JPS63282096A - ブ−ム伸縮装置 - Google Patents

ブ−ム伸縮装置

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JPS63282096A
JPS63282096A JP62116362A JP11636287A JPS63282096A JP S63282096 A JPS63282096 A JP S63282096A JP 62116362 A JP62116362 A JP 62116362A JP 11636287 A JP11636287 A JP 11636287A JP S63282096 A JPS63282096 A JP S63282096A
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JP
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boom
cylinder
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extended
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JP62116362A
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English (en)
Inventor
爲廣 英樹
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野) 本発明は、油圧クレーンや高所伯業車に使用されるブー
ムの伸縮装置に関するものである。
(従来技術) 従来、基端側ブームと中間ブームと先端側ブームとをテ
レスコープ状に伸縮自在に組合せてなる多段伸縮ブーム
において、たとえば特公昭59−32399号公報に示
されるようにシーケンス弁を用いて、中間プームを伸縮
fl動させる主シリンダと、先端側ブームを伸縮作動さ
せる副シリンダとの作動順序を特定し、ブームを伸長さ
せる時は始めに先端側ブームのみを所定の長さ伸長させ
た後、中間プームを伸長させ、また、伸長しているブー
ムを短縮させる時は先端側ブームの伸長状態を保持した
ままで先に中間ブームを短縮させ、中間ブームが短縮し
終った優に先端側ブームを短縮させるようにしたブーム
伸縮装置が知られている。
しかし、この従来装置は定滑車方式で副シリンダのロン
ド先端に連動ロープを直結したものであり、n1シリン
ダにより連動ロープの一端を直接的に牽引することによ
って先端側ブームを中間ブームに対して伸縮移動させる
構成であるため、先端側ブームの伸縮ストローク分だけ
副シリンダのスト0−りが必要であり、副シリンダが長
尺となり、これに伴ってシリンダ1蚤が重くなるととも
に、シリンダ重心がブーム先端側に位置し、ブーム俯仰
時の負荷が大きくなり、作業能力(クレーンの場合の吊
り能力、高所作業車の場合の向上支持能力)が低下する
という問題がある。
しかも、上記従来装置では、上記の順序でしかブームを
伸縮作動させることができないため、先端側ブームを絶
縁材料製として高所作業車に適用した場合には、ブーム
伸縮時に先端側ブームの露出良さを中間ブームの露出長
さよりも長くでき、感電のおそれのある高所作業時の安
全性を高めることができる利点はあるが、その反面、ブ
ームの伸縮時に常に先端側ブームと中間ブームとを一つ
ずつ順次伸縮動作させるため、伸縮のfi!II時聞が
長くなり、作業能率が低下する。なお、感電のおそれが
ない場合等、作業内容によっては、先端側ブームと中間
ブームとを同時に伸縮作動させてブーム伸縮時間を短縮
することが要求されるが、上記従来の装置ではこのよう
な同時伸縮作動を行うことができず、従って、上記の要
求に応えることができない。
(発明の目的) 本発明は、ブームの伸縮作動時に作業内容に応じて、先
端側ブームと中間ブームを上記従来と同様の順序で順次
作動させる使用形態(順次伸縮モード)と、先端側ブー
ムと中間ブームとを同時に伸縮作動させる使用形態(同
時伸縮モード)とに任意に選択でき、装置の汎用性を向
上でき、しかも、順次伸縮モードにおける作動の確実性
ならびに安全性の向上を図るとともに、先端側ブームを
伸縮させるための第1シリンダの必要ストロークを類ク
シて同シリンダを短尺化、軽量化でき、シリンダ重心を
ブーム基端側に位置させて、ブーム負荷を軽減すること
ができ、また、同時伸縮モードで作業能率を向上できる
ブーム伸縮装置を提供することを目的としている。
(発明の構成) 本発明は、多段伸縮ブームにおいて、先端側ブームを中
間ブームに対して伸縮移動させる第1シリンダおよび動
滑車機構と、中門ブームを基端側ブームに対して伸縮移
動させる第2シリンダとを備え、上記動滑nii構は、
第1シリンダによってブーム長手方向に前後移動される
動滑車と、上記各ブームの所定位置に設けられた定滑車
と、これら肋′f1車および定滑車に掛渡されて一端が
基端側ブームに、他端が先端側ブームに止着されたブー
ム伸縮用ロープとによって構成され、がっ、上記第1シ
リンダおよび第2シリンダに対して個別に圧)t11e
l排16m1ltll弁オ、J:、 ヒ第2 f!II
 ”m 弁ト、ブーム伸長時に先端側ブームのみを所定
長さ伸長させた侵に中間ブームを伸長させ、ブーム短縮
時に中間ブームを短縮させた侵に先端側ブームを短縮さ
せる順次伸縮モードと、中間ブームと先端側ブームとを
同時に伸縮させる同時伸縮モードとを選択するモード切
替手段と、このモード切8手段により選択されたモード
に対応して上記第1シリンダおよび第2シリンダを作動
させるように上記第11bIItl弁と第2制御弁の切
8え時期を制御する&lJ御手段と、順次伸縮モードの
伸長後半に第2シリンダの作動に追従して第1シリンダ
を作動させるように第1シリンダを制動するl1ll動
手段と、順次伸縮モードの短縮前半に第1シリンダの作
動に追従して第2シリンダを作動させるように第2シリ
ングを制動するt111動手段とを備えているものであ
る。
この構成によれば、モード切替手段により順次伸縮モー
ドか、同時伸縮モードかを選択することによって、1つ
の装置で2通りに使い分けることがq能となり、装置の
汎用性が高められる。しかも、順次伸縮モードでは、そ
のブーム伸長後半および短縮前半に、各t+1lilJ
手段により先端側ブームの中日ブームに対する所定長さ
の伸長状態が確実に保持され、伸縮作用が円滑に行われ
るとともに、安全性が向上され、かつ、第1シリンダの
伸縮ストロークが動滑車機構により数倍に拡大されて先
端側ブームに伝達され、第1シリンダの必要ストローク
を短くすることが回部となり、このシリンダの短尺化、
軽量化が図れ、ブーム重心が基端側に位置され、ブーム
負荷が軽減される。また、感電のおそれのある高所作業
時は、順次伸縮モードで伸縮されて安全性が高められ、
感電のおそれのない作業時には、同時伸縮モードで伸縮
されてブーム伸縮時間が短縮され、作業能率が向1され
る。
(実施例) 本発明装置を三段ブームに適用した場合の実施例を図に
よって説明する。
第1図、第2図において、この多段伸縮ブーム1は、基
端側ブーム11内に中間ブーム12が、中間ブーム12
内に先端側ブーム13がそれぞれ長手方向に摺動自在に
挿入されてテレスコープ状に伸縮自在に構成されいる。
上記基端側プーム11に対して中間プーム12を伸縮移
動させるために、第2シリンダ22のシリンダチューブ
がブラケット23を介して中間プーム12の基端部に取
付けられ、そのロッド先端がブラケット24を介して基
端側ブーム11の基端部に連結されている。
一方、中間プーム12に対して先端側プーム13を伸縮
移動させるために、第1シリンダ21によってwA!!
+奄れるa滑車機構3が設けられている。
第1シリンダ21は・基端側プーム11の上面(ブーム
倒伏状態での上面、以下同じ)にブラケット25を介し
て取付けられている。
第1シリンダ21のロッド先端には軸受金具26を介し
て一対の動滑車31.41が回動自在に軸支されている
。基端側プーム11の上面において、先端付近に定滑車
33が、基端付近に定滑車43がそれぞれ回動自在に軸
支され、かつ、上記第1シリンダ21を跨ぐ状態で、中
継枠4がガイド機構(図示省略)を介してブーム長手方
向に移動自在に設けられている。
駆動側のローフ32は一方の動滑車31と定滑車33と
にI)渡され、その一端が基端側プーム1の上面に止着
され、他端が上記中継枠4の一側面に止着されている。
また、駆動側のロー142は上記ロープ32と逆向きに
なるように他方の動滑車41と定滑車43とに掛渡され
、その一端が基端側プーム1の上面に止着され、他端が
上記中継枠4の他側面に止着されている。
従動側のロー134はブーム幅方向両側に対称に二本配
置され、それらの一端が上記中継枠4の他側面に止着さ
れ、中間部が、基端側プーム11の基端付近に軸支され
た定滑車35と、中間プーム12の先端付近に回動自在
に軸支された定滑車36とに掛渡され、他端が先端側プ
ーム13の基端付近に止着されている。また、従動側の
ローフ44は上記ロー134と対向するようにブーム幅
方向両側に対称に二本配置され、それらの一端が上記中
継枠4の一側面に止着され、その中間部が、基端側プー
ム11の先端付近に軸支された定滑車45と、中間プー
ム12の基端付近に軸支された定滑$46とに掛渡され
、他端が先端側ブーム13の基端付近に寸看されている
上記各滑車31.33.35.36および41゜43.
45.46と、ロープ32.34および42.44と、
中継枠4とによって動滑車機[83が構成されている。
なお、複数本の油圧ホース27およびi!@55は、こ
のブーム1がamされたベースマシン(図示省略)から
導出され、基端側プーム11の上面に沿って配管ならび
に配線され、中継枠4の下を潜ってブーム先端側で−E
1. Llターンされ、その中間部が中継枠4に止着さ
れ、さらに中継枠4の中を通ってブーム幅方向に振分け
られ、上記各定滑車45.46を介して各ロー144と
平行に配管ならびに配線され、その後、先端側1−ム1
3内を通り、先端側ブーム13に取付けられる高所作業
用ゴンドラに付設の各種油圧機器(図示省略)等に接続
される。これによってブームの伸縮作動時に各油圧ホー
ス27および電線55が弛んだり、絡まったりするおそ
れがないように、効率よく配管ならびに配線されている
一方、中間ブーム12に対して先端側ブーム13が全伸
状態であるか否かを検出する第1検出手段として、リミ
ットスイッチ51が先端側ブーム13の基端部に設けら
れ、このスイッチ(第1検出スイツプ)51を作動させ
るブロック53が中間ブーム12の先端付近に設けられ
ている。
また、基端側ブーム11に対して中間ブーム12が全縮
状態であるか否かを検出する第2検出手段として、リミ
ットスイッチ52が基端側プーム11の基端付近に設け
られ、このスイッチ(第2検出スイツチ)52を作動さ
せるブロック54が中間プーム12の基端部に設けられ
ている。
上記中間ブーム12に対して先端側ブーム13が所定長
さ伸長した時点でそれ以上の伸長を阻止するためのスト
ッパ55.56が、中間プーム12の基端付近と、先端
側ブーム13の先端付近とに相対向して設けられている
第3図は上記ブーム1の伸縮をIIIIII]するため
の油圧回路図であり、この図において、6は油圧ポンプ
、61は第1シリンダ21に対する圧油の給排を制御す
る第1制御弁(制御手段)、62は第2シリンダ22に
対する圧油の給排をυ制御する第2制御弁(a、lJ 
111手段)、63,64.65.66は上記各シリン
ダ21.22に付設されたパイロットチェック弁、71
.72は侵述する順次伸縮モード時に上記各シリンダ2
1.22の作動を制動するブレーキ弁(Ill !!I
I手段)、73.74はブレーキ弁71.72の作動を
lit御するバイ0ツトチエツク弁、75はパイロット
チェック弁73゜の作動すなわちブレーキ弁71の作動
を制御する切替弁、76.77はキャビテーション防牙
用チェック弁である。
上記各tIIll)I弁61,62にはそれらの両端に
設けられたソレノイド61a、61b、62a、62b
によって3位置に切替えられる電磁切替弁もしくは電磁
油圧切替弁が用いられ、切替弁75には連通位置とブロ
ック位置との2位置に切替えられる電磁切替弁が用いら
れる。
第4図は上記各υ1111弁61.62.63を切替え
M tillするための電気回路図であり、この図にお
いて、81はモード切替スイッチ、82は伸縮切替スイ
ッチ、R1,R2はリレー、R8tおよびR82は上記
リレーR1およびR2によって作動されるスイッチを示
す。
次に、このブーム伸Ili!装盲の作用を第5図〜第7
図を併用して説明する。
■、順次伸縮モード ■ ブーム伸長:前半 第1図、第2図および第5図のプーム全縮状態において
、第1シリンダ21厚全伸状態、第2シリンダ22が全
縮状態にあり、第1検出スイツチ51がオフ、第2検出
スイツチ52がブロック54によりオンされている。
この状態で第4図のモード切替スイッチ81を順次伸縮
モードに切替えると、リレーR1を介してスイッチ1(
Slがオンされる。
次いで、伸縮切替スイッチ82を伸び側に入れると、ソ
レノイド61aが励磁され、第1制御弁61が上位四に
切替えられ、油圧ポンプ6の吐出油が第1シリンダ21
のOラド側′a室に供給されて同シリンダ21が縮めら
れる。このとき、パイロットチェック弁63は上記ロン
ド側油vl、:供給される圧力によって開かれ、第1シ
リンダ21のヘッド側油室内の作動油はタンクに戻され
る。一方、切替弁75がブロック位置にあるためにバイ
0ツトチエツク弁73は開かず、ブレーキ弁71は作動
しない。また、第2制御弁62が中立位置にあり、第2
シリンダ22が停止されたままであり、この第2シリン
ダ22を介して中間ブーム12が基端側プーム11に対
して固定状態にある。
このため、上記第1シリンダ21が縮められると、動滑
!111000all滑車31.41がブーム基端側に
後退移動されるとともに、ロープ32.42を介して中
継枠4がブーム先端側にft1選移動され、さらに、ロ
ープ34.44を介して先端側ブーム13が伸長移動さ
れ、この先端側プーム13が中間ブーム12に対して伸
長される。
この場合、動滑車の原理により中継枠4の移動量および
先端側プーム13の移動量が第1シリンダ21のストロ
ークの数倍(この実施例では2倍)となる。なお、動滑
車31.41と定漬ll33゜43の数およびロープ3
2.42の巻掛は数を増やすことによって第1シリンダ
21のストロークに対する先端側プームの13の移動量
の増大比を大きくすることも可能である。
このように第1シリンダ21の伸縮スト0−りを動滑車
機構3により数倍に増大して先端側プーム13に伝達す
ることにより、第1シリンダ21の伸縮ストO−りを先
端側プーム13の必要移動量の数分の1(たとえば1/
2)にすることが可能となり、この第1シリンダ21を
従来の副シリンダに比べて短く、軽1(t、できるとと
もに、シリンダ重心をブーム先端側に位置させてブーム
負萄を軽減できることになる。
■ ブーム伸長:後半 上記■により先端側プーム13が第6図(a)に示すよ
うに全件位置に達すると、ストッパ55゜56により先
端側プーム13が停止され°るとともに、第1検出スイ
ツチ51がブロック53に当たってオンされ、上記ソレ
ノイド61aが消磁されて第111IIII弁61が中
立位置に戻され、上記第1シリンダ21に対する圧油の
供給が停止される。
また、上記第1検出スイツチ51によりソレノイド52
a、75aが励磁され、第2制御弁62が上位置に、切
替弁75が連通位置にそれぞれ切替えられる。
これによって油圧ポンプ6の吐出油がパイロットチェッ
ク弁66@経て第2シリンダ22のヘッド側油室に供給
され、第2シリンダ22が伸長され、中間ブーム12が
伸長される。このとき第2シリンダ22に対する供給側
の圧力によってパイロットチェック弁65.73が開か
れ、第2シリレダ22のロッド側油室内のfll抽油パ
イロットチェック弁65を経てタンクに排出さるととも
に、ブレーキ弁71が作動可能な状態となる。
一方、上記第2シリンダ22の伸長により中間ブーム1
2が基端側ブーム11に対して伸長されるに伴って、ロ
ー134が引張られる。このときストッパ55.56に
より先端側プーム13がそれ以上伸長することを阻止さ
れているので、上記ローフ34の引張力が中継枠4に伝
達され、中継枠4がブーム基端方向に付勢されるととも
に、動滑車31.41がブーム先端方向に付勢され、第
1シリンダ21が伸長方向に付勢される。これに伴って
第1シリンダ21のロッド側油室内の圧力が次第に上昇
し、その圧力が所定圧力以上になると、ブレーキ弁71
が作動し、第1シリンダ21のロッド側油室内の作動油
がブレーキ弁71およびパイロットチェック弁73を経
てタンクに流出されるとともに、ヘッド側油室内にチェ
ック弁76を介してタンクから作動油が流入されながら
、この第1シリンダ21が上記第2シリンダ22の伸長
に追従して縮められる。
これにより動滑車31.41が!vI進移動されるとと
もに、ロープ32.42を介して中継枠4が上記中間ブ
ーム12の移動量に対応する吊だけ後退移動され、先端
側プーム13がストッパ55゜56により中間ブーム1
2に対して所定の伸長塗に保持されたままで、先端側プ
ーム13と中間ブーム12とが一体物として基端側ブー
ム11より伸長され、各シリンダ21.22の伸長スト
0−クエンドで第7図に示すブーム全件状態となる。
■ ブーム短縮:m半 第7図のブーム全件状態において、モード切替スイッチ
81が順次伸縮モードで、リレーR1を介してスイッチ
RS 1がオンされた状態で、伸縮切替スイッチ82を
縮み側に入れると、上記第2検出スイツチ52がオフさ
れたままであるので、ソレノイド61aが・励磁され、
第1&lll弁61が上位置に切替えられる。なお、こ
の順次伸縮モードではリレーR2は働かず、スイッチR
32はオフされているので、ソレノイド62a、62b
は消磁され、第2制御弁62は中立位置に保持されてい
る。
これにより油圧ポンプ6の吐出油がパイロットチェック
弁64を経て第1シリンダ21のロンド側油室に供給さ
れ、第1シリンダ21が短縮され、動滑車31.41が
ブーム基端側に移動されるとともに、ロープ32.42
を介して中継枠4がブーム先端側に移動され、ローフ3
4に引張力が作用し、先端側ブーム13を伸長させよう
とする。
このとき先端側ブーム13がストッパ55.56により
それ以上の伸長を阻止されているため、上記ローフ34
の引張力が定滑車36を介して中間ブーム12に短縮力
として作用するとともに、第2シリンダ22が短縮方向
に付勢される。これに伴って第2シリンダ22のヘッド
側油室内の圧力が次第に上昇し、その圧力が所定圧力以
上になると、ブレーキ弁72が作動し、第2シリンダ2
2のヘッド側油至内の作動油がブレーキ弁72およびパ
イロットチェック弁74を経てタンクに流出されるとと
もに、0ツド側、油室内にチェック弁77を介してタン
クから伯勤油が流入されながら、この第2シリンダ22
が上記第1シリンダ21の短縮に追従して縮められる。
これによって先端側ブーム13が中間ブーム12に対し
て所定の伸長吊に保持されたままで、この先端側ブーム
13と中間ブーム12とが一体物として短縮され、中間
ブーム12のみが基端側ブーム11内に短縮される。
(舗 ブーム短縮:後半 上記中間ブーム12が第6図(a)に示すように全縮位
置に達すると、第2検出スイツヂ52がブロック54に
当たってオンされ、上記ソレノイド61aが消磁される
とともに、ソレノイド61bが励磁され、第1tIIJ
I!I弁61が下位置に切替えられ、油圧ポンプ6の吐
出油が第1シリンダ21のヘッド側油室に供給されて同
シリンダ21が伸長される。これにより動滑車31.4
1がブーム先端側に移動され、ロープ32.42を介し
て中継枠4がブーム基端側に移動されるとともに、0−
144が引張られ、その引張力によって先端側ブーム1
3が短縮移動される。
このとき、上記ロー144に信用する引張力により定滑
車46を介して中間ブーム12が伸長り向に付勢される
とともに、第2シリンダ22も伸長方向に付勢されるが
、第2制御弁62が中立位置であり、かつ、上記パイロ
ットチェック弁74が間かれることもないので、各チェ
ック弁65゜66および74.77によって第2シリン
ダ22が伸長ならびに短縮されることが阻止され、従っ
て、第2シリンダ22は全縮状態で停止されたままであ
り、この第2シリンダ22により中間ブーム12が基端
側ブーム11に対して固定された状態で、上記第1シリ
ンダ21の伸長に伴って動滑車機構3を介して先端側ブ
ーム13が中間ブーム12に対して短縮され、第5図に
示すように全輪状態となる。
このように順次伸縮モードでブーム1を伸縮すれば、ブ
ーム中間長さ状態で先端側ブーム13の露出長さを中間
ブーム12の露出長さよりも長くできる。従って、電線
作業に使用される高所作業車のように、先端側ブーム1
3をFRP等の電気絶縁材料により構成し、その先端に
作業用のゴンドラを装着して上記の作業を行う場合にお
いて、ブーム中間長さ状態での作業時に、導電体である
中間ブーム12の先端と電線との距離を長くすることが
でき、電気絶縁効果が高められ、作業の安全性が向上さ
れる。
■、同時伸縮モード ■ ブーム伸長時 第5図のブーム全縮状態で、第4図のモード切替スイッ
チ81を同時伸縮モードに切替えると、リレーR2を介
してスイッチR82がオンされる。
この状態で伸縮切苔スイッヂ82を伸び側に切替えると
、ソレノイド62aが励磁されて第2fI11御弁62
が上位置に切替えられ、油圧ポンプ6の吐出油がパイロ
ットチェック弁66を経て第2シリンダ22のヘッド側
油室に供給され、同シリンダ22が伸長され、中間ブー
ム12が基端側ブーム11に対して伸長される。
このとぎ第1iIl制御弁61は中立位置、切替弁75
はブロック位置にあり、第1シリンダ21は各チェック
弁63.64および73.76によりブロックされて第
5図および第6図(b)の全件状態に保持され、動滑車
31.41が前進限位置に、中継枠4が侵退限位四にそ
れぞれ停止されたままである。このため、上記中間ブー
ム12が第2シリンダ22によって伸長移動されると、
第6図(b)に示すように中間ブーム12に1支された
定滑車36.46がブーム伸長り向に移動され、これに
伴って先端側ブーム13がロープ34,44を介して中
間ブーム12から伸長される。
この結果、中間ブーム12が基端側ブーム11から伸長
されると同時に、この中間ブーム12の移動室に対応す
る量だけ先端側ブーム13が中間ブーム12力1ら伸長
され、中間ブーム12と先端側ブーム13とが同時に伸
長移動される。
■ ブーム短縮時 上記モード切替スイッチ81が同時伸縮モードで、伸縮
切替スイッチ82が縮み側に切替えられると、ソレノイ
ド62bが励磁されて第2制御弁62が下位置に切替え
られ、油圧ポンプ6の吐出油がパイロットチェック弁6
5を経て第2シリンダ22のロッド側油室に供給され、
同シリンダ22が短縮され、中間ブーム12が基端側ブ
ーム11に対して短縮される。
このとき上記と同様の作用により、中間ブーム12の短
縮移動に連動してロープ34.44を介して先端側ブ−
ム13が短縮され、中間ブーム12が基端側ブーム11
内に短縮されると同時に先端側ブーム13が中間ブーム
12内に短縮される。
この同時伸縮モードによれば、第1シリンダ21を停止
したままで、第2シリンダ22を伸縮されるだけで、中
間ブーム12と先端側ブーム13とが同時に伸縮作動さ
れるので、上記■の順次伸縮モードでブーム伸縮を行う
場合に比べて、ブーム伸縮時間が短縮され、作業能率が
向上される。
ところで、上記実施例では動滑車機83において、駆動
側を仲、縮の各1本ずつのロープ32゜42で構成して
いるのに対し、従動側を各2本ずつのロープ34.34
と44.44で構成し、その駆動側と従動側とを中継枠
4によって連結しているが、駆動側と従動側のロープ数
を同数にしてもよく、また、中継枠4を省略して駆動側
と従動側とをそれぞれ連続したロープにより構成しても
よい。
上記各制御弁61.62および切替弁75の切替えのた
めの第1.第2の検出手段として、上記実施例のように
先端側、中間の各ブーム13.12の位置を直接検出す
る場合に限らず、光学的に検出してもよい。また、中継
枠4の位置、ロープの移動環、定滑車(ガイドシープ)
の回転数等を検出してf、lI mするようにしてもよ
い。
また、ブレーキ弁71.72にベントリリーフ弁を用い
、それらのベントボートを、上記バイ0ットチェック弁
73.74を1弁するために用いたパイロット圧によっ
て切替えられるパイロット切替弁、または電磁切替弁を
用いてタンクに連通したり、ブロックしたりすることに
よって、そのベントリリーフ弁を所定の時期に作動また
はブロックさせるようにしてもよい。こうすればパイ0
ットチェック弁73.74を省略できる。
上記実施例では三段ブームを例にとって説明したが、本
発明は四段またはそれ以上の多段ブームにも、第2段、
第3段、第4段の各ブーム間、または第3段、第4段、
第5段の各ブーム間等、隣接する三段のブーム間におい
て上記同様に実施することができる。
(発明の効果) 以上のように本発明は、モード切替手段により順次伸縮
モードか、同時伸縮モードかを選択することによって、
1つの装置で、2通りに使い分けることができ、装置の
汎用性を高めることができる。しかも、順次伸縮モード
において、そのブーム伸長後半および短縮前半に、各制
動手段(たとえばブレーキ弁)により先端側ブームの中
間ブームに対する所定長さの伸長状態を確実に保持させ
、伸縮作用を円滑に行わせることができ、先端側ブーム
の露出長さを中間ブームの露出長さより長くして、感電
のおそれのある高所作業時の安全性を向上できる。さら
に、第1シリンダの伸縮ストO−りを動滑車機構により
数倍に拡大して先端側ブームに伝達することができ、第
1シリンダの必要ストロークを短くでき、このシリンダ
の短尺化、軽量化が図れ、ブーム重心を基端側に位置さ
せ、ブーム負荷を軽減できる。また、感電のおそれのあ
る高所作業時は、順次伸縮モードで伸縮することによっ
て安全性を高めることができ、感電のおそれのない作業
時には、同時伸縮モードで伸縮することによってブーム
伸縮時間を短縮でき、作業能率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のブーム伸縮装置の実施例を示す平面図
、第2図はそのil所面図、第3図はブーム伸縮のため
の油圧Ill III I!1路図、第4図は同電気回
路図、第5図はブーム全縮状態、第6図(a)は順次伸
縮モードでの先端側ブームの伸長状態、第6図(b)は
同時伸縮モードでのブーム伸縮途中の状態、第7図はプ
ーム全件状態をそれぞれ示す作動説明図である。 1・・・三段ブーム(多段伸縮ブーム)、3・・・動滑
車機構、11・・・基端側ブーム、12・・・中間ブー
ム、13・・・先端側ブーム、21・・・第1シリンダ
、22・・・第2シリンダ、31.41・・・動滑1口
、32,34・・・0−プ、42.44・・・ロープ、
33,35゜36.43.45.46・・・定滑車、5
1・・・第1検出スイツチ、52・・・第2検出スイツ
チ、61・・・第11+11111弁、62・・・第2
制御弁、71.72・・・ブレーキ弁、75・・・切替
弁、81・・・モード切替スイッチ、82・・・伸縮切
替スイッチ。 特許出願人    株式会社神戸製鋼所代 理 人  
  弁理士  小谷悦司同      弁理士  長1
)正 向      弁理士  板谷康夫 第  3  図 第  4  図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、多段伸縮ブームにおいて、先端側ブームを中間ブー
    ムに対して伸縮移動させる第1シリンダおよび動滑車機
    構と、中間ブームを基端側ブームに対して伸縮移動させ
    る第2シリンダとを備え、上記動滑車機構は、第1シリ
    ンダによつてブーム長手方向に前後移動される動滑車と
    、上記各ブームの所定位置に設けられた定滑車と、これ
    ら動滑車および定滑車に掛渡されて一端が基端側ブーム
    に、他端が先端側ブームに止着されたブーム伸縮用ロー
    プとによって構成され、かつ、上記第1シリンダおよび
    第2シリンダに対して個別に圧油を給排する第1制御弁
    および第2制御弁と、ブーム伸長時に先端側ブームのみ
    を所定長さ伸長させた後に中間ブームを伸長させ、ブー
    ム短縮時に中間ブームを短縮させた後に先端側ブームを
    短縮させる順次伸縮モードと、中間ブームと先端側ブー
    ムとを同時に伸縮させる同時伸縮モードとを選択するモ
    ード切替手段と、このモード切替手段により選択された
    モードに対応して上記第1シリンダおよび第2シリンダ
    を作動させるように上記第1制御弁と第2制御弁の切替
    え時期を制御する制御手段と、順次伸縮モードの伸長後
    半に第2シリンダの作動に追従して第1シリンダを作動
    させるように第1シリンダを制動する制御手段と、順次
    伸縮モードの短縮前半に第1シリンダの作動に追従して
    第2シリンダを作動させるように第2シリンダを制動す
    る制動手段とを備えていることを特徴とするブーム伸縮
    装置。
JP62116362A 1987-05-12 1987-05-12 ブ−ム伸縮装置 Pending JPS63282096A (ja)

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