JPS6329536Y2 - - Google Patents

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JPS6329536Y2
JPS6329536Y2 JP8595381U JP8595381U JPS6329536Y2 JP S6329536 Y2 JPS6329536 Y2 JP S6329536Y2 JP 8595381 U JP8595381 U JP 8595381U JP 8595381 U JP8595381 U JP 8595381U JP S6329536 Y2 JPS6329536 Y2 JP S6329536Y2
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JP
Japan
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screw
hydraulic motor
relief valve
rotational force
pressure setting
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JP8595381U
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JPS57196522U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、油圧モータによつてスクリユを回転
させるインラインスクリユ式射出成形機のスクリ
ユ破損防止装置に関する。
かかるインラインスクリユ式射出成形機におい
て、成形運転を止める場合には、材料の供給を止
めた後シリンダ2内の樹脂が空になるまで成形を
行い作業を終えるのが通常である。
この時スクリユ本体4の周囲の樹脂はなくなる
が、スクリユヘツド6とシリンダ2の間には樹脂
11が残つてしまう。このため運転を再開する時
はヒータ3によりシリンダ2を加熱し、その樹脂
11が溶融するのを待つてスクリユの回転を行
う。このときスクリユ4は強力な油圧モータ10
によつて駆動されるが、正規運転においてスクリ
ユが回転するとき、スクリユヘツド6のネジ部7
に作用する力は先端側のスクリユヘツド6外表面
に作用する溶融樹脂の粘着力分の負荷だけである
からその力は小さく、ネジ部7はその負荷のみに
耐えうるよう設計されている。
しかし、機械の運転開始時に誤操作でヒータ3
によりシリンダ2を加熱しないうちにスクリユ4
の回転を行つた場合、まだ溶融されない固体状態
の樹脂11がシリンダ2とスクリユヘツド6に固
着しているので油圧モータ10の回転力がすべて
ネジ部7に作用し、ネジ部7はその力に耐えきれ
ずに破損する事故が起ることがある。かかる油圧
モータの回転力に耐える強度をネジ部7に持たす
ことはスクリユ4の径、スクリユヘツド6の形状
等の寸法的制約から困難であつた。
本考案はかかる射出成形機の誤操作によるスク
リユヘツドのネジ部の破損事故を未然に防止する
ことを目的とするものである。
すなわち本考案はスクリユ本体部に樹脂が満た
されていない状態では、スクリユヘツド部の樹脂
が溶融していれば、小さな回転力でもスクリユは
回転することに着眼してなされたもので、最初の
スクリユ回転のスタート時には小さな回転力でス
クリユを回し、小さな回転力で回らない限り大き
な回転力に切換えないようにし、スクリユの破損
事故を未然に防止するものである。
以下図面につき本考案の実施例を詳細に説明す
る。
油圧ポンプ12の吐出油の出口は回転力制御用
のリリーフ弁13に接続され、更に油圧モータ回
転用の方向切換弁14を介して上記スクリユ4の
回転用の油圧モータ10に接続されている。
リリーフ弁13は大きな回転力を得るように高
圧に設定されており、そのベント回路15は圧力
切換用の方向切換弁16を介して、スクリユヘツ
ド6が樹脂11によりシリンダ2に固着してもそ
のネジ部7が破損しない小さな回転力となるよう
低圧に設定されたリリーフ弁17が接続されてい
る。
18は油圧モータ10の回転を感知する感知器
で、その出力信号により上記方向切換弁16を制
御する。
つぎに本考案の動作について説明する。
射出成形機の運転を開始して最初のスクリユ回
転のスタート時には方向切換弁14と16を励磁
させて開き、油圧ポンプ12の吐出油をリリーフ
弁17で設定された低圧で油圧モータ10に送
り、小さな回転力でスクリユを回転させようとす
る。
この時、スクリユヘツド部の樹脂11が溶融し
ていれば抵抗が少いためスクリユ4は低圧で回転
する。かかる油圧モータ10の回転は感知器18
で感知され、方向切換弁16を消磁して閉じ、油
圧ポンプ12の吐出油をリリーフ弁13の設定す
る高圧に切換えてスクリユ4の回転力を大きくし
正規運転に入る。2回目以降のスクリユ回転にお
いては、方向切換弁16は作動させず最初から大
きな回転力で運転する。
一方、スクリユヘツド部の樹脂11が溶融して
いない場合はスクリユヘツド6がシリンダ2に固
着しているため小さな回転力ではスクリユが回転
しない。従つて感知器18は油圧モータ10の回
転を感知せず、方向切換弁16は励磁したままで
スクリユ4の回転力が大きくならぬようにする。
このときブザー等の警報装置を作動してオペレー
タに知らせることによりスクリユの破損を防止す
ることができる。
以上のように本考案によれば、最初のスクリユ
回転のスタート時には小さな回転力でスクリユを
回し、小さな回転力で回らない限り大きな回転力
に切換えないようにしているのでスクリユ特にそ
のスクリユヘツドのネジ部の破損事故を未然に防
止することができるものである。また、従来は事
故防止のためヒータの電源を入れた後十分時間を
置いてスクリユ回転を行う必要があつたが、本考
案ではいつスクリユ回転を入れても安全である。
従つて、従来よりも成形運転の開始時間を早める
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例の概要を示す説明図を
示す。 4……スクリユ、10……油圧モータ、13…
…リリーフ弁、15……ベント回路、16……方
向切換弁、17……リリーフ弁、18……感知
器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧モータによつてスクリユを回転させるイン
    ラインスクリユ式射出成形機において、スクリユ
    を回転させる油圧モータの回路に、高圧設定のリ
    リーフ弁と、そのベント回路に方向切換弁を介し
    て接続された低圧設定のリリーフ弁と、油圧モー
    タの回転を感知する感知器とを設け、この感知器
    が油圧モータの回転を感知する以前は低圧設定の
    リリーフ弁を作動させ、感知以後は高圧設定のリ
    リーフ弁を作動させるよう構成したことを特徴と
    する射出成形機のスクリユ破損防止装置。
JP8595381U 1981-06-10 1981-06-10 Expired JPS6329536Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8595381U JPS6329536Y2 (ja) 1981-06-10 1981-06-10

Applications Claiming Priority (1)

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JP8595381U JPS6329536Y2 (ja) 1981-06-10 1981-06-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57196522U JPS57196522U (ja) 1982-12-13
JPS6329536Y2 true JPS6329536Y2 (ja) 1988-08-09

Family

ID=29881204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8595381U Expired JPS6329536Y2 (ja) 1981-06-10 1981-06-10

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JP (1) JPS6329536Y2 (ja)

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JPS57196522U (ja) 1982-12-13

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