JPS63283578A - 組み換えワクチニアウイルス - Google Patents

組み換えワクチニアウイルス

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JPS63283578A
JPS63283578A JP62119967A JP11996787A JPS63283578A JP S63283578 A JPS63283578 A JP S63283578A JP 62119967 A JP62119967 A JP 62119967A JP 11996787 A JP11996787 A JP 11996787A JP S63283578 A JPS63283578 A JP S63283578A
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vaccinia virus
virus
recombinant
dna
vector
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Hiroshi Shibuta
渋田 博
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    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/005Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2710/00MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA dsDNA viruses
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    • C12N2710/24011Poxviridae
    • C12N2710/24111Orthopoxvirus, e.g. vaccinia virus, variola
    • C12N2710/24141Use of virus, viral particle or viral elements as a vector
    • C12N2710/24143Use of virus, viral particle or viral elements as a vector viral genome or elements thereof as genetic vector
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2760/00MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA ssRNA viruses negative-sense
    • C12N2760/00011Details
    • C12N2760/18011Paramyxoviridae
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は組み換えワクチニアウィルスに関し、さらに詳
しくは、ワクチニアウィルスの増殖に非必須なゲノムD
NA領域に牛バラインフルエンザ■型ウィルス由来のc
DNAが組み込まれた組み換えワクチニアウィルス及び
同cD N Aに関する。
(従来の技術) 近年、ワクチニアウィルスに外来性DNAを組み込んだ
組み換えワクチニアウィルスの構築法が考案され、外来
性DNAとして、例えば感染症ウィルスの抗原コードD
NAを用いた組み換えワクチニアウィルスを生ワクチン
として利用する方法が提案されるようになった(例えば
特開昭58−129971号、特公表昭60−5005
18号、特公表昭61−501957@など)。
しかしながら、過去、牛バラインフルエンザ■型ウィル
スの抗原コード遺伝子をワクチニアウィルスに組み込ん
だ例はなく、また、牛パラインフルエンザ■型ウィルス
そのものの遺伝子解析についてもほとんど情報がなく、
ワクチニアウィルスに外来性DNAとして牛バラインフ
ルエンザ■型ウィルス由来の抗原コードcD N Aを
組み込むことはほとんど不可能な状態にあった。
(発明が解決しようとする問題点) そこで本発明者らは、かかる従来技術の下で牛バライン
フルエンザ■型ウィルス由来の抗原コードcD N A
がゲノムDNA中に組み込まれた増殖可能な組み換えワ
クチニアウィルスの構築を目指し鋭意検討を進めた結果
、牛バラインフルエンザ■型ウィルスのCD N Aよ
りヘマグルチニン・ノイラミニダーゼ(以下場合により
HNと称す)をコードする領域を選択しワクチニアウィ
ルスのプロモーターに連結しワクチニアウィルスの増殖
に非必須なゲノム領域に組み込めば増殖可能な組み換え
ワクチニアウィルスが得られることを見い出し本発明を
完成するに至った。
(問題点を解決するための手段) かくして本発明によれば、牛パラインフルエンザ■型ウ
ィルス由来の抗原をコードするcD N A及び同CD
 N Aをワクチニアウィルスの増殖に非必須なゲノム
領域に、好ましくはプロモーター機能を有するDNAと
共に、発現可能な形で組み込まれた組み換えワクチニア
ウィルスが提供される。
本発明において組み換えウィルスの作製に供されるウィ
ルスはワクチニアウィルスに分類されるウィルスであれ
ばいかなるものでもよく、例えばWR株(ジャーナル 
オブ ヴイロロジー先1゜857、(1984)、リス
ター株、リスター株の温度感受性変異株(USP4.5
67.147)New  York Board  o
f  Health株、LCl 618株などの種痘ワ
クチン株くワクチン抗原用ベクターとしてのワクチニア
ウィルス°“Vacciniaviruses as 
 vectors for Vaccine  Ant
igens ”pp、87−100.ジエイ、キンナン
(J。
Quinnan、 )編アムステルダム、ニューヨーク
およびオックスフォード:エルセバー社)(E 1se
vier )版)などが例示される。
また牛バラインフルエンザ■型ウィルス(以下BPIV
3という)、由来のヘマグルチニン・ノイラミニダーゼ
をコードするcD N Aは、例えば上記BPI V3
のM株(インフエクション・アンド・イミユニティ I
 nfection  and l mmuni$y 
3支、262〜267.1981)や91ON株(マイ
クロバイオロジー・アンド・イミュノ0ジー  M 1
crobiolo(IV and  I u+unol
ogV 23 、 617〜618.1979)を用い
て調製することができる。
例えば上記M株から調製されたcD N Aは第5図に
示すごとき配列を有する全部で1716塩基対から構成
されており、また91ON株から[4されるCD N 
Aは1716塩基対中37番目、39番目、50番目、
951目、359番目、537番目、577番目及び1
325番目の計8つが他の塩基に置換された構造を有し
ている(第6図参照)。このようにBPIV3由来のH
N遺伝子をコードするcDNAの配列は必ずしも一様で
はないが、本発明においては、上記二種類のcD N 
Aと実質的に同一の機能を有する範囲において、修飾さ
れたcDNA(即ち、塩基配列が置換、挿入、欠失した
もの)であってもよい。もちろん、実質的に同一の機能
を有するかぎり、アミノ酸配列が異なる程度に修飾され
たものであってもよい。
本発明を実施するに当たっては、まずワクチニアウィル
スの増殖に非必須なりNAm域を組み込んだ第一の組み
換えベクターが作製される。同領域内にワクチニアウィ
ルス内で機能するプロモーターが含まれているものが好
ましい。ここで言う増殖に非必須なりNA領領域は、例
えばワクチニアウィルスのチミジンキナーゼ(TK)m
転子、血球凝集素(HA)遺伝子、ワクチニアウィルス
WR株DNAのHindl[I切断Fフラグメント、M
フラグメント、Nフラグメント(ウィルスLL(1)。
23−33.(1986))など、外来性DNAの挿入
による変異を受けても実質上ウィルスの増殖に影響を及
ぼさない領域を言う。
また、ワクチニアウィルス内で機能するプロモーターと
は、合成・天然を問わずワクチニアウィルスが保有する
転写の系でプロモーターとして有効に機能しえるものな
らいかなる塩基配列のものでも良く、その具体例として
は例えばジャーナルオブ ヴイロロジ−662−669
(1984)に示されるようなワクチニアウィルスのプ
ロモーター具体的には7.5にポリペプチドをコードす
るワクチニアウィルス遺伝子のプロモーター、19にポ
リペプチドをコードするワクチニアウィルス遺伝子のプ
ロモーター、42にポリペプチドをコードするワクチニ
アウィルス遺伝子のプロモーター、チミジンキナーゼを
コードするワクチニアウィルス遺伝子のプロモーター、
28にポリペプチドをコードするワクチニアウィルス遺
伝子のプロモーターなどが例示される。
第一の組み換えベクターの作製については常法に従えば
良く、例えばワクチニアウィルスの増殖に非必須なりN
A断片を適当なベクターに組み込んだ後、必要に応じて
該断片中に存在する制限酵素切断点を利用しその下流に
υ1限酵素切断配列を付加したプロモーターを組み込め
ば良い。用いられるベクターの具体例として、例えばp
B R322、l)B R325、l)B R327、
118R328。
pUc7.pUc8.1)UO3,pUc19などのご
ときプラスミド、λファージ、M13ファージなどのご
ときファージ、pHC79(ジーン、4.291.19
80年)などのごときコスミドが例示される。
本発明においては、次いで、第一の組み換えベクターの
プロモーターの下流に牛パラインフルエンザ■型ウィル
スのヘマグルチニン・ノイラミニダーゼをコードする領
域を挿入して第二の組み換えベクターが作製される。挿
入方法もまた常法に従えば良く、例えば第1のベクター
のプロモーターの下流に予め設けられた制限酵素切断点
を利用して牛パラインフルエンザ■型ウィルス由来のC
D N A断片を挿入すれば良い。
これら第−及び第二の組み換えベクターの構築に当たっ
ては遺伝子操作の容易な大腸菌の系を用いれば良く、使
用するプラスミドベクターも目的に相応しいものである
限り特に限定されるものではない。
本発明においては、次に、予めワクチニアウィルスを感
染させた動物培養II胞に第二の組み換えベクターを移
入し、ベクターDNAとウィルスゲノムDNAの間に相
同組み換えを起こさせ、組み換えワクチニアウィルスを
構築する。ここで用いられる動物培養細胞はワクチニア
ウィルスが増殖可能なものであればよく、その具体例と
して、例えばTK−143(ヒト骨肉腫由来>、FL(
ヒト羊膜由来)、He+a(ヒト子宮頚部癌由来)、K
B(ヒト碍咽喉癌由来)、CV−1(サル腎由来)、B
10−1(サル腎由来)、RK13(ウサギ腎由来)、
L929(マウス結合組織由来)、CE(鶏胚)−細胞
、CEF(鶏胎児繊維芽細胞)などが例示される。
組み換えワクチニアウィルスの構築に当たっては常法に
従えば良く、例えば、DNAクーロニング第2巻(DN
A  cloning ■olume ■) 、実際的
なアプローチ<a practtca+ al)I)r
oaoh) pp、 191−211、ディ、エム、グ
ローバー(D  MQlover)編、(IRLプレス
、オツクスフオード、ワシントン)の記述に準じてワク
チニアウィルスを感染させたCV−1細胞にリン酸力ル
シュウム共沈法により処理した第二の組み換えベクター
を移入させ、椿られる組み換えウィルスを含むウィルス
集団をEaale  MEM上に培養されたTK陰性細
胞に感染させBUdR存在下生育してくるプラークを選
択し、組み換えウィルス候補株とすれば良い。これら候
補株の内から牛パラインフルエンザ■型ウィルスのヘマ
グルチニン・ノイラミニダーゼをコードするDNA断片
が組み込まれたウィルスを選択する方法については、候
補株をプラーク純化したのち、該DNAをプローブとす
るハイブリダイゼーション法を利用するか、あるいは、
抗生バラインフルエンザ■型ウィルス抗体を用いるイム
ノアッセイを利用すれば良い。
(発明の効果) かくして本発明によれば、ワクチニアウィルスの増殖に
一非必須なゲノム領域に牛バラインフルエンザ■型ウィ
ルス由来の抗原コードCD N Aがプロモーター機能
を有するDNAと共に発現可能な形で組み込まれた、牛
用生ワクチンとして利用可能な、組み換えワクチニアウ
ィルスが得られる。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
111と +11  B P I V 3感染細胞からの−RNA
の抽出ヒト胎児肺由来株化細胞R66にBPIV3M株
を感染させ、ウィルスを増殖後、培養液を除去し、そこ
にアクチノマイシンD含有5%TPB−MEMを加え更
に培養し、培養液を除去する。こうして調製したウィル
ス感染細胞よりグアニジウム溶液による抽出と塩化セシ
ウム密度勾配遠心(細胞工学、vol 、2.No 、
2.1983)により全RNAを分離した。
上記全RNAをTE (トリスEDTA)溶液としたの
ち、吸着バッファー(TE pH7,5+0.5M  
NacJ)で平衡したオリゴdTセルロースカラムを用
いて全RNAから−RNAを分離した。
(り 岡山−バーブ法によるBPIV3MK3Il伝子
を含むプラスミドの構築(第1図参照)プラスミドpc
DV−1(ファルマシア製)を制限酵素KpnIで消化
後、ターミナルトランスフェラーゼ(TTase)でd
T!Qを付加し、さらに制限酵素EC0RIで切断後、
長い方のDNA断片(約2.9Kbp)を分離・回収し
、ベクタープライマーを得た。
一方プラスミドpL1(ファルマシア製)を制限酵素P
StIで消化後、1’−1”aseでdG鎖を付加し、
さらに制限酵素1−1indllで切断後、最も短かい
断片(約0.5Kbp)を分離・回収しリンカ−DNA
@得た。
次いで(1)で得たIRN Aと、先ぎに調製したpc
D V 1ベクターブライマーを混合し、アニーリング
したのち、リバーストランスクリブターゼ(RTase
)を加えCD N A合成を実施し、更にT T as
eによるdC鎖付加反応を実施した。これを制限酵素)
−1indlllで消化した。消化後、先に調製したt
)L1由来リンカ−DNAを加え、アニーリングlDN
Aリガーゼによりライゲーション反応を行ない、環状化
した。その後、DNAリガーゼ、DNAポリメラーゼ■
、RNaseHを加え、RNA鎖のDNA鎖への置換反
応を実施し、生成した組み換えプラスミドを大1!1l
HB101コンピテントセルに導入し、得られた形質転
換菌の中から目的の)LN遺伝子を含む組み換えプラス
ミド(M176)を有する形質転換菌を以下に述べる手
順により選択した。
+3)  B P I V a M株HN遺伝子を含む
組み換えプラスミドM176のスクリーニング ヴイロロジ−155,688〜696(1986)に記
載の方法に従って組み換えプラスミドのスクリーニング
を行なう。即ち、上述の如く調製した形質転換菌につい
てBPIV3 91ON株ゲノムRNAをプローブとす
るコロニーハイブリダイゼーションを行ない、ポジイテ
ィブな菌を選択した。それらの菌に含まれるプラスミド
をSV40でトランスフオームされたCV−111胞(
CoS細胞)にリン酸力ルシュウーム法により、トラン
スフェクションしたのち、続生化学実験講座5免疫生化
学研究報p66〜77に記載の方法に従って一次抗体と
してHNに対する単クローン抗体(ヴイロロオジ−15
5、(p688〜696(1986)参照)、二次抗体
としてイソチアン酸フルオレセイン抗体結合抗マウスI
(IG抗体を用いる螢光抗体法によってヘマグルチニン
・ノイラミニダーゼの発現を確認した。
+4)HN3Il伝子の塩基配列の解明組み換えプラス
ミドM176を制限酵素’f3alHIで切断し、約1
.9Kbl)のl−I N遺伝子を含むDNA断片を得
た。この断片についてM13ファージを用いるメツシン
グら方法(ジーンユ。
P、269.(1982)、サイエンス241゜P、1
205 (1981))により配列分析を行なった。
その結果、CDNΔの塩基配列は第0図に示す通りであ
り、そのうちHN遺伝子に相当する部分は第1から第1
7°16番までであることが判明した。この塩基配列か
らHNのアミノ酸配列は第■図に示すメチオニンに始ま
りセリンで終る572のアミノ酸からなるものであるこ
とが判明した。
(5)  ワクチニアウィルスチミジンキナーゼ(TK
)遺伝子を含む第1の組み換えベクター(c+UHK)
の作製(第2図参照) pUc9をEC0RI及びPStIで消化後、ポリメラ
ーゼで処理し、切断端を平滑末端したのち、連結し、E
CoRI部位の欠損したptJ C9を作製した。この
E(ORi部位欠損pUc9をHindlllで切断後
、ワクチニアウィルスTK遺伝子を含むワクチニアウィ
ルスWR株のHindnlJ断片に連結し、第1の組み
換えベクターpU HKを得た。
(6)  ポリリンカー及びワクチニアウィルス7.5
にプロモーターが挿入されたワクチニアウィルスTK遺
伝子を含む第二の組み換えベクターpNZ68に2の作
製(第3図参照)ワクチニアウィルスWR株の7.5プ
ロモーター(モスら、セル上25、p、805〜813
.1981年)をpUc19(ファルマシア社製)のH
inCII部位に挿入したのち、)−1indl[とE
coRIで順次切断して7.5にプロモーターの前後に
ポリリンカ一部位を有するDNA断片(約350bp)
を得た。
このDNA断片(第3図参照)を(5)で得たプラスミ
ドpU HKのEC0RI消化物とをポリメラーゼで処
理したのち、連結し、得られた組み換えプラスミドをp
N Z 68 K 2と命名した。
[717,5ブローE−ター+7)下aにBP[V3 
 M型のHN遺伝子を挿入した第二の組み換えプラスミ
ド(DN Z 68 K 2 HN )の作製(第4図
参照)(3)で冑だBPIVaM株のmRN A由来の
HN遺伝子を有するプラスミド(M176)をBa1l
lIで消化した後、HN遺伝子を含む約1.9Kbpの
断片を分離した。次いでこの断片を(6)で作製したプ
ラスミドpN Z 68 K 2のBa1−!1消化物
に連結し、得られたプラスミドをpNZ68に2HNと
命名した。pN Z 68 K 2中にBPIV3HN
遺伝子が存在することはこのプラスミドで大腸菌H81
01株を形質転換し、プラスミドを抽出、3amHIで
消化しアガロース電気泳動で約1.9Kbpの断片が得
られることにより確認した。また、EC0RIで消化し
、同様に電気泳動を実施、8.4Kb+)、17Kbp
の断片が得られることによりワクチニアウィルス7.5
にプロモーター遺伝子に対し正方向にHN遺伝子が挿入
されていることを確認した。
(8)  粗換えワクチニアウィルスの作出25C11
2のカルチャーボトルに培養されたCV−11B胞にワ
クチニアウィルスWR株(0,1pfu /細胞)を接
種し、45分後、前記の組換えプラスミドoNZ68に
2HN12μq を2.2m(の減菌水で溶かし、樋高
ら(白質、核酸、酵素、27,340.1985)の方
法によってDNA−リン酸カルシウム共沈物をつくり、
そのQ、5mJを感染CV−1細胞上に滴下した。30
分間37℃、5%CO2インキュベーターに静置し、5
%牛脂児血清を含むEagle  MEM4.5111
J!を加えた。その3時間後培養液を交換し、48時間
摸、培養細胞ごと3度凍結融解し、超音波処理(30秒
)した。
組換え体のHN遺伝子挿入を確認するため、6cmのペ
トリ皿に培養されたTK陰性(TK−)143細胞に上
記プラーク形成ウィルスを接種し、45分後、1%寒天
、12%牛脂児血清、25μ(1/  u!Bud  
R加  Eagle  MEMを積層し、3日間培養後
感染細胞を0.01%中性紅で染色した。形成されたプ
ラークをパスツールピペットで単離しEagle  M
EM中に希釈する。単離したプラークにつき、再度同様
の操作を繰り返しプラークを純化した。純化したプラー
クより得られたウィルスを増殖させ、増殖ウィルスより
DNAを調製し、ヘマグルチニン・ノイラミニダーゼを
コードするcD N Aをプローブとするドツトプロッ
トハイブリダイゼーションにより、得られた組み換えワ
クチニアウィルスが牛パラインフルンザ3型ウィルスM
株由来のヘマグルチニン・ノイラミニダーゼをコードす
るDNAをゲノム内に持つ組み換えウィルスであること
を確認した。
(9)組換え体の細胞での発現 組織培養用チャンバースライドに培養したCV−1細胞
に、s、o、i、1又は0.1の本発明「フィルス株(
7HNWR)を接種し、37℃、1時間感染後ウィルス
液を抜きとり、細胞をEagleMEMで洗浄し、5%
牛脂児血清、40μg/m℃シトシンアラビノシド加E
agle  MEMを加えた。16時間後、Eagle
  MEMを除き、軽くPBS (リン酸緩衝生理食塩
水)で洗い、軽く風乾した後、−20℃アヒトン:エタ
ノール(1:1)中5分間処理し細胞を固定する。−次
抗体として抗生パラインフルエンザ3型ウイルス・ウナ
ギ抗体、二次抗体としてイソチアン酸フルオレセイン結
合抗ウサギI(IG抗体を使用する螢光抗体法でチェッ
クし、組み換えワクチニアウィルスが牛バラインフルエ
ンザ3型ウィルスのヘマグルチニン・ノイラミニダーゼ
蛋白生産能を持つことを確認した。
実施例2 BPIVaM株のかわりにBPIV3 91ON株を使
うこと以外は実施例1とまったく同様な操作を実施した
ところ、やはり同様に牛パラインフルエンザ3型ウィル
スのへマグルチニン・ノイラミニダーぜをコードするC
D N Aが組み込まれた組み換えワクチニアウィルス
が得られた。なお、91ON株由来のcD N Aの塩
基配列は全部で1716個の塩基配列中8個の塩基配列
がM株由来のcD N Aとは異なっていた。その塩基
配列とアミノ酸配列は第6図に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図はM176、第2図はpU HK、第3図はDN
268に2、第4[ilt pNZ68に2HNの構築
手順を、また第5図及び第6図はそれぞれ生パラインフ
ルエンザm型つィルスM株及同91ON株由来のヘマグ
ルチニン・ノイラミニダーゼをコードするcD N A
の塩基配列及びアミノ酸配列を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ワクチニアウイルスの増殖に非必須なゲノム領域
    に牛パラインフルエンザIII型由来のヘマグルチニン・
    ノイラミニダーゼをコードするcDNAの全部又は一部
    を組み込んだ組み換えワクチニアウイルス。
  2. (2)該cDNAがプロモーターの支配下にある特許請
    求の範囲第1項記載の組み換えワクチニアウイルス。
  3. (3)該cDNAが第5図のアミノ酸配列又はそれと実
    質的に同一機能を有するポリペプチドをコードするもの
    である特許請求の範囲第1項又は第2項記載の組み換え
    ワクチニアウイルス。
  4. (4)該cDNAが第5図の塩基配列またはそれと実質
    的に同一の機能を持つ塩基配列を有するものである特許
    請求の範囲第1項又は第2項記載の組み換えワクチニア
    ウイルス。
JP62119967A 1987-05-16 1987-05-16 組み換えワクチニアウイルス Pending JPS63283578A (ja)

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JP62119967A Pending JPS63283578A (ja) 1987-05-16 1987-05-16 組み換えワクチニアウイルス

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WO1996016184A1 (en) * 1994-11-18 1996-05-30 Bayer Aktiengesellschaft Expression of the bovine parainfluenza virus type 3 hemagglutinin/neuraminidase (hn) glycoprotein in two heterologous systems

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AU8132287A (en) 1988-11-17

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