JPS6329181Y2 - - Google Patents

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JPS6329181Y2
JPS6329181Y2 JP1980025963U JP2596380U JPS6329181Y2 JP S6329181 Y2 JPS6329181 Y2 JP S6329181Y2 JP 1980025963 U JP1980025963 U JP 1980025963U JP 2596380 U JP2596380 U JP 2596380U JP S6329181 Y2 JPS6329181 Y2 JP S6329181Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
groove
high pressure
pressure introduction
sealing member
seal member
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980025963U
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English (en)
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JPS56127463U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、シール部材の背面凹溝に吐出油を
導入し、この吐出油の高圧作用により側板をギヤ
ー側面に押圧して、当該ギヤー側面からの油漏れ
を防止するギヤーポンプの圧力補償機構に関す
る。
(従来の技術) この圧力補償機構として、特公昭44−18031号
公報所載の考案が従来から知られている。
この従来の圧力補償機構は、サイドプレートの
所定の箇所に、当該ギヤーの高圧区域に連通する
小孔を形成するとともに、シール部材の一方の側
に形成した切落し部を、上記小孔に合わせること
によつて、上記高圧区域をシール部材の背面に連
通させるようにしていた。
また、特開昭49−106604号公報所載の考案も、
従来から知られているが、この従来の圧力補償機
構は、そのカバー部材の中央に高圧導入孔を形成
し、この導入孔から高圧油を当該シール部材の背
面凹溝に導くようにしていた。
(本考案が解決しようとする問題点) 上記特公昭44−18031号公報所載の考案は、シ
ール部材の一方の側に切落し部を形成したので、
換言すれば、当該シール部材が左右対称ではない
ので、その組み付け方向が特定されてしまう。そ
のために、当該シール部材の組み間違いをしない
ように、常に作業に万全を期さなければならず、
もし組み間違いがあると、当該ポンプの性能不良
をひき起す問題があつた。
また、特開昭49−106604号公報所載の考案は、
高圧導入孔をカバー部材の中央に形成したので、
この高圧導入孔を高圧区域に連通させるために、
カバー部材に通路を形成しなければならない。し
かし、この通路は、当該シール部材を乗り越える
ために、トンネル状にしなければならないので、
その加工が非常に難しくなるという問題があつ
た。
この考案の目的は、シール部材を左右対称にし
て、その組み付け作業を簡単にするとともに、当
該シール部材に高圧を導く通路を簡単に形成でき
るようにすることである。
(問題点を解決する手段) この考案は、ハウジングの側面をふさぐ閉塞部
材にシールはめ込み溝を形成し、この溝にシール
部材をはめ込むとともに、シール部材の背面には
凹溝を形成し、当該凹溝に吐出油を導入して側板
をギヤー側面に押圧する形式のギヤーポンプを前
提にするものである。
そして、上記のギヤーポンプを前提にしつつ、
この考案は、前記はめ込み溝及び前記シール部材
のそれぞれを左右対称に形成するとともに、当該
シール部材の短軸方向両端に高圧導入孔を形成
し、かつ、上記短軸方向一端に対応するハウジン
グ位置には吐出区域に連通する高圧導入溝を形成
し、この高圧導入溝と前記シール部材側の高圧導
入孔とを互いに連通する対応関係に保持した点に
特徴を有する。
(本考案の作用) この考案のシール部材は、左右対称に形成した
ので、シール部材の左右方向を特定しなくても、
いずれか一方の高圧導入孔が、ハウジング側に形
成した高圧導入溝に連通することになる。
また、ハウジング側には吐出区域に連通する高
圧導入溝を一体成型したので、それをダイキヤス
ト等で素形材のまま、それを形成できる。
(本考案の実施例) この実施例のギヤーポンプは、互いにかみ合う
一対のギゾー11,12と、これらギヤー11,
12を内装したハウジング13、及び当該ハウジ
ング13の両側を閉塞する閉塞部材としてのカバ
ー14とマウンテイングフランジ15とからな
る。そして、これら両閉塞部材は、各ギヤー1
1,12の軸16〜19を軸受20〜23によつ
て支持している。
この実施例の場合、カバー14側にギヤー1
1,12の側面を直接接触させる構造にしている
が、このカバー14側においても、次に述べるマ
ウンテイングフランジ15側と同様に、側板24
及びシール部材25を設けるようにしてもよい。
上記マウンテイングフランジ15とギヤー1
1,12との間に側板24を設けるとともに、マ
ウンテイングフランジ15にはシールはめ込み溝
26を形成している。このシールはめ込み溝26
には、シール部材25をはめ込むが、このシール
部材25の背面には凹溝2を形成するとともに、
全体的には第1〜3図に示すように、その外周が
ギヤー11,12の外方をシールし、側板24の
背面を所定の圧力エリヤに区画する形状にしてい
る。
そして、このシール部材25は左右対称形に形
成されており、その短軸方向両端には突出部2
8,29を形成し、これら突出部28,29には
高圧導入孔30,31を形成している。
一方、ハウジング13において、マウンテイン
グフランジ15と接触する側面の吐出側には、当
該吐出区域と連通する高圧導入溝36を形成して
いる。この高圧導入溝36は第4図からも明らか
なように、シール部材25の高圧導入孔30と対
応する関係にしている。
したがつて、当該ポンプの吐出側の高圧油は、
この高圧導入溝36及び高圧導入孔30を経由し
てシール部材25の背面である凹溝27に導かれ
ることになる。
また、シール部材25の低圧側の高圧導入孔3
1は、マウンテイングフランジ15の内面でふさ
がれてしまうので、シール部材25が左右対称で
あつても一方の高圧導入孔しか機能せず、これに
よつて、シール部材25の左右組違えという問題
は起こりえないことになる。
(本考案の効果) この考案のギヤーポンプの圧力補償機構によれ
ば、そのシール部材の組み付け方向を特定しなく
てもよいので、その組み付け作業が非常に簡単に
なる。
また、高圧導入溝をダイキヤスト等で成型でき
るので、例えば、従来のように孔加工が不要にな
り、それだ製造コストが安くなる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
はギヤーポンプ全体の断面図、第2図はシール部
材の背面図、第3図は第1図−線断面図、第
4図は第1図−線断面図である。 13……ハウジング、15……マウンテイング
フランジ、25……シール部材、26……シール
はめ込み溝、30,31……高圧導入孔、36…
…高圧導入溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングの側面をふさぐ閉塞部材にシールは
    め込み溝を形成し、この溝にシール部材をはめ込
    むとともに、シール部材の背面には凹溝を形成
    し、当該凹溝に吐出油を導入して側板をギヤー側
    面に押圧する形式のギヤーポンプにおいて、前記
    はめ込み溝及び前記シール部材のそれぞれを左右
    対称に形成するとともに、当該シール部材の短軸
    方向両端に高圧導入孔を形成し、かつ、上記短軸
    方向一端に対応するハウジング位置には吐出区域
    に連通する高圧導入溝を形成し、この高圧導入溝
    と前記シール部材側の高圧導入孔とを互いに連通
    する対応関係に保持したギヤーポンプの圧力補償
    機構。
JP1980025963U 1980-02-29 1980-02-29 Expired JPS6329181Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980025963U JPS6329181Y2 (ja) 1980-02-29 1980-02-29

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JP1980025963U JPS6329181Y2 (ja) 1980-02-29 1980-02-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56127463U JPS56127463U (ja) 1981-09-28
JPS6329181Y2 true JPS6329181Y2 (ja) 1988-08-05

Family

ID=29621984

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JP1980025963U Expired JPS6329181Y2 (ja) 1980-02-29 1980-02-29

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49106604A (ja) * 1973-02-08 1974-10-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49106604A (ja) * 1973-02-08 1974-10-09

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56127463U (ja) 1981-09-28

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