JPS63293058A

JPS63293058A - オフセット輪転印刷機用版曲軸及びそれを用いた刷版装着方法

Info

Publication number: JPS63293058A
Application number: JP62129421A
Authority: JP
Inventors: Yuzo Tateno; 雄三立野; Masaki Kubo; 正樹久保; Yoshio Kumano; 熊野　善雄
Original assignee: Mitsubishi Paper Mills Ltd
Current assignee: Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority date: 1987-05-25
Filing date: 1987-05-25
Publication date: 1988-11-30
Also published as: US4951568A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（Ａ＞産業上の利用分野本発明は、オフセット輪転印刷機（以降「オフ輪印刷機
」という）に刷版を装着する方法に関するものであり、
特に溝はめ込式版曲軸を用いる版胴に紙あるいは合成樹
脂フィルム等を支持体とする刷版を安定的に固定するこ
とのできる方法及びそれに用いる版曲軸に関するもので
あり、特にビジネスフォーム印刷に使用されるフオーム
印刷機に有用である。

（Ｂ）従来技術及びその問題点オフ輪印刷機で印刷に供される代表的な刷版として、ア
ルミ板を支持体とする所謂ＰＳ版（Ｐｒｃｓｅｎｓｉｔ
ｉｚｅｄ　Ｐｌａｔｅ　）が知られているが、２８版は
製版工程が繁雑なことから、近年銀塩方式或いは電子写
真方式等のダイレクト製版による刷版が伸長してきてい
る。

これらの刷版は低コストの実現から、紙、両面樹脂コー
ト紙或いは合成樹脂フィルム等が支持体として用い・ら
れるのが普通であるが、これらの紙や合成樹脂フィルム
を支持体として用いた刷版は、アルミ板を支持体とする
刷版用に設計された印刷機に必ずしも適用できるとは限
らないという実態がある。

例えば、第２図に示すような溝はめ込み式服曲軸を用い
た版胴のオフ輪印刷機はＰＳ版用に設計されたものであ
り、アルミ板を支持体とする刷版は問題なく装着できる
が、紙や合成樹脂フィルムを支持体とする刷版は安定し
て版胴に固定することができず、印刷できる状態にＩＡ
看することはできない。

支持体がアルミ板の場合、予め版画機でアルミ板の弾性
限界以上の力で所定の角度に折曲げると元の形状に復元
せず、折曲がった状態で所定の角度で保持されるので、
版画軸で締付けることにより版胴面に密着した状態で固
定される。

支持体が紙や合成樹脂フィルムの場合には、所定の角度
に折曲げても元の形状に復元しようとする力が働いて、
折曲げられた所定の角度が保持されず、版画軸で締付け
ると版画軸の溝から刷版が扱けてしまい、且つ刷版がす
べって版胴に固定できないという問題がある。

（Ｄ＞問題点を解決するための手段本発明の一つは、溝はめ込み式服曲軸の表面に、ローレ
ット加工やゴム被覆加工等を施して摩擦力を与えた版画
軸であって、刷版の端部（通常咬え広部）を版画軸の溝
にはめ込んで、刷版が版胴に固定できるものであればよ
く、版画軸の形状、材質等は特に限定されない。

第１図は、本発明の版画軸■の表面加工■を施した例を
示す図であり、（ａ）図は版画軸の表面にローレット加
工を施したもので、（ｂ）〜（ｄ）図は、その表面の形
状を示すものであり、その寸法については刷版の種類に
よって適宜選定すればよい。

（ｅ）は版画軸の表面にゴム被覆加工を施したものであ
る。ゴムの材質としては耐摩耗性、耐溶剤性があればよ
く、特に限定するものではない。

（ｆ）は版画軸の溝■の形状を扇形にしたもので、刷版
の折曲部の挿入を容易にするものである。

（Ｑ）は、版画軸の咬え尻部■が軸芯に対して傾斜角度
θをつけたもので、刷版の締付を容易にするものである
。傾斜角は２０”以下が好ましい。

傾斜角度は、図面上軸芯より右方向に鋭角であればよく
、特に限定するものではない。

本発明は、版画軸■の表面に摩擦力を与えればよく上記
のものに限定するものではなく、版画軸■の表面に摩擦
力を与えたものであれば、他の方法によってもさしつか
えない。

本発明の他の発明は、溝はめ込弐版曲軸を用いる版胴■
に紙、樹脂被覆紙又は合成樹脂フィルム等を支持体とす
る刷版■を装置する方法であって、表面加工を施した溝
はめ込み式服曲軸を用いた版胴■に、予め刷版の両端部
を版画機で折曲げた刷版■を装填し、版画軸■を回転さ
せて刷版■を版胴■に装着する刷版装着方法である。

更に、詳しく図に基づき説明するが、本発明はこれに限
定されない。

第２図（ａ）において、予め刷版■の両端部を版画機で
折曲げた刷版■の咬え部■を版胴■の一方の咬え■にか
ませた後版胴■の面に沿わせて巻きつけ、その咬え広部
■を版画軸■の溝■にはめ込み装填する。この状態では
刷版■は版胴■の而に密接せず浮いた状態となっている
が、第２図（ｂ）のように版画軸■を版画・クランプ（
図示せず）で少し回転させて締めつけ、刷版■を版胴■
の面に密着させて装着が完了する。

この場合、支持体として、アルミ板を用いた刷版は、こ
れで版胴に安定的に固定され印刷開始できるが、支持体
として紙や合成樹脂フィルムを用いた刷版は、版画軸の
溝の入口部で刷版の折曲げ角度が固定されずにゆるみが
生じ、場合には刷版■の咬え尻が溝から扱けて版画軸■
による刷版の締付けが効かなくなり、刷版が版胴面に安
定的に固定されない。

本発明に用いられる刷版の版材としては、酸化亜鉛−樹
脂分散型の電子写真オフセットマスター、銀錯塩拡散転
写方式の銀塩オフセットマスター、光感光性樹脂を用い
たオフセットマスター、直描型オ゛フセットマスター等
種々のものが挙げられるがこれらに限定されない。

本発明に用いられる刷版の紙又は合成樹脂フィルム支持
体としては紙、樹脂被覆紙（例えば両面ポリエチレン被
覆紙）、合成樹脂フィルム（例えば、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチ
レン−ポリエチレンテレフタレート積層フィルム等）が
あるが、これらに限定されない。

実施例刷版として紙及び合成樹脂フィルムを支持体とする銀塩
方式のダイレクトオフセット印刷版を使用した。予め版
画機で刷版■の両端を十分に曲げ、その咬え部を版胴■
の一方の咬え■にかませた後、第２図（ａ）と同じ要領
で刷版■を巻き、咬え広部を版画軸■の溝■にはめ込み
、更に本発明の刷版の固定効果をはかった。表面加工を
施した版画軸を少し回転させて締付け、版胴■に刷版■
を固定した後、オフ輪印刷機で印刷を行なったところ何
ら問題が発生せず、安定的に固定できることが確認され
た。

また、アルミ板を支持体とするＰＳ版を使用しても何ら
問題が発生せず、ＰＳ版も十分使用可能であることが確
認された。

（Ｆ）発明の効果本発明によれば溝はめ込式版曲軸の表面加工を施した版
画軸を用いることにより、紙、合成樹脂フィルム及びア
ルミ板を支持体とする刷版を溝はめ込弐版曲軸を用いた
版胴に安定的に固定することができる。

又、版画軸の表面加工を特定の形状及び材質とすること
により、簡単かつ確実に刷版を固定でき、オフ輪印刷機
による印刷に供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の版画軸の表面加工を示す図。第２図は、刷版を版胴に装着する状態を示す模式図。第１図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）版曲軸の表面に摩擦力を与えるため表面加工した
ことを特徴とするオフセット輪転印刷機用版曲軸。
（２）表面加工がローレット加工である特許請求の範囲
第１項記載のオフセット輪転印刷機用版曲軸。
（３）表面加工がゴム被覆加工である特許請求の範囲第
１項記載のオフセット輪転印刷機用版曲軸。
（４）版曲軸の咬え尻溝の加工位置が版曲軸の軸芯に対
して傾斜角度をつけた特許請求の範囲第１〜３項記載の
いずれかのオフセット輪転印刷機用版曲軸。
（５）表面加工を施した溝はめ込み式版曲軸を用いた版
胴に、予め刷版の両端部を版曲機で折曲げた刷版を装填
し、版曲軸を回転させて刷版を版胴に装着することを特
徴とする刷版装着方法。
（６）刷版が紙、樹脂被覆紙または合成樹脂フィルムを
支持体とする特許請求の範囲第５項記載の刷版装着方法
。