JPS63300040A - 精密ロ−ラ - Google Patents

精密ロ−ラ

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JPS63300040A
JPS63300040A JP13595387A JP13595387A JPS63300040A JP S63300040 A JPS63300040 A JP S63300040A JP 13595387 A JP13595387 A JP 13595387A JP 13595387 A JP13595387 A JP 13595387A JP S63300040 A JPS63300040 A JP S63300040A
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JP
Japan
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nickel plating
plating film
electroless nickel
rubber
rubber layer
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Application number
JP13595387A
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English (en)
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JPH0774056B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Eguchi
博之 江口
Naotoshi Miyahara
宮原 尚利
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は精密ローラに関するものである。
〔従来の技術〕
電子写真複写機には紙搬送ローラ等多数の精密ローラー
が用いられている。この種の複写機用精密ローラは、円
柱状の芯金の外周面にメッキ皮膜を形成し、そのメッキ
皮膜上にゴム層を、加硫を経て形成することにより構成
されている。そし°C上記複写機用精密ローラは、通常
、芯金の左右両端に軸芯部を設け、この軸芯部を複写機
本体の軸受部に嵌合することにより取付は固定される。
特に、この種の精密ローラでは用紙の搬送性等の見地か
ら寸法に高い精度が要求されている。このため、上記メ
ッキ皮膜としては、電気メッキではな(、無電解メッキ
によって形成されたニッケルメッキ皮膜が用いられてい
る。上記無電解メッキは、化学メッキとも称されるもの
であって、電気メッキのように電気エネルギーを用いず
に金属相互の化学的置換および還元作用を応用して金属
をメッキするものであり、均一な膜厚のメッキを施すこ
とができることから、上記のような高い精度が要求され
る複写機用精密ローラの芯金のメッキに用いられている
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のような無電解ニッケルメツキによ
って芯金の外周面にニッケルメッキ皮膜を形成したもの
は、そのニッケルメッキ皮膜上に、ゴム層が加硫を経て
形成する際、ニッケルメッキは皮膜が変色したり、また
ゴム層がニッケルメッキ皮膜に焼き付きその除去のため
後加工が必要になるという難点を有している。
このような問題に対応するため、芯金の外周面に無電解
ニッケルメッキを施した後、そのニッケルメッキ皮膜上
に離型剤等を塗布し、これを金型内に入れゴムを注型し
加硫することが提案され一部で行われている。ところが
、このようにする場合には、加硫後に、塗布した離型剤
を除去する工程が必要となり製造工程が長くなると同時
に、ゴム層とニッケルメッキ皮膜との間に離型剤層が形
成されることから、ゴム層とニッケルメッキ皮膜間で接
着を行う場合、離型剤層の存在により接着不良が生ずる
というような問題が生じている。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、ニ
ッケルメッキ皮膜の変色やゴム層の焼き付きが生じてい
ず、しかも、製造の容易な精密ローラの提供をその目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この発明の精密ローラは、
円柱状の芯金の外周面に無電解ニッケルメッキ皮膜が形
成され、この無電解ニッケルメッキ皮膜上に、ゴム層が
加硫を経て形成された精密ローラであって、上記無電解
ニッケルメッキ皮膜が、無電解ニッケルメッキ後に不活
性化処理され不活性無電解ニッケルメッキ皮膜化されて
いるという構成をとる。
すなわち、本発明者らは、ゴム層の加硫時に無電解ニッ
ケルメッキ皮膜が変色したり、ゴム層が焼き付いたりす
るというような現象の発生原因について研究を重ねた。
その結果、上記現象は、無電解ニッケルメッキ皮膜が、
先に述べたように金属相互の化学的置換、還元作用を応
用して形成されているため、化学的活性を有しており、
これがゴム層中の、イオウないしテトラチウラムジスル
フィド(促進剤TT)、テトラエチルチウラムジスルフ
ィド(促進剤TET)、 ジペンタメチレンチウラムテ
トラスルフィド(促進剤TRA)、2−メルカプトベン
ゾチアゾール(老化防止剤MB)等のイオウドナー化合
物と化学反応を起こすことに起因することをつきとめた
。そして、さらに研究を重ねた結果、上記無電解ニッケ
ルメッキ後にクロム酸処理、熱処理等の不活性化処理を
施すと、離型剤等を塗布しな(でも、ニッケルメッキ皮
膜の変色やゴム層の焼き付きが生じなくなることを見い
だしこの発明に到達した。
この発明の対象となる円柱状の芯金は特に限定するもの
ではなく、中空円柱状のものであっても中実状のもので
あっても差し支えはない。そして、その材質も特に制限
するものではないが、通常、銅製のものが用いられる。
上記芯金の外周面に形成する無電解ニッケルメッキ皮膜
も特に制限するものではなく、従来公知の無電解ニッケ
ルメッキによって形成されたニッケル皮膜が用いられる
。一般に無電解ニッケルメッキ皮膜としては、リンを7
〜11重景%(以下1%」と略す)を含み、残部がニッ
ケルからなる皮膜が用いられる。このように無電解ニッ
ケルメッキによって施された皮膜は、均一でかつ精度の
高い皮膜となる。
この発明の精密ローラは、例えば、上記のような無電解
ニッケルメッキ皮膜が外周面に施された芯金を不活性化
処理し、無電解ニッケルメッキ皮膜を不活性化した後、
金型に入れ、ゴムを注型し、ついで加硫を施しゴム層を
形成するということにより製造される。上記不活性化処
理は、無電解ニッケルメッキ皮膜に対してクロム酸処理
を施すか、または熱処理(表面酸化)を施すか、両者を
施すことによってなされる。上記クロム酸処理は濃度0
.5 g / 1〜10 g#!のクロム酸?容液中に
無電解ニッケルメッキ皮膜が形成された芯金を5秒以上
、好適には30〜60秒程度浸漬することによって行わ
れる。また、熱処理は上記のような無電解ニッケルメッ
キ皮膜が形成された芯金に対して100〜300°Cの
加熱を施すことによって行われる。不活性化処理は、先
に述べたように、上記のようなりロム酸処理および熱処
理をそれぞれ単独で行ってもよいし併用するようにして
行ってもよい。特にクロム酸処理を施した後、熱処理を
施すと好結果が得られるようになる。
なお、上記金型内に注型するゴムは加硫剤としてイオウ
系加硫剤を含有しているもの、もしくはイオウドナー化
合物を含有しているもの、または双方を含有しているも
のであり、ゴムの種類は問わない。しかしながら、好適
なのは、エチレン・プロピレンゴム(EPM、EPDM
)であり、それ以外に、アクリルゴム、ウレタンゴム、
ニトリルゴム、スチレンブタジェンゴム等を用いても差
し支えはない。
つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳しく説明する
(実施例1) 図面はこの発明を複写機用精密ローラに応用した実施例
を示している。図において、1は中実円柱状の鋼製芯金
であり、その外周面に無電解ニッケルメッキ皮膜3が形
成されている。この無電解ニッケルメッキ皮膜3は、ク
ロム酸処理によって不活性化された状態になっている。
上記クロム酸処理は0.8g/j2の溶液に、無電解ニ
ッケルメッキ皮膜3が形成された芯金1を45秒間浸漬
することによって行ったものである。そして、その外周
にEPDMからなるゴム層2が注型、加硫工程を経て形
成されている。上記EPDMゴム表面層2は、イオウ加
硫系のものである。そして、加硫を経ても、無電解ニッ
ケルメッキ皮膜3には、黒色化ないしゴムの焼き付きが
全く生じていない。
上記芯金1の外周面に対して無電解ニッケルメッキ皮膜
3を形成する場合の工程を簡単に説明すると、まず、芯
金を溶剤洗浄→アルカリ脱脂によって脱脂を行い、つい
で水洗をし、さらにスケール除去→水洗→酸洗い→水洗
→酸活性→水洗を行って、芯金1の地肌を露呈させる。
そして無電解ニッケルメッキを、90″C,I)114
.3の条件で行い水洗をする。そして、先に述べたよう
に、クロム酸処理を行って不活性化し、ついで水洗した
のち湯洗(80°C×20〜30秒)し、さらに乾燥(
80°C×20分)を行って無電解ニッケルメッキ皮膜
を不活性化する。
なお、上記クロム酸処理を行わない以外は、実施例1と
同様にして製造した複写機用精密ローラは、無電解ニッ
ケルメッキ皮膜が黒色化していると同時に、ゴムがニッ
ケルメッキ皮膜に焼き付いていた。
〔実施例2] クロム酸処理に代えて、熱処理(100〜300°C)
を行い、その後冷却して無電解ニッケルメッキ皮膜を不
活性化した。このようにして不活性化されたニッケルメ
ッキ皮膜を有する芯金を金型中ニ入れ、EPM (パー
オキサイド加硫系、老化防止剤MB金含有を注型した後
、加硫し複写機用精密ローラを得た。
得られた複写機用精密ローラは、ニッケルメッキ皮膜の
黒色化やゴムの焼き付けが全く生じていなかった。
ちなみに、熱処理を行わない以外は、実施例2と同様に
して製造した複写機用精密ローラでは、無電解ニッケル
メッキ皮11りの黒色化が生じていた。
(実施例3) 実施例1と同様にして無電解ニッケルメッキ皮膜が形成
された芯金に対して、実施例1と同様にしてクロム酸処
理を施し、ついで水洗した後、熱処理(100〜300
°C)を施し、その後冷却するということにより無電解
ニッケルメッキ皮膜を不活性化した。それ以外は、実施
例1と同様にして複写機用精密ローラを得た。
得られた複写機用精密ローラには、黒色化もゴムの焼き
付けも全く見られなかった。
ちなみに、上記クロム酸処理、熱処理を行わない以外は
、実施例3と同様にして製造された複写機用精密ローラ
では、無電解ニッケルメッキ皮膜の黒色化およびゴムの
焼き付き現象が生じていた。
〔発明の効果〕
この発明の精密ローラは、以上にように無電解ニッケル
メッキ皮膜が不活性化処理され、不活性無電解ニッケル
メッキ皮膜化されているため、加硫を経ても無電解ニッ
ケルメッキ皮膜が黒色化したりゴムが焼き付いたりして
いない。したがって、外観および寸法精度の優れた状態
となる。また、上記不活性無電解ニッケルメッキ皮膜に
接着剤を塗布し、ゴム層を強固に芯金に接着することも
可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例の構成図である。 1・・・芯金 2・・・ゴム層 3・・・無電解ニッケ
ルメッキ皮膜 特許出願人  東海ゴム工業株式会社 代理人  弁理士  西 藤 征 彦′ν、、、、l 
、、’+・。 弓ン1フ− ・、J−さ・′

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)円柱状の芯金の外周面に無電解ニッケルメッキ皮
    膜が形成され、この無電解ニッケルメッキ皮膜上に、ゴ
    ム層が加硫を経て形成された精密ローラであつて、上記
    無電解ニッケルメッキ皮膜が、無電解ニッケルメッキ後
    に不活性化処理され不活性無電解ニッケルメッキ皮膜化
    されていることを特徴とする精密ローラ。
  2. (2)不活性化処理が、クロム酸処理および熱処理の少
    なくとも一方である特許請求の範囲第1項記載の精密ロ
    ーラ。
JP62135953A 1987-05-30 1987-05-30 精密ロ−ラ Expired - Lifetime JPH0774056B2 (ja)

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JPH0774056B2 JPH0774056B2 (ja) 1995-08-09

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JPS60249176A (ja) * 1984-05-25 1985-12-09 Canon Inc 定着用ロ−ラ及び定着装置

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