JPS6328247Y2 - - Google Patents

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JPS6328247Y2
JPS6328247Y2 JP13557882U JP13557882U JPS6328247Y2 JP S6328247 Y2 JPS6328247 Y2 JP S6328247Y2 JP 13557882 U JP13557882 U JP 13557882U JP 13557882 U JP13557882 U JP 13557882U JP S6328247 Y2 JPS6328247 Y2 JP S6328247Y2
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JP
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main
gap
synthetic resin
packing
thin plate
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JP13557882U
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JPS5940419U (ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車道路用のルーバーや、人道用の
アーケード、商店街用のアーケード等アーチ形屋
根の防水構造に関するものである。
この種のアーチ形屋根は道路に沿つて道路の上
方にアーチ状に形成されており、例えばトンネル
用のルーバーとして使用される場合にはこのルー
バーに取付けた透光性の合成樹脂板で明るさを加
減することによりトンネル内に入つた直後やトン
ネルから出た直後の暗盲や眩惑を防止するように
したり、またアーケードとして使用される場合に
はアーチ形屋根で直射日光や雨を避けるようにし
ている。ところで、従来のアーチ形屋根の形状は
第1図に示すような形状で、地面の基礎13上に
立設された各主柱1,1間に透明乃至半透明な合
成樹脂板7を取付けて形成されていたものである
が、最近では機能上あるいは意匠上から第3図及
び第4図に示すような複雑な形状となつている。
第4図中18はトンネルである。第1図で示した
アーチ形屋根にあつては合成樹脂板7は第2図に
示すように各主柱1,1間に横梁2を固定片8で
架設した後、各主柱1,1の外面にパツキン6を
介して取付けられるものであるが、各主柱1,1
間には上下の段差がなく従つて合成樹脂板7は長
尺な合成樹脂板7を湾曲して使用することができ
るので、パツキン6によつて主柱1と合成樹脂板
7は水密的に接合されて雨もりすることがないも
のである。しかし乍ら、第3図及び第4図に示す
ような複雑な形状のアーチ形屋根にあつては、各
主柱1,1間には上下の段差を生じているので、
長尺な合成樹脂板7を単に湾曲して主柱1上に取
付けるだけでは複雑に湾曲した屋根を構成するこ
とはできず、小寸法の合成樹脂板7を隣り合う主
柱1,1と上下の横梁2,2で形成される枠5の
外面に取付けるようにして何枚もの合成樹脂板7
を屋根に敷設しなければならないものである。そ
して、ここでの防水構造としては、第5図及び第
6図に示すように合成樹脂板7を枠5上に取付け
たとしても主柱1と横梁2との間には主柱1,1
間に上下の段差を生じていて隙間9ができること
になるので、第7図に示すような防水構造がとら
れている。すなわち、主柱1と横梁2との間の隙
間9にコーキング材10を外面側から充填し、次
いでパツキン6を介して合成樹脂板7をその外面
に取付けたものである。しかし乍ら、この方法で
は隙間9は上下に貫通しているのでコーキング材
10を外面側から押さえることができず、従つて
コーキング材10による防水性が十分でなくコー
キング材10とパツキン6との間に空隙部11を
生じてここから水漏れを生じるという欠点があ
り、またコーキング材10は主柱1等の長期間に
よる伸縮や雨水や直射日光等による劣化によつて
剥離する恐れがあつて防水が完全に期待できない
という問題がある。また、パツキン6は、その隙
間9では締結圧不足となり、外側にふくらみパツ
キンと合成樹脂板7との間にも空隙を生じ水密性
に問題があつた。そして、特に北海道のような寒
冷地方では、このアーチ形屋根での少量の雨もり
がつららとなつて垂れ下がり、つららが屋根より
落下して自動車や人につきささる恐れがあつて非
常に危険なものであつた。
本考案は上記の点に鑑みて成されたものであつ
て、複雑な形状のアーチ形屋根においても完全に
雨もりを防ぐことができるアーチ形屋根の防水構
造を提供することを目的とするものである。
すなわち、本考案はアーチ形に形成された主柱
1を間隙を置いて多数本平行に列設し、相隣り合
う主柱1,1間に上下複数段に横梁2を架設し、
横梁2から主柱1に渡つて薄板3を貼付けて一層
水密性を確実にする意味で横梁2と主柱1及び薄
板3とで囲まれる部分に封水用の充填材4を充填
し、隣り合う主柱1,1及び上下の横梁2,2で
形成される枠5にパツキン6を介して合成樹脂板
7を取付けて成るアーチ形屋根の防水構造により
上記目的を達成したものである。
以下本考案を実施例により詳述する。主柱1は
H型鋼をアーチ形に湾曲して形成され、第8図乃
至第10図に示すように多数本の主柱1,1…は
間隙を置いてコンクリートの基礎13上に平行に
列設してある。相隣り合う主柱1,1間にはL型
アングル等で形成された横梁2が上下複数段に架
設してあつて、横梁2の両端部は主柱1に固着さ
れた固定片8,8にボルト等で固着してある。こ
こで、隣接する主柱1,1は上下に段差を生じて
いるので主柱1,1間に連結された横梁2は第5
図で示したように傾いており、また主柱1と横梁
2との間には隙間9が生じている。第11図に示
すように、この隙間9を塞ぐように横梁2の外面
から主柱1の外面に渡つてステンレス薄板やアル
ミニウム薄板、ブリキ板等で形成された厚さ0.2
〜0.5mm程度の薄板3が貼付けてある。薄板3は
適宜既存の接着剤17や密着性の良いブチルゴム
等を使用して接着させることができ、薄板3を主
柱1と横梁2との接合部分で湾曲させてそれらの
外面に貼着するものである。また、一層水密性を
確実にするために、薄板3の内面側には横梁2と
主柱1との間にて封水用の充填材4が充填してあ
る。充填材4としては耐候性や耐久性に優れたブ
チル系コーキング材やポリサルフアイド系シーリ
ング材、シリコン系シーリング材等を使用するこ
とができる。隣り合う主柱1,1及び上下の横梁
2,2で四角枠5が形成されることになるが、枠
5の外面側には連続したパツキン6が第12図乃
至第14図に示すように全周に亘つてゴム系接着
剤等で貼着してあり、さらにこのパツキン6の上
面に合成樹脂板7を載置して第15図に示すよう
に、主柱1の外面側に取付けた平板鋼の押え板1
4でパツキン15を介して合成樹脂板7を押える
ことにより主柱1との間で合成樹脂板7を挟持し
てある。この合成樹脂板7としては透光性のポリ
カーボネート板、アクリル板、塩化ビニル板等を
使用することができる。
しかして、主柱1と横梁2との間の隙間9に充
填材4を充填するにあたつては、主柱1から横梁
2にまたがつてそれらの外面に薄板3を貼着した
後に主柱1の内面側より隙間9内に充填材4を詰
めるものであり、その際、隙間9の外面側は薄板
3で塞がれているのでヘラ等で充填材4を薄板3
側に十分押えることができて、この隙間9内に容
易に充填材4を充填することができるものであ
り、従つて隙間9を完全に充填材4で塞いで一層
防水を確実に行なうことができるものである。ま
た主柱1と横梁2との間にまたがつて貼着された
薄板3は第11図で示したように主柱1と横梁2
の取付角度や段差に応じて屈曲することが可能
で、その接合部分の上面を薄板3で覆つて平坦面
とすることができ、従つてその上面に貼付けられ
たパツキン6は平坦面で接することになり、また
隙間9においてパツキン6の締結圧不足により、
第7図に示されるような空隙部11′を生じるこ
とがなく、パツキン6による水密性が一段と向上
するものである。また、主柱1や横梁2等の部材
の加工精度や組立精度によつて主柱1と横梁2と
の間の隙間9の大きさは変わることもあるが、薄
板3を切断してその隙間9の大きさに対応するこ
とで隙間9の大きさがまちまちであつても支障な
く隙間9を塞ぐことができるものである。
なお、上記実施例では合成樹脂板7を横梁2の
外面側に取付けるようにしたが、第16図に示す
ように主柱1に取付けた横梁2の内面側に合成樹
脂板7を取付けるようにしても良い。また、主柱
1と横梁2の上面に渡つて貼着した薄板3の両側
部に第17図及び第18図に示すようにブチル系
のコーキング材16を充填して、さらに薄板3の
密着性を良くすると共にパツキン6との間を気密
にし、隙間9から雨水が漏れるのを完全に防止す
るようにしても良い。
さらに、第19図及び第20図に示すように薄
板3の裏面に予め接着兼封水用の充填材4を1〜
2mm厚程度で全面に塗布しておき、そしてこの薄
板3を主柱1と横梁2との接合部分に貼着するよ
うにしても良い。このようにすると、薄板3の裏
面に塗布された充填材4で薄板3を主柱1及び横
梁2に密着させることができると共に薄板3を主
柱1側へ押圧することにより主柱1と横梁2との
間の隙間9内に充填材4を充填することができ、
薄板3の貼着と一層確実な隙間9の水密化を一度
で行なうことができて施工性が向上するものであ
る。また、第21図はさらに他の実施例を示した
ものである。ここで、パツキン6はその全周が連
続したいわゆるエンドレスパツキンで形成してあ
り、断面形状は第22図に示すように内方へ開口
した略U字状に形成してある。このパツキン6は
その四隅を接着、再加硫して一体化することによ
り製造されるものである。パツキン6の四隅には
それぞれ切れ込み20が施してあり、この切れ込
み20で四角枠状のパツキン6の形状を斜めに傾
けることが可能で、上記主柱1,1と横梁2,2
とで囲まれる四角枠5の形状に対応させることが
できるものである。また、このパツキン6の四隅
にはそれぞれ切れ込み20があるため、四隅が角
状で、それぞれの辺が湾曲したような形状を有す
る合成樹脂板7であつてもパツキン6の四隅に集
中荷重を掛けることなく嵌め込むことができる。
このパツキン6を四角枠5の外面に配置するにあ
たつては、第22図に示すようにパツキン6の内
側に合成樹脂板7を嵌め込んだ後、四角枠5の外
面に配置して上記押え板14で押圧挾持するもの
である。この際にも、パツキン6の四隅に切れ込
み20が設けてあることにより、コーナー部での
集中応力を防いでパツキン6に亀裂が入るのを防
ぐことができるものである。また、このようにエ
ンドレスのパツキン6を使用することにより、第
12図で示した非連続のパツキン6の場合のよう
にパツキン6の切れ目部分にコーキング材等を充
填処理する必要がなく、しかも合成樹脂板7の周
囲に確実にパツキン6を取付けることができてコ
ーキング材等を使用してパツキン6を四角枠5の
外面に貼着する必要がなく、そのため長年月の微
妙な伸縮や日光等によつてコーキング材が劣化し
てパツキン6が外れるような恐れがなく、水もれ
を完全に防ぐことができるものである。また、施
工面においても簡略化されるものである。
上記のように本考案はアーチ形に形成された主
柱を間隙を置いて多数本平行に列設し、相隣り合
う主柱間に上下複数段に横梁を架設し、横梁から
主柱に渡つて薄板を貼付けて、隣り合う主柱及び
上下の横梁で形成される枠にパツキンを介して合
成樹脂板を取付けたので、平行に列設した主柱に
上下段差を生じていて主柱に取付けた横梁が斜め
に傾斜して取付けられ、そしてこの横梁と主柱と
の間に隙間が生じているような場合であつても、
隙間は薄板で塞がれ平坦面とすることができるの
で、主柱と横梁との間の隙間においてパツキンの
締結圧不足により従来の如く間隙に空隙部を生じ
るということがなく防水を完全に行なうことがで
きるものである。さらに、薄板は主柱と横梁の取
付角度や段差に応じて屈曲することができてそれ
らの接合部分の上面を薄板で覆つてパツキンを介
して合成樹脂板を薄板に自然な形で沿わすことが
できるので、合成樹脂板にも無理な応力がかから
ずに、薄板とその上面に配置されたパツキンとが
密着して、パツキンを薄板に圧接することができ
て、パツキンと薄板及びパツキンと合成樹脂板と
の間には空隙を生じることがなく水密を完全に行
なうことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは一般のアーチ形屋根の概略側面
図と概略正面図、第2図は同上の要部断面図、第
3図a,bは複雑な形状のアーチ形屋根の概略側
面図と概略正面図、第4図は同上の他の例のアー
チ形屋根の概略説明図、第5図は同上の要部断面
図、第6図は同上の要部側面図、第7図は従来例
の要部断面図、第8図は本考案一実施例の一部切
欠側面図、第9図は主柱の構築状態を示す同上の
正面図、第10図は同上の一部切欠斜視図、第1
1図は同上の要部断面図、第12図は同上の上面
図、第13図は同上の要部斜視図、第14図は同
上の一部切欠上面図、第15図は同上の一部切欠
断面図、第16図a,bは同上の他の実施例の要
部断面図と要部上面図、第17図及び第18図は
同上のさらに他の実施例の要部断面図、第19図
は同上のさらに他の実施例の一部破断斜視図、第
20図は同上の斜視図、第21図は同上のさらに
他の実施例の斜視図、第22図は同上の一部切欠
断面図である。 1は主柱、2は横梁、3は薄板、5は枠、6は
パツキン、7は合成樹脂板である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アーチ形に形成された主柱を間隙を置いて多数
    本平行に列設し、相隣り合う主柱間に上下複数段
    の横梁を架設し、横梁から主柱に渡つて薄板を貼
    付けて、隣り合う主柱及び上下の横梁で形成され
    る枠にパツキンを介して合成樹脂板を取付けて成
    るアーチ形屋根の防水構造。
JP13557882U 1982-09-06 1982-09-06 ア−チ形屋根の防水構造 Granted JPS5940419U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13557882U JPS5940419U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 ア−チ形屋根の防水構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP13557882U JPS5940419U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 ア−チ形屋根の防水構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5940419U JPS5940419U (ja) 1984-03-15
JPS6328247Y2 true JPS6328247Y2 (ja) 1988-07-29

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ID=30305118

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JP13557882U Granted JPS5940419U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 ア−チ形屋根の防水構造

Country Status (1)

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JP (1) JPS5940419U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5419193B1 (ja) * 2013-02-18 2014-02-19 ワールドブリッジインダストリアルカンパニーリミテッド ドームカバー支持体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5419193B1 (ja) * 2013-02-18 2014-02-19 ワールドブリッジインダストリアルカンパニーリミテッド ドームカバー支持体

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JPS5940419U (ja) 1984-03-15

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