JPS63288932A - 新規なセメントの製造方法 - Google Patents

新規なセメントの製造方法

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JPS63288932A
JPS63288932A JP12364887A JP12364887A JPS63288932A JP S63288932 A JPS63288932 A JP S63288932A JP 12364887 A JP12364887 A JP 12364887A JP 12364887 A JP12364887 A JP 12364887A JP S63288932 A JPS63288932 A JP S63288932A
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JP
Japan
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parts
weight
aluminum dross
mixture
aluminum
Prior art date
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Pending
Application number
JP12364887A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Kanai
豊 金井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAGANO ALPHA- KK
Mitsubishi Corp
Original Assignee
NAGANO ALPHA- KK
Mitsubishi Corp
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Publication date
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なセメントに間するものである。
さらに詳しくは、天然に産出する貝化石とアルミニウム
精錬工程などから生成する産業廃棄物であるアルミドロ
スを主要な原料とする新規なセメントに関するものであ
る。これにより貝化石の新しい用途を開拓し、処理の困
難なアルミドロスの有効利用をはかり、品質の優れた新
しいセメントを提供するものである。
〔従来の技術〕
アルミドロスはまたアルミ残灰とも呼ばれ、アルミニウ
ム精錬の際またはアルミニウム合金の溶解なとめ際に酸
化物として生成するものである。
このアルミドロスは、なお金属アルミニウムを相当量た
とえば10重量%程度含有するほか、窒化アルミニウム
や炭化アルミニウムなどもかなりの呈例えば、5〜20
重量%含有している。このアルミドロスは、その中のア
ルミニウム成分を回収するために再度溶解処理されるが
、アルミニウムの回収にも限界があり、最後には産業廃
棄物として捨てられる。しかしながら、このアルミドロ
スの中の窒化アルミニウムや炭化アルミニウムなどは水
と反応すると有害なアンモニアや炭化水素を発生するの
で、簡単に廃棄する訳にもいかず、非常に処理の厄介な
ものである。
このようなアルミドロスの利用方法として、これまで種
々の提案がなされている0例えば、特公昭23−349
号、特公昭26−1124号、特公昭56−5701号
、特開昭51−124117号、特開昭52−1529
28号、特開昭56−78461号は、アルミドロスに
石灰石やドロマイトを加えてアルミナセメントを製造す
る方法を提案している。また特開昭47−34517号
、特開昭48−64106号は、アルミドロスの力゛ス
放出性に着目して、発泡もしくは多孔質のコンクリート
とすることを開示している。
一方、貝化石は、我が国では消電半島近傍の富山、石川
地方に多く産出するもので、千数百万年前の第3紀中新
世期頃の亜熱帯気象期に海中に棲息した魚貝類、原生微
生物、海草などの動植物の遺骸やその破片が堆積、化石
化したものと考えられており、カルシウム、シリカなど
の無機質の他、フミン酸などの有機質成分も含有してい
る。貝化石の利用も、これまで種々提案されており、土
壌改良剤の他例えば、特開昭52−7378号および5
2−140484号はこれを熱処理して結晶水を放出さ
せて、排水浄化のための吸着剤とし、特開昭61−52
871号はハ゛インタ゛−とともに焼結して消臭剤とす
ることを提案している。
しかしながら、いずれの公知技術も、アルミドロスと貝
化石とを組み合わせて利用することを開示したものはな
い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、従来その処理に困っていたアルミドロスと、
産出量はありながら有効な利用があまりなされていなか
った貝化石とを組み合わせて使用し、産業公害を解消す
ると同時に利用価値の高いセメント製品を提供しようと
するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、貝化石5〜11重量部、生石灰3
0〜50重量部もしくは石灰石54〜90重量部、粘土
5〜20重量部もしくは水砕3〜10重量部、アルミド
ロス 20〜40重量部の混合物を、温度600〜12
00℃で焼成し、冷却し、必要に応じ他の成分を加えて
粉砕することを特徴とするセメントの製造方法を提供し
ようとするものである。
本発明は、このように構成したので、これから得られる
セメントは、初期強度が高く、耐熱性・耐光性に優れ、
透水性も良く、収縮が少なく、凝結の開始・終結の時間
制御が容易にできる優れた新規なセメントを提供する。
本発明でいうセメントは、−mに流通している土木建築
用のセメントとはやや趣を異にし、これら土木建築に使
用する以外にも各種の成型体に使用したり、接着剤とし
ても使用できるものである。
すなわち、本発明のセメントは、在来のポルトランドセ
メントよりpHが低く、また透水性を生物の繁殖に有効
であり新規な用途に使用できる。
本発明の方法によって焼成し新規なセメントを得るにあ
たっては、貝化石、アルミドロス、生石灰、粘土等を適
当な粒度にして、焼成してもよいし、貝化石とアルミド
ロスのみを一緒にして焼成したものと、生石灰と粘土を
一緒にして焼成したものを混合してもよく、また、貝化
石、アルミドロス、珪砂を一緒に焼成したものと、生石
灰、粘土を一緒に焼成したものとを混合してもよい。い
ずれにしても、貝化石およびアルミドロスは一緒に焼成
されなければならない、このようにすることによって、
アルミドロス中の有害ガス発生成分が貝化石により無害
化されてセメント成分として有用なものに代わり得るの
である。
焼成温度は任意でよいが、好ましくは600〜1200
℃、より好ましくは700〜1000℃、さらに好まし
くは800〜900℃の範囲である。
焼成装置は、通常のキルン例えば、生石灰焼成用のロー
タリーキルンでもよいし、電気炉を用いてもよい。
本発明の方法で得られるセメントは、新規な硬化性組成
物であり、水と混練するだけで簡単に硬化する。硬化物
は、ttt+ 41強度、圧縮強度、初期強度の機械的
強度が大であるばかりでなく、硬化時の体積収縮が少な
く、表面が滑らかで、型の再現性があり、耐熱性にも優
れるので、ミ構造材としてだけでなく、表面材、装飾材
、工芸品の材料等としても好適である。
本発明の内容をさらに詳細に説明するために、以下に実
施例を示す、実施例における部は、特記しない限り全て
重藍部である。
〔実施例〕
1に1四 貝化石      8 部 アルミドロス  22 部 生石灰     40 部 粘土      15 部 珪砂       8 部 以上の原材料の総量的3000kgを、焼成炉に約1,
000kg/時間の割合で装入し、重油を燃料として、
炉内温度約850℃で4時間焼成した。
ここに使用した焼成炉は、石灰焼成用の中型ロータリー
キルンであり、能力200T/日、内径的2.4転長さ
約42檜、回転数1.2〜1.37分のものであった。
焼成物の甲から、焼成炉の操業条件を考慮し、最も均一
な条件で焼成されたと思われる部分を約1000kg採
取し、冷却した。
”’  PTI」 採取した焼成物93部に、石膏2部、塩化マグネシウム
5部を配合して粉砕し、粒度的250〜300メ、シ、
(タイチー)と した。
ルし籾し七りよLμ(す1丑7 友し1:本発明のセメント:骨材重量比 4:6上記に
より得られたセメント3717gおよび骨材としての水
砕スラグ5576gをビニール袋に入れて空練りし、こ
れを容積1ONのホバートミキサーに入れて、パドルを
低速回転させながら水16001Fを加えて混練した。
影(」:本発明のセメント:骨材重量比 2:8上記A
試料と同様にして、重量比のみ変更して混練した。
4X4X16CIの3連型粋の底にボレエチレンフィル
ムを敷き、その上に上記の混練物(A試料およびB試料
)をそれぞれ入れた。まず、混線物を7分目まで入れ、
振動を与えて1分間脱気し、次いで混練物を一杯に充填
し、同様に1分間脱気した。この上に蒸発防止のために
ビニールの被覆をし、室温に放置した。
22時間後に脱型し、大気中で養生した。
IL1 所定の日数養生した硬化物について、絶乾密度(JIS
−^1161)、吸水率(JIS−八5422) 、曲
げ強度(JIS−^110B)、および圧縮強度(JI
S−^1108)の試験を行った。その結果を第1表に
示す。
また、材令7日の試料について、耐熱試験(JIS−八
1 :304 ’)を行った。この試験は、試料を電気
炉で所定の温度(600,800,1000および12
00℃)まで1時間で昇温し、1時間加熱保持したのち
取り出し、大気中で冷却し、曲げ強度および圧縮強度を
測定した。その結果を第2表に示す。
第2表 〔発明の効果〕 上記のとおり本発明は従来利用価値がなく、むしろ廃棄
するにも困難な問題のあったアルミドロスから、硬化性
、強度に優れ、さらに仕上がりの美しい新規なセメント
を提供するものであり、土木、建築の分野のみならずイ
ンテリア、工芸関係にも有用な材料を提供するものであ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)貝化石5〜11重量部、生石灰30〜 50重量部もしくは石灰石54〜90重量部、粘土5〜
    20重量部もしくは水砕3〜10重量部、アルミドロス
    20〜40重量部の混合物を、温度600〜1200℃
    で焼成し、冷却し、必要に応じ他の成分を加えて粉砕す
    ることを特徴とするセメントの製造方法。 2)焼成時にさらに珪砂2〜14重量部を混合して焼成
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法
    。 3)冷却後または冷却粉砕後、さらに塩化マグネシウム
    を添加することを特徴とする特許請求の範囲第1項また
    第2項記載の方法。 4)冷却後または冷却粉砕後、さらに珪砂2〜14重量
    部、石膏1〜5重量部、塩化マグネシウム2〜8重量部
    を混合することを特徴とする特許請求の範囲第1項から
    第3項までのいずれか1項記載の方法。
JP12364887A 1987-05-22 1987-05-22 新規なセメントの製造方法 Pending JPS63288932A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020041266A (ko) * 2000-11-27 2002-06-01 송유천 패각류와 점토광물을 주원료로 하는 고체의 제조물에 대한제조방법과 그 제조물.
US20090118564A1 (en) * 2007-11-01 2009-05-07 Mccullough Thomas P Method for Stabilization and/or Fixation of Leachable Metals

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020041266A (ko) * 2000-11-27 2002-06-01 송유천 패각류와 점토광물을 주원료로 하는 고체의 제조물에 대한제조방법과 그 제조물.
US20090118564A1 (en) * 2007-11-01 2009-05-07 Mccullough Thomas P Method for Stabilization and/or Fixation of Leachable Metals
US9409046B2 (en) * 2007-11-01 2016-08-09 Remedium Services Group, Llc Method for stabilization and/or fixation of leachable metals

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