌管理ファイルのコードにより目的に応じ
   て変換して適宜残余の書誌データを構築する変換ファイ
   ルとし、かつその他を共通した書誌のデータをまとめ、
   上記書誌管理ファイルの書誌データの示すコードから直
   接これに対応した書誌データを参照し得るとともに、上
   記変換コードに対応した書誌データを上記変換ファイル
   を介して参照し得るファイルとして構成したことを特徴
   とする図書管理システムにおけるデータベース方式。