JPS63291812A - α型半水石膏の製造方法 - Google Patents

α型半水石膏の製造方法

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JPS63291812A
JPS63291812A JP12576887A JP12576887A JPS63291812A JP S63291812 A JPS63291812 A JP S63291812A JP 12576887 A JP12576887 A JP 12576887A JP 12576887 A JP12576887 A JP 12576887A JP S63291812 A JPS63291812 A JP S63291812A
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alpha
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Naoharu Shinoda
篠田 直晴
Atsushi Tatani
多谷 淳
Kenji Inoue
健治 井上
Masakazu Onizuka
鬼塚 雅和
Koyo Tsutsui
筒井 浩養
Koichiro Iwashita
浩一郎 岩下
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Chubu Electric Power Co Inc
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Chubu Electric Power Co Inc
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は天然石膏や化学石膏の如き工水石膏を原料とし
て、加圧水熱処理によってα型半水石膏を製造する方法
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のα型半水石膏の連続製造方法の一例を、特許第1
2!50870号(特願昭49〜53187号)から引
用し、これを第4図によって説明する。
二水石膏スラリー調製槽1で媒晶剤としてクエン酸ナト
リウムをa O1vt%以下に維持調製され九二水石膏
スラリーを、加圧水熱処理槽2で140℃以上の温度で
適当時間滞留するようにして連続的に加圧水熱処理して
α型半水石膏スラリーを得、これを加圧状態に維持した
ま一1Vツクナ3で濃縮し、乾燥器4で乾燥し、粉砕器
5で粉砕してα型半水石膏の製品を得ていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述した従来方法によると、 (1)媒晶剤であるクエン酸すFリウムをα01vtX
を越えて添加し九工水石膏スラリーを連続的に加圧水熱
処理すると無水石膏に転移しα型半水石膏が得られない
(2)α型半水石膏は不安定な化合物であシ従来法によ
った場合工水石膏に水和したシ無水石膏へ脱水したシし
易く高純度のα型半水石膏を連続的に安定して製造する
のが困難である。
という欠点があった。
〔発明の目的〕
本発明は上述した従来法の欠点を解消しうるα型半水石
膏の製造方法を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は工水石膏スラリーを連続的に100℃を越える
温度で加圧水熱処理しα型半水石膏に転移させる方法に
おいて、 (1)該反応タンクから抜き出したα型半水石膏スラリ
ーを加圧状態の1t1ooc以下に冷却する工程 (2)次いで100℃以下に冷却されたα型半水石膏ス
ラリーを常圧もしくは減圧状態で固液分離する工程 (3)濾過回収されたα型半水石膏ケーキを常圧もしく
は減圧下80℃以下で乾燥する工程からなることを特徴
とする高純度のα型半水石膏の製造方法である。
不安定な化合物であるα型半水石膏を高純度で製造する
ために従来法の欠点を鋭意検討したところ、従来法の如
くα型半水石膏スラリーを加圧状態の一&ま濃縮し、乾
燥する工程はα型半水石膏の工水石膏や無水石膏への転
移を促がしその転移は工水石膏スラリー中にクエン酸ナ
トリウムをα01 wt%を越えて維持させる場合に著
しくなるととを本発明者らは確認した。本発明はこの知
見に基き完成されたものであって、この転移を抑制する
ために、(1)反応タンクから抜き出したα型半水石膏
スラリーを加圧状態の11一旦100℃以下に冷却する
、(2)次いで常圧もしくは減圧状態で一過する、+3
)濾過回収されたケーキを常圧もしくは減圧下で80℃
以下で乾燥するものである。
〔作用〕
加圧状態のままα型半水石膏スラリーを濃縮し、更に乾
燥する操作は水の分離と蒸発を困難にし、これがために
α型半水石膏よシ安定系にある工水石膏や無水石膏へ転
移していたが本発明では水の蒸発が早く、α型半水石膏
が工水石膏や無石膏へ転移しない間に脱水と乾燥を完了
するものである。
〔突施例〕
以下、本発明方法の一実施例を第1図によって説明する
天然石膏や排煙脱硫装置の副生石膏の如き化学石膏は工
水石膏であり、これを工水石膏タンク1から混合タンク
3へ導く。薬品タンク2には媒晶剤としてクエン酸す)
リウムが入っておシ、反応タンク3で生成するα型半水
石膏の結晶の大きさを管理するために使用する。クエン
酸す)9ウムの添加量は従来法では101重量%以下に
維持することが必要であったが本発明では後述するよう
に脱水と乾燥を常圧もしくは減圧下で100℃以下の雰
囲気で行うため、クエン酸ナトリウムを(L(M重量%
を越えて使用しても高純度のα型半水石膏が回収される
ので、クエン酸ナトリウムの添加量の制限はない。なお
りエン酸ナトリウムを過度に添加しても無駄であるので
好ましくはlllLl重量%以下にするのがよい。
混合タンク3から加圧ポンプ4を介して工水石膏スラリ
ーを熱交換器5に送シ加熱して後反応タンク6へ連続的
に送る。
反応タンク6内で工水石膏結晶が溶解しそしてα型半水
石膏が析出し易くするために、通常120℃から160
℃の範囲に加温する。
加温の手段は一般的な如何なる加熱方法も採用できるが
、α型半水石膏の溶解度は100℃で1.7 f CL
8047KW馬0.160℃で14PCaSO4/’K
 tH20と高温になる程、低下するので反応タンク壁
面の外部からジャケット方式で加熱するとタンク内壁へ
のスケール付着が生じ伝熱効果が低下する問題が生じ易
いので、スチームの吹き込み法が簡便でしかも一番好ま
しい。
高純度のα型半水石膏を得るための反応タンクにおける
好ましい操作条件は次の通りでちる但し、本発明はこの
好ましい条件の範囲に限定されるものではない。
反応タンク6から抜き出されるα型半水石膏スラリーは
熱交換器5へ送られ100℃以下に熱回収される。回収
された熱エネルギーは反応タンク6へ供給される二本石
膏スラリーの加温に利用される。
本発明の構成要素として重要な点は、熱交換器5による
α型半水石膏スラリーの100℃以下への熱回収操作で
ある。従来、α型半水石膏は100℃以下の水スフソー
状類では直ちに水和して=水石責に転移すると一般に言
われていることから、100℃を越えた温度を維持して
取シ扱うことが常識とされていた。従って当然ながらス
ラリーを加圧状態にして扱うととが必要となる。(常圧
では100℃で沸騰するため、)加圧状態でスラリーを
濃縮したシ脱水したシミμにて破砕したシする装置は常
圧で使用するものと比べるとはるかに複雑で操作が厄介
である。
本発明方法によるα型半水石膏スラリーは第2図に示す
mシ、その温度を90℃に保持することによって180
分以上安定したα型半水石膏のままで存在し温度を30
℃にしても20分間安定でfbシ水和しない。この第2
図の知見は本発明の重要な要素であシ、高濃度の溶解塩
類を使用しない水を媒体としたα型半水石膏スラリーを
常圧で取シ扱えるようKした画期的な発明である。従っ
て熱交換器5から抜き出される加圧状態のα型半水石膏
スラリーは100℃以下にて沸騰することなく常圧タン
ク7へ送ることができる。常圧タンク7でのα型半水石
膏スラリーの滞留時間は第2図の相関図から90℃以上
に維持した時180分とすることができるが、30℃に
冷却されたスラリーを扱う場合は20分以内とすること
がα型半水石膏が工水石膏へ転化するのを防止する上で
望ましいことが分かる。
常圧タンク7から抜き出されたα型半水石膏スラリーは
濾過器8へ送られ、α型半水石膏ケーキと一過液に分離
される。濾過液は二本石膏スフリーを調製するために混
合タンク3へ戻される。
次いでα型半水石膏ケーキは直ちに乾燥器9に送られる
がケーキの温度を80℃以下に維持して乾燥する。
本発明の構成要素として重要なもう一つの点はこの乾燥
器9によるα型半水石膏ケーキの80℃以下での乾燥操
作である。従来、α型半水石膏は石膏石灰ハンドブック
(技報常 昭和47年6月15日発行)の107ページ
に記載ある通シ120℃〜140℃で得られるものであ
シ当然ながらかかる温度範囲においてはα型半水石膏は
安定であるとの認識からα型半水石膏スラリーの濃縮や
濾過や乾燥は加圧状態を保ち、120℃〜140℃の温
度に維持して行なわれていた。本発明方法によるα型半
水石膏ケーキの乾燥は第3図に示す通りその温度を80
℃以下に保持することによって3時間以上にわたるまで
α型半水石膏のま一安定に存在し得ることを利用するも
ので、100℃以上に保持して乾燥すると、30分経過
した時点でかなりのα型半水石膏が無水石膏へ転移して
いることを初めて明らかKした。
この第3図の知見は本発明の重要力もう一つの要素であ
り常圧もしくは減圧下において80℃以下に維持しなが
ら乾燥することによって高純度のα型半水石膏を安定し
て回収できる工うにした画期的な発明である。
α型半水石膏はそもそも不安定な化合物であり、従来法
によった場合工水石膏に水和したシ、無水石膏へ転移し
易く、高純度のα型半水石膏を連続的に安定して製造す
ることが困難であった主因は第2図第3図がち明らかと
なったようにα型半水石膏の温度依存性について今まで
正しく認識されておらず温度管理(圧力管理)に問題が
あったためである。
又従来法では特許第123i0870号に明示されてい
るように媒晶剤であるクエン酸ナトリウムをl O1v
t%を越えて添加し九工水石膏スラリーを連続的に加圧
水熱処理すると無水石膏に転移することが知られている
が本冥験においてクエン酸ナトリウムを多くした場合、
反応タンクでは無水石膏は生成せず全てi型半水石膏に
なっているがα型半水石膏ケーキの乾燥時に無水石膏に
転移し易いことが分かった。もちろん本発明方法の如く
80℃以下においてはクエン酸す)9ウムが多くても高
純度のα型半水石膏を安定に回収し得ることが分かった
第3図に黒塗シ印でプロットしたのはクエン酸ナトリウ
ムをα01vt%以下でα型半水石膏を調製した場合で
あシ白抜き印のプロットはα01 WtX以上で調製し
た場合を示す。
さて第1図の工程では乾燥器9から取り出されるα型半
水石膏を粉砕機10に供給しているが必ずしも粉砕機が
必要とは限らず乾燥器9から直接にα型半水石膏タンク
に製品を回収してもよい。もちろん粉砕機9を利用する
場合も第3図の温度依存性に基づいて、温度管理するこ
とが肝要である。
〔発明の効果〕
100℃を越える温度の加圧水熱処理によって工水石責
からα型半水石膏スラリーとなし次いで100℃以下に
冷却することによって常圧でα型半水石膏が安定に存在
し得る時間と温度の相関があることを見い出し、とれを
利用して一過器設備を簡便なものとするととができ、更
にα型半水石膏ケーキの乾燥温度とα型半水石膏の安定
性の相関を新たに見い出しこれを利用することによって
高純度のα型半水石膏を連続的に安定して回収できるよ
うになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるα型半水石膏の製造工
程図、第2図はスラリー攪拌状態下でのα型半水石膏の
二本石膏への転化率の温度依存性を示す実験データを示
す図表、943図はα型半水石膏の濾過ケーキの乾燥温
度と結晶水量変化の相関を示す実験データを示す図表、
第4図は従来法のα型半水石膏連続式製造工程図である

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 二水石膏スラリーを連続的に100℃を越える温度で加
    圧水熱処理しα型半水石膏に転移させる方法において、 (1)該反応タンクから抜き出したα型半水石膏スラリ
    ーを加圧状態のまま100℃以下に冷却する工程 (2)次いで100℃以下に冷却されたα型半水石膏ス
    ラリーを常圧もしくは減圧状態で固液分離する工程 (3)ろ過回収されたα型半水石膏ケーキを常圧もしく
    は減圧下80℃以下で乾燥する工程 からなることを特徴とする高純度のα型半水石膏の製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110438568A (zh) * 2019-07-31 2019-11-12 江苏一夫科技股份有限公司 一种利用柠檬酸石膏生产石膏晶须的方法及系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110438568A (zh) * 2019-07-31 2019-11-12 江苏一夫科技股份有限公司 一种利用柠檬酸石膏生产石膏晶须的方法及系统
CN110438568B (zh) * 2019-07-31 2024-02-27 一夫科技股份有限公司 一种利用柠檬酸石膏生产石膏晶须的方法及系统

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