JPS6327767Y2 - - Google Patents

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JPS6327767Y2
JPS6327767Y2 JP15055683U JP15055683U JPS6327767Y2 JP S6327767 Y2 JPS6327767 Y2 JP S6327767Y2 JP 15055683 U JP15055683 U JP 15055683U JP 15055683 U JP15055683 U JP 15055683U JP S6327767 Y2 JPS6327767 Y2 JP S6327767Y2
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JP
Japan
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filter medium
oil
dust
filter
air
Prior art date
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JP15055683U
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JPS6058862U (ja
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車、自動二輪車等の内燃機関搭載
車に用いられるエアクリーナのエレメントに関す
る。
従来エアクリーナ用エレメント用には、濾紙の
みによつて吸入空気の浄化を行なう濾紙式とか、
油を槽内に溜めてこの油面に空気を接触させるこ
とによつて除塵するようにしたオイルバス式等が
存在する。
前者の濾紙式は構造が簡単なことから広範囲に
亘つて多用されているが、後者のオイルバス式は
砂等の比較的比重の大きな塵が多い地域に用いる
ことにより効果が発揮される。しかし、オイルバ
ス式のものはエアクリーナが傾斜した場合に槽内
の油が漏れてしまうとか、浄化能力が低い等の問
題が存在する。
そこで、例えば実開昭57−120749号に示されて
いるように、エレメントとしてウレタンを用い、
これに油を含浸させることにより濾紙式とオイル
バス式の両機能を兼備させるようにしたエアクリ
ーナが出願されている。
ところが、ウレタンは油の保持量および油の浸
透性が悪く、また、これはウレタンの目が粗くな
るほど悪化する。従つて、前記従来のエレメント
が内、外2層に形成され、油の保持量の大きい目
の細かいウレタンを内層に用いたとしても、目の
粗いウレタンが外層に用いられている以上、エレ
メント外周部の油の保持性および油の浸透性が悪
いものとなり付着した塵の保持性が低下してしま
う。すなわち、濾材によつて除塵された塵は、濾
材に保持されている油が滲出して塵に浸透して濾
材に付着保持され、オイルバス式のエアクリーナ
としての機能が兼備されるものである。従つて、
塵の付着保持性が低下することはエアクリーナの
除塵効率の悪化を来たすことになる。
本考案は係る従来の実状に鑑みて、塵の付着保
持性が良く、しかも除塵効率の良いエアクリーナ
用エレメントを提供することを目的とする。
この目的を達成するために本考案は、それぞれ
がリング状に形成された比較的密な第1濾材と、
比較的粗な第2濾材とからなり、これら第1,第
2の濾材を全体として筒状となるように交互に積
層し、この積層された筒状の濾材に油を含浸させ
ることにより構成してある。
以下、本考案の実施例を図に基づいて詳細に説
明する。
すなわち、第1図は本考案のエレメントを用い
たエアクリーナ2の一実施例を示し、有底円筒状
のボデイ3とカバー4とによつて構成されるクリ
ーナーケース5内に、前記エレメント1が収納さ
れるようになつている。エレメント1は、第2図
に示すようにそれぞれがリング状に不織布または
フエルト等によつて形成された比較的密な第1濾
材6aと、比較的粗な第2濾材6bとからなり、
これら第1,第2濾材6a,6bを全体として筒
状に交互に積層して濾材本体6を形成し、この濾
材本体6を多孔板で形成された内筒7、外筒8間
に収納することにより構成されている。そして、
前記濾材本体6に適量の油を含浸してある。この
ように構成されたエレメント1は前記クリーナー
ケース5のカバー4を外してボデイ3の内周との
間に適宜間隔を設けて収納され、エレメント1の
一端を閉止するエンドプレート9が、ブラケツト
10を介してクリーナーケース5に固定されたボ
ルト11にウイングナツト12で締付固定されて
いる。なお、エレメント1の他端は、内,外筒
7,8間が同様にエンドプレート9aで閉止され
ている。このようにエレメント1が収納,固定さ
れた後、前記カバーが前記ボルト11にウイング
ナツト12aで締付固定され、ボデイ3の開放側
が閉止されるようになつている。そして、ボデイ
3の側面に形成された空気取入口13からクリー
ナーケース5内に導入された外気は、ボデイ3と
エレメント1との間を伝つてエレメント1の外周
を循環し、エレメント1の外筒8、濾材本体6お
よび内筒7を通過してエレメント1の内方中空部
に至り、それからボデイ3の底部に形成された空
気排出口14から図外の内燃機関へと供給される
ようになつている。従つて、該内燃機関に供給さ
れる空気は前記エレメント1を通過する際に除塵
され、浄化された空気が供給されることになる。
図中、15は空気取入口13からボデイ3内に導
入された空気が、ボデイ3とエレメント1との間
で旋回されるようにしたサイクロンで、このサイ
クロン15によつて生じた旋回流で比較的大きめ
の塵および水分がエレメント1を通過する前に予
め分離され除去されるようになつている。16は
前記サイクロン15で分離された水分、塵等を外
方に排出するためのドレーン孔である。
以上の構成により本実施例のエアクリーナ2に
用いられたエレメント1は、交互に積層された密
な第1濾材6aと粗な第2濾材6bが筒状となつ
た濾材本体6の軸方向に接合されるため、濾材本
体6の外周には第1濾材6aと第2濾材6bの端
面が交互に露出することになる。従つて、密な第
1濾材6aの外周部が乾燥されようとしても、隣
設された油保持量が大である粗な第2濾材6bか
ら油が供給されることになる。このため、濾材本
体6の外周部は常に油が滲出した状態となり付着
した塵の保持能力が著しく向上するとともに、比
較的小さい塵は密な第1濾材6aで捕集すること
ができるため、これらのことによつて浄化能力を
大とすることが可能となる。
尚、上記実施例においてより好ましくは、第1
濾材6aの密度をその軸方向ほぼ中央部で最も大
きくし左右端面側で該中央部よりは小となるよう
形成するとともに、第2濾材6bは軸方向ほぼ中
央部が最も粗で左右端面側が該中央部よりは若干
密となるように形成されることであり、これによ
つて第1濾材6aと第2濾材6bを積層したとき
に徐々に密から粗となる密度勾配が得られ、上記
作用効果が更に一層顕著となる。
以上説明したように本考案のエアクリーナ用エ
レメントにあつては、油保持量が大である粗な濾
材が、密な濾材の内周部に設けられるのではな
く、筒状となつた濾材本体の軸方向に隣設される
ため、粗な濾材から密な濾材への油の供給が内、
外周全体に亘つて迅速に行なわれ、濾材本体の外
周面を常時油が滲出した状態に保つことができ
る。従つて、濾材本体に付着した塵の保持能力が
著しく向上し、浄化効率を大幅に向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のエレメントを用いたエアクリ
ーナの一実施例を示す縦断面図、第2図は本考案
のエレメントの一実施例を示す要部の分解斜視図
である。 1……エレメント、2……エアクリーナ、5…
…クリーナーケース、6……濾材本体、6a……
第1濾材、6b……第2濾材、13……空気取入
口、14……空気排出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. それぞれがリング状に形成された比較的密な第
    1濾材と、比較的粗な第2濾材とからなり、これ
    ら第1、第2濾材を全体として筒状に交互に積層
    し、この積層された筒状の濾材本体に油を含浸さ
    せたことを特徴とするエアクリーナ用エレメン
    ト。
JP15055683U 1983-09-30 1983-09-30 エアクリ−ナ用エレメント Granted JPS6058862U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15055683U JPS6058862U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 エアクリ−ナ用エレメント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15055683U JPS6058862U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 エアクリ−ナ用エレメント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6058862U JPS6058862U (ja) 1985-04-24
JPS6327767Y2 true JPS6327767Y2 (ja) 1988-07-27

Family

ID=30333891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15055683U Granted JPS6058862U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 エアクリ−ナ用エレメント

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JP (1) JPS6058862U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6058862U (ja) 1985-04-24

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