JPS6328484A - 廃産物の燃焼に際し生じる煙道ガスの浄化法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、廃産物の燃焼に際し生じかつ種々の組成の固
体物質もまたガス状の有害物質も含有する煙道ガスを浄
化するため、フライアッシュが捕集され、有害ガス並び
に残りの固体成分の結合を目的とする煙道ガスの洗浄が
行なわれ、かつ凝縮液が、フライアッシュから可溶性の
重金属を溶出させるために使用される方法に関する。こ
のような方法は西ドイツ国公開特許明細置薬３３２０４
６６号から公知である。

従来の技術 煙道ガス浄化において、環境汚染を許容可能な程度に低
減させる目的で、固体、液体またはガス状の有害物質が
煙道ガスから分離される。

原理的に、有害粉塵とガスとの分離が、機械的および電
気的方法により、並びに吸収、吸着または化学的吸収に
よる湿式除塵で行なわれる。

有害物質分離の基本的方法は、吸収、吸着、凝縮並びに
化学反応法である。湿式洗浄の場合、一般江大部分が無
毒であるスラリー、塩および廃水が生じ、従って分別廃
産物としての取得を不必要に高価かつ不経済にする。

しばしば、煙道ガス浄化装置；ておいて多数の基本的工
程が１つの全工程に組合せられる。最も常用の廃産物燃
焼工程の１つが、煙道ガス側ぐて、電気−またはクロス
フィルターによる粉塵からの廃ガス浄化、およびまだ、
フィルタ装置の前方または後方の酸またはアルカリ処理
による排気中の有害ガスＨＣ１、ＳＯ□、ＨＦの分離除
去を備える〔アブファルヴイルトンヤフト・ア７−デ／
１／　−Ｔ　Ｕ　・ベルリン（Ａｂｆａｌｌｙｉｒｔｓ
ｃｈａｆｔａｎ　ｄｅｒ　ＴＵ　Ｂｅｒ−＼１１ｎ）第
７巻、１〜４１頁〕。（確かに従来よシ、ガス状で存在
する重金属、例えばＨｇまたは有機有害物質、例えば塩
素化シ゛オキサンが、フィルタ後の湿式法によ）除去さ
れうるにすぎない。とりわけ、重金属有害物質の生態系
からの確実な除去が、長い時間的観点からも同じく保証
されていない。廃産物燃焼装置からのフライアッシュな
いしは有害ガスおよび／またはスラグ中の有害物質：Ｈ
ｇ、Ｃｄ、　Ｐｂ、Ｓｂ、ＳｎＸ　Ｚｐ等に関する優先
的課題が残されたままである。

発明が解決しようとする問題点 本発明に課せられた課題は、前述の方法を、生じる廃水
から有毒の重金属、とくにＨｇＸＣｄおよびＺｎができ
るだけ特定かつ濃縮せる形で分離され、その場合塩負荷
されているが、但し重金属不含の廃水がその後に例えば
排水路中へ導入可能でありかつ高特異性の濃縮物が場合
；・てより再び処理可能であるように改善することであ
る。

間頂点を解決するための手段 本発明によればこの課題は、１疑縮／洗浄装置からの凝
縮液に、この凝縮液がフライアッシュと溶解リアクタ中
で合せられる前に、とくにＨｇを分離する特定の分離工
程が施こされることによう解決される。

特許請求の範囲第２項〜第４項に、本発明の有利な実施
例が挙げられている。

従って、本発明による方法において環境保護のために配
意されるのが、ガス状の有害物質、例えばＨＣｔＸｓｏ
２、ＮＯｘも、またフライアッシュ並びてガス状で生じ
る金属、例えばＨｇ１およびフライアノンユ中に並びに
燃焼装置のスラ質 グ中に生じる可溶性の重金属有害物も除去され、□従っ
て固定成分が残存するにすぎず、これが燃焼スラグと合
せられ、その結果長期固定およびそれとともに安全な再
使用ないしは処理が保証されろう本発明による方法は同
じく湿式化学的煙道ガス浄化工程を使用するが、しかし
この工程は、これが最低限の水消費量で十分であうかつ
実際のガス相の浄化、フライアッシュの溶解処理および
アッシュの純度維持の条件を満たすように形成される。

本発明によれば、重金属、すなわち水銀、カドミウムお
よび亜鉛を選択的に分離するため、有利な分離法として
付加的なイオン交換法が提案される。水銀および部分的
にカドミウムも容易にクロリド錯体を形成しかつこのよ
うな錯体として煙道ガス洗浄水（Ｒａｕｅｈｇａｓｖａ
ｓｃｈｗａｓｓｅｒ：　Ｒ（）ＷＷ　）中に存在するの
で、例えば強塩基性のアニオン交換体が分離のために有
効に使用可能である。この場合、亜鉛およびまたカドミ
ウムには、選択性のカチオン交換体が使用される。

この場合分離の品位として、排水路中へ導入するための
限界値０．０５　ｍ９　Ｈｇ　／　ｌないしは０．１ｍ
９　Ｃｄ　／　ｌが維持される。

実施例 以下に、本発明を図面実施例につき詳説する。

略示系統図によれば、廃産物１が、燃焼装置２−・装入
されかつ燃焼される。この場合、熱が煙道ガスおよびス
ラグ３とともに生じるっ燃道がスから、１部分の熱が熱
交換装置４で取出されかつ他の位置で使用される。この
熱回収後に、煙道ガスに、選択的にサイクロンまたは電
気フィルタ５による乾式前浄化が約１８０°Ｃで施こさ
れるが、その場合すでに熱回収におけるように、ガス、
水蒸気等の露点を下廻らないように留意すべきである。

乾式浄化工程５に、　　フィルタまたはサイクロンを貫
流したガスおよび蒸気のために、凝縮／洗浄工程６が引
続き、この工程においてＨＣ／およびＨｇが同時に洗浄
分離された際に水蒸気が生じる。引続いて、残存する、
有害ガス成分Ｓ０２、ＮＯｘを有する残存煙道ガスにア
ルカリ洗浄工程７が施こされ、かつ精製ガスが煙突８に
供給される。

ところで本発明によれば、凝縮／洗浄装置６からの、凝
縮液に、とくにＨｇを除去するため第１の抽出工程２８
が施こされる。このことが、アニオン交換体、例えばバ
イエル社（ＦｉｒｍａＢａｙｅｒ　）のレバチット（Ｌ
ｅｗａｔｉｔ　）　ＯＣ１０１４を使用し優れた方法で
行なわれる。この再生不しは凝縮物中の水銀濃度がほぼ
５ｍ９／ｌである場合、樹脂１１でＲ（）ＷＷ　４Ｑ　
ｍｓが導入限界値にまで浄化されることができる。この
分離がフライアッシュ９の抽出工程１０の前に行なわれ
る、それというのもさもなければ水銀がこのフライアッ
シュに付着するからである。

こうして水銀の分離された、凝縮工程ないしは抽出工程
６ないしは２８の洗浄凝縮液が、フライアッシュ９から
重金属を部分的に溶解させるためこのフライアッシュ９
と溶解リアクタ１０中で合せられる。この場合機械的な
混合工程が備えられてもよい；酸性の洗浄３疑縮液（Ｈ
ＣＪ含有）がアルカリ性フライアッシュと反応し、その
場合最終−約６が得られる。

この溶解リアクタ１０に、固体−液体分離工程（例えば
沈殿または遠心分離）が引続く。固体の残渣１１および
溶液１２が得られ、この溶液が大体においてＨｇ　（な
いしはＨｇ、　Ｃｄ、　Ｚｎ）の分離された洗浄、凝縮
液およびフライアッシュ９から除去された重金属から形
成されている。

有利な方法で、固体残渣１１が燃焼装置２に再　１び供
給され、従ってスラグ３への高温結合が行なわれる。

さらに本発明によれば、フライアッシュ９の抽出工程１
０直後および固体−液体分離１１／１２直前かまたは直
接江実際の重金属沈殿工程１３前の溶液１２で、有利に
Ｃａおよび／またはＺｎを除去するためカチオン交換体
を使用するも５１つの抽出２９ないしは２９′が行なわ
れる。このため、多量に存在するカルシウム塩が一緒に
除去されることのない適当な選択性交換体は、例えばバ
イエル社のレパチソ）　Ｔ　Ｐ　２０７である。

引続き、Ｈｇ　、Ｃｄおよび／またはＺｒ１の分離され
た酸性溶液１２に、重金属沈殿１３、有利に硫化物沈殿
が施こされる。再び固体−液体分離することによシ、場
合により再循環１６に使用される緊密な形の重金属１４
、並びに、アルカリ性洗浄液７と中和（中和装置１７）
のだめ合せられる依然として酸性の溶液１５が得られる
。

有利に、中和１７に際し形成された澄明なスラリー１８
が、場合により再び燃焼装置２に供給されかつそこで高
温によりスラグ３に結合されるか、または溶液１９とし
て排水路２０に供給される。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明による方法の１実施例を略示する系統図で
ある。 １・・・廃産物、２・・・燃焼装置、３・・・スラグ、
４・・・熱交換装置、５・・・乾式前浄化装置、６・・
・凝縮／洗浄装置、７・・・アルカリ洗浄工程、８・・
・煙突、９・・・フライアッシュ、１０・・・溶解リア
クタ、１１・・・固体残渣、１２・・・酸性溶液、１３
・・・重金属沈殿装置、１４・・・重金属、１５・・・
酸性溶液、１６・・・再循環装置、１７・・・中和装置
、１８・・・澄明なスラＩＪ−１１９・・・溶液、２０
・・・排水路、２８・・・Ｈｇ分離装置、２９．２９’
・・・Ｃｄおよび／またはＺｎ分離工程

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、廃産物の燃焼に際し生じかつ種々の組成の固体物質
   もまたガス状の有害物質も含有する煙道ガスを浄化する
   ため、フライアッシュが捕集され、有害ガス並びに残り
   の固体成分の結合を目的とする煙道ガスの洗浄が行なわ
   れ、かつ凝縮液が、フライアッシュから可溶性の重金属
   を溶出させるために使用される方法において、凝縮／洗
   浄装置（６）からの凝縮液に、これがフライアッシュ（
   ９）と溶解リアクタ（１０）中で合せられる前に、とく
   にＨｇを分離する特定の分離工程（２８）が施こされる
   ことを特徴とする廃産物の燃焼に際し生じる煙道ガスの
   浄化法。 ２、溶解リアクタ（１０）から流出する溶液のもう１つ
   の分離工程（２９、２９′）が、含有物質、とくにＣｄ
   および／またはＺｎを分離するための固−液分離（１１
   、１２）の前またはその後に行なわれることを特徴とす
   る、特許請求の範囲第１項記載の方法。 ３、アニオン交換工程（２８）が凝縮液で実施されるこ
   とを特徴とする、特許請求の範囲第１項記載の方法。 ４、カチオン交換工程（２９、２９′）が溶液で実施さ
   れることを特徴とする、特許請求の範囲第１項または第
   ２項のいずれかに記載の方法。