JPS6329401B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6329401B2 JPS6329401B2 JP60136451A JP13645185A JPS6329401B2 JP S6329401 B2 JPS6329401 B2 JP S6329401B2 JP 60136451 A JP60136451 A JP 60136451A JP 13645185 A JP13645185 A JP 13645185A JP S6329401 B2 JPS6329401 B2 JP S6329401B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- parallel
- wound
- present
- magnetic field
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 3
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
イ 産業上の利用分野
本発明は各種通信機器等に用いるソレノイドコ
イルに関し、殊に偏平部に用いることの可能な並
巻コイルを提供せんとするものである。
イルに関し、殊に偏平部に用いることの可能な並
巻コイルを提供せんとするものである。
ロ 従来の技術
従来より送信器及び受信機等に於いて多数のコ
イルが使用されており、通信信号の受信又は発信
部の構造として重要な回路を形成しており、例え
ば第6図に示すような単層円筒形ソレノイド50
と磁界の強さH〔AT/m〕の関係は、半径a
〔m〕、長さl〔m〕、総巻数Nの緊密に捲回した単
層円筒形に対してI〔A〕の電流が流れていると
き、一端からx〔m〕の距離にある軸上の一点P
における磁界の強さHxが で与えられるからこのソレノイドの中心Oにおけ
る磁界の強さHoは、(1)式におけるxをx=l/
2とおけば また、端部における磁界の強さHeは(1)式にお
けるxをx=0とおけば したがつてソレノイドが充分に長くてl≫aで
あれば Ho=NI/l〔AT/m〕 となり、単位長の巻数n=N/lを代入すると Ho=nI〔AT/m〕 が得られる。これは一定磁界H〔AT/m〕内に
ソレノイドを置いた場合のコイルに流れる電流
I=H/n〔A〕 を意味するもので、大きな電流I〔A〕を得る為
には単位長の巻き数n=N/lをできるだけ小さ
くしなくてはならなくなり、コイルを形成する線
径を太くすることが必須である。
イルが使用されており、通信信号の受信又は発信
部の構造として重要な回路を形成しており、例え
ば第6図に示すような単層円筒形ソレノイド50
と磁界の強さH〔AT/m〕の関係は、半径a
〔m〕、長さl〔m〕、総巻数Nの緊密に捲回した単
層円筒形に対してI〔A〕の電流が流れていると
き、一端からx〔m〕の距離にある軸上の一点P
における磁界の強さHxが で与えられるからこのソレノイドの中心Oにおけ
る磁界の強さHoは、(1)式におけるxをx=l/
2とおけば また、端部における磁界の強さHeは(1)式にお
けるxをx=0とおけば したがつてソレノイドが充分に長くてl≫aで
あれば Ho=NI/l〔AT/m〕 となり、単位長の巻数n=N/lを代入すると Ho=nI〔AT/m〕 が得られる。これは一定磁界H〔AT/m〕内に
ソレノイドを置いた場合のコイルに流れる電流
I=H/n〔A〕 を意味するもので、大きな電流I〔A〕を得る為
には単位長の巻き数n=N/lをできるだけ小さ
くしなくてはならなくなり、コイルを形成する線
径を太くすることが必須である。
ハ 発明が解決しようとする問題点
しかし、上記ソレノイドコイル50では該コイ
ルを含む通信装置等をコイルの径とその線径に依
る寸法的規制からカード化又はシート化等にする
場合、充分な電流値が得られない問題を有してい
た。
ルを含む通信装置等をコイルの径とその線径に依
る寸法的規制からカード化又はシート化等にする
場合、充分な電流値が得られない問題を有してい
た。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであ
り、微弱な磁界雰囲気内で高電流値を得ることの
できる偏平状のコイルを提供することを目的とす
るものであり、コイルを含む各種通信機器のカー
ド化及びシート化が可能と成るものである。
り、微弱な磁界雰囲気内で高電流値を得ることの
できる偏平状のコイルを提供することを目的とす
るものであり、コイルを含む各種通信機器のカー
ド化及びシート化が可能と成るものである。
ニ 問題点を解決するための手段
即ち、本発明の並巻コイルは、一本の導線に依
つて各1回又は複数回捲回したコイル状部を2個
又は複数個同方向に捲回構成し、捲回面方向に並
列した構造にしたものである。
つて各1回又は複数回捲回したコイル状部を2個
又は複数個同方向に捲回構成し、捲回面方向に並
列した構造にしたものである。
ホ 作用
上記並巻コイルは、各コイル状部の巻数を少な
くすることに依り、各コイルの長さを短かくする
ことができ、従つてコイルを形成する導線の線径
を太くすることが可能であると共に、該コイル状
部を複数個並列することに依り、事実上コイルの
巻数を増大したものと同様の作用を成すものであ
り、微弱な磁界雰囲気に於いて大きな電流を得る
作用を発揮する。
くすることに依り、各コイルの長さを短かくする
ことができ、従つてコイルを形成する導線の線径
を太くすることが可能であると共に、該コイル状
部を複数個並列することに依り、事実上コイルの
巻数を増大したものと同様の作用を成すものであ
り、微弱な磁界雰囲気に於いて大きな電流を得る
作用を発揮する。
ヘ 実施例
以下、本発明並巻コイルの実施例を図面に従つ
て説明するに、第1図乃至第3図は第一の実施例
を示すものである。符号1に示す眼鏡型並巻コイ
ルは一本の導線を各1回又は複数回捲回した2個
のコイル状部2,2を連結部3を介して捲回面方
向に並列し、両捲端をコイル端子4,4としたも
のであり、上記両コイル状部2,2は同方向に捲
回して成る。
て説明するに、第1図乃至第3図は第一の実施例
を示すものである。符号1に示す眼鏡型並巻コイ
ルは一本の導線を各1回又は複数回捲回した2個
のコイル状部2,2を連結部3を介して捲回面方
向に並列し、両捲端をコイル端子4,4としたも
のであり、上記両コイル状部2,2は同方向に捲
回して成る。
また、第4図は本発明並巻コイル1の他の実施
例を示すものであり、コイル状部2を3個形成し
て隣接するコイル状部2,2間を連結部3を介し
て連結すると共に端部のコイル状部2,2から導
出した捲端をコイル端子4,4としたものであ
る。
例を示すものであり、コイル状部2を3個形成し
て隣接するコイル状部2,2間を連結部3を介し
て連結すると共に端部のコイル状部2,2から導
出した捲端をコイル端子4,4としたものであ
る。
本発明の並巻コイル1は、例えば第5図に示す
ような偏平の発信機10に使用するものであり、
該発信機10は万引防止装置の符帳様外観を呈す
る小型発信機として開発されたもので、個々の商
品に取り付けられる偏平薄状の殻体11内にボタ
ン状又はペーパー状の小型電池12を備えた電源
回路と、該電源回路を外部電波に依りONし、且
つ維持するスイツチング回路と、該小型電池12
からの電源供給を得て所定周波数の電波を発信す
る送信回路を内蔵して成る。上記スイツチング回
路を構成するトランジスタのベース電圧
(0.75V)の起電流を、並巻コイル1を0.5W以下
の微弱な電波信号雰囲気内に於いて起電するもの
であり、並巻コイル1のコイル状部2を複数にす
ることに依り、コイルの長さ(発信機の厚さ)を
大きくすることなく充分なトランジスタの作動電
圧を得ることができる。
ような偏平の発信機10に使用するものであり、
該発信機10は万引防止装置の符帳様外観を呈す
る小型発信機として開発されたもので、個々の商
品に取り付けられる偏平薄状の殻体11内にボタ
ン状又はペーパー状の小型電池12を備えた電源
回路と、該電源回路を外部電波に依りONし、且
つ維持するスイツチング回路と、該小型電池12
からの電源供給を得て所定周波数の電波を発信す
る送信回路を内蔵して成る。上記スイツチング回
路を構成するトランジスタのベース電圧
(0.75V)の起電流を、並巻コイル1を0.5W以下
の微弱な電波信号雰囲気内に於いて起電するもの
であり、並巻コイル1のコイル状部2を複数にす
ることに依り、コイルの長さ(発信機の厚さ)を
大きくすることなく充分なトランジスタの作動電
圧を得ることができる。
尚、本発明の並巻コイルは、前記実施例に示す
如く捲回面方向に並列する為、コイルのシートプ
リント化が可能であることはいうまでもない。
如く捲回面方向に並列する為、コイルのシートプ
リント化が可能であることはいうまでもない。
ト 発明の効果
以上述べた如く本発明の並巻コイルは、コイル
の線径を太く又は巻数を多くしてコイルの長さを
長くすることなく、偏平形状に依つて磁場に対す
る電流の増加を得ることができる為、コイルを含
む通信機器等をカード状又はシート状等、極薄状
に構成することができる特徴を有するものである
ばかりでなく、本発明の並巻コイルは各種応用機
器のコイルとして利用できるものであり、本発明
の実用的効果は極めて大きい。
の線径を太く又は巻数を多くしてコイルの長さを
長くすることなく、偏平形状に依つて磁場に対す
る電流の増加を得ることができる為、コイルを含
む通信機器等をカード状又はシート状等、極薄状
に構成することができる特徴を有するものである
ばかりでなく、本発明の並巻コイルは各種応用機
器のコイルとして利用できるものであり、本発明
の実用的効果は極めて大きい。
第1図は本発明並巻コイルの第一の実施例を示
す正面図、第2図は同平面図、第3図は同右側面
図、第4図は他の実施例を示す正面図、第5図は
使用状態を示す偏平小型発信機の一部切欠した正
面図、第6図は単層円筒形ソレノイドの説明図で
ある。 1〜並巻コイル、2〜コイル状部、3〜連結
部、4〜コイル端子。
す正面図、第2図は同平面図、第3図は同右側面
図、第4図は他の実施例を示す正面図、第5図は
使用状態を示す偏平小型発信機の一部切欠した正
面図、第6図は単層円筒形ソレノイドの説明図で
ある。 1〜並巻コイル、2〜コイル状部、3〜連結
部、4〜コイル端子。
Claims (1)
- 1 導線を各複数回同径のコイル状に捲回した同
径同捲回数のコイル状部を、連続して複数個同方
向に捲回構成し、該各コイル状部を捲回面方向に
並列した構造になることを特徴とする並巻コイ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13645185A JPS621210A (ja) | 1985-06-22 | 1985-06-22 | 並巻コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13645185A JPS621210A (ja) | 1985-06-22 | 1985-06-22 | 並巻コイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS621210A JPS621210A (ja) | 1987-01-07 |
JPS6329401B2 true JPS6329401B2 (ja) | 1988-06-14 |
Family
ID=15175415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13645185A Granted JPS621210A (ja) | 1985-06-22 | 1985-06-22 | 並巻コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS621210A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01161602A (ja) * | 1987-11-18 | 1989-06-26 | Minnesota Mining & Mfg Co <3M> | 自動車の照明要素 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009206445A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Goto Denshi Kk | アルファ巻きコイル |
JP5234422B2 (ja) * | 2009-03-04 | 2013-07-10 | 住友電気工業株式会社 | リアクトル用コイル部材、およびその製造方法、ならびにリアクトル |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5952811A (ja) * | 1982-09-20 | 1984-03-27 | Sony Corp | プリントコイル |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4997337U (ja) * | 1972-12-15 | 1974-08-22 |
-
1985
- 1985-06-22 JP JP13645185A patent/JPS621210A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5952811A (ja) * | 1982-09-20 | 1984-03-27 | Sony Corp | プリントコイル |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01161602A (ja) * | 1987-11-18 | 1989-06-26 | Minnesota Mining & Mfg Co <3M> | 自動車の照明要素 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS621210A (ja) | 1987-01-07 |
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