JPS63281838A

JPS63281838A - 紙容器

Info

Publication number: JPS63281838A
Application number: JP11773487A
Authority: JP
Inventors: Kunihiko Ozaki; 邦彦尾崎
Original assignee: Toyo Ink Mfg Co Ltd
Current assignee: Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Priority date: 1987-05-14
Filing date: 1987-05-14
Publication date: 1988-11-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、飲食品、医薬品などの容器として用いられろ
紙容器に関する。

（従来の技術）従来から、軽くてコンパクトでコストが安いために、飲
食品などの容器として紙容器が用いられてきた。

これらの紙容器には１紙には鮮明な印刷ができるため美
粧性が高い、容器として必要な剛性を得るのに紙を用い
るのでプラスチックフィルム単独の場合より安価である
などの利点がある一方、ガスバリア性および水蒸気バリ
ア性を付与するためにその構成材料としてアルミニウム
箔またはアルミニウム蒸着プラスチックフィルムを含む
ものが用いられており。

アルミニウムがマイクロウェーブを透過しないので内容
物をマイクロウェーブで加熱することができない、使用
後の紙容器を焼却処分できないなどの欠点があった。

（発明が解決しようとする問題点）本発明は、上記の種々の欠点を改良し、美粧性。

ガスバリア性および水蒸気バリア性にすぐれ、マイクロ
ウェーブ加熱および使用後の焼却処分が可能であり、軽
量コンパクトで安価な紙容器を提供するものである。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段）本発明は、けい素および（または）けい素酸化物のドラ
イプレーティング層および紙の層を含む積層材をその構
成材の一部または全部とする紙容器である。

本発明においてドライプレーティング層としては。

ガスバリア性および水蒸気バリア性を有するガラス。

チタン酸化物、アルミナなども考えられるが、高いガス
バリア性および水蒸気バリア性を得るためには。

けい素および（または）けい素数化物の１種または２種
以上の蒸着層またはスパッタリング層あるいはこれらの
複層であり、得られる包装材のガスバリア性および水蒸
気バリア性を損なわない範囲で他のドライプレーティン
グ材との混合または他のドライプレーティング層との複
層であってもよい。けい素および（または）けい素数化
物の１種または２種以上のドライプレーティング層を設
ける方法としては特に制限はなく、けい素および（また
は）けい−酸化物を真空中または不活性ガスで蒸着また
はスパッタリングする方法、二酸化けい素単独を除くけ
い素および（または）けい素数化物を反応蒸着または反
応スパッタリングしてけい素数化物またはこれとけい素
との混合物の層を形成させる方法などがある。けい素数
化物は一酸化けい素と二酸化けい素との混合物であって
もよい。ドライプレーティング層は、プラスチックフィ
ルム、紙などの基材層の片面または両面に設けられるが
、ドライプレーティング層の平滑性の面からはプラスチ
ックフィルム上に設けることが好ましい、このようなプ
ラスチックフィルムとしては、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリプロピレン、ポリカーボネートなどのフィルム
を用いることができる。また、これらのプラスチックフ
ィルムは。

コロナ放電処理、低温プラズマ処理などの放電処理。

シランカップリング剤塗布、プライマー塗布、サンドブ
ラスト処理などの表面処理を施してドライプレーティン
グ層との接着性を向上させたもの、−軸または二輪延伸
処理を施したもの、どちらか一方の面または両面に印刷
が施されたものであってもよい。

また、ドライプレーティング層は、一層だけを設けても
、二層以上の多層を重ねて設けても９紙、プラスチック
フィルムなどをはさんで二層以上の多層を設けてもよ（
、その厚さはドライプレーティング層全体で２０ｎｍ以
上、特に５０〜２００　ｎｍ程度が好ましい。

本発明において紙は、天然紙、半合成紙および合成紙か
ら選ばれる紙であり、美粧のための印刷が施された紙で
あってもよい。

けい素および（または）けい素数化物のドライプレーテ
ィング層を設けた基材層と紙とは、他のプラスチックフ
ィルムを介してまたは介せずして、また。

ポリウレタン系や変性ポリオレフィン系の接着剤を用い
てまたは用いずに、ラミネートされ、積層材とされる。

これらの積層材には、必要に応じて、さらにその片面ま
たは両面にプラスチックフィルムがラミネートされてい
てもよい。特にその片面または両面にポリプロピレンフ
ィルムなどのヒートシール性を有するプラスチックフィ
ルムがラミネートされることが好ましい。

このようにして得られた積層材は、成形され２紙容器と
される。紙容器としては、平面状であっても立体的であ
ってもよく９袋状のパウチ、スタンディングパウチ、屋
根型容器、レンガ状容器、三角形四面体状容器などさま
ざまな形状のものをあげることができる。

内容物を透視できるようにするため紙容器の構成材の一
部に紙の層を欠いたものを用いること、マイクロウェー
ブにより内容物の一部を加熱させないため紙容器の構成
材の一部にアルミニウム箔をラミネートシたものを用い
ることなども可能である。その構成材の一部にアルミニ
ウム箔をラミネートしたものを用いた紙容器は、焼却前
に、アルミニウム箔部分だけ切除され、その部分だけ別
途廃棄される。

（実施例）以下、実施例により本発明を説明する。例中、酸素ガス
透過率の単位はｍ　Ｉｌ　／　ｒｄ・２４ｈｒｓ・１ａ
ｔｍ・２５℃・１００％ＲＨであり、透湿度の単位はｇ
／ｎＬ２４ｈｒｓ・４０℃・９０％ＲＨであり。

これらの単位の表示はすべて省略した。

実施例１〜７および比較例１〜５接着剤として２液硬化型ポリウレタン接着剤「アトコー
トＡＤ−９００ＪおよびｒＲＴ−５Ｊ　　（東洋モート
ン−製、商品名）を塗布量（固形分）３．５ｇ／ｄで用
い９表１に示す構成の積層材を得た。得られた積層材そ
れぞれについて、酸素ガス透過率および透湿度を測定し
た結果をあわせて表１に示す。

酸素ガス透過率および透湿度ともに１．０未満のものを
合格とした。なお２表１の記載中、ＮＤとは測定可能下
限（０，０１）未満であることを示す。また。

得られた積層材の小切片をブンゼンバーナーの炎の中に
入れ、焼却試験を行なった。試験結果をあわせて表１に
示す。

一方、得られた積層材をたて１６ｃｍ横１６ｃｍ０大き
さに切取ったものを２枚用意し２表１の積層材の構成中
、　（内面側）を内面側として、内法たて１５国横１５
値となるようにヒートシールして、水１００ｇを充填し
た２０℃のパウチ状の容器それぞれを出力ｓｏｏｗの電
子レンジ中に置き、加熱試験を行なった。試験結果をあ
わせて表１に示す。

また、加熱試験後のパウチ状の容器それぞれについて落
下試験を行なった。落下試験は、加熱試験後のパウチ状
の容器を水平状態に保持し、落下距離を５０ａｍで２０
℃の鉄板上に５回落下させて行なった。

試験結果をあわせて表１に示す。

なお９表１の積層材の構成中、記号は次の通りである。

■：上質紙。坪量３００　ｇｌｒｄ。

■：延伸ポリエステルフィルム「エステルＥ５１００Ｊ
　　（東洋紡績■製、商品名、厚さ１２μｍ）の片面に
、厚さ１１００ｎの一酸化けい素の真空蒸着層を設けた
フィルム。

■：未延伸ポリプロピレンフィルム「ショーレックスア
ロマ−ＡＪ　　（昭和電工■製、商品名、厚さ６０μｍ
）。

Φ：延伸ナイロンフィルム「エンブレムＯＮＪ　　（ユ
ニチカ■製、商品名、厚さ１５μｍ）。

０；未延伸直鎖状低密度ポリエチレンフィルム「ＴＵＸ
−ＴＣＪ　　（東京セロファン紙側製、商品名。

厚さ６０μｍ）。

■：延伸エチレンー酢酸ビニル共重合体部分けん化物フ
ィルム「エバールＥＦ−ＸＬＪ　　（クラレｏ匂製、商
品名、厚さ１５μｍ）。

■：未延伸ポリエチレンフィルム「ポリエチレン■−１
」　（タマボリ側製、商品名、厚さ６０μｍ）。

■：「エステルＥ５１００Ｊの片面に、スパッタリング
により厚さ７０ｎｍのけい素の薄層を設けたフィルム。

■：「エステルＥ５１００Ｊの片面に、スパッタリング
により厚さ７０ｎｍの二酸化けい素の薄Ｊ５を設けたフ
ィルム。

０：厚さ７μｍのアルミニウム箔。

■：「エステルＥ５１００Ｊの片面に、真空蒸着により
厚さ５０ｎｍのアルミニウムの薄層を設けたフィルム。

０；「エステルＥ５１０　（Ｈ０（発明の効果〕本発明により、美粧性、ガスバリア性および水蒸気バリ
ア性にすぐれ、マイクロウェーブ加熱および使用後の焼
却処分が可能であり、軽量コンパクトで安価な紙容器が
得られるようになった。

Claims

【特許請求の範囲】

けい素および（または）けい素酸化物のドライプレーテ
ィング層および紙の層を含む積層材をその構成材の一部
または全部とする紙容器。