JPS63290258A - コンポジット薄膜の形成方法 - Google Patents

コンポジット薄膜の形成方法

Info

Publication number
JPS63290258A
JPS63290258A JP12452187A JP12452187A JPS63290258A JP S63290258 A JPS63290258 A JP S63290258A JP 12452187 A JP12452187 A JP 12452187A JP 12452187 A JP12452187 A JP 12452187A JP S63290258 A JPS63290258 A JP S63290258A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
substance
forming
composite
columnar structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12452187A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kitahata
真 北畠
Shinichiro Hatta
八田 真一郎
Hideaki Adachi
秀明 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP12452187A priority Critical patent/JPS63290258A/ja
Publication of JPS63290258A publication Critical patent/JPS63290258A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新しい概念の材料として最近注目されてきたコ
ンポジット材料としての薄膜の形成方法に関するもので
ある。コンポジット材料とは、従来のセラミクスなどと
は異なり、異峠の材料を混合してそれぞれの材料が木来
持つ特性の中間的な性質を得るのではなく、2つ以上の
材料をコンポジットすることにより、それぞれの材料の
持つ本来の特性をさらに優れたものとして引き出すこと
を目的とした混成の材料である。コンポジット材料によ
り、優れた1軸性の圧電特性を示す材料や、大きな1軸
巽方性を有する磁性体などが得られ、これら以外にも新
しい構成や新しい材料がこれからも1Ff1発されるも
のと期待される。
従来の技術 従来のコンポジット材料は第4図に示すように、たとえ
ばセラミクスや結晶からなる柱状に成形されだ物質1を
治具によって一定の間隔を保って多数を平行に並べ、物
質1の間や全体の周囲を、たとえば有機物からなる充て
ん材2で充たして、これを固めることによって形成され
ていた。
光切が解決しようとする問題点 しかし、このような従来のコンポジット材料の形成方法
では、まずセラミクスまたは結晶を形成し、それを切り
出して柱状に成形し、それを一定間隔を保って多数平行
に並べ、有機物を充てんするという多くの繁雑な工程を
必要とし、またバルクのセラミクスや結晶から切り出し
て成形するため、薄膜化して積層したり、他の素子と集
積したりすることができないという問題があった。
本発明は上記問題点を解決するものであり、工程が簡便
で、しかも薄膜状のコンポジット材料を作ることができ
るコンポジット簿膜の形成方法を提供することを目的と
するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため、本発明は、基板の上に柱状
構造を有する第1の物質よりなる薄膜を形成し、上記W
1glをエツチングして上記柱状構造上のそれぞれの柱
を分離させて隙間を有する柱状4M造薄膜とし、この柱
状II造薄膜の隙間に上記第1の物質とは異なる第2の
物質を埋め込んでコンポジット簿膜とすることを特徴と
する。
作用 上記方法により、まず基板の上に柱状@造を有する第1
の物質よりなる薄膜を形成する。前記柱状4i1を道中
にはバウンダリーが多数存在するため、柱状構造を有す
る前記薄膜にエツチング操作を施すとバウンダリーにそ
ってエツチングが各各の柱そのものよりも効率的に作用
し、各各の柱が分離して隙間を持った柱状4!l造M脱
となる。この隙間をもった柱状構造fIWiにこの薄膜
の補選物質とは異なる第2の物質を流し込むことにより
上記薄膜を充てんすると従来の形成方法によって得られ
るコンポジット材料と同様の構成の゛薄膜状のコンポジ
ット材料が簡便に形成される。
実施例 以下、本発明のコンポジット薄膜の形成方法を図面に基
づいて説明する。
まず、全体のコンポジット簿膜の形成方法の工程を第1
図に基づいて説明する。第1図(a)に示すように、基
板11の上に結晶質の第1の物質よりなる薄膜2を形成
する。すると。薄膜12は柱状4Ml 造13をとる場
合が多い。特に、基板11の表面への薄膜12を形成す
る飛行粒子が高い運動エネルギを持っているスパッタ蒸
着法になどにて薄膜12を形成すると柱状構造13が得
られやすい。次に、柱状構造13を有する薄v!12に
エツチング操作を施ず。
すると、柱状4’413の中にはバウンダリー14が多
数存在するため、バウンダリー14に沿ってエツチング
が各各の社15より効率的に作用し、第1図(b)に示
すように各各の柱15が分離し、隙間16を持った柱状
構造薄膜17が得られる。この場合のエツチング操作は
、たとえばイオンビームスパッタなどの膜表面の平滑化
などに用いられるようなエツチングではなく、溶液を用
いるウェットエツチングなどが適している。これは溶液
がバウンダリー14に浸透して、そこでもエツチングが
起こるためと乃えられる。次に、この隙間16を持った
柱状@漬薄膜17にこの薄膜の構造物質とは51シなる
第2の物質18を流し込むことにより前記隙間16を充
てんする。すると、第1図(C)に示Jように、従来の
形成方法によって1ツられろコンポジット材料と同様の
構成のコンボジツ(・λや膜19が簡便に形成される。
次に、具体的実施例を説明する。
実施例1 本発明の実施例1には製造した酸化亜30コンポ。
ジット簿膜圧電アクチュエータの要部断面図を第2図に
示して説明する。まず、電極21を表面に蒸着したガラ
ス基板22にさらに圧電体である酸化亜鉛(ZnO)の
薄膜を形成する。スパッタガスをアルゴンと酸素の(1
:1)混合ガスとし、5×10’ Torrのガス圧で
ZnOのセラミクス板をターゲットとし高周波でスパッ
タ7/S着すると、100°C程度に保たれたガラス基
板22の電極21の上に柱状構造を示すC軸配向ZnO
神膿が得られる。このZnO薄膜を塩酸5%溶液に浸し
エツチングする。
すると、第1図(b)に示したようなZnOの柱23と
隙間を有する薄膜を得る。この薄膜の隙間にZnOより
軟性の紫外線硬化樹脂24を流し込み紫外線を照射する
。すると、紫外S硬化樹脂24が2noの柱23の隙間
を充てんし硬化してZnOの柱23と紫外FA硬化樹脂
24とのコンポジット簿膜25が得られる。さらに表面
に電極26を蒸着することにより、第2図に示すような
圧電アクチュエータを得る。コンポジット簿膜25は圧
電体の柱状でその周囲を軟性の樹脂が囲んでいるため厚
み方向の圧電硬化が有効となり厚み振動において、バル
クのZnOと比べても大きな電気機械結合定数を示し、
高効率の圧電アクチュエータとして有効であった。
また、この圧電のコンボジッF−膜25を積層して大き
な変位量を得ることも可能である。
実施例2 本発明の実施例2にて製造したコバルトco−クロムC
rコンポジット薄膜の要部断面図を第3図に示して説明
する。まず、アルゴンガスをスパッタガスとしてコバル
トCOの薄膜を実施例1と同様の条件でガラス基板22
の上に形成する。この薄膜は柱状構造を有しており、こ
れを@醒10%の溶液でエツチングすると隙間を右覆る
COの社31により構成された薄膜となる。さらに、こ
の薄膜の表面にクロムCrの薄膜32を形成すると、第
3図に承りように前記隙間おJ:び上部にCrが充てん
される。これを第3図の点Fi (a ) ”c−示す
位Uまで、1JなわちCOの柱31が表面に現れるまで
Crの薄膜32の表面から研磨する。すると、強磁性の
COが柱状で、その周りを非磁性のCrによって囲まれ
た磁気的異方性を持ったGO−Crのコンポジット帽1
3が形成される。これにより従来の蒸着法などで行られ
るCo−Qr−薄膜よりも大きな磁気異方性を有する保
持力の大さな磁気メモリ用の簿膜が得られた。ここで柱
状H3aを右−するCO薄膜はスパッタM者法以外に熱
蒸着法などによっても形成可能であり、スパッタ蒸着法
に限られるものではない。
実施例3 実施例1ど同様にガラス!、【仮22のトにZnOの柱
23の紫外FA&f!化樹脂24によるコンポジット薄
膜25を形成J−る。次に、このコンポジット薄膜25
を再度塩酸5%の溶液でエツチングすると、ZnOの社
23がエツチングされて除人され紫外線硬化樹1指24
が残った薄膜が得られる。この;t9膜のZnOの柱2
3のあとおよび上部にCOを蒸着して表面をラッピング
すると、すなわちZnOの社23のあとにCOを埋め込
むと、COが柱状で隙間が紫外線硬化樹脂24で構成さ
れた磁性コンポジット薄膜が1!Iられる。この薄膜に
おいてはznO薄膜が最終的にサベてエツチングされる
ので、znOの最初のエツチングの後にこのZnOの柱
23にjfflMが残ったとしてもmMによるコンポジ
ット膜25の形成後の特性劣化などの心配が除かれる。
yと明の効果 以上のように本発明によれば、基板の上に柱状情態を有
する第1の物質からなる薄膜を形成し、この薄膜をエツ
チングして前記柱状siの柱を分離して隙間を形成し、
この柱の周りの隙間を第2の物質で充てんしてコンポジ
ット薄膜とするため、従来よりも簡便にコンポジット材
料を形成覆ることができ、しかも薄膜状の乙のを1iす
ることができ、その工業的価鎮は人さい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の]ンボジツト薄膜の形成方法の工程を
順に示V薄膜の断面図、第2図は本発明の実施例1のZ
 n Q 二rンポジツ]〜薄膜圧電アクチュ1−夕の
髄部断面図、第3図は木!を明の実施例2のG O−C
rコンポジット薄膜の要部所面図、第4図番よ従来のコ
ンポジット材料の斜視図である。 11・・・基板、12・・・薄膜、13・・・柱状構造
、1ト・・社、16・・・隙間、18・・・第2の薄膜
、19・・・コンボジン1〜薄膜。 代理人   森  木  八  弘 第1図 第2図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板の上に柱状構造を有する第1の物質よりなる薄
    膜を形成し、上記薄膜をエッチングして上記柱状構造中
    のそれぞれの柱を分離させて隙間を有する柱状構造薄膜
    とし、この柱状構造薄膜の隙間に上記第1の物質とは異
    なる第2の物質を埋め込んでコンポジット薄膜とするコ
    ンポジット薄膜の形成方法。 2、柱状構造を有する第1の物質よりなる薄膜をスパッ
    タ蒸着法によって形成する特許請求の範囲第1項記載の
    コンポジット薄膜の形成方法。 3、第1の物質よりなる薄膜を溶液を用いてエッチング
    する特許請求の範囲第1項記載のコンポジット薄膜の形
    成方法。 4、第1の物質が圧電材料で構成され、第2の物質が第
    1の物質に比べて軟性の物質で構成される特許請求の範
    囲第1項記載のコンポジット薄膜の形成方法。 5、第2の物質が樹脂で構成される特許請求の範囲第4
    項記載のコンポジット薄膜の形成方法。 6、第1の物質が強磁性体で構成され、第2の物質が非
    磁性体で構成される特許請求の範囲第1項記載のコンポ
    ジット薄膜の形成方法。 7、基板の上に柱状構造を有する第1の物質よりなる薄
    膜を形成し、上記薄膜をエッチングして上記柱状構造中
    の各各の柱を分離させて隙間を有する柱状構造薄膜とし
    、この柱状構造薄膜の隙間に上記柱を形成する第1の物
    質とは異なる第2の物質を埋め込み、上記第1の物質よ
    りなる柱をエッチングして除去し、その後に上記第1、
    第2の物質とは異なる第3の物質を埋め込んでコンポジ
    ット薄膜とするコンポジット薄膜の形成方法。 8、第3の物質を蒸着法によって形成し、第1の物質よ
    りなる柱を除去したあとの隙間と上部に形成された第3
    の物質を表面からラッピングすることにより第2の物質
    と第3の物質の柱によつて構成された薄膜を形成する特
    許請求の範囲第7項記載のコンポジット薄膜の形成方法
    。 9、柱状構造を有する第1の物質よりなる薄膜をスパッ
    タ蒸着法によって形成する特許請求の範囲第7項記載の
    コンポジット薄膜の形成方法。 10、第1の物質よりなる薄膜を溶液を用いてエッチン
    グする特許請求の範囲第7項記載のコンポジット薄膜の
    形成方法。 11、第3の物質が圧電材料で構成され、第2の物質が
    第3の物質に比べて軟性の物質で構成される特許請求の
    範囲第7項記載のコンポジット薄膜の形成方法。 12、第2の物質が樹脂で構成されたことを特徴とする
    特許請求の範囲第11項記載のコンポジット薄膜の形成
    方法。 13、第3の物質が強磁性体で構成され、第2の物質が
    非磁性体で構成される特許請求の範囲第7項記載のコン
    ポジット薄膜の形成方法。
JP12452187A 1987-05-20 1987-05-20 コンポジット薄膜の形成方法 Pending JPS63290258A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12452187A JPS63290258A (ja) 1987-05-20 1987-05-20 コンポジット薄膜の形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12452187A JPS63290258A (ja) 1987-05-20 1987-05-20 コンポジット薄膜の形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63290258A true JPS63290258A (ja) 1988-11-28

Family

ID=14887542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12452187A Pending JPS63290258A (ja) 1987-05-20 1987-05-20 コンポジット薄膜の形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63290258A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4201937A1 (de) * 1991-01-25 1992-07-30 Murata Manufacturing Co Piezoelektrisches laminiertes stellglied
US7320164B2 (en) 2002-01-10 2008-01-22 Murata Manufacturing Co., Ltd. Method of manufacturing an electronic component
JP2014009384A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Fujifilm Corp ウルツァイト型複合酸化物及びそれを備えた圧電素子

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4201937A1 (de) * 1991-01-25 1992-07-30 Murata Manufacturing Co Piezoelektrisches laminiertes stellglied
US7320164B2 (en) 2002-01-10 2008-01-22 Murata Manufacturing Co., Ltd. Method of manufacturing an electronic component
JP2014009384A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Fujifilm Corp ウルツァイト型複合酸化物及びそれを備えた圧電素子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE60127402D1 (de) Verfahren zur herstellung von substraten und dadurch hergestellte substrate
CN108603305A (zh) 单晶层、特别是压电层的制造方法
JP2007131943A5 (ja)
JP2003516620A (ja) 圧電トランスデューサの製造方法
Yuan et al. Ferroelastic‐Domain‐Assisted Mechanical Switching of Ferroelectric Domains in Pb (Zr, Ti) O3 Thin Films
JPS63290258A (ja) コンポジット薄膜の形成方法
JP3540047B2 (ja) 微細パターン作成方法
JPS581878A (ja) 磁気バブルメモリ素子の製造方法
DE4325167C1 (de) Verfahren zur Herstellung von PZT-Schichten
JP2008286833A (ja) 3次元フォトニック結晶の製造方法、および3次元フォトニック結晶
US3753814A (en) Confinement of bubble domains in film-substrate structures
Stognij et al. On the visualization of the magnetoelectric coupling region for a thin ferromagnetic layer on a ferroelectric substrate
JP2002048915A (ja) 偏光素子及びその製造方法
JPH0818115A (ja) 複合圧電デバイス
RU2060567C1 (ru) Способ изготовления магнитных пленок
JPH0567525A (ja) 磁性積層体およびその製造方法ならびに磁気抵抗効果素子の製造方法
Tang et al. Self‐assembled patterned CoFe2O4‐SrRuO3 electrodes: Enhanced functional properties by polar nano‐regions reorientation
JP2002287376A5 (ja)
JPH098378A (ja) 磁歪素子
JP2001249224A (ja) 回折格子型偏光素子及びその製造方法
JPS62128109A (ja) 高透磁率積層膜の製造方法
JPS6362805B2 (ja)
JPS61208652A (ja) 磁性透明素子
JPS62149135A (ja) パタ−ン形成方法
JPH01122023A (ja) 高密度フロッピーディスク