JPS63278704A

JPS63278704A - 棒材供給機の棒材支持パイプ

Info

Publication number: JPS63278704A
Application number: JP11086187A
Authority: JP
Inventors: Akio Saiki; 斉木　昭夫
Original assignee: Alps Tool Co Ltd
Current assignee: Alps Tool Co Ltd
Priority date: 1987-05-08
Filing date: 1987-05-08
Publication date: 1988-11-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は自動旋盤等の加工機に付属して用いられる棒材
供給機に係り、特に自動旋盤等の加工機に連続的に棒材
を供給するとともにこの棒材を回転支承するための棒材
供給機の棒材支持パイプに関する。

（従来の技術）棒材供給機は、細長い棒材を旋盤等の加工機に連続的に
送り込むとともに加工機の稼動中にあっては棒材を回転
支承するものである。

従来、この棒材を回転支承する手段として、棒材供給機
は棒材を支持するための支持パイプを備えている。この
支持パイプは棒材の全長を収容するように長尺の一体の
ものからなり、この支持パイプ内に油を満たしこの油の
旋回流により棒材を浮上させて回転支承している。そし
て、支持パイプ内への油の供給は支持パイプに穿設され
た供給孔より行なっている。この供給孔の配置には効果
的に棒材を浮上させて回転支承するため種々の工夫がな
され、例えば支持パイプ内周面に対して注入孔を接線方
向に穿設する等の工夫をしている。

しかしながら、支持パイプ内の油を排出する排出孔の配
置は棒材の浮上及び回転支承とは直接関係しないものと
考えられていたため、通常、支持パイプの最下部に設け
られていた。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、上述した従来の支持パイプにあっては、
第５図に棒材ｍの回転支承状態が示されるように油の旋
回流により一側部に乱れた旋回流が生じこの乱れた旋回
流により棒材ｍが支持パイプ２の１側に片寄り、棒材１
ｎは支持パイプ２とはほとんど無接触状態で浮上するこ
とになり、非常に不安定な棒材支持状態が形成されると
いう問題点がある。そして、ひとたび棒材ｍが振動し始
めると、全く制振が不可能となり全く加工が不可能にな
るという問題点がある。

本発明は上述した事情に鑑み創案されたもので、その目
的とする処は支持パイプ内の乱れた旋回流となった圧油
を除去して棒材の支持に本来的に必要な油膜を形成する
油のみで棒材を支持することにより棒材の振動を除去す
ることかできる棒材供給機の支持パイプを提供すること
にある。

（問題点を解決するための手段）上述した問題点を解決するため本発明は、加工機に棒材
を供給するとともにこの棒材を回転支承する棒材供給機
に設けられ、この棒材供給機に供給された棒材を回転支
承するための棒材支持パイプにおいて、上記支持パイプ
内に圧油を供給するための供給孔を設けるとともに、こ
の供給孔より油流の下流側に乱れた旋回流を排除するた
めの排出孔を設けたことを特徴とするものである。

（作　用）本発明は上記手段により、棒材の回転に件なって一側部
に油の乱れた旋回流が排除でき、棒材の支持に本来的に
必要な油膜を形成する油のみで棒材を支持することがで
き、棒材を安定した状態で支持でき棒材の振動を抑制す
ることができる。

（実施例）以下、本発明に係る棒材供給機の棒材支持パイプの実施
例を第１図乃至第４図を参照して説明する。

第１図は棒材供給機Ｍの正面図を示したものであり、符
号１はメインフレームを示し、このメインフレーム１に
棒材を回転支承する棒材支持パイプ２が固定支持されて
いる。

第２図は第１図の■−■線断面図であり、同図に示され
るようにオイルパンを兼ねるフレーム１にはブラケット
３が固着され、このブラケット３にパイプ支持体４が防
振ゴム５を介して固定されている０段付ボルト６はパイ
プ支持体４及び防振ゴム５の固定用ボルトである。上記
パイプ支持体４はフレーム１の長平方向に沿って所定間
隔毎に設けられ、このパイプ支持体４の凹部４ａに棒材
支持パイプ２の下面が嵌合されて支持されており、棒材
支持パイプ２の位置決めは第３図に示されるようにパイ
プ支持体４に植設された位置決めピン７が位置決め孔２
ａに嵌合することによりなされている。

一方、棒材支持パイプ２の上面は、パイプ支持体４に固
定された上部押え部材１０により押さえられて固定され
ている。なお、ボルト１１は上部押え部材１０の固定用
ボルトである。

また、フレーム１にはその一側部にピボット支持された
開閉可能な上部カバー１２が設けられており、この上部
カバー１２は螺子付ノブ１３によりフレーム１に固定さ
れるようになっている。

上記棒材支持パイプ２は、第２図及び第３図に示される
ように、その上部に所定間隔毎（本実施例では７００ｎ
ｎｎピツチ）にパイプ内に圧油を供給するための供給孔
２１Ｎを有するとともに、パイプの軸線を通る水平面の
位置（パイプの左右両側部）に圧油を排出するなめの排
出孔２゜Ｕｌが設けられている。この排出孔２ｏｕ■は
供給孔２１Ｎより小間隔（本実施例では１００市ピツチ
）をもって多数設けられている。

一方、棒材支持パイプ２の下方でフレーム１の内部には
油ポンプに連通された油供給ユニット１５が設けられて
おり、この油供給ユニット１５の供給ホース１６を介し
て供給された油は、導管１７及び押え部材１０に形成さ
れた連通路１０ａよりＳ林支持パイプ２の供給孔２□、
に送られて支持パイプ２内へ供給されるようになってい
る。

次に、前述のように構成された本発明に係る棒材供給機
の棒材支持パイプの作用について第１１図を参照して説
明する。

棒材支持パイプ２内に供給孔２１Ｎより供給された油は
、棒材ｍの回転に伴ない旋回流となり、この旋回流に伴
ない支持パイプ２の一側部に一部乱れた旋回流が形成さ
れるが、この乱れた旋回流は第４図に示されるように排
出孔２　　より一排除さＵＴれる。そして、棒材ｍをごくわずか浮上させるために必
要な旋回流のみが棒材ｍの最下面と支持パイプ２の内壁
面との間に形成される。即ち、棒材ｍの最下面と支持パ
イプ２の内壁面との間には薄い油膜のみが形成され、こ
の油膜により棒材ｍが支持された状態となる。したがっ
て、棒材が支持パイプ２に薄い油膜を挟んで安定して支
持された状態となる。

なお、第４図に示すように排出孔２゜Ｕｌは、軸線を通
る水平面より上方へ６０°乃至下方へ６０°の範囲内の
角度にあれば、棒材の安定支持状態は維持される。

〔発明の効果〕

以上、実施例の説明から明らかなように本発明によれば
、棒材の回転に伴なって生ずる油の乱れた旋回流は排出
孔より排除することにより、本来的に棒材の支持に必要
な油膜を形成する油のみで棒材を支持することができ、
棒材を安定した状態で支持でき棒材の振動を抑制するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る棒材供給機の棒材支持パイプの正
面図、第２図は第１図の■−■線断面図、第３図は第２
図の■−■線断面図、第４図は本発明の動作説明図、第
５図は従来の棒材支持パイプの動作説明図である。１・・・メインフレーム、２・・・支持パイプ、３・・
・ブラケット、４・・・パイプ支持体、５・・・防振ゴ
ム、１０・・・上部押え部材、１２・・・上部カバー、
１３・・・ノブ６出願人代理人　　石　　川　　泰　　男■」第　　２　　図第　　３　　図第　　４　　図第　　５　　図

Claims

【特許請求の範囲】１、加工機に棒材を供給するとともにこの棒材を回転支
承する棒材供給機に設けられ、この棒材供給機に供給さ
れた棒材を回転支承するための棒材支持パイプにおいて
、上記支持パイプ内に油を供給するための供給孔を設け
るとともに、この供給孔より油流の下流側に、乱れた旋
回流を排除するための排出孔を設けたことを特徴とする
棒材供給機の棒材支持パイプ。２、上記排出孔は、上記支持パイプの軸線を通る水平面
より上方へ６０°乃至下方へ６０°の範囲内に設けるこ
とを特徴とする棒材供給機の棒材支持パイプ。