JPS63299925A - 耐熱性フィルム又はその類似物 - Google Patents

耐熱性フィルム又はその類似物

Info

Publication number
JPS63299925A
JPS63299925A JP13743787A JP13743787A JPS63299925A JP S63299925 A JPS63299925 A JP S63299925A JP 13743787 A JP13743787 A JP 13743787A JP 13743787 A JP13743787 A JP 13743787A JP S63299925 A JPS63299925 A JP S63299925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
resin
film
heat
thin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13743787A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosuke Iida
飯田 浩介
Hiroshi Yamato
大和 博司
Yoji Sumino
角野 洋二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takiron Co Ltd filed Critical Takiron Co Ltd
Priority to JP13743787A priority Critical patent/JPS63299925A/ja
Priority to PCT/JP1987/000761 priority patent/WO1988002761A1/ja
Priority to US07/172,723 priority patent/US4923718A/en
Priority to EP19870906602 priority patent/EP0285669B1/en
Priority to DE8787906602T priority patent/DE3784162T2/de
Publication of JPS63299925A publication Critical patent/JPS63299925A/ja
Priority to US07/489,644 priority patent/US5102722A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱可塑性樹脂よりなる基材にコーティング層
を形成した耐熱性フィルム又はその類似物に関する。
〔従来の技術〕
熱可塑性樹脂を基材とする柔軟なフィルムやその類似物
であるシート(以下、これらを総称してフィルムという
。)などは、それらに具備された可撓性のためにデザイ
ンの自由度が高く、しかもある程度の絶縁性を有してい
るが、一般的には耐熱性が不十分であるために、その用
途が限られている。従来、基材として使用される無処理
フィルムの中で、比較的価れた耐熱性を有するものとし
て、ポリイミド(PI)フィルム等のようなエンジニア
リングプラスチックがあったが、樹脂自体が高価であり
、また、これをフィルムに加工するのに高度な加工技術
が加わり、一層高価なものとなり、汎用的に使用される
ことが期待できにくかった。そこで、近年では、基材自
体に安価な熱可塑性樹脂を用いているにもかかわらず、
基材自体よりなる無処理フィルムよりも優れた耐熱性を
具備するフィルムについて種々の研究がなされ、現実に
そのようなフィルムも種々提案されている。
例えば、安価でかつ入手が容易な熱可塑性樹脂の代表で
あるポリ塩化ビニル樹脂(P V C)に所定の添加剤
を混和した組成物を基材とするフィルムもその一つであ
る。ところが、添加材を混和して基材の耐熱性を改善す
る方法では、目標とする耐熱特性を得るために種々の添
加物を混和して調整しなければならないことが多く、そ
のため、添加物の混和に伴って透明度やその他の物性値
も大きく変化してしまうという難点が指摘されていた。
他方、熱可塑性樹脂よりなる基材にコーティング層を形
成することによって、基材自体では得られなかった耐熱
特性を持つフィルムを得ることも考えられる。このよう
なフィルムによると、基材自体が持つ透明度などの物性
が余り損なわれず、コーティング層によって基材自体で
は得られない耐熱特性を得られる可能性がある。このよ
うなフィルムの製造方法としては、一般に、熱可塑性樹
脂よりなる基材に収縮やしわを生じるおそれがない低温
条件下でコーティング層を焼き付けるという手段が考え
られる。しかし、コーティング層を有するフィルムの耐
熱性はコーティング層の焼付温度と相関するものである
から、そのような低温で焼き付けると、耐熱性の改善度
合が比較的小さいものにしかならないと想定された。ま
た、耐熱性繊維やガラス繊維のシート状のものに耐熱性
樹脂を含浸して既存フィルムにラミネートした耐熱性フ
ィルムが存在するが、厚みが厚く、柔軟性が失われ、特
に厚みが薄く柔軟性の要求されるような可撓性プリント
配線基板等の用途には完全ではなかった。そのため、従
来のフィルムは、いずれにしても耐熱性フィルムとして
は未だ十分なものであるとはいい難いものであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上のように、従来想定される耐熱性フィルムは、基材
自体よりなる無処理フィルムに比べると幾分かは耐熱性
が改善される可能性はあり得るが、未だ十分な耐熱性を
有するものであるとはいい難く、また既存のその他の耐
熱性フィルムは上記に述べた如く厚み・柔軟性やコスト
面の点で、また、添加材の混和によって耐熱性を改善す
ると、他の物性が損なわれる等、耐熱性フィルムとして
は未だ不十分なものであるという問題があった。
本発明は以上の事情に鑑みてなされたもので、コーティ
ング層となる薄膜がPET等の熱可塑性樹脂よりなる基
材に高温度で焼き付けられた耐熱性フィルムを提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC
)、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリアリレート樹
脂(PAR) 、ポリエチレンテレフタレートmJJI
 (PET) 、ポリフェニレンサルファイド樹脂(P
PS)、ポリサルフォン樹脂(PSF)、ポリエーテル
サルフォン樹脂(PES)より選ばれる一種類の合成樹
脂よりなる基材に、レゾール型フェノール樹脂を除くフ
ェノール樹脂溶液の薄膜を焼き付けてなることを特徴と
する。
なお、本発明において、コーティング溶液の組成物から
レゾール型フェノール樹脂を除外したのは、同一出願人
によりレゾール型フェノール樹脂をコーティング溶液と
する耐熱性フィルムに関して既に提案したからである。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細な説明する。
第1図は耐熱性フィルムの断面図で、100は基材、2
00は基材100に焼き付けられた薄膜よりなるコーテ
ィング層を示す。
上記基材100を形成するための熱可塑性樹脂はPVC
,PET、PAR,PC,PPS、PSF、PESより
選ばれる。基材100がPETである場合は引裂強度に
優れ、かつ可撓性に冨んでいる。またPPSやPSFや
PESを基材100として使用した場合には優れた耐熱
性と耐高温収縮性を持つ。PPSやPSFやPESは現
在のところ汎用的ではないが、今後は安価で汎用的に市
場に供給されることが予想される。基材100は、作業
性の点から1〜1000μ程度の厚みを有することが望
ましい。厚みが1μより薄いと取扱性に欠け、強度が不
十分になり、厚みが1000μより厚いとデザインの自
由度が不足する心配がある。この厚みは上記範囲に限定
されるものではなく、耐熱性だけを追求する場合にはさ
らに厚いものであってもよい。
コーティング層にはストレートフェノール樹脂あるいは
変性フェノール樹脂が用いられるが、レゾール型のフェ
ノール樹脂は上述した理由により除外される。ストレー
トフェノール樹脂はフェノール又はクレゾールとホルマ
リンとを触媒下で反応させて得られるものであるが、コ
ーティング層に高い絶縁性が要求される場合には製造工
程での作業性と相まってクレゾールとホルマリンとの反
応生成物を用いることが好ましい。また、触媒にはNa
OH、アンモニア、アミン等のアルカリ触媒が用いられ
るが、NaOHのような極性の強い触媒はコーティング
層中に残存すると吸水性が増大するので、絶縁性が要求
される場合には不適当である。
ストレートフェノール樹脂の溶剤にはメタノール(沸点
二64℃)、イソプロピルアルコール(沸点二82℃)
、エタノール(沸点ニア8℃)、1−プロパツール(沸
点:97℃)、ブタノニル(沸点:99゜5℃)等のア
ルコール類、メチルエチルケトン(沸点:80℃)、メ
チルイソブチルケトン(沸点:1)6℃)、トルエン(
沸点:1)0℃)、キシレン(沸点:140℃)等が用
いられ、これらはコーティング溶液の製造作業性(溶解
作業性)を高め、かつ基材に対するコーテイング液の濡
れ性・密着性を高めるため、それぞれの沸点を考慮して
選択すべきである。好ましい配合割合はストレートフェ
ノール樹脂の縮合物20部に対し、例えば溶剤としてメ
タノールとイソプロピルアルコールの混合液80部が使
用されるが、これに限定されるものではなく、ストレー
トフェノール樹脂の縮合物10〜30部、溶剤として例
えばメタノールとイソプロピルアルコールの混合液90
〜70部であればよい。
ストレートフェノール樹脂縮合物が10部より少ないと
コーテイング液の貯蔵安定性に欠け、二次凝集等の不都
合が起こり、30部を越えるとコーテイング液の粘度が
高くなりすぎ、コーティング処理の作業性が悪くなり均
一厚みのコーティング層を形成しにくくなるのみならず
、焼き付は時にオレンジピール(みかん肌)が発生し、
表面状態に不都合がある。溶剤としては、上記のみに限
定されるものではなく、コーティング溶液の濡れ性・密
着性等を考慮して選択できるものである。メタノール、
イソプロピルアルコールを含む上記の溶剤は、一種もし
くは複数種を適宜組み合わせて用いてもよいことはいう
までもない。なお、均一厚みのコーティング層を作業性
よく形成するためには、コーテイング液の粘度を2〜2
0cps程度に調製することが望ましい。粘度調製のた
めには溶剤の使用量を調節することが有効である。また
、コーティング溶液に必要に応じて界面活性剤や有機、
無機、金属の微粉末充填材を適宜添加する場合もある。
変性フェノール樹脂としては、エポキシ変性、メラミン
変性、アルキルフェノール変性、カシュー油変性、ゴム
変性、油変性、フルフラール変性、炭化水素変性、無機
物変性(BzOs、 PJs)などのフェノール樹脂が
あり、特にメラミン変性やエポキシ変性のフェノール樹
脂を用いると、基材に対する高い密着性が確保される。
これら二者の中でも、エポキシ変性フェノール樹脂は特
に高い密着性を示す。
コーティング層200の密着性や耐熱性は、後述する焼
付温度と変性フェノール樹脂の種類によっても変化する
。即ち、変性フェノール樹脂を用いる場合、焼付温度が
比較的低温でも十分な耐熱性・密着性を確保する上で有
利である。
基材100に形成した薄膜の焼付温度は130℃以上の
温度であることを要するが、焼付温度が高すぎると基材
100からのブリードや他の物性値の低下を伴うだけで
なく、大きな収縮やしわ等の不都合を生じやすく、フィ
ルムとしての性能が損なわれる。フィルムとしての性能
を維持し得る焼付温度は、pvcでは、約250℃以下
、PCSPAR,PETでは約300℃以下である。焼
付温度が130℃より低いと十分な耐熱性、密着性など
が得られない。また、焼付時間は0.5〜5分程度にし
ておくことが望ましい。ここで、注意を要することは、
焼き付けは温度条件を上記範囲に設定することのみでな
く、基材100を、弛みを生じさせることなく平坦に保
形した状態に維持して行うことである。
焼付後の薄膜の厚みはドライで約10μ以下であること
が望ましく、その程度の厚みであっても十分な耐熱性・
難燃性が得られる。
第2図は本発明の耐熱性フィルムを製造工程を示すフロ
ーシートであり、lは基材の繰出機、2はコーティング
溶液のディッピングコータ、3は乾燥炉、4は焼付炉、
5はトリミング装置、6は巻取機である。同図から明ら
かなように、繰出機1から繰り出された基材100はデ
ィッピングコータ2を通過する間にその片面又は両面に
フェノール樹脂の薄膜が形成され、その薄膜が乾燥炉3
を通る間に乾燥される。その後、上記基材100が焼付
炉4を通過する間に平坦に保形された状態で上記薄膜が
所定温度で焼き付けられ、コーティング層を形成する。
こうして得られたフィルムはトリミング加工された後、
巻取機6に巻き取られる。
上記において、ディッピングコータ2に入る前の基材1
00にプライマー処理やコロナ放電処理を施してその表
面活性を高めると共に、基材100の静電除去処理やご
み除去処理を行うことは、コーティング層の密着性を高
める上で有益である。
このような保形状態を維持する装置の一例を第3図及び
第4図に示しである。この装置は、第4図に示すクリッ
プ機構10を無端状に多数連結してなる左右一対の無端
回動体1),1)を、その一端部同士又は他端部同士が
個別に接近離反できる状態として基台12に取り付けて
なる。第4図に示すように、上記クリップ機構10は、
支持台13に具備されたブラケット14に、先端の爪1
5が上記支持台13に対して基材100を挾み込む位置
と支持台13から離れた位置との間で変位可能となるよ
うにアーム16を取り付け、このアニム16とブラケッ
ト14との間に、上記型15を上記挾み込み位置側へ常
時付勢するばね17を介装してなり、無端回動体1)の
巻掛ローラに設けられた制御用回転板18の外周部に上
記アーム16の上端部19を対応させている。
以上の構成において、無端回動体1)を図中矢印方向に
回転駆動させると、無端回動体1)の転向部分ではクリ
ップ機構10のアーム16が制御用回転板18により第
3図の仮想線の位置へ揺動して爪15が支持台13から
離れ、その他の部分ではアーム16が同図実線の位置へ
復帰して爪15が支持台13に対応する。従って、上記
薄膜が形成されている基材100を一対の無端回動体1
).1)の間へ送り込むと、その基材の両端部が上記装
置の入口部分でクリップ機構10により第3図実線のよ
うに支持された後、そのままの状態で同装置の出口部分
に達し、この出口部分でその保持が解除される。ここで
、加熱により膨張する熱可塑性樹脂よりなる基材100
については、一対の無端回動体1).1)の間隔を出口
側に近付くほど漸次広くなるようにし、加熱により収縮
する熱可塑性樹脂よりなる基材100については、上記
間隔を出口側に近付くほど漸次狭くなるようにしておけ
ば、焼付炉4を通過中、基材100に弛みが生じず、こ
の基材100が平坦に保形された状態に維持される。な
お、第2図には加熱により収縮する合成樹脂よりなる基
材を送る場合を仮想線で例示している。
叙述のように基材を平坦に保形してその薄膜を焼き付け
ると、基材の収縮やしわ等が発生せず、フィルムとして
の性能が損なわれない。特に、この発明では、焼付温度
が比較的高温であるので、基材を平坦に保形することに
は大きな意味がある。
次に実験例を説明する。
〔実験例〕
次表に本発明のフィルム(以下、発明品という。
)の諸特性と基材自体よりなる無処理フィルムの諸特性
を比較しである。この表中において、PClPVC,、
PARXPET、PSFはそれぞれ基材を形成する熱可
塑性樹脂の種類を示し、基材自体よりなる無処理フィル
ムを「コート層なし」として、また、基材にコーティン
グ層(焼付後の薄膜)を形成した耐熱性フィルムを「コ
ート層あり」として示した。コーティング層を形成して
いるフェノール樹脂の組成、コーティング層の層厚、基
材の層厚は各フィルムについて同一である。
(以下、余白) この表より、発明品の耐熱性は、無処理フィルムに比べ
て大幅に改善されており、しかも、薄膜の焼付温度が高
いほど耐熱性が向上しており、発明品の難燃性、基材と
コーティング層との密着性、耐溶剤性などは、各発明品
とも概ね良好であることが判る。また、例えば安価で入
手が容易なPVCを基材とする発明品の耐熱性は、本発
明の焼付温度条件の下限である130℃で焼き付けられ
たものであっても、その無処理フィルムに比べて40℃
程度も向上している。そして、焼付温度130℃で製造
されたpvcを基材とする発明品の耐熱性は、pcを基
材とする無処理フィルムの耐熱性に近似している。さら
に、焼付温度250℃で製造されたPVCを基材とする
発明品の耐熱性に至っては、PCやPARを基材とする
無処理フィルムの耐熱性よりも非常に優れたものであり
、PETを基材とする無処理フィルムの耐熱性に近似し
ている。
このことから、PVCを基材とする発明品は、その無処
理フィルムに対して耐熱特性のグレードアップが達成さ
れ、PETを基材とする無処理フィルムの代用に用いる
ことが可能であるといえる。
同様のグレードアップ傾向はPC,PAR,PETを基
材とする発明品にも表れている。従って、これらの発明
品の用途範囲は、無処理フィルムの用途に比べて拡大さ
れることが明らかであり、例えば焼付温度300℃で焼
付処理した発明品の耐熱性は冒頭で説明したエンジニア
リングプラスチックを基材とするフィルムの代用に用い
られ得ることができる。なお、PPSやPESを基材と
するフィルムについてもPSFと同等の結果が得られる
ことが判っている。
ところで、熱可塑性樹脂を基材とするフィルムの可撓性
を活用することによって、可撓性プリント配線基板(F
 P C)やコンデンサや透明電極のベースフィルム、
液晶用フィルム、ICキャリアテープなどのエレクトロ
ニクス分野や、航空機・自動車の内装材や、原子力関連
分野などに用いる試みがなされているが、それらに上記
フィルムを用いる場合には、その加工条件や使用条件に
応じた耐熱性や難燃性が要求される。例えばFPCのベ
ースフィルムとして用いる場合は、半田時に高温にさら
されるため、半田温度である250℃程度の耐熱性・難
燃性が要求される。この要求に応え得るものとして、上
表より、250℃以上で焼付処理したPARや270℃
以上で焼付処理したPClPETを基材とする発明品を
使用できることが明らかであり、これらを使用すると、
その可撓性を活用して曲面部分へのFPCの配備などが
可能になる利点がある。また、航空機・自動車の内装材
には、特に難燃性が要求されるが、この要求はすべての
発明品が満たしている。
次に、各項目の試験方法などを説明する。
密着性: コーティング層にレザー刃で格子状に切目を付け、24
1)幅のセロファンテープを貼り合わせ、急激にセロフ
ァンテープを剥離したときの塗膜の剥離の有無を目視観
察する。○は剥離が殆どなかったものを表している。発
明品はすべて剥離していない。
耐溶剤性: JIS C−64815,13に準じ、アセトン、ME
K、トルエン及びトリクレンの各々に室温下で5分間浸
漬する。○は剥離や溶解が殆どない状態、×は塗膜の剥
離や溶解が認められ、布でこすると脱離する状態を表し
ている。発明品は十分な耐溶剤性を有し、このことから
エツチング処理などにも十分耐え得るものであることが
判る。
耐熱性: 銅箔を貼り合わせたフィルムを5 cm X 5 cm
にカットし、表中に表示した各温度のオイル浴あるいは
半田浴の中に30秒間浸漬する。
難燃性: tlL−94VTM法による判定である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の耐熱性フィルムは、コー
ティング層が130℃度以上の高温度で基材に焼き付け
られているので、基材として安価なPVC,PET、P
C,PAR,PP5SPSF。
PESを用いるものではあっても十分な耐熱性・難燃性
を示し、しかも、優れた柔軟性を有する薄肉のものが得
られ、かつ、コーティング層と基材との密着性や、耐溶
剤性、耐収縮性等に優れるため、特に過酷な温度条件や
エツチング条件の製造過程や使用条件におかれるFPC
としての用途に適するばかりでなく、絶縁用フィルム又
はシートやその他種々の用途にも汎用できるものである
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の耐熱性フィルムの拡大断面図、第2図
は本発明の耐熱性フィルムの製造工程を示すフローシー
ト、第3図は基材を保形した状態に維持するための装置
の概略平面図、第4図はクリップ機構の概略一部切欠側
面図である。 100・・・基材、200・・・コーティング層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリ塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
    リアリレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、
    ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリサルフォン樹脂
    、ポリエーテルサルフォン樹脂より選ばれる一種類の合
    成樹脂よりなる基材に、レゾール型フェノール樹脂を除
    くフェノール樹脂溶液の薄膜を焼き付けてなることを特
    徴とする耐熱性フィルム又はその類似物。
JP13743787A 1986-10-14 1987-05-29 耐熱性フィルム又はその類似物 Pending JPS63299925A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13743787A JPS63299925A (ja) 1987-05-29 1987-05-29 耐熱性フィルム又はその類似物
PCT/JP1987/000761 WO1988002761A1 (en) 1986-10-14 1987-10-08 Functional film and process for its production
US07/172,723 US4923718A (en) 1986-10-14 1987-10-08 Functional film and process for its production
EP19870906602 EP0285669B1 (en) 1986-10-14 1987-10-08 Functional film and process for its production
DE8787906602T DE3784162T2 (de) 1986-10-14 1987-10-08 Funktioneller film und verfahren zur herstellung.
US07/489,644 US5102722A (en) 1986-10-14 1990-02-27 Functional film comprised of thermoplastic resin base substrate and coating layer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13743787A JPS63299925A (ja) 1987-05-29 1987-05-29 耐熱性フィルム又はその類似物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63299925A true JPS63299925A (ja) 1988-12-07

Family

ID=15198603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13743787A Pending JPS63299925A (ja) 1986-10-14 1987-05-29 耐熱性フィルム又はその類似物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63299925A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62137438A (ja) * 1985-12-06 1987-06-20 Nissan Motor Co Ltd 自動車用エンジンのマウント装置
JPS6397637A (ja) * 1986-10-14 1988-04-28 Takiron Co Ltd 耐熱性フイルム又はその類似物の製造方法
JPH0572873A (ja) * 1991-02-14 1993-03-26 Ricoh Co Ltd スコロトロン帯電器及びそのスコロトロン帯電器を備えた画像形成装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62137438A (ja) * 1985-12-06 1987-06-20 Nissan Motor Co Ltd 自動車用エンジンのマウント装置
JPS6397637A (ja) * 1986-10-14 1988-04-28 Takiron Co Ltd 耐熱性フイルム又はその類似物の製造方法
JPH0572873A (ja) * 1991-02-14 1993-03-26 Ricoh Co Ltd スコロトロン帯電器及びそのスコロトロン帯電器を備えた画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4923718A (en) Functional film and process for its production
KR20010088867A (ko) 플렉서블 회로를 위한 플렉서블 적층물
US4029845A (en) Printed circuit base board and method for manufacturing same
US4254186A (en) Process for preparing epoxy laminates for additive plating
US4272467A (en) Method for producing an essentially gas and liquid impermeable low density, closed-cell, microcellular polyparabanic acid article
US3819394A (en) Protective coating for activated resinous substrates
US4148969A (en) Polyparabanic acid/copper foil laminates obtained by direct solution casting
JPS63299925A (ja) 耐熱性フィルム又はその類似物
JPS6397637A (ja) 耐熱性フイルム又はその類似物の製造方法
CN106797706A (zh) 支撑体、粘接片、层叠结构体、半导体装置及印刷布线板的制造方法
JP2537356B2 (ja) 耐熱性フイルム又はその類似物の製造方法
JPS63299926A (ja) 耐熱性フィルムの製造方法
JPH0197638A (ja) 耐熱性フィルム又はその類似物、並びにその製造方法
JP2581949B2 (ja) 耐熱性フィルム並びにその製造方法
US4783365A (en) Mica product
JP2552502B2 (ja) 耐熱性フィルム並びにその製造方法
JP3755556B2 (ja) 接着フィルムの製造方法
JPH02235633A (ja) 耐熱性フィルム又はその類似物
JPH0572873B2 (ja)
JP2698868B2 (ja) 耐熱性フィルムの製造方法
EP0473069B1 (en) Electroless plating of materials having electrophilic polarity
US4226913A (en) Polyparabanic acid/copper foil laminates obtained by direct solution casting
JPS6398432A (ja) 耐熱性フイルム又はその類似物の製造方法
KR101293775B1 (ko) 내열성이 우수한 열경화성 접착 필름
CA1070575A (en) Polyparabanic acid laminates