JPS6329940Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6329940Y2
JPS6329940Y2 JP19542183U JP19542183U JPS6329940Y2 JP S6329940 Y2 JPS6329940 Y2 JP S6329940Y2 JP 19542183 U JP19542183 U JP 19542183U JP 19542183 U JP19542183 U JP 19542183U JP S6329940 Y2 JPS6329940 Y2 JP S6329940Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
end cap
guide
guide rail
ball rolling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19542183U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60103724U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19542183U priority Critical patent/JPS60103724U/ja
Publication of JPS60103724U publication Critical patent/JPS60103724U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6329940Y2 publication Critical patent/JPS6329940Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はリニヤガイド装置、特にガイドレール
上に軸方向に移動可能に載置されたベアリングの
本体の端面に取り付けられるエンドキヤツプを改
良したリニヤガイド装置に関するものである。
リニヤガイド装置は一般に、第1図に示す如く
レール状に延びるガイドレール10と、その上に
被せられた鞍形状(断面逆凹字形状)のベアリン
グ11とに大別される。ガイドレール10の両側
面には各々軸方向に延びる2条のボール転動溝1
4が形成され、ベアリング11のベアリング本体
12にはガイドレール10のボール転動溝14に
対向するボール転動溝(図示せず)が袖部16の
内側面に形成されている。ガイドレール10及び
ベアリング本体12のボール転動溝14などには
多数のボールが転動自在に嵌合され、ベアリング
11はボールの転動を介してガイドレール上を軸
方向に移動できるようになつている。ベアリング
11とガイドレール10との間に介在されたボー
ルは、ベアリング11の移動につれて転動してそ
の端部に移動するので、ベアリング11を軸方向
に継続して移動させるためには、ベアリング11
にボールを循環させるための循環路を設けること
が必要である。
上記ボールの循環路は通常ベアリング本体12
に軸方向の貫通穴を設け、ベアリング本体12の
端面に取り付けたエンドキヤツプ18に、ボール
をベアリング本体12の貫通穴に案内する半ドー
ナツ状の空間を形成することにより構成される。
エンドキヤツプ18は通常合成樹脂の射出成形に
より得られるが、上記半ドーナツ状の空間を射出
成形により一体的に成形することは、型抜きがで
きないため、不可能である。そのため、エンドキ
ヤツプ18の袖部に半円弧状の凹溝空間を形成し
て、その中に凹溝空間の半円形曲面に対応する円
弧面を有する半円の柱状部材(リターンガイド)
を凹溝空間と直交させて嵌合していたのが実情で
ある。しかし、柱状部材を最適のはめ合いで凹溝
空間内に嵌合するのは容易なことではなく、はめ
合いがゆるすぎて柱状部材が脱落したり、反対に
きつすぎてはまり難いことがあつた。
またエンドキヤツプ18をベアリング本体12
に取り付ける際には、エンドキヤツプに形成され
た上記半ドーナツ状の循環路の出入口と、断面逆
凹形状を有するベアリング本体12の内側面に形
成されたボール転動溝及びベアリング本体の両袖
部16に形成された貫通穴との位置合わせを正確
に行なわなければならない。然るに、ベアリング
本体の端面及びエンドキヤツプに位置決めのため
に凹所を設けてブツシユにより両者を結合するの
は部品点数が多くなり、加工面でも望ましいこと
ではなく、簡単な加工及び構造でエンドキヤツプ
をベアリングに対して正確に位置決めできるもの
はなかつたのである。また従来例では下方のボー
ルに対する潤滑が十分できず、短期間でボールの
転動が滑らかに行なえないために作動不良を生ず
る不備もあつた。以上要するに、半円弧状の凹溝
空間に対するリターンガイドの組立て、循環路へ
の潤滑性等について未だ改良の余地があつたので
ある。
本考案は、上記従来技術における欠点を解消す
ること、即ち、エンドキヤツプに取り付けられる
リターンガイドの組立て、しかもエンドキヤツプ
とベアリング本体との相対的な位置決めが正確に
行なえるリニヤガイド装置を提供することを目的
としてなされたものである。
上記目的を達成するために、本考案において
は、レール上に延び、左右各側面に各々軸方向に
延びる上下2条のボール転動溝を有するガイドレ
ールと;該ガイドレールに被せられる鞍形状を有
し、前記ボール転動溝に各々対向するボール転動
溝を各袖部の内側面に有し、該ボール転動溝と前
記ガイドレールのボール転動溝との間に介装され
た多数のボールの転動により前記ガイドレール上
を軸方向に移動可能とされたベアリング本体と;
該ベアリング本体の各端面に取り付けられ、前記
ボールの循環路を形成する逆凹字形状の一対のエ
ンドキヤツプと;を含むリニヤガイド装置におい
て、前記エンドキヤツプの各袖部には半円弧状の
2つの凹溝空間を形成し、該凹溝空間の半円形曲
面に相応する円弧面及び背面側の平面部を有する
半円柱状のリターンガイドを前記凹溝空間をまた
いで装着し、これにより半ドーナツ状の循環路を
形成し、前記リターンガイドの平面部に形成され
た軸方向の潤滑溝を前記エンドキヤツプに形成し
た給油溝に連通させ、前記リターンガイドには前
記給油溝と潤滑溝とを連通する潤滑孔を形成した
のである。
以下、本考案の実施例を図面をもとに説明す
る。第2図〜第9図に示すように、エンドキヤツ
プ20は合成樹脂性で全体的には扁平なコ字形の
凹形状を有し、中間部22と、これに直角な一対
の両袖部24から成る。中間部22の表面26側
には、中央に小径の丸孔28が形成され、その両
側に大径の丸孔30が形成されている。このうち
丸孔30は中間部22を貫通して裏面32側に開
口しているが、丸孔28はねじ穴33に開口して
いる(第6図参照)。また、これら三つの丸孔2
8及び30にわたつて潤滑油の給油溝34が形成
されており、この給油溝は丸孔28の周辺では直
角方向に延びる延長部36を有するとともに(第
6図参照)、丸孔30の周辺ではその穴径よりも
大きな循状部38を有している。
上記両袖部24の表面26には第7図に一方の
部分を拡大して示すように半円弧状の凹溝空間が
一定幅で半円弧状の循環溝40(第8図参照)が
二つづつ外方にすゝむにつれて若干間隔が拡がる
ように形成され、その溝底にはワイヤリテナ装入
用のリテナ溝42(第9図参照)が袖部の長手方
向と直角に形成されている。そして、循環溝40
にまたがつて後述するリターンガイド70(第1
0図、第11図参照)を装着するために、半円形
断面のガイド溝44が循環溝40の深さよりも浅
く袖部の長手方向に形成され、さらに両循環溝4
0間の末広がりの部分には丸孔46が裏面32側
に貫通してあけられている。前記給油溝34はガ
イド溝44に連通している。丸孔46の周縁には
これと同心に環状の突起48が形成され、この環
状の突起48は、第3図から明らかなように、エ
ンドキヤツプ20の裏面26よりも若干突出して
いる。
一方、エンドキヤツプ20の裏面32側では第
5図から明らかなように、中間部22は必要な肉
を取るための凹所50が形成されており、その凹
所50の中に、上記丸孔28及び30に対応して
三つの円筒突起52及び54が形成されている。
各円筒突起52及び54と枠部分56との間には
各々リブ58及び60が形成されている。また、
両袖部24には前記丸孔46が開口しているとと
もに、各内側面には一対の半円形の突起62及び
64が併設されている(なお、上記循環溝40及
びリテナ溝42の内方端部はこの突起62及び6
4上に形成されている)。
次に上記両袖部24のガイド溝44内に装入さ
れるリターンガイド70について第10図及び第
11図をもとに説明する。リターンガイド70
は、円弧面71と背面側の平面部73とを有して
全体的には半円柱状を呈し、平面部73には半円
形断面の潤滑溝72が軸方向に形成されて成り、
その溝底には一対の潤滑孔74が各循環孔に対応
させてあけられている。さらに、長手方向の中間
部の一側部には弧状の切欠き76が形成されると
ともに、両端面には小突起78が突設されてい
る。このリターンガイド70は左右の袖部に共用
できる。
リターンガイド70をエンドキヤツプ20へ取
り付けるには、リターンガイド70をガイドレー
ル溝44内に装入する。その際、リターンガイド
70の円弧面がガイド溝44の溝底に対するよう
に、しかも切欠き76が環状突起48と係合する
ようにする。その時、小突起78はカイド溝44
の壁面に当接し僅かにつぶれることになり、リタ
ーンガイド70は適正なはめ合いで装着され、
少々のことでは脱落しない。リターンガイド70
をガイド溝44に装入することにより、簡単にボ
ールの循環路が形成されるのである。
次に、第12図に示すような防塵シール80を
エンドキヤツプ20の裏面32側に装着する。そ
の防塵シール80は金属板にゴムを貼り付けてな
り、エンドキヤツプ20と同様に凹形状を有す
る。開口の側縁は厚肉部とされ、そこに台形状の
突起82、半円形の突起84及び86がゴムによ
り形成されている。またエンドキヤツプ20の丸
孔30,46及びねじ孔33に対応して五つの丸
孔88及び90があけられている。防塵シール8
0は、その折曲部92をエンドキヤツプ袖部24
の切欠き25にはめ込むことによりエンドキヤツ
プ20に取り付けられる(第13図参照)。
次に、エンドキヤツプ20と防塵シール80と
が一体されたものを、ベアリング本体12(第1
図参照)に取り付けるのであるが、その際、第1
3図に示すようにベアリング本体12の端面には
エンドキヤツプ20の環状突起48に対応する部
分に円形凹所100が形成されているので、環状
突起48をこの円形凹所内に嵌入するのみで、エ
ンドキヤツプ20のベアリング本体12に対する
相対位置決めが容易かつ正確に行なえることゝと
なる。上記位置決めが完了したならば、防塵シー
ル80の丸孔88並びにエンドキヤツプ20の丸
孔30及び46にボルトを挿通し、ベアリング本
体12に形成された図形しないねじ穴にボルトを
螺合させてエンドキヤツプ20をベアリング本体
12に固定する。
なお、エンドキヤツプ20のねじ穴33にニツ
プルを螺合してここから潤滑油を供給すれば、潤
滑油はエンドキヤツプ20の給油溝34からリタ
ーンガイド70の潤滑溝72に流れ、小孔74か
ら各ボール潤滑路に供給されて、ボールが循環路
を円滑に循環することに寄与する。なお、上述し
たのはあくまで本考案の一実施例であり、本考案
はこの他にも必要に応じて適宜変更、改良が可能
である。例えばエンドキヤツプ20の開口はガイ
ドレール10の横断面形状に合わせたものとなる
ので、矩形に限られるものではない。即ち、ガイ
ドレールの横断面形状が台形であれば、第12図
に示したような防塵シール80を使用することを
不可欠なことではない。
以上説明したように、本考案によれば、エンド
キヤツプに形成した凹溝空間に半円柱状のリター
ンガイドを装着することにより循環路を形成し、
このリターンガイドにエンドキヤツプの供給溝に
連通する軸方向の潤滑溝及びこれに連通する潤滑
溝を形成したので、上方のボール循環路にも下方
の循環路上にも同じように潤滑油が供給されるの
で、すなわち潤滑油の供給部から遠いほうの循環
路にも確実に供給されるので、ボール循環部にお
いて潤滑不良を生ずることが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図はリニヤガイド装置の従来例を示す斜視
図である。第2図は本考案に係るエンドキヤツプ
の一実施例を示す正面図、第3図は同じく側面
図、第4図は同じく平面図、第5図は同じく背面
図、第6図は第2図におけるA−A断面図、第7
図は第2図における要部拡大図、第8図は第7図
におけるB−B断面図、第9図は第7図における
C−C断面図、第10図は上記エンドキヤツプに
組み込まれるリターンガイドの正面図、第11図
は第10図におけるD−D断面図、第12図は前
記エンドキヤツプに装着される防塵シールの斜視
図、第13図はエンドキヤツプとベアリングとの
位合わせを説明するための説明図である。 主要部分の符号の説明、10……ガイドレー
ル、11……ベアリング、12……ベアリング本
体、18,20……エンドキヤツプ、40……潤
滑溝、70……リターンガイド、72……潤滑
溝、74……潤滑孔、100……ベアリングの凹
所。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 レール上に延び、左右各側面に各々軸方向に延
    びる上下2条のボール転動溝を有するガイドレー
    ルと;該ガイドレールに被せられる鞍形状を有
    し、前記ボール転動溝に各々対向するボール転動
    溝を各袖部の内側面に有し、該ボール転動溝と前
    記ガイドレールのボール転動溝との間に介装され
    た多数のボールの転動により前記ガイドレール上
    を軸方向に移動可能とされたベアリング本体と;
    該ベアリング本体の各端面に取り付けられ、前記
    ボールの循環路を形成する逆凹字形状の一対のエ
    ンドキヤツプと;を含むリニヤガイド装置におい
    て、 前記エンドキヤツプの各袖部には半円弧状の2
    つの凹溝空間が形成され、該凹溝空間の半円形曲
    面に相応する円弧面及び背面側の平面部を有する
    半円柱状のリターンガイドが前記凹溝空間をまた
    いで装着されてこれにより半ドーナツ状の循環路
    が形成され、前記リターンガイドの平面部に形成
    された軸方向の潤滑溝が前記エンドキヤツプに形
    成した給油溝に連通しており、前記リターンガイ
    ドには前記給油溝と潤滑溝とを連通する潤滑孔が
    形成されていることを特徴とするリニヤガイド装
    置。
JP19542183U 1983-12-21 1983-12-21 リニヤガイド装置 Granted JPS60103724U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19542183U JPS60103724U (ja) 1983-12-21 1983-12-21 リニヤガイド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19542183U JPS60103724U (ja) 1983-12-21 1983-12-21 リニヤガイド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60103724U JPS60103724U (ja) 1985-07-15
JPS6329940Y2 true JPS6329940Y2 (ja) 1988-08-11

Family

ID=30419707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19542183U Granted JPS60103724U (ja) 1983-12-21 1983-12-21 リニヤガイド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60103724U (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH052272Y2 (ja) * 1986-12-03 1993-01-20
JPH0546864Y2 (ja) * 1988-04-28 1993-12-08
JP2764191B2 (ja) * 1990-06-11 1998-06-11 光洋精工株式会社 直動形ガイド装置
JP5375526B2 (ja) * 2009-10-30 2013-12-25 日本精工株式会社 給油継手部品を備えたリニアガイド装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60103724U (ja) 1985-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2582328Y2 (ja) ボールねじ一体型直動案内ユニット
US5139347A (en) Oil leakage preventing structure of a linear guide apparatus
JP4331820B2 (ja) 直線運動装置用スペーサおよびそのスペーサを用いた直線運動装置
US20060023980A1 (en) Rolling guide unit
JPH06346919A (ja) リニアガイドのシール装置
US7465094B2 (en) Linear guide apparatus
US4988215A (en) Linear guide apparatus using a combination of balls and rollers
US7607514B2 (en) Linear guideway with a changeable oil-storage unit
JP5876706B2 (ja) 直動転がり案内ユニット
JPH084376Y2 (ja) リニアガイド装置
EP0164540A1 (en) Bearing for linear motion
US5582486A (en) Oil supplying structure for linear guide apparatus
JPS6329940Y2 (ja)
US6547437B2 (en) Curvilinear motion guide units
JP4173420B2 (ja) リニアガイド
JPS6233140Y2 (ja)
US7108426B2 (en) Guide unit
US10253808B2 (en) Curvilinear rolling guide unit and method of loading rolling elements into slider thereof
JP4469705B2 (ja) 直動案内ユニット
JPS61236920A (ja) ボールスライド軸受け
JP2539401Y2 (ja) リニアガイド装置のリターンガイド
JPH052272Y2 (ja)
JPH0729297Y2 (ja) リニアガイド装置
KR900001631B1 (ko) 직선 슬라이드용 보올 베어링
JPH0632502Y2 (ja) リニアボールベアリングのボールリテーナ