JPS63291378A - 電気コネクタ及びその端子抜去工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は電気コネクタに関し、さらにコネクタのハウジ
ング内に保持された端子を外す方法とそのための工具に
関する。

（従来の技術） 電気接点端子は、従来の種々な方法でコネクタ・ハウジ
ング内に保持される。成る方法は、端子の周囲にハウジ
ングを鋳込むこと、または／Ｘウジング内に端子を植設
すること、または永久保持のために端子を個々の通路内
に圧着することを含んでいる。端子の除去を可能にする
保持のため、従来の方法は、打ち抜いて形成された端子
上に複数゛の抑止指をを形成することを含み、当該複数
の抑止指は、適度の角度で横方向へ突出し、それゆえ前
記ハウジングの通路に沿ってストッパー表面の後に係合
し、それにより前記端子を引き抜きに抗して固定するが
、同抑止指は、前記端子に沿って前記通路内へ挿入され
、且つ同抑止指を前記端子側へ向かうように偏向させる
ことができる工具により、前記ストッパー表面から遠ざ
かる方へ偏向されることができ、この後、前記端子は例
えば修理または交換のために、引き抜かれる。他の従来
の方法は、前記通路内へ突出する前記プラスチック製ハ
ウジングの複数の抑止指を備え、当該抑止指は、挿入時
には最初に前記端子により偏向され、そして完全な挿入
時には、同端子の環状カラーもしくはストッパー表面の
後に引っ掛り、またこれらの指は、端子の除去のために
同様に工具によって偏向されることが可能である。種々
の保持クリップも知られており、これらは殆んどが、円
筒形の金属スリーブであって、複数の抑止指を有するよ
うに打ち抜いて形成されており、同抑止指は、端子の環
状カラーに係合するとともに、例えば抑止槍により前記
ハウジングの通路内に保持され、また、この場合、当該
抑止指は、これらを前記端子のカラーから遠ざける目的
で前記通路内へ挿入される工具により、同端子のカラー
から遠ざかる外側へ偏向されることができ、それにより
、前記端子が引き抜かれるのを可能にする。

（発明が解決しようとする課題） 保持クリップまた端子抑止指を持たずに、端子をハウジ
ングの通路内に固く保持するためのシステムであって、
所望により同端子の除去も可能にするシステムを提供す
るのが望ましい。

また、複数の端子を保持する一体のノ１ウジングを提供
するのが望ましく、この場合、前記端子は、それら自身
から突出する１列の整列された接点区域を有し、また所
望されれば、同端子のうちの任意の１つが、同端子の他
のものに影響を与えることなく除去されるのが可能であ
るのが望ましい。

さらに、端子を短い軸方向に沿って確実に保持するとと
もに、同時に同端子を軸方向に整列された状態に保持す
るのが望ましい。

（課題を解決するための手段） 本発明は端子を具備し、この端子ぼ、例えばワイヤ巻き
支柱である前記接点区域の基部の近くに複数の対向する
切欠を有し、同切欠は、前記ｌ＼ウジングの端子受容通
路に沿って、連係される複数の対向したストッパー突起
と協働することができ、それにより上記前部接点区域か
ら遠ざかる方向における軸方向移動を停止させることが
できる。前記コネクタ・ハウジングの複数の端子受容通
路は、複数の列内に配置され、且つ前記ハウジングの反
対側の後面もしくは嵌合面から、同ノ１ウジングの前面
もしくはワイヤ巻き面まで延在する。各列の通路′は、
前記ワイヤ巻き面に沿って、深く狭い連続的な溝により
交差され、この溝は、複数の連続的な狭い弾性溝により
設定され、同弾性溝は、自らに沿う垂直凹部を有し、同
垂直凹部は前記通路の一部を形成し、また同垂直凹部内
に前記ストッパー突起が配置される。前記狭い複数の壁
は、隣接する列の通路の深くて狭い溝を形成している隣
りの壁から、前記溝に平行な追加の深くて狭い連続的な
凹部の分だけ離間されている。前記ハウジングは弾力的
可塑性樹脂から成形されているので、前記複数の狭い壁
は、前記ストッパー突起が前記端子切欠に入るまでの、
前記嵌合面からの端子の挿入時に、選択された端子位置
における同端子により、前記隣りの凹部の中へ向けて、
横方向外側へ局所的に偏向されることができる。端子の
除去のためにも、前記壁は、その箇所で適切な工具によ
り、前記溝からこれに平行な隣りの凹部の中まで外側へ
局所的に偏向されることができ、その結果、その端子の
ためのストッパー突起は、それに対応して同端子から遠
ざかる方へ偏向されて、同端子が、前記ワイヤ巻き支柱
から遠ざかる方向において軸方向に移動されるのを可能
にする。各端子は、反対側の端部における前記接点区域
の基部の近くに、対向する複数のストッパー肩を備え、
同ストッパー肩は、組立の間に端子が前記嵌合面から挿
入される際、前記各通路のストッパー表面に係合し、そ
れにより、前記ワイヤ巻き支柱へ向かう方向において停
止させる。

本発明は、本システムのうちの選択された端子を除去す
るための方法および工具を包含している。

前記工具の作用端部は一対の歯を備え、これらは離間さ
れていて、前記端子のワイヤ巻き支柱に跨がるとともに
、同支柱の両側のそばの前記深い溝に入る。前記歯の各
々は、壁に係合する表面を有し、同表面は、当該壁の傾
斜よりも僅かに大きい角度で外側ヘテーパーを付けられ
ており、それにより、前記工具がほぼ完全に挿入された
ときに、前記通路の凹部近くの壁の表面に係合し、次い
で、前記工具が完全に挿入されたときに、前記弾性壁を
外側へ局所的に偏向させて隣接する各凹部の中へ向ける
。前記工具はプランジャを備えることができ、このプラ
ンジャは、前記壁が偏向されるときに、前記端子を前記
ハウジングの中まで、所定距離に亘って下方へ押圧し、
そして前記ストッパー表面が前記切欠から外され、この
後、前記端子は前記嵌合面を経由して完全に引き抜かれ
ることができる。

本発明の°−目的は、組立のための保持クリップや他の
部品または材料を用いることなく、ただ１片のハウジン
グと前記端子とを必要とするのみの接点端子保持システ
ムを提供することにある。

他の目的は、１列のそのような端子からの１つの端子の
、範囲外への除去および交換を可能にするそのような保
持システムを提供することにある。

（実　施　例） 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。

第１および第２図は、例えば航空機上等で使用するため
のワイヤ一体化システム２００を示し、この場合、前記
航空機は、当該航空機上において、電力、制御、検知、
指示、無線受信および伝達、その他を含む複数の航空機
内システムが、１つもしくはそれ以上のワイヤ一体化パ
ネル２０２上で、他のそのようなシステムと相互接続さ
れ、あるいは「一体化」されるべきものとなっている航
空機である。そのようなシステムは、中央位置または電
気／電子ペイ（隔室）において、複数の「ブラックボッ
クス」２０４により制御され、あるいは検知され得る必
要があり、かつ所望により互いに相互接続されることが
可能でなければならない。前記ブラックボックスは例え
ば、頻繁な日常のテストおよび保守のため、あるいは交
換のために前記航空機から取り外すことが可能であなけ
ればならない。ケーブル２０８．２０８は一般に、一端
がモジュラ一式プラグ形コネクタ２１０により終端を形
成される束、もしくはハーネスとして構成され、前記プ
ラグ形コネクタ２１０はワイヤ一体化パネル２０２まで
延在し、ワイヤ一体化パネル２０２上にはレセプタクル
形コネクタｌＯが取り付けられ、このレセプタクル形コ
ネクタ１０は、前記パネル２０２の１面においてプラグ
形コネクタ２１０と嵌合することができる。嵌合するレ
セプタクル形コネクタ１０およびプラグ形コネクタ２１
０は、２列の端子を有する状態で示され、レセプタクル
形コネクタ２２０およびプラグ形コネクタ２２２は、嵌
合する用意ができ、且つ５列の端子を有する状態で示さ
れ、例えば、ワイヤ一体化システム２００のモジュラ−
化（規格的単位構造化）の可能性を示している。

図示の実施例においては、前記パネル２０２のうちのプ
ラグ形コネクタ２１０を受ける面から反対側の当該パネ
ルの面に沿って、レセプタクル形コネクタ１０の端子１
６が、ハウジング１２内に固定され、且つワイヤ巻き支
柱１８を有し、ワイヤ巻き支柱１８はハウジング１２か
ら外側へ突出し、それゆえ、所望により、１つもしくは
それ以上の導電ワイヤ２１８が、１つもしくはそれ以上
の各電気システムの対応する１つもしくはそれ以上の端
子と電気的接続をなすため、同ワイヤ巻き支柱１８へ巻
き付けられるようにしている。好ましくは、支柱保護体
２２４が、前記ワイヤ巻付は列の上に固定され、そして
カバー・プレート２２６がさらに保護を行なうために前
記パネル２０２上に取り付けられる。

ケーブル２０６の他端部は、航空機内システム２１２ま
たは他のワイヤ一体化パネル２０２と電気的に接続され
、また、ケーブル２０８の他端部はブラックボックス２
０４へ電気的に接続されている。前記嵌合するプラグ形
およびレセプタクル形コネクタの組立体２１０．１０は
、モジュラ−化されねばならず、且つパネルへ取り付け
ることが可能でなければならず、且つ一様にキー止めさ
れねばならず、且つ嵌合時には整列され、キー止めされ
、そして方向性を付与される要領で容易に引っ掛けるこ
とが可能でなければならず、さらに容易に外すことが可
能でなければならない。一体化パネル２０２は、自らヘ
レセブタクル形コネクタ■０を取付けられることができ
るとともに、総合副組立体として、自動的または半自動
的にワイヤを取り付けられ、また前記航空機内への取り
付けの前にテストされ、さらに、必要ならば、テスト、
修理、または交換のために前記航空機から取り外される
ことができる。

一体化パネル２０２は、ヒンジ２１４の個所で支持構造
２１６ヘヒンジ状に取り付けられ、それゆえ、当該一体
化パネルの後面への接近を容易にするため、支持構造２
１８から前方へ下降されることができる。

このように、一体化パネル２０２の後面へ接近するのが
容易であることは、他の規格で製造された航空機を特定
の顧客航空路線のエビオニクス（ａｖｌ。

ｎ１ｃｓ）的条件に合うように適合させるために本質的
に必要な、プログラムの作成および再作成を容易にする
。

第３図は２列式プラグ形コネクタ２１０を示し、これは
、第２図の一体化パネル２０２へ取り付けられる２列式
しセプタクル形コネクタｌＯの嵌合面と嵌合することが
でき、また１列の端子１６のワイヤ巻き支柱１８を示し
、同ワイヤ巻き支柱１８はレセプタクル形コネクタ１０
のワイヤ巻き面１４から突出している。

第４図において、レセプタクル形コネクタｌＯは、ワイ
ヤ巻き面１４を有する絶縁ハウジング１２と、１列の接
点端子１６とを備え、接点端子１６はワイヤ巻き面１４
から外側へ突出するワイヤ巻き支柱区域１８を有してい
る。各端子ｔａは、これらの他端部にピン形接点区域２
０を有する状態で示され、ビン形接点区域２０は、第３
図の嵌合するプラグ形コネクタ２１０のソケット形端子
と嵌合することができる。

代表的な導電ワイヤ２１８が、コネクタｌＯの稼働使用
のために既にワイヤ巻き支柱１８の周囲に巻き付けられ
た状態で示されているが、ワイヤ巻き付けは、コネクタ
ｌＯをパネル２０２に対して従来の方法および装置（図
示せず）により取り付けられた後に行なわれる。

第５図を参照すると、端子１６は胴体区域２２を備えて
いる。この胴体区域２２は、ビン形接点区域２０の基部
に近いそれに反対向きの第１および第３サイズ上に大き
いストッパー肩２４を有するとともに、ワイヤ巻き支柱
区域１６の基部に近い同様に第１および第３サスド上の
切欠２６と、同様に前記第１および第３サイド上の支柱
区域１８の基部におけるテーパーを付けられた移行面２
８と、支柱区域１６の端部に形成されたテーパー付きの
鈍い端部３０とを有している。各切欠２６は、次第にテ
ーパーを付けられた表面３２を有し、各表面３２はスト
ッパー肩２４へ向くストッパー表面３４へ到達し、一方
、各ストッパー肩２４は、各切欠２６に面する大きいス
トッパー表面３Ｂを構成している。胴体区域２２は、ダ
イス手段（図示せず）により打ち抜かれることができる
各ストッパー肩２４、各切欠２６、および各移行面２８
を含めて１平面内に配置され、また端子１６は担持スト
リップ（帯材）の形態に打ち抜かれることができる。ピ
ン形接点区域２０は、周面が丸くなるように冷間加工も
しくはネジ加工されることができ、ワイヤ巻き支柱区域
１８は、４角形の断面に打ち抜かれることができ、そし
てテーパーを付けられた鈍い端部３０は、その形状を完
成するようにステ−ジ加工されることができる。支柱１
６の端部は、ハウジングへ挿入する前に取り扱うための
第１担持ストリツプ（図示せず）へ、切断されるまで接
続されたままにされることができ、同様に平行な第２担
持ストリツプ（図示せず）の一部を実際に備える肩２４
もそのようにされることができる。そのような端子１６
は、好ましくは０．０４５インチの厚さの金属材料から
打ち抜かれることができ、支柱１８は０．０４５インチ
の四角形であってもよい。二裂のストリップ材料が、ベ
リリウム銅合金からなる胴体区域２２および支柱１８に
対して使用されることができ、一方、ビン形接点区域は
、例えば、冷間加工を容易にするために高張力変態銅合
金ＨＮＳＣ１９４００からなることができ、また前記２
つの金属ストリップは、大きい各層２４を通って延在す
る重ねられた担持ストリップと溶接されることができる
。支柱１８は錫でメッキされ、ピン形接点区域２０は選
択的に金でメッキされることができる。

印刷回路基板へ取り付けられるコネクタのための端子は
、ピン形状の接点区域を有することができ、当該ピン形
状の接点区域は、ワイヤ巻き支柱よりも、印刷回路基板
のスルーホールへ挿入された後に、同印刷回路基板の導
電経路ヘロウ付けされるのに適している。

第４および６Ａ図を参照すると、ハウジング１２は、過
度の熱に抵抗するためにグラスファイバーを持つポリエ
チレンやテレフタレートのような熱可塑性樹脂から成形
されることができる。複数の通路４０が、後面もしくは
嵌合面４２から前面もしくはワイヤ巻き面１４まで延在
するとともに、複数の列内に整列され、またワイヤ巻き
面１４に沿って各列の通路は深い溝４４により交差され
ている。各深い溝４４は、一対の平行な弾性壁４６Ａ、
４８Ｂの反対向きの内表面により設定され、弾性壁４６
Ａ、　４６Ｂは、ハウジング１２の横断方向の基部４７
から後面４２に沿って前面１４の方へ延在し、且つ各壁
は、より厚い基部と、テーパーを付された、より薄い上
部とを有するのが好ましい。各通路４０の主要部は、端
子１６の長さと比較して軸方向に短く、また各通路４０
の前端部は、対向する垂直凹部４８Ａ、　４８Ｂのペア
から構成され、四部４８Ａ、　４８Ｂの中には、各端子
胴体区域２２の大部分が固定されることになる。

隣接する列の通路４０の壁４８Ａ、４８Ｂ間には、平行
な深い解放溝５０Ａ、５０Ｂがある。端子の挿入時に、
端子１６は、その第１および第３サイドが壁４８Ａ。

４６Ｂへ隣接するように方向を設定され、また端子１６
のワイヤ巻き支柱区域１８は、嵌合面４２から挿入され
るとともに、通路４０を貫通し、且つ垂直凹部４８Ａ、
４８Ｂに沿って突出し、そして最終的に各テーパー付き
移行面２８が、ペアをなすストッパー突起５４の対応す
るテーパー付き表面５２に係合する。

ストッパー突起５４は、垂直四部４８Ａ、　４８Ｂの範
囲内で壁４６Ａ、　４６Ｂから通路４０の中央側へ突出
している。第６Ｂ図において、端子１８をハウジング１
２内へさらに挿通させると、各テーパー付き端子表面２
８が、各テーパー付きストッパー突起表面５２に対して
横方向外側へ押圧するようになるとともに、弾性壁４Ｂ
Ａ、４６Ｂの上部を局部的に偏向させて、解放溝５ＯＡ
、　５０Ｂの中へ向けて横方向外側へ偏向させ、且つ深
い溝４４に対して斜めに偏向させることになる。同時に
、各ストッパー肩２４は、嵌合面４２に沿って通路４０
の細溝状の狭いストッパー凹部５６に入る。各突起５４
のうちの前方へ面したストッパー表面５８が、各切欠２
６により設定される後向きの端子ストッパー表面３４を
通過するに従い、各ストッパー突起５４が各切欠２６に
入ることになり、且つ壁４８Ａ、４８Ｂが、第６Ｃ図に
示されているような端子１６に係合するそれらの通常の
偏向されている位置へ戻ることになり、その結果、端子
の軸方向後方への移動に抗するように、停止状態に係合
することになる。また、各ストッパー突起５４は、好ま
しくは、端子１６を軸方向に整列された状態に保持する
ため、端子１８を把持して固く保持するよう、切欠２６
に対して相対的に寸法を設定される。

各ストッパー眉２４の大きいストッパー表面３Ｂは、ス
トッパー凹部５Ｂのうちの後方へ面した底部表面部分６
０へ停止状態に係合して、端子の軸方向前方への移動を
さらに防止することになる。各ストッパー肩２４は、凹
部５Ｂの側部に当接する状態に配置されることになって
、前記ワイヤ巻き工程において誘起されたトルクにより
発生されるような、挿入後の端子１６の全ての回転を防
止することになる。

端子１６は、この時点でハウジング１２の通路４０内に
固定状態に保持されるとともに、ワイヤが支柱区域１８
の周りに巻き付けられる用意と、嵌合するプラグ形コネ
クタ２１０のソケット端子２２０により嵌合的係合がな
される用意ができる。

第７．８および９図において、外し工具７０が、前部お
よび後部の手動把持部品７２．７４を備える状態で示さ
れ、手動把持部品７２．７４は、互いに対して限界範囲
まで軸方向に移動することができる。

前部の把持部品７２は、主要もしくは第１部品７８の後
部シャフト区域７８の周りで、例えば圧着または接着に
より固定され、また、後部の把持部品７４は、プランジ
ャもしくは第２部品８２の後部シャフト区域８０へ同様
に固定される。プランジャ部品８２の前部シャフト区域
８４は、主要工具部品７８の後部シャフト区域７６にお
ける六８６の範囲内に配置され、且つそれに沿って摺動
可能であり、またプランジャ部品８２は、プランジャ・
ピン８８により主要部品７８へ固定され、プランジャ・
ピン８８は、主要部品７８の前人９０内へ挿入されると
ともに、プランジャ部品８２の前部シャフト区域８４に
おける小さい穴９２の中へ圧入される。プランジャ・ピ
ン８８は、拡大された前頭部９４を有し、この前頭部９
４は、主要部品７８の前人９０内の環状ストッパー肩９
６の正面に配置される（第９図）。前穴９０は、端子１
６の四角形のワイヤ巻き支柱区域１８を自らの中へ完全
に受容するように寸法を設定される。

次に、第１ＯＡおよび１０８図を参照すると、主要工具
部品７８の全部シャフト区域９８の前端もしくは作用端
部には、一対の対向する＠１００があり、各歯１００は
、工具７０がワイヤ巻き支柱区域１８の上へ挿入される
とき、ワイヤ巻き支柱区域１８の第２および第４サイド
に沿って、当該ワイヤ巻き支柱区域１８に跨がるように
互いに離間されている。また各歯１００は、垂直凹部４
８Ａ、４８Ｂのそばで満４４に入るように形作られてい
る。各歯１００は、壁に係合する表面１０４　Ａ、　１
０４　Ｂの前方側に、丸みを付けうれた端部１０２を有
し、表面１０４　Ａ、　１０４　Ｂは、好ましくは約８
″の角度で外側へテーパーを付けられる。歯のストッパ
ー表面１０６　Ａ、　１０８　Ｂは、壁４８Ａ、　４８
Ｂが壁に係合する表面１０４　Ａ、　１０４　Ｂにより
充分に外側へ偏向されている地点において、溝４４内へ
の各歯１００の入り込みを停止させるように配置され、
それにより、弾性壁４８Ａ、４６Ｂの過度の挿入および
過度のストレスを防止し、また、壁に係合する表面１０
４　Ａ、　１０４　Ｂのテーパーの角度も、壁４６Ａ、
４６Ｂの過度のストレスを最小にするように選択される
。第１０Ｂおよびｌ１図においては、歯１００が完全に
挿入されており、また、充分な壁の局部的偏向が達成さ
れて、各ストッパー突起５４を端子切欠２６から解放さ
せるとともに、ハウジング１２の通路４０からの端子１
６の引き抜きを可能にしている。

壁４６Ａ、４８Ｂが第１１図に示されているように偏向
されると、前記工具７０のプランジャ区域が後部把持部
品７４により作動されて、全部把持部品７２側へ押圧さ
れる。前記１２Ａおよび１２６図に示されているように
、この作動は、プランジャ部品８２を軸方向前方へ移動
させるとともに、プランジャ・ピン８８の平坦端部を端
子支柱端部３０へ押し付け、この平坦端部は端子１６を
通路４０に沿って後方へ充分な離間に亘って押し、それ
により各切欠２６をストッパー突起５４から遠ざかる方
へ移動させる。次に、端子１６は、ピン形接点区域２０
または大きい肩２４を引っ張ることにより、通路４０か
ら完全に外されることができる。なぜなら、その時点で
は、どのストッパーｉ面も軸方向後方へ移動を防止しな
くなるからである。

したがって、前記接点保持システムは、前記除去された
端子により空にされた通路４０内へ新しい同様の端子１
６を挿入することができるように、そのままにされる。

本発明の接点保持システムは、ここで説明したちの以外
の他のコネクタ・システムにも用いることができ、また
変更をなし得ることは言うまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は、本発明において使用することが
できるワイヤ一体化システムの概略図および斜視図であ
る。 第３図は、第１および２図のシステムのワイヤ一体化パ
ネル上で使用するための嵌合されたプラグ形およびレセ
プタクル形コネクタの斜視図である。 第４図は、レセプタクル形コネクタの７１ウジングの斜
視図であって、このハウジングが１列の端子を有し、同
端子は前記ハウジングのワイヤ巻き面から突出するワイ
ヤ巻き支柱を有している状態と、１つの端子が前記嵌合
面から分解されている状態とを示す斜視図である。 第５図は、本発明の端子の斜視図である。 第６Ａ図、第６Ｂ図、および第６Ｃ図は、第５図の端子
の部分縦断面図であって、同端子が前記ハウジングの各
通路内へ挿入され、そして次に同通路内に保持される様
子を示し、また第６Ａ図は第４図の６Ａ−６Ａ線に沿っ
て取られた断面図となっている。 第７図、第８図、および第９図は、本発明の外し工具の
斜視図、分解図、および縦断面図である。 第１０Ａ図および第１０Ｂ図は、第７図の工具の挿入と
端子の解放を連続的に示す拡大部分断面図である。 第１１図は、第１０Ｂ図の１１−１１線に沿って取られ
た拡大断面図であって、端子（仮想線で図示）の横にお
ける前記ハウジングの壁を偏向させている前記工具を示
す断面図である。 第１２Ａ図および第１２６図は、挿入後の前記工具の概
略断面図であって、前記端子を前記ハウジングから解放
するためのプランジャの動作を示す断面図である。 １０・・・レセプタクル形コネクタ １２・・・ハウジング　　　　１４・・・ワイヤ巻き面
１６・・・端子　　　　　　　１６・・・ワイヤ巻き支
柱２０・・・ビン形接点区域　　２２・・・胴体区域２
４・・・ストッパー肩　　　２６・・・切欠２８・・・
移行面　　　　　　３０・・・鈍い端部３２・・・表面 ３４．３８・・・ストッパー表面 ４０・・・通路　　　　　　　４２・・・嵌合面４４・
・・溝　　　　　　　　４８Ａ、　４６Ｂ・・・弾性壁
４７・・・基部　　　　　　　４８Ａ、　４８Ｂ・・・
垂直凹部５０Ａ、　５０Ｂ・・・解放溝　　５２・・・
テーパー付き表面５４・・・ストッパー突起　　５Ｂ・
・・ストッパー凹部５８・・・ストッパー表面　　６０
・・・底部表面部分７０・・・外し工具　　　　　７２
．７４・・・手動把持部品７８・・・後部シャフト区域
　７８・・・第１部品８０・・・後部シャフト区域　８
２・・・第２部品８４・・・前部シャフト区域　８６・
・・穴８８・・・プランジャ赤ピン　９０・・・前人９
４・・・前頭部　　　　　　９ト・環状ストッパー肩１
００・・・歯 １０４　Ａ、　１０４　Ｂ・・・壁に係合する表面１０
８　Ａ、　１０８　Ｂ・・・ストッパー表面２００・・
・ワイヤ一体化システム ２０２・・・ワイヤ一体化パネル ２０４・・・ブラックボックス ２０６．２ＱＩＩＩ・・・ケーブル ２１０・・・プラグ形コネクタ ２１４・・・ヒンジ　　　　　２１６・・・支持構造２
１８・・・導電ワイヤ ２２０・・・レセプタクル形コネクタ ２２２・・・プラグ形コネクタ　２２４・・・支柱保護
体２２６・・・カバープレート 巳■口、Ｅ口

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）連係する複数の列の通路（４０）内へ挿入される
   複数の接点端子（１６）を有する電気コネクタ（１０）
   であって、絶縁性ハウジング（１２）を具備し、このハ
   ウジング（１２）は、後面（４２）に近い横断方向の基
   礎部分（４７）と、複数のペアをなす平行な壁（４６Ａ
   、４６Ｂ）とを備え、前記壁（４６Ａ、４６Ｂ）は、上
   記後面（４２）から前面（１４）側へ向かって前方に突
   出し、また前記ハウジング（１２）は、複数の端子受容
   通路（４０）を備え、同通路（４０）は、前記各ペアを
   なす壁における壁（４６Ａ、４６Ｂ）の内表面間で、前
   記後面（４２）から前記前面（１４）まで、前記ハウジ
   ング（１２）を貫通して延在し、前記各通路（４０）と
   連係される前記各ペアの壁（４６Ａ、４６Ｂ）は、同通
   路（４０）に対して横断する第１の方向において、同通
   路（４０）の両側から横方向へ連続的に延在し、前記ハ
   ウジングは、さらに、前記各ペアの壁（４６Ａ、４６Ｂ
   ）の外表面に沿う解放溝（５０Ａ、５０Ｂ）を備え、そ
   の結果、前記前面（１４）に近い前記各ペアの壁のうち
   の前記壁の一部分が、前記第１方向に対して直交する横
   断方向において、前記各通路（４０）から横方向外側へ
   局所的に偏向されるように構成され、前記各通路（４０
   ）は、前記各ペアの壁（４６Ａ、４６Ｂ）の対向する各
   区域（４８Ａ、４８Ｂ）により設定される前端部を備え
   、前記各壁区域（４８Ａ、４８Ｂ）は、対向する各スト
   ッパー突起（５４）を備え、各ストッパー突起（５４）
   は、前向きのストッパー表面（５８）と、次第にテーパ
   ーを付けられた後向きの表面（５２）とを有し、又同様
   の複数の接点端子（１６）が、前記複数の通路（４０）
   とそれぞれ連係され、同端子（１６）の各々は、前部接
   点区域（１８）を備え、同前部接点区域（１８）は、前
   記後面（４２）から前記前面（１４）まで前記通路（４
   ０）内へ挿入されるように構成され、さらに同端子（１
   ６）の各々は、胴体区域（２２）と後部接点区域（２０
   ）とを備え、前記胴体区域（２２）は、前向きのストッ
   パー手段（３６）を備え、同ストッパー手段（３６）は
   、前記通路（４０）内への前記端子（１６）の完全な挿
   入時に、前記ハウジング（１２）の後向きのストッパー
   表面（６０）と係合することができ、また同ストッパー
   手段（３８）の前部の前記胴体区域（２２）は、一対の
   対向する切欠（２６）を備え、同各切欠（２６）は、前
   記ハウジングの各ストッパー突起（５４）と連係さ 黷驍■■烽■A後向きのストッパー表面（３４）を有し
   、且つ、前記通路（４０）内への前記端子（１６）の完
   全な挿入時には、前記ストッパー突起（５４）を自らの
   中へ受容するように配置構成されており、前記切欠（２
   ６）の前部の前記胴体区域（２２）は、さらに、複数に
   対向し且つ次第にテーパーを付けられた前向きの移行面
   （２８）を備え、同各移行面（２８）は、前記各ストッ
   パー突起（５４）における前記次第にテーパーを付けら
   れた後向きの表面（５２）と係合するように構成され、
   且つ前記通路（４０）内への前記端子（１６）の挿入時
   には、前記壁区域（４８Ａ、４８Ｂ）の上部を前記スト
   ッパー突起（５４）の個所において横方向外側へ押し、
   それにより前記端子（１６）が前記通路（４０）内へ完
   全に挿入されるのを可能にするとともに、前記切欠（２
   ６）が、前記ストッパー突起（５４）に近い位置まで軸
   方向前方へ移動されるのを可能にし且つ、前記偏向され
   た壁区域（４８Ａ、４８Ｂ）の上部が前記端子（１６）
   に当接するようにそれらの元の位置へ戻るときには、同
   切欠（２６）が前記各ストッパー突起（５４）を自らの
   中に受容して、前記端子（１６）の軸方向後方への移動
   を停止させるのを可能にし、それゆえ、前記端子（１６
   ）の各々が、前記ハウジング（１２）内に保持されるこ
   とを特徴とする電気コネクタ。
2. （２）前記各通路（４０）の前端部における前記壁区域
   が、垂直凹部（４８Ａ、４８Ｂ）を備えていることを特
   徴とする請求項１記載の電気コネクタ。
3. （３）前記対向する壁（４６Ａ、４６Ｂ）の複数のペア
   が、自らの間に連続的な溝（４４）を形成し、前記各通
   路（４０）において前記壁区域に近い前記溝（４４）は
   、前記ハウジングの前面（１４）から自らの中へ工具手
   段（７０）の端部を受容するように構成され、前記工具
   手段（７０）は、その端部において前記対向する壁（４
   ６Ａ、４６Ｂ）を横方向外側へ局部的に偏向させて、前
   記各解放溝（５０Ａ、５０Ｂ）のうちの隣接するものの
   中へそれぞれ向かわせ、それにより、前記通路（４０）
   のストッパー突起（５４）を同通路（４０）内に配置さ
   れた前記端子（１６）の切欠（２６）との停止係合状態
   から外れるように移動させ、それにより、前記端子（１
   ６）が前記ハウジング（１２）から外れる後方への除去
   を可能にするように構成されていることを特徴とする請
   求項１記載の電気コネクタ。
4. （４）ハウジング（１２）の通路（４０）から端子（１
   ６）を外す方法であって、前記端子（１６）のうちの対
   向する第２および第４サイド上ヘ工具手段（７０）の作
   用端部の複数の部分（１００）を挿入することにより、
   および前記工具部分（１００）により係合される前記第
   ２および第４サイド上で前記端子（１６）に隣接する壁
   （４６Ａ、４６Ｂ）の対向する部分へ前記部分（１００
   ）を当接することにより、前記端子（１６）の対向する
   第１および第３サイドに沿って延在する前記対向した連
   続的な壁（４６Ａ、４６Ｂ）の区域を横方向外側へ局所
   的に偏向させ、それにより、対向する壁（４６Ａ、４６
   Ｂ）の前記各区域における端子係合用ストッパー手段（
   ５４）が、前記端子（１６）との停止係合状態から遠ざ
   かる横方向へ移動されるようにする工程と、前記端子（
   １６）を前記通路（４０）に沿って軸方向に押し、前記
   ストッパー手段（５４）による停止係合から外す工程と
   を具備することを特徴とする端子を外す方法。
5. （５）前記偏向させる工程が、前記工具手段（７０）を
   前記ハウジング（１２）側へ押圧し、それにより、前記
   工具手段（７０）の作用端部上の、外側テーパーを付け
   られた複数の当接表面が、前記対向する壁（４６Ａ、４
   ６Ｂ）の各部分に対してカム作用を行なって、それらを
   横方向外側へ向けることを特徴とする請求項４記載の方
   法。
6. （６）前記端子を付勢することが、前記工具手段（７０
   ）のプランジャ部品（８２、８８）を前記端子（１６）
   の前端部（３０）へ向けてこれに当接させるよう、軸方
   向へ作動させ、それにより前記端子（１６）を移動させ
   ることを備えていることを特徴とする請求項４記載の方
   法。
7. （７）ハウジング（１２）の面（１４）に沿って、複数
   の対向する連続的な平面壁（４６Ａ、４６Ｂ）の各スト
   ッパー区域（５４）間から端子（１６）を外すための工
   具（７０）であって、前記端子（１６）は、前記ハウジ
   ング面（１４）から外側へ突出する接点区域（１８）を
   備え、前記工具（７０）は第１部品（７８）を具備し、
   この第１部品（７８）は、作用端部まで延在する前部シ
   ャフト部分（９８）を備え、さらに同第１部品（７８）
   は後部シャフト部分（７６）を備え、この後部シャフト
   部分（７６）は、第１把持手段（７２）と、輪郭のある
   穴とを備え、この穴は、前記前部および後部シャフト（
   ９８、７６）のそれぞれを貫通する前部および後部穴部
   分（９０、８６）を有し、また前記工具（７０）は第２
   部品（８２）を具備し、この第２部品（８２）は、前記
   第１部品（７８）に対して固定されるとともに、それに
   対して軸方向に摺動可能であり、且つ第２部品（８２）
   は第２把持手段（７４）を備え、この第２把持手段（７
   ４）は、前記第１把持手段（７２）から軸方向後方へ離
   間され、前記第２部品（８２）はプランジャ・シャフト
   （８４）を備え、プランジャ・シャフト（８４）は、少
   なくとも前記後部穴部分（８６）の範囲内でプランジャ
   端部（９４）まで前方へ延在し、このプランジャ端部（
   ９４）は、前記作用端部から後方へ離間されて前記前部
   穴部分（９０）内に配置され、また同プランジャ端部（
   ９４）は、前記第２部品（８２）が第１位置から第２位
   置まで前方へ前記第１部品（７８））に対して移動可能
   であるとき、第１位置から第２位置まで前方へ、前記前
   部穴部分（９０）の範囲内で軸方向に移動可能であり、
   前記前部穴部分（９０）は前記工具（７０）が端子除去
   のために適所におかれるとき、前記作用端部から自らの
   中へ端子（１６）の接点区域（１８）を受容するよう構
   成され、前記作用端部は、前記端子（１８）に対する前
   記壁のストッパー区域（５４）の停止係合状態を外すた
   め、前記ハウジング面（１４）側へ移動することにより
   、前記接点区域（１８）のそばにおけるハウジング壁（
   ６４Ａ、６４Ｂ）の区域を横方向外側へ局所的に偏向さ
   せるように構成され、また前記プランジャ端部（９４）
   は、前記作用端部が前記壁（６４Ａ、６４Ｂ）を局所的
   に偏向させ、そして前記第２部品（８２）が前記第１位
   置から前記第２位置まで強制移動させたときに、前記接
   点区域（１８）が端部（３０）に係合するように配 u構成されており、それゆえ、前記端子（１６）は、前
   記ハウジング面（１４）に関して軸方向後方へ選択され
   た距離に亘って移動され、そして前記ハウジング（１２
   ）からの除去のため、前記ストッパー区域（５４）によ
   る停止係合から外されることを特徴とする端子外し工具
   。
8. （８）前記作用端部が、前記前部穴部分（９０）の対向
   する側部上に、一対の離間された歯（１００）を備え、
   各歯は、テーパーを付けられた前向きの複数の対向する
   側面を備え、当該各第１側部上の側面と、当該各第２側
   部上の側面は、前記ハウジング（１２）の近距離に離間
   された弾性壁（４６Ａ、４６Ｂ）に同時に係合するとと
   もに、これらの係合された部分を横方向外側へ局所的に
   偏向させるよう、ほぼ同一平面内に位置していることを
   特徴とする請求項７記載の工具。
9. （９）前記プランジャ・シャフト（８４）が、これらの
   前端からこれの中へ延在する小さい穴（９２）を備え、
   さらに前記第２部品（８２）はプランジャ・ピン（８８
   ）を備え、このプランジャ・ピン（８８）は、前記第１
   部品（７８）の前記前部穴部分（９０）内へ挿入された
   後に、前記小さい穴（９２）の中へ圧入され、同プラン
   ジャ・ピン（８８）は、拡大された前端部（９４）を有
   し、この前端部（９４）は、後向きの環状ストッパーを
   構成し、この環状ストッパーは、前記第１部品（７８）
   に対する前記第２部品（８２）の後方への軸方向移動を
   停止させるよう、前記第１部品（７８）の前記輪郭のあ
   る穴（８６、９０）に沿って、前向きの環状肩（９６）
   と協働することができ、また前記プランジャ・ピンの前
   端部が、前記プランジャ端部（９４）を備えていること
   を特徴とする請求項７記載の工具。