JPS63293051A - 炭素繊維強化炭素複合材料 - Google Patents
炭素繊維強化炭素複合材料Info
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- JPS63293051A JPS63293051A JP62129147A JP12914787A JPS63293051A JP S63293051 A JPS63293051 A JP S63293051A JP 62129147 A JP62129147 A JP 62129147A JP 12914787 A JP12914787 A JP 12914787A JP S63293051 A JPS63293051 A JP S63293051A
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- 239000004917 carbon fiber Substances 0.000 title claims abstract description 30
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は層間接着力を強化した炭素繊維強化炭素複合材
料に関するものである。
料に関するものである。
[従来の技術]
炭素繊維強化炭素複合材料の強化繊維の形状は、チョツ
プドファイバーペーパー、不織布、長繊維(1次元強化
)、織布(2次元)、3次元織等があげられる。
プドファイバーペーパー、不織布、長繊維(1次元強化
)、織布(2次元)、3次元織等があげられる。
強化繊維として、短繊維であるチョツプドファイバーペ
ーパーを用いた場合、又は不織布を用いた場合の炭素繊
維強化炭素複合材料は、強度が弱く構造材として使用に
耐えない。また良識1t(1次元強化)の場合は、一方
向についてのみ高強度という異方性が強すぎて構造材と
しての使用に問題がある。また3次元織物の場合は、強
度も等方的であるため構造材として最適であるが、3次
元織物は非常に高価であること、また中心部を高密度化
することが難しいという欠点がある。
ーパーを用いた場合、又は不織布を用いた場合の炭素繊
維強化炭素複合材料は、強度が弱く構造材として使用に
耐えない。また良識1t(1次元強化)の場合は、一方
向についてのみ高強度という異方性が強すぎて構造材と
しての使用に問題がある。また3次元織物の場合は、強
度も等方的であるため構造材として最適であるが、3次
元織物は非常に高価であること、また中心部を高密度化
することが難しいという欠点がある。
織布の場合上記のような問題点はないものの、目的の炭
素複合材料の製造においては、通常1種類の2次元織布
(あみ方、糸間隔、収束糸のフィラメント数、カーボン
ファイバーの種類が同じもの)を用いたプリプレグを積
層してから焼成するという工程をとるため、積層方向の
接着強度が弱い。すなわち層間剪断強度が弱いという問
題点がある。 本発明は上記問題点に鑑み成されたもの
でありその目的は、2次元織炭素繊維織布を用いたプリ
プレグの複数を積層した構造でありながら、層間接着強
度の高い、炭素繊維強化炭素複合材料を提供することに
ある。
素複合材料の製造においては、通常1種類の2次元織布
(あみ方、糸間隔、収束糸のフィラメント数、カーボン
ファイバーの種類が同じもの)を用いたプリプレグを積
層してから焼成するという工程をとるため、積層方向の
接着強度が弱い。すなわち層間剪断強度が弱いという問
題点がある。 本発明は上記問題点に鑑み成されたもの
でありその目的は、2次元織炭素繊維織布を用いたプリ
プレグの複数を積層した構造でありながら、層間接着強
度の高い、炭素繊維強化炭素複合材料を提供することに
ある。
[問題点を解決するための手段]
本発明の上記目的は、2次元織炭素繊維織布を用いたプ
リプレグの複数が積層されてなる炭素繊維強化炭素複合
材料において、隣接するプリプレグの織布による表面状
態が互いに異なっていることを特徴とする炭素繊維強化
炭素複合材料によって達成される。
リプレグの複数が積層されてなる炭素繊維強化炭素複合
材料において、隣接するプリプレグの織布による表面状
態が互いに異なっていることを特徴とする炭素繊維強化
炭素複合材料によって達成される。
本発明において隣接するプリプレグの織布による表面状
態を互いに異なるようにするのは、プリプレグ間の接着
を強力にするためである。そのための手段としては、織
布の、あみ方、糸間隔、収束系のフィラメント数、炭素
繊維を異ならせること、織布のおき方を異ならせること
等が挙げられ、それらを組み合わせて用いてもよい。
態を互いに異なるようにするのは、プリプレグ間の接着
を強力にするためである。そのための手段としては、織
布の、あみ方、糸間隔、収束系のフィラメント数、炭素
繊維を異ならせること、織布のおき方を異ならせること
等が挙げられ、それらを組み合わせて用いてもよい。
ここであみ方としては、平織、朱子織、綾織等が用いら
れる。また糸間隔とは、縦糸・横糸のいずれかもしくは
そゐ両方のピッチである。また収束糸のフィラメント数
とは、縦糸・横糸の一束の糸に含まれる炭素繊維の数の
ことであり、ひとつの織布の中にも数種のフィラメント
数の収束糸が含まれ得る。また炭素繊維の種類とは、炭
素繊維の原料(P A N、ピッチ、レーヨン等)や線
径、成分(炭素質・黒鉛質)である。また織布のおき方
とは、プリプレグを積層して成形する際のプリプレグの
並べ方であり、具体的には織布のおき方を異ならせるた
めに積層時に隣接するプリプレグの凹の位置に凸を合わ
せるようにする。
れる。また糸間隔とは、縦糸・横糸のいずれかもしくは
そゐ両方のピッチである。また収束糸のフィラメント数
とは、縦糸・横糸の一束の糸に含まれる炭素繊維の数の
ことであり、ひとつの織布の中にも数種のフィラメント
数の収束糸が含まれ得る。また炭素繊維の種類とは、炭
素繊維の原料(P A N、ピッチ、レーヨン等)や線
径、成分(炭素質・黒鉛質)である。また織布のおき方
とは、プリプレグを積層して成形する際のプリプレグの
並べ方であり、具体的には織布のおき方を異ならせるた
めに積層時に隣接するプリプレグの凹の位置に凸を合わ
せるようにする。
以上の手段を単独で又は組み合わせて用いれば、積層し
た場合、プリプレグ表面の凹凸の周期や振幅が異なるた
め及び/又は凹凸がかみあわさるため、隣接するプリプ
レグの炭素繊維がからみあうかたちとなり、眉間強度を
向上させることができる。
た場合、プリプレグ表面の凹凸の周期や振幅が異なるた
め及び/又は凹凸がかみあわさるため、隣接するプリプ
レグの炭素繊維がからみあうかたちとなり、眉間強度を
向上させることができる。
以下、本発明を実施例を挙げて説明する。
[実施例]
比較例1
(1)PAN系炭素繊維の1000本フィラメントを平
織にした織布を用いたプリプレグを100枚用意し、適
当に重ね合わせ加圧成形した。
織にした織布を用いたプリプレグを100枚用意し、適
当に重ね合わせ加圧成形した。
(2)その後、不活性雰囲気で2000℃まで焼成し炭
素繊維強化炭素複合材料を得た。
素繊維強化炭素複合材料を得た。
尚、プリプレグは炭素繊維:自己焼結性炭素粉末:樹脂
=1:1:1(重量比)で構成されている。
=1:1:1(重量比)で構成されている。
成形条件は、温度200℃面圧力20kg/am”加圧
時間10分とし、焼成条件は、tooo℃まで昇温速度
30℃/hその後2000℃まで100℃/h面圧力5
00 kg/c♂で行った。
時間10分とし、焼成条件は、tooo℃まで昇温速度
30℃/hその後2000℃まで100℃/h面圧力5
00 kg/c♂で行った。
実施例1
(1)比較例1で用いたプリプレグを、100枚用意し
、隣接するプリプレグの縦糸と横糸の交点が重ならない
ように重ね合わせ加圧成形した。
、隣接するプリプレグの縦糸と横糸の交点が重ならない
ように重ね合わせ加圧成形した。
(2)その後比較例と同条件で焼成し、炭素繊維強化炭
素複合材料を得た。
素複合材料を得た。
(実施例2)
(1)PAN系炭素繊維の1000本フィラメントを平
織、8朱子織、綾織にした織布を用いたプリプレグをそ
れぞれ35枚ずつ用意し、平織・8朱子織・綾織・平織
・・・・・・の順に重ね合わせ加圧成形した。
織、8朱子織、綾織にした織布を用いたプリプレグをそ
れぞれ35枚ずつ用意し、平織・8朱子織・綾織・平織
・・・・・・の順に重ね合わせ加圧成形した。
(2)その後比較例1と同条件で焼成し炭素繊維強化炭
素複合材料を得た。
素複合材料を得た。
実施例3
(1)PAN系炭素繊維の1000本フィラメントを平
織にした2種類の織布を用いたプリプレグをそれぞれ5
0枚ずつ用意した。Ill類は、縦糸・横糸とも10+
nmに9本収束糸が存在するもの、もう1種は10mに
7本収束糸が存在する織布でこれらを交互に重ね合わせ
加圧成形した。
織にした2種類の織布を用いたプリプレグをそれぞれ5
0枚ずつ用意した。Ill類は、縦糸・横糸とも10+
nmに9本収束糸が存在するもの、もう1種は10mに
7本収束糸が存在する織布でこれらを交互に重ね合わせ
加圧成形した。
(2)その後比較例1と同条件で焼成し、炭素繊維強化
炭素複合材料を得た。
炭素複合材料を得た。
実施例4
(1)PAN系炭素繊維のフィラメント数がl000本
、2000本、3000本、6000本。
、2000本、3000本、6000本。
12000本の収束糸を用いて縦糸・横糸ともに、30
00本、1000本、6000本、2000本、120
00本、2000本、6000本、1000本、300
0本、1000本・・・・・・の順に8朱子織にした織
布を用いたプリプレグを40枚用意し、隣接するプリプ
レグの凹凸ができるだけ重ならないように重ね合わせ加
圧成形した。
00本、1000本、6000本、2000本、120
00本、2000本、6000本、1000本、300
0本、1000本・・・・・・の順に8朱子織にした織
布を用いたプリプレグを40枚用意し、隣接するプリプ
レグの凹凸ができるだけ重ならないように重ね合わせ加
圧成形した。
(2)その後比較例Iと同じ条件で焼成し炭素繊維強化
炭素複合材料を得た。
炭素複合材料を得た。
実施例5
(1)線径5μm程度のPAN系炭素繊維の1000本
フィラメントを平織にした織布と線径12μm程度のピ
ッチ系炭素繊維の2000本フィラメントを平織にした
織布と、線径8μm程度のレーヨン系炭素繊維の300
0本フィラメント数を平織にした織布を使用したプリプ
レグをそれぞれ15枚用意し、PAN系、ピッチ系、レ
ーヨン系・・・・・の順に重ね合わせ加圧成形した。
フィラメントを平織にした織布と線径12μm程度のピ
ッチ系炭素繊維の2000本フィラメントを平織にした
織布と、線径8μm程度のレーヨン系炭素繊維の300
0本フィラメント数を平織にした織布を使用したプリプ
レグをそれぞれ15枚用意し、PAN系、ピッチ系、レ
ーヨン系・・・・・の順に重ね合わせ加圧成形した。
(2)その後比較例Iと同じ条件で焼成し炭素繊維強化
炭素複合材料を得た。
炭素複合材料を得た。
比較例1.実施例1〜5で得た炭素繊維強化炭素複合材
料の層間剪断強度を測定した。ここで測定は、試験片寸
法7(幅)×5(厚さ)x30(長さ)、スパン20u
、クロスヘッド速度0 、5 xx/m1nsの3点曲
げ試験法でおこなった。その結果を第1表に示す。
料の層間剪断強度を測定した。ここで測定は、試験片寸
法7(幅)×5(厚さ)x30(長さ)、スパン20u
、クロスヘッド速度0 、5 xx/m1nsの3点曲
げ試験法でおこなった。その結果を第1表に示す。
表層間剪断強度
[発明の効果]
以上のように本発明の炭素複合材料は、層間接着力が強
く、全体としての強度も高く等方的であり、その製造に
おいても特に複雑な工程を必要としない炭素繊維強化炭
素複合材料である。
く、全体としての強度も高く等方的であり、その製造に
おいても特に複雑な工程を必要としない炭素繊維強化炭
素複合材料である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、2次元織炭素繊維織布を用いたプリプレグの複数が
積層されてなる炭素繊維強化炭素複合材料において、隣
接するプリプレグの織布による表面状態が互いに異なっ
ていることを特徴とする炭素繊維強化炭素複合材料。 2、織布の、あみ方、糸間隔、収束系のフィラメント数
、炭素繊維の種類、もしくは織布のおき方、又はそれら
の組み合わせが異なることにより、隣接するプリプレグ
の織布による表面状態が互いに異なっている特許請求の
範囲第1項記載の炭素繊維強化炭素複合材料。 3、織布のあみ方が、平織、朱子織、綾織のいずれかで
ある特許請求の範囲第1項又は第2項記載の炭素繊維強
化炭素複合材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62129147A JPH0813520B2 (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | 炭素繊維強化炭素複合材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62129147A JPH0813520B2 (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | 炭素繊維強化炭素複合材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63293051A true JPS63293051A (ja) | 1988-11-30 |
JPH0813520B2 JPH0813520B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=15002295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62129147A Expired - Lifetime JPH0813520B2 (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | 炭素繊維強化炭素複合材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0813520B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03193664A (ja) * | 1989-12-22 | 1991-08-23 | Nippon Steel Corp | 炭素繊維強化炭素複合材料 |
JP2011157230A (ja) * | 2010-02-01 | 2011-08-18 | Covalent Materials Corp | 炭素繊維強化炭素複合材ルツボ及びこのルツボの製造方法 |
WO2012133013A1 (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-04 | 東洋紡績株式会社 | 繊維強化熱可塑性樹脂の積層成形品 |
JP2013124194A (ja) * | 2011-12-13 | 2013-06-24 | Ibiden Co Ltd | C/c複合材積層体 |
-
1987
- 1987-05-26 JP JP62129147A patent/JPH0813520B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03193664A (ja) * | 1989-12-22 | 1991-08-23 | Nippon Steel Corp | 炭素繊維強化炭素複合材料 |
JP2011157230A (ja) * | 2010-02-01 | 2011-08-18 | Covalent Materials Corp | 炭素繊維強化炭素複合材ルツボ及びこのルツボの製造方法 |
WO2012133013A1 (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-04 | 東洋紡績株式会社 | 繊維強化熱可塑性樹脂の積層成形品 |
JP2013124194A (ja) * | 2011-12-13 | 2013-06-24 | Ibiden Co Ltd | C/c複合材積層体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0813520B2 (ja) | 1996-02-14 |
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