JPS63279678A - 撮像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、レンズの焦点距離を変化することのできる撮
像装置に関するものである。

［従来の技術］ 現在使用されているビデオカメラの多くにはズームレン
ズが装着されている。いま、ズーム比（焦点距離の最大
値と最小値との比）が６：１であると仮定すると、ワイ
ド端で撮影する場合はテレ端で撮影する場合に比べ、同
じ被写体であっても、撮像素子面上に結像した像の大き
さが６分の１と小さくなる。従って、その像を電気信号
に変換した場合には、周波数帯域が６倍はど高域ヘシフ
トすることになる。

［発明が解決しようとする問題点］ ところが、レンズは一般にローパスフィルタと同様の特
性を有しているため、周波数帯域が高域ヘシフトしたワ
イド端での被写体像のＭＴＦ（空間周波数特性）はテレ
端でのＭＴＦに比べて低下してしまうという欠点がある
。

さらに、ビデオカメラの撮影画面をテレビでモニタする
場合、ワイド端で撮影した被写体像は小さいため、著し
く鮮鋭感が低下してしまうという欠点がある。

よって、本発明の目的は上述の点に鑑み、焦点距離の大
小に拘りなく良好な鮮鋭感を得ることができるように構
成した撮像装置を得ることにある。

［問題点を解決するための手段］ 、本発明では、レンズの焦点距離を変化することのでき
る撮像装置において、焦点距離に応じて輝度信号処理回
路の周波数特性を変化させるものである。

［作　用コ 本発明に係る撮像装置では、ズームレンズなどにより焦
点距離を短くしてワイド端の撮像を行うに従って、輝度
信号の周波数特性を改善しくすなわち、高域強調を行い
）、得られた画像の鮮鋭感が低下するのを補償している
。

［実施例］ 以下、実施例に基づいて本発明の詳細な説明する。

第１図は、本発明の一実施例を示すブロック図である。

本図において、１１はズームレンズ、１２はＣＣＤ等の
撮像素子、１３は映像信号処理回路である。１４は映像
信号処理回路１３内に設けられた電圧制御型フィルタ（
ＶＣＦ）であり、輝度信号成分の高域補償を行うための
高域強調回路として作用する。１５は焦点距離を検出す
るズームエンコーダ、１６はビデオ信号出力端子である
。

第２図は、ズームレンズ１１の焦点距離をパラメータと
して、高域強調回路（ＶＣＦ）１４を通して得た輝度信
号成分のレベルを示したものである。本図の横軸は輝度
信号の周波数を、縦軸はレベルを示す。パラメータとし
て示したＷはワイド端、Ｍはミドル端、Ｔはテレ端を表
す。テレ端Ｔでは第２図に示すように、フラットな周波
数特性を有しているが、ミドルＭ、ワイドＷへとズーミ
ングされるに従って、１．５　ＭＨｚ近辺のレベル強調
を行っている。

このように本実施例では画像の鮮鋭感を増すために、Ｉ
　Ｍ）Ｉｚ〜２　ＭＨｚの高域の輝度信号成分をレベル
補償している。但し、本実施例のようにＩＭＨｚ〜２　
ＭＨｚの輝度信号レベルを補償した場合、画面のＳＮ比
が劣化して若干ノイズが増えることになるが、ワイド端
Ｗでは一般に被写体が微細になるため、ノイズが目立ち
にくくなり、結果として鮮鋭感を増す効果の方が大きく
なる。

なお、以上はズームレンズにより焦点距離を変化させる
例を挙げたが、ターレットにより変化させても良い。さ
らに、交換レンズにより焦点距離を変化させても良い。

焦点距離を短くしてワイド端の撮像を行うに従って、輝
度信号の周波数特性を改善しくすなわち、高域強調を行
い）、得られた画像の鮮鋭度が低下するのを補償してい
るので、焦点距離の大小に拘りなく常に鮮鋭感の有る画
像を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、 第２図は本実施例によって得られる輝度信号の周波数特
性を示す線図である。 １１・・・ズームレンズ、 １２・・・撮像素子、 １３・・・映像信号処理回路、 １４・・・電圧制御型フィルタ（ＶＣＦ）、１５・・・
ズームエンコーダ、 １６・・・出力端子。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 焦点距離を変えることのできる撮像装置において、 焦点距離に応じて輝度信号処理回路の周波数特性を変化
   させたことを特徴とする撮像装置。