JPS63281989A - ２段充填装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、壜類等の容器を複数個を一単位としてキャリ
ヤ等の搬送具に収納した状態で、全容器に食品、洗剤、
油等の液体を一斉に充填する物品充填装置に関するもの
である。

（従来の技術） 容器に液体を充填する場合、大流量で液を容器に充填す
ると、充填ノズル先端からの流速が増し、容器内で泡立
つようになる。その結果、泡が容器から溢れ出たりし、
またこの泡立った状態のままの液面で入り味を決定しよ
うとする場合、液体中の泡が入り味量の対称になり、正
確な入り味が得られな（なる。

一方では、検出部と充填バルブの動作の遅れや流量の変
化などにより充填ノズル先端からの流量が少ない程、入
り味精度が向上することが分っている。

そこで従来の充填装置は、これらの制約を受けて製造効
率を犠牲にしつつ入り味精度と流量との妥協点を見つけ
ながら運転されているのが現状である。

例えば、特公昭６１−５４６７３号、特開昭５５−１１
５９０号等には複数個の容器を一車位としてキャリヤ等
の搬送具に収納し間欠的に搬送しながら、充填工程、キ
ャッピング工程等の各処理工程を通過させ、連続的に各
処理を行う装置が開示されている。

しかるに、こうした物品充填装置の機械能力は前記各処
理工程の処理時間により決定されるものであり、従って
処理時間を短縮して生産性を上げようとすれば、大流量
の下で物品を充填せざるを得す、そうなると前述の如く
入り味精度を犠牲にすることになる。

（発明が解決しようとする問題点） つまり、従来のこの種物品充填装置の操作にあたっては
、充填速度を下げて処理能力を犠牲にするか、或は充填
速度を上げて入り味精度を犠牲にするかの二者択一とい
う問題点があった。

本発明は、これらの問題点を解消すべく鋭意開発された
もので、全体の処理能力を最大限に生かしつつ、かつ入
り味精度が確保できる物品充填装置を提供しようとする
ものである。

（問題点を解決するための手段） このため、本発明は複数個の容器を一単位として収納す
る搬送具を間欠的に搬送しつつ一単位毎の全容器に一斉
に物品を充填する間欠式物品充填装置において、物品充
填部を２段に分けて配設すると共に、第１の充填部では
大流量で所定量を充填し、第２の充填部では小流量で残
量を充填するように制御することを構成とし、これを上
記問題点の解決手段とするものである。

（作用） 充填装置を２段に設け、第１段目で可能な限りの大流量
をもって容器内に所定容量の大部分を充填し、続く第２
段目で残る量を小流量で充填するため、充填時間はキャ
リヤの移動時間を変更することなしに十分に余裕ができ
、更には第１段目の充填時に発生する泡立ちも第２段目
の充填開始時までには納まるため入り味精度も確保され
る。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図に本発明の代表的な実施例である壜に液体を充填する
場合のラインが示してあり、３１はエンドレスの箱搬送
装置であり、同箱搬送装置３１は箱３２の後部をフック
３３で押し、一定の間隔を保って箱３２を搬送する構造
となっており、図示せぬ駆動装置にて間欠的な動きをす
る。

箱搬送装置３１の入口近くの上部には図示していないフ
レームに固定された鋤状の左右フラップオープナ装置３
４が設けられ、箱３２の左右フラップ３２ａを開放する
。左右フラップオープナ装置３４の下流側には図示せぬ
駆動装置により時計又は反時計方向に回転して箱３２の
前後フラップ３２ｂを開放する前後フラップオーブナ装
置３５が設置される。両オープナ装置３４．３５はフラ
ップオープンステーションＡに配置されている。前後・
左右のフラップ３２ｂ、３２ａが開けられた状態で、箱
３２は順次箱詰ステーションＦ側に搬送される。

箱搬送装置３１と平行してキャリヤ搬送装置３６が配置
され、図示せぬ駆動装置により前記箱搬送装置３１と同
期して間欠的に移動式キャリヤ３７を搬送する。移動式
キャリヤ３７はキャリヤ搬送装置３６によって相互に接
した状態で搬送される。

同キャリヤ３７のポケット３７ａのピッチは、箱３２に
入っている容器３８のたて、よこのピッチと同じか、そ
れ以上のピッチを持ち、同ポケット３７ａは容器３８を
受は入れ、充填又はキャンピング時に容器３８を回転不
能に保持する構造を有する。

移動式キャリヤ３７は、キャリヤ搬送装置３６により各
ステーションに搬送されることになっている。従って、
箱搬送装置３１及びキャリヤ搬送装置３６が図示左より
右に間欠的に移動して、箱３２及び移動式キャリヤ３７
をフラップオープンステーションＡ１箱出しステーショ
ンＢ１充填ステーションＣ１キヤンピングステーシヨン
Ｄ１ウエイトチエツク＆印字ステーションＥ、箱詰ステ
ーションＦ１の各ステーションに順次搬送する。

フラップオープンステーションＡに続（箱出しステーシ
ョンＢでは、上下前後に移動可能な容器グリッパ３９が
配置されている。容器グリッパ３９は公知のグリッパ機
構で、容器３８を箱３２からつかみ出し、対応して移動
してきた移動式キャリヤ３７のポケット３７ａの中に収
納する。

充填ステーションＣでは、公知の充填ヘッド（容器３８
の個数と同じヘッド数を有する）を備える第１充填装置
１０と第２充填装置１１が配置されていて、これが上下
動することにより、液を容器３８内に充填するようにな
っている。

充填ステーションＣの次にはキャッピングステーション
Ｄが設置されており、容器３８にキャップをする。

キャンピングステーションＤの次には、箱詰ステーショ
ンＦが設置されており、移動式キャリヤ３７に入ってい
る正常な状態の容器３８を、箱出しステーションＢの容
器グリッパ３９と同様の容器グリッパ（図示省略）でつ
かんで上昇し、箱搬送装置３１に向って移動して、空箱
３２の中へ容器３８を箱詰めできる構造となっている。

箱詰ステーションＦに続いて図示せぬシールステーショ
ンが設置されており、同ステーションでは容器３８が箱
詰めされた箱３２を図示せぬシール装置によりシールす
る様になっている。なお、容器グリッパ３９、充填ヘッ
ド及びキャンピングヘッド４６は容器３８が収納されて
いる箱３２と移動式キャリヤ３７の収納ピッチに対応し
て、各グリッパ及び各ヘッドのピンチが変更可能となっ
ている。

本発明は、以上のシステムにおける充填ステーションＣ
がその対称となる。容器３８は前述のシステムによりキ
ャリヤ３７に収容されて第１充填装置１０に運ばれる。

ここで停止すると同充填装置１０の充填ヘッドが降りて
きて容器３８に液を充填する。この第１充填装置１０は
、入り味精度を犠牲にして大流量で充填できるように設
計されており、その動作により容器３８には所定充填量
の大部分がここで充填される。

この第１の充填が完了した後、容器３８は同様にシステ
ムにより後続の第２充填装置１１に運ばれる。第２充填
装置１１は入り味を決定するため流量を抑えて高精度の
入り味が選られるように設計されている。ここで、第１
充填と同様充填ヘッドが降りてきて容器３８に残る量だ
け小流量で液を充填する。充填を完了した後、容器３８
は前述したシステムにより、次の装置（キャンピングス
テーションＤ）へと運ばれる。このようにして充填ステ
ーションＣにおいて充填装置の設置スペースが確保され
れば、システム上のキャリヤ移動速度を許容最大限にし
ても全体の処理時間に影響を与えることなく所定の処理
時間のなかで大容量を精度良く充填することができるこ
ととなる。

（発明の効果） 以上、詳細に説明した如く本発明によれば、処理時間が
処理能力を決定するこの種間欠式物品充填装置において
、所定の処理時間を変更することなく、大容量の物品を
精度良く充填できるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の装置が適用された間欠式物品充填装置にお
ける充填物とその前後の概略的な動きを示すシステム図
である。 図の主要部分の説明 １０・−第１充填装置 １１−第２充填装置 ３７−移動式キャリヤ ３８−・容器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数個の容器を一単位として収納する搬送具を間欠的に
   搬送しつつ一単位毎の全容器に一斉に物品を充填する間
   欠式物品充填装置において、物品充填部を２段に分けて
   配設すると共に、第１の充填部では大流量で所定量を充
   填し、第２の充填部では小流量で残量を充填するように
   制御することを特徴とする２段充填装置。