JPS63285205A - タービン制御装置 - Google Patents

タービン制御装置

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JPS63285205A
JPS63285205A JP62116864A JP11686487A JPS63285205A JP S63285205 A JPS63285205 A JP S63285205A JP 62116864 A JP62116864 A JP 62116864A JP 11686487 A JP11686487 A JP 11686487A JP S63285205 A JPS63285205 A JP S63285205A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、蒸気発生プラントのタービン制御装置に係り
、特に沸騰水型原子炉に適用するのに好適なタービン制
御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の原子力発電プラントのタービン制御装置の負荷設
定器は、基底負荷信号と中央給電指令所からの自動周波
数制御(Automatic FrequencyCo
ntrol、 A F C)信号を入力信号とし、これ
らの信号と負荷設定器バイアス信号との加算信号を負荷
設定器出力信号とする構成である。また、AFC信号に
振幅制限、変化率制限を行った信号をAFC信号の代り
として負荷設定器の入力信号とすることもある。タービ
ン出力制御装置は、原子炉圧力を制御する圧力制御系と
、タービン速度を制御する速度制御系から構成され、速
度制御系の出力信号と負荷設定器出力信号との加算信号
、及び圧力制御器の出力信号は、低値選択回路の入力信
号となる。この低値選択回路の出力信号によりタービン
加減弁を制御し、また、圧力制御系の出力信号と低値選
択回路の出力信号との偏差によりタービンバイパス弁を
制御する。通常は、負荷設定器バイアス信号のため、速
度制御系の出力信号と負荷設定器出力信号との加算信号
は、圧力制御系の出力信号より高値となる。このため、
低値選択回路は圧力制御系の出力信号を選択し、原子炉
圧力制御を優先する制御となり、この場合はタービンバ
イパス弁は動作しない。
原子炉出力の制御は、基底負荷信号とAFC信号の加算
信号と発電機出力信号との偏差により再循環流量制御装
置を駆動することで対応する。
なお、この種のタービン制御装置を示したものとしては
、例えば特開昭59−54997号公報「沸騰水型原子
力発電プラントの出力制御装置」等がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、原子力発電プラントにおいて負荷追従
運転をする場合に、原子炉出力を設定するのに必要な負
荷設定器に関するものであるが、以下の問題点がある。
すなわち、通常、10%の負荷設定器バイアス信号のた
め低値選択回路は圧力制御系の出力信号を選択するが、
±5%のAFC信号に対する原子炉出力の変化幅が10
%あること、また原子炉出力変化すなわち圧力制御系の
出力変化に応答遅れがあることから、速度制御系の出力
信号と負荷設定器出力信号との加算信号が圧力制御系の
出力信号により低値となる時間帯がある。タービンバイ
パス弁は、圧力制御系の出力信号と低値選択回路の出力
信号との偏差により動作するため、低値選択回路が速度
制御系の出力信号と負荷設定器出力信号との加算信号を
選択した場合は、タービンバイパス弁が動作することに
なる。
負荷追従運転時におけるこの輝タタービンバイパス弁の
動作は不必要なものであり、好ましくない。
また、負荷設定器の入力信号であるAFC信号に振幅制
限、変化率制限を行った場合は、原子炉出力の変化が抑
えられ圧力制御系の出力変化が小さくなることから、タ
ービンバイパス弁の不必要な動作を防止できるものの負
荷追従性が低下する問題がある。
本発明の目的は、負荷追従運転時において、負荷追従性
を低減させることなく、タービンバイパス弁の不必要な
動作を防止できるタービン制御装置を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、基底負荷信号とAFC信号
との加算信号を蒸気発生器出力制御装置に出力するとと
もに、上記加算信号に対して位相補償演算を行って得ら
れる信号と速度制御器の出力信号との加算信号を低値選
択回路に入力するように構成した点にある。
〔作用〕
前述の問題点を解決するための手段により、低値選択回
路の一方の入力信号となる位相補償演算(例えば−次遅
れ演算)を行なった信号と速度制御器の出力信号との加
算信号に対し、低値選択回路の他方の入力信号である圧
力制御器の出力信号を低値となるようにすることができ
る。すなわち、通常の負荷追従運転時においては、低値
選択回路は圧力制御器の出力信号のみを選択するため、
タービンバイパス弁が動作することはない。また、AF
C信号を基底負荷信号と加算して蒸気発生器出力制御装
置への出力信号としているため、負荷追従性を低下させ
ることもない。
〔実施例〕
以下、本発明の好適な一実施例である蒸気発生プラント
のタービン制御装置を第1図及び第2図を用いて詳細に
説明する。
本実施例は、蒸気発生プラントして沸騰水型原子炉プラ
ントを対象にしたものである。第2図に基づいて沸騰水
型原子炉プラントの概要を説明する。原子炉圧力容器1
内にて発生した蒸気は、主蒸気管2を通り蒸気加減弁3
を介してタービン4へ導かれ、タービン4を回転させる
。沸騰水型原子炉プラントの原子炉圧力容器1は、蒸気
発生器の一種である。タービン4の回転によりタービン
4に連結された発電機8は電気を発生し1図示していな
い電力系統に電気を供給する。タービン4を回転させた
蒸気は復水器5にて凝縮されて水になる。この凝縮水は
、給水として復水ポンプ6及び給水ポンプ7にて昇圧さ
れ、給水配管23を介して原子炉圧力容器1に戻される
。タービンバイパス配管24が、蒸気加減弁3より上流
側で主蒸気管2に接続されるとともに復水器5に連絡さ
れる。タービンバイパス弁9がタービンバイパス配管2
4に設けられる。電力系統の事故等によりタービン4の
回転数が急上昇した場合は、タービン制御装置11の作
用により、タービン4を保護するためにタービン加減弁
3が絞られてタービン4への蒸気の供給が制限され、タ
ービン4の過速を防止する。また、タービン加減弁3が
絞られることによる原子炉圧力容器1の圧力上昇を防ぐ
ために、タービン制御装置11はタービンバイパス弁9
を開き、余剰な蒸気をタービンバイパス配管24を介し
て直接復水器5へ導く。
原子炉圧力容器1から吐出される蒸気圧力を検出する圧
力計10が主蒸気管2に設けられ、タービン4の回転速
度を検出する回転計25が設けられている。
本実施例の蒸気発生プラントのタービン制御装置は、第
1図に詳細に示すタービン出力制御装置11及び負荷設
定器16を有している。
負荷設定器16は、負荷設定調整器17及び加算器26
A及び26Bを有している。負荷設定調整器17は、”
加算器26Bを介して加算器26Aに接続されている。
タービン出力制御装置11は、圧力制御器18゜速度制
御器19.低値選択回路20.速度信号調整器21及び
加算器27A〜27Fを有している。
圧力制御器18は、加算器27Aを介して圧力計10に
、速度制御器19は加算器27Bを介して回転計25に
それぞれ接続される。速度制御器19の出力端は、加算
器27Cを介して低値選択回路20に、また速度信号調
整器21を介して加算器27Dに接続される。加算器2
7Cの他の入力端は、負荷設定器16の負荷設定調整器
17に連絡される。加算器27Dの他の入力端は、負荷
設定器16の加算器26Bの出力端に連絡されている。
圧力制御器18の出力端は、加算器27Eを介して再循
環流量制御装置12に、低値選択回路2oに、さらには
加算器27Fにそれぞれ接続される。加算器27Eの入
力端は、加算器27Dの出力端にも接続されている。低
値選択回路20の出力端は、加減弁駆動装置14及び加
算器27Eに連絡される。加算器27Fの出力端は、バ
イパス弁駆動装置15に連絡される。なお、再循環流量
制御装置12は、再循環ポンプ13のモータに接続され
ている。再循環ポンプ13は、原子炉圧力容器1に接続
される再循環配管28に設置される。
このような構成を有するタービン制御装置の作用につい
て以下説明する。
負荷設定器16は、中央給電指令所(図示せず)からの
自動周波数制御(A F C)信号S7及び基底負荷信
号S8を入力し、負荷設定器出力信号Sll及び負荷設
定調整器出力信号S12を出力する。すなわち、入力し
たAFC信号S7及び基底負荷信号S8を入力する加算
器26Aは、これらの信号を加算して負荷設定要求信号
S9を出方する。加算器26Bは、この負荷設定要求信
号S9に負荷設定器バイアス信号S10を加算して負荷
設定器出力信号11を出力する。通常、負荷設定器バイ
アス信号S10は、10%が設定される。負荷設定器出
力信号Sllは、負荷設定調整917の入力信号となる
。負荷設定器11Fr7!17は、入力した負荷設定器
出力信号811に対してゲイン/位相補償演算を行ない
、負荷設定調整器出力信号S12を出力する。この負荷
設定調整器17にて行なわれるゲイン/位相補償演算と
しては、−次遅れ及び二次遅れ等の遅れ演算、変化率制
限演算及び入力に対して出力を遅延させる遅延演算のい
ずれか1つの演算が用いられる。負荷設定調整出力信号
SL2は、タービン出力制御装置11の加算器27Cに
出力される。また負荷設定器出力信号Sllは、タービ
ン出力制御装置11の加算器27Dに出力される。
圧力計10から出力されたタービン入口圧力信号Slは
、タービン出力制御装置11の加算器27Aに入力され
る。加算器27Aにて求められたタービン入口圧力信号
S1と圧力設定信号S17との偏差は、圧力偏差信号8
18として圧力制御器18に入力される。圧力制御器1
8は、入力した圧力偏差信号818に対して進み/遅れ
補償演算、圧力調定率の逆数の乗算演算を行い、全蒸気
流量要求信号S19を求め、この信号を出力する。
一方、回転計25から出力されたタービン速度信号S2
は、加算器27Bに入力される。加算器27Bにて求め
られたタービン速度信号S2と速度設定信号S15との
偏差は、速度偏差信号S16として速度制御器19に入
力される。速度制御器19は、入力した速度偏差信号S
16に対して速度調定率の逆数の乗算演算を行い、速度
制御器出力信号S13を求め、この信号を出力する。速
度信号調整器21は、入力した速度制御器出力信号S1
3に基づいて速度信号調整器出力信号S20を出力する
。この速度信号調整器21は、低周波フィルター等によ
り再循環流量制御装置12に送るべき所定の周波数帯の
信号、すなわち速度信号調整器出力信号S20を取り出
す。
加算器27Dは、負荷設定器16の出力である負荷設定
器出力信号Sllと、速度信号調整器出力信号S20と
を加算し、負荷要求信号S21を出力する。また、加算
器27Cは、負荷設定器16のもう1つの出力である負
荷設定調整器出力信号S12と速度制御器出力信号S1
3との加算により、修正負荷要求信号S14を出力する
。修正負荷要求信号814は、低値選択回路20に入力
される。
圧力制御器18の出力である全蒸気流量要求信号S19
、負荷要求信号521及び負荷設定器バイアス信号S1
0相当のバイアス信号S22によって求められた偏差信
号である負荷追従誤差信号S5は、加算器27により再
循環流量制御装置12に送られる。再循環流量制御装置
12は、入力した負荷追従誤差信号S5に基づいて再循
環ポンプ13の回転数を制御し、炉心に供給される冷却
水流量を調節する。この冷却水流量の調節により原子炉
出力が制御される。再循環流量制御装置12は一種の蒸
気発生器出力制御装置であり、再循環ポンプ13は原子
炉出力(蒸気発生器出力)制御手段である。
全蒸気流量要求信号819は、修正負荷要求信号S14
と同様に低値選択回路20に入力される。
低値選択回路20は、入力した全蒸気流量要求信号S1
9及び修正負荷要求信号S14のうちいずれか低値の信
号を選択し、これを加減弁開度要求信号S3として出力
する。加減弁開度要求信号S3は、加減弁駆動装置14
に伝送される。加減弁駆動装置14は、信号S3に基づ
いて蒸気加減弁3の開度を制御する。
さらに加算器27Fは、全蒸気流量要求信号S19、低
値選択回路20の出力である加減弁開度要求信号S3、
及びチャタリング防止用バイアス信号S23を入力して
これらの信号の偏差を求め、これをバイパス弁開度要求
信号S4として出力する。バイパス弁開度要求信号S4
は、バイパス弁駆動装置15に伝えられる。バイパス弁
駆動装置15は、信号S4に基づいてタービンバイパス
弁9の開度を制御する。
以上述べた負荷設定器16を有するタービン制御装置は
、原子炉圧力(蒸気発生器出力)変動の抑制、原子炉出
力の設定及び負荷遮断等におけるタービン4の保護等の
機能を有する。まず、原子炉圧力変動の抑制機能につい
て述べる。これは、全蒸気流量要求信号S19を修正負
荷要求信号S14よりも負荷設定器バイアスイn号Sh
o相当だけ低値とすることにより実現している。このた
め1通常、低値選択回路20は全蒸気流量要求信号19
を選択するので、蒸気加減弁3はタービン入口圧力の変
動すなわち原子炉圧力変動を抑制する制御動作となる。
次に、原子炉出力の設定機能について述べる。
この設定は負荷設定器16における基底負荷信号S8及
びAFC信号S7の設定により行う。すなわち、基底負
荷信号88.A−FC信号S7及び負荷設定器バイアス
信号S10の加算である負荷設定器出力信号Sllを原
子炉出力の設定信号とし。
この設定信号に基づいて再循環流量制御装置12により
原子炉出力制御を行う。この時、原子炉出力の応答に伴
う全蒸気流量要求信号S19の変化に応じて、負荷設定
調整器出力信号S12が変化するように負荷設定調整器
17を構成している。
このため、全蒸気流量要求信号S19は、修正負荷要求
信号S14より負荷設定器バイアス信号SIO相当だけ
低値となる。
最後に、負荷遮断等におけるタービン4の保護について
述べる。この保護は、次の様にして対応する。すなわち
、負荷遮断等によりタービン速度S2が負荷設定器バイ
アス信号S10相当を超えて急上昇した場合、修正負荷
要求信号S14は減少することになり、全蒸気流量要求
信号S19より低値となる。このため、低値選択回路2
0は、原子炉圧力変動の抑制機能からタービン過速保護
機能へ切換ねるため、修正負荷要求信号514を選択す
るようになる。すなわち、タービン速度変動を抑制する
ために、修正負荷要求信号S14にて蒸気加減弁3の開
度を絞り、タービン4の過速を防止する。また、これに
伴う原子炉圧力容器内の余剰蒸気による原子炉圧力の上
昇を防ぐため、全蒸気流量要求信号S19とタービン加
減弁開度要求信号S3すなわち修正負荷要求信号S14
との偏差に基づいたバイパス弁開度要求信号S4により
、タービンバイパス弁9の開度を制御し、余剰な蒸気を
タービン4をバイパスして放出する。
第3図は、本実施例のタービン制御装置の制御特性を示
したものである。基底負荷信号S8を80%、AFC信
号S7を第3図(A)のように±5%と設定した場合の
制御特性を説明する。ただし、速度制御器出力信号81
3は“0″とする。
この時、負荷要求信号S21は、負荷設定要求信号S9
に対し負荷設定器バイアス信号S10相当分だけ高値と
なる。この負荷設定器バイアス信号SIOは、負荷要求
信号S21からバイアス信号S22を減じることで取り
除かれる。したがって。
再循環流量制御装置12は、振幅制限、変化率制限等を
行わない負荷設定要求信号S9に基づいて原子炉出力を
制御することになる。このため、原子炉出力相当信号で
ある全蒸気流量要求信号S19は、負荷設定要求信号S
9に対する応答を示すことになる。また、全蒸気流量要
求信号S19の応答に対応して、加減弁開度要求信号S
3は定まることになり、負荷追従性は従来技術と比較1
2も低下することはない。
さらに、負荷設定調整器17を一次遅れ演算要素から構
成した場合、負荷設定調整器出力信号S12は、第3図
(B)のように、負荷設定器出力信号511(ここでは
負荷要求信号S21と同等)の−次遅れ信号となる。こ
れは、全蒸気流量要求信号S19に負荷設定器バイアス
信号S10を加算した信号とほぼ同じである。すなわち
、全蒸気流量要求信号S19は、修正負荷要求信号S1
4より負荷設定器バイアス信号S10相当分(10%)
だけ低値となる。このため、低値選択回路20は、全蒸
気流量要求信号S19を選択し、全蒸気流量要求信号S
19が加減弁開度要求信号S3となる(第3図(C))
。この時、バイパス弁開度要求信号S4はa O##と
なり(第3図(D))、タービンバイパス弁9は動作し
ない。これは、従来のタービン制御装置の負荷設定器で
は、負荷設定調整器出力信号S12が負荷要求信号S2
1と同一信号となった場合に対応する。すなわち、修正
負荷要求信号S14は負荷要求信号S21と同一となり
、全蒸気流量要求信号S19の応答によっては、修正負
荷要求信号S14が低値となる時間帯が発生する。この
時間帯においては、全蒸気流量要求信号S19と修正負
荷要求償号S14との偏差に基づいて、タービンバイパ
ス弁9が動作することになる。しかしながら、本実施例
のタービン制御装置の負荷設定器16では、この様な負
荷追従運転においては、本来不必要なタービンバイパス
弁9の動作は発生しない。
以上のように、負荷設定器16を有するタービン制御装
置の機能である原子炉出力の設定に関して、本実施例が
従来技術より好ましい制御特性となる。原子炉圧力変動
の抑制機能は、従来技術と同等であることは明白である
。また、負荷遮断等におけるタービン保護機能について
は、全蒸気流量要求信号819が修正負荷要求信号S1
4より負荷設定器バイアス信号S10だけ低値となるこ
とから、従来技術と何ら変るところはない。
さらに、本実施例のタービン制御装置の負荷設定器16
の入力信号の一つとして、基底負荷信号をあげたが、負
荷パターン発生装置あるいは負荷パターン修正装置の出
力であっても、同様な負荷設定器を構成できることは明
らかである。また、速度制御器出力信号が0”でなくて
も、同様の制御動作を得ることができることは明白であ
る。
なお、本実施例のタービン制御装置の負荷設定器16に
おいて、負荷設定器バイアス信号SIOを10%とし、
AFC信号を±5%とした。この負荷設定器バイアス信
号S10は、蒸気加減弁3の開度制御が原子炉圧力変動
の抑制からタービン速度変動の抑制に切換ねるために必
要なタービン速度上昇の程度を示すものである。したが
って、負荷遮断等に伴うタービン速度の上昇に対するタ
ービン4の耐久性が向上した場合には、負荷設定器バイ
アス信号SIOを増加することができる。
これにより、負荷追従運転時において、不必要にタービ
ンバイパス弁9が動作することを低減できるが、本実施
例のタービン制御装置の負荷設定器と組み合せることに
より、不必要なタービンバイパス弁9の動作をさらに防
止することができる。
第4図は、タービン制御装置の他の実施例を示したもの
である。本実施例が第1図の実施例と異なる点は、加算
器27Gを設けて加算器27Gにより負荷要求信号S2
1、発電機出力信号S24及び負荷設定器バイアス信号
SlO相当のバイアス信号S22の偏差を求め、この偏
差を負荷追従誤差信号S5とし、再循環流量制御装置1
2への入力信号としている点である。これは、負荷要求
信号S21は1発電機出力の要求信号であるため、実際
の発電機出力信号S24を負荷要求信号S21に帰還す
ることにより、必要とする発電機出力を得るものである
本発明は、沸騰水型原子炉プラント以外の蒸気発生プラ
ント、すなわち蒸気発生器を有する加圧木型原子炉プラ
ント及び高速増殖炉プラント、及び蒸気発生器であるボ
イラを有する火力プラントにも適用することができる。
加圧木型原子炉プラント及び高速増殖炉プラントにおけ
る蒸気発生器出力制御装置は、出力制御手段である制御
棒を操作する。火力プラントにおける蒸気発生器出力制
御装置は、蒸気発生器出力制御手段であるボイラのガバ
ナを調節する。
〔発明の効果〕
本発明のタービン制御装置によれば、負荷追従運転時に
おいて、負荷追従性能を低下させることなく、また、タ
ービン出力制御装置の機能を低下させることなくタービ
ンバイパス弁の不必要な動作を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は沸騰水型原子炉プラントに適用した本発明の好
適な一実施例であるタービン制御装置の詳細なブロック
図、第2図は第1図の実施例を適用した沸騰水型原子炉
プラントの概略を示した構成図、第3図は第1図の実施
例における制御特性を示す説明図、第4図は本発明の他
の実施例の構成図である。 1・・・原子炉圧力容器、3・・・蒸気加減弁、4・・
・タービン、8・・・発電機、9・・・タービンバイパ
ス弁、10・・・圧力計、11・・・タービン出力制御
装置、12・・・再循環流量制御装置、13・・・再循
環ポンプ、16・・・負荷設定器、17・・・負荷設定
調整器、18・・・圧力制御器、19・・・速度制御器
、20・・・低値選第1 図 I2 // −−−7−ごン書hW岸F[ 16−−−I N tJ鏡界 21−−−ネ凌4台号−1幣1客 茶3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、蒸気発生器と、タービンと、前記蒸気発生器にて発
    生した蒸気を前記タービンに導く蒸気配管と、前記ター
    ビンから排気された蒸気を凝縮する復水器と、前記蒸気
    配管と前記復水器とを連絡するバイパス配管と、前記バ
    イパス配管との分岐点より下流側で前記蒸気配管に設け
    られた蒸気流量調節弁と、前記バイパス配管に設けられ
    たバイパス弁と、前記蒸気発生器の出力を調節する出力
    制御手段とを備えた蒸気発生プラントのタービン制御装
    置において、前記タービンに導く蒸気の圧力を検出する
    手段と、前記タービンの回転速度を検出する手段と、前
    記圧力検出手段の出力を入力する圧力制御器と、前記回
    転速度検出手段の出力を入力する速度制御器と、自動周
    波数制御信号と基底負荷信号とを加算する第1加算手段
    と、前記第1加算手段の出力を入力して位相補償を行う
    負荷調整手段と、前記負荷調整手段の出力信号と前記速
    度制御器の出力信号とを加算する第2加算手段と、前記
    圧力制御器及び第2加算手段の出力信号のうち低値の出
    力信号を前記蒸気流量調節弁の開度制御信号として選択
    する低値選択手段と、前記開度制御信号を入力して前記
    蒸気流量調節弁の開度を調節する手段と、前記圧力制御
    器の出力信号に基づいて前記バイパス弁の開度を調節す
    る手段と、前記第1加算手段の出力信号に基づいて前記
    出力制御手段を操作する制御手段とを備えたことを特徴
    とする蒸気発生プラントのタービン制御装置。
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