JPS63286526A - 赤泥の有効利用法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアルミニウム製錬Ｋｊ？ける電解原料となるア
ルミナをバイヤー法で製造する時発生する赤泥の有効利
用法に関するものである。

〔従来の技術〕

これまでに公表された赤泥処理法は次のように三大別さ
れる：■乾燥してセメント原料、製鉄原料、骨材として
の利用、■化学分解による成分元素の利用、■埋立、沈
殿池、海洋投棄。

■■については経済的な方法は未だ確立されていない。

■についても埋立は赤色粉末の飛散による公害があり、
この飛散を防ぐため、貯泥池に投入し、時間をかけて沈
降させる方法もあるが、広い空地を要し前記公害を防ぐ
ことは困難である。ために海洋投棄が最も簡便な方法と
考えられるが、汚染の関係で今後次第に実施不可能の傾
向がある。

ｃ問題点を解決する之めの手段〕 アルミナ製造のバイヤー法で必然的に発生すこれを分解
して組成分を利用するのが良さそうであるが、経済的に
け困難である。

他方最近天然ゼオライトの特性が究明され。

その利用開発が進むと＼もＫ、それの合成に関する研究
が行なわれ、分子フルイといった特定の孔径を有するも
のまで７１０種も造られるようになった。この−膜製法
は、ケイ酸ソーダ、アルミン酸ソーダの混合液に苛性ソ
ーダを加え。

ＰＨターｌコとした後２０−’　／　７　／”Ｏで、熟
成させながら結晶化させる。これは前記バイヤー法に似
ている。従って赤泥中にはゼオライトが出来ている筈で
、約半分を占める方ソーダ石がそれである。

この方ソーダ石は三次元骨組構造で、空間広く。

陽イオンのみならず、陰イオンや分子も入ることが出来
る。従って赤泥は方ンーダ石の空間に赤鉄鉱、金紅石な
どが吸着された形と考えられる。

この点に注目して赤泥の酸処理によってゼオライト系方
ソーダ石の空間を占めると思われる赤鉄鉱、金紅石など
を溶解抽出することにより。

二大別して各部の利用を考える。赤泥中に含まれて沈殿
、濾過の妨害をする怖れのあるコロイド状Ｆｅ（ＯＨ）
Ｊ及び溶性ケイ酸を不溶性にするため、空気中よθθ〜
ｔｏｏ″Ｃに焙焼する。勿論予備試験でか＼る怖れがな
いと認められる場合は、この焙焼工程は不要である。酸
化鉄などを溶解するに必要な酸量け、各成分に分解する
怖れのない酸濃度で、最終的に方ソーダ石が鉄分などを
吸着しないＰＨ／以下になる・量で充分である。

〔実施例〕

其製錬所製赤泥（前記標準成分に近い）を先づ１００°
Ｏで空中焙焼して、原鉱から入来の怖れあるシブライト
より生ずるコロイド状Ｆθ（ＯＨ）Ｊを酸化し、また溶
解性シリカを不溶解性とする。

この生成物１００２を塩酸水溶液（／　：　／　）　１
０ｏ。

ａｃＫ浸漬、約λ時間砂浴上に保って酸化鉄、金紅石な
どを溶かし、残留力ソーダ石微粒を濾過分別する。この
沈殿を洗浄した後乾燥脱水したものＫついて、その吸着
性を検討した一例を次に示す。

塩化第コ鉄を塩酸溶液に溶かし、コｙ／１！ｙｅを含む
塩酸溶液としたものｚｏｃｃに前記試料θ３ｆを投入し
た後水酸化ナトリウム液を滴下してＰＨを調整する。こ
れを濾過洗浄して得られる液中の鉄を分析して、ＰＨと
吸着率の関係を求め〔効果〕 本発明によれば、バイヤー法によるアルミナ製造におい
て厄介視されて来た赤泥を酸処理により、微粒のゼオラ
イト系方ソーダ石と含鉄酸性溶液とに二大別して、前者
はゼオライト特性を生かし、後者はそのま＼の溶液また
は酸化鉄原料として有効利用することが出来、アルミナ
製造、ひいてはアルミニウム製錬上極めて大きな意義を
有すると考えられる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アルミナ製造のためのバイヤー法において発生する赤泥
   を、高温で焙焼し、あるいはせずに、加熱鉱酸で処理し
   て、その中の赤鉄鉱等を溶解し、残留する微粒ゼオライ
   ト系方ソーダ石を濾別回収してゼオライトとして、合鉄
   酸液は鉄系の利用に供する。